昭和の洋画吹き替えを無形文化財に指定せよ

 きたる4月29日は、去年夏の『ダーティハリー』全作、そして年末とお正月にやってご好評いただきました「吹き替え特集」を、またまたお届けします。この日の朝6時から翌朝6時まで、怒涛の24時間、吹き替え映画のみを放送する、題して4月29日は吹き替えの日」

 

 今回の放送タイトルは、『ラストマン・スタンディング』『デッド・カーム 戦慄の航海』『ファイヤーフォックス』『テキーラ・サンライズ』『パパとマチルダ』『張り込み』の6本です。

 

 正直、再放送もあります…が、この機会を逃したら、次はいつお目にかかれるか分からない貴重な作品もありますので、滅多にないチャンスがもう1回増えた、ラッキー!ぐらいに温かく受け止めてください(笑)。

 

 たとえば『パパとマチルダ』なんて、ネットで調べてみたらDVDは未発売、14年前に出たビデオの吹き替え版があるだけなんです。今回の当チャンネルのオンエア、再放送ではありますが、お正月放送時に見逃した人は今度こそお見逃しなく。これ、スティーヴ・マーティン定番声優の故・富山敬による、超名盤なんです。

 

 あとDVDによくあるパターンで、英語音声しか入っていなくて、やはり今となっては吹き替えで見たくても見れない、という作品。これが『デッド・カーム 戦慄の航海』『ファイヤーフォックス』『張り込み』の3本。特に後ろ2本は、これが当チャンネル最後の放送で、次の放送予定はありませんので、必見です。

 

 残った『ラストマン・スタンディング』『テキーラ・サンライズ』は、DVDに日本語音声が入っているので、正直、見ようと決意さえすれば誰でもいつでも見れるんですけどね(笑)。

 

 ただまぁ、買うより安いし、レンタルと違って借りたり返したりしに行く手間もかからないで、当チャンネルのこの機会、是非ともお役立てください。

 

 ちなみに、

 

 

 という、まさに豪華絢爛きまわりない声の出演陣でございます。

 

 ところで、民放の洋画劇場って最近は番組数自体が減ってますよね。それに、そこでは70年代や80年代の、山田康雄とか富山敬とか広川太一郎といった大御所がアテた昭和の名盤なんて、もうあまり放送されません。関東ではテレビ東京の『午後のロードショー』という神番組が頑張ってくれてるのですが、日本全国津々浦々では見れませんし…。

 

 昭和のテレビ洋画劇場の吹き替えを無形文化財に!と訴えるザ・シネマでは、日本全国津々浦々の皆様に向けて、今後もこうした名盤を、不定期ながらも積極的にお届けしていきますので、お楽しみに。

 

 視聴者の皆々様も、このホームページ左側の「ご意見・ご要望」のところからリクエストをどしどしザ・シネマまでお寄せください。

 

 とくに、DVD未発売とかDVDに日本語音声未収録とかの理由で、いまや見たくても見れない、みたいな昭和の傑作吹き替えは大歓迎です。いかに名盤か縷々切々と説く、とか、見たすぎてどうにかなりかけてる!みたいな切羽詰った感じですと、こちらが知らない作品でもハートに響きやすいです。

 

 最後に、文中「DVD発売されていない」とか「DVDに日本語音声未収録」と書いたのは、2008年4月8日現在の情報でございますので、念のため。

 

(飯森盛良)

©Touchstone Pictures

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