まえにここのブログで「昭和の洋画吹き替えを無形文化財に指定せよ」という記事を書いてから、視聴者の皆様よりたくさんのご意見・ご要望をいただいてます。ありがとうございます!


 「よくぞやってくれた!っていうか、いっそ吹き替え専門チャンネルになって」という激励(?)もあれば、「吹き替えなんて邪道だから字幕版だけでよい!」というご意見もあります。


 結論として、ザ・シネマとしては、吹き替え専門にはなりません。けど、吹き替え特集に力は入れ続けます。


 吹き替え版しかやらない、という作品が原則ないよう心がけてますので(ごくごくまれな例外中の例外はご勘弁ください)、吹き替え否定派のかたは、字幕版の放送のほうでお楽しみください。


 また吹き替え肯定派のかたは、今後も特集「吹き替えの日」にご注目ください。その筋のひと的に価値ある吹き替え版を、これからも厳選してお届けします。


 っていうか、その筋のエッジなひとたちのあいだで高まった吹き替え再評価の気運って、いま、広く一般ピープルのあいだにも「むかしは映画って夜9時からテレビの洋画劇場で見てたよなー、あの頃の吹き替えって懐かしいよなー」的な昭和ノスタルジアとして波及してるんですよね。


 字幕のオリジナリティも良い。吹き替えの妙も捨てがたい。要はケース・バイ・ケースなのでは?という柔軟な立ち位置にザ・シネマはいますが、この気運がますます盛り上がればよいと願っており、吹き替え再評価ブームの一翼を担えれば、と思ってます。


 そこで早速、またしても「6月20日は吹き替えの日」という24時間特集を組みます!


 今度のラインナップは、


『レッドブル』…シュワ=玄田哲章

『ロックアップ』…スタも玄田哲章

『レッドソニア』…シュワ=今度は屋良有作

『インナースペース』…(後述)

『ユニバーサル・ソルジャー』…ヴァンダミング=山ちゃん、ドルフ・ラングレン=大塚明夫

『テキーラ・サンライズ』…(後述)


 というアクション系6タイトルです。


 とくにご注目いただきたいのが、『レッドソニア』。これについては以前書いたとおり。


 さらに追加で書くと、この映画は『コナン・ザ・グレート』の番外編だとまえに触れましたけど、正伝『コナン・ザ・グレート』でヒロインの女剣士バレリアをアテてた戸田恵子が、異伝『レッドソニア』ではヒロインの女剣士ソニアを担当してます。なるほど、『コナン』シリーズでの戸田恵子は、正義のヒロイン女剣士担当声優ってワケなんですね。


 ちなみに、正伝『コナン・ザ・グレート』のヒロイン女剣士役サンダール・バーグマンは、異伝『レッドソニア』では悪の女王役です。ヒロインやった女優が今度は悪役で起用された。こういうキャスティングの遊びって、番外編ならではのお楽しみですよね。ただ、逆に言うと、戸田恵子はサンダール・バーグマンFIXの声優扱いをされなかった、ってことです。


 個人的には、そうであって欲しかった!そうすれば正伝と異伝がきれいに日本語の声でもつながったのに、というらちもないマニア願望をいだかずにはいられない僕です…(すでにシュワ声優が玄田哲章と屋良有作で違っちゃってますから、その時点でつながらないのですが…)。


 次に注目は『インナースペース』。DVDは、なんと『クライマーズ・ハイ』の原田眞人監督が吹き替え演出を担当、デニス・クエイド=上杉祥三、マーティン・ショート=野田秀樹、メグ・ライアン=斉藤慶子という、ある意味サプライズ人事ですが、まぁ、これに関しては各自、DVDでお楽しみください。


 今回ザ・シネマで放送しますのは、見ようと思っても見れないレアなテレビ版です!


 こっちのバージョンですと、デニクエ=谷口節、マーティン・ショート=堀内賢雄、メグ・ライアン=佐々木優子と、手堅い人事になってて安心です。


 さらに!きわめつけは『テキーラ・サンライズ』。あさ10時からはメル・ギブ=神谷明版、よる10時からは野沢那智版にて放送!(我ながらこんなマニアックな企画よくやるわ…)


 この映画でのメル・ギブソンは、ヤクのディーラーという「二枚目なヤバいひと」の役なんですが、メルギブの二枚目感は神谷明に、ヤバいひと感は野沢那智に、僕ならそれぞれ軍配を上げたい。ぜひ、聴き比べてみてください。


 さらにさらに、『レッドブル』のジェームズ・ベルーシ=富山敬、『ロックアップ』のドナルド・サザーランド=家弓家正といった脇も、見逃せない(聴き逃せない?)配役です。


 というわけで、全国の吹き替えファンの皆々様、6月20日も、ザ・シネマ吹き替えの日、ご堪能ください!


 コアな吹き替えマニアではない一般ピープルの皆様も、この日は、一昔前のテレビ洋画劇場、荻昌弘が、水野晴郎が、高島忠夫が、そして淀長翁が(むろん木村奈保子もですが)、夜ごとシネマの世界へと誘ってくれた、あの時代の夜の、あの雰囲気に囲まれて、幸福なノスタルジーに浸りきってみてはいかがでしょう?


 それにしても、いゃー、昔のテレビ洋画劇場って、本っ当にいいもんですね!


【特報!】そして盛夏8月、すごい品ぞろえで「吹き替えの日」を実施予定!詳細後日!! 乞う御期待!!!


(編成部 飯森盛良)

インディ.jpgのサムネール画像
19年ぶりになる、インディシリーズ第4弾。

 

待ち望んでいた人は数知れず。そしてこの私もその一人で、ハリソン・フォードの大ファン!

小学生だった私はインディに出会って、ハリソン・フォードに恋をしました。

 

その頃の私は、アイドルなんかに見向きもせず(光GENJI全盛期。。)、下敷きにハリソンの写真をいれて毎日眺めては、若い頃に事故で曲がった鼻と、アゴの傷をなぞったものです。

 

その彼が、インディと一緒に帰ってくる。

 

2、3年前からささやかれていたインディ復活の噂に、ファンとして待ち焦がれていた反面、60歳を過ぎたハリソンに一抹の不安を抱きつつも、完成された新作の記者会見&ジャパン・プレミアに行ってきました!

 

 


ジャパン・プレミア@代々木第一体育館

 

小雨の中、レッドカーペットに現れたインディご一行様。

ジョージ・ルーカス、ハリソン・フォード、カレン・アレン、フランク・マーシャル(製作)、キャスリーン・ケネディ(製作総指揮)
(残念ながらスピルバーグは、娘さんの卒業式の日程と重なったらしく来日は果たせませんでした)

 

レッドカーペットで、サインの嵐と報道陣のインタビューに応えた後、インディご一行様は、6000人の観客の大歓声に出迎えられながらステージに登場。初恋の人を待つような気持ちでドキドキしていた私の目の前に(といっても10M以上距離はありましたが)、ハリソン・フォードがはにかみながら現れました。

正直年には勝てないけど、やっぱりかっこいい。。生きててよかった。

 

ハリソンに見とれながらも、メンバーを見渡すと、びっくりなのがカレン・アレン。第1作目『レイダース』のマドンナだった彼女は、27年のときを経ても、そのままの可愛らしさで登場。女優さんてすごい・・・

 

一人ひとりの挨拶が始まると、観客の拍手は鳴り止まず、インディの人気の高さと、待ち望んでいたファンの思いが全体を包みこみ、会場は異様な興奮状態と化していました。

 

司会(襟川クロさん)の、「インディの復活にどんな気持ちですか?」という質問に、すっかり貫禄を増した(特に首回り)巨匠ジョージ・ルーカスが、「インディへの思いを忘れないでいてくれたスタッフとキャスト、さらに素晴らしいアイディアが浮かんだことで完成した。そして、なによりもハリソン・フォードなくして4作目はなかった」と答えると、会場中から沸き起こった歓声と拍手。すると、隣にいたハリソンは笑いながらポケットを探り、お札をとりだしてルーカスにチップ?を渡す、といったお茶目な一面をみせたりして。

 

さらに、第5作目の予定は?の質問には、ハリソン・フォードは、「足腰が立つ前に早く脚本を作ってくれ」と。

たしかにその通り・・・

 

そしてとうとう上映開始!

 

舞台は、3作目「最後の聖戦」で、聖杯の謎を追った1938年から19年後の1957年、米ソ冷戦の真っ只中にあるサウスエスト砂漠。「若い頃のようには動けなくなった」と、お馴染みのインディハットを拾い上げたところから物語は始まります。

 

詳しいストーリーは明かせませんが、無鉄砲なアクションシーンやムチさばき、手がかりの謎を解く時の楽しそうな顔、大学教授として蝶ネクタイをつけて授業をする姿、飛行機でお馴染みのインディハットを顔にかぶせて一眠りする姿、そして、やっぱり蛇は苦手なところ。ほんとにあの頃のままなんです。

 

「最後の聖戦」の公開から、誰もが待ち望んだ19年間。その19年と同じ歳月を経た本作は、ルーカスが、この映画は観客のためだけに作った最高のエンターテイメントだ、という通り、あっというまの2時間でした。

 

そして全編を通して、前三作を彷彿とさせるシーン、アイテム、キャラクターなどいろいろ出てきます。一瞬だったりしますが、製作陣の遊び心がなんだか憎いし、なつかしいし、お宝探しに加わった気分も味わえました。

 

アクション・シーンも、ハリソン頑張ってます。ムリなところは、今回仲間に加わったシャイア・ラブーが変わりにハッスル。

さらに、実は、今はいえない真実が本編中に満載なのです。

 

あぁ、 早く公開されて、映画を観た人と、ああだこうだと話をしたい衝動に駆られている私。
公開まであと15日。待ち遠しい日々が続きます。。。早く話したい!

                                                                                                                                  (編成部 サイ)

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