洋画専門チャンネル ザ・シネマの編成部スタッフが、1人1本、きわめて個人的にオススメしたい作品をご紹介!


インモータルズ.jpgターセム・シンの描く、美しく残酷で崇高な世界

インモータルズ -神々の戦い-

【1月放送日】17日、18日、30日


©2010 War of Gods,LLC. All Rights Reserved.




古代ギリシャの神々&人間のバトルが描かれた本作。
稀代のビジュアリスト、ターセム・シン監督が描く古代ギリシャはギンギラで、バチバチでゴリゴリ!

『ザ・セル』『落下の王国』に続き、オスカーデザイナー石岡瑛子とタッグを組んだ3作目の本作。ターセム監督の壮大な世界観を、たおやかで力強い衣装によって、美しく残酷で崇高な表現へと押し上げています。
畏怖の念と、大スペクタクルが絡み全身を包み、五感フル刺激されまくり!ラスト3秒、刮目せよ!

おふとん




マイガール.jpg伝説的名チッス・シーンを見逃すべからず!


マイ・ガール



【1月放送日】16日、19日、29日


Copyright © 1991 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.



「素晴らしい映画」とは?プロットが良い、映像美が素晴らしい、音楽が泣ける、等々あるかと思いますが、やはり劇映画の場合、「役者の演技が素晴らしい」というのは非常に観客をその世界に引き込む重要なファクターかと思います。いつだってお芝居を観ている事を忘れる様な神的演技を繰り出す役者さんもおりますが、それ以上に「いいもん観たなぁ」と思うのは、役者さんのその時代、その瞬間しかできないよね!という演技をスクリーン越しに感じる時だったりいたします。

まさに、この「マイ・ガール」はそんな演技が全編にちりばめられた、素敵な作品です。

1972年。赤ちゃんの時にお母さんをなくし、お父さんとおばあちゃんの3人暮らしのベーダ。
学校の先生にお熱の11歳。周りの女の子とは気が合わず、親友のトーマスと男の子の様に遊ぶ方が楽しい。
ある日、お父さんの営む葬儀店に、死に化粧の担当としてやってきたシェリーがお父さんといい感じになっているのも気に食わない。大人はみんな恋をして何をするんだろう?キスってどんな感じがするんだろう?

例えあくびが出る様な作品だったとしても、自分に刺さるシーンやセリフ、エピソードや小物だったりが登場する作品は、自分にとってかけがえのない映画になったりします。思春期の女の子の「わかるわかる」が詰まったエピソードの数々に、自分を重ねあわせて観ていた記憶があります。

ベーダのつけている気分によって色が変わる「ムードリング」。欲しかったなぁ…

にしこ

ザ・シネマでは、さる11/10に亡くなられた高倉健さんを偲び、一部編成を変更し、1974年のハリウッド進出作『ザ・ヤクザ』を、12/12(金)と「追悼2014」特集の一環として12/29(月)の二度、緊急追悼放送いたします。


高倉健2.jpg■緊急追悼放送

・12/12(金) 6:00~8:30 『ザ・ヤクザ』 
 (『ミシシッピー・バーニング』と差し替え)


・12/29(月) 10:30~12:30 『ザ・ヤクザ
 (『ミドルメン/アダルト業界でネットを変えた男たち』と差し替え)



謹んで哀悼の意を表します。


© Warner Bros. Entertainment Inc.

洋画専門チャンネル ザ・シネマの編成部スタッフが、1人1本、きわめて個人的にオススメしたい作品をご紹介!


invictus.jpg12月10日、世界人権デーに合わせて放送!この機会に一度は観ておきたい実話ドラマ


インビクタス/負けざる者たち



【12月放送日】10日、18日、21日

© Warner Bros. Entertainment Inc. and Spyglass


南アフリカ共和国の人種融和を図るネルソン・マンデラ大統領が、黒人・白人混成のラグビー代表チームに祖国団結を託した実話を名匠クリント・イーストウッドが映像化。本人からマンデラ役を熱望されたというモーガン・フリーマンの醸し出す絶対的な安心感とマット・デイモンの絶妙な清涼感が、重厚なテーマの本作にすがすがしい空気を送り込んでいる。また、監督イーストウッドのなせる技なのだろうが、押しつけがましい感動演出がなく静かに物語が進行していくので、観終わった後の重苦しさは全くない。なかなか触手が伸びにくいジャンルだが、実際に見てみると案外重くないので、未見の方はこれを機会に一度ご覧頂きたい一品。

キャロル



wsmh.jpg「男女の友情は成立するか?」映画の傑作中の傑作!


恋人たちの予感



【12月放送日】21日、24日、26日


WHEN HARRY MET SALLY © 1989 CASTLE ROCK ENTERTAINMENT. All Rights Reserved


「ロマンチック・コメディの女王」と言えば、古くはメグ・ライアン、現役続行中のキャメロン・ディアス、実力派リース・ウィザースプーン、はたまたエマ・ストーン?と名前が挙がってくるのでしょうが、真にこの名にふさわしいのはこの人しかいません。ノーラ・エフロン。2012年に急逝されたこの偉大なロマンチック・コメディ界の巨星の最高傑作と言い切りたい!それが『恋人たちの予感』です。
彼女はこの作品の脚本家でありますが(監督は『スタンド・バイ・ミー』のロブ・ライナー。ノーラが監督し、大ヒットした『めぐり逢えたら』に、トム・ハンクスの親友役としても出演しています)、この作品は会話劇と言っても過言ではないほど、登場人物がしゃべるしゃべるしゃべる。ずばりと男女の考え方の違いをウィットに富んだ表現でしゃべるしゃべる。

ハリーとサリーはシカゴ大学を卒業し、就職の為にNYへと向かう車の相乗り相手として知り合います。サリーは理想主義の優等生タイプ。ハリーは世の中を斜に構えて見ているペシミスト。自分は恋人の友人であるにも関わらず口説いてくるハリーにサリーは嫌悪感を抱きつつ、合うはずもない2人、NYに到着し「もう二度とお会いすることもないでしょう」的お別れをします。車の中での会話も男女の考え方をユニークでありながら、端的に主役二人に語らせます。「男女の友情なんて存在しない。男は女に魅力を感じた時点でヤリたいと思ってる」「そんな事はない、私には男友達が沢山いる」という2人の会話が後半部分の伏線となっていきます。

それから5年後、2人はばったり空港で再会。サリーがハリーの友人の恋人だった為気づいたものの、
それがなければ気づかなかった程、相手に関心のない2人。挨拶のみでさようなら。さらに6年後、ハリーの離婚直後にNYの本屋で再会。ちょうどサリーも恋人と別れたばかり。最初の出会いから11年経って初めて、お互いに心を開き合い、2人は親友になります。「魅力的だけど寝たいと思わない初めての女性だ」。ハリーはサリーに言います。

数々の名シーンはあれど、1つあげるのであれば、伝説の名シーン。「自分の過去の彼女は皆、自分とのセックスに満足していた!」と言い張るハリーにサリーが「女は誰でも人生に1度はオーガズムに達するフリをした事がある」と主張。「そんなばかな事あるか!」と取り合わないハリーに、お客が大勢いるカフェの中で、あられもないオーガズムの演技を披露する。というアレです。サリーが大熱演を終えた後、1人の中年の女性にカメラが。オーダーを取りに来た店員に「彼女(サリー)と同じものをちょうだい」というシーンがあります。その中年の女性を演じているのは監督、ロブ・ライナーの実のお母様!!

お互いの違うところを理解した上で受け入れ、嬉しいことはもちろん、悲しいことも何でも共有したいと思う間柄になった2人。そんな2人の素晴らしい親友ライフは、2人がなんとなく流れでセックスしてしまった事件によってぎくしゃくしたものに…

「男女の友情は成立するのか?」映画+「男女の頭の中のギャップ」映画でもある本作。テーマは男女の性差、ですが、性別関係なく、確実に楽しめます!そして必ずやハッピーな気持ちになれる事請け合い!!いつ見ても楽しめますが、ぜひクリスマスに観ていただきたい1本。

にしこ


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