今年もこの季節がやって参りました。『バレンタインSP:チョコを贈りたいのは誰? イケメン俳優グランプリ』。
バレンタインデーに合わせて、ザ・シネマでは、チョコを贈りたくなるハリウッドのイケメン・スター8人の作品を特集放送&HP特設サイトで8人の中から「チョコを贈りたい」イケメン俳優を選んで応募すると、ハリウッド直送の素敵な賞品他が抽選でホワイトデーに届く女性限定のプレゼント・キャンペーンを実施します。
今年のプレゼント・キャンペーン賞品は昨年にも増してパワーアップを目指します!!!
と張り切った発注メールを受信してしまった某日。「ここは“ハリウッドセレブ御用達”の一品で華を添えたいワぁ」と気軽にコメントする東京スタッフの面々。わたくし日頃セレブから程遠い地味な生活をしていますからね、一体何を提案すればよいのやら 。
というわけで、恒例のショッピングスタートです。向かった先は、やっぱりロバートソン・ブルーバード。定番中の定番ですが、とにかく大物の出没率が高いエリア。
中でも有名なスポットがセレブ御用達レストランで知られる“The Ivy”。ここにくれば必ず(?)誰かに遭遇できる、とあってパパラッチが常に目を光らせています。
2003年には当時結婚間近と噂されていたジェニファー・ロペス&ベン・アフレックが揃ってレストランに現れ大騒ぎとなりました。デミ・ムーア、ブラピ、トム・クルーズ、シャロン・ストーン、ペネロペ・クルス、ティム・バートン監督らが訪れ、故マイケル・ジャクソンもここのファンだったとか。
映画『ボディーガード』(懐かしい!!)ではホイットニー・ヒューストン演じるレイチェルが、女の子からせがまれたサインに応じるシーンも“The Ivy”が撮影に使われました。
肝心のお味の方ですが、正直、まぁお値段の割に普通に美味しいというところでしょうか。
“The Ivy”と道を挟んですぐ目の前に“Surly Girl”と書かれた小さな店を発見です。革のカバンや小物アクセサリー、Tシャツなどが飾られ、品揃えは少ないながらもオリジナル感溢れる個性的な商品ばかり。
ここのパーティーバッグを片手に、レッドカーペットで満面の笑顔をふりまくセレブの写真の数々が店内に飾られているではありませんか。これぞまさに私が求める“セレブ御用達”!!
聞くところによると元々ここのバッグ、ゴールデングローブ賞やエミー賞の授賞式で手にする女優さんが多く、あっという間に口コミで人気に火がついたのだとか。
2005年に店を構え、以来キャメロン・ディアス、ブリトニー・スピアーズ、ビクトリア・ベッカム、パリス・ヒルトンらが“Surly Girl”の商品を手にした写真が度々ゴシップ誌などで掲載されています。
セレブのイメージと言えばやはり華やかなパーティーです。ここは是非“Surly Girl”のパーティーバッグをクリスタルの2連ブレスレットとセットでプレゼントしてしまおうではないか!と太っ腹な決定。
ピンクやグリーンの革のバッグもちょっと変わっていて素敵だったけれど、やはりキラキラしたシルバーに目がいってしまうわたくし。イタリアから輸入した革を使い、アクセントにスワロフスキー社製クリスタルを一つずつ丁寧に埋め込んだハンドメイドのパーティーバッグは、輝きが違います。よし、これを購入してしまおう!
ところが、ランチついでに下見にきただけだったので財布に持ち合わせがなく出直すことに。閉店間近に再び店を訪ねると取り置きをお願いしていたバッグは銀色の粉が手につくことが判明したので売れません、と言うではありませんか。
一目惚れした商品です。何としても手に入れたい!平気、平気、大丈夫、銀の粉くらい我慢しますから、と食い下がってはみたものの、店員さん、首を縦に振ってはくれません。
「お客さまにお売りする商品は納得のいく品質でなければ」とのこと。偉い!
こんなこだわりこそが、セレブの心を掴んでいるのかもしれませんね。
でもご安心を。同じ材質の別のキラキラバッグを調達しました。ちょっとしたお出かけも、これがあればセレブゥ〜に変身できること間違いなしです。
追加で昨年好評だったランジェリーショップ“VICTORIA'S SECRET”の商品も入れて欲しいと東京スタッフ。どうやらここのボディーミストが日本で大人気とのことで、これを探して!と熱いリクエスト。ふ〜ん。そんなものが流行っているのね。
うちの若手(?)スタッフから、日本未上陸、季節限定Beauty Rushシリーズのボディーミストがお勧めとの情報を入手したので、早速ビバリーヒルズ店へ向かいます。
一番人気はパープルボトルのPunchsicle。こちらは在庫切れで入荷待ちですって。
よくよく考えたら私はもらえないのだから、ここは潔く妥協して別の香りの商品でいいのです。全然構わないのです。さっさと購入して早いところ仕事を片付けてしまえばいいのです。
が、んが、売り切れと言われたら、買い物魂に火がついてしまうもの。在庫待ち?上等です。何週間でも待ちましょう。
折角ならここはセットでと、同じPunchsicleのきらきらラメ入りボディークリームも購入です。しかもこちらは在庫有り。ルンルン気分で持ち帰ったら、何とク、ク、クリームが、蓋がパカっと開いて飛び出ちゃっているじゃありませんか!
ビバリーヒルズからザ・シネマUSオフィスまでの道のりでこんなに簡単に中身がもれてしまっては、海を超えた長旅に耐えられるはずがありません。即返品です。
アメリカ生活で嬉しいのが、この返品文化。気に入らなければ、すぐに返品も交換も快く応じてくれるところが大半です。そんなわけでクリームの代わりにボディーパウダーをゲットしました。これがまたニクい程に可愛い。キラキラした粉をつけるとほのかに香ります。
赤やピンクがイメージカラーの“VICTORIA'S SECRET”らしい商品をと、★柄のついたパジャマとスリッパもお揃いで選ばせて頂きました。
これで日本の自宅にいながらにして、アメリカァンな気分でおくつろぎ頂けるはず。なかなか素敵なギフトセットになりました(嬉)。
ショッピング無事終了。
いや〜自分のものにならない買い物程寂しいものはございません。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
オフィスに戻ると再びの指令メール。今年は営業キャンペーン用にもギフトを用意したい、ということ。はい、はい。じゃあ同じものを追加調達ですね。お易い御用でございます。
え?「豪華版で、セレブ御用達で、Surly Girlとかぶらない別の商品だと嬉しいワぁ」と、またしても気軽なコメントの東京スタッフ。だから何度も言いますが、庶民派なわたくしの対義語はセレブリティーです(困)。
仕方ない。”豪華“を求めてビバリーヒルズへと参りましょうか。
ビバリードライブ沿いを歩いていると気になる文字が目に入ってきました。
“The Organic Pharmacy”、そうオーガニック薬局です。ハリウッドでもオーガニックはちょっとした流行で、レストランやスーパーマーケットなどでオーガニック製品を専門に取り扱う店がここ数年グッと増えています。
早速店の中を覗いてみると、小さなボトルで目の飛び出るような値札がついた基礎化粧品の数々。こんな高価な化粧水、一体どんな客層が使っているのでしょうか。聞いてみると、トビー・マグワイアやエディー・マーフィーの奥さま達が頻繁に購入していくとのこと。う〜ん、納得。
イギリスはロンドン生まれの“The Organic Pharmacy”、マドンナやグウィネス・パルトロウがここの大ファンで、毎回かなりの大人買いをしていくので有名だとか。本国では既に5店舗を展開中で、遂に一昨年アメリカに進出、ビバリーヒルズに1号店を開いたばかり。
店員さんはイギリスからの駐在員ということ、ブリティッシュアクセントの強い英語で
「先月ロンドンでグウィネスに会ったけど、彼女肌が透き通る様に白いのよ。しかも高飛車なところが全くなくてフレンドリーで、すっかりファンになっちゃったァ〜」
と興奮しておりました。
それにしても商品の全てが何だかとっても使い心地が良さそう。試しに手の甲に塗ったクリームはスゥーッと肌に吸い込み柑橘系フルーツの爽やかな匂い。手触りがサラリとしているのに不思議とモッチリと潤う。ミストをシュッと一吹きすると、本物のバラの花を身にまとったかの様に、ふんわりと上品な香りが漂うのです。ほ、欲しい、とっても欲しい。
数ある気になる商品の中からプレゼントに選んだのは
ゴージャスなくつろぎを演出するのにピッタリのスパセット、その名もクレオパトラのミルクバス&ボディースクラブ。
ミルクバスは粉末でバラやジャスミンが含まれバスタブにスプーン2杯程入れて溶かして使います。
スクラブにはハチミツやオリーブオイル、ひまわりのオイルなどが調合され、見た目にも美味しそう。これを入浴前に手足に塗って円を描くようにマッサージした後サッとお湯で流すだけ。
バスタイムの雰囲気を盛り上げるのに欠かせないキャンドルもこの際ギフトに入れちゃいましょう。ユーカリやセージなどが含まれたオーガニックキャンドルを灯しながら、クレオパトラのスパセットでリラックス、贅沢なバスタイムこそがセレブへの道の第一歩です。
店内の商品はどれもこれも欲しいものばかり。自腹で買ってしまおうと真剣に悩みつつも、お財布と相談したところ「断念した方がいいよ」と小さな心の声が聞こえました。あぁセレブはこんな製品を使っているから、あんなにも輝いているのでしょうか。
CATV局視聴者キャンペーン用にも話題の“VICTORIA'S SECRET”のボディーミストは差し上げたいとのこと。何ならここはお風呂上がりにサッと羽織れるワイン色のショート丈ローブとスリッパもセットにしてあげちゃおうか?というビックリな決定に、誰より一番驚いているのは購入担当のこのわたくし。こ、こんなにゴージャスなギフトで大丈夫ですか??? ま、目標に掲げた“昨年にも増してパワーアップ”が達成できたので、何より。
これらを手にできる方々を思うと、羨ましいやら、恨めしいやら、恨めしいやら。
いいなぁ、これをもらえるあなた。
少しでも憧れのセレブに近づければと遠きハリウッドまで遊びにくるのはちょっぴり大変。ならばせめてハリウッドの香りと空気感をお届けできれば、そんな思いと愛をこめて、今年もザ・シネマからあなたへ素敵なホワイトデーの贈り物です。
Wishing You A Happy Valentine’s Day!
(ザ・シネマ LAオフィス S.K.)
※写真は賞品イメージのため、実物と異なる場合がございます。ご了承ください。
前回書きかけた、『マトリックス』が大っっっっっっっっキライだった、ということの続きを、今回は書きます。
まずワタクシ、基本、エンターテイメントが好きなんです。好きっつーか、スゴいと思う。心から感心する。感動すらする。
より多くの人たちに、より満足度の高い娯楽を供給する、っつーミッション・インポッシブルを、商売柄、ワタクシも日々課せられてますんで、常にそれにチャレンジしつづけてる(で、ちゃんと結果だしてる)ハリウッドを、ワタクシ、心底リスペクトしてるんですわ。
100人いたら100人全員を楽しませるってことが、実は一番ムズかしい。
逆に、100人全員を楽しませなくていいんだ、って開き直っちゃったような映画、「ミーの高尚なアートがユーに理解できるザマすか?」的な芸術映画だとか、「解るヤツだけオレ様についてこい!ついてこれん落伍者は容赦なく置き去りにするぞ!」的な難解オレ様映画だとかに、まるっきし興味ないです。エゴだよそれは(byアムロ)。
そんなワケでして、実はワタクシ、『マトリックス』、好きじゃなかったんです 。
公開時にリアルタイムで見てんですが、1は確かに面白かった! 1はまごうかたなきエンターテイメント映画でしたから。お客さんに楽しんでもらって、喜んで映画館から帰ってもらおう、っつう、まっとうな商売人としての低姿勢さが、ちゃ~んと感じられた。
2で、つまらなくなった。ってか、監督兄弟が本当にやりたかったのは、エンターテイメントじゃなかったんだ、“オレ様映画”がやりたかったんだ、ってことが、2で分かっちゃった。
2公開時、「ストーリー、意味わかんない。でも、最終作の3で全てのナゾが解けるんでしょ?」、的な、むなしい期待論もささやかれてました。でも、そりゃありえないって!とワタクシ思ったもんですわ。もはや明らかに2で方向転換してるじゃんか、「解るヤツだけオレ様についてこい」路線に。
で、3公開。ワタクシは期待せずに見に行ったワケですが、案の定、ますますワケわからない状態で、シリーズは終わっちゃった。こうなる未来は2の時すでにワタクシにゃ見えてたのだよ。オラクルのようにね!
とまぁ、ここまでは、ワタクシ個人の感想と思い出です。ただ、世間一般的にも、この、「1面白い、2つまらない」という感想は、皆様がかなり共通に抱いたようでして、2がワケわからなすぎて3見る気が失せちゃって、結局、3見ず終い、っつう人が、ワタクシの回りじゃけっこう多かった。ネットで調べてもそういう声は多いようです。
今回のザ・シネマでの放送では、そういう人が多いっつう仮説にのっとり、かつて2まで見てやめちゃった人や、今回初めて『マトリックス』を見るんだけど、やっぱり2で見るのやめちゃうであろう人たちを、いかにして3までつなげるか、という点を、実はウチら的には課題としてたんです。
とにかく問題となるのは、2がワケわからなすぎる、っつーこと。特に終盤ですよね。アーキテクトっつうナゾの白髪翁(マトリックスを作ったヤツ?)が出てきますが、そいつとネオとの、TVモニターがいっぱいある変な部屋(ソース?なにソースって)でのやりとりが、まるで禅問答みたいでMAX意味不明。さらに中盤での、予言者とネオの会話も、かなりワケわかりません。
そこらへんが分かって、2で何が描かれ、何が語られたかぜんぶ分かって、はじめて、3を見る気が起こる。3も、見終わった後に意味不明感や消化不良感が残るようじゃ、「面白かった!」っつう評価にはならんだろ、ここは疑問を残させないぐらいの解説が必要だ!っつう結論に達したんですわ。
そこでまず、シリーズ3本一挙にやる!ことにしました。これ、民放なんかでバラバラに放送されたりしてましたが、ただでさえ難解なものが、それをやっちゃあ致命的に分からなくなる。イッキ見は最低限マストでしょう!!
さらに、ウチでは特番つくりました。本編後にはストーリーのおさらいも付けました。あれらは全て、主に、そういう意図にもとづいて作られてたんです。
実は、特番などを作るに際し、ワタクシ、『マトリックス』シリーズを通しで8回見ました!1回見ただけじゃ意味分からない。2回目にやっと「そっか!これって、もしかしてこういう意味!?」みたいな発見があり、その漠然とした発見を補強するために、さらに立て続けに見返して、8回目にしてようやく、悟りの境地に達したのであります。
後日、番組制作のための打ち合わせの席で、ディレクターの解釈とワタクシの解釈では、かなり喰い違う部分が出てきた。で、そっから議論が勃発!トータルで10時間以上は激論を戦わせましたねぇ。
この時から、『マトリックス』はワタクシにとって、映画史上もっとも面白いSF映画となったのです!
ディレクターとの激論バトル、これが、何年かぶりぐらいに面白い映画体験だった! そういや学生だった頃、映画ヲタクのワタクシは、よくそんな議論をヲタク仲間どもと繰り広げたもんです。何時間も、とか、夜通し、とか、電話の子機(その時代は家電ってのがあって子機ってもんがあった)の充電が無くなるまで、とかね。
映画好きの人の中には、そういう経験がある人って、少なからずいると思うんすよね。ケンケンガクガクの映画談義。いや~、今となっては遠い日の思い出っすわ。
でも、社会に出て働きだして、あれやこれやで忙しくなると、そんなことしてるヒマがなくなっちゃった。
いや、実は、ヒマなんていくらでもあるのかも。ただ人として萎えてきただけなのかも。
「議論なんか面倒だ」
「疲れるだけだ」
「たかが映画じゃないか」
「映画ごときで声を嗄らして議論するのもバカらしい」
我ながら、イヤ~な年のとり方をしちまいました。悲しいぐらいつまんねーオトナになっちゃってます 。
その映画に何が描かれてるか理解するため、全神経を集中させ、頭をフル回転させて、緊張して映画と向き合う。
何度も繰り返し見て、どうにかして理解しようと努める。
そうやって築いた自分なりの理解も、他人のそれとは喰い違ってるかもしれない。
その場合、双方の相違点をとことん徹底的にぶつけ合う。恐れず逃げず、議論する。
エキサイティングっすよ、これって! っていうか、それがエキサイティングだったっつう遠い日の記憶を、ほんと十何年かぶりに思い出させてもらいましたわ、『マトリックス』に!
100人中100人を喜ばせるエンターテインメントをリスペクトする、っつう気持ちは今も変わりません。が、知性を挑発してくるような、知的格闘を強いられるような、“手強い映画”だけが持ってる、楽しさと興奮。
そうした楽しさと興奮ってのは、古びる、色褪せる、っつうことがありません。
『マトリックス』はアクションも売りです。VFXも売りです。ただ残念ながら、それらにゃ賞味期限っつうもんがありますよね。特にVFXなんて日進月歩ですから、いずれは色褪せてく運命です。『マトリックス』は作られて10年ぐらいなんで、2009年現在まだ迫力は感じますが、さらに10年、20年、30年と時がたてば、『マトリックス』の特撮やアクションなんて、特に目新しさもなく、大して迫力も感じさせないものなってくことでしょう。
でも、知的興奮、知的スリル、その面白さは、けっして賞味期限切れで腐ってくことはない。2020年、2030年、2040年の未来に生きる映画ファンたちも、『マトリックス』が持っている、そうした魅力に興奮させられるだろうことは、間違いないと確信しますね、ワタクシは。
『マトリックス』は、まさに、知的に挑発してくる映画です。知的格闘を強いられる映画です。1度見ただけでは分からないと思います(分かったらスゴい!)。けど、2度・3度と見るごとに、どんどんと面白く感じられるようになるハズです。
「もう見飽きたよ」ということに、永遠にならない、奇跡のような映画なのです。
歴代SF映画のベストに、『マトリックス』を推す人ってのが、けっこういます。つまらない(2以降)という声がある一方、一部で評価が異常に高い!
ちなみにアメリカの権威ある映画(などのエンタメ全般)情報誌「エンターテイメント・ウィークリー」誌が、オフィシャルサイトで2007年に選出したベストSF1位も、実は『マトリックス』だったんです。
それは、以上のようなワケなんでしょうな。あの、超有名SF大作『×××・××××』も、あの、大ヒットしたSFシリーズ『××××××××』も、ランキング圏外でした。それは、映像の迫力だけに依存しすぎてて、数十年たてば色褪せてくっつーうら寂しい末路が、なんとなく予想できちゃうからなんでしょう。
『マトリックス』は、誰が見ても同じ解釈にはならない映画です。それでいいんです。
視聴者の皆々様もきっと、それぞれの解釈(ワタクシのとはまるっきし違う)をお持ちになると思います。それでいいんです。
だからこそ、『マトリックス』こそ映画史上最高のSF映画だ、なんです。
今日日、ネットで探せば、『マトリックス』の解釈を記してるサイトなんて、山ほど出てきます。そんなのを参考程度に読みつつ、当チャンネルで『マトリックス』シリーズをご覧になった後は、ぜひ、あなた独自の解釈ってのを、試みてみてください。
できれば、あなたの解釈を、誰かを相手に、ツバを引っかけ合うような議論でぶっつけてみてください。
映画見るってこんなにエキサイティングな行為だったのか!と、『マトリックス』は、あらためて思い出させてくれると思いますよ。
『マトリックス レボリューションズ』™ & © Warner Bros. Entertainment Inc.
(編成部 飯森盛良)
【『マトリックス』三部作12月一挙放送】 4日、18日、19日、20日
【『マトリックス』三部作一挙放送特設サイト】 コチラ
いっや~、当チャンネル、ありがたい賞をいただいちゃいましたよ!
「日本最大のコンテンツの祭典」を公言する「スカパー!アワード2009」で、映画賞にワタクシどもザ・シネマの「マトリックス三部作一挙放送」が選ばれちゃいました!
ちなみに、この「スカパー!アワード2009」っつーのは、
昨年11月から今年10月までの一年にスカパー!、スカパー!e2、スカパー!光、で放送された番組の中からあなた(スカパー!視聴者の皆様)が「もう一度観たい!」、「観てみたい!」と思う番組を選んで投票していただく、まさに日本最大級のコンテンツの祭典です。
だそうです。詳しくはリンク先をご覧ください。
ちなみに、去年は当チャンネル、懐かしの昭和の吹き替え発掘プロジェクトを引っさげて参戦し、見事に玉と砕け散ったのでした。去年のブログはコチラ。にしても、そういやワタクシはまだクビにはなってないな。
でもって今年はリベンジ。マニア狙いの吹き替え企画で勝負かけんのはさすがに無理があったと猛省し、今回は、天下御免のハリウッド超大作を引っさげて雪辱戦に挑み、見事、部門賞に輝いたってワケです。
スカパー!以外でご覧の皆様でも投票できましたので、まさに、こたびの栄冠は、様々なサービスでザ・シネマをご覧いただいている視聴者の皆様にお授けいただいたものだと、感じております。
ここに、ザ・シネマ一同、視聴者様に、三跪九叩頭の礼をとらせていただきます(意味分からん人は山川の世界史用語集で調べよう)。
さて、昨日11月12日の木曜日、東京は後楽園遊園地そばのJCBホールにて、授賞式が催されました。
ザ・シネマからは、マトリックスの解説番組でナビゲーターを務めていただいた、女優の川村ゆきえさん、映画史研究者で、番組の解説だけでなく監修までお願いした、早稲田大学大学院・谷川建司教授のお2人と、当チャンネルの関係者らが出席しました。
ここでは速報として、授賞式の模様をリポートします。
映画賞の発表は序盤の方でした。まず、ノミネート作品が次々に紹介されてきます。プレゼンターは何故かジローラモ。寅さん好きとか子連れ狼はイタリアでも大人気とか、ワタクシども的には全然別方向なトークで司会の小倉さんとジローラモがひとしきり盛り上がり、ワタクシども一同、非常にヒヤヒヤさせられたのですが
最終的にはウチが受賞!してやったり!!
川村さんが壇上に上がって、トロフィーを受け取ります。
川村さん「ほんとに光栄で嬉しいです。マトリックスは世界観もすばらしくて、その世界観を崩したくなかったので、衣装も『マトリックス』でキメてきたんです」
とのコメント。う~ん、なるほど素晴らしい衣装だ!
この、ビニールっぽいケミカル系な素材感の、チャコールグレーのローブドソワレと、ディープグリーンでちょい玉虫色がかった光沢感あるオーガンジーのショール、まさに、まさに、『マトリックス』の世界そのものじゃないっすか!なんつーか、バーチャルっぽい感じ?
ただ黒と緑の服を持ってくりゃマトリっぽくなる、ってもんでもありません。スタイリストさん、ナイスジョブっす!
いやはや、もっと生でジーーーーーーーッと眺めさせてもらえば一生の眼福になったんすけど(控え室とかで)、川村さんご本人を前にすると、あまりのセレブ感と圧倒的ナイスバディさに、ワタクシのような穢れ多き身の者は、太陽光にさらされたゴブリンさながらにどうしたって恐れ入っちゃうんですなぁ。
目は泳ぎ、あらぬ方向をキョロキョロ見回し、もったいなくて直視ができない 。実に惜しいことをした!が、まぁ、独自に撮影した写真を社用PCのデスクトップピクチャに設定することで、良しとしときましょう。
続けます。
司会の小倉さんに、
「もともと『マトリックス』は好きな作品だったんですか?」
と質問されると、
川村さん「SF映画は実は苦手な分野なんですけれども、『マトリックス』は恋愛もあるんですよ。なので、女性も見やすい作品でした」
とのこと。川村さんは、この夏、『マトリックス』で特番を作ろうと決めて、最初に打ち合わせに来ていただいた時から、ラブストーリーとしての『マトリックス』、アクションと特撮だけじゃない、間口の広い『マトリックス』に魅せられた、と、一貫して話されてました。
『マトリックス』は、深い哲学性を持ったSF映画でもあります(哲学を描いたSFって、実はすごく多いんです)。ただ、究極的には、『マトリックス』って、川村さんの言う通り、まさしく“愛”についての映画なんです!
意外かもしれませんが、そうなんです(少なくとも、ウチのチャンネルはそういう見解です)。
なぜ『マトリックス』が“愛”の映画なのか、は、川村さんがナビゲーターを務めるコチラの解説番組で触れられてますんで、ぜひご覧ください。
川村さん「初めて見る方にもわかりやすいようにナビゲートをしました。それも12月に再放送されるので(映画三部作も再放送します)、ぜひ初めて見る方はご覧くださぃ。いちど見た方も、いろんな発見が何度もある作品だと思うので、皆さんまた見ていただけたら嬉しいです」
そうそう、見るたびにいろんな発見がある映画ですよねぇ、『マトリックス』って。1回目よりも2回目見た時の方が確実に楽しい。どんどんハマっちゃう。つまり、奥が深い。上っツラだけの娯楽作じゃないんです。
だから、SF映画の最高傑作、って言われるんですねぇ(別にウチだけが言ってるワケじゃないですよ)。
過去に(夏の当チャンネルでの放送も含めて)見て、「なんだか難しい映画だな 」、と若干ひき気味になっちゃった人も、ぜひ、もう1回ご覧ください!1回目よりも2回目見た時の方が楽しい、このポイントは、『マトリックス』に関しては、徹底的に強調しときたい点なんです!!
なんせ、今では「『マトリックス』は映画史上最高のSFである!」と断言しているワタクシ、仕事で三部作を8回連続で見るハメになるまで、『マトリックス』って、大っっっっっっキライでしたから!
そこらへんの話は、次回書かせていただきましょう。
(編成部 飯森盛良)
拝啓
トム・クルーズ様
突然このような公の場で、お会いしたこともないあなたについて、ブログを書く無礼をお許し下さい。
僕があなたを初めて観たのは、86年の大ヒット作『トップガン』でした。生意気そうで、でもどこかナイーブな雰囲気漂うあなたに、僕の母や姉をはじめ、世の女性はメロメロ(死語?)になりました。この作品はあなたにとっても、スターダムを駆け上がるきっかけとなった思い出深い作品だと思います。

いま改めて『トップガン』を観ると、ケニー・ロギンスの歌う「デンジャーゾーン」からも、そして極めてわかりやすい起承転結の上に描かれた若々しいあなたの姿からも、80年代特有のノー天気さを感じずにはいられません。
もちろん、これはあなたの映画をけなしているわけではありません。
なぜならあの頃、つまりバブル期の私たちが求めていたのは、観ているときは楽しくて、終わった後は気分爽快!! ストーリーはエンドロールと共に綺麗さっぱり記憶から消えてしまう、そんな娯楽映画のお手本のような映画だったのです。
あなたは見事にその期待と要求に応えてくれました。そして当時、まだ少年だった僕にも大きな影響を与えました。F14トムキャットを操れない代わりに、僕は映画をベースにしたファミコンソフト(もちろんシューティングゲーム!!)で遊ぶことで、あなたに近づこうとしました。
『トップガン』を機に、あなたはハリウッドスターとして確固たる地位を手に入れ、あなたの出演作のほとんどは、繰り返しテレビで放送されました。おそらく、あの頃青春時代を過ごした人のなかで、あなたの出演作を観たことのない人はいないのではないでしょうか? それほど80年代から90年代前半にかけてのあなたはすごかった。『ハスラー2』『カクテル』『レインマン』『7月4日に生まれて』『デイズ・オブ・サンダー』などなど、駄作、傑作の両方がありましたが、あなた以上に"スター"という言葉が似合う俳優はあの頃誰一人としていませんでした。
だからこそ、『マグノリア』でフランクを演じるあなたを見たとき、僕は最初、その姿を素直に受け入れることができなかったのです。
それはどう見ても、少年時代の僕に大きな影響を与えた、トム・クルーズが演じるべき役ではないように感じました。

「女を誘惑してねじ伏せろ!」と卑猥な言葉と仕草で男達を煽りつつ、モテる秘訣を記した自著を教典のごとくかかげるフランク。その胡散臭さは、持って生まれたあなたの甘いマスクと、大げさな身振り手振りの演技によってさらに輪をかけたものになっていました。
フランクを演じたあなたの姿に、驚いた人はけして少なくなかったでしょう。なぜなら、それは多くの人々が抱く、甘く優しい"トム・クルーズ"像をまっこうから否定するものだったからです。
しかも『マグノリア』であなたが演じたフランクは、始終作品の中心にいるわけではなく、群像劇の一部を担う役に過ぎませんでした。つまり『マグノリア』はあなたがいなくても成立するとさえ感じました。
でも、映画を見終わった後、僕はその考えが間違っていたことに気づいたのです。
『マグノリア』では、あなたを含む10人の男女の人生が、ラストに向けて不思議に絡み合っていきます。彼らの人生は、映画を観る人の多くと同じように、それぞれに深刻で、滑稽な問題を抱えています。でも問題解決の糸口が、物語の中でとくに提示されるわけでもありません。
『マグノリア』で提示されるのはただ一つ。人生の教訓です。
親との確執、過去との決別、死と向き合うこと、などなどなど。それらは言葉に置き換えにくい、生きるヒントみたいなものです。誰かが身をもって体験する。それを私たちは、見たり聞いたりすることで、自分の教訓とします。
あなたは映画のなかで、とてもハリウッドスター的でない男を演じることによって、そんな教訓の一つを僕に教えてくれたのです。
正直に申し上げて、90年代半ばからあなたの活躍を目に、耳にする機会はずいぶん減ったように感じていました。もちろん僕が、少年から青年へと成長するにつれ、映画の好みが変わったこともあるでしょう。
でもそれだけではありません。
天才子役が、いつまでも子役を演じ続けられないのと同じように、90年代のあなたは時代に消費されるアイドル的ハリウッドスターから、人生の重みと深みを表現できる映画俳優へステップアップしようと試みている時期だったように思います。
僭越ながら、『マグノリア』からは、そんなあなたのチャレンジ精神を感じました。
今回、では、アイドル的ハリウッドスターから映画俳優へと転身していくあなたの様子を『トップガン』『ア・フュー・グッドメン』『マグノリア』『コラテラル』の4作品で放送します。
『トップガン』では、初々しいあなたを。
『ア・フュー・グッドメン』ではアイドル的薫りを残しつつ、硬派な芝居を見せたあなたを。
『マグノリア』では、長年僕たちが抱いていたトム・クルーズ像を見事に壊したあなたを。
そして『コラテラル』では『マグノリア』以降の、一皮むけたあなたを観ることができます。
これらは、きっと多くの視聴者の方に楽しんでいただけるでしょう。
そうそう、ついでに申し上げると『マグノリア』で演技派俳優としてのステップを踏み出すかのように見えるあなたが、2000年代に突入しても『宇宙戦争』や『M:i:III』のように限りなくベタなハリウッド映画で、これまたお決まりの主人公を演じてしまうところに、僕は尊敬の念すらおぼえます。かの有名な「ジャンプ・ザ・カウチ」をはじめ、まだまだ書き足りないことは多いのですが、長くなりますので、ここらで切り上げます。
ますますのご活躍を極東のカタスミからお祈り申し上げます。
『トップガン』Copyright © 2009 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.
『マグノリア』©MCMXCIX NEW LINE PRODUCTIONS, INC.ALL RIGHTS RESERVED.
(映画ライター 奥田高大)
「あなたの大好きなイケメン俳優にチョコレートを贈ろう!」と書かれたバレンタイン特集の企画書がロサンゼルスのオフィスに届いたのは11月上旬のこと。
実は、ザ・シネマには米国オフィスがあります。ビバリーヒルズとハリウッドに挟まれたところに位置し、6階のパティオから眺めるロサンゼルスの街並は絶景!
すぐご近所の“Urth Caffé”ではブラピがブランチ、ロバート・デニーロの経営するイタリアンレストラン“AGO”ではレオ様がディナーと、流石は映画の街!気をつけて見ていれば、スクリーンのイケメン達とばったり遭遇の嬉しいチャンスが街のあちこちに転がっています!
と、ここまで書いたら
「おぉ!そんなに簡単に会えるなら、是非チョコレートを本人に手渡してくれないか?」
と東京スタッフからの無謀な(?)指令。
まぁ何事もダメもとです。というわけで大手タレント事務所に片っ端から電話攻撃しました。そして見事に砕け散りました。
第一アメリカではバレンタインは男性から女性に贈るというのが一般的。日本の乙女たちが俳優にチョコレートを贈りたいということ自体、説明しても、なんだそりゃ?という反応でございました。
ま、そうですよね。
というわけで、その想いはセレブには届けられないけれど、せめてハリウッドセレブの気分だけでも味わって頂こうじゃあないか!と強引に路線を変更し「ハリウッド直送便でお届けします」企画が決行されることとなりました。
〜ハリウッド・セレブ賞の賞品買い出しリポート〜
何かセレブ感のあるものが手に入るといいなぁと思いを巡らしながら、ハリウッドの街をぶらり。まずはウィンドウショッピングで下見へ。
最初に向かったのはカップケーキ店“Sprinkles Cupcakes”。2005年にオープンと比較的新しいお店で、奥様のケイティーの大好物と知ったサービス精神旺盛なトム(クルーズ)が頻繁に買いにくることでも有名(家庭でもトムはスィートなんですね〜)。
メディアでも度々取り上げられ、45分待ちの長蛇の列ということも。一度食べたら病み付きとジェシカ・アルバ、ルーシー・リュー、州知事のシュワちゃんまでがここのカップケーキの大ファンだとか。
オスカーパーティーにも登場で何かと話題のカップケーキ。そのお値段、手のひらに乗っかる小さめサイズで1個$3.25とお高め。某庶民派店の2倍のお値段でサイズは半分。特別な時のご褒美カップケーキです。
同じ通り沿いに目立たなく店舗を構えるのはチョコレート店“K CHOCOLATIER”。こちらもエンターテイメント業界では知る人ぞ知る有名店です。
1970年代にニューヨークでご主人と一緒に手作りチョコレート店を始めたオーナーのダイアンさん。当時の顧客リストには、キャサリーン・ヘップバーン、グレゴリー・ペック、ジャックリーン・ケネディーなど聞いただけでキラキラと目映いばかりのゴージャスなお名前ばかり。
現在はビバリーヒルズと高級住宅地マリブのみで店舗展開。手作りで一つずつ丁寧に作られたトリュフは絶品です。
ハリウッドの映画スタジオやイケメン俳優達が所属する大手タレント事務所などがお土産用に大量購入することもあるのだとか。
お店にいくと「試食していいわよ〜」と、とても感じよく迎えてくれるダイアンさん。これまた庶民には痛いお値段ばかりで、毎回試食だけして「また来るね」と言いながら笑顔でそっと後ろ歩きで退散します。
と、甘いものに目がないわたしの下見の旅は食べ物ばかり。でもこれらギフトが日本に届く頃には賞味期限切れ、なんてことになっても、ね。
何か他にもプレゼント候補はないかしらん、とキーワードの“セレブ”を呪文の様に何度も唱えながら次に向ったのは今一番ホットなストリートとして知られるロバートソン・ブルーバード。
中でもセレクトショップ、“kitson”の人気と勢いは留まることを知らず。次々にチェーン展開中で来年にはお洒落スポットで知られるメルローズアベニューにも店をオープンするようです。
ここ、パリス・ヒルトンやニコール・リッチが度々出没することでも知られています。スパンコールが散りばめられたオリジナルのコスメバックやパーカーを始め、話題のジャンク・フードのTシャツなども並んでいます。「こんな可愛いものがあるよ!」と東京のスタッフに教えてあげようとデジカメを持ち込んだら、セキュリティーの兄ちゃんが速攻飛んできて「撮影禁止!」と怒られてしまいました。
セレブ御用達ショップと言えば、忘れてはいけないのが老舗“Fred Segal”。
こちらもセレクトショップですが、比較的若い世代向けの“kitson”に比べると、落ち着いた高級感溢れる商品が多いのが特徴。
オープンは1960年と意外にも歴史が長いのだけど、コンサバティブなところがなく半歩先をゆく感じが今も人気の秘訣なのでしょう。
ベン・アフレック、ジョージ・クルーニー、レオナルド・ディカプリオとイケメン達も訪れるというのだから、頻繁に通えばいつか出会えてしまうかも、と密かに期待を抱きつつ。
ちなみにジュリア・ロバーツ、グィネス・パルトロー、ニコール・キッドマンなどオスカー女優もここの常連です。
コスメコーナーの扉を押すと最初に目に入ってきたのがスタイリッシュなデザインのボディーウォッシュ。
ボトルは全8種。“Fred Segal”の元オーナーが立ち上げたブランドなのだとか。バーニーズ・ニューヨークなど一部の高級デパートとここでしか手に入らないのよ、と言われたら、何だかとっても欲しくなってしまいました。
そしてもう一つ一目惚れしてしまったのがアロマキャンドル。何と言っても傘をひっくり返したようなデザインの器が可愛い!!
柑橘系とサンダルウッドをブレンドした香りはストレスを和らげる効果があるそうです。薄暗くしたバスルームでこのキャンドルを灯してゆっくりお湯につかった後はボディーウォッシュで女に磨きをかける!なんだか想像しただけでセレブな気分になってきました。
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さて、今回はバレンタイン企画。セレブ感だけでなく、何か“バレンタイン”というテーマに沿ったものも探したいなぁとウンウン考えていたら浮かんできたのがランジェリー。
先にも書きましたが、嬉しいことにアメリカでは男性から女性へというのが一般的。日本でOLをしていた頃は、義理チョコばかりを買い漁っていたわたしも、ロスで暮らすようになってからは、会社の男の子から義理チョコをもらうようになりました(嬉)。なんていい国なんでしょう。
こちらの本命パターンはチョコレートとバラの花束を贈るというのが王道ですが、中にはジュエリーやランジェリーを添える男性も多いようです。
というわけで、バレンタイン前には男性客で一杯になる下着の専門店“VICTORIA'S SECRET”へ足を運ぶことに。
アメリカ人女性定番の人気ブランドなだけに、赤やピンクと派手な色ばかり。セクシーランジェリーにしよう!と声を大にして東京のスタッフにお勧めしましたが、サイズや好みもあるしねぇ、、、どうやら渋い反応。ならば、なかなか日本では手にしないと思われるバスローブの赤をあえて選んでみようということになりました。
ギフトはどれもワタシが欲しいくらいです、本当に。贅沢なセレブセットをハリウッドから直送便であなたのご自宅にお贈りしますので、大好きなあの人の映画で心ときめいた後は、ちょっぴりセレブな気分でバスタイムを演出して頂けたら嬉しいですね。Happy Valentine’s Day!
〜イケメン・スター賞の裏話〜
当初ギフトは写真集にしたい!という熱〜い要望があり
「あ、そんなのすぐ見つかりますよ、余裕。余裕。」
と気軽に引き受けてしまった年の瀬。
大手書店を歩いて、歩いて、更に歩いて。
小さな書店だって覗きました。
飲み屋ならず、本屋のハシゴ。
ところが、これが見当たらないのです。驚くことに1冊も。
それらしきしょぼい雑誌の様なものはあっても、立派な装丁のそれが見つからない。
どうやら日本で言うところの「写真集」というもの自体がほとんど出版されていない様子。
気にしたこともなかったけれど、言われてみれば日本の書店で必ず目にする写真集コーナーの一角、アメリカで見たことがない!
そこでアメリカ人スタッフにも聞いてみたところ「へ?そんなものが日本にはあるのね?」と感心の声。
そうか、見つけられないわけだ。。。ああああ困った。
というわけで、結局代替案としてポスターにしましょうということに決まったわけですが、「高級感を忘れないでね」との指令再び。イケメンナンバー1が決定した暁には、カスタムメイド発注のフレームに入れて、こちらもハリウッドから直送便でお届けします!
お部屋のインテリアとしてもきっと素敵だと思いますよ。
※イケメンへの投票はコチラ
(ザ・シネマ LAオフィス S.K.)
※写真は賞品イメージのため、実物と異なる場合がございます。ご了承ください。
年の瀬ですね
今年ももう終わり。
すみません!! そうです、私が悪いんです。
すっかり前回から間が空いてしまいました!!
もう皆様、3大ファンタジーご覧になりました?
ナルニアのビーバー夫妻の愛らしさも、指輪物語の壮大なスケールにも増して、目から鱗が落ちるかのごとき衝撃をもたらしてくれたのが、今回ご紹介する
そう、ゲド戦記。
「あのゲド戦記が映像に?!」とワクワクして見ていた私は、冒頭数分でひっくり返りました。
ゲドが!!
ゲドって呼ばれている?!
原作をお読みなっていない方には、何が何だかわからないですよね。
ゲド戦記の舞台となるアースシーでは、ものはみな真の名を持っています。真の名を知ることは、そのものを支配すること。なので人々は皆、通り名で呼び合います。
日本で言う、言霊のような。
ゲド戦記の中では、この真の名と通り名がとても重要な働きをします。
ゲドの通り名は、ハイタカ。
ハイタカの真の名は、ゲド。
そう、真逆なの。
ちゃんとカラスノエンドウは、エスタリオルって真の名を持っているのに。
なんだかゲド一人だけ、ズボンを履き忘れて出てきちゃったかのような、違和感。しばらくして慣れたかなと思っても、「ゲド!!」って呼ばれると、びくっとしちゃう。
「あぁ、そうだった!! この人ズボン履いてなかった!!」
ここは、この作品最大の不思議点でした。
カラスノエンドウが漁師の息子になっているよりも、ロークの学院が共学になっているよりも、腕輪が謎のお守りになっていることよりも、1巻と2巻がくっついているよりも。
でも、原作をそのまま映像化しようとすると、すっごく地味な観念的な物になってしまうので、エンターテインメントとしては、多少の脚色はやむを得ないところなんでしょうね。
三大ファンタジーの中でも、ゲド戦記は際だって、土の匂いのする作品です。
ナルニアがルイスの作り出した、キリスト教的な箱庭。
指輪物語が、トールキンの描く、一大事叙事だとしたら。
ゲド戦記は、ル・グインによる、遠眼鏡。
垣間見える景色は素敵。でも、その向こうにもっともっと深い、リアルな世界を感じさせる不思議な遠眼鏡です。
一人一人の人物に、それぞれに物語があって、人生がある。ル・グインが描き出したかったのは、ゲドでもテナーでもなく、アースシーという世界そのものだったのではないかと思います。
第一巻「影との戦い」。青年ゲドは、己の慢心から影を呼び出し、それと向かい合い克服することを余儀なくされます。昨今のファンタシーやゲームに溢れかえっている、アイデンティティーの再発見というテーマを、ル・グインならではの重厚な筆致で描ききった傑作。
続く第二巻「壊れた腕輪」では、アチュアンの巫女アルハの元へ、成長して現れたゲド。食らわれたる者アルハに、真の名テナーを取り戻すと共に、長らく世界から失われていた腕輪を全きものへとします。この第二巻の主人公はテナー。失われた自己、信頼と愛情を取り戻す物語。
そして第三巻「さいはての島へ」。初老にさしかかったゲドは、世界の均衡を取り戻すため、若き王子とさいはての島へ出かけます。生きることと、死ぬことの意味、そして若き少年の成長の物語。
第四巻「帰還」が出るまでには、18年の歳月を要しました。ジュブナイルとして世に出たゲド戦記、でも、この第四巻はけして子供のための物語ではありません。魔法の力を失ったゲド、一人の女として生きることを選んだテナー、そして全てを奪われた少女テルー。それぞれの弱さを抱えた三人が、その弱さを抱えたまま、どう人として生きるか。今までの三部作とはがらりと変わった、ル・グインと世界、双方の変化が18年分詰まった作品。
そしてまた11年後、第五巻「アースシーの風」。この第五巻だけは、短編集となっています。新しい世代、新しい流れ。さまざまな愛の形と、それと呼応する死。全ての流れが収束して、ひとつにまとまる、完結編。
今回、実写版を見てゲド戦記をお知りになった方は、ぜひ原作を手に取ってみていただきたいのです。
けしてわかりやすいとは言えない、むしろ非常に晦渋な世界ではありますが。
でも、ゲド戦記を知っているのと知らないのでは、確実に人生の重みが違う。そう断言できるほど、深い作品です。
ゲドとテナーの関係も、いわゆるラブロマンスではなく、酸いも甘いもかみ分けた大人の男女が、人生を一周巡って、ようやく落ち着く感じ。
一人一人の人物に、それぞれに物語があって、人生がある。
そして、その全てを、時に厳しく、時に優しく包むアースシーという世界。
実写版との違いに、ちょっと度肝を抜かれるかもしれないけれど
。
それにしても
。
テナー役のクリスティン・クルックの可愛らしいこと。『スノー・ホワイト』では白雪姫、そして『ストリート・ファイター』ではチュンリーを演じているそうですよ。
アジア系の馴染みやすい顔立ちだけど、エキゾチックさもあり。そう言う意味では、正に日本人の理想のヒロイン像なのかも。
後半はすっかり「可愛いテナーに惚れ惚れする」作品になっておりました。
今回、「ナルニア物語」「指輪物語」そして「ゲド戦記」と、私の大好きな三つの作品を語らせていただくことが出来、とてもとても幸せでした。
少しでも作品の魅力をお伝えすることができれば。
より多くの方に、この世界に触れていただくことができれば。
このような機会を与えて下さったザ・シネマさんに感謝。そして、すみません、ブログが大幅に遅れて
。
来年も、ザ・シネマをよろしくお願いいたします。
そして、心の片隅で、ワタクシ、池澤春菜のことも、よければ
。
では皆様、良いお年を。
【1月 吹き替え版 放送日】
※編成部注:池澤さん特別寄稿第一弾はコチラ
池澤さん特別寄稿第二弾はコチラ
本作のメイン舞台は、まずゴンドール国(の都ミナス・ティリス)。ここを舞台に、ガンダルフ、アラゴルン、レゴラス、ギムリ、メリー&ピピン、さらには『2』に出てきたローハン騎馬軍団やゴンドールのお坊ちゃまファラミア隊長らが勢ぞろいで大活躍します。
もうひとつのメイン舞台がモルドール国。とうとうフロドとサムはモルドール領内に足を踏み入れ、この壮大なる物語はついにクライマックスを迎えるワケっすわ!
ゴンドール国の戦いはゴンドール防衛軍と援軍のローハン騎馬軍団、人間の軍隊だけで二勢力が出てきますが、どっちも鎧と盾って衣装なんで、よっぽどそういうのに興味がないと、どっちがどっちだか見た目で区別つかん、話がますます混乱する、という事態になるかもしれません。
見分けるポイントとしては、バイキングみたいな戦士が馬に乗ってるのがローハン軍です。色的には赤茶っぽい鎧に緑のマント。あと、だいたい金髪か明るい茶髪の人が多いですな。助けに来てくれる側がこのローハン軍っす。
ゴンドール軍は、町の守備兵で、黒鉄色の甲冑を着てて(胸や盾に樹の紋章あり)、基本・徒歩だちで、黒髪かダーク茶髪の人が多いです。救援される側がゴンドール軍です。
ゴンドール国の戦いは、この二国、助ける軍・助けられる軍の関係を把握しながら見れば、あんまし混乱しないですむかと。
んじゃ、以下、ストーリーのおさらいです。
警告:以下の文章には、致命的なネタバレ情報が含まれます。映画本編を見る前には、絶対に読まないでください!
・ 騎馬民族国ローハンを救ったガンダルフ、アラゴルン、レゴラス、ギムリは、ローハン軍と一緒に陥落したアイゼンガルドにやって来て、そこでメリー&ピピンと再会を果たす。ピピンは瓦礫の中から、悪の魔術師サルマンの持ち物だった黒い水晶玉みたいなのを発見する。
↓
・ この玉は悪のテレパシー装置みたいなもんで、素手でさわると、冥王サウロンと意識が直接つながっちゃって、未来が見えたりもする。トラブルメーカーのピピンがこれをさわってしまう。そして見たのは、燃え落ちるゴンドール国の都ミナス・ティリス市の幻影だった。
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・ 冥王サウロン軍の攻撃目標がミナス・ティリス市だと分かった一行は、その救援に向かおうっつー話に。でもローハン王セオデンは、『2』で自分たちが攻められてた時にゴンドール国が助けてくれなかったことを根に持ってて、救援を渋る。
↓
・ とりあえずガンダルフは、トラブルばっか起こしてるピピンを連れて、一足先にゴンドール国ミナス・ティリス市に警告するため先行して旅立つ。
※ここにきて再び一行は2チームに分裂。以下、TEAMガンダルフとTEAMアラゴルン別々に見てきます。
【TEAMガンダルフ】メンバー:ガンダルフ、ピピン
・ ゴンドール国ミナス・ティリス市に着き、執政デネソール候に謁見。このデネソール候って、『1』で死んじゃったボロミア・『2』でTEAMフロドを捕らえたファラミア隊長兄弟のパパで、いちおう王家の絶えたゴンドール国では代理トップの地位にいる人。
この人、ピピンのことは気に入って自国の城兵として取り立てたりするが、「騎馬民族国ローハンに助けを求めれば?」っつーガンダルフの提案は拒否。ってのもローハン軍には王家の末裔アラゴルンが参加してるからで、アラゴルンがここに帰ってきたら(=王の帰還)、権力の座を返さなきゃならない、ってことが気に入らない模様。ま、今年ブームの『篤姫』風に意味もなく例えりゃ、大政奉還・王政復古をイヤがってるワケですな。
↓
・ と、かたくなに助勢を拒否されても敵を利するだけなんで、TEAMガンダルフは勝手に救援狼煙に火をつけちゃう。この狼煙が上がるとローハン騎馬軍団が助けに来てくれるっつー約束が両国間には結ばれてる模様。
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・ ゴンドール国にはミナス・ティリス市より敵国モルドールに近い場所にオスギリアス市っつー町(廃墟。『2』でファラミア隊が戦ってた場所)がある。そこがモルドール国のオーク族軍団の攻撃を受けちゃって、陥落。
守備隊長のファラミアはどうにかミナス・ティリス市まで退却してきて、そこでTEAMガンダルフに会い、こないだTEAMフロドと会ったばっかだと伝える。
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・ デネソール候は、息子のうち故ボロミアをえこひいきしてて次男ファラミアを毛嫌いしてるんで、「おめおめ生きて帰って来やがって、兄さんとは大違いの、この不肖の息子めが。お前が死にゃよかったんだ、今からでも特攻してこい」的なヒドいことをファラミアに言う。凹んだファラミア、仕方なく寡兵でオーク族のオスギリアス市占領軍に向かって特攻するが、とうぜん全滅。
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・ ファラミアが死にかけて戻ってくると、自分のせいなのにパパのデネソール候はうろたえ、さらに、自国がついに敵軍に包囲されちゃった光景を目の当たりにして「なんでローハン騎馬軍団は救援に来てくんないんだ!」と完全に逆ギレ。「もう自殺する!!」などと言い出し、ファラミアと一緒に無理心中(焼身)するが、ファラミアだけがTEAMガンダルフに救出される。
↓
・ オーク族の包囲軍がミナス・ティリス市への攻撃を開始。さらに、空から翼竜みたいなのに乗って飛来した指輪の幽鬼ナズグルの親分に、ガンダルフが襲われる。
ちょうどその時、ローハン騎馬軍団の援軍が到着!ナズグル親分はそっちの戦場へ向かって飛び立ち、ガンダルフは助かる(こっから先の展開はTEAMアラゴルンの箇所を読まれたし)。
【TEAMアラゴルン】メンバー:アラゴルン、レゴラス、ギムリ、メリーおよびローハン騎馬軍団(国王セオデン、青年将校エオメル、男勝りの姫エオウィンなど)
・ TEAMガンダルフが勝手に上げた狼煙を見て、救援に行くことを渋ってたローハン国王セオデンも考えを変える。かくして、中つ国最強の緑備えのローハン騎馬軍団、およびTEAMアラゴルンは、ゴンドールの都ミナス・ティリス市をめざすことに。
↓
・ 途中、アラゴルンの先祖に不義理を働いたため呪いをかけられて成仏(?)できないでいる亡霊どもを味方にできたら、戦局もちょい有利になるかもね、と思い立ったアラゴルンは、レゴラス・ギムリとともに、亡霊どものいる洞窟に向かう。この時点で一時的にローハン騎馬軍団から離脱。そして亡霊どもを「子孫のオレに加勢してくれたら先祖の呪いをオレが解いてやってもいいけど、どうよ?」的に誘って、連中を味方に引き入れることに成功する。
↓
・ ローハン騎馬軍団、ゴンドール国の都ミナス・ティリス市に到着。すでにゴンドール守備軍とモルドール国オーク軍団との間で戦端は開かれてたが、その敵軍の側背に騎馬突撃を敢行。その後、象の超巨大版みたいなバケモノや、翼竜みたいなのに乗った指輪の幽鬼ナズグルなどとも死闘を続ける。そのさなか、ローハン国王セオデン、討ち死に!
↓
・亡霊軍団を率いたアラゴルンとレゴラス、ギムリは、まず敵国側についた傭兵海賊を倒して船を奪い、その船で河を進み戦場ミナス・ティリス市に馳せ参じ、敵の包囲軍や象の超巨大版みたいなのを攻撃。敵を全滅させた。かくして、善の勢力、勝利!ただし亡霊軍団は、約束どおり成仏(?)してしまい、以降の戦いでは加勢してくれず。
※ここでTEAMガンダルフとTEAMアラゴルンは再合流をはたす。アラゴルンは王としてゴンドール国の指揮官となり(執政デネソール候の焼身自殺、その息子ファラミア隊長の負傷による戦線離脱のため)、ゴンドール軍、ローハン騎馬軍団、それにガンダルフ、レゴラス、ギムリ、ピピン&メリーらと、敵国モルドールをめざして進軍。モルドール国の玄関口「黒門」のところ(『2』でTEAMフロドが侵入をあきらめた場所)にて敵軍を挑発する。その目的は、敵軍の注意を最大限こちらにひきつけ、TEAMフロドの滅びの山突入作戦を容易にすること。
↓
・勝ち目のない陽動作戦だったが、TEAMフロドが任務を遂行し、指輪が破壊されたため、悪の魔力が消えて敵軍は壊滅し、ついに善の勢力は完全勝利をおさめる!
【TEAMフロド】メンバー:フロド、サム、ついでにゴラム
・ モルドール国めざしてどんどん進む3人。途中、ミナス・モルグルっつー、指輪の幽鬼ナズグルの居城である、緑色に光ってるヤバそうな要塞みたいなとこの脇を通過(この時、ミナス・ティリス市攻撃のためナズグルとオーク軍団が出陣してく)。
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・ フロドとサムを仲たがいさせようというゴラムの悪だくみによって、フロドはサムの友情と誠実さを疑い、追い払ってしまう。
↓
・ 邪魔者サムがいなくなったことで、いよいよゴラムはフロドのことを罠にかける。「キリス・ウンゴルっつー峠のトンネルしか先に進める道はない」と言い、フロドをそこに誘い込んで、その中に巣を張ってる巨大グモに襲わせる計画。で、フロドが泡食ったところにすかさず襲いかかり、指輪をふんだくろうと試みるものの、フロドに蹴飛ばされ、ゴラム、崖の上から転落。
↓
・ フロドに追っ払われちゃったサムはトボトボもと来た道を帰ろうとするけど、その途中の道端にはゴラムが陰謀をめぐらしてる決定的な証拠が残されてた。それを見て、フロドを助けようと急ぎ引き返し、フロドが巨大グモに襲われてる現場に駆けつけ、どうにかこうにか巨大グモを撃退。だが時すでに遅く、フロドはクモの毒針に刺されて死んじゃってた
。
↓
・ フロドの死体は、その場にやって来たオーク族によって運ばれてく。でも、実は死んだんじゃなくて、毒針で麻痺してただけ。と、いうことを知って愕然となったサムは、フロドが運ばれてったオーク族の牢獄みたいなとこに突入、息を吹き返したフロドを救出する!
↓
・ そっからモルドール国はすぐで、ついにフロドとサムはモルドール領内に足を踏み入れることに。そこには見渡すかぎりオーク族がウジャウジャいて、とても踏破できそうになかったが、なぜか急に、オークたちがどっかあさっての方向に向けて移動を開始。冥王サウロンの監視の目もそっちの方角に向けられ、2人はノーマークで先に進めるようになる(実はこの時、TEAMアラゴルンが「黒門」で陽動作戦を展開し、敵の注意が逸らされたため)。
↓
・ ついに滅びの山に到着。だが、崖から落ちたはずのゴラムが実は生きてて、襲ってくる!で、取っ組み合い、くんずほぐれつのドツキ合いをしながら、ついにフロドは、指輪を奪い取ったゴラムごと、滅びの山の溶岩流の中に、指輪を叩き落すことに成功する。溶岩流の中で指輪は溶解、かくてミッション達成!ついに世界は救われた!!
【エピローグ】
旅の仲間全員は再会を果たし、アラゴルンはゴンドールの王位に就き、ハッピーなムードのうちに旅の仲間は解散。フロドらホビット族4人衆はホビット庄(シャイア)に無事に戻り、その後、サムは結婚。そして、何年かが過ぎる。
フロドは例の養父ビルボが書いた『ホビットの冒険』の続編として、自身の回想録『指輪物語』を執筆するんだけど、その頃になっても『1』で指輪の幽鬼ナズグルに刺された古傷が癒えず、西の海の彼方、神々の土地に移住して養生しなきゃならなくなる。フロドは、エルフ族、ガンダルフ、養父ビルボ(指輪の超自然パワーが無くなってから急に老け込んだ)とともに、船に乗って西の方角へと旅立ち、二度と戻らなかったのでした。
終劇!
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
いっやー、お疲れ様でした! このブログも異常な文章量になっちゃいましたけど、実はこれでも、覚えとかなくてもとりあえずストーリーについてく上で困らない固有名詞の解説やら、本筋に直接影響してこないサイドストーリー的なエピソードなんかは、極力、省いてるんですわ。
が本当は、その細部にこそ、神は宿る!『指輪物語(LotR)』のほんとにほんとの魅力は、実はそこなんです。たとえば、ミナス・ティリス市と、ナズグルの居城だったミナス・モルグルって、なんとなく名前が似てるけどなんでだろ、とか、オスギリアス市はなぜ廃墟なんだろとか、こういったことにもちゃんとワケがある。
フロドが去っていった西の海の方には何があるのか、その背景も、実はちゃーんと作られているんです。
さすがにマニアうけのいい作品だけあって、ネット上には『指輪物語(LotR)』関連の情報、用語解説なんかがいくらでも載ってますんで、映画見て、この魅力にハマりそうだ、と思った人は、まずはネットでどんどん調べてみてはいかがでしょう?
映画『LotR』は、小説では読んだ人が頭の中で想像するしかなかったシーンを、ワタクシのようなド凡人の乏しい想像力では無理なレベルの圧倒的ヴィジュアルに映像化してみせたって点で、本当にすばらしい! 原作ファンも、その点では100点満点をピージャック監督にあげられるんじゃないでしょうか?
映画のヴィジュアルをまぶたに焼き付けた上で、ボクとしては、やっぱり原作も読まれることをオススメいたします。この長大な映画版より実はもっともっと情報量の多い超大河小説を、映画が見せてくれた圧巻のヴィジュアルイメージの記憶で補完しつつ読み進められりゃ、まさに鬼に金棒! 100%完璧にファンタジー文学の最高峰『指輪物語』の魅力を堪能できるだろうと思いますよ。
長い小説ですけど、20世紀文学史の金字塔でもある大傑作ですんで、この年末年始の休みにでも、未読の人はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょ。
(編成部 飯森盛良)
©MMIIINew Line Productions, Inc.All Rights Reserved..
さぁ、物語もいよいよ佳境に入る『2』こと『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』です。『二つの塔』とは、冥王サウロンの住むバラド=ドゥア塔と、裏切り者の魔術師サルマンの本拠地アイゼンガルドにそびえるオルサンク塔のこと。いわば、悪の枢軸みたいなもんですな。
しかし、本作で重要になるのはオルサンク塔の方で、それが『2』のメイン舞台のひとつ(バラド=ドゥア塔は『3』のメイン舞台です)。ここで活躍するのがメリー&ピピンの名コンビです。
一方、もうひとつのメイン舞台が騎馬民族国ローハンで、こちらではアラゴルン、レゴラス、ギムリが活躍します。
フロドとサムの2人は今作ではしゅくしゅくと滅びの山のそびえるモルドール国をめざして歩き続けます。
『1』のラストで旅の仲間は3つに分裂、『2』では各チームがそれぞれの冒険を続けます。以下、TEAMフロド、TEAMメリー&ピピン、TEAMアラゴルンとして、『2』でのそれぞれの動きを追ってきましょう。
警告:以下の文章には、致命的なネタバレ情報が含まれます。映画本編を見る前には、絶対に読まないでください!
【TEAMフロド】メンバー:フロド、サム、ついでにゴラム
・ 滅びの山がそびえるモルドール国めざして、ドヨーンと暗いムード漂う荒れ地を進む2人(暗いムードすぎてここがすでにモルドール領内かと勘違いする向きもありそうですが、全然モルドールの手前です。モルドール領の陰鬱さはこんなもんじゃありません!)。道中、2人はゴラムの襲撃を受ける。こいつ、現指輪所有者フロドの前の所有者ビルボの、そのまた前のオーナーだった奴で、まだ指輪に未練がある。
※ 補足:なんだけど、そこらへんのいきさつ本編では詳しく描かれてません。描かれてるのが『ホビットの冒険』だってのは前回ブログにて既述のとおり。ゴラムの襲撃を撃退する際、フロドが「この剣は“つらぬき丸(スティング)”だ。見覚えあるだろ、ゴラム」とかミエ切ってますが、この剣も元は養父ビルボの物。『1』の時に“裂け谷”でフロドがビルボから譲られるシーン、ありましたよね。『ホビットの冒険』に、洞窟の中でゴラムがビルボの持つ“つらぬき丸(スティング)”にややビビり気味という記述があるんですが、それ知らなきゃこんなセリフ意味わからんって。
↓
・ ゴラム、その剣で脅され、指輪の奪回を断念。以後、下手に出てフロドにおもねる。TEAMフロドはこのゴラムを案内役に立てモルドール国を目指すことに。『1』で描かれてたとおり、ゴラムはモルドール国に拉致られて拷問うけた暗い過去があるんで、モルドールへの道はよく知ってる。
↓
・ 変な沼とかでいろいろあったけど、どうにかモルドール国の玄関口である「黒門」に到着。ただ、どう見ても突破なり潜入なりできるような状態じゃなかったんで、そこからのモルドール入りは断念。ゴラムが「別ルートがある。ヤバい道だけどそっちのがまだ可能性ある」とここにきて初めて明かしたんで、そっちルートに変更。
↓
・ 新ルートを進んでると、モルドール勢と対抗勢力との小競り合いに巻き込まれ、その対抗勢力の方にTEAMフロドは捕まってしまう。その対抗勢力ってのがゴンドール国。部隊を率いるのは例の死んじゃったボロミアの弟ファラミアだった。ゴンドール国はモルドール国と戦争してるんでTEAMフロドにしてみたら味方サイドのはずだけど、この国の連中、どうも禁じ手とされる「指輪使って一発逆転」狙いたがる悪いクセがあって、今度のファラミア隊長も兄貴のボロミアと同じことを考え、指輪を自国ゴンドールに持って帰ろうとする。
↓
・ でモルドールとの戦争の最前線にあるゴンドール国の町(といっても今は廃墟)オスギリアス市が攻撃を受けてるってんで、ファラミア隊に連行されてTEAMフロドもそこに行くハメに。ここでの戦闘では指輪の幽鬼ナズグルが翼竜みたいなのに乗って襲いかかってきて、そのさなかにフロドとサムの友情パワーの感動シーンが描かれたりする。その麗しい模様をコッソリ影で見てジーンときちゃったファラミア隊長は、2人を(ってか指輪を)ゴンドール国へ運ぶっていう禁じ手的な企みを断念。滅びの山への旅を続けていいと言い、TEAMフロドは無駄な足止めからやっと解放される。
↓
・ っていうか結局モルドール国に一歩も足を踏み入れられないまま、『2』終劇!しかもゴラムはしおらしく案内役を努めているようでいて、腹に一物ある模様
。
【TEAMメリー&ピピン】メンバー:メリーとピピン
・ 悪に寝返った魔術師サルマンが放った強化オーク族“ウルク=ハイ”を中心としたオーク部隊に誘拐された(指輪を持ってるフロドと間違われて)2人だが、隙を見て逃げ出す。
↓
・ で、逃げ込んだ森で、木の精というか生きている樹というか樹木型二足歩行生命体というか、そんな感じのエント族と知り合い、実は死んでなかったガンダルフとも再会を果たす。ガンダルフの依頼で、エント族が2人をかくまうことに。
↓
・ メリーは、エント族も悪との戦いに加わるよう演説をぶつが、いまひとつ響かず。そこで今度はピピンが一計をめぐらし、エント族を悪に寝返った魔術師サルマンの根拠地アイゼンガルド近くまで連れて行くことに。
↓
・ アイゼンガルド周辺はサルマンの富国強兵策によって豊かな森林が伐採され、一部、工業地帯化されてた。それを見た森の守護者たるエント族は、ピピンの思惑どおり激ギレ!おりしもアイゼンガルドの10,000を下らないと言われる軍勢は騎馬民族国ローハン攻めのため出払っていて空城同然だった。その空城でエント族は大暴れを始め、堤防を決壊させて水攻めに。アイゼンガルドは床上浸水で復興不能状態、完膚なきまでに叩き壊されちゃう。それを自宅兼事務所(多分)である塔の上からなすすべもなく見てるしかない魔術師サルマン、泣きそう
。「二つの塔」のうちの一方(オルサンク塔)、陥落!
【TEAMアラゴルン】メンバー:アラゴルン、レゴラス、ギムリ
・ 誘拐されたTEAMメリー&ピピンを助けようと跡を追うが、森の中でガンダルフと再会。「あの2人はもう大丈夫」と聞いて一安心する。自分たちで救出はできなったが、結果よければすべて良しで、TEAMアラゴルンは別の戦いに身を投じることに。めざすはローハン国だ。
↓
・ 騎馬民族国ローハンでは国王セオデンが悪の魔術師サルマンの魔法で廃人同然になっており、憂国の青年将校エオメルを国外追放するよう仕向けられるなど、魔術師サルマンの意のままに操られてた。
↓
・ローハン国にやって来たガンダルフの善の魔法によってセオデン王の呪縛が解け、以後、ローハン軍は善の側として戦いに参戦。TEAMアラゴルンもこの軍に加勢する。
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・ 悪の魔術師サルマンは冥王サウロンの指令に基づき人間絶滅のいくさを本格始動。その手始めに狙われたのが、自分のコントロール下から抜け出し反抗的になった騎馬民族国ローハンだった。ハンパない数の軍勢をローハン国に差し向ける魔術師サルマン。ローハン国王セオデンは都を捨てて難攻不落の砦がある渓谷に全住民で立てこもると決める。TEAMアラゴルンも同行。ただしガンダルフは、例の追放された青年将校エオメルを呼び戻しに、どっかへ行っちゃう。
↓
・ アラゴルン、ローハン国の威勢のいいお姫様(セオデン王の姪)に片想いされちゃったり、崖から落ちたりといろいろあった後、渓谷の砦はいよいよ魔術師サルマンが差し向けた軍勢に包囲される。彼我兵力差、なんと10,000vs300。スパルタ人でもなけりゃまず勝てない!
↓
・ ローハン国王セオデンは「ウチには親しくしてる国なんて無いから、どうせどこも援軍には来てくれない」と捨て鉢ぎみだったが、 『1』に出てきたエルフ族が善の勢力同士ってよしみだけで援軍に来てくれて、人間のローハン国+エルフ族の混成軍が出来上がる。
↓
・ でもやっぱ多勢に無勢で勝てない。そもそも騎馬民族に篭城戦は向いてないってことで、最後は残った10騎ぐらいで騎乗カミカゼ特攻を敢行し華々しく散ろうとするが、ちょうどその時、ガンダルフが例の追放された憂国青年将校エオメルとその部隊2,000騎を引き連れて戻って来て敵攻囲軍の後背を突いたんで、形勢逆転!勝った!!
とまぁ、こんな推移で『2』は終わり。『3』ブログに続く。
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(編成部 飯森盛良)
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『ロード・オブ・ザ・リング』の『1』についてちょいと補足します。ちなみに原作『指輪物語』ですと『旅の仲間』ってサブタイトルがちゃーんと付いてます。
まずは、しょっぱな冒頭ですよね、『LotR』を初心者にとっつきにくくしてる元凶は。指輪がどうして世に生まれて、どうやってホビット族の手に入るに至ったのかを、ものすっごく駆け足でハショりまくって見て行くプロローグ的部分です。ここだけ補足説明しとけば『1』はまず完璧でしょう。
ものの7分ちょいのプロローグなんですが、この7分間が超重要なんです!
えー、この7分の中に、ホビット族のビルボ(主人公フロドの養父)が洞窟の中で指輪をたまたま拾うシーンがございますが、これ、実は『ホビットの冒険』っていう『指輪物語(LotR)』とは別の物語から引っぱってきた重要場面なんです。
『ホビットの冒険』ってのは『指輪物語(LotR)』のいわゆる“エピソードI”的な前日譚です。これも前・後編でそのうち映画化されるらしいっすけどね。
『ホビットの冒険』の主人公はビルボで、13人のドワーフ族とともに大冒険を繰り広げるってお話なんすわ。ガンダルフとかエルロンドとか、ガンダルフを塔のてっぺんから救出した鷲とかも出てきます。映画『1』冒頭、ビルボとガンダルフが再会を喜ぶシーンがありますが、2人は『ホビットの冒険』時代に一緒に冒険した仲なんで、えらい懐かしかったんでしょう。
そのシーンで、ビルボがガンダルフに「隠居してどこかで静かに本を書き終えたい」とかなんとか言ってますけど、本ってのはビルボの回想録のこと。それこそが『ホビットの冒険』なんです。つまり『ホビットの冒険』はビルボ・バギンズ著のノンフィクション、っつー設定になってるワケ(後で“裂け谷”のシーンで完成した本が出てくる)。
さて、ビルボが指輪を拾った話に戻りますと、それがらみで『ホビットの冒険』に登場してくるキャラがゴラムです。さすがに重要すぎるキャラなんで映画『1』でもちょいちょい説明されてますが、かなり説明不足ですんで、ここで補足しときます。
ゴラムは指輪の元の所有者で、指輪の魔性に魅入られ、洞窟の中で引きこもりな生活をしてた奴です。こいつがある時、大事な指輪をたまったま洞窟の中で落とすかなんかしたんです(っていうか、いつまでヒッキーに死蔵されててもラチ明かんと、冥王サウロンのもとに帰りたがってる指輪が、おのれの意志で逃げ出した)。
で、その指輪を、大冒険のさなか、たまたま別件でゴラムのいる洞窟をさまよってたビルボが拾ったんすわ。直後、ビルボはゴラムと出会い、なぜか洞窟の真っ暗闇ん中でナゾナゾ対決をするハメになります。実はゴラムって、ナゾナゾ大好きという、意外にカワイイ一面があるんで。で、ビルボが勝てば洞窟の出口までゴラムに案内してもらえ、ゴラムが勝てばビルボを食ってもいいという、まさに生死を賭した勝負になったんです(『2』以降、ゴラムが刺身好きってのは描かれますが、平気で人も食っちゃうんです、実は)。
で、押され気味だったビルボが最後に、
ビルボ「いま私のポケットに入ってるものなーんだ?」
ゴラム「分かるかそんなの!」(正論です)
という反則技で逆転勝利(?)するんですが、ゴラムがその直後に大事な指輪を紛失したことに気づき、「指輪だな!?ポケットの中に入ってたのは指輪だな!お前が盗みやがったんだな!? 返せこのヤロー!!」
という展開になるワケです。ビルボは指輪はめて透明になってその場を無事に切り抜けました(よく指輪はめた時のあの強烈な不快感に堪えれたな、ビルボは)。
えー『1』の劇中、ビルボが旅立った後、主のいなくなったビルボの家で、主が残していった指輪を前に、ガンダルフがパイプをくゆらせつつ物思いに耽りながら「発端は“暗闇の謎問答” 」などとつぶやくシーンがございますが、このことを言ってたんですな。ナゾナゾ合戦のことは映画『LotR』劇中ではいっさい触れられてませんので、このセリフは『ホビットの冒険』を読んだことない人には完全に意味不明です。ちょいヒドいよな、この作りは。だから分かりにくい映画とか言われちゃうんだよ 。
とにかくですね、このゴラムってのは『2』、『3』以降、フロドとの絡みで決定的に重要な役割を果たしていくキャラなんで、以上ながながと記した映画では言及されてない経緯、よーく把握しといてください。
とまぁ、こんなところで『1』の補足説明は十分だと思います。あとはストーリーを簡単におさらいしときます。
警告:以下の文章には、致命的なネタバレ情報が含まれます。映画本編を見る前には、絶対に読まないでください!
・ 主人公フロド・バギンズが、隠居する養父ビルボ・バギンズから指輪を受け継ぐ。
↓
・ 魔術師ガンダルフの調査で、指輪が冥王サウロンのものと判明。これをサウロンが取り戻すとMAXパワーを発揮できるようになり、世界が滅ぼされる(蛇足ながら、『ロード・オブ・ザ・リング』とは「指輪の王」ってな意味で、つまりこのサウロンのことをさす)。
↓
・ 冥王サウロンはひっ捕らえたゴラムを拷問し「指輪は“ホビット庄(シャイアとも。ホビット族の村のこと)”のバギンズが持ってる」と聞き出し、恐ろしい指輪の幽鬼ナズグル9人衆を派遣。
↓
・ と、いう話をガンダルフに聞かされたフロドは、ホビット庄に居たらヤバそうだってんで、とりあえず指輪を持ってあわただしく逐電。ガンダルフは先輩魔術師サルマンにアドバイスをもらうためサルマンが住むアイゼンガルドに向かう。フロドは独り、しばらく行った所にある村を目指し、後日そこでガンダルフと落ち合う、っつープラン。だが結局フロドには、庭師のサム、遠縁のピピン&メリーというホビット族仲間3人が同行することに。
↓
・ アイゼンガルドでサルマンと会うガンダルフ。だがサルマンは冥王の側に寝返っており、ガンダルフは監禁されてしまう。そのためフロドとの待ち合わせ場所に行けず。
↓
・ フロドらは待ち合わせ場所でガンダルフを待つが、一向に現れない。次第に追っ手ナズグルたちが迫ってくるが、その場にはアラゴルンがおり、以降、彼がフロドのことを護ってくれる。
↓
・ アラゴルンによって、フロドたちは、この待ち合わせ場所を出、エルフ族の領土“裂け谷”に導かれる。道中、ナズグルに攻撃されるが、なんとか“裂け谷”まで到着。そこには監禁から辛くも脱出してきたガンダルフの姿も。
↓
・ “裂け谷”のエルフ族領主エルロンドは、自分たちでは指輪を守りきれないので、指輪を“裂け谷”で管理することはできない、と言い、けっきょく指輪を今後どうするのか、各勢力の代表者を集めた会議にて決めることに。
↓
・ 会議の結果、指輪を破壊することに決まる。とは言え、この指輪は何をやっても破壊できず、唯一、指輪を作った滅びの山の業火だけがこれを物理的に破壊できると判明。ちなみに滅びの山は冥王サウロンの国モルドールにそびえてるんで、誰かビンボーくじ引いた奴が直接そこ(敵国の真っ只中で、かつ地獄の一丁目みたいな土地)まで行かにゃなんない。
↓
・ フロド、その超ビンボーくじ任務に志願。会議に出てた各勢力の代表者はフロドをサポートすることを誓い、ここに9人の“旅の仲間”が結成された。メンバーは、
フロド
サム
メリー
ピピン
ガンダルフ
アラゴルン(実はゴンドール国の滅びだ王朝の末裔であることが判明)
エルフ族のレゴラス
ドワーフ族のギムリ
ゴンドール国執政の息子ボロミア
っつー顔ぶれ。でもボロミアだけは指輪を破壊することには反対で、そのパワーで逆に冥王に対抗しようと主張する。彼の国ゴンドールは冥王の国モルドールに一番近くて、戦争状態にあるので、他の連中よりはるかに切羽詰ってて、そう考えるのもムリはないんですな。
あと、彼は執政の息子で、王家の絶えたゴンドール国の代理トップのご令息なんだけど、その王家の生き残り、ほんとのほんとのトップって血筋のアラゴルンがいきなし現れたんで、対抗意識ムキ出しになっちゃうのも、また仕方ないことです
。
↓
・ 滅びの山を目指し遥かな旅に出る仲間たち。途中、ドワーフ族の地下王国モリアを通るが、そこは今は廃墟と化しており、オーク族(この世界のザコキャラモンスター)がウジャウジャいて、その上、恐ろしいバケモノまで巣くってた。そのバケモノとの戦いで、ガンダルフ、死す!
↓
・ エルフ族の国ロスロリアンを通過。女領主からいろいろ素敵なお土産をもらっちゃう。『2』以降の冒険でお役立ちアイテムとして活用されるので要チェック。
↓
・ 道中の森で、フロドとボロミアが2人きりになるシチュエーションがあり、その際にボロミアは自国ゴンドールを守るため、フロドから指輪を腕ずくで奪おうとする(そういう挙に出たのも指輪の魔力に操られたせい)。辛くも逃れたフロドは、他の仲間も指輪の魔力に惑わされ態度が豹変しちゃう恐れがある以上、ここから先は独りで旅を続けるしかない、と腹をくくる。正気に戻ったボロミアは後悔しきり。
↓
・ 寝返った魔術師サルマンが作り出した強化オーク族“ウルク=ハイ(白い手の平マークが目印)”が旅の仲間の追跡に放たれる。その目的はフロドの拉致。旅の仲間たちもこの先の旅はフロド独りでしか続けられないことを納得し、それぞれが“ウルク=ハイ”からフロドを逃がそうと懸命に戦う。
↓
・ メリー&ピピンはフロドを逃がすため自らオトリとなり、助けに駆けつけたボロミアの奮戦もむなしく、“ウルク=ハイ”に拉致られてしまう(“ウルク=ハイ”はメリー&ピピンをフロドと勘違いした模様)。ボロミア、壮絶なる戦死!(ここ男泣きポイント)
↓
・ フロドに同行すんのを断念したアラゴルン、レゴラス、ギムリは、拉致られたメリー&ピピンの身柄奪還のため、悪の魔術師サルマンのもとに戻って行った“ウルク=ハイ”部隊を追撃することに。
↓
・ フロドは独りでモルドール国の滅びの山を目指そうとするが、忠実なる庭師のサムだけは死んでも同行すると言い張って聞かず、結局、この、主従であり親友でもあるコンビで、指輪を破壊するための旅を続けることに。
↓
・ 以上、『1』終劇!
どうでしょう?『1』の展開は飲み込めました? 『2』以降はますます複雑な要素がからみ合うようになってきますが、このブログをご参考の一助にしてください。
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(編成部 飯森盛良)
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いよいよ年内最後の吹き替えの日がやってまいりました!24時間吹き替え版のみをお送りする恒例の吹き替えの日、12月12日に実施です。
今回は、イーストウッド=山田康雄を大特集!
の4タイトル
+サプライズ・クリスマス・プレゼント!(詳細は最後に)
というラインナップです。
実は、山田康雄のイーストウッドってのは、当チャンネルが吹き替えを重視するようになったキッカケでもあるんですよね。
思い返せばこの企画、そもそも考えついたのが、昨年の夏、『ダーティハリー』全作を一挙放送した時でした。それまではウチも吹き替えを積極的にやろうとは考えてなかったんですが、この時はタイトルがタイトルだけに、こればっかりはどう考えても吹き替えだろ!『ダーティハリー』を字幕で見るなんて考えられない!イーストウッドの声でしゃべるハリー・キャラハンなんてハリーじゃない(っつーか正直、原音で見たことない)、山田康雄だろ山田康雄ふつう!!! とボクは猛烈に感じたんですな。
作品的にそういう作品って、考えてみりゃいくつもあるよな、と思い当たり、それと同時に、世代的にボクとおんなじこと感じる人って絶対いるハズだとも思ったんですわ。ちなみにワタクシは70年代生まれの30代男性、団塊ジュニアの第2次ベビーブーマー。映画に目覚めた頃は淀長翁も水野さんも健在でピンピンしており(ギリ荻昌弘も知ってる)、TVのよる9時からのナンタラ洋画劇場とかなんとかロードショーとかで映画に開眼したクチです。
たぶん、いま40代から30代の結構な数の人にとって、映画の原体験はTV洋画劇場なハズなんですよね。
この世代、子供の頃には70年代や80年代のアニメ黄金時代にドップリ漬かって育ってる。で、ふつう映画って目覚める人は小学校高学年ぐらいから見始めますけど、アニメで耳に馴染んでた声優がそのまま掛け持ちで映画もやってた。「あ、ルパンの声だ」とか「あ、次元の声だ」とか「あ、銭形の声だ」とか(なんかルパン声優陣って洋画出現率やたら高かった気がすんな)、そんな身近なところから、あまり敷居の高さを感じることもなくアニメから映画へと入っていけたような記憶があります。
もっとも、「70年代や80年代のアニメを見て育った、40代から30代の人」って乱暴に十把一絡げに扱っちゃいましたけど、普通に考えて一世代ちがうんですよね。にも関わらず『ルパン』は両世代に共通体験としてある。ルパンの声、銭形の声って言っただけで同じ声を想像できちゃうってのは、考えてみりゃスゴいことです。
余談ながら、緑ルパン、赤ルパン、ピンクルパン(ジャケットの色がね)とTVシリーズが3つあって、そのどれかをリアルタイムで見てるか、再放送を見てるハズですからね、30代・40代の人は。ボクは関東なんですが、関東以外ではどうか知りませんけど、なんか子供の頃は平日夕方、4チャンで赤ルパンの再放送ばっかやってました。世代的にはボクはリアルタイムで見てるならピンクルパンなハズなんですが、そんなワケで赤ルパンが一番馴染み深い。
でも、実は意外に侮れないらしいピンクルパン。以下、余談の余談。ピンクルパンって、最初の緑ルパン同様、しっかりした大人向けの内容ってのと、幾つかの秀逸なエピソード、それにモンキー・パンチの原作に近いキャラデザ(赤ルパン再放送の見すぎで大塚康生顔に慣れてた当時のボクには、逆に違和感バリバリだった)など、赤ルパン(最もメジャーながらいかにも子供向けな感が拭えない)より、むしろ評価の高い緑ルパンに近いシリーズだったらしい、ということを、最近になって知りました。
いやーそのピンクルパン、ガキの頃に土曜の晩にやってて、ちょいちょい見てはいたんですが、その大人向け感がガキのボクにはどうにも取っ付きにくかったのと、歌からしてあのルパンのjazzyなテーマじゃない曲なんで、敬遠してたんすよね。
最近の再評価を知り、今さらながらちゃんと見ときゃ良かった、と思ってた矢先、正月にファミリー劇場というCSチャンネルで、怒濤の25時間全50話一挙放送やるらしいっす!
これだからCS多チャンネル放送ってのは凄いよね!このブログ読むだけ読んでる多チャンネル環境未導入の皆様方、特に「最近、なーんかTVがつまんないな」とかの不満を感じてるようでしたら、多チャン環境を導入すると、退屈なTV生活が180度かわるかもしれませんよ。2009年は、ぜひ導入ご検討を!
閑話休題。スンマセン、ようやく元の映画の話に戻ってきますとですねぇ、ボクの世代、まずTV洋画劇場で映画に開眼し、中学ぐらいからは今度はレンタル屋が普及しだしたんで、ボク個人の場合ですと、途中でTV洋画劇場からレンタルに転向しちゃったんすわ。白状しますと、実はボク、映画館って場所にあんまし行ったことがないんです 。それでこんな商売でメシ喰ってていいのか!?
いいんです!ウチはTVで皆様に映画をご覧いただく商売なんだから。
逆に、TVならではの映画の楽しみ方ってやつも知っちゃってるワケですよ、ボクら、TVで映画見て育った、映画館を知らない映画好きたちは。その最たるものが吹き替えですね。イーストウッド=山田康雄とか。
ちなみに、そういう考えの人って世の中にどれぐらいいるんだろう? ボクがマニアだからそう考えてるだけってんなら商売には役立ちませんので、これはちゃんと検討せにゃならんと。吹き替え押しってのをウチのチャンネルで継続するんだったら、上を説得する意味でもちゃんと検討しようと。思いましたんです、はい。
で、去年の時点で、実は「なんとかかんとかマーケティングなんたら調査」的なのをやってですね、ちゃんと調べてるんですよ。ここでその当チャンネル社外秘情報を暴露しましょう。
ザックリ申しますと、字幕派6割、吹き替え派4割って結果だったんです(07年ザ・シネマ調べ)。
超意外!4割ってけっこう多い!!
その4割の中でもいろいろで、ウチでやってる、往年の昭和TV洋画劇場の吹き替え版へのノスタルジーという人もいれば、家事や育児の片手間に映画見るのに吹き替えの方がラクだとか、年とって視力的に字幕はキツいとか、理由は無いけどとにかく吹き替えの方が好きとか、いろんな回答がありましたわ。
ちなみに後者3つの線ですと、CSの同業他社では「日本唯一の吹替え映画専門チャンネル」ことスター・チャンネル プラスさんってのがありますな。あちらさんは近年のメガヒット作を吹き替えで24時間やられており、この年末年始には「吹替えメガヒット100時間一挙放送!」なんて企画で、『アイ・アム・レジェンド』とか『パイレーツ・オブ・カリビアン』の3とか『ダイ・ハード4.0』とかをブッ通しでやるらしいっす。
ノスタルジーじゃなく、近年の映画も吹き替えで、ってニーズ、実際、高いんすわ。そういうのウチではめったやりませんけど。なんせ、きょう日はシネコンとかでも必ず大作洋画は吹き替え版も併映するってご時世ですからね。
聞くところによると、最近の若いモンは字幕を読めくなってきてるらしいんで、字幕しかやらないと劇場に客が入らないんだとか 。ってオイ、好き嫌いじゃなく若者全体が能力的に読めないってのはさすがに我が国の前途が不安だぞ 。
ま、そんなこんなで、新しい映画を吹き替えで見たいって人には、スター・チャンネル プラスさんってのがありますし、シブ好みの人には、往年のTV洋画劇場で放送されたバージョン(できればDVD未収録音源)を発掘してる当チャンネルがありますし、ファミ劇さんではピンクルパンも見れるらしい。いやー、CS多チャンネル放送って、ほんっとーにいいもんですね。それではまた来年もお会いしましょう!(次回のウチの吹き替え特集は春以降で予定。乞うご期待)
(編成部 飯森盛良)
『夕陽のガンマン』 ©1965 ALBERTO GRIMALDI PRODUCTIONS S.A. All Rights Reserved.
蛇足:今回12月12日のラインナップ、「サプライズ・クリスマス・プレゼント」こと最後の1本、その正体とは
なぜにエディ・マーフィ!? そりゃサプライズだわ! スンマセン、ぶっちゃけ、吹き替えの日って24時間放送するのがお約束なのに、ラスト1本イーストウッドものがゲットできなかったんで、時間が埋められなくなり、じゃあ仕方ないってんで、全然関係ないのを持ってきちゃいました 。
ですがまぁ、DVDに収録されてる山ちゃん吹き替え版の方じゃなくて、下條アトムのゴールデン洋画劇場版なんで、「ま、いっか。レア音源だし」と心温たまるクリスマス精神で許してやってください。
にしてもこの映画、なんと、『エディ・マーフィのホワイトハウス狂騒曲』という邦題のくせに、一切ホワイトハウスが出てこないんです。出てくるのは議事堂です(あれも白い建物だけど )。いいのかそれで!もしかして、邦題つけた人、ホワイトハウスとアメリカ議会議事堂の区別ついてない ?
ゴルァ!! 邦題つけたウッカリ君、出てこい!11月のウチのチャンネルの大統領映画特集で、危うくこの映画も数に入れちゃうとこだっただろ!







