(吹)鷲は舞いおりた

困難な仕事に命を賭けて挑む軍人たちの矜持を描く、古き良き“戦争娯楽映画”の最高峰
© ITC Entertainment Group Limited 1976

解説

かつて、気高き戦場の漢たちの決死的英雄精神を描く“戦争娯楽映画”というジャンルが存在した。本作は、『大脱走』の名匠ジョン・スタージェスが描く、今は失われたそのジャンル最高傑作の1本だ。

ストーリー

時は第二次大戦もドイツの敗色濃厚となった頃、独空軍降下猟兵スタイナー大佐は、英国首相チャーチルの拉致という驚天動地の秘密任務を命じられた。無論、拉致のためには敵国イギリスに潜入しなければならず、まさに決死の任務だ。IRA工作員デブリンの協力を得て、チャーチルが訪れる英国の保養地にポーランド軍人のふりをして潜入を果たしたスタイナーの部隊は、果たして任務を全うできるのか!?

放送日時

2017年01月09日(月) 06:00 - 08:00

2017年01月19日(木) 深夜 02:15 - 深夜 04:00

2017年01月27日(金) 16:45 - 18:30

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みんなの映画レビュー

    • 鑑賞日 2016/11/19
    • シンクロニシティ

ジョン・スタージェス監督最後の作品。ヒトラーの気まぐれな発言から、チャーチル拉致計画を実行しなければならなくなった兵士たちの物語。原作はジャック・ヒギンズの小説で、史実にはなかったことなので最初から結末は予想がつく。計画を立てたラードル(ロバート・デュヴァル)は、ある偶然を共時性(シンクロニシティ)ととらえて、ヒムラー(ドナルド・プレザンス)の思惑で動くことになる。実行部隊はシュタイナー大佐(マイケル・ケイン)とその部下たち。

戦争中なのだから、殺し合いが描かれるのだが、彼らはとてもフェアだ。シュタイナーは、見ず知らずのユダヤ人少女の逃亡を救おうとして部隊ごと懲罰を受ける。更に作戦中の現地で、部下は少女を救う。その上人質をとることを潔しとせず、堂々と不利な戦いに挑んでいくのだ。協力者のデヴリン(ドナルド・サザーランド)は、卑劣なテロを嫌っている。無差別に人を殺し、自分達が生き残る為に人を盾にするような現在の卑劣なテロとは訳が違う。

それにしても、先に潜入していたデヴリンは少女モリーにちょっかいを出して恋愛関係が生じたりとのんびりムード。訓練中にチョロチョロしている邪魔な子供たちはほったらかし。偽装軍服の下にわざわざ着ていたもの。目的はどんどん遠のくのに、終盤簡単に辿りついてしまうなど、ツメの甘さは気になった。その分ラロ・シフリンの音楽が盛り上げてくれ、気分は否応もなく高まった。

ヒトラーの気まぐれと、ヒムラーの企みに翻弄された兵士たちの運命が哀しい。これはやらなければならなかった戦いなのか。この不条理さこそが戦争というものの正体なのだろう。生き残った者が見届けた物も、また無常さを感じさせた。

    • 鑑賞日 2015/10/26

男たちのどことなく哀愁の漂う話。ドイツ軍のチャーチル暗殺(誘拐)作戦を描く。ロバート・デュバル、ドナルド・サザーランド、マイケル・ケインそれぞれ素晴らしい。特にマイケル・ケインが良い。彼の人生は「人助け」に狂わされている気がする。そしてこれはネタバレだが、ドイツ軍人たちは文字通り犬死にのような展開になるのだが、最終的にはチャーチルを守ろうと善戦したアメリカ軍の戦死者もある意味無駄死にと言えるのでは無いか。戦争とは何か。冗談から始まった作戦で命を落とす戦争とは一体。ラストの救助船は効果的。くるものがある。

    • 鑑賞日 2016/9/11
    • 原作のダイジェスト

原作は冒険小説の傑作。主な登場人物の背景がしっかり描かれていてその行動がしっかり説明されている。2時間余りの映画では、原作のダイジェストにならざるを得ない。ドイツ軍の親衛隊とドイツ軍人との確執、アイルランドの複雑な情勢などが省かれてあくまでも戦争活劇として描かれている。物足りないといえば物足りない。しかし、戦争活劇としては及第点

    • 鑑賞日 2016/8/13
    • ドナルド・サザーランドがいい!

マイケル・ケイン、アンソニー・クエイルといった英国俳優がナチの将校を演じチャーチルを誘拐しようとする。全編英語で演じられる。ポーランド兵のふりをする時はポーランド語なのに。
このテの20世紀の戦争娯楽映画で気になるのは
★言葉へのこだわりがない
★銃を撃つショット→狙われた人間が首をすくめるor隠れるショット→弾はあたらない
★撃たれた人間が「うっ、やられた!」演技で死ぬ

マイケル・ケイン演じるナチスドイツ歴戦の勇者がユダヤ人少女を助けて軍法会議→島流し。
マイケル・ケインの部下が水路に落ちた少女を助けて自分が水車に絡まり死ぬ。
と極悪非道として描かれるのが普通のナチス軍人を好意的に描いているのは異色かも。

ドナルド・サザーランドはアイルランド人で反イギリス、
女スパイも夫や子供を南アフリカでイギリスに殺され反イギリス、敵(英)の敵(独)は味方とナチに協力する。
「ライアンの娘」に通じるアイルランドの複雑性。

    • 鑑賞日 -
    • 本当に来やがった

★マイケル・ケイン
★ドナルド・サザーランド
★ロバート・デュヴァル
の豪華共演

第二次大戦中、ヒトラーの命を受けたドイツ特殊部隊によるチャーチル首相誘拐作戦を描いた戦争冒険映画です。原作はジャック・ヒギンズの同名小説。

マイケル・ケインとロバート・デュヴァルはドイツ軍人役で、ドナルド・サザーランドは作戦に協力するIRAの工作員役。イタリー山中に監禁されていたムッソリーニ救出に成功して気をよくしたヒトラーは、次はチャーチル首相誘拐の計画書を作成するようにと、ヒムラーを通じてラドル大佐(ロバート・デュヴァル)に命じる。冗談から始まった誘拐計画“イーグル作戦”が徐々に現実味を帯びてくる。作戦のリーダーには、上官には反抗的だが部下の信頼の厚く、数々の戦果を挙げた精鋭スタイナー(マイケル・ケイン)が選ばれた。

敗色強いドイツの仕掛けた捨て身の作戦であるため、見終わったあとに爽快感はありませんが、マイケル・ケインやドナルド・サザーランドなど個々のキャラクターが大変魅力的な作品です!ラロ・シフリンの音楽もカッコいいです!

マイケル・ケインの部隊が、チャーチルが休暇に訪れるというアイルランドの海岸にパラシュートで舞い降りるシーン(これがタイトルの『鷲は舞いおりた』なんですね!)は圧巻です。先に到着していたドナルド・サザーランドが「本当に来やがった」とニヤリと笑う、この言葉にこの作戦の質がよく表れていると思いました。

原題

THE EAGLE HAS LANDED

監督

ジョン・スタージェス

出演

マイケル・ケイン(広川太一郎)ドナルド・サザーランド(西沢利明)ロバート・デュヴァル(鈴木瑞穂)ほか

製作国

イギリス/アメリカ

製作年

1976

本編時間

95分

画面サイズ

ワイド画面

視聴制限

なし

字幕/吹き替え

吹き替え

カラー/白黒

カラー

『(吹)鷲は舞いおりた』© ITC Entertainment Group Limited 1976 『(吹)鷲は舞いおりた』© ITC Entertainment Group Limited 1976 『(吹)鷲は舞いおりた』© ITC Entertainment Group Limited 1976 『(吹)スウォーム』TM & © Warner Bros. Entertainment Inc. 『(吹)スウォーム』TM & © Warner Bros. Entertainment Inc.
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