ナイトクローラー

その男、特ダネに群がるハイエナ。一線を踏み越える報道パパラッチの狂気を描く社会派サスペンス
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解説

名脚本家トニー・ギルロイの弟ダンの初監督作品。モラルを踏み越えて特ダネ映像を追い求める報道パパラッチを演じるのはジェイク・ギレンホール。役作りのため12kgも減量し、ギラギラしたマス“ゴミ”男を怪演。

ストーリー

建設現場から夜間、資材を盗んで生計を立てているドブネズミのような男ルイス。ある夜、交通事故を目撃した彼は、事件・事故の現場をビデオで撮影し、TV局に映像を売り込む報道パパラッチの男と知り合う。これが私の生きる道と早速カメラと無線傍受器を買い、事故現場を撮影してローカル局に映像を売り込むと、ディレクターはさらに過激な映像を要求。ドブネズミからハイエナへ。ルイスは人の死を飯の種にしてのし上がっていく。

放送日時

2017年09月08日(金) 08:00 - 10:15

2017年09月13日(水) 18:30 - 21:00

2017年09月21日(木) 10:45 - 13:00

2017年09月23日(土) 06:00 - 08:30

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みんなの映画レビュー

    • 鑑賞日 2017/9/14
    • ジェイクの目ん玉

ジェイク・ギレンホールは、イかれたやつをやらせたら間違いなくハマる。瞬きしない人が苦手ってアンハサウェイが言ってたけどコイツのことだよね。ストーリーはイマイチ盛り上がらないけど好奇心そそる作品。ニンゲンやっぱりゲスです。

    • 鑑賞日 2017/7/18
    • ラストが納得できない

ニュースの裏側を暴いている。ニュースは作られているのである。ルイス役のジェイク・ジレンホールのクールな映像作りは割り切れない。アメリカはニュース番組が多いので、三流のニュースは過激になるのかも。それと提供者が合体すれば、作品のような世界はあるだろう。警察の無線が自由に傍受でき、それを悪用?する人がいれば、メディアの商業主義と合致した世界は成り立つだろう。レネ・ルッツの崩れた感じのプロデューサはハマっていた。ルイスの生活を否定する状況でラストシーンを終えて欲しかった。悪ははびこるということか。

    • 鑑賞日 2017/7/5
    • すっきりしない

 パパラッチといえばダイアナ妃の事故以来、あまりいい印象がないですが、この作品もいい印象はもらえませんでしたね。

 主人公がな~んか最初から怪しげだったんですが、本当に怪しかったですね。殺人まがいの事もしたりして。だんだんスクープを取るためなら何をしてもいい、みたいな感じになっていくところがね・・・。すっきりしない作品でした。

    • 鑑賞日 2017/6/16
    • ナイトクローラー

事件や事故現場に急行して捉えた映像をテレビ局に売る報道パパラッチとなった男が、
刺激的な映像を求めるあまりに常軌を逸していく。
タイトルの「ナイトクローラー」とは、
事件や事故現場専門の報道パパラッチのこと。
クズ男のサクセスストーリーで、
徐々に狂気の映像クリエイターと化していくジェイク・ギレンホールの、
腹黒さ、
クズっぷりが凄まじ過ぎました。
レネルッソのおばさんぶりもショックでした。
ルイスは、
刺激的な映像を求めるあまりに常軌を逸していくのですが、
事故現場の遺体を勝手に動かしたり、
ライバル会社の車に細工して事故らせたり、
強盗事件の現場に不法侵入したりと、
手段を選ばない。
LAの夜を疾走する臨場感も素晴らしい。

    • 鑑賞日 2017/6/7
    • 誰がスクープを待っている

ここまで主人公に感情移入できない映画は稀だと思います。ルイスは自己顕示欲の塊で、自己中心的で、利己的で、友人もなく、定職もなく、キレやすく、平気で嘘をつき、人の物を平気で盗み、人としての罪悪感を持ち合わさない、人として、社会人として、何らかの問題があることはもちろんですが、それよりも、絶対に自分の周りにはいて欲しくないタイプの人間です。

そんなルイスが見つけた職業はパパラッチでした。他人の不幸をかえりみず、スクープの為なら土足で人の心を踏みにじる。パパラッチという職業はルイスの天職と言っても過言でなく、彼の才能が開花し、次第にこの職業に取り憑かれていきます。

ルイスはある日、自分で雇ったアシスタントのリックに「あんたはもっと人のことを理解した方がいい」と言われます。あまりにも無礼なものの言いようです。しかし、少しのミスで直ぐにキレ、独特の理論で論破されては、リックが言うことも無理がないのかも知れません。それにしても、本当にルイスは人のことを理解していない人間なのでしょうか? 私は逆だと思います。

ローカルTVのディレクターのニーナに、ルイスは需要があるスクープとは何かを教わりました。ニーナは「平穏な日常が脅かされるた映像」こそが、視聴者が求めるスクープだと言うのです。このときルイスは人間の本質を見抜いたのではないでしょうか? 対岸の火事のように、遠くで平穏な日常が脅かされる映像を眺め、心のどこかで恐怖を感じながら「でも、自分の日常は大丈夫」だと、安心を確認する。そこに人間の本質があるとルイスは知ってしまったと思います。

ルイスは「恐怖(FEAR)」を「本物に見える虚偽の証拠(False Evidence Appearing Real)」と言っています。ルイスは「平穏な日常が脅かされるスクープ」の為に、目の前にある事実を次々と偽装していきます。視聴者が求めているのは真実ではなくリアリティであると分かっているため、ルイスの狂気は止まりません。そしてルイスは最大のスクープを得たにも関わらず、それを元に次なるスクープを得るために、犯罪を演出するようになってしまうのです。

何度も言いますが、これほど感情移入できない主人公はいません。これほど人の心が分からない主人公に、自分の心を投影できないのです。しかし、何故だか嫌悪までにはいたりません。人の心をかえりみないルイスの行動は蔑むべき行為なのですが、ルイスが見透かす人間の本質同様、私の心のどこかに、パパラッチが捕えるスクープを待ち望んでいるからかも知れません。

原題

NIGHTCRAWLER

監督

ダン・ギルロイ

出演

ジェイク・ギレンホールレネ・ルッソリズ・アーメッドビル・パクストンほか

製作国

アメリカ

製作年

2014

本編時間

118分

画面サイズ

ワイド画面

視聴制限

なし

字幕/吹き替え

字幕

カラー/白黒

カラー

『ナイトクローラー』©2013 BOLD FILMS PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
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