双子の姉妹の数奇な運命を20世紀の科学の進歩と重ねてクラシカルに描き、カンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を受賞「私の20世紀」

配信作品・解説 STAFF: YK
双子の姉妹の数奇な運命を20世紀の科学の進歩と重ねてクラシカルに描き、カンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を受賞「私の20世紀」

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  1. 私の20世紀(ハンガリー/西ドイツ 1989)

私の20世紀(ハンガリー/西ドイツ 1989)

19世紀末から20世紀…移り行く時代の波に翻弄される人々を幻想的な映像で綴る人間ドラマ

「私の20世紀」

1880年、エジソンが発明した白熱電球に世間の注目が集まる中、ブダペストの貧しい家で双子の姉妹リリとドラが誕生する。やがて2人は孤児となり、路上で別々の紳士にもらわれていく。1900年、革命家になったリリと詐欺師になったドーラはオリエント急行の列車に偶然乗り合わせる。ブダペストの駅で降りた姉妹は、謎の男Zにそれぞれ出会う。純朴なリリと妖艶なドーラを同一人物と勘違いしたZは、彼女たちを愛してしまう。

ベルリン国際映画祭金熊賞受賞歴を持つイルディコー・エニェディ監督の長編第1作。双子の姉妹の数奇な運命を20世紀の科学の進歩と重ねてクラシカルに描き、カンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を受賞した作品です。

■出演
ドロタ・セグダ、オレグ・ヤンコフスキー、パウルス・マンカー、ペーテル・アンドライほか

「私の20世紀」© Hungarian National Film Fund- Film Archive/photo:István Jávor

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