急激に変貌する大都市・台北ですれ違っていく男女…台湾ニューシネマの旗手エドワード・ヤンの初期の傑作「台北ストーリー」他

配信作品・解説 STAFF: YK
急激に変貌する大都市・台北ですれ違っていく男女…台湾ニューシネマの旗手エドワード・ヤンの初期の傑作「台北ストーリー」他
台湾ニューシネマの旗手エドワード・ヤン作品配信!

目次[非表示]

  1. 台北ストーリー(エドワード・ヤン 1985年)
  2. クーリンチェ少年殺人事件(エドワード・ヤン 1991年)

台北ストーリー(エドワード・ヤン 1985年)

「台北ストーリー/青梅竹馬/TAIPEI STORY」

急激に変貌する大都市・台北ですれ違っていく男女…台湾ニューシネマの旗手エドワード・ヤンの初期の傑作

『クーリンチェ少年殺人事件』で台湾ニューシネマの旗手として注目されたエドワード・ヤンの長編第2作。経済成長で変貌する80年代の台北を鮮やかに映し、過去に囚われる男と未来に目を向ける女のすれ違いを描く。

■あらすじ
1980年代半ばの台北。少年時代にリトルリーグのエースとして将来を嘱望されたアリョンは、今は家業を継ぎ布地問屋を営んでいる。彼には不動産ディベロッパーとしてバリバリ働く幼なじみの恋人アジンがいた。そんなある日、アジンの勤めていた会社が買収され、彼女自身も解雇されてしまう。アジンはアリョンの義理の兄が暮らすアメリカに移住して新生活を始めようと提案するが、過去に囚われるアリョンには踏ん切りがつかない。

■出演
ツァイ・チン、ホウ・シャオシェン、ウー・ニェンツェン、クー・イーチェンほか

クーリンチェ少年殺人事件(エドワード・ヤン 1991年)

「クーリンチェ少年殺人事件/クー嶺街少年殺人事件」

将来への希望が持てない少年たちの焦燥が暴発する…台湾の名匠エドワード・ヤンの青春叙事詩

1961年に台北で実際に起きた殺人事件を基に描く、台湾の名匠エドワード・ヤン監督の傑作。当時演技経験ゼロのチャン・チェンが主役の少年に抜擢され、青春期特有のきらめきと葛藤を瑞々しく熱演する。

■あらすじ
1960年代初頭の台北。高校受験に失敗して夜間部に通うシャオスーは、「小公園」という不良グループに属するクラスメイトのワンマオたちとつるみ、敵対組織「217」とぶつかり合っていた。そんなある日、学校の保健室で治療を受けていたシャオスーは、小公園のリーダー格ハニーの恋人である女子生徒シャオミンと知り合う。シャオスーがシャオミンへの想いを募らせる中、「小公園」と「217」との抗争が激化していく。

■出演
チャン・チェン、リサ・ヤン、チャン・クォチュー、エイレン・チンほか
「台北ストーリー」(C) 3H productions ltd. All Rights Reserved「クーリンチェ少年殺人事件」(C) 1991Kailidoscope

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