ハリーたちが所属するグリフィンドール寮の寮監で変身術を教えるミネルバ・マクゴナガル教授(写真)。彼女の授業の撮影シーンでは、60匹にも及ぶ動物が連日セットに集められた。
アクロマンチュラ(巨大蜘蛛)のアラゴグは足を広げると18フィート(約5.5メートル)にもなる。実は、この生物はルビウス・ハグリッド(写真)と関係が…!?
子供達が大勢集まるシーンでは、たとえ歯1本でもシーンの繋がりに影響が出ないようにと、歯医者がいつもスタンバイし、子供のグラグラの歯がいつ抜けても取り換えられるよう待機していた。
ロビー・コルトレーンは一度、ハグリット役の髭をミニ扇風機に巻き込まれ、切る羽目になった。
ホグワーツの模型は高さ60フィート(約18.3メートル)×50フィート(約15.2メートル)×30フィート(約9.1メートル)で、現物の1/24のスケールで作られている。最初の模型は40人が7か月間かけて制作した。物語に沿って長年にわたり手が加えられ、その都度、20社もの模型メーカーによって3~4か月の時間が費やされた。また、ミニチュア模型版のホグズミード村には、ショーウィンドウを小さな装飾品で飾った店が20軒以上もある。
最も長く使われた建物のセットは、第1~8作まで使われたグレートホール。ハグリットの小屋はロンドンのリーブスデンンスタジオで解体され、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』の撮影のためにスコットランドの標高2000フィート(約610メートル)の山まで運ばれると、そこで新たに組み立てられた。
ハリー・ポッターを演じたダニエル・ラドクリフは『ハリー・ポッター』全シリーズの撮影を通して160個のメガネを掛け、60~70の杖を使用した。
蒸気機関の実際の名前は「ホール型」に指定される蒸気機関車5972番で、「オルトンホール」で1937年の4月に作られたもの。
グレートホールは撮影のために最初にセットが組まれた場所で、2階建てロンドンバスが22台も入る広大な面積のホール。およそ30名の男性が18週かけてセットを組んだ。このホールの特徴は、実際の床がヨークストーン(砂岩の天然石)で造られているということ。元々はより高いお金を投じる予定だったが、何千人の足に踏まれても耐えうるセットを作るためには、それが一番良策だと気付いたプロダクションデザイナーのスチュアート・クレイグの英断で実行された。
『ハリー・ポッターと賢者の石』™ & © 2001 Warner Bros. Ent. , Harry Potter Publishing Rights © J.K.R.
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』™ & © 2002 Warner Bros. Ent. , Harry Potter Publishing Rights © J.K.R.
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』™ & © 2004 Warner Bros. Ent. , Harry Potter Publishing Rights © J.K.R.
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』™ & © 2005 Warner Bros. Ent. , Harry Potter Publishing Rights © J.K.R.