個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド【8月】

洋画専門チャンネル ザ・シネマの編成部スタッフが、1人1本、きわめて個人的にオススメしたい作品をご紹介!


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数あるコーエン兄弟作品の中のベストの1本。ゴッドファーザーにユーモアをまぶしつけたようなスタイリッシュなギャング映画。


【8月放送日】25日、31日
(C)1990 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.


 アイリッシュ系マフィアと新興イタリア系マフィアの抗争を舞台に、男と男、男と女の愛と友情と裏切りが描かれるギャング映画と言うと、全くもって普通に聞こえるかも知れませんが、コーエン兄弟ワールドなので、かっこいいけど、おかしいんです。人間って真面目であればあるほど、客観的に見ると可笑しく見えるというのがよくわかります。この映画にはまっていた当時、「迷惑なヤツ」という代名詞として、この作品でジョン・タトゥーロが演じる主役でもない「バーニー」を隠語として友達と使っていたくらい、脇役から主役まで人間くさく愛すべきキャラがそろい、アルバート・フィニーやガブリエル・バーンら、普段あまり主役をやらない個性派俳優たちが輝いています。コーエン兄弟作品の魅力である、カメラワークと音楽による名シーンも満載。アルバート・フィニーがマシンガンを撃ちまくり、「ダニー・ボーイ」が流れる場面は映画史に残る名シーンだと思います。
招きネコ


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パール・ハーバーvsトラ・トラ・トラ!


『パール・ハーバー』
【8月放送日】4日、26日
(C) Touchstone Pictures and Jerry Bruckheimer


『トラ・トラ・トラ!』
【8月放送日】4日、8日、30日
Motion Picture 
(C) 1970 Twentieth Century Fox Film Corporation. Renewed 1998 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

 同じ真珠湾攻撃を描いた2作品だが、まさに好対照!この2作に甲乙をつけたがる向きもあるが、それぞれ映画としての目的がまるっきし違う。2001年の『パール』は戦闘シーンをCGで迫力満点に描きつつ、戦時下の恋人たちのドラマを描く、破壊×LOVEの戦争メロドラマ。オールド・ハワイのファッション
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もかっこいい。

 一方1970年の『トラ!』は、オールド・ハワイとかチャラいことは言ってられない。日米開戦に至るまでの経緯を丹念に描いていき、そして皆さん、いよいよ今日のその時、1941年12月8日を迎えるのであります、という流れで〆る、大真面目な歴史戦争映画だ。この2つを並べて優劣つけるなんざぁ野暮ってもんよ。2作まとめて見て、「こっちはこの点が優れてる、あっちはあの点で勝ってる。みんなちがってみんないい」というのが大人というものなのであります。

第1航空艦隊参謀兼副官 飯森盛良



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スピルバーグも絶賛!お部屋の観葉植物は大丈夫ですか?

『パラサイト・バイティング 食人草』
【8月放送日】17日、22日
COPYRIGHT (C) 2012 DREAMWORKS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 『シンプル・プラン』の原作者スコット・スミスの人気小説をドリームワークスが映画化!メキシコにバカンスに出かけた若者4人が、マヤ遺跡が眠るジャングルで巻き込まれる戦慄のホラーサスペンスです。既にお気づきかと思いますが、この物語の主犯格は「草」。正確に言うと「蔦(つた)」です。タイトルからネタバレ気味ですので、正直もう展開は読めるとは思いますが、ここは大目に見てください。犯人は分かっているのに、此処彼処で驚いてしまうのは、ドリームワークスが繰り出すリアルな映像描写と絶妙な音楽の“間”。最後まで手に汗握る展開は、暑い夏をさらに熱くしそうです。決して涼しくなることはありませんのでご注意を!(※本作品は、一部内容にグロテスクな描写が含まれますので、気分を害される方はご視聴をお控え下さい。)
銀輪次郎


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ヒトラー以下ナチの悪党どもをブっ殺せ!鬼才タランティーノ×ブラッド・ピット、破天荒な痛快作!

『イングロリアス・バスターズ』
【8月放送日】18日、23日
(C) 2009 UNIVERSAL STUDIOS

 唯一無二の作品作りで映画ファンを魅了するタランティーノ。そんな彼が撮った「戦争映画」は破格の面白さである。公開当時行われた、上映開始後1時間以内に退席した観客に鑑賞料を返却する「面白さタランかったら全額返金しバスターズ」キャンペーンに乗っかった人は一人もいないのでは?分かる人にはたまらないオマージュの数々。相変わらずの暴力描写から、お得意の無駄話(今作は少なめ)。また、モリコーネからビリー・プレストン、デビッド・ボウイまで、相変わらずのミックステープ的選曲の素晴らしさ。この夏のザ・シネマでは、そんな彼の作品、『レザボアドッグス』も『パルプ・フィクション』も『フォー・ルームス』も『ジャッキー・ブラウン』もあわせて放送!題して“タランティーノ祭”!
山田


summer_big_bn.jpgのサムネール画像

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