ahamoの通信速度は遅い？繋がらない？朝昼夜の実測を比較

ドコモが提供しているスマホの格安SIMプラン「ahamo」。

ahamoに乗り換えたいけど「通信速度に問題はないのか？」「ストレスなく利用できるのか？」「実際の利用者はどれくらいのスピードが出ているのか？」といったことを心配していないでしょうか。

結論から言うと、大丈夫です👍

ahamoの通信速度はドコモと同じ回線を利用しているため、格安SIMより速くストレスを感じずに使える事が多いです。

本記事では通信速度の実測値や実際の利用者の生の声をまとめつつ、ahamoは本当に遅いのかについて検証をしています。

ahamoの通信速度が遅いと言われる原因や対処法も解説しているので、この記事に目を通して頂けたら、より安心してahamoに乗り換えができますよ。

【他社格安SIMと比較】ahamoの実測平均速度は下り132.85Mbps(めっちゃ速い)

下記の表は、ahamoの通信速度の実測平均を他社と比較したものです。

サービス名	実測平均速度下り	サンプル数
ahamo	132.85Mbps	1,499件
NTTドコモ	210.55Mbps	3,507件
ソフトバンク	126.08Mbps	2,251件
au	72.68Mbps	2,187件
povo2.0	67.05Mbps	1,352件
LINEMO	58.16Mbps	397件
楽天モバイル	54.69Mnps	2,851件

みんなのネット回線速度（以下、みんそく）というサイトを元に作成しました。直近3か月に計測された400弱～3,500件の測定結果から平均値を算出しています。

ahamoの通信速度はNTTドコモに続き第2位です。

順番に見ていきましょう。

ドコモ回線と同じエリアだから

ahamoは、本家ドコモの回線を利用できる点に大きなメリットがあります。対応回線は4G（LTE）と5Gです。

通常格安SIMは、自社で通信設備を持っている事業者からレンタルしますが、利用できる回線には限りがあります。

そのため、利用者が増えていくと通信速度が遅くなる・つながりにくくなってしまいます。

MVNO（仮想移動体通信事業者）と呼ばれ、自社設備がない分、利用料金を安くできますが、通信速度が遅くなるデメリットは最大のネックでしょう。

しかし、ahamoはドコモ回線を継続したまま月額料金を安くできるわけです。速さと安さを兼ね備えたサービスと言えます。

口コミの中には「ahamo 遅い・繋がらない・電波悪い」といったものがありますが、ドコモ回線がつながるエリアであれば問題ありません。

ドコモからahamoに乗り換える場合、SIMロック解除をする必要がありませんし、解約手数料などもかかりません。

5Gにも対応しているから

本家ドコモ回線を使えるため、ahamoでも4G（LTE）と最新の5Gに対応しています。ドコモの5Gの対応エリアは、都心部を中心にエリアが広がっていますが、まだまだ狭いと言えるでしょう。

提供エリア内であってもつながらないときもあるため、不安定さがあります。

▼ドコモ5G対応エリア（2022年9月時点）

時間帯による速度制限がないから

格安SIMサービスの中には、時間帯によって速度制限を実施する事業者がありますが、ahamoにはそのような制限はありません。

間借りしている回線が多くない場合、品質担保のため速度制限を設けるのが一般的です。ahamoはドコモ回線を使用しているため、そのような心配はいらないのは嬉しいポイントです。

1か月のデータ容量20GB（大盛の場合100GB）を使い切ると、通信速度が最大1Mbpsまで下がります。

しかし、従来の通信制限は128kbpsと約8倍速く、ネット検索や動画視聴するうえでストレスなく使える速度と言えるでしょう。

ahamoの実測通信速度を時間帯別に比較

ahamoの実測平均は下り132.85Mbpsとお伝えしましたが、時間帯によって以下のように変動します。

Pingとは、通信の応答速度のことです。単位はms（ミリ秒）、値が小さいほど通信環境が優れていることを意味します。

一般的にネット検索や動画視聴は、40～60msあれば不自由なく使えます。動作の激しいFPS系のゲームであれば、20ms以下が望ましい値です。

ahamoのPing値は、あらゆる時間帯で40台で収まっているため、ネット検索や動画視聴では問題なく使えますが、FPS系のゲームには向きません。

また、下りの通信速度を見ると、90.82Mbps〜154.79Mbpsで推移していると読み取れます。昼間は一時的に90.82Mbpsまで速度が落ちますが、夜や深夜の時間帯も118.29Mbps～128.47Mbpsまで速度を保っています。

ahamoの通信速度は実際に速い？遅い？リアルな口コミ評判まとめ

次にahamoのユーザーのリアルな口コミや評判を、以下の媒体からピックアップしていきます。

Twitterにあったahamoの速度に関する口コミ・評判

Twitter（X）ではahamoの通信速度に対する口コミが多く、高い評価なものもたくさん見られました。なかには通信速度の測定結果を載せてくれているかたもおられ、数値で使用感を確認することができます。

また、上記以外にもahamoとほかのSIMを併用しているユーザーも多数おられ、環境にあわせてSIMを使い分けることで低速状態を回避しておられるようです。

やはりNTTドコモの回線は強いようで、他社から乗り換えた際に快適に感じているかたが多数なので、現在のサービスで通信速度に不満があるならahamoに乗り換えてみると良いでしょう。

価格.comにあったahamoの速度に関する口コミ・評判

価格.comでもahamoの通信速度に対する評判は上々で、基本的には問題なく利用できているようです。やはりドコモ回線を使っている恩恵は大きいようで、国内の広い地域で安定して使えるのは魅力と言えるでしょう。

また海外でもサクサク利用できたということなので、出張や旅行で海外に行かれる機会のあるかたは、ahamoを利用しておくと海外渡航時にWi-Fiルーターなどをレンタルしなくて済むので便利です。

みん評にあったahamoの速度に関する口コミ・評判

みん評ではahamoの通信速度について、良い評判と悪い評判の両方を見ることができました。基本的にどのサイトでも評判の良いahamoですが、一部のユーザーは電波の繋がりにくさを感じているようです。

さすがのahamoといえど、すべての条件や環境で快適に使えるわけではないため、マイナスな口コミがあるのは自然なことです。

例えば自宅に入ると通信速度が遅くなるということであれば、建物の材質や部屋の位置などが電波に影響していると考えられるため、屋内ではWi-Fiを利用するなどの工夫が必要になるでしょう。

また日中に通信速度が遅くなるケースでは、会社や学校などの屋内でのスマホ利用が考えれます。もちろん時間帯による混線も考えられますが、スマホを利用する場所によっては問題が解消されるケースがあるため、まずは移動してみるなど状況を把握することが大切です。

ahamoの通信速度はそれでもやっぱり遅い？利用するときの注意点6つ

ドコモ回線を使っているため、安定した通信環境には強みがあるahamoですが、一部の口コミ・評判で通信速度が遅いという内容が見受けられました。

そのようなときは、以下をチェックして対策をする必要があります。

ひとつずつ解説していきますね。

ドコモ側で障害やトラブルが発生している

ドコモ側で障害やトラブルが起きていると、速度が遅い・つながりにくくなる場合があります。公式サイト「おたすけロボット ahamo」で障害やトラブルが起きていないかチェックしましょう。

しかし、このケースでは原因がドコモの回線側にあるため、何か対処ができることはありません。

〇おたすけロボット ahamo

ドコモ回線が混雑すると遅くなる場合がある

どのキャリアにも起こりえますが、利用者が多くネットワークが混雑していると通信速度が遅くなる場合があります。

年明けのあけおめメールやLINEが、一向に送受信できないトラブルは、まだ記憶に新しいかもしれません。

基地局で処理できるデータ量にはキャパがあるため、超過してしまうと速度低下を引き起こします。

多くの人が密集して、同時にドコモ回線を利用するといった状況だと回線が混雑しやすくなるため、注意しましょう。

20GBのデータ容量を超えると速度制限がかかる

ahamoのプランは、月のデータ容量が20GBまでと100GBまでの2つがあります。この容量を超過すると、通信速度が1Mbpsまで低下する仕様です。

オプションでギガを購入しなければ、翌月まで速度が回復することはありません。

しかし、一般的な速度制限は128kbpsで、1Mbpsは約8倍速い通信速度です。ネット検索や動画視聴であれば問題なく利用できるでしょう。

端末がahamoとの周波数と合っていないと遅くなる

携帯会社は、総務省によって割り当てられた周波数（バンド）を使用して通信を行っています。

SIMフリー端末やSIMロック解除製品を利用すると、ドコモの周波数の一部を利用できない場合があり、通信速度が遅くなる可能性があります。

その理由は、スマホ端末がキャリア側の周波数に対応していない場合があり、接続が弱くなるからです。ただし、ほかの周波数を使用できればネットや電話は使えるようになるため、まったくスマホが使えなくなるわけではありません。

特に他社から端末を購入するときは、ドコモの周波数を利用できるか確認しましょう。

ドコモの対応バンドは以下の通りです。

4Gの対応バンド	5Gの対応バンド
4G回線の対応バンド	5Gの対応バンド
・Band1⇒必須 ・Band3⇒必須 ・Band19（プラチナバンド）⇒必須 ・Band21 ・Band28 ・Band42	・n78（Sub6）⇒必須 ・n79（Sub6） ・n257（ミリ波）

少なくとも必須と入れたバンドに対応している端末を選んでください。

プラチナバンドと呼ばれているBand19は、地方で快適に通信をするために必要です。対応していないと、地方での通信がしにくくなると思ったほうがいいです。

参考：アップル公式サイト

パケ詰まりを起こすと通信が不安定になる

パケ詰まりとは、スマホのアンテナの本数が十分に立っているにもかかわらず、通信速度が遅くなることです。

基地局の切り替えで接続が上手くいかない場合や、大人数がいる場所で同時にスマホが使われる場合によく発生します。

いずれのケースもデータ処理が追い付かなくなり、通信速度が遅いと感じるわけです。

ただし、このパケ詰まりはすべての携帯会社で発生する可能性があるため、ahamoに限定した話しではありません。

OSやアプリが原因で遅くなる

回線側でなく、OSやアプリが原因で通信が遅くなる場合があります。たとえば、アプリを使用しているときに画面が固まってしまった場合、アプリ側のサーバーに障害が起きている・応答が遅くなっているケースが考えられます。

ドコモの回線に問題があると考えてしまいがちですが、ほかのサイトには問題なく接続できるか試すと原因の切り分けができるようになるでしょう。

OSが原因であれば、アップデートや再起動を行うと改善する場合があります。

ahamoの通信速度に関するQ&A

最後に、ahamoの通信速度に関するQ&Aをまとめていきます。

ahamoには高速モードや節約モードといった切り替えができるか？

一般的に節約モードとは、データ通信量を節約するために用意されたモードです。1か月のデータ容量が余っていても設定変更が可能で、節約モード中はギガを消費せずにインターネット接続ができます。

しかし、ahamoには節約モードはありません。高速通信しか使えず、月間データ容量を消費したら1Mbpsの低速モードに切り替わるシンプルな仕様です。

ahamoは昼休みにつながりにくくなるのは事実か？

以下の通信速度の計測結果を見ると、比較的昼間が遅いと分かります。

時間帯	Ping	通信速度下り	通信速度上り
朝	49.66ms	154.79Mbps	14.85Mbps
昼	49.29ms	90.82Mbps	11.94Mbps
夕方	48.52ms	143.03Mbps	15.78Mbps
夜	47.77ms	118.29Mbps	14.89Mbps
深夜	49.16ms	128.47Mbps	14.85Mbps

しかし、下り速度で90Mbps以上出ていれば、ネット検索や動画視聴はストレスなくできる範囲です。

そのため、ほかの時間帯よりは相対的に遅くなりやすいですが、昼間の時間帯も問題にならないくらいの速度はしっかりと測定できています。

ahamoはテザリング機能を使えるか？

機種によって設定方法が異なりますが、ahamoではテザリング機能を無料で使えます。毎月の利用できるデータ量の中で使用しましょう。

ahamoに入会するときにどのようなキャンペーン・特典が適用されますか？

詳細は以下の記事を参考にしてください。

＞＞ahamoのキャンペーンに関する記事へ

ahamoは店舗で乗り換えの申し込みできますか？

事前予約と手数料3,300円(税込)かかりますが、ドコモショップで対応できます。対面で質問しながら申し込みをしたい方にはぴったりです。

ahamoでドコモ光のセットができるか？

ドコモでは、光回線とスマホとのセット割が用意されています。ドコモスマホ1台につき毎月最大1,100円（税込）割引が入るため、すでにドコモ光とドコモスマホをまとめている方も多いのではないでしょうか。

しかし、ahamoにはそのような割引サービスはありません。

スマホに割引は入りませんが、ドコモからahamoに乗り換えると月のスマホ代が2,000円以上安くできるため、セット割以上のメリットがあります。

また、ドコモ光はドコモスマホや携帯を持っていないと契約できませんが、ahamoであれば対象です。これからドコモ光を検討されている方は、スマホをahamoに乗り換えたうえで加入できます。

ぜひ、ネットやスマホの通信費をまとめて下げることを検討しましょう。

ahamoの通信速度は本家ドコモと同じ回線だから安心

ahamoは本家ドコモ回線を利用できるため、通信環境は担保されています。通信速度の実測もドコモに続き第2位。通信の安定性に優れ、リーズナブルなサービスと言えるでしょう。

ドコモで適用される割引は受けられませんが、基本料金が安くなっているため、1台につき毎月2,000円以上安くできます。月間100GBまで使える大盛プランも取り扱っていて、ヘビーユーザーにもおすすめできるサービスです。

ドコモからahamoに乗り換えても、使用感に差はありませんでした。なのに毎月の携帯料金の節約ができるのは大変ありがたいです…!!

これはもうahamoに乗り換えない理由がありませんよ！