Fon光の工事内容と期間について！工事費無料の条件とは

NURO 光と同じ光回線を4,378円（税込）とお手頃価格で利用できるFon光。ソフトバンクのスマホを利用している場合には電話のオプションサービスをつけることで、スマホの月額料金が1,100円割引になり大変お得です。

一般的な光回線の戸建てプランの場合、月額費用は5,500円程度と言われているため、それと比べると月額料金もお手頃。

それでいて、利用できる回線はNURO 光と同じで最大下り速度2Gbpsと高速なため気になっている方も多いですよね。

しかし2019年にサービス提供開始をしたばかりで口コミも少ないため、利用開始の際に必要な工事の内容などもわからずに困っている方の多いのではないでしょうか。この記事では、次のことを紹介いたします。

Fon光の工事費用まとめ一覧表

ひと口に「工事費用」と言っても、工事の内容は居住環境によって変わります。詳細を表にまとめてみました。

項目	戸建て	マンション
屋外工事あり	44,000円	44,000円
屋外工事なし	公式に記載なし	公式に記載なし
無派遣工事	公式に記載なし	公式に記載なし
土日祝の追加費用	3,300円	3,300円
工事費の支払回数	36回	36回
無料Wi-Fiレンタル	なし	なし

Fon光はNURO 光と全く同じ光回線を、NURO 光よりお手頃価格で利用できることが魅力の光回線です。NURO 光系列の光回線は、ドコモ光やソフトバンク光など「光コラボ」と呼ばれるものと仕様がまったく違います。

それぞれの特徴を表にまとめてみました。

項目	NURO 光系列	光コラボ
光回線	NURO 光、Fon光、光マッハ	ドコモ光、ソフトバンク光、ビッグローブ光、eo光
最大下り速度	2Gbps	1Gbps
メリット	・速度が速い ・オンラインゲームも快適にできる ・回線の混雑時間帯にも速度が安定している	・光コラボ間の乗換であれば、基本工事不要でできる ・スマホとのセット割があることもある
デメリット	・工事が2回必要 ・工事費用が高い	・プロバイダや地域によってはインターネットの混雑時間帯に速度が不安定になることもある

Fon光は光コラボと比較した場合に、回線速度が速く、インターネットの混雑する時間帯にも速度が低下しにくいというメリットがあります。

またNURO 光系列の回線は、オンラインゲームを極めたい方でも快適に利用できることが魅力ですが、その分「月額料金が高い」と思われがちです。

しかし実際にはNURO 光の3年定期契約プランの月額料金は「5,200円（税込）」です。ソフトバンク光の2年的契約プランが「5,720円（税込）」のため、むしろNURO 光のほうが500円程度お得です。

しかしそれだけ安定して速い光回線を構築するため、一般的な光回線の開通工事が1回で済むところ、NURO 光系列の開通工事は2回必要になります。

Fon光の工事費無料キャンペーンの条件とは？

Fon光の工事費用は44,000円（税込）です。光コラボなど一般的な光回線の工事費用が19,800円であることを踏まえると、高く感じられる方も多いでしょう。

しかし、Fon光では現在、「工事費実質無料」のキャンペーンを開催しています。これはFon光を契約すると無条件に適用されます。詳しい内容は以下にまとめました。

Fon光は工事費無料？それとも工事費実質無料？

光回線の工事費無料キャンペーンには「工事費無料」と「工事費実質無料」があります。工事費無料の場合には、工事費が一切発生しません。

しかし工事費実質無料の場合には工事費を分割払いに設定して、その工事費と同額の割引を適用することで工事費を明細上で相殺し、実質無料にします。

Fon光は36ヶ月間利用することで工事費用が実質無料になります。36ヶ月が経過する前に解約した場合には支払っていない分の工事費用を一括で支払う必要があります。

例えば24ヶ月目に解約した場合には、残り12ヶ月分を一括で支払う必要があります。12ヶ月分の場合には、25ヶ月目〜35ヶ月目：1,222円、36ヶ月目：2,444円で代金が15,886円になります。

Fon光の工事は必要？それとも不要？

Fon光を利用開始する際には工事費用44,000円（税込）がかかるとお話しました。しかし工事は必ず必要というわけではありません。

これまでの光回線の利用状況や、居住環境によって工事の有無は変わります。

工事が必要な場合

光コラボ間の乗換は、工事が不要なこともありますが、Fon光は光コラボとはまったく違う光回線を利用しています。

そのため、これまでに光コラボを利用していたとしても、NURO 光回線を利用したことがない場合には工事が必要になります。

工事が不要な場合

これまでにNURO 光系列の光回線を利用していた場合には、工事は基本的に不要です。しかし場合によってはそもそも「Fon光」へのお申込みができない場合があります。

これまでNURO 光系列の光回線を利用していた方は、カスタマーセンターに問い合わせをすることでお申し込みの可否や工事について確認可能です。

また、賃貸にお住まいで、その賃貸にNURO 光系列の回線が通っている場合には工事が不要です。

【賃貸マンション】オーナーから工事の許可は必要？

賃貸にお住まいの方で、その賃貸にNURO 光の光回線が通っていない場合には工事をする必要があります。

その際、賃貸のオーナーの方に工事の許可を取る必要があります。光回線を通すことを決めている場合には、入居前に工事をしても大丈夫か確認しておくと良いでしょう。

Fon光の工事内容とは？業者が来て何をするの？

Fon光の工事は、ソフトバンク光やドコモ光など光コラボと呼ばれるものの工事が一回で済むのに対してNURO 光系列の開通工事は2回必要になります。

穴を開けたり、ネジや釘を打ったりして建物を傷つけてしまうのではないか、と心配される方も多いですが、基本的には既存のエアコンダクトやモジュラージャックなどを利用します。

ただし、エアコンダクトやモジュラージャックの幅が狭くて光ファイバーを通せない場合には穴を開ける場合もあります。その際に、無断で穴をあけるようなことはないため安心してください。

マンションの場合

Fon光はプランがひとつのみと契約がシンプルなことが魅力のひとつです。光コラボなどでは「マンションプラン」がありますが、Fon光にはマンションプランがありません。

そのためマンションにお住まいの方がFon光を利用する場合には、戸建てプランと同じ工事が必要になります。

ただし、開通までの時間はマンションにお住まいの方が約1ヶ月程度長くなります。戸建ての場合には「1ヶ月〜2ヶ月」程度で、マンションの場合には「1ヶ月〜3ヶ月」程度です。

戸建ての場合

Fon光は戸建てにお住まいの場合でもマンションにお住まいの場合でも同じ工事が必要とお話しました。では具体的にどのような工事をするのでしょうか。

Fon光では「宅内工事」と「屋外工事」の2回に分けて工事が必要になります。先に「宅内工事」を行い、別日に「屋外工事」を行って工事は完了します。

工事内容は建物の状況によって、多少変わりますが、詳細は工事当日に工事担当者が建物の状況を見るまでわかりません。

Fon光の工事の立ち合いは必要？

Fon光の工事の際には立ち合いが必須です。しかし忙しい方などだと、立ち合いのために時間を作るのが難しいこともありますよね。

その際にはご家族の方であれば、ご契約者様でなくても立ち合い可能です。そもそも立ち合いの目的はなんなのでしょうか。

工事の際にはエアコンのダクトや、電話の配線など、既存の配管を利用することが殆どですが、それが難しい場合には穴あけが必要になります。

その際の位置などは当日にならないと分からないため、穴あけしてほしくない場所がある場合には立ち合いをする人にそれを共有しておくようにしましょう。

工事にかかる時間は？どれぐらい立ち合いすればいい？

工事にかかる時間は宅内工事も屋外工事も1時間程度です。しかし細かい時間の指定はできないため、できるのであれば全日空けておくと安心です。

工事の中でも立ち合いが必要になるのは、基本的には最初と最後です。最初に「これから行う工事内容の説明」などがあり、　最後に「実際に行った工事の説明」をされます。

立ち合いは契約者本人じゃないといけない？

忙しい方は工事の立ち合いのために一日時間を作るのも難しいですよね。そういった場合、立ち合いはご契約者様じゃなくても出来るのでしょうか。

立ち合いはご家族の方であれば、ご契約者様以外でも大丈夫です。立ち合いの際に確認される可能性のある点をまとめたので、これらの判断が出来る方が立ち合うようにしましょう。

工事予定日が土日祝の場合の注意点

平日は仕事があって休みを取ることが難しい場合には、土日祝日に日程を予約することも可能です。

しかし土日祝日の工事は人気であるため、平日に行うよりも工事日が先延ばしになる可能性があります。

また土日祝日に工事を行う場合には別途オプション料金として3,300円（税込）が掛かります。

Fon光の申し込み完了から工事完了してネットが使えるまでの期間や設定

Fon光は、ドコモ光やソフトバンク光などの光コラボと違い、工事が2回必要なこともあって、申し込みから開通工事が完了するまでに時間が掛かります。

光コラボは平均1ヶ月程度ですが、NURO 光系列の光回線は申込みから開通完了までに約1ヶ月〜3ヶ月程度です。

①fon光の申し込みを完了させる

まずはお申込みを行いましょう。Fon光の申込みは公式サイトから可能です。

公式サイトから申し込むことで、「工事費用実質無料」や「Amazonギフト券10,000円分プレゼント」など、特別なキャンペーンを受けることができます。

②工事日の予約をする

工事日はFon光の申込み時に希望の日程を入力します。第1希望から第2希望といった具体的な日程のほか、曜日で希望を出すことも可能です。

必ず希望に沿ってもらえるわけではありませんが、希望が通らなかった場合には工事担当者から連絡がきます。

③郵便物を受け取る

工事の際には以下のものを手元に用意しておく必要があります。

この中でも「登録内容の確認書類」は、お申込み後に郵便で届きます。工事の際に必要になるため、大切に保管しましょう。

また設定等で有線LANなどのケーブルを利用する場合には、ケーブルも用意しておくのを忘れないようにしましょう。

Fon光ではホームゲートウェイを無料で貸与してくれます。ホームゲートウェイとはONUとルーターが一体化したもので、一度に10台まで機器を接続できます。ホームゲートウェイは工事当日に工事担当者が持ってきてくれます。

④工事完了後、初期設定を済ませる

ようやく2回の工事が完了したら、初期設定を行います。Fon光では別途料金を支払うことでパソコンなどの初期設定を行ってくれます。実施の方法や詳しい内容は、当日に工事担当者から説明されます。

ただし設定作業により損害を与えられた場合でも、重大な過失がない限りは工事業者は責任を負いません。

ご自身で初期設定なさる場合には、不明なことがあった際以下のサポートセンターを利用しましょう。

Fon光の工事日調整の連絡が遅い！2ヶ月以上かかることも

Fon光に限らず、光回線には繁忙期があります。引っ越しの多い2月、3月のほか、転勤の多い9月10月も工事の予約が取りにくいです。

そのためお申し込みを決めた場合には、少しでも早くにお申し込みをしましょう。その際には、混みやすい土日祝日ではなく平日を希望日にすることで比較的早くに工事を行えます。

工事の希望日はお申込み時に記入しますが、その後で工事日の確定連絡や調整連絡がなかなか来ない場合にはサポートセンターに電話をして確認をしましょう。

電話番号は0120-966-486です。営業時間が平日の13時〜17時と短く、営業開始直後の1時間は混み合いやすい可能性があります。そのためその時間を避けて、14時〜17時の間に電話をすることをおすすめします。

Fon光の工事完了するまでのネットが使えない期間の対策

Fon光は開通工事が2回に分けて必要になるため、お申込みから開通工事完了までに通常期間でも1ヶ月〜3ヶ月と時間が掛かります。その間まったくインターネットが使えないと困りますよね。

無料でルーターをレンタルしてくれる業者もありますが、Fon光ではそういったサービスは行っていません。

光回線のほか、インターネットをご自宅で利用する方法には「ホームルーター」や「レンタルルーターの利用」などがありますが、どちらも月額料金が高額なためおすすめしません。

テザリングを利用できる携帯会社、プランを利用している場合にはテザリングを利用しましょう。ただし、テザリングはスマートフォンに大きな負荷が掛かります。日常的に長期間テザリングを利用するとバッテリーが弱くなるため、あまり長期間利用するのはおすすめしません。

Fon光を解約するときも工事が必要？撤去費用がかかる場合も

光回線は解約時に「回線撤去工事」という工事が必要になることがあります。例えば次のような場合です。

回線撤去工事とは、光キャビネットや光コンセントを除去する工事です。工事を行う際には別途申し込みが必要になり、費用は11,000円（税込）の撤去費用が掛かります。

賃貸にお住まいで退去時に「原状回復の義務」がある場合には、回線撤去工事を行う必要があります。

またFon光の利用をやめてNTTの回線を利用している光コラボを利用したい場合にも回線撤去工事が必要になります。

Fon光の工事費無料について最後にもう一度お伝えします

Fon光の工事費用は44,000円（税込）です。それを現在は実質無料にするキャンペーンを開催しています。これは申込みをすると、無条件に適用されるキャンペーンになります。

しかし36ヶ月以内に解約をすると、支払っていない分の工事費用を一括で支払う必要があるため気をつけましょう。

例えば24ヶ月目に解約をすると、まだ12ヶ月分の工事費用を支払っていないことになります。毎月の割引は解約と同時に適用終了するため、この場合には25ヶ月目〜35ヶ月目の分の「13,442円（1,222円×11ヶ月分）」と36ヶ月目の「2,444円」を合わせて「15,886円」を一括で支払う必要があります。（いずれも税込表示）