台湾新世代監督が写し撮る台北の今──名匠ホウ・シャオシェンのDNAを受け継ぐホアン・シーのデビュー作『台北暮色』

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台湾新世代監督が写し撮る台北の今──名匠ホウ・シャオシェンのDNAを受け継ぐホアン・シーのデビュー作『台北暮色』

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  1. 台北暮色( ホァン・シー 台湾 2017年)

台北暮色( ホァン・シー 台湾 2017年)

車で生活している便利屋の中年男フォンは、愛車がエンストしたため地下鉄で友人宅へ向かう。その電車には、「ジョニーはそこにいますか?」という間違い電話を何度も受けるシューと、彼女と同じアパートに暮らす自閉症の少年リーも乗り合わせていた。恋人と離れて一人で暮らしながらインコを飼っているシューは、ふとしたきっかけでフォンと知り合う。それをきっかけに3人の生活が交錯し、それぞれの孤独が浮き彫りになっていく。

ホウ・シャオシェン監督の現場で映画を学んだ女性監督ホァン・シーのデビュー作。大都市・台北の住宅地で生活する人々の孤独を、等身大かつ詩情豊かに映し出す。何気ない街角の風景の切り取り方も絶妙。

■出演
リマ・ジタン、クー・ユールン、ホァン・ユエンほか

(C) 3H  Productions  Ltd

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