古き良き城館をめぐる騒動の行方は?巨匠オタール・イオセリアーニのシニカルなユーモアが冴える群像劇『蝶採り』

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古き良き城館をめぐる騒動の行方は?巨匠オタール・イオセリアーニのシニカルなユーモアが冴える群像劇『蝶採り』

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  1. 蝶採り(オタール・イオセリアーニ フランス/ドイツ/イタリア 1992年)

蝶採り(オタール・イオセリアーニ フランス/ドイツ/イタリア 1992年)


フランス郊外の古い城館の持ち主マリ=アニエス・ド・バイオネットは、年老いたいとこと召使と共に暮らし、ピストル射撃を楽しんだりしながらのんびり余生を過ごしている。一方、隣人の公証人アンリは、城館を日本企業に売却しようと企んでいた。そしてある日、日本企業のビジネスマンが訪れて城館の買収を持ちかけるが、いとこはその申し出を拒否する。そんな中、将官の亡霊が現れたことからマリ=アニエスが急死してしまう。

古城を舞台に個性豊かな人物たちが入れ代わり立ち代わり登場する、オタール・イオセリアーニ監督作らしい群像劇。主演のナルダ・ブランシェは監督の近所に住む老婦人。ヴェネチア国際映画祭で新聞記者協会賞を受賞。

■出演
ナルダ・ブランシェ、アレクサンドル・チェルカソフ、アレクサンドラ・リーベルマン、エマニュエル・ド・ショヴィニほか

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