社会に適合できないミュージシャンの末路は?ハンガリーの巨匠タル・ベーラの希少なカラー作品『アウトサイダー』

配信作品・解説 運営
社会に適合できないミュージシャンの末路は?ハンガリーの巨匠タル・ベーラの希少なカラー作品『アウトサイダー』

目次[非表示]

  1. アウトサイダー(タル・ベーラ ハンガリー 1981年)

アウトサイダー(タル・ベーラ ハンガリー 1981年)

プロの音楽家を夢見るアンドラーシュは、昼は看護師として働き、夜は酒場やパーティでヴァイオリンを弾いていた。一方、別れた元妻アンナとの間に子供がいて、養育費を支払う必要があった。そんなある日、酒癖の悪さなど日頃の素行が問題視され、病院をクビになってしまう。それでもケーブル工場で仕事を得て、そこで知り合った女性カタと結婚する。しかし、お金に無頓着なアンドラーシュにカタが怒り、2人の関係に亀裂が入る。

タル・ベーラ監督の長編第2作。珍しくカラー作品ではあるが、クローズアップと手持ちカメラを多用した、ベーラ監督らしいドキュメンタリータッチの即興的な演出は健在。ロマ音楽など様々な演奏シーンも必見。

■出演
サボー・アンドラーシュ、フォドル・ヨラーン、ドンコー・イムレ、バッラ・イシュトヴァーンほか

この記事をシェアする

関連する記事

注目のキーワード

バックナンバー