映画史に残る美しいモノクロ映像にため息タル・ベーラが自らのスタイルを確立した傑作『 ダムネーション/天罰』

配信作品・解説 運営
映画史に残る美しいモノクロ映像にため息タル・ベーラが自らのスタイルを確立した傑作『 ダムネーション/天罰』

目次[非表示]

  1. ダムネーション/天罰(タル・ベーラ ハンガリー 1988年)

ダムネーション/天罰(タル・ベーラ ハンガリー 1988年)

さびれた炭鉱の町。定職に就かず一日中飲んだくれる生活を送る中年男カーレルは、既婚者である酒場の歌手と不倫関係にあった。しかしある日、家庭を守るため関係を清算しようと決意した歌手に「もう会わない」と部屋から追い返されてしまう。行き場を失って酒場へ行くと、酒場の主人から小包を外国に運ぶ仕事を紹介される。町を離れたくないカーレルは、歌手の夫が借金を抱えていることを知り、彼に仕事を持ちかける。

脚本のクラスナホルカイ・ラースローらタル・ベーラ監督作の中核スタッフが初めて一堂に揃った作品。ゆっくり動く長回し、人物の後ろ姿に迫るショット、光と影のモノクロ映像などベーラ独自のスタイルを魅せる。

■出演
ツェーケリ・B・ミクロシュ、ケレケシュ・ヴァリ、テメッシ・ヘーディ、パウエル・ギュラほか

この記事をシェアする

関連する記事

注目のキーワード

バックナンバー