映像と音だけでコミカルに紡ぐ愛の世界──ジョージアの名匠オタール・イオセリアーニ監督の中編デビュー作『四月』

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映像と音だけでコミカルに紡ぐ愛の世界──ジョージアの名匠オタール・イオセリアーニ監督の中編デビュー作『四月』

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  1. 四月(オタール・イオセリアーニ ジョージア 1962年)

四月(オタール・イオセリアーニ ジョージア 1962年)

仲睦まじい1組の若いカップルが暮らす街で開発が進み、近代的な新しいアパートが建つ。カップルもその一室に入居し、新生活を始める。最初は何もない殺風景な部屋だったが、管理人の男が2人のために椅子をプレゼントしたことをきっかけに、物欲が湧き始めた2人は家具や電化製品を次々と部屋に持ち込んでいく。しかし、それによって部屋が狭苦しくなり、2人が寄り添うためのスペースがどんどん失われてしまう。

製作当時に上映禁止処分を受け、2000年にカンヌ国際映画祭で上映されたオタール・イオセリアーニ監督の中編デビュー作。セリフを用いず、足音やドアの開閉音などで登場人物の感情を表す、音へのこだわりが秀逸。

■出演
ギア・チラカーゼ、タニア・チャントゥリアほか

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