ある若者の自殺をきっかけに織りなされる人間模様…名匠アルノー・デプレシャン監督の鮮烈なデビュー中編『二十歳の死』

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ある若者の自殺をきっかけに織りなされる人間模様…名匠アルノー・デプレシャン監督の鮮烈なデビュー中編『二十歳の死』

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  1. 二十歳の死(アルノー・デプレシャン フランス 1991年)

二十歳の死(アルノー・デプレシャン フランス 1991年)

20歳の青年パトリックがある日突然、散弾銃で自殺を図る。病院に運ばれて一命は取り留めたものの、昏睡状態で予断を許さない。自殺の知らせを聞いたパトリックの家族と親戚を含めた4つの家族は、1つの家に集まる。彼らの間には死への不安感が重く漂い、母親は自殺の原因が自分にあると考えて自責の念に駆られる。一方、命の重みが分からない子供たちは、冗談を交わしながらパトリックの自殺の原因を詮索する。

フランスの名匠アルノー・デプレシャン監督のデビュー作。中編でありながら多くの人物が登場し、1人の青年の自殺をきっかけに彼らの苦悩や虚無があらわになっていく、濃密で緊張感のある構成が秀逸。

■出演
チボー・ドゥ・モンタランベール、レシュ・レボヴィッチ、マリアンヌ・ドニクールほか

©Why Not Productions

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