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PROGRAM/放送作品
モンキー・マジック 孫悟空誕生
ドニー・イェンやチョウ・ユンファら中華圏スターが集結!ド派手&スケール満点に描く豪華絢爛な「西遊記」
「西遊記」で孫悟空が誕生してから五行山に閉じ込められるまでを、孫悟空役のドニー・イェンら人気スターの競演で映画化。美しい衣装にCGやワイヤーを駆使したアクションが満載で、豪華絢爛な大活劇を楽しませる。
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COLUMN/コラム2023.07.27
“生身の戦い”に勝るものなし『レイジング・ファイア』
◆香港アクションの旗手ベニー・チャン最後の作品 正義感に燃えるチョン警部(ドニー・イェン)は、何年も追っていた凶悪犯ウォンによる麻薬取引現場への踏み込み捜査を直前に外され、代わりに向かった捜査員らが何者かによって殺害、麻薬も奪われてしまう。そして容疑者として浮かび上がったのは、チョンに恨みを抱く元警官のンゴウ(ニコラス・ツェー)だった……。 2021年公開の香港・中国合作によるアクション映画『レイジング・ファイア』は、かつては同じ警察組織で正義を全うしようとした二人の男が、善と悪とに立場をたがえ、怒りの拳を交える対立を描いた、身を切るような悲壮さに満ちた復讐劇だ。 本作はもともとメキシコの麻薬カルテルと香港警察との対立を描いたストーリーを映画化する予定で、撮影もおこなったが、製作費が莫大となって企画がペンディング状態に陥った。そんな窮状を見かねたドニー・イェンが監督のベニー・チャンを励まし、映画は軌道修正されて『レイジング・ファイア』として完成をみたのである。 だが残念なことに、ベニー・チャンは映画が公開される前年の8月に上咽頭がんのため亡くなり、作品の興行的成功を見届けることはできなかった。『香港国際警察/NEW POLICE STORY』(2004)を筆頭とするジャッキー・チェンとの一連のアクション作品や、ラリー・コーエン原案の携帯スリラー『セルラー』(2004)のリメイク『コネクテッド』(2008)など、堅実な職人ぶりで幅広い層のファンを得ていただけに、早逝を惜しむ声は多かった。そんなベニーの形見のような作品として、本作は忘れがたい印象を放つものとなったのである。 特に監督と同い年だったドニーの落胆は大きく、「ベニーの死は、人生には多くの悲しみを目撃しないといけないことや、手放さなければならないことがあるのを悟らせる。私は今も彼の笑顔を感じて、自分のもとを去っていったような気がしないんだ」と語っている。テレビドラマ『クンフー・マスター 洪熙官』(1994)や、『ドラゴン怒りの鉄拳』(1972)のテレビ版リメイク『精武門』(1995)で仕事を共にし、以来、違う道程で同時代を走ってきた仲間への、惜しみない賞賛を含んだ別れのメッセージだ。 ◆善と悪とに袂を分つ、かっての同志 二人の警察官が袂を分かち、戦い合うという設定は、ハリウッド映画では定番ともいえるエモーショナルなものだ。たとえばコンピュータハッカーたちの決別と対立をテーマにした『スニーカーズ』(1992年 監督/フィル・アルデン・ロビンソン)や、秘密任務の犠牲となった部隊が国家に復讐をなそうとする『ザ・ロック』(1996年 監督/マイケル・ベイ)などが、その代表格といえるだろう。最近だと、キャプテン・アメリカとアイアンマンが正義行動の行方をめぐって対立する『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年 監督/ジョー&アンソニー・ルッソ)が、この条件に合致するものとして記憶に新しい。 このようなテンプレートはアクションを際立たせ、特に顕著なのは映画のクライマックスで展開される、市街地での白昼の銃撃戦だろう。同シークエンスはマイケル・マン監督によるクライムアクション『ヒート』(95)を彷彿とさせるもので、発砲が始まると同時にかの名作を連想した人は少なくないだろう。奇しくも『ヒート』がアル・パチーノとロバート・デ・ニーロという二大俳優の顔合わせで耳目をさらったように、ドニーとニコラスの15年ぶりの共演も、これになぞらえることができる。 ドニー・イェンとニコラス・ツェーの共演は、香港の伝統的アクションコミックを映画化した『かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート』(2006)以来となる。単に同じ作品に出演したというだけならば、二人には2007年公開の『孫文の義士団』(監督/テディ・チャン)があるが、本作では二人が同じフレームに収まり、そして彼にアクション指導をしたという、密接なコラボレーションを果たしているのだ。 そして『レイジング・ファイア』は『ヒート』の反復などではなく、さらにそこから先を大胆に攻め込んでいる。それが最後の、ドニーとニコラスが教会で繰り広げる格闘シーンだ。 片や両手にバタフライナイフ、片やスティックを手にした凶器戦から、ステゴロ(素手喧嘩)のバトルへとなだれ込んでいくこの展開にこそ、本作の価値と独自性を実感することができるのだ。そしてかつての盟友どうしが拳を交える、悲壮なクライマックスを繰り広げていくのである。 ドニーがディレクションしたアクションは、持てる力をすべて振り絞って出したようなハイレベルなもので、谷垣健治を筆頭に、ドニーのスタイルを映画に落とし込むことのできる優秀なスタントコーディネーターが配された。その成果は2022年の香港フィルムアワードの最優秀アクション・コレオグラフィー賞(電影金像奨 最佳動作設計)を受賞したことで明白だろう。 ◆ドニー・イェンを体現する劇中のキャラクター なにより筆者はこの最終バトルに、かって『かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート』のインタビューでドニー・イェンが放った、以下の発言を思い出さずにはおれない。 「このジャンルはワイヤーワークやCGの発達によって、年を追うごとに見せ場の演出がエスカレートしていく。なので、それが常に新鮮であるのはとても難しいんだ。だからこそ、生身の戦いやファイター同士の精神こそが、いつの時代にも新鮮さを保つんだよ」 まさにその言葉を体現するかのような、ドニーとニコラスの一騎打ち。そこにドニー・イェンの役者哲学の実践を見たように感じられてならない。“生身の戦い”に勝る普遍性などあろうか、と——。 なにより、ドニーのアクションに対する真摯で実直な姿勢は、そのまま劇中、聞き取り調査の席で警視監に正義への理念を吐露する、チョン警部にぴったりと重なるのである。 「(警察は)命を懸けて全うする仕事なのか? と若い警官たちは思うだろう。だがいつしか、プライドを持って奮闘することになる。危険を顧みず、犠牲をも恐れない。そして(自分たちがなすべきは)仕事を減らすことではなく、より良い仕事をすることだと考えるのだ」 腐敗した警官組織の中で正しさを維持しようとする主人公の言行は、アクションスターとしてのドニーの哲学に重なっていく。市場の拡大と共に映画のスケールも巨大化したアジア映画において、こうした基本をまっとうするドニー・イェンの姿に、映画においてもっとも重要な不変の魂を感じるのである。 ちなみに本作の最初のバージョンは、ランニングタイムが約3時間におよぶ「ディレクターズ・カット版」が編集で調整され、このバージョンはそれをさらにタイトにまとめたものとなる。カットの影響としては、ニコラス・ツェーの役が本来もっと邪悪な存在だったものが、ややソフトになったとのこと。いつか完全版が公開される日を待ちたい。■ 『レイジング・ファイア』© 2021 Emperor Film Production Company Limited Tencent Pictures Culture Media Company Limited Super Bullet Pictures Limited ALL RIGHTS RESERVED
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PROGRAM/放送作品
(吹)モンキー・マジック 孫悟空誕生
ドニー・イェンやチョウ・ユンファら中華圏スターが集結!ド派手&スケール満点に描く豪華絢爛な「西遊記」
「西遊記」で孫悟空が誕生してから五行山に閉じ込められるまでを、孫悟空役のドニー・イェンら人気スターの競演で映画化。美しい衣装にCGやワイヤーを駆使したアクションが満載で、豪華絢爛な大活劇を楽しませる。
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COLUMN/コラム2022.03.15
実写のように細心に、漫画のように大胆に!——『かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート』
◆香港大河アクション漫画の実写映画化 正義感の強い蹴りの達人・タイガーは、ある日レストランで不作法をはたらく秘密結社“江湖”と争い、脅威的なまでに強い用心棒に圧倒されてしまう。その用心棒はタイガーと同じ武術道場「龍虎門」で学び、長く彼の前から姿を消していた兄・ドラゴンだった……。 2006年に公開された『かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート』(以下:『DTG』)は、香港の伝統あるコミックス「龍虎門」の映画化で、タイトルは身寄りのない子どもたちが格闘を学ぶ養成校の名だ。邦題の頭につく「かちこみ」は「殴り込み」を意味し、物語は龍虎門で育った2人の兄弟と1人のアウトロー=突き技の神ドラゴン(ドニー・イェン)、蹴りの達人タイガー(ニコラス・ツェー)、そしてヌンチャクの天才ターボ(ショーン・ユー)が、師匠を殺した悪の大ボスを相手に人間のレベルを超えた戦いを繰り広げていく。 『DTG』の製作は香港内で注目の的となった。なぜならば当時、香港映画でコミックスの長編実写化といえば、その多くが日本のマンガ原作が主流をなしていたからだ。しかも「龍虎門」は香港コミックスの格闘ジャンルを確立させた、歴史の古い大河アクションである。1970年に発表されてから今日まで、途絶えることなく新作が発表され、作品の歴史は半世紀以上にわたる。「香港の若者なら必ず読んでいる、通過儀礼のような格闘コミックスなんだ。そんな作品のキャラクターを演じるなんて、信じがたい機会だよ」 とターボ役のショーン・ユーが筆者に語ったように、またとない題材への取り組みとなったのである。 また全編において展開される高速アクションと一体化した音楽は『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(95)の川井憲次が担当。川井の起用はドニーの強い要望からきたもので、彼が日本でアクション監督を担当した『修羅雪姫』(01)のスコアに感銘を受けたという。その後、ツイ・ハークに推薦して『セブンソード』(05)の作曲に招き入れたことをきっかけに、自身の主演作に川井を指名していったという経緯がある。ドニーは「私のアクションの“リズム”を支える要素として、川井さんの音楽が果たす役割はとても大きい」と称賛してやまない。 ◆「アクション映画の真の勝負は数年後」とドニーは言った 「僕はアクション映画は公開したそのときよりも、公開されて数年後が勝負だと考えているんだ」 この『かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート』のプロモーションを通じ、筆者はドニー・イェンにインタビューをした過去がある。忘れもしない2007年2月12日、ハーバープラザ ホンコンに部屋をとっておこなわれた同取材は、ドニーが新作の撮影にかかりっきりで進行が遅れ、夕方の開始がなんと深夜の23時になってしまった。そんなアクシデントと併せ、忘れがたいイヴェントとして今も自分の中にある。取材が大幅に遅れたことへの苛立ちは不思議となく、むしろ強く覚えたのは、優先的にアクションに身を置こうとするドニーへの尊敬心だ。 なにより取材前、ドニーは撮影現場では決して妥協をしない、厳しい俳優だと仄聞していた。確かに本人に会ってみると、常にアクションのことを考えており、じつにストイックな印象を受ける。だが言葉に余計な飾りがないぶん、彼の口から出るアクション哲学には重い響きがあり、強い説得力を放っていたのだ(前チャプターで記したメイキングの事情は、そのときのドニーやショーンとの会話から起こしたものである)。 『かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート』© 2006 Mandarin Films Ltd. All Rights Reserved.
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PROGRAM/放送作品
クライム・キーパー/香港捜査官【HDリマスター版】
香港の巨匠ユエン・ウーピンとドニー・イェンが最強タッグを結成!女性刑事の死闘に息を呑む超絶アクション
『マトリックス』の武術指導も務めたユエン・ウーピンがドニー・イェンとタッグを結成。レディ-スアクション『皇家師姐』シリーズ第4作にあたり、女性捜査官役シンシア・カーンが決死のスタントを次々と披露する。
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PROGRAM/放送作品
レイジング・ファイア
[PG12]正義か復讐か?熱血漢ドニ―・イェンと悪の華ニコラス・ツェーが戦う香港ノワール・アクション
香港を代表する俳優ドニー・イェンとニコラス・ツェーが肉体アクションを駆使して対決。『香港国際警察/NEW POLICE STORY』のベニー・チャン監督の遺作となった。谷垣健治がアクション振付で参加。
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(吹)レイジング・ファイア
[PG12]正義か復讐か?熱血漢ドニー・イェンと悪の華ニコラス・ツェーが戦う香港ノワール・アクション
香港を代表する俳優ドニー・イェンとニコラス・ツェーが肉体アクションを駆使して対決。『香港国際警察/NEW POLICE STORY』のベニー・チャン監督の遺作となった。谷垣健治がアクション振付で参加。
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燃えよデブゴン/TOKYO MISSION
アクション界の至宝ドニー・イェンが“デブゴン”を継承!サモ・ハン・キンポー主演の名作をリブート
『るろうに剣心』などのアクション監督を務めた谷垣健治が、サモ・ハン・キンポー主演のヒット作を東京を舞台にリブート。特殊メイクでデブゴン化したドニー・イェンの、外見とは裏腹な俊敏なアクションは圧巻。
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱
黄飛鴻と孫文が歴史の荒波に立ち向かう、ジェット・リーの“ワンチャイ”シリーズ第2弾
清朝末期に実在した中国近代史の英雄、黄飛鴻の活躍劇第2弾。孫文をストーリーに絡め、前作に負けない凄技アクションたっぷりに描く。監督、主演は大ヒットした前作と同じくツイ・ハーク×ジェット・リー。
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(吹)ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱
黄飛鴻と孫文が歴史の荒波に立ち向かう、ジェット・リーの“ワンチャイ”シリーズ第2弾
清朝末期に実在した中国近代史の英雄、黄飛鴻の活躍劇第2弾。孫文をストーリーに絡め、前作に負けない凄技アクションたっぷりに描く。監督、主演は大ヒットした前作と同じくツイ・ハーク×ジェット・リー。