裁かるゝジャンヌ(カール・テオドア・ドライヤー フランス 1928年)
1431年。百年戦争で活躍したジャンヌ・ダルクは囚われの身となり、イングランドで異端審問を受けることに。信心深いジャンヌが「大天使ミカエルの啓示に従って戦いに参加した」と主張するのに対し、司教は厳しく追及し彼女を異端者に仕立てあげようとする。なかなか屈しないジャンヌに業を煮やした司教は、国王シャルル7世の手紙を偽造し彼女を安心させるという罠を仕掛け、神を冒涜している罪を認めるよう誘導する──
捕縛され火刑に至るまでのジャンヌ・ダルクの受難を、カール・テオドア・ドライヤー監督が本物の裁判記録を研究し再現。ほぼ全編を顔のクローズアップで映し、厳しい審問を受ける人間ジャンヌの苦悩を訴えかける。
■出演
ルネ・ファルコネッティ、ウジェーヌ・シルヴァン、アントナン・アルトーほか
■出演
ルネ・ファルコネッティ、ウジェーヌ・シルヴァン、アントナン・アルトーほか