ラストエンペラー/オリジナル全長版

中華帝国最後の皇帝の人生を圧倒的スケールで描き、アカデミー作品賞ほか9部門に輝いた歴史劇
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解説

古代の始皇帝に始まる中華帝国最後の皇帝“終皇帝”の数奇な人生をベルナルド・ベルトルッチが描いた歴史大作。アカデミー作品賞ほか9部門を受賞。音楽を担当した坂本龍一が日本人初の作曲賞に輝き出演も果たした。

ストーリー

清朝末期、有力者の西太后に指名され、溥儀は幼くして皇帝に即位。だが、革命で直後に清朝は滅亡。皇帝の肩書きだけは残され、皇宮である紫禁城から一歩も出られないまま、外国人教師の教えを受けながら青年へと成長していく。だがついには紫禁城からも追放され、皇帝の肩書きも剥奪される。熱望した外の世界に出られた溥儀だったが、清朝の再興と皇帝復辟を目指し、周囲の反対を押し切り大日本帝国と手を結んで政治的活動を始める。

放送日時

2017年03月15日(水) 21:00 - 深夜 01:00

2017年03月18日(土) 09:45 - 13:30

2017年03月27日(月) 06:45 - 10:30

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みんなの映画レビュー

    • 鑑賞日 2017/3/21
    • やっぱり長すぎる

オリジナル版の3時間半超はどう考えても長すぎる。
確かに後半90分は面白い。

主人公がどんどん迷走していく様、
そして、時代に翻弄されていく様などは単純に面白い。

ただ前半の幼年期~少年期部分が長すぎる。
もちろん3歳から皇帝になったという特異なエピソードは入れる必要はあるが、それにしてもそこをもう少し圧縮して、満州国の皇帝になってからのボリュームをもう少し増やせば良かったのになぁ~と。

晩年の行進のシーンに、監督の意地の悪さを見た。

    • 鑑賞日 2017/2/4

メロドラマ臭が好みじゃなかった。

    • 鑑賞日 2017/2/3
    • リマスター版を観たい

公開時以来の大画面での鑑賞、機会を与えてくれた新文芸坐に感謝。紫禁城の赤や皇帝の黄色などの豊かな色彩と陰影を堪能できました。

ソフト鑑賞ではなかなか目が行き届かないスタッフロール。オープニングはモーリス・ビンダーだったと初めて確認しました。また音楽スタッフの中にハンス・ジマーの名前を発見してなんだか無駄に胸熱になってしまった。

現在、アメリカでは撮影を担当したヴィットリオ・ストラーロが監修したリマスター版のBlu-rayをCriterion Collection で買うことができます。大画面で迫力があるからこそ今回ちょっと退色が気になったので、次回はリマスター版が劇場で観られると良いなと思いました。

    • 鑑賞日 2014/7/29
    • 哀しくも愛おしい人の生。

20代の私が映画館で観た時の記憶はあまりない。確かジョン・ローン目当てで観に行ったものの何が何だか解らずほぼ意識が飛んでいた気がする。最近たまたまCS放送があったので録画してみた。華麗で空疎な宮廷生活、名ばかりの皇帝・溥儀の孤独。観客のいない舞台、それは満州においても同じだった。師とも友人とも慕うジョンストンとの別れ、そして愛する妻たちの心も次第に離れていく。今観終わって、(歴史認識がこれでいいのかどうかとかいう問題は取りあえず置いといて)溥儀の流転人生を通して見る、移ろいやすい世の中と、そこに生きる人という存在の儚さが、哀しくも愛おしくてたまらない気持ちになった。あの頃は生まれなかったこんな感情が溢れ出すのは、きっとそれなりに紆余曲折を経た今の自分だからだ。

    • 鑑賞日 2016/11/29
    • オリジナル全長版

初見。
昨日見た「アラビアのロレンス」のピーター・オトゥールが出てた。国家や体制に翻弄される人間ということでは「ドクトル・ジバゴ」「アラビアのロレンス」にも共通するテイストがある。ただ愛新覚羅溥儀はユーリ・ジバゴ以上に主体性がないので、ストーリーが猛烈に面白いという風にはならない。

清朝末期、3歳の溥儀が皇帝になる。

1950年、第二次世界大戦後の中共で囚われの身の溥儀が自殺を図るが助けられ、取調べを受け自らの人生を回顧する。
この戦犯としての回顧で皇帝としての溥儀の人生が語られる。

紫禁城内の描写、ストラーロのカメラは見事!
Forbidden cityと言われる紫禁城から出ることを許されない清朝皇帝。外の世界から隔絶され数百の宦官にかしづかれている。たった一人の為に紫禁城内では何千もの人々が役割を果たしている。幼い皇帝は自分の力を弟に誇示するために、宦官に墨を飲めと命ずる。
こんなことでは体制は維持出来ないし人間も駄目になる。
溥儀の人間的魅力を描かないから共感を呼ばないのだ。ただ靴の紐も自分で結べない男が収容所の所長の教育もあり、徐々に自分が何であったのかをわかっていく終盤は面白い。

特に戦争の記録映画を見せられるシーン。南京大虐殺、真珠湾攻撃、日本の非道、広島原爆投下、日本の降伏を告げる玉音放送、ここまでモノクロ→甘粕の自決、カラー。
阿片によって人々が蝕まれ国が崩壊していく。

最も感動的なのは釈放され植物園で働く老いた溥儀の前を、紅衛兵に小突かれながら、かつての収容所所長が歩いて行く。溥儀は飛び出して紅衛兵達に「この人は立派な教育者だ!」と叫ぶが無駄である。ここにこそ、この大作の精髄がある。清朝まで連綿と続いて来た中央集権封建体制も共産主義革命に根ざした文革も愚劣さにおいては等しい。

体制の激変に翻弄される人間の人生は夢か幻か。
何度も見返すべき映画だ。

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世界に売るために英語で物語られるのは理解できるが、下層民まで英語なのにはどうしても違和感がある。

幼い皇帝に進呈された虫はキリギリス系であんな風には鳴かない。ラストの虫はクツワムシだよね。鳴き声はガチャガチャだよ。

ピーター・オトゥールは結局、何を教えたの???自転車だけかよ。ただ溥儀が自転車に乗って走り出すシーンは秀逸だけど。
この溥儀と教師の関係、何を学び何を教えたかったのか?それが明確じゃないから主人公のキャラクターが鮮明にならない。むしろ阿片に溺れる正妻の方が、日本は満州を支配、搾取し溥儀を利用しているだけだと見抜いている分、キャラクターは鮮明。

正妻とのお見合いでのラブシーンが強烈にエロチック。
正妻、側室とのシーツの下での3P?も面白い。

音楽はあまり印象に残らなかった。坂本龍一なら「戦メリ」の方がずっといい。

原題

THE LAST EMPEROR

監督

ベルナルド・ベルトルッチ

出演

ジョン・ローンジョアン・チェンピーター・オトゥール坂本龍一ほか

製作国

イタリア/イギリス/中国

製作年

1987

本編時間

219分

画面サイズ

ワイド画面

視聴制限

なし

字幕/吹き替え

字幕

カラー/白黒

カラー

『ラストエンペラー/オリジナル全長版』© 1987 THE RECORDED PICTURE COMPANY.YANCO FILMS LTAO FILMS.S.R.L.ALL RIGHTS RESERVED
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