怒りの荒野

“ガンマン十戒”を授かった師匠と運命の対決へ。マカロニ・ウエスタンが誇る2大スター競演で贈る傑作
© 1984 RETEITALIA

解説

爽やかな好青年ジュリアーノ・ジェンマ&非情な冷血漢リー・ヴァン・クリーフというマカロニ・ウエスタンの2大スターが、対照的な魅力を発揮して競演。ガンマンの心得を説く“ガンマン十戒”は西部劇ファン必見。

ストーリー

娼婦の私生児として生まれたスコットは国境の町で蔑まれながら育ち、いつか町の人々を見返そうと夢見ていた。そんなある日、強奪した金塊の分け前を持ち去った裏切り者を追う、タルビーという凄腕ガンマンが町に現れる。スコットはタルビーの華麗な銃さばきに心酔し、弟子入りを志願する。相棒として認められたスコットは銃の教えを叩きこまれ腕を磨くが、次第に町を支配していくタルビーの暴力的な姿勢に疑問を抱く。

放送日時

2017年11月19日(日) 10:00 - 12:00

2017年11月20日(月) 13:00 - 15:00

2017年11月22日(水) 11:00 - 13:00

2017年11月30日(木) 19:00 - 21:00

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みんなの映画レビュー

    • 鑑賞日 2017/4/27

これぞ!マカロニ!っていう感じで数あるウエスタンの中でも秀作!主人公の成長をBGMで表現していくあたりもサイコー

    • 鑑賞日 -
    • ガンマン10カ条の心得

町の人々から見下されていた私生児のスコット(ジェンマ)は、一人前のガンマンになるためにタルビー(リー・ヴァン・クリーフ)に弟子入りし、「ガンマン10カ条の心得」を習う。しかし自分を育ててくれた馬番のアラン(かつての早撃ち保安官)をタルビーに射殺されたスコットは、怒りに燃え、師弟対決の時を迎える。

弟子が師のやり方に疑問を持ち、師を越えるというシンプルなストーリーで、演出的には中盤ダレるところもありますが、見せ場の多い作品です。特に、「ガンマン10カ条の心得」が生きてくるラストの演出は溜飲が下る面白さ。また中盤の、リー・ヴァン・クリーフと殺し屋(ベニート・ステファネッリ)による馬上のライフル対決は、マカロニ屈指のスタントと言われています。

ファンの多い作品です。
ぜひご覧ください

    • 鑑賞日 2016/7/28
    • 貫禄のスター二人

弟子入りしてのガンマン修業。
師弟コンビが双方ともかっこいい。
あっという間に強くなるスコット・メリー。
二人とも絶頂期と言える。
娯楽性が高く王道のストーリー。
マカロニウェスタン好きには堪えられない一本。

    • 鑑賞日 2015/6/13
    • 細部がしっかりしている

 シネマヴェーラのイタリア映画特集「怒りの荒野」。ジュリアーノ・ジェンマとリー・ヴァン・クリーフのモノクロのスティール写真がそれぞれ色とりどりに着色されて3つずつ交互に並び、そこに威勢の良いリズ・オルトラーニのテーマ音楽が鳴り響くタイトルバックに記憶はあったものの、話の中身は綺麗さっぱり忘れていたこの映画は、確か中学生の頃に浅草で観て以来で、観直すと結構良くできた青年成長譚映画として感心しました。
 主人公のジュリアーノ・ジェンマは、娼婦の息子・私生児と町民たちから蔑まれている掃除夫で、冒頭、町の汚物を回収しているところで、酒場主人に臭いと言われ、幼馴染の女と立ち話していると、女の父である判事から娘には近づくなと言われます。ジェンマは、住んでいる馬小屋に拳銃の模型を持っていて、密かに早撃ちの練習を繰り返していますが、馬小屋仲間の老人からは“拳銃支配の時代は終わったぞ”と忠告されています。
 そんな町にリー・ヴァン・クリーフ扮するガンマンがやって来て、彼はジェンマのことを蔑むことなく対等に扱い、酒場にジェンマを呼んで酒を振る舞おうとするので、ジェンマは喜びますが、ジェンマを蔑む町民はクリーフの態度を快く思わず、クリーフに喧嘩を吹っかけようと拳銃を向けるものの、あっさりクリーフの返り討ちに遭って銃殺されてしまい、裁判でもクリーフの正当防衛が認められて釈放されます。
 こうして、すっかりリー・ヴァン・クリーフに私淑したジュリアーノ・ジェンマは、颯爽と馬を走らせるクリーフの後を追い、みすぼらしいラバに乗って某町にゆき、そこでクリーフが金を横取りした悪党を退治する手伝いを買って出て弟子入り志願し、その金が今は、ジェンマが育った元の町の悪党たち(銀行家、酒場店主、判事ら)の手に渡ったことから、クリーフと共に元の町に戻り、悪党たちをやっつけてクリーフが町の実権を握るに至るまで、クリーフの片腕として働き、その過程でクリーフが説く“ガンマンの心得10か条”を体得してゆくのでした。
 そして、今や町のボスとして君臨するリー・ヴァン・クリーフが、ジュリアーノ・ジェンマにとっては命の恩人となったかつての馬小屋仲間ワルター・リッラ(クリーフによって駆逐された元保安官に代わって、このリッラが町の保安官になっています)を射殺したことから、ジェンマは恩人の仇としてクリーフと対決することになり、クリーフから学んだ“ガンマンの心得10か条”を実践するというお話です。
 「野獣暁に死す」「情無用のジャンゴ」と比べると、「怒りの荒野」は、西部の町のオープンセットは豪華だし、何気なく道を走る駅馬車や道ゆく人々など、細かい描写がしっかりしているし、冒頭近くで起きる殺人事件についてきちんと裁判の様子も描いているし、私生児と蔑まれてきたがゆえにガンマンとしての“自立”に憧れるジェンマの人物設定や、素直で何事も吸収するキャラクターも、ガンマンとしての矜恃を持ちつつ、結局のところは銃の威圧によって富を得ようとするヴァン・クリーフのそれも、きちんと考えられていて、リアリティを担保しており、映画全体を水準以上のものにしています。

    • 鑑賞日 2015/6/16
    • 出藍の誉れ

私生児でいじけた性格だったという事を除いても随分と脇の甘いのがジュリアーノ・ジェンマ演ずるスコット。
これに対して、過酷なガンマン稼業でスキを見せないリー・ヴァン・クリーフ演ずるタルビー。
二人が師弟関係になりタルビーの教訓の内容がどれももっともな事ばかりで、これがガンマン修行の指標なのだから随分とスコットを小バカにしたものだ。
スコットも疑問を感じないまま、唯々諾々と従う姿はガンマンとしての資質に問題がありそうだ。
そんな訳で、この作品、前半のスコットのガンマンとして一人前になる前の修業時代の部分がコミカルで明らかに面白い。
後半の町の覇権をめぐる抗争に巻き込まれる展開は、シリアスではあるが、ありきたりで出来栄えはイマイチとなってしまった。

原題

I GIORNI DELL'IRA

監督

トニーノ・ヴァレリ

出演

ジュリアーノ・ジェンマリー・ヴァン・クリーフアンドレア・ボシックワルター・リラほか

製作国

イタリア/ドイツ

製作年

1967

本編時間

110分

画面サイズ

ワイド画面

視聴制限

なし

字幕/吹き替え

字幕

カラー/白黒

カラー

『怒りの荒野』© 1984 RETEITALIA 『大いなる西部』BIG COUNTRY, THE © 1958 ESTATE OF GREGORY PECK AND THE ESTATE OF WILLIAM WYLER. All Rights Reserved 『ならず者たち』© 1968, renewed 1996 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved. 『怒りの荒野』© 1984 RETEITALIA 『アルバレス・ケリー』© 1966, renewed 1994 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
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