草の上の昼食

まさに芸術!絵画の巨匠ルノワールの息子が映し出す、自然美と人間賛歌に酔いしれる風刺喜劇
© 1959 STUDIOCANAL

解説

19世紀印象派を代表する画家ルノワールの息子である映画作家ジャン・ルノワールの監督作。「陽光のなかの裸婦」など父の絵画をモチーフに、南仏プロヴァンスの素朴で美しい自然を豊かな色と光によって写し取る。

ストーリー

プロヴァンスの田舎娘ネネットは、人工受精による人類の進歩を力説するアレクシ教授に共感し、人工受精で子供を授かろうと教授の元へ押し掛ける。一方、アレクシ教授はシャーロット婦人伯爵との婚約を祝うため、野外で“草の上の昼食会”を開催する。そんな中、不思議な力を持つという山羊飼いが笛を吹いた途端に突風が吹き荒れ、教授は仲間からはぐれてしまう。教授はネネットに窮地を救われ、純朴な彼女に少しずつ惹かれていく。

放送日時

2018年02月08日(木) 深夜 04:15 - 深夜 06:00

2018年02月14日(水) 06:30 - 08:30

2018年02月26日(月) 08:15 - 10:00

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みんなの映画レビュー

    • 鑑賞日 -
    • 大切なのは丸見えになる女たちの太股やパンツ

 原題"Le Déjeuner sur l'herbe"で邦題の意。
 すべては専門家の時代で子作りも専門家に任せるべきと考える優生学的人工授精論者の博士が、欧州連合大統領選出馬のためにガールスカウトを組織する女伯爵と婚約、マスコミ注視の中での婚約発表を草上の昼食会で行うという話。
 兄夫婦を見てぐーたらな男に失望した田舎娘が博士に傾倒。夫はいらないから子供だけほしいと博士の家の小間使いとなり、チャンスを見て人工授精を申し込もうとする。
 愛もセックスも不要の試験管ベビーを信条とする博士が徒党を組んで昼食会にやってくると、山羊を連れた豊穣神ディオニソスのような老人が現れ、笛を吹くとあら不思議、突風が吹き荒れて乱交パーティになってしまう。
 博士も田舎娘に一目惚れ、博士の信条は敢え無く崩れて娘の実家で同棲。女伯爵との結婚式は、田舎娘との結婚式に置き換わってしまってエンドという、コメディとはいえバカバカしい作品。
 見どころは突風が吹いて女たちの太股やパンツが丸見えになるのと、ピクニックでのルノワールの印象派的映像、田舎娘を演じるカトリーヌ・ルーヴェルの健康的なお色気くらいで、科学よりも愛が大切というルネッサンスなテーマを大上段に振りかざされても、無理やりな物語設定ともどもディオニソス的にはイマサラな感想しか残らない。

    • 鑑賞日 2017/11/1

マネの「草上の昼食」やそのオマージュ作品を映像化したような
美しく可笑しなピクニックの映像。なるほどルノアールの息子である。
突風のシーンくらいまではくだらない映像美だけのコメディなのかと思った。
しかしその後の水浴からの博士が可愛らしく、科学と人間性の融合したユーモラスな作品だった。

    • 鑑賞日 2017/10/25

エドゥアール・マネの有名な『草上の昼食』を映像化した場面があるかと思ったら無し。田舎の森や泉の風景が美しい、軽目のフレンチ・コメディだった。
終始ニコニコしている、ネネット役のカトリーヌ・ルーベルがキュートで可愛い。

    • 鑑賞日 2017/10/11
    • アヴァン・タイトルにテーマが集約されてる

*試験管ベイビーより本物の男と子作りしたいわ!
*進歩に反対するのか?新時代には新人類が必要だ。
*愛は生物学と無関係。
*原爆の危険を思えば大したことない。原爆はダメ!
*戦争の危険だけじゃない大量のガソリン漏れも危険だが、放射能が漏れたら一体の前住民が癌になる。

といった議論を優生学学者エチエンヌの研究所従業員達がたたかわせる。エチエンヌは結局、若く可愛い小間使いと試験管でなく動物的に交わり妊娠させ、ドイツ系ガチガチの美女でなく小間使いと結ばれる。

嵐の描写が面白い。水の中の草の描写はタルコフスキーに受け継がれている。

マネの《草上の昼食》をルノワールの息子が作るとこうなるか。

蝉、カメムシのアップが出てくるフランス映画、初めて見た。

    • 鑑賞日 2006/2/20
    • 叔父の絵が、映像になったと言ったら、大袈裟でしょうか。

 叔父のオーギュスト・ルノワールの絵の精神って、「ピクニック」とか、「草の上の昼食」なんだと思います。
 軽い喜劇の中に、神がかり的な演出が・・・。素晴らしいですね。

  紀伊国屋書店のDVDジャケットがまるで、叔父の絵のようです。

原題

LE DEJEUNER SUR L’HERBE

監督

ジャン・ルノワール

出演

ポール・ムーリスカトリーヌ・ルヴェルフェルナン・サルドゥジャクリーヌ・モラーヌほか

製作国

フランス

製作年

1959

本編時間

94分

画面サイズ

ワイド画面

視聴制限

なし

字幕/吹き替え

字幕

カラー/白黒

カラー

『草の上の昼食』© 1959 STUDIOCANAL
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