PROGRAM

放送作品情報

ニュー・シネマ・パラダイス [インターナショナル版]

NUOVO CINEMA PARADISO 1989年 イタリア フランス / 124分 ドラマ

[PG12]映画が娯楽の殿堂だった頃。老映写技師と少年の心のふれあいをノスタルジックに綴る感動作
放送日時
2018年12月05日(水) 18:00 - 20:30
2018年12月20日(木) 06:00 - 08:15
2018年12月25日(火) 07:45 - 10:00
2018年12月31日(月) 深夜 01:00 - 03:30
解説

イタリアの名匠ジュゼッペ・トルナトーレの繊細な人物描写と、エンニオ・モリコーネの感動的な音楽により綴られた、映画史に残る至高の名作。その、デジタルレストア版での、通常版より50分も長い完全オリジナル版。

ストーリー

映画監督のサルヴァトーレは、故郷シチリアに住む母からアルフレードが死んだという知らせを受ける。30年もの間故郷に帰っていないサルヴァトーレは、トトと呼ばれていた少年時代を回想する。当時、戦争で父親の行方が分からなくなったトトは、映画に魅せられ、村唯一の映画館パラダイス座に通いつめる。そこで出会った老映写技師のアルフレードを父のように慕い、二人の間には年齢を超えた友情が芽生えていく…。

出演

フィリップ・ノワレ
ジャック・ペラン
サルヴァトーレ・カシオ
マルコ・レオナルディ
ほか

字幕/吹替
字幕
掲載制限
PG12
カラー/白黒
カラー
画面サイズ
ワイド画面
HD
※【ザ・シネマHD】にご加入の方は、
HD画質でご覧頂けます。

オススメキーワード

  • 鑑賞日 2018/12/9

    評判の良い作品ですが…

    子供のトトは確かに可愛らしく、楽しく観ていましたが、青年期から眠くなり、30年後のトトが子役のトトに似ているのに驚きつつ、少し目が覚めましたが、私には世間の人ほどインパクトのある作品には感じられませんでした。

  • 鑑賞日 2008/11/12

    音楽を聴いただけで涙がこぼれます

    アルフレッドのトトへの愛情 映画しか娯楽の無かった時代 無かった村 無かった環境 これは少年の成長物語などでは無い 映画を好きで良かった、、、 と心から思える映画 これほど感動するラストシーンは他に無く 最近では音楽が聴こえるだけで涙がこぼれます

  • 鑑賞日 2013/4/21

    午前十時の映画祭で鑑賞。やっぱり大きなスクリーンで観ると感動が大きくなります。TV放映で観たのと同様、アルフレードの形見をみるシーンは何とも言えず胸に来ました。

  • 鑑賞日 2013/3/13

    BS録画で再鑑賞。若い頃観た時とは感じ方が随分違いました。映画の好きな人ならこの作品を嫌いな人はいないはず(と勝手に思ってる)。本当にいいなぁと思う映画って感想書くの難しい… 少年期のトトを演じたサルヴァトーレ・カシオ君が良かったです。トトとの約束をちゃんと守り、アルフレードが残した遺品のシーンは涙なくしては観られないですね。本当に素晴らしい映画です。

  • 鑑賞日 2018/9/24

    この映画、なぜ嫌いかわかった!

    世評に高い《ヌォーヴォ・チネマ・パラディーゾ》、どうにも好きになれなくて、なぜ嫌いなのか考えるためにまた見た。これって俺にとってのヴェリズモ・オペラの類なんだってことに気づいた。 つまり泣かせに走ってるのだ。いかにもなセンチメンタルでノスタルジックな音楽で観客の感情を煽る。ラストのモノクロのキスシーン集なんか臭くて見てらんない。 様々なエピソードも完結せず宙ぶらりんで気持ち悪いし。 ただもっと長い完全版があるらしいのだが・・・。 エレーナとトトはどうなったのだ? 劇場公開版はこの2時間数分のものだが、もう一つ3時間近いものもあるらしい。大人になったエレーナとしてブリジット・フォッセーが出ている。 どうりでこれは説明不足感が強くて消化不良。 *エレーナと車でデートしていて車が故障してエレーナの父親と会う。 *『絆』上映中、前半のフィルムを隣村に届け後半のフィルムを待っている。 *大人になったトトは映画監督なの?きっちり描いてないけど。 これらのシークエンスが中途半端。 それ以上に *小さな子供のトトが映写室から巨漢のアルフレードを助け出せるだろうか? *映画をスクリーンに上映していて、どうやって戸外の壁にあんなに上手く同じ映画を映し出せる? *トトが高校に行ってる間、デートしてる間、映画館は上映してなかったの? *映写室には映写機が一台?昔からフィルムには巻の切り替え用の☆印が映写機切り替え用に付いていて、それって《スクリーン》のようなファン雑誌にも何度も読者からの質問と答えが載っていたから、普通の映画ファンには常識だったと思うのだが。 そういった嘘が目について「泣かせ」がウザくてウザくて鼻持ちならないのです。

  • 鑑賞日

    良いとは思う。映画らしく、静と動も感じられるし。映画らしい映画。

  • 鑑賞日 2018/6/12

    映画マニアの良心に付け込む霊感商法みたいなもの

    私の映画愛が足りないためかレビュータイトルが率直な感想。世評が高い割に酷く失望したのは『ショーシャンクの空に』以来。名画を随所に散りばめることが映画愛なのか?師匠が残したキスシーンを繋いだフィルムに涙って…これ以上安易なオチは無かろう。これでは単なるファンタジーに過ぎない。 「人生は映画と違う」「故郷には幻しかない」「貴方を愛する人の声を聴いたことがない」。これらの台詞が心に響いた。私は表層的な映画讃歌の向こう側にある人生の孤独や葛藤を観たかった。其処の掘り下げこそが映画の醍醐味ではないのか?

  • 鑑賞日 2018/5/21

    映画へのノスタルジアと愛情

    少年トトが映画を通じて、映画技師アルフレッドはじめ多くの人から色々な事を学び大人になっていく。涙あり笑顔ありで素敵な作品。名作と呼ぶに相応しい。

  • 鑑賞日 2018/5/12

    イタリア映画には時として特大ホームラン的な作品が飛び出すことがあるが、これはそれに該当する一品である。ラストがとても印象的で、いつまでも記憶に残る。

  • 鑑賞日 2018/4/18

    やっぱ劇場版でいいかも!

    完全版になるとエレナとの関係が一気にクローズアップされてきて、アルフレードとの思い出がやや陰ってしまうって点で、自分は劇場版がピカイチだと思いますね。こういう名作を見ると、近年(特に邦画)の金儲け主義だけの映画(みたいなもの)ってやつのあまりのひどさに、トホホと情けなくなりますね。

  • 鑑賞日

    心憎い演出に脱帽

    途中まではそれ程の作品とは思わなかったが、最後のカットされたフィルムを観るシーンになった時、バックに流れる音楽を聴きながら延々と続くキスシーンを見ていたら、思わず涙が出てきてしまった。

  • 鑑賞日 2018/1/1

    アルフレードの贈り物

    イタリア、シチリアの田舎の映画好きの少年トトが、村の唯一の映画館シネマ・パラダイスの映画技師アルフレードのところに入り浸って、大人となってゆく、その人生を描く。 映画に関わる人々を描いた名作は多い。が、本作は映画を映し、見ることを愛した男たちのお話であり、映画好きの私にとっては、自身のことのように思える、たまらない物語である。 正月に放映されて見たが、いつものように泣けてしまった。 まず、冒頭のタイトルバックが良い。昨今、タイトルがラストに出てくるような映画もあるが、やはりタイトルは映画の表紙である。これが冒頭に無いのは、まっとうな映画とは言えないだろう。 背景の光り輝く海とレースの白いカーテンと逆光の黒い鉢。切り取った絵画のような場面にエンニオ・モリコーネのメロディー。そしてネオンのような華やかな題名。 その室内で、老婆が「あの子に知らせなければ」と言う。女が「30年も帰ってないのに」と文句を言うにも拘わらず。 そして、都会の夜の描写。暗い室内に入る中年の男。ベッドの女が言う、「お母さんから電話があったわ。誰かと間違えてたけど」「アルフレードって人が死んだって」 男の表情のアップ。そして、彼トトの子供の頃の思い出が描かかれる。 この後、ずっとストーリーを語っても良いが、私が何百万語を記したって、本作を見ることにはまったく及ばない。以下、思うところを少し書きたい。 トトがちょっとずるい奴なのが良い。神父の助手を寝ぼけて満足にできないにも関わらず、足を痛めたフリをしてアルフレードの自転車に乗せてもらう。お使いの金を映画を見るのに使って、母親にぶたれる。それなのにお金を落としたなんて嘘を言い、結局、アルフレードが助けてあげる。 そんな小ずるい、ちょっと嫌な子供でも、映画が大好きで、その好きな映画と映画技師のアルフレードによって、成長してゆく、そんな姿がとても好ましい。 トトの父は戦争で亡くなり、アルフレードが父親代わりといってもいい。そのアルフレードが時々、良いことを言うが、それが映画のセリフというオチもよい。 そして、アルフレードがトトに村を出ることを勧める。人生は映画のようには上手くゆかない。ただ、前に進め。という。それがトトを押す。そして、映画製作に携わっていることが窺える今の彼がある。 なにより、すばらしいのが映画を見るシーンだ。そのシーンを思い浮かべるだけで、今も心が揺さぶられる。村で唯一の娯楽の映画館。そのきらびやかで、明るく、喧騒にとんだ光景は、まさに私たちの映画館でもあった。満員の座席、背中越しにみる映画は、場面が欠けて見えたのだが玉手箱のようにきらびやかで、心が躍った。 そして、ラストのアルフレードの贈り物。拍手。拍手。拍手。拍手。拍手。拍手。他に言葉はありません。

  • 鑑賞日 2018/1/3

    やっぱりいい

    フィリップ・ノワレの演技にジーンと来る。この映画は一年に一回は観たい。

  • 鑑賞日 2018/1/1

    映画ってやっぱりいいですね

    2018年一番最初に見たのがこの作品です。 映画好きなものとして年の初めに見る映画としては一番適しているかも知れません。 映画を通して、少年時代から大人までを描いたこの作品、一番印象に残っているのがトトが故郷をさって行くときにアルフレッドと会話するシーンです。 トトを愛するがゆえに旅立つトトに厳しい言葉をかけます。 そして”自分の選んだ道を愛せ”とアルフレッドがトトを送り出します。 立派になって故郷に帰って来たときはアルフレッドの葬式の時。 そのときになって初めてアルフレッドが言った真意を理解します。 映画ってやっぱりいいですね。 幾つになっても映画から学ぶことがあります。

  • 鑑賞日 2017/10/20

    イタリア映画の名作として高く評価されている一作。ちょっと期待しすぎたかも。

  • 鑑賞日

    内容はとにかく

    映画では泣いた事はなかった自分が、不覚にも涙してしまった映画です。 映画っていいものだなぁと再確認させてくれる作品。心に沁みます。

  • 鑑賞日 2017/9/6

    シチリアから人の心に贈り続ける宝物

    見終わった後、込み上がってくる暖かい気持ちが消えず、これを感動と言わずして何と表現していいのか分からない。何度も、何度も観たい場面に戻ってはリピートして観てしまった。 南イタリア人のチャーミングで、センチメンタルな物語。

  • 鑑賞日 2017/9/4

    映画が傍にあった人たちの映画、

    映画が傍にあった人たちの映画だ。 舞台となるその風景は昭和の日本を彷彿とさせる。 映画の立ち位置もシチリアのそれと同じものを感じた。 私が子供の頃に経験した映画を取り巻く環境を思い出させた。 例えば当時の大人はみな、タバコを吸いながら映画を観ていた。 観客席はいつも満席で、通路に新聞紙を敷いて座って観た。 面白い映画は何度も繰り返し観た。 本編の始まる前にニュース映像が流れた。 本編の途中でフィルムが切れたコトがある。 映画館から映画館へ自転車でフィルムを配達するお兄さんに遭遇したコトがある。 などなど。 で、それら経験したコトはみなこの映画でも語られている。 映画を観る環境も世界共通だったのだろう。 やがて私が通い詰めた映画館も街の片隅からなくなった。 今はスーパーマーケットになった。 その前を通る時、ここは昔映画館だったんだよな、と今でも思う。 そこで観た作品も全てではないが、大体、記憶している。 そう。 私の傍にも映画があったのだ。 そんなコトを思い出させてくれる映画だった。 実は何十年振りかの再見なのだが、 あのラストは忘れられない。 名作のラストシーンは忘れられないものだと思った。 が、実は、ラストシーンが忘れられない映画が名作なのではないか、とも思った。 七人の侍のラストシーンを覚えてない人はいないだろう。 イヤ、黒澤監督の面白いと思った作品は全てラストシーンを鮮明に記憶している。 生きる、天国と地獄、用心棒、椿三十郎…。 猿の惑星だって、2001年だって、ゴッドファーザーだって、ダイハードだって、エイリアンだって、ターミネーターだって。 やはり私にとって名作の条件はラストシーンを記憶しているコトらしい。 そうでもない映画はシーンの断片的な記憶はあるが、ラストシーンが思い出せない。 話がずいぶんそれたが、つまりは人生の傍に映画がある人の映画と云うコトで…。

  • 鑑賞日 2017/8/19

    感傷と郷愁

    ローマ在住の映画監督サルヴァトーレは30年も実家に帰っていなかったが、ある日故郷の母親から電話を受けて、幼い頃から友情を育み時に父と子のような絆を作った映写技師のアルフレードの死と葬儀を知らされると、感傷と郷愁に浸りつつ、幼い日々の美しい思い出と青年期の心の痛みを振り返りながら、30年ぶりの故郷へ向かう。 非常に感傷的で、理性よりは感情に訴える、知性よりは感性で構築されたことが明らかに伺える作品で、基本的には私の好みの映画ではないが、何しろエンニオ・モリコーネの楽曲がこの上なく美しいのでなんだかんだで泣けるのである。 脚本にはなかなかのウィットがあるし、回想シーンと現代のシーンの重ね合わせには工夫が感じられて感心するし、何よりアルフレード役のフィリップ・ノワレが素晴らしい。 青春時代の描写も殆ど鬼気迫るほどの執念で描かれていて間違いなく文体の強さを感じさせるし、ヒロインが本当に美しいのにもハッとさせられた。 ただ、決定的なところで30年という歳月がもたらしたはずの人間関係のダイナミズムが感じられない、というかハッキリ言ってこれはウソではないかというところに少なからず戸惑っているのも事実なのである。 美しく語られているが、これはどこまでもファンタジーであろう。そうなるとどこかしらに監督のナルシシズムの影のようなものも見え隠れしてしまって、やっぱり近づきにくいともおもうのである。 で、そうは言ってもモリコーネの楽曲が素晴らしいのでなんだかんだで泣けるのである。

  • 鑑賞日 2017/7/28

    ラストのキスは、故郷から届いた残酷な贈り物かも

    1989年の初公開版、124分の尺のもの。初公開時に観て以来の再鑑賞。後にビデオ発売された170分の完全オリジナル版は観ていない。 ローマで暮らす映画監督のサルヴァトーレ・ディ・ヴィータのもとに訃報が伝えられる。 シチリアで暮らす母からのもので、アルフレードが亡くなったというものだった。 アルフレード・・・ パラダイス座の映写技師。 幼い頃に頻繁に訪れていた映写室・・・ サルヴァトーレの脳裏に、当時のことが蘇る・・・ といったところから始まる物語で、30年帰っていなかった故郷シチリアの生活が長い長い回想シーンで語られていく。 初公開時に鑑賞した際、かなり感銘を受けたのだが、その後、『海の上のピアニスト』『マレーナ』『題名のない子守唄』、それに近作の2本『鑑定士と顔のない依頼人』『ある天文学者の恋文』とトルナトーレ作品を観るたびに、どんどんどんどん不愉快になっていき、その源泉がどこにあるのか気になっていました。 もしや、この映画にもそんなぶぶんがあるのだはなかろうか、と危惧していたのですが、この映画にはその不愉快さがない。 いつも感じていた不愉快さの源泉は、主人公を必要以上に翻弄して、不幸のどん底に陥れるという点。 新作を観るたびに、主人公に優しくない監督だなぁ、と常に感じていたということ。 で、この映画、ふたつのキーワードがある。 可燃性フィルムが燃えて火事になり、そのために盲目になったアルフレード(この設定、結構、運命の皮肉のようで厭なのだが)が、青年になったサルヴァトーレにいう台詞。 「人生は、映画のようじゃない」 「郷愁(ノスタルジー)に惑わされるな」 このふたつ、人生に対する同じような教訓。 人生は、映画のようなハッピーエンドではない(つまり、都合のいい展開にはならない)。 苦難があったときに、故郷(ノスタルジー)に逃げ込んでも解決にはならない(つまり、ノスタルジーに逃げ込んでも幸せにはなれない)。 このふたつの基本的な考えがあるから、トルナトーレ作品の主人公は、常に不幸な道筋をたどってしまうのか・・・ で、この映画。 なんと、このふたつが描かれていない。 170分版にはあるのかもしれないが、こちらの124分版にはない。 サルヴァトーレが意を決して、故郷を離れてローマに向かうところでバッサリ終わらせ、その後30年の人生が描かれていない。 それゆえに、郷愁(ノスタルジー)たっぷりの、映画のような甘美なエンディングになっている。 しかし、もしかしたら、最後に映し出されるキスシーンの嵐は、描かれなかった30年のサルヴァトーレの人生を想像すると、中年になったサルヴァトーレにとって、帰らなかった故郷から届いた「残酷な」ノスタルジーなのかもしれない。 そう考えると、やっぱり厭な監督だなぁと思ってしまう。

  • 鑑賞日

    観るたびに泣けるシーン増える

    とにかく感情移入してしまうシーンが多すぎる。音楽が最高に切ない。主人公トトの青春の濃い話。島の人たちの優しい眼差し。お母さんが鍵を閉めないで待っていたことを大人になってから聞かされるシーン。泣ける。あかん・・・・書いているだけで泣ける。

  • 鑑賞日 2017/6/2

    映写室より愛を込めて

    私は映写機で上映することを仕事にしています。 1年前まではフィルムで上映をしていましたが、時代の流れには逆らえずに 今はデジタル上映となりました。 仕方がないことなので、それを悲観してはいません。 たしかにデジタルにはデジタルの良さがあります。 もちろん、フィルム映写機の良さを伝えたい気持ちはあります。キレイだけではないスクリーンに映る画の美しさや、傷が雨のように見えること自体の愛しさ。 映画はボタン1つで観られるものではなくて、その裏側には映写技師という人が存在して、フィルムというものを映写機という機械を使って上映していることを。 私が映写室に入った頃に、70歳くらいで現役バリバリで上映をしていた映写技師のおじさんがいました。 私は、その人にフィルム映写機の全てを教わりました。 その人は、出勤してくると、まず先に映写機に「よろしくお願いします!」と挨拶をしていました。 映写機をものとして扱うのではなく、友だちとして接することを教わりました。「いつかは親友になれるかもね」なんて笑っていました。 また 映画と同じように、僕に「映写技師になんてなったらいけないよ。」と、よく言っていました。 「良く出来て当たり前、失敗したら怒られる。俺はバカだから これだけをやってきてしまったけどね」なんて。 そのくせに、引退される時に 僕が仕事を引き継ぐことを伝えた時には、とても喜んでくれました。 この映画を観ると、その人を まず思い浮かべてしまいます。 あの頃の映写室には物語になりうる独特な空間がありました。 フィルムの流れる音と、光と闇の混じり合いと、青い光が鋭い目に当たっている映写技師の姿と。 この作品は、映画としてどうこうと言うよりも、映画を愛するものにはたまらない愛しさがあります。 フィルムは消えて、映写技師の存在が薄れても、受け継いだ大切なものを大事にして 日々の上映を行っていきたいと思います。 この気持ちを思い出させてくれた、この最高の映画に感謝です。

  • 鑑賞日 2017/5/16

    オリジナル バージョン

  • 鑑賞日

    正に珠玉の名作です☆

    驚くべきは、この映画は実話をモチーフにして制作されたものらしいです。トトとアルフレードや映画を検閲する神父さまもモデルになる人物がいたそうです。あの映画館も実在したもののと、かなり雰囲気は似てるらしいです。 どこまで再現してるのかは分かりませんが、昔の映画館の中で凄かったのですね。赤ちゃんに乳を呑ます母親、性交渉をするカップル、飲酒と喫煙は当たり前。何でもありの様子だったのが窺えます。同時に当時の館内の活気が伝わってきます。 それもこれも、映画のカットを見逃すまいとして、行き過ぎてしまったようです。映画への思い入れは並々ならぬものがあったようですね。 映画館「ニュー・シネマ・パラダイス」で、上映された作品は往年の名作ばかりです。本作を初見の時は知らない映画の方が圧倒的に多かったですが、それがもっと映画を観たいという欲求を刺激させられました。 その名作の数々が作り出したアルフレードのフィルムは、映画史上に残る感動的なラストシーンだと思います。これほど見事に友情の証を描写した映画は他にない気がします。 アルフレードがトトをローマに送り出す時に、故郷に帰らないことを強く言いました。トトの器は故郷に埋もれさすにはもったいないこと知ってたのでしょう。 恋人エリナとの別れるべきとアルフレードは言ってました。恋愛は自由なんだから、アルフレードは干渉しすぎだと思ったことはあります。 でも何度か本作を鑑賞する内に、当時の政治的背景、戦後の過渡期で経済的背景なども見えてきます。そういう選択をせざるを得なかったかもしれませんね…。 アルフレードも悩んだと思います。トトとエレナに対する罪滅ぼしが、あのフィルムだったかと考えたりしましたね。 もう一つ印象に残したシーンは故郷シチリアから出ての30年ぶりのトトとエレナの再会です。このシーンは二人の恋愛に対する悔恨を長回しで見ることができます。いつカットが入るのかと気にしながらも、30年の空白の年月を埋めるように二人が交わした会話をじっくりと味わうことができました。 このエレナとの再会のネタを書いたので、この映画のファンなら私が完全版を観たことが分かると思います。 私は劇場公開版も観ましたが、より深い描写のある完全版はノスタルジーを強く感じます。どんなに偉くなっても、心の奥底にある思い出の美しいことでしょう。人間が大事にするべきことがそこにありました。 本作では忘れてならないのは、エンリオ・モリコーネの音楽です。反則級の望郷の想いあふれる見事な曲です。誰もが聞いたことあるはずです。 本作はすべての演出がハイレベルです。映画に対するオマージュが星のようにちりばめられた、映画ファンに対する贈り物のような逸品です。

  • 鑑賞日

    自然に泣ける映画ってなかなかないと思うけどこれはほんとに自然に泣いちゃう! 何回でも観たいし、きっと何回観ても泣くと思う。

  • 鑑賞日 2017/2/23

    神戸35mmフィルム映画祭で観た。一度見て、何もかも知ってるはずなのに、胸が締め付けられる。

  • 鑑賞日 2017/2/22

    人生に映画を

    風化する文化の愛を捧げる物語。 年代を感じさせない美しい映像美術もあれば、リアリティに欠ける描写も多々ある。 またテーマ曲はクライマックスまでに頻繁に流し過ぎな為、曲の良し悪しに関わらず効果的では無い。 そして演技は表情や仕草がオーバーで、肌に合わなかった。 燃え盛る火の中で幼い子供が一人で大人を救出した事に違和感を覚えた事と、映画監督としてのトトの功績が描かれていない為、村人らの歓迎に違和感を覚えた。 現代は更に映画業界や映画が持つ力が衰退している。 アルフレードからの愛が込められたフィルムを受け止めたトトと我々に、前途洋々たる未来があると信じたい。

  • 鑑賞日 2017/1/26

    一人の男の人生を追う

    自分が好きなものと出会い夢になり情熱を傾けそれを仕事にし、挫折や別れを覚えながら成長し、そして記憶の中の青春に再会してフィナーレ。 一人の男の人生を描いただけの映画のはずなのにとにかく胸を熱くする大傑作。 ただの「あの頃は良かった」ではない、一つ一つのシーンや音楽、セリフが頭にずっと残ります。 この映画の人気の理由は誰しも心当たりのある人生の旨味苦味がジワっとくるからではないでしょうか。

  • 鑑賞日 2017/1/31

    閉館

    涙がポロリと頬を伝ったわけは、この作品が本質的に湛えているシネマへの哀愁ゆえか。それはもちろんのこと。 もう一つには、 今日この作品の上映をもって閉館となる小さな映画館への感謝ゆえかも知れない。自分にとっては、中学生時代から40年にわたりお世話になってきた館が、今日この回をもって歴史の幕を閉じた。 言わずもがなこの作品、シネマを巡る喜怒哀楽の全ての要素を盛り込んだ名作。主人公サルヴァトーレ、通称トトのシネマへの哀愁、とりわけ「館」への哀愁を印象深く描いている。 今日スクリーンに向かっていたみんなが、この映画館の最後に村の中で人の集まる広場に鎮座してきたニュー・シネマ・パラダイスの最後を重ねて観ていたことだろう。歴史ある名館の有終の美を飾るにふさわしい一夜となった。

  • 鑑賞日 2016/12/25

    異国の地と時代からの郷愁

    大戦中から30年、シチリア島の僻地と、自分と全く関わりの無い時代と場所であるのに、何故か郷愁を感じさせる作品です。 幼きトトとアルフレードとの交流がとにかく可愛らしい序盤、青年となったトトと視力を失ったアルフレードの師匠と弟子・父と息子のような関係、エレナとの激しい恋といったトトの人生を振り返る軸。 村の唯一で最高の娯楽場である映画館がトトやアルフレードだけでなく、村人達の生活の中でどれだけ愛される場であったのか、映画がどれだけ人々に夢や楽しみを与えていた場であったのかを描く軸。 この2つの軸が実に調和し、いつの間にかまるで自分もこの村の住人であったかのような気分になり、トトやアルフレードの隣人のような気持ちで時の流れを感じました。 名作と評される作品はやはりそう評されるだけあるのだな、と改めて感じさせる素敵な作品でした。

  • 鑑賞日 2016/12/21

    ラストが素晴らしい

    ラストと終わり方が素晴らしい

  • 鑑賞日 2016/12/17

    音楽だけで泣ける

    オープニングの窓から海が見える長回しでもう涙が。音楽だけで泣ける映画の代表格。40代になって改めてみてみると、完全版の方がより感動する。

  • 鑑賞日 2016/11/7

    誰がなんと言おうと名作の一つだろう

    誰がなんと言おうと名作の一つだろう。 久しぶりに改めて見て、劇場で見た時とはまるっきり違う映画に感じてしまうほど新鮮にこの映画の素晴らしさを感じた。 オープニングからエンディングまでのカメラワーク、またそれぞれの会話の脚本、すべてが丁寧に暖かく作られている。 どうにもシチリア島が舞台になる映画は「ゴッド・ファーザー」含め本当に感深いものがある。 トトとアルフレードの映画にかける姿は永遠に語り継がれるだろう。

  • 鑑賞日 2016/11/6

    映画を通しての恋愛ストーリー。 ライフイズビューティフルを少しおもわせる内容

  • 鑑賞日 2016/5/2

    長い

    ひたすらに長くて眠いイタリア映画。 途中で寝てしまった。 シーンの繋がりがよく分からなかったり、長い沈黙のシーンが多かったり、いまいち自分の映画経験には馴染みがない表現方法が多かった。 良いレビューが多いだけに期待しすぎたのかもしれないし、鑑賞したとき疲れていたのかもしれないし、とにかくもう少し歳をとったら見返して見たい作品。

  • 鑑賞日 2016/10/19

    また観た

    年齢を重ねてこの映画を観返すたびに、時間が過ぎていくどうしようもない哀しさがじわっと胸に沁みわたる。振りかえる思い出が多いほど、過ぎた時への愛しさが深くなるのを思う。これからも観続ける映画だ。

  • 鑑賞日 2016/10/6

    シネマ游人でも大人気だったので、見たくなり借りてきた。 前回109で見たのは、2時間くらいのだったけど、レンタルしてきたのは3時間バージョン。トトとエレナの関係が、よりクローズアップされていた。 初めてこの映画を見た嫁に、前見たのは再会のシーンがなかったというと、「え?あれなかったらあかんやろ」ですと。映画は見る人によって、感じ方が全然違うんだなと感じました。

  • 鑑賞日 2016/10/2

    キスシーンカット!

    映画は娯楽であると改めて感じました。 カットされたキスシーンを見る場面は印象的。

  • 鑑賞日

    タイムカプセル

    高校生のとき映画館に浸っていた私。大学、社会人、そして結婚した私。観るたびに重なる当時の記憶

  • 鑑賞日 2015/3/27

    映画館万歳。

    人々が集まって共に笑い、共に泣く、村にただ1つの小さな映画館。TV放送されるのを知って久しぶりに観たが、「映画館で映画館を観る」ということの喜びを改めてかみしめた。 カットされたラブシーンを繋げたフィルムがスクリーンに現れるあのシーンは何度観ても好き。

  • 鑑賞日 2015/5/10

    それほど好きではない

    トト(主人公)が好きになった女の子が最後になって出てきたりしないのは良かった。

  • 鑑賞日 2014/9/29

    1989年 「みんな元気」「海の上のピアニスト」「マレーナ」「題名のない子守唄」「シチリア!シチリア!」のジュゼッペ・トルナトーレ監督作品。89年製作の名作。スプーンの『生涯ナンバーワン映画』。100点はこの映画の為にあるのです(笑)久しぶりに今日観返しました。人の心の機微をたどりながら作ったような映画で、何べん見ても素晴らしい出来です。ラスト、アルフレッドからトトに贈られた『たくさんのキス』と『I LOVE YOU』は老若男女の心を打ちますね。10年ぐらい前、テレビでサルヴァトーレ・カシオ君のその後を追っているのを見ました。今は撮影のあった場所の隣町でスーパーのレジをして暮らしているそうです。なんだか良い話です。ジュゼッペ・トルナトーレ監督、この時若干29歳!人間年齢などではありませんね。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 本日見返しました。時の流れの美しい映画ですね。映画はこうでなくちゃ!人生はこうでなくちゃ!

  • 鑑賞日 2015/7/18

    白川郷で観るニュー・シネマ・パラダイス、感動で言葉になりません。 Watching my favorite movie in #worldheritage #shirakawago is beyond my vocabulary!

  • 鑑賞日 2016/3/18

    映写機で

    大好きな映画を映写機で。映画も音楽も本当に好き。 #NewCinemaParadise with the #FilmProjector. I LOVE this #movie and music sooooo much.

  • 鑑賞日

    最高の映画

    最初バタバタと余裕なく見てしまったせいか消化しきれず、その後再度観たときは涙が止まらなかった その時からこの映画は自分の中で最高の宝物です これを越える映画に出会えたらいいなという意味で99点

  • 鑑賞日

    噂の映画をとうとう観た。音楽はやはりいい。いろんなバージョンがあって、どの れを観たのかは置いといて、まあ面白かった。

  • 鑑賞日

    どうして、この映画に魅かれるのだろう

    ロードショー版 ノーカット版 両方観たが、ロードショー版の方が完成度が高い。流石 プロデューサーは観客を考えている。広場 彼女 映画 侍者 ペピ 卒業試験 野外映画 これら全てが 記憶に深く残る映画も珍しい。フィリップ ノワレの 追想は 今でも忘れられない作品だか、この作品も何度観ても飽きない一本

  • 鑑賞日 2016/4/3

    少年時代の思い出

    ニューシネマパラダイス シチリアのジャンカルド村 パラダイス映画館の映写室にて トトとアルフレードのふたりが 過ごすかけがえのない季節は夏 ふたりが離ればなれのあとの季節は秋 彼が逝った後の季節は凍える冬だったけど、彼が心 を込めて紡いだフィルムによって救われてトトの心は冬を越えて春が訪れるんだよね そのキスシーンを繋げたフィルムを観客も見ながら トトと アルフレードの過ごした季節も 蘇るんだよね

  • 鑑賞日

    嘘臭くて

    どうにも好きになれない。 巷で評判良くても嘘臭くて嫌いなのは、 「ライフ・イズ・ビューティフル」とこれが筆頭だな。

  • 鑑賞日 2016/2/13

    友情がいい

    年に一度は観る映画の一つ.今回は123分バージョン.スッキリとまとまっていてあっさりしている感じ.シチリア島の田舎な感じが凄く好き.アルフレードとの友情がいつ見ても心にくるし,前向きな感じにしてくれる

  • 鑑賞日 2016/2/14

    人生は映画とは違う。もっと過酷なものだ。

    3回目かな。この名作は見るたびに泣けて、色んな所に、伏線があってラストまで、繋がっている。名作たるゆえんですね。 シチリアの小さな街。人々の楽しみは一軒あるだけのシネマ。そのシネマは教会が管理しており、ラブシーンは、フィルムをカットし繋ぎあわせて映写機を回している。技師はアルフレード。このシネマに幼い子供トトが忍び込み、やがて映写機を回していくことになるのだが。 さらに物語は波瀾万丈。なぜトトが映写機を回すことになったか。大人になることはどういうことなのか。なぜこの村を捨てざるを得なかったのか。30年たってトトの回想が始まり、少年期から初恋、徴兵、旅立ちがゆっくり語られていきます。 少年期のトト役の子があまりにもかわいく、いたずら好きで映画をまっすぐ愛してる。この映画のヒットは少年期の彼に負うところが大きかったと思います。 アルフレードの死の報せに30年ぶりに戻ってきたトト。あたかもアルフレードの死に合わせたようにシネマ、パラダイスは取り壊されていきます。このへんの、時代の移り変わり、年を重ねることはどういうことか、考えさせるんだよな。 そして、ラストへ。涙なくして見られない。青年期まですごし、映画で学び恋に落ちたトトの溢れる思いが、一気に出てくるのです。 小さな町に縛られていくことに反対し、巣立つことを進めていたアルフレード。彼が言ったのがレビュータイトル。映画から学んできたことは多数あるが、人生はもっと厳しい。だからこそトトに旅立ちを勧め、帰ってくるなといいます。約束を守ったトトは、30年間この街の思い出に縛られながら、自分の仕事を愛している。(ただし誰も愛せない) 映画の楽しさを単純に教えてくれ、方やそれぞれの人生が平行して語られていく。時の移ろいとは残酷で悲しい。でも、これこそ人生であることをこの映画は教えてくれます。本当に何回見ても素晴らしい。

  • 鑑賞日 2016/2/13

    イタリアの田舎の匂い

    前にいつ見たのか覚えてないけど、イタズラいっぱいの可愛い坊やの笑顔、冒頭やラストなどよく覚えてます。 久々に見てみたら、最初からすごくヨーロッパっぽいなぁ!風景も、色合いも、人の表情も、ハリウッドと全然違う。どことなくノスタルジックに感じる。 田舎の素朴な人たちの平凡な一生、なのかもしれないけど、一人一人夢をみたし絶望もした。そういうことがじわじわと感じられて、自分をそこに重ね合わせて、見終わったときに天国にでも送られたような気持ちになる。 この映画自体もだけど、「感動のラストベストテン」の1位争いの有力候補だなぁ。 ただ、挿入される短い白黒映画のクリップは、誰の何て映画のどういう場面か、わからないものがほとんどで、多分そこもわかりつくして見たほうが楽しさ2倍なんじゃないかなと思うと、ちょっとだけ置いてけぼり感があります。ハリウッド映画が多いだろうから、世界中のこの世代の映画ファンが見ればもっと共感できるのかな。

  • 鑑賞日 2016/1/22

    人生で初めて涙した気がします。

    短縮版を視聴。 とにかく光るのが、あまりにも上手い人間ドラマの描き方、見せ方。 人の多面性を、どこか性善的に描く。 それは映画を通して、そして時に少年の成長を通して。 「この村は時を感じさせない」以降のくだり、そしてここからラストまでの落ちは本当に見事という他ない。また、この時のやりとりは地方で燻っていた私がそこから離れた際、同じような事を考えていたので、アルフレードの言葉は深く胸に刺さった。私にトトのような大志があったわけでもないし、アルフレードのように送り出してくれる人がいたわけではない。加えて言うなら、村で映写機を回し続けたアルフレードが、トトを送り出すための言葉でしかないのだが、しかし私の心には深く刺さった。 そしてラスト、トトはアルフレードが形見に残したフィルムを流す。それはカットされたはずのシーンをまとめたフィルム。 幼少期のアルフレードとのやり取りや、家を出る前の母とのやりとりなど、全てが繋がり涙する他なかった。 私にとって、作品を通して心から涙した作品はこの「ニューシネマパラダイス」がはじめてでした。

  • 鑑賞日

    観るべきだと思いつつもやっとこです。 ほんと、後世に残る名作というのは、時代が流れても色褪せないので不思議です。 最近映画館でコメディを観ていると、隣のお客さんも後ろのお客さんも同じ所で「わはは」と笑い、何だか妙に楽しい一体感を感じます。 映画を家で見るのもいいですが、映画館という場所で、他人と同じものを見て同じシーンで同じような感情を表すことは、心地よいものです。 それをこの映画はふと思い出させてくれました。 劇場に入りきれない人たちにアルフレッドが屋外でも映画が観えるよう操作した粋な姿が素敵でした。そしてその後の事故…。 トトはアルフレッドに言われて街を出ますが、本当に心から愛せる人を見つけることができず、いろんな女を取っ替え引っ替え。あんなに可愛らしくて純粋なトトはどこへ…。 アルフレッドのプレゼントしてくれた、恋人たちが愛しあうシーンをつなぎあわせたフィルムはトトの映画愛だけでなく、人への愛も思い出させてくれるものになったのではないでしょうか。 やはり名作は名作です。観なきゃ損です。

  • 鑑賞日 2015/12/4

    つまらない。

    皆さん、どこに感動するのでしょうか。残念ながらまったく分かりませんでした(u_u)

  • 鑑賞日 2015/9/15

    映画ファンには反則技

    何回観ても素晴らしい。主役2人はもちろんだが、町の人々のキャラクター造形の綿密さに唸らされる。これからも何回も嗚咽させられるのだろう。

  • 鑑賞日 2015/9/13

    映画館がなくならない理由

    エンニオ・モリコーネの音楽と相まって、素晴らしいノスタルジックな作品だ。トトとアルフレードの友情を通して、1950年代の映画が「娯楽の王様」だった時代を再現する。 クライマックスでアルフレードの葬儀の行列には、その時代を過ごした人々が、懐かしい顔を見せる。しかし、街並みも変わり、ニュー・シネマ・パラダイスも廃墟と化した故郷に、映画館で観た顔ぶれは、すでに過去の人になっていた。その望郷の想いを、ジュゼッペ・トルナトーレは、このシーンに凝縮した。 人生を映画から学んだアルフレード、またその教えを守って映画人になったトト。その脈々と受け継がれる映画人の魂は、映画を愛する人々に、感銘を与える。トトの少年時代を演じたサルヴァトーレ・カシオのスクリーンを見つめる笑顔には、娯楽としての映画の圧倒的なパワーが映る。映画ファンなら、その笑顔を見るだけで、ウキウキしてくるだろう。 映画は、たくさんの人と映画館で同じ作品を観て、その時間の共有と観客同志の心の通い合いが、大きな魅力であることを思い出させる。そういう映画の醍醐味や臨場感を味わえるのは、映画館だけだろう。

  • 鑑賞日

    映画愛ですね

    知らない土地なのにノスタルジックを感じる。

  • 鑑賞日 1990/1/19

     映画はそれなりに良かったと思う。  映画館(シネスイッチ銀座?)で観る。かなり混んでいて、問い合わせしたら、受付の感じが悪かったことの方が記憶にある。

  • 鑑賞日

    これぞ映画だ、という名作。 人生を描いた映画がすきだ。 イタリア映画がすきだ。 何も言うことないくらい見終わってからお腹いっぱいだった。

  • 鑑賞日 2015/5/10

    やはりマイフェイバレット

    2年前に初めて見た深い感動が色褪せない。同じ映画を映画館で、これほど心待ちにしてみた映画は初めてかもしれない。 しかし、不思議なことに感動ポイントが変わっていた。前回は、成長し自分から少しづつ離れていくトトへの一抹の寂しさをアルフレッドに感情移入しながら見ていたが、今回は、そこよりもトトがアルフレッドの死を聞いて故郷に戻ってからのワンシーンワンシーンを涙交じりに見入ってしまった。幼少の時の思い出の場所、全盛期だった大人たちの老い、時代とともにゆっくりと変わっていく地域風俗、それでも変わらないもの。古くから縁のある人の死に吸い寄せられるように、一気にその時代に戻され、懐かしくもあり、さびしくもあり、個人や当時の人の気持ちや暮らしをしみじみと思い起こしたり…そこには、何とも言えない感情とそれまでの自分の生い立ちを振り返る場面となるのだが、それをトトが悔いるのでもなく、懐かしむだけでもなく、前向きにだけ受け入れるだけでもなく、何ともいい表情でアルフレッドからの遺品を見入るシーンは忘れえない名場面だ。底抜けにかわいらしかったトトの幼少期の笑顔との比較が何とも奥深い。 全編に流れる古き良き映画に対する暖かい慈しみと故郷へのノスタルジー、師や母が及ぼす幼少時代の影響、控え目ながらもインパクトのある音楽、さまざまな切れ味のある映画で、これからもどこに自分の感動ポイントが移り変わっていくのか? とても大事にしたい映画だ。

  • 鑑賞日 2015/5/14

    フィルムがあんなに燃えやすいとは…。

    まずは泣きのメロディ、エンニオ・モリコーネのテーマ・ミュージックの素晴らしさを書とめよう。 音楽がなくても映画は成立するわけだが、この感傷的なメロディの威力は絶大、心をとろけさす。 自分は商店街で育ち、裏側の通りには「つばめ座」という洋画専門館があった。ノスタルジーではトトと一緒。 このメロディが流れれば、条件反射のごとく郷愁の世界にひたれるから造作ない。 アルフレードとトトの年の離れた友情、エレナに対する愛情、 製作費を湯水のごとく費やしても、このあふれ出んばかりの情感にはかなわない。 トトが30年ぶりに故郷を訪れ、母親と再会するシーンこそ、映画表現の極致。 呼び鈴が鳴り、老いた母はトトの帰宅を確信する。編み針を落し、あわてて部屋を出る。 編み物がほどけ、毛糸が母親を追いかけて走る。カメラは母親の動きとは反対側にパンする。 窓に移り、階下の庭でトトと抱き合う。そこには2階の部屋から続く毛糸が二人を結びつけていた。 名シーン、名曲、映画愛にあふれる大傑作。(ただしロング・バージョンは蛇足だと思います)

  • 鑑賞日 2015/5/12

    郷愁と映画

    溢れるばかりの映画愛に満ちた映画 それが郷愁の範囲になってしまうのが寂しい 最後のキスシーンをつないだフィルム。大好きです。

  • 鑑賞日 2015/5/10

    完全オリジナル版を鑑賞したい!

    一週間前に鑑賞しましたが、熟読と言う事で、再鑑賞しました。一週間前の鑑賞後もそうでしたが、この作品を鑑賞した後は、心がちょっと裕福になる印象は、病みつきになりそうですネ。 ところで、このレビューを拝見していると、完全オリジナル版があって、この123分バージョンと印象がまったく違う意見があります。私は、完全オリジナル版を鑑賞していない為、何ともいえませんが、123分版では、一部の場面でstoryがつながらない箇所が有ります。それが、印象違いと言っているのでしょうか? 何はともあれ、完全オリジナル版を鑑賞したい限りです。

  • 鑑賞日 2015/5/7

    新・午前十時の映画祭(第三回)

    良く、「xxは人生そのものだ」という言葉がある。このxxには大抵のものが当てはまる。スポーツであろうが、芸術であろうが、はたまた賭博であろうが。つまり人生とは多様性の産物であり、単一の定義などは出来ないということを逆説的に言いたいのかもしれない。映画も正に人生そのもの、と言える。しかし、劇中のアルフレードがトトに諭す言葉の如く「(お前の)人生はお前が観てきた映画とは違う」のだということ。映画にはそれこそ多様な人生が描かれいる。それを観る人は、その内容を自分の人生に置き換えたり、移し替えたりして、共感又は反発しながら、(意識するしないに拘わらず)自分の中に取り込んでいく。そういった意味では確かに映画は(もちろん映画に限るものではないが)自分の糧として積み上がっていくものかもしれない。ただし、あくまで自分の人生は自分だけの唯一無二のもので、それは映画であろうが、何であろうが、模倣や真似事ではすまされない。自分で選び取り、自分で作り上げ、自分で責任を取らなければ誰かが(何かが)代わりに与えてくれるものではないことを、端的に表す良い言葉だと思う。 子供時代の楽しい思い出だけにすがって生きていくのではなく、自分の人生を自分で切り開いていくことの大切さ、厳しさを教えてくれる老映写技師はトトにとって正に人生の師であったのだろう。小さな村では他に娯楽もなく、それこそ村中の人々が老若男女を問わず映画に興じて楽しむ大らかな姿は観ていてすがすがしいし、人生のささやかな幸せの一面を見せてくれるが、一方でそれだけではすまされない、人生の厳しさも伝わってくる。ただ、ラストのアルフレードの遺品である検閲でカットされた(キスシーンやラブシーンの)フィルムを繋ぎ合わせた逸品を観ながら、思わず昔の至高の一時を懐かしみ、涙するトトのすがすがしい心境が画面に溢れるような名シーンが、人にとってやはり思い出の大切さと、どんな人生であろうとそれほど捨てたものではないことを優しく語ってくれているように思える。本作が映画史上の名作の一つに数えられている所以だろうか。

  • 鑑賞日

    映画はいいものだ

    映画はいいものだ。 それを実感させる映画だ。

  • 鑑賞日 2015/5/3

    たぐい稀なる郷愁型作品。

    やっと、鑑賞する事が出来ました。ほんとうに、皆が言う様に、聞きしに勝る名画だ。storyの内容、演技力、テンポ、景観、音楽、どれを取っても表現が出来ない素晴らしさです。 トトとアレフレードが、徐々に固い絆で結ばれ、トトにとっては人生の師、アレフレードにとっては息子の存在。次第に映画界に身を置いていくトト。特に、トトの幼少期のあの表情は、白い画用紙のような純粋無垢な子供と言った感じ。映画鑑賞している時の嬉しそうな顔つきは、誰でも忘れかけていた子供の頃を思い出すんじゃないかな。そして恋愛のすばらしさ、更に映画の変遷、鑑賞のエチケツトのおまけ付きと、とにかくテンコ盛りの作品。こんなにも、泉の如く涙を誘う作品には、中々出会えません。この日は、もう一本別の作品を鑑賞予定でしたが、このニュー・シネマ・パラダイスの余韻にいつまでも浸りたいので、見合わせた次第。多分、いつの日か、再度鑑賞するでしょうネ

  • 鑑賞日 2015/4/26

    名作

    映画好きのためにあるような名作。

  • 鑑賞日 2015/4/19

    映画と映画館

    映画と映画館が更に好きになる映画だった! 80点ぐらいにしようかなと思っていたら、最後にやられて点数上げた。すごく良かった!

  • 鑑賞日 2015/4/10

    映画好きにはたまらない

    散々これを観ずに映画好きは語れないと言われ続け、やっとみました。完全オリジナル版ではなく、初回版での鑑賞。セリフで多くを語らずに、演出だけで視聴者に伝える感じで、とんとん話の展開が進んでいくのが良さでもあり、奇妙でもあり。 凄まじい映画愛があふれている映画だなあと思った。度々出てくる映画の中での格言みたいなの、かなり身に染みた。人生はお前の観ている映画のようにはうまくいかないってところで号泣。村を出たトトが偉くなって、トトの噂が村に届いた時どんな感じだったんだろうって想像したらまた泣けてきた。ラストシーンはなんとなく中盤くらいで読めていたけれど。 映画愛の強い人物の映画は泣けます。地獄でなぜ悪いで終始号泣していたのを思い出しました。

  • 鑑賞日

    アルフレードの魔法

    1988年イタリア×フランス合作。ジュゼッペ・トルナトーレ監督の伝説♪「完全オリジナル版」は170分を超える壮大な物語と感動の結末。。(*/□\*)

  • 鑑賞日 2015/2/7

    遠い記憶が蘇る傑作

    僕の思い出 初めて親父に連れられて行った映画が、「椿三十郎」 初めておふくろに連れられて行った映画が、「サウンドオブミュージック」 そういう遠い記憶を思い出させてくれる映画

  • 鑑賞日

    昔の思い出が蘇る!

    前から、さまざまなレビューで名作と言われてきたこの作品。BSでやってたので観ました! トトとアルフレードの、年の差を越えた友情関係!この時代のイタリアの状況。切ない恋。自分も、今は生まれ故郷を離れて生活をしているので、様々なシーンで自分と重ね合わせて考えてしまいました… 名場面とされているラストのシーンは、やっぱり良かった!昔の記憶が蘇り、次々に切りとられた映画のシーンが流れる場面は、トトの心にあったわだかまりが、一気に雪解けとなって流れていくのを表すようでした☆ 完全版には、トトが昔の恋人と再会するシーンがあるらしいですが、私はこれで良かったです!

  • 鑑賞日

    映画って本当にいいですね

    言わずと知れた“シネパラ”こと「ニュー・シネマ・パラダイス」を十数年ぶりに観てみました。以前観た時も、ラストの形見のフィルムを見るところで大泣きしてしまった大好きな映画なのですが、今回は映画の最初から最後までずっと感動しっぱなしでした。冒頭のベランダの鉢植え、その向こうに広がるシチリアの海、モリコーネの音楽…。もうここからぐっとくるものがありました。 映画が始まってすぐ、トトが牧師さんの映画の検閲に付いて行った時にかかる映画が、「どん底」。タイトルに続いて「ジャン・ギャバン」「ジャン・ルノワール」のクレジットがバア~ンと出て、劇中のギャバンやルイ・ジューヴェの姿が映ります。感激~!!近々観ようと思っていた作品をニュー・シネマ・パラダイスで一足先に観てしまいました。 観客が入った上映中の映画の中に、ヴィスコンティの「揺れる大地」もありました。真剣に見入る観客たち。ネオレアリスモの作品が観客に受け入れられていた様子がわかります。終わったあと観ていたおじさんたちが口ぐちに「主人公はよく働いたが運がなかった」などと感想を言いながら帰る様子も面白かったです。 ラストもやっぱり泣きました。いや~、映画ってほんとうにいいですね。

  • 鑑賞日 2014/12/2

    ズルいけれど

    ◎ 観客の涙を誘うために笑顔の可愛い男の子を使うのはズルい。もちろん女の子だとしても。映画ファンを引きつけるために、古い映画や映画館ネタを用いるのもズルい。ましてやラストで、古い映画のキスシーンだけを何本もつないで見せるなど、あくどいとしか言いようがない。この映画を観終わって、気分を悪くして劇場を出るのは、よほどのへそ曲がりだ。 ◎ しかし、ちょっと作られ過ぎてはいないか。あんな小さな子が映写技師をしたり、火の中から太めのノワレを助け出したり。30年も故郷に帰ってこなかった理由もあいまいだ。首をかしげることが多いのに、坊やの笑顔と映画館とキスシーンのために、みんな許されてしまっている。

  • 鑑賞日 2006/1/10

    たぶん映画人生で一番の感動の瞬間

    2006年・2本目。 父親と都内の映画館へデジタルリマスター版を鑑賞しに行く。 自分が世界で一番好きな映画のデジタルリマスター版を、 映画大好きな父親と2人で劇場鑑賞できるなんて、すごく幸せな時間だった。 何度も何度も今作を鑑賞しているが、飽きないし、何度も涙で溢れてしまう。 ラストシーンの涙は生涯忘れることのできない涙だろうと思う。 たぶん映画人生で一番感動した瞬間だと思う。

  • 鑑賞日 2014/10/21

    ニュー・シネマ・パラダイス

    ずっと気になっていてみたかった作品の1つで、やっと見ました。 いろいろな人に支えられながら成長するところ、アルフレードとの友情、アルフレードがあえてトトのために突き放すところ、お葬式の時の町の人たち、最後のシーンも泣けました。 心が温まる、また見たくなる映画だと思います。

  • 鑑賞日 2008/2/20

    キス百態

    題名は大部分が思い出せないが、数多のキスシーンに、製作者の思い入れ、検閲しカットする牧師の思い込み、フィルムの断片を30年後に見返したトトの思い出。三者三様の思いが映像を構成する。

  • 鑑賞日 1990/2/3

    映画への愛

    映画愛に満ち溢れた切なさ満載の名作だと思う。ただ、画面に終始漂う過剰なセンチメンタリズムが個人的に苦手なゆえのこの点数。

  • 鑑賞日 2014/6/12

    なかなか。せつない映画だった。

  • 鑑賞日 2014/4/19

    私、映画が好きでよかった

    映画って、ひとつのスクリーンをみんなで一緒に観て、泣いたり笑ったり、驚いたり悲鳴を上げたり、モノを食べたり、セックスしたり、オナニーしたり(笑)、出会いがあったり、死があったり…それをみんなで共有できるとても素敵なものなんだと、改めて感じる。映画が好きでよかったと改めて感じさせてくれる。 年が離れたアルフレードとトト。少年時代のトトのかわいさがたまらん。年が離れていても、二人とも映画を通して、ないものをおぎあいながら、真の友として結ばれていく。ラストの、アルフレードからトトへ送られた遺品のフィルム。検閲が入ってお蔵入りになったキスシーンのラッシュは、「愛」そのものだ。

  • 鑑賞日 2010/2/25

    すごく大きなものが描かれており、つまり映画とは大きなものなのである、と思った。理由も分からずただ涙が流れたのは初めての体験。 今回鑑賞したのは劇場公開版だが、いずれ完全オリジナル版も観ると思う。名作を多く鑑賞した後だとどう印象が変わるのだろうか。

  • 鑑賞日

    後半をすっかり忘れてた。

    あの子ども時代のトトの愛らしさ・小憎らしさがずば抜けてるからかもしれないけれど、フィルムに火がついてアルフレードが失明して、小学生?ながらトトが映写技師を引き継ぐあたりまでしか覚えてなかったなあ(2回目)。ラストのキスシーンをつないだフィルムより、アルフレードの葬儀の列にさりげなく映画を見に来ていた人々が並んでいるところの方がぐっときたですよ。

  • 鑑賞日 2013/4/29

    年代によって見方が変わる

    とっても印象的な映画。幼少時代のトトの人懐っこい笑顔とアルフレッドのチャーミングな表情、やり取りがとっても微笑ましい。 人は、その時々に出会う人の影響を大きく受けて人生を送るが、その時々の登場人物は変遷していく。そして、時間が経過し振り返ってみると、当時大人だった人たちやおっきいと思っていた町並みはちっぽけなものに見えてくる。自分の視野が広がったせいでもあるけど、でもとてつもなく懐かしくて、原点を思い出し、涙があふれてくる。こういう境地に至るには、それなりの年月が必要であるが、ほとんどの人がいつか経験をする想いではなかろうか?今度は、逆に、自分が子供をはじめ、多くの人の人生に関わる立場になったことでもある。 そういった意味でも、50歳を前にしたこの時期にこの映画に出会えたことの意味をしっかり記憶しておきたい一作である。

  • 鑑賞日 2014/1/2

    文句なしの名作。

  • 鑑賞日

    ラストシーンが素晴らしい

     この映画を初めて観た時は、ラストシーンで涙が止まらなかった。トルナトーレは映画好きの心を憎いほどよく知っている人だと思いました。

  • 鑑賞日 2013/11/30

     終戦後のイタリアと日本は似ているところがある。どちらも敗戦国で貧しかったけど、活気はあった。戦中は娯楽を楽しむことを禁じられていたので、戦後は国民の娯楽に対する飢えが一気に爆発して、そのはけ口を映画に求め、映画が娯楽の中心になったという点も共通している。  本作は、そんな戦後イタリアのシチリアのある村が舞台だ。村には、映画館が1軒あり、何故か教会が管理している。村民に映画を公開する前に神父が検閲をする。検閲の対象になるのは、キスシーンだ。神父の指示のまま、フィルムをカットするのが、映写技師のアルフレードだ。そして、この映画館に出入りし、カットされたフイルムをアルフレードにねだるのが、本作の主人公トトだ。トトはおしゃまな少年で、アルフレードはトトをじゃけんにしているが、二人には絆も芽生えて行く。子役時代のトトを演じたサルヴァトーレ・カシオは実にかわいく、屈託のない笑顔が何とも言えない。技師を演じるフィリップ・ノワレとの息もぴったりで、二人のかけあいもおもしろい。  村民の映画に対する思いは熱狂的で映画館はいつも満員盛況なことからも、いかに娯楽に飢えていたかがわかる。映画館の名前は、英語のパラダイスだが、日常を離れ、大好きな映画に没頭できる映画館はまさしく天国だろう。   父親がいないトトと子供がいないアルフレードは、親子のような信頼関係も築いて行く。アルフレードは成長したトトに対して、田舎にいて、自分のような人生を送らせまいと、二度と帰って来るなと厳しく突き放す。トトは成功して30年間帰らなかった故郷にアルフレードの葬儀のために帰郷する。トトはアルフレードの形見を受け取るが、これが素晴らしい。昔、カットしたキスシーンをつなげたフィルムだ。フィルムをねだるトトに対し、「おまえにあげるが管理は俺がする。」と言ったアルフレードが約束を守ったのだ。改めて映画の素晴らしさに酔いしれた。

  • 鑑賞日

    女でも泣けるのかな?

    男のロマンの映画? 女でも泣けるか聞いてみたい。(笑)いうまでもなく、テーマ曲が最高ですわな。

  • 鑑賞日 2004/6/5

    完全版から見た。

     映画館を壊すシーンは、情緒過多に感じた。  ブリジット・フォセーとの成り行きも、少し未練がましい。    この後、初公開版を見て驚いた。ストーリーが別物です。  公開する為に、(借金を背負わないために)監督が涙を呑んで短縮した。どちらが良いかという事が問題ではなく、監督の作為は完全版にあるのだと思う。  完全版が、本作品を作るにあたっての、オリジナル・シナリオなんだから。  あと映写室に映写機が1台しかないのを指摘した評論家がいた。普通2台あって一巻ごとに映写機を交代する訳である。そうでなければ10分ごと?に、映写はストップしてしまう。(私自身は、画面上、1台というのを確認していない。)

  • 鑑賞日 2013/12/3

    新・午前十時の映画祭にて二度目の鑑賞。一度目は第二回の時にフィルムで観た。なので、まだ劇場公開版しか観ていない。  人生において、師がいるかどうかはかなり大きな要素だと思う。特にトトは父親がいなかった分、アルフレードからの影響は計り知れない。  アルフレードは小学校卒業もできない程勉強ができないため、幼少期のトトからバカにされることもしばしば。それでも、人一倍映画の世界に憧れるトトは映写室に潜り込み、そこで自然とアルフレードの偉大さに気づいていく。  かつて映画は大衆に絶大な人気を誇り、大人も子供も映画館に通っていた。劇場が満員になることも珍しくなく、何時間待ったとしてもその日の上映が終われば追い出されてしまう。そこでアルフレードが考えたのは、映画館の向かいの家にもスクリーンを映して、外にいる人も映画を観られるようにしてあげるというもの。映画はより多くの人と見た方が楽しい。悲劇が起きたのは、その映画を観るうえで最も重要なことをアルフレードに教えてもらった直後であった。  盲目になったアルフレードが再登場したそのシーンから、トトは突然青年へと変化する。と同時に、初恋という大きな問題に直面する。するとアルフレードは突然、トトにアドバイスする師匠的な立場へと変わってゆく。普通、急にキャラが変わると違和感を覚えるはずだが、彼から偉大な映画愛を学んだあとであると、割とすんなり受け止められる。  さらに時が経って、大人になったトトがアルフレードの葬儀に参列し、遺品として古いフィルムを預かる。キスシーンをつなぎ合わせたフィルムをトトが観るところでクライマックスを迎えるが、我々観客があのフィルムを観ても感動するかと言えば微妙なところ。それよりも、師である人が自分のことを忘れず、思い出を残してもらっていたことに感動を覚える。カーテンコールのようなエンディングも非常に暖かい。  劇場公開版から受けた印象はこんなところか。完全版は鑑賞したことがないが、大人になってからのトトの想いも気になるのでぜひ観てみたい。

  • 鑑賞日

    開始30分で寝てしまったのでよくわかりませんでした

  • 鑑賞日 2013/12/10

    音楽だけでグッとくる

    もう何度となく見ている映画。また近くの映画館でやってたので見に行ってしまった。 ストーリーもわかっているのに、同じところでにやけ笑い、ぐっときてしまう。 燃えないフィルムどころかフィルムのない映画館になりつつ現代、デジタル上映で見るのは感慨深かった。 いつの時代でも映画は庶民の娯楽であり続けてほしい。静かに見るのがマナーのが今の日本の鑑賞スタイルではあるが、劇中の映画館にいる全員で泣いて笑って嘆いて怒って、そんな鑑賞スタイルも憧れるな。 トトは大人ぶった幼少時代が一番かわいい。

  • 鑑賞日 2013/9/15

    やっぱり映画館にいこう!

    仮にも「映画が好き」と言える中年男(女も)なら、必ず涙するであろう、言わずもがなの名作。この画面からあふれてくる映画が好きで好きでたまらないって気持ち。この映画を観て何を言えばいいんだろう。何か書くことでこの感動が薄らいでいくような気がする。 トトが、アルフレードの映写室に入り浸り始めた1940年代と言えば、ハリウッドの全盛期。ヨーロッパの映画は、イタリア映画もフランス映画もドイツ映画も、どこも戦争による大きな損失と、その後の新しい発展を経験している頃ですね。 でも、舞台のシチリア島ジャンがルドでは、そういった大きな映画の流れはともかく、一本の映画を観ては、みんなで純粋に笑い、涙する、生活の中に映画があった。シチリア島の人たちのような映画体験をするべくもないけど、心の底からうらやましい。 自分の青少年期を振り返った時に、もちろん映画好きではあったけど、この作品におけるほどの映画との密着度はありませんでした。時代的にも、すでにテレビは完全に普及していたし、高校の頃にテレビゲームがやってきて、大学生の頃にはレンタルビデオも登場した。娯楽って豊富にあればいいってもんじゃないですねぇ。ひとつしかないからこそ深く浸れる。 子供の頃、映画というものの存在に気づいたのは”ガメラ”だったかもしれません。なぜか、ゴジラよりもガメラの方が好きでした。初めてのスクリーンの記憶は『大怪獣空中戦ガメラ対ギャオス』(1967)で、ギャオスの発する怪光線でヘリコプターがまっぷたつになって、男がしがみついているシーンなんです。子供心にすごく怖くて、母親の手を握りしめてたことをよく覚えてます。 同じ頃、大人の映画で「栄光への5000キロ」(1967年)を見たこともよく覚えています。今調べてみると、『ギャオス』と同じ年の公開なんですね。その後、幻の作品と言われる裕次郎主演作。これも、作品自体はレーシングスーツ姿の裕次郎と、ラリーカーが爆走している画くらいしか覚えていませんが、初めて見る大人の映画が意外に面白くて、ドキドキしながら観ていたことは記憶にあります。 父が当時小学校にあがったばかりの子供をなぜこんな映画に連れて行ったのか不明ですが、後に僕が映画好きになる基礎は、この2本で出来たのは間違いなさそうです。 その後、すぐに怪獣映画には飽き足りなくなって、小学校高学年の頃からひとりで映画館通いをはじめ、「2001年宇宙の旅」に頭の中ぐるぐるになったり、「エクソシスト」で椅子から落ちそうになったり、「燃えよ!ドラゴン」を観終わって、アチョーアチョー言いながら家まで帰ったり。懐かしい。 そういう子供のころ、映画の意味はわからなくても、映画館にいくと、いつもわくわくドキドキして、その雰囲気がすごく好きだったんですよね。映画館のドアを開ける瞬間とか、電気が消えて暗くなる瞬間とか。予告編とかも大好きだったし、映画を見ながら食べるポップコーンも美味しかった。 そんな経験を、友達よりもちょっとだけたくさんしていたはずなのに、映画館で映画を観る楽しみってものを、なんか忘れてしまってるんだなぁ。 映画館で観る派かDVDで観る派か?って聞かれたら、いまや完全にDVDでで観る派だし、その方が合理的でしょって思ってる自分がいるんですよね。お金かからないし、好きなだけ見直せるし、途中で調べられるし。映画館に行く意味ないじゃんって。 でも、この作品を観て、映画館の懐かしさを思い出しちゃったんですよね。両親や友達と映画を見に行っていた頃のことも、ひとりでおっかなびっくりはじめて映画館に入った時のことも、すごく大切な思い出になってる。 映画館で映画を観るって特別なことなんですよね。人生の大事なイベントになって、大切な思い出になる。ただ、「作品を観る」って目的が果たせればいいだけじゃない。そんなこと、子供のころは当たり前にわかってたのかもしれないけど。色んな意味で大人になっちゃったなぁ、なんてねw。 なんか、作品と関係ないことばっかりになってしまいましたけど、この映画に「ここがいい」とか「ここがよくない」なんて言えない・・・。こんな気持にさせてくれる映画ってあるんだなぁ。奇跡の作品だと思います。 映画館で映画を観るっていうことを、もう一度、大切に、やってみたいと思います。

  • 鑑賞日 2013/10/20

    ラストは涙なしでは観られない。シチリア島の美しさにもほれぼれする。もう少し年を重ねてからまた観たい。ああ映画って素晴らしい!

  • 鑑賞日 2013/9/27

    年齢とともに

    映画って本当に素晴らしいですね。 同じ映画でも自分の年齢によって新たな発見や感動が生まれます。 この作品も、もう何度も観ていますが、その度に新たな感動があります。 若い頃は前半部分のサルバトーレがまだ子供の時代の部分が大好きで アルフレードとの関係性が好きでしたが、 年齢を重ねるとともにだんだんと後半部分に自分の感情が引き込まれて いきます。 なぜ、サルバトーレが村を出て行く時にアルフレードは二度と戻ってくるな といったのか? 何も聞かず故郷に残された母親の気持ちはどうだったのか? 古いフィルムをつなぎ合わせて一人でスクリーンを観ているサルバトーレ。 その気持ちが作品を観ているこちら側にも伝わってきます。 本当に素晴らしい作品です。

  • 鑑賞日 2013/8/12

    ラストの涙

    ラストシーンで涙が止まらない。 30年という時間は、人が振り返って郷愁を感じるのに、ちょうどいい時間なのかもしれない。 懐かしい人に会うこともできるし、まだ景色が残っている。 この映画を見るたびに、学生時代の友達に会いたくなり、学生時代をすごした場所に行きたくなる。 上映版と、長尺の完全版の両方見たが、ラストの印象はまったく違う。 それでも、どちらとも涙が止まらない。 わたしは、消失した映画館を再建した支配人の、ラストの顔のアップが忘れられない。 またしばらく、このテーマ音楽が頭から離れなくなる。

  • 鑑賞日 2013/7/20

    映画ファンの弱みを知り尽くした映画

    (通算5回目の鑑賞)褒め言葉と捉えてもらってかまわないが、こんなに映画ファンの琴線に触れる、あるいは魂を揺さぶる「ずるい」演出は反則だろう(笑)。エンニオ・モリコーネのスコアは映画史上最高にノスタルジックで切なくて、映写技師のフィリップ・ノワレ、大人トトのジャック・ペランの名演はすべての映画ファンの胸に突き刺さる。子供トトを演じたサルヴァトーレ少年のキャッチーな笑顔は、この映画を思い出すたびに、自分の子供時代とコラボしながら頭の中に浮かび上がってくる。映画館入口に飾られた白黒のスチール写真を受付のおばちゃんにもらったり、銭湯に貼られた予告ポスターを番台のおじさんにもらったり、便所臭いオンボロの名画座を貸し切って(観客が僕一人しかいなかった)クラシックムービーを浴びるほど観たり・・・映画少年だった1970年代の思い出が、まるで「キスのモンタージュ」のように頭の中を駆けめぐる。ちなみに僕が通っていた名画座は、数十年後、サウナ施設に変わっていた。

  • 鑑賞日 2013/7/28

    映画を愛する全ての人に

    名作100選とかでも、まず1番目にあがるこの映画。 映画に対する愛が溢れてる!!! 映画を観てる時の、あの男の子の表情。 全ての映画ファンと繋がるシーンだと思う。 映画を観てる人たちの様も暖かい。 昔は町のみんなが集まって、笑いあって、タバコも吸いながら観てたんだねー。 映画少年トトと映画じじぃのアルフレッドの友情に熱くなりました。 トトに人生のいろんな事を映画の台詞を通じて教えるアルフレッドが素敵。 そして何より、音楽が本当に本当に本当に素晴らしいの!!! 今でもよく使われている、愛されている曲ばかりだね。 あと、キスシーンが綺麗だなと。 映画好きによる映画好きのための映画だなぁー。 よって私も好きっす。

  • 鑑賞日 2013/7/26

    泣ける映画の定番となっている作品。 何故アルフレードはここを離れて帰ってくるなと言ったのか…その理由を考えるとモヤモヤする。 トトの映画監督の夢を見抜いていたのだろうか。 最後のキスシーンのフィルムは泣けそうだった。 一人の少年の成長物語であり誰しもが郷愁かられる映画。

  • 鑑賞日 2013/7/22

    恋愛と友情の最高作

    笑いもあり。涙も有り。 サルヴァトーレとアルフレードの強い絆の友情。 そしてサルヴァトーレとエレナの恋愛。100日間ずっと家の下で待っている愛なんて・・・凄すぎる。 とても心を動かされた映画。 こんな映画が見られて幸せです。 最高な映画作品で、お勧めです。

  • 鑑賞日

    裏切ることない名画の中の名画

    映写係に魅入られたトトは、映画とともに成長する。 恋をしても、いつもそこには映画が寄り添っていた。 失恋して、父親代わりの元映写技師に 「もう町に帰ってくるな、手紙も書くな」とアドバイスされ出ていく。 のちに映画の世界で上り詰めて、元映写技師の葬儀に帰ってくる。 キスシーンだけの映画を遺品としてもらう。それを見ながらのラストが万感迫る。 本当に映画を愛する人が作った、映画へのラブレターのような作品だった。

  • 鑑賞日

    故郷にあった心の忘れ物とは。

     ラスト、スクリーンが涙でかすむシーン、見ている私も同様だった。  冒頭人生に疲れ切ったかのようなサルヴァトーレが愛人のもとで思い出にふけるシーンからいっきょに郷愁の世界での話がはじまる。  村にあるたったひとつの娯楽、それが映画館だった時代。日本にも確かに存在した一時期。  映画と映画を愛した人々へ捧げるオマージュ的な作品。イタリアの片田舎が舞台なのに、なぜか日本人の我々にも郷愁を感じさせる不思議。  大人になるということは、子供の頃に抱いた夢をどこかへ置き去っていくことなのか。でもサルヴァトーレはアルフレートのおかげでそれを故郷から持ち帰ることができたのだから、まだ幸せだったのかも知れない。

  • 鑑賞日 1990/2/5

    佳作

    1990年2月5日に鑑賞。大阪・梅田コマゴールドにて。前売1200円。 ジュゼッペ・トルナトーレでは「明日を夢見て」の方が抒情的な傑作である。

  • 鑑賞日

    イタリア映画?フランス映画?

  • 鑑賞日 2013/7/3

    映画館で見ることの大切さ・・・

    ずっと、この映画を見たいと思っていた。どうしても映画館で見たかった。 何度もチャンスもありながら、ちょっとしたことで見る事が出来なかった。 20年以上もたって見てみたら・・・ 気持ちの良い時間が流れている映画だった。穏やかでふんわりと心を包んでくれる・・・ こういうのを”名画”って言うのかなぁ・・・

  • 鑑賞日 2013/4/29

    午前十時の映画祭にて。 ニューシネマパラダイスが近くの劇場でかかると聞いたら絶対観に行く。 ほぼ満席で、うれしかった。

  • 鑑賞日 2013/5/16

    長くてびっくり

    しました。知らずに観ていたので。 私だったら世間的に成功しなくていいから、好きな人と結婚したいななんて。

  • 鑑賞日 2013/4/24

    kiss kiss kiss

    故郷、母親に叱られた思い出、初めて映画を観たときの興奮、初恋、デート、キス、別れ、約束、死、現実、、、、色んなノスタルジックな想いがラストシーンで涙になって溢れました。 僕は100日間の兵士の話よりも、その前に語ったシンプルな告白の台詞がとても気に入りました。

  • 鑑賞日

    やっぱり好き

    初めて観たのはDVDだった。大学時代、KBCシネマでデジタルリマスター版を観たのが懐かしい。音楽を聴いただけで映像が浮かんでくる好きな映画。

  • 鑑賞日 2015/5/5

    イタリア近代史をも俯瞰

    #0490「ニュー・シネマ・パラダイス」。1989年公開のジュゼッペ・トルナトーレ監督作品。イタリアの片田舎の古き良き映画館を舞台に映写技師と後に映画監督となる少年の交流を通じてルノワールやヴィスコンティの作品をはじめ往年の映画への愛を描き、イタリア近代史をも俯瞰した作品である。

  • 鑑賞日 2013/4/20

    美しき郷愁感

    映画と映画館への愛情あふれた映画を映画館で観る感慨。

  • 鑑賞日 1991/1/26

    映画好きには堪らない

    1991年1月26日、目黒シネマで鑑賞。 映画館を舞台にした映画であり、「映画愛」に溢れた作品だった。 映画館でこの映画を観た日からしばらくの間、この映画のことばかり考えていた。 最近、観直していないので、久しぶりに見ようかと思う。

  • 鑑賞日

    生涯忘れることのできない映画

    ひとつの人生を完全に描き切った最高の感動巨編。子供の頃から映画を愛する主人公トトが村の唯一の映画技師で人生の師でもあるアルフレードや家族、そして村の人々を通じて成長する姿が描かれている。僕にとってこの作品は、昔から名作だということで認識している作品ではあったが、少々古い映画というイメージが強く今まで避けてきた作品であった。そして今日、ついにこの『ニュー・シネマ・パラダイス』という名作を観た記念すべき日となったのだ(ちなみに初公開版は未見)。 感想をひとことで言うとしたら”すばらしい”という言葉しか見つからない。 175分という上映時間だが全く無駄に感じることなく最後まで感動の渦に巻き込まれてしまった。トトの少年期、青年期、そして中年期という過程がとても丁寧に描かれており、数え切れないほどの様々な”愛”を見事に表現している作品だ。こんなすばらしい映画を今まで放置していたことを後悔してしまったほど。とにかく観終わった今は、この壮大な人間ドラマに深く感銘を受けてしまっている。 この映画で僕が好きな点はなんといっても脚本だ。映画の舞台となっているシチリアの小さな村にポツリと建つ小さなパラダイス座。村人の唯一の娯楽がそこで上映される映画で、トトもその観客のひとり。母親にはいつも反対されているが、そんなことで子供の好奇心がなくなるわけがない。映画をいつも楽しんでいるトトを観るとこっちまでうれしくなってしまう。本作では場面場面で16本もの映画が挿入されており、映画ファンなら必ずうれしくシーンの連続だろう。この映画を観た一人ひとりがこのパラダイス座の観客になってしまうに違いない。 この映画で賛否がわかれる部分は”アルフレードとの親友としての愛”もしくわ”エレナとの真実の愛”そのどちらに重点を置いて観るかにより、思いやりや憎しみが天秤のように揺れ動くことになる。アルフレードがトトとエレナに下した決断は見方によっては決して許せることではない。愛し合う二人を二度と会えないように仕向け、トトには自分の夢を追いかけるように強制しているからだ。しかしそれも一概には言えない。アルフレードは生涯この村で生きてきたがトトにはこんな小さな村だけに留まって欲しくないと願っている。世界は広くそして人生は長い。トトには映画を愛する者であると共に、自分の夢を叶えて欲しいと願ったのだろう。 結果的にトトは愛を諦め自分の夢を叶えることになる。それが正しい選択であったかどうかは誰にもわからない。実際トトは最後の最後までエレナとの過去を捨てられずにいるし納得のいかない部分があったのは確か。しかしこの映画にはそんな後悔の念を吹っ飛ばすくらいのラストが待っている。アルフレードが形見として残した、昔検閲でカットされたキスシーンのフィルムを繋ぎ合わせて作った最高のプレゼント。このシーンを見た瞬間僕の全身には鳥肌が立った。そしてそれまでのシーンが僕の頭の中でフラッシュバックのように駆け巡る。この映像を見ながらだんだん笑みが溢れてくるトトの顔を見ると感動せずにはいられない。最高のラストだ。 もうこの映画の感動は話して伝わるものではない。とにかくたくさんの人に観て欲しい。そして映画を好きになって欲しい。きっとかけがいのないものを感じるはずだ。 僕は初公開版を観る前にこちらの作品を観てしまったが、どうやらいろんな人のレビューを見る限りでは全く別物の作品に仕上がっているらしい。初公開版のほうが良かったという人の割合のほうが多いがそういう比較はまた別物。どちらの編集もきっといい作品であることには違いないと思う。また忘れかけた頃に別ヴァージョンの作品を観ようと思う。きっとそのときはまた感動をくれる作品であると信じている。というよりこの映画に感動できるような人生を送りたい。

  • 鑑賞日 2013/3/10

    見る度に…

    大学の時に映画館で見てから数回。年令を重ねる毎に感動は大きくなっていく。今や30年後のトトと同年代…

  • 鑑賞日

    どのバージョンを観たのか・・・

    最初に国際版の短くしたものをテレビで、 次にレンタルでディレクターズカット版、だったような。

  • 鑑賞日 2013/2/17

    永遠の哀愁

    約10年ぶりの鑑賞。 きっとこの映画は見る年代で受ける印象が全然違うだろうという予感が的中。 この映画が受け入れられたことって、 故郷を捨てて都市生活を選んだ人たちが「ふるさと」の意味を 考えるきっかけになったからだと思う。 それくらい人生、思い出、故郷というものを強く想起させる名作。 劇場公開版は少し駆け足な気がしたので完全オリジナル版も見たいね。

  • 鑑賞日 2012/9/1

    ラストシーンに涙する。

    何回観てもラストシーンに泣いてしまう。映画愛に満ち溢れた映画。 誰でも忘れてしまった過去はあるだろうし、ふと思い出す瞬間に、 涙腺が切れて、涙があふれだす瞬間があるはずだ。そんな思い出をこの映画は、 そっと気づかせてくれる。あたたかいなあ。

  • 鑑賞日

    10代で観たから何年か経ったらもう一度

    最後があれで良かったと思えた!ショーシャンクの空にに似た、鑑賞後の爽やかさがあり、感動できた。この作品は好きだ。 と10代のぼくはレビューしているが、あと10年経って観直したらまた違う感想が生まれるんじゃないかと思う。

  • 鑑賞日 2013/1/27

    あの映画館で映画が見たい。

    映画が一番の娯楽だった時代の様子を生き生きと描いている。 みんなで笑ってみんなで泣いている感じがとても羨ましかった。 そんな時代に生きた監督の、永久に失われてしまったものに対するノスタルジーを強烈に共有してしまった。

  • 鑑賞日 2007/6/2

    音楽が好き

    映画音楽の中で一番好きかも。聴くだけで涙腺がゆるみそう。 『ホリデイ』でこの音楽が流れた時はすごく嬉しかった。 少年時代のトトがめっちゃカワイイ! ちゃめっ気たっぷりで憎めなくって・・・・・トトとアルフレードの関係がすごくいい。 私が初めてこの映画を観たのは「3時間完全版」だった。 今回のは公開当時に放映された2時間ものを鑑賞。 だからなのかな~、ちょっと物足りなさを感じてしまった。 (完全版はラストで涙があふれて止まらなくなり「アルフレード~~~!」って私も言っちゃった。) 完全版とはラストが異なっているらしい。

  • 鑑賞日 1989/12/16

    好きになれない作品

    初公開時の124分版しか観ていないが、余り好きになれない作品。本当に映画を愛しているとは思えない行為ばかりで呆れた。映写技師がプリントを切ることで、後でコマが欠落した状態で観客が迷惑するし、勝手に屋外の壁に上映することも勝手には出来ない。映写技師のモラル無視や、当時は映写回数、映写場所、キャパの問題など問われなかったにしても嘘が多い作品だ。周囲が高評価なにのびっくりした。

  • 鑑賞日 2012/10/27

    トトが可愛い

    普段観ないタイプの映画。 人から勧められたので観ました。 アルフレードのトトに対する愛情の深さ、それに応えるトト。たしかにいい映画でした。 だけどちょっと長いし、途中退屈してしまいました。 わたしにとったらその程度の作品だったんでしょう。残念。

  • 鑑賞日 2012/10/29

    4.0

    フィルムを繋ぎ合わせてつくったキスシーンの映画がとてもロマンチックだった。これまでの思い出が全部回想されるようでした。この映画をみて映画っていいなって改めて思った。

  • 鑑賞日

    行間で想いを推測させる素晴らしい映画だった。 トトが帰って来た時のお母さんの気持ちの描写とか、アルフレードの遺したフィルムを見たトトとか、もう何もかもが素敵だった。 優しい気持ちで泣ける映画の代表作と言っても過言ではない。 また絶対見てしまうんだろうなぁ

  • 鑑賞日 2012/9/11

    好きなことには嘘をつけない

  • 鑑賞日 2012/8/27

    劇場で観たかった

    映画好きの人の為の映画とでも言うのでしょうか、映画が好きな人は 凄く感情移入できる作品ですね。 この作品、残念なことに劇場で観ていません。 DVDで何度も観ていますがそのつどやはり感動します。 劇場で観ていないのが残念で仕方がない作品です。

  • 鑑賞日 2012/6/24

    【 ニュー・シネマ・パラダイス 】 を観て

    世界中のキスを集めた君へのラブレター。

  • 鑑賞日 2010/11/2

    時の流れ

    本作では時の流れが重要視されている。 時代と共に去り行くものもあれば、新しく生み出されるものもある。 それは物でも人でも同じことだ。 人は必ず年を取っていき、いつかは死ぬ。 アルフレードが死んだことで故郷へ30年ぶりに帰ろうと決心したサルバトーレ。 アルフレードに2度と帰ってくるなと忠告されたにもかかわらず・・・。 しかしそこには30年前の面影はなかった。 当時は周りの人はみな知り合いだったが今は赤の他人。 人々がごった返していた広場も今は車で溢れている。 そして当時は娯楽といえば映画しかなかったのだが、今はテレビやラジオの影響で衰退して、人々皆が一喜一憂していた、アルフレードとの思い出の場所・パラダイス座も取り壊されてしまう。 そして何よりも一番の友人だったサルバトーレがいなくなってしまった。 アルフレードが2度と帰ってくるなと言ったのはきっとサルバトーレが変わってしまった町を見て、大きなショックを受けると考えたからだろう。 しかしサルバトーレはそんな町を見てあえて“全然変わっていない”と言った。 そう、この町も変わっていたけど、サルバトーレ自身も変わっていたのだ。 昔のような無邪気な好奇心旺盛な自分はもう取り戻せない。 しかし人間は時代には取り残されないで、時代に適応しながら生きていく。 それはサルバトーレも、この町に昔からずっと住んでいる人々も同じである。 現実は現実、過去は過去、いつまでも思い出にすがっていては前には進めない。 少年時代の一つ一つの出来事は懐かしい思い出として心の中に大事にとっておこうと語りかけているように感じる。

  • 鑑賞日 2012/11/27

    映画愛

    映画愛(観客からの視線で)に満ちた素晴らしい作品。映画愛の薄い人には伝わらないかもしれないが…。

  • 鑑賞日 2012/3/29

    いい映画!!

    「自分のすることを愛せ。子供の時、映写室を愛したように。」

  • 鑑賞日

    映画好きに愛されて止まない幸せな作品

    よもや映画好きの中で本作が嫌いと言ってる人を見たことがないほど、愛されて止まない作品。一度観てかなり感動したこともあり、こりゃもう一度観るとせっかくの感動が半減しやしないかとなかなか手が出せないでいる。DVDは1,000枚近く、Blu-rayだって既に500枚ほどになるっていうのに、やはり本作は一度も購入したことがない。この際だから思い切って買ってもいいんだけど、せっかくのいい思い出が汚されやしないかと怯んでしまう。ま、どうせ何度観ても面白いものは面白いというオチなんだろうけど。

  • 鑑賞日

    初めてひとりで借りたビデオ

    人生で初めて、中学生の時に借りたビデオがこの「ニュー・シネマ・パラダイス」。最後のシーンでひとり、大号泣したのが忘れられません。

  • 鑑賞日 2005/1/19

    見終わった後に言われたことにショック

    2005年・3本目。 昔友達だった人、元・友達?と二人で鑑賞。 見終わったあとに言われた言葉にショックを受けた。

  • 鑑賞日 2005/1/15

    涙の質が違う

    2005年・2本目。 何度も今作を見てるが今回は「完全オリジナル版」を鑑賞。 やっぱり劇場公開版が一番だと思う。 完全オリジナル版と劇場公開版の涙の質はだいぶ違うもの。 劇場公開版は世界で一番好きな映画。

  • 鑑賞日

    最初に観た劇場公開版なら4点なのだけど…

    後の完全版で急下降。

  • 鑑賞日 2012/1/31

    親として重要なころ

    やはり良い映画は時代を経ても良い。 トトに接するアルフレードのような子供の見守り方が一番正しいのかも? 親として考えさせられる映画。

  • 鑑賞日 2011/5/19

    ガーデンプレイスで初めて見たときの衝撃と感動が忘れられない。

  • 鑑賞日 2011/3/26

    例のシーンの重要性

    ノーカット3時間版を鑑賞。 正直冗長に感じる箇所もあったのだけど、単なるファンタジーではない人生のしょっぱさが色濃く出ていて嫌いじゃないです。 エレナとの再会はとくにそうで、あのシーンでラストの印象がガラリと変化。

  • 鑑賞日

    映画が好きになる

    まぁ名作中の名作なので、内容についてあえて触れるまでも無いですね。 映画のことが好きになるキッカケになった人は多いのではないでしょうか。 今の時代では絶対に作り出すことの出来ない名作ですね。

  • 鑑賞日 2011/11/13

    午前十時の映画祭で観てきました。感動しすぎて朝から泣いた。映画館で観れてよかった。