PROGRAM

放送作品情報

我が家の楽園

YOU CAN’T TAKE IT WITH YOU 1938年 アメリカ / 127分 ドラマ

人間の良心を信じ続けた名匠フランク・キャプラの真骨頂──ユーモアの中に感動が宿る珠玉の人生賛歌
放送日時
2018年11月09日(金) 06:00 - 08:15
2018年11月15日(木) 06:00 - 08:30
解説

人間の良心をハートフルに描き続けた名匠フランク・キャプラが、ブロードウェイの舞台劇を映画化した代表作。キャプラ・タッチと称される彼ならではのヒューマニズムが極まる。アカデミー作品賞・監督賞を受賞。

ストーリー

銀行家の富豪カービーは事業拡大のため土地買収を進めるが、変わり者ばかりのヴァンダーホフ家の強い反対に遭って苦労していた。一方、カービーの跡取り息子トニーはヴァンダーホフの孫娘アリスに惹かれていき、ついにプロポーズする。結婚の障壁となる両家の間のわだかまりを解消するため、アリスはトニーと両親を自宅に招くことにする。ところが、お互いのありのままの姿を見せようとしたトニーの計らいが裏目に出てしまう。

出演

ジェームズ・スチュワート
エドワード・アーノルド
ジーン・アーサー
ライオネル・バリモア
ほか

字幕/吹替
字幕
掲載制限
なし
カラー/白黒
白黒
画面サイズ
スタンダード
HD
※【ザ・シネマHD】にご加入の方は、
HD画質でご覧頂けます。

オススメキーワード

  • 鑑賞日 2018/5/5

    話が強引すぎる

     フランク・キャプラ監督作品で、アカデミー賞作品賞を受賞しています。同監督作品で鑑賞したことがある「スミス都に行く」、「素晴らしき哉、人生」がどちらも私の中でオールタイムベスト級だったので期待して鑑賞したのですが、感想としては正直イマイチでした。本作に出てくる裁判官の雰囲気は「スミス」の上院議員と醸し出す雰囲気がそっくりでしたし、カンパのシーンは「素晴らしき」でまんま同じことをしています。リアルタイムは、本作の方が高評価を得ましたが、興行的に乏しかった「素晴らしき」の方が今となっては圧倒的に評価が高く、キャプラの代表作とされていますね。  「素晴らしき」が当時高評価を得られなかったのは、前述の通り本作の焼回しとも言っていいくらい全体的な空気感が似通っていたことが原因とも思われます。そして、今観たときに本作に惹かれなかった要因は、ライオネル・バリモア演じるグランパに対し、周囲に慕われるだけの説得力が感じられるほど、十分に描き込まれていなかったことが挙げられると思います。「スミス」、「素晴らしき」のいずれもジミーが演じる主人公に焦点を絞り、特別能力に優れているわけではなく、凡人の域を出ていない主人公がただただ誠実に生きることで、周囲を変えていく姿にとても感動しました。しかし、本作の場合は主要登場人物を大きく4人に絞っているものの、群像劇気味のスタイルで、グランパのカリスマ性を裏付けできるほどキャラクターの魅力が感じ取れませんでした(後のポッターですしね)。特に、何食わぬ顔で脱税していることについて、フォローが無かったのは致命的だと思います。  また、敵対する側のカービーが単に軍需産業批判の的として使われていて、終盤はヴァンダーホフ家の調子に乗せられて滑稽に扱われていたのも、感動というよりは、単に話が弛緩しているように感じられました。「スミス」のペイン議員のように主人公からも一目置かれる存在であればよかったのですが、グランパ側がカービーに対して一切理解を示さなかったんですよね。  あくまで、後に手掛ける作品と比べて人物造形が甘いと感じたまでであり、あと一歩ひねりがあれば傑作になるのにという印象でした。ただ、この時点ですでに、キャプラは何度もアカデミー賞を受賞していたので、それを踏まえて鑑賞すると私のように期待はずれに感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

  • 鑑賞日 2018/5/5

    爺さんのアナーキーな行動力が爆発

    シネマヴェーラ渋谷の世界名作映画特集、「我が家の楽園」は、ヴィデオやTVで観たことがあったものの、スクリーンでは初めてでしたが、まだハリウッドが赤狩りを始める前の、長閑な時代のおおらかな空気が充満する中で、ライオネル・バリモア扮する一家の柱である爺さんのアナーキーな行動力が爆発する映画で、30年代のハリウッドは本当に素晴らしかったと改めて思わせてくれる映画です。

  • 鑑賞日 2018/7/30

    見るたびに評価は下がってしまう。悲しい!

    昔は最愛のキャプラだったのだが、どうにも間のびしていて楽しめない。 最大の弱点はジミー・スチュワートである。ただの傍観者でしかない。物語を動かしているのはおじいちゃん、ライオネル・バリモア(《素晴らしき哉、人生》の悪役、ポッター)である。 いろんな要素ぶち込み過ぎで破茶滅茶感が強過ぎ。 おじいちゃんのセリフによく表されている。 『ファシズムもコミュニズムもすぐ伝染する。〜主義に頼らなかったワシントン、ジェファーソン、リンカーン、リー将軍達のアメリカニズムを忘れるな!今は意見が違うとすぐ殺せ!だ。』 泣けるシーンはたしかにある。 *留置所でおじいちゃんが財閥カービー(エドワード・アーノルド)に、どんなに稼いでもあの世には持って行けないよ。と諭すシーン。ここがタイトルの由来だ。 *裁判で無許可花火製造の罰金100ドルを地域の住民が皆で出し合って助けるシーン。これは《素晴らしき哉、人生》の先取りですね。 *ラスト、おじいちゃんとカービーがハーモニカの合奏をするシーン。 ここでは気持ちのいい涙がとめどもなく溢れてくるのを止められない。 だけどこの作品って結局”Home Sweet Home”という自分の家庭が一番大事、自分の国さえ良ければそれで満足という一国平和主義でしかないのでは? 1938年、ナチはオーストリアをアンシュルスによって合併、チェコのズデーテン地方を割譲した。日本では国家総動員法がしかれ世界が戦争へとなだれ込んでいこうとしていた。 アメリカが「ファシズムとの闘い」に参戦するのは1941年、日本の真珠湾攻撃を待ってのことである。 キャプラはきちんと財閥=軍需産業、人の不幸で儲ける奴らを批判していない。それこそジミー・スチュワートの役目なのに!カービーがドラマツルギー上は徹底した人非人であるべきなのに、演じるエドワード・アーノルドは目が澄んできれいなのだ。心臓発作で死んでしまったカービーのライバルがかわいそうだ。 《スミス都へ行く》見返そう!

  • 鑑賞日 2016/12/12

    第11回アカデミー作品賞

    ジェームズ・スチュワート主演による、ヒューマン・コメディ。 大富豪の息子トニー(ジェームズ・スチュワート)と自由奔放な家の娘アリスの恋をえがいた話。 家柄の違い、を克服する、ラブストーリー。

  • 鑑賞日

    ドタバタ

    面白いかというと?

  • 鑑賞日 2016/11/5

    「人生に退屈はない。何でも楽しむことができる」 久しぶりに心に染みる映画だった。元になった舞台劇も実に楽しそう。 ブラック・ユーモアの『群衆』はヘヴィーな後味だったが、この同じフランク・キャプラ監督の作品は少しベタだが爽やかな話。 若きジェームズ・スチュワートにジーン・アーサー他、生き生きとした演技を見せてくれる役者達の中でも、変なロシア人役のミッシャ・オウアが最高。 キャプラ監督、こんな名作を世に残してくれてありがとう!

  • 鑑賞日 2016/9/8

    常識を疑え

    楽しいとはひとつも思わないけど、仕事しないと食べていけない。それが現代も含めて多くの人の抱えるジレンマと考えると、そこを根底から覆すキャプラの問いは秀逸ではあります。 とはいえヴァンダホフさんが否定した納税や家を売らずに済むためにとられた手段を考えるとモヤモヤせざるを得ません。 一見、自由な人たちの集まりに見えるヴァンダホフさんちはお客に日々食事を振る舞う経済力をどう維持してるの?切手の鑑定であんな素敵なおうちが維持できるのだろうか。集まっている人たちもちょっと胡乱な感じがして、近所からの信望が厚い理由も不明確です。 お姉さんのエシーはアン・ミラーだったのが驚き。踊りの名手のあの使われ方は……。 上手くまとめられませんがキャプラ=無条件で名作!アメリカの良心!みたいな「映画の常識」もまた、疑っても良いのかも。

  • 鑑賞日 2016/8/5

    ちょっと恥ずかしくなるテーマ

    フランク・キャプラ作品としては少し落ちるのではないか。前半が長すぎるし(戯曲の問題か)、自由に生きる側と富と名誉を追い求める側のカリカチュアが過剰で、笑いの部分が強く出過ぎ、テーマ自体を監督が本当に信じているのだろうか疑問に思った。ライオネル・バリモアの家族は収入をどこから得ているのか疑問に思ったし、ソ連式集合体か新興宗教のようで、どこか不気味。むしろエドワード・アーノルドの方が人間臭さを感じた。

  • 鑑賞日 1979/12/23

    最も素晴らしいアメリカはフランク・キャプラの映画

    《オペラハット》も《素晴らしき哉、人生!》も同工異曲かもしれんがやはり素晴らしい! 当時のノートより

  • 鑑賞日

    性善説に立つ懐かしきアメリカ人の良心が意外と心地よい

     原題は""You Can't Take It With You""で、「あの世には持って行けない」の意。ジョージ・S・カウフマン、モス・ハートのピュリッツァー賞を受賞した同名戯曲が原作。  タイトルの意味は、金や名声などはあの世には持って行けないという意味で、本作では金儲けにしか興味のない銀行家が、曲折を経て慈善家に変身するまでを描く。ディケンズの『クリスマス・キャロル』とテーマは同じ。  この銀行家を教え諭す老人役がライオネル・バリモアで、渋い演技を見せる。この老人を中心とする一家が、工場建設の為に地上げ屋の追い立てを喰らっているが、好条件にも同意しない。その理由が、老人の亡妻の思い出が染みついた家ということで、自由に生き、好きな仕事をしたい人間を家に集めている。  その家には""Sweet home sweet""と書かれたプレートが常に下がっていて、字幕では「我が家の楽園」と訳されている。  人情コメディで、80年前の作品にも関わらず思わず笑ってしまうシーンもあって、家族で楽しめる良質なコメディ。  生活のためにしたくない仕事をするんじゃなくて、生きてるうちが華、したいことをやろうというのが老人のポリシーだが、設定はお伽噺で、理想論だと一蹴したくもなるが、現実を忘れて一時、""Sweet home sweet""で生きていけたらいいなと夢を見ることが大切だという気にさせてくれる。  物語は老人の孫娘(ジーン・アーサー)と銀行家の息子(ジェームズ・スチュワート)が恋に落ち、""Sweet home sweet""を訪ねた銀行家夫婦が曲折を経て二人の結婚を認め、地上げした土地を町の人たちに返すという、アメリカ映画らしいハッピーエンドを迎える。  予定調和だが、性善説に立つ懐かしきアメリカ人の良心が意外と心地よい。もっとも、""Sweet home sweet""には一家の為に家事をする黒人メイドがいて、結局誰かがやりたくない仕事を引き受けなければならないという矛盾が、人種差別のオブラートによって隠されている。  黒人夫婦はそれでも楽しそうな顔で演技していて、それがキャプラにできたせめてもの演出ということになる。3度目のアカデミー監督賞受賞作品。  反資本主義や共産主義といった1930年代の時代背景が出てくるのも見どころの一つ。(キネ旬4位)

  • 鑑賞日 2016/3/21

    ハーモニカを吹くと、思いがけないことが起こる

    フランク・キャプラはフランク・キャプラでしかない。そして、フランク・キャプラを超えるアメリカ映画はない。なぜなら、アメリカ映画は全てフランク・キャプラの焼き増しでしかないからだ。ラスト、銀行家にハーモニカを吹かせるシーンにまた泣いた。また、というのは、キャプラの映画はいつも明るく楽しくそして泣かせる映画だからだ。またやられた、これが本音だ。 そういう落とし所もキャプラの魅力なのだが、実は彼の映画には常に経済が背景として存在する。今回は銀行家、そしてその息子、ジェームス・スチュワート、彼が求婚する秘書。その祖父と家族が賑やかで楽しい。世捨て人だ。 キャプラの映画はかなり際どい。それはコミュニストとしての発言が多いから。戦中戦後にかけて、彼の作品の登場人物は明らかに政府を批判し、資本主義経済を否定している。だから常に起業家は悪役である。ここでも同様。 使い切れない金を稼いでどうする? とか あんたが死んでも、誰も悲しまない。 などのセリフには、彼の強い批判精神が息づいている。 しかし、この映画のカラスの演技は見事だ。 カラスを飼いならすことができるんだ。

  • 鑑賞日 2011/11/16

    You can't take it with you 《我が家の楽園》を長男と鑑賞。なぜ彼に勧めたかわかった。彼は今進路で悩んでいるのでこういう本質的なものを見せたかったのだろう。彼は感動したと。ただ私は以前ほど楽しめなかった。私のつぶやきで見ちゃった人、ゴメン! (⌒-⌒; )

  • 鑑賞日 2015/12/31

    予想できない予定調和

    フランク・キャプラの傑作。 予定調和の良心作というイメージが強いキャプラ作品である。本作も幸福なる結末に向けて快走するが、物語の展開は先が読めない。 そのどこに進むかわからない危なっかしい方向性が魅力にもなる。柱からいつもずり落ちてしまうボードなど、定番のユーモア感覚が心地よい。

  • 鑑賞日 2016/1/15

    ウサギのおもちゃを見て思うこと

     仕事や金に縛られたアメリカ社会を皮肉ったキャプラ監督の人情喜劇で、原作が舞台劇ということもあるのか登場人物に極端な性格の人物や変人が多い。黒澤監督の「生きる」の中に小田切みきが志村喬に「どうして君はそんなに活気があるのか」と聞かれて、ウサギのおもちゃを取りだして、「こんなものでも作っていると、日本じゅうの赤ん坊と仲良しになった気がする」と答えるシーンがあるが、ヴァンダホフに君の好きなことは何かと聞かれたポピンズ氏がウサギのおもちゃを出して見せるシーンを観て、これが元ネタなのではないかと思った。

  • 鑑賞日 2013/11/14

    幸せってこういうことだよね

    こころから幸せを感じる、地域とか家族の関係が薄れていく中、 寒い部屋で映画見ていたけど、体の芯から温まった。 裁判のシーン、引っ越しのシーン、ハーモニカで忘れ去った過去自分を振り返る、 忙しいと見失ってしまうものが多い中、そんなに急がなくてもいいんだよと 背中を押してくれるような、気持ちを持ちました。

  • 鑑賞日 1979/12/23

    フランク・キャプラの傑作

    1979年12月23日(日)にNHKTVにて。 ジーン・アーサーいいですね。

  • 鑑賞日 1979/12/23

    フランク・キャプラ監督らしい作品

    1979年12月23日、鑑賞。 ジェームズ・スチュアート、ジーン・アーサー主演のフランク・キャプラ監督作品。 「素晴らしき哉、人生!」と、ついつい比較してしまうが、お金よりも友人というこの映画もキャプラらしい作品である。 というか、フランク・キャプラ監督が作ると、こういう映画が多い気がする。

  • 鑑賞日 2012/9/30

    ラストが秀逸

    なんと人間味のある話し…。ラストが盛り上がり、ほれぼれした。

  • 鑑賞日

    これぞキャプラ!!

    これぞキャプラの神髄! 群像劇なのに全てを余すことなく、完璧に描ききる手腕は流石の一言。