PROGRAM

放送作品情報

リンゴ・キッド

JOHNNY ORO 1966年 イタリア / 90分 西部劇

コルブッチ監督が描くマカロニ史上もっともキザなガンマン。その超絶戦法は痛快至極!
放送日時
2020年01月19日(日) 10:00 - 11:45
2020年01月22日(水) 10:30 - 12:30
解説

マカロニ・ウエスタンを築いた男セルジオ・コルブッチ監督による傑作。小汚い主人公が多いマカロニにあって、本作のキザな主人公は異色。爆薬を駆使したあっと驚くびっくり戦法が痛快至極!

ストーリー

キザな賞金稼ぎジョニーは、無法者ペレス兄弟の何人かを片付けた後、町にやってくる。だが堅物保安官ノートンは、風来坊のジョニーが起こす騒動を恐れて拳銃の携帯を禁じるのだった。そんな丸腰のジョニーに復讐に燃えるペレス一家の攻撃が始まり、危機一髪かと思いきや、武器は拳銃だけではないジョニー。秘密兵器で敵を撃退。しかしペレス兄弟の残党は怒り狂いさらなる猛追をしかけてくる…。

出演

マーク・デイモン
ヴァレリア・ファブリッツィ
フランコ・デ・ローザ
アンドレア・アウレリ
ほか

字幕/吹替
字幕
掲載制限
なし
カラー/白黒
カラー
画面サイズ
ワイド画面
HD
※【ザ・シネマHD】にご加入の方は、
HD画質でご覧頂けます。

オススメキーワード

  • 鑑賞日 2019/1/26

    バイオレンスと諧謔と

     コルブッチ監督のマカロニ・ウエスタン。傑作「続・荒野の用心棒」の一本前の作品であるからして、脂の乗り切っている頃の作品と思われる。  だからか銃撃戦も実に生き生きしている。悪党どもが神父と少年を何のためらいもなく射殺してしまうような残虐ぶりもコルブッチ風。  賞金稼ぎのジョニーと強盗団との対決がメイン。そこに旧知の保安官らが絡むという典型的な西部劇のシナリオ。酒場での乱闘シーンや娼婦たちとのやりとりもどこかコミカル。酒場でマスタードや牛乳、トマトでカクテルを作るシーンなど必要なのかと思ってしまう。  コルブッチ監督は後年コメディ・ウェスタンを多く撮ることになるが、この頃からその気はあったようだ。バイオレンスと諧謔の同居。ラストの決闘シーンでのジョニーの裏ワザもまあコメディといって良いだろう。こういう味わいはマカロニ特有で、それはレオーネ監督でも同じだ。イタリア人なのに西部劇を撮っている自分への照れ隠しのように見えないこともない。

  • 鑑賞日 2019/1/16

    『駅馬車』は無関係

     リンゴ・キッドといえば、『駅馬車』でジョン・ウェインが演じた役名なので、何か関係あるのか?と思ったが、この作品の主人公の名前は「ジョニー(・オロ)」(=原題)で、リンゴの異名すら登場しなかった。  賞金稼ぎのジョニーに兄たちを殺された弟のフアニトが復讐に立ち上がり、法の厳守を目指す保安官をはじめ、メキシコ国境の町が巻き込まれるという、特筆すべきことはないシンプルな設定。  クライマックスは、土地を追われた大勢の先住民たちがホアニトと手を組んでジョニーがいる町を襲って派手な銃撃戦になるのだが、先住民にすればホアニトと組む意味が無くないか?  主人公のジョニーに迫る危機が少ないのと、ホアニトがマカロニウェスタンの悪役にしては線が細いのが難点かな? 【訂正】 スクリーンサイズは、現時点ではメトロスコープ(1:2.35)と記述されているが、正しくはヨーロピアンビスタ(1:1.66)。 修正依頼済み

  • 鑑賞日 2019/1/16

    リンゴ・キッド

    西部劇の見どころ満載のマカロニウエスタン。しかしストーリーにひねりがないので、ちょっと退屈。タイトルのリンゴ・キッドに無理やり感がある。

  • 鑑賞日 2016/11/2

    金本位制のマカロニ・ウェスタン。

    有名俳優は出ていないが、マカロニ・ウェスタンの特色が強く出た逸品。 冒頭から人がバリバリ撃ち殺される。トンデモ映画かな、思わせるが、二種類の悪役を 描き分け、メキシコ、テキサスを往復し、ゴールドストーンの保安官を善玉とする三極 構造とした。この保安官もイタリア語を喋るのだが、法を遵守し、家族を愛する典型的 なハリウッド型英雄。コテコテのマカロニ色のジョニー・リンゴと好対照をなす。 一方、兄たちを賞金稼ぎのジョニーに殺され、恨み骨髄になるのが非情の末弟。 白人に追われたインディアンらと共闘し、ゴールドストーンの町を襲う計画を立てる。 保安官にリンゴを引き渡さないと、町の住人を皆殺しにすると恫喝。 短い尺の中で、保安官の息子など、登場人物それぞれが的確に描いている。 牢獄の住人をコミック・リリーフに使う余裕さえある。 難を言えば、インディアンが末弟の手下しにか見えない事。 登場人物を縦横無尽に動かして、面白い西部劇にに仕立て上げた。

  • 鑑賞日 2017/1/9

    アラモ+ワイルド・バンチ

     ストーリーはいたってシンプルで要約すると賞金稼ぎのジョニー(マーク・ダモン)とペレス一家の対決なのですが、賞金のかかったペレス兄弟をあっさりと撃ち殺してしまいます。ところが、生き残った末弟ホアニト(フランコ・デ・ローザ)が兄弟で一番冷酷な極悪非道の悪党でインディアンと組んで、ジョニーに復讐を誓います。ジョニーはホアニトの手下といざこざを起こし、頑固な保安官ノートン(エットレ・マンニ)の手で牢屋に入れられてしまいます。ホアトニはジョニーを差しださなければ町を襲うと脅し、保安官がこれを拒むと、インディアンたちとともに町になだれ込んできます。そして、壮絶な銃撃戦が繰り広げられることになるのです。  黄金銃をもち、触れられると拭く潔癖症、ジョニーのキャラクターがきっちりと描かれています。頑固な保安官、ジョニーに憧れる保安官の息子(「シェーン」のジョーイ君のような感じ)、サディスティックな悪党など主役以外のキャラもきちんと描かれています。そして、結構凄かったのはラストの銃撃戦。大げさに言えば、「アラモ」の立てこもりの攻防と「ワイルド・バンチ」の破壊力を思わせる派手なアクションです。ちょっと予想していなかっただけに、びっくりしました。マカロニ・ウエスタンの中でも文句なく痛快な作品の一つでしょう。  ネタばれになりますが、ちょっと突っ込みたくなるようなラストの対決。これまで自分では銃を使わず部下にやらせていたホアトニが人質をとってジョニーに銃を向け、袖口のボタンや帽子を狙いを定め撃ち抜きます。間違って体にあたってもおかしくないのに見事な腕前です。なのにやられてしまうなんて。

  • 鑑賞日 2016/10/30

    馬の耳に傷鏡

    面白い映画の撮り方があるかどうかはさておき、その場面を確実に面白く見せる撮影作法は確かにあることを様々な実践の内に例示してくれる模範的娯楽映画。その前後で距離が生む映画的快楽は一切損なわないズームイン/アウトの巧緻な活用にも刮目。

  • 鑑賞日

    ジョゼフ・フライド

    は、プロヂューサーの名前です。 監督はセルジオ・コルブッチですので、間違ってますよ。 

  • 鑑賞日 2016/9/12

    一網打尽

    マカロニウェスタン。 リンゴ・キッドと彼の黄金銃。 敵の多い賞金稼ぎ。 ペレス一家の末弟ほホアニトはアパッチと協力体制を取る。 留置場のリンゴ。 逃げ出す町民。孤立無援。 襲撃に対し街なかの保安官事務所で不利な迎撃。 だが。 娯楽作としての完成度は高い。

  • 鑑賞日

    ケレンミたっぷりカッコよ過ぎるマカロニ

    黒づくめの衣装に、黄金のリボルバー。マカロニNO.1のキザなガンマン、黄金のジョニー(マーク・デイモン)の登場です。ジョニーが早撃ちすれば白い鳩が舞い、口笛を吹けば愛馬が駆けてくる。 見たことないようなカッコよさです ジョニーの黒づくめの衣装がとにかくもうカッコいいのですが(他の登場人物たちの衣装もいいです!)、本作の美術・衣装を担当したカルロ・シーミはマカロニ・ウェスタンにとってとても重要な人物で、『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『続・荒野の用心棒』で黒づくめ、ポンチョ、ロングコートなどの典型的なマカロニ・ファッションを作り上げたそうです。その後『続・夕陽のガンマン』『ウェスタン』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』などのレオーネ作品や、『さすらいの一匹狼』『ミスター・ノーボディ2』『ミネソタ無頼』などのマカロニ・ウェスタンの美術・衣装を手掛けています。 また、カルロ・サヴィーナの音楽が、これまたカッコいいです!「黄金のジョニー」のテーマ曲の口笛のメロディは、ジョニーが愛馬を呼ぶ時の口笛と同じ旋律で、カッコよすぎるほどカッコいいので、思わずあとで吹いてみました(笑)。自分ながらカッコよかったです(笑) 美術・衣装の醸し出す色合いがシックで絶妙で、そこにキザなほど作り込んだ黒づくめのニヒルなマカロニ・ヒーロー!こんな楽しませ方もあるんですねぇ!カメラワークもケレンミがあり、急激なズームインやズームアウトをはじめ、工夫と遊び心に満ちていました。 本作の原題は『黄金のジョニー』ですが、MGM配給だったため『リンゴ・キッド』という内容と関係ない邦題がつけられたそうです(DVDジャケの解説より) テキサスとメキシコとの国境。この一帯で殺戮と略奪をきわめていたペレス六人兄弟の首には多額の賞金がかけられていた。賞金稼ぎの黄金ジョニー(マーク・デイモン)は、賞金のかかっていない末弟のホアニト(フランコ・デ・ローザ)を除いて、兄弟全員を撃ち殺す。生き残ったホアトニは末弟ながら兄弟1の残虐な悪党で、アパッチと手を組んで、ジョニーへの復讐を誓う。 一方、ゴールドストンの町の保安官ビル(エットレ・マンニ)は、町の中での銃の携帯を許さず、法によって町の平和を築いてきた実直な男。ジョニーとは昔なじみの仲だが、町でホアトニの送った刺客を撃ち殺したジョニーを逮捕して牢に入れる。 ホアトニは保安官に、ジョニーを渡さなければ町の住民を虐殺すると脅すが、保安官はそれを拒み、ジョニーをは法の下において守ろうとする。 住民たちは物騒な町から避難し、クライマックスはホアトニ一味の大群を、ジョニー&ビル派の数人が撃って撃って撃ちまくります! ケレンミたっぷりのカッコいいマカロニ・ウェスタン! これも必見の一作ではないでしょうか!