PROGRAM

放送作品情報

追跡【町山智浩撰】

EXPERIMENT IN TERROR 1962年アメリカ / 124分 / サスペンス

町山智浩推薦。同時代から後世まで、数々の有名作に多大なる影響を及ぼしてきた、忘れられた傑作サスペンス
放送日時
2018年04月24日(火) 17:45 - 20:45
2018年05月25日(金) 08:15 - 11:00
解説

町山智浩セレクトのレア映画を町山解説付きでお届け。知られざる本作が、『ダーティハリー』、『天国と地獄』、『ツイン・ピークス』と誰もが知る作品とどこでどう繋がっているのか? 町山解説が全てを解き明かす!

ストーリー

女子行員シャーウッドが帰宅すると突然背後の闇から現れた男に羽交い締めにされ脅迫される。銀行の金10万ドルを持ってこい、さもないと妹に危害を加えると。男は妹の学校名から行動パターンまで全てを調べ上げていた。解放されると即刻FBIに通報する彼女。捜査官が電話に出るが、この展開を予想し見張っていた犯人が家に乱入してきて殴り倒され電話は切られる。捜査官は電話口で彼女が名乗った姓だけを頼りに電話の主を捜す。

出演

グレン・フォード
リー・レミック
ステファニー・パワーズ
ロス・マーティン
ほか

字幕/吹替
字幕
掲載制限
なし
カラー/白黒
白黒
画面サイズ
ワイド
HD
※【ザ・シネマHD】にご加入の方は、
HD画質でご覧頂けます。

オススメキーワード

  • 鑑賞日 2018/4/7

    町山先生それは無理やりです!

    犯人の動機や途中の殺人との関連や身代金の受け渡しなど、プロットに無理がありすぎる。ほかにも論理的におかしい箇所多数。ダーティーハリーは確かに影響下にありそうだが、天国と地獄は予想の範囲を出ないし、ましてやデヴィッドリンチに至っては心霊現象解説者の理屈のようで、ほぼこじつけ。

  • 鑑賞日 2018/4/4

    ブレイク・エドワーズ監督の珍しいガチなサスペンス。 冒頭の長回しなどモノクロ映像の効果的な演出、カメラ・ワークは超一級品。だけど、物語はヒッチコック作品のような伏線を練りに練ったようなものに比べると二級品なのが惜しい。 中盤で犯人が別件で指名手配中だったと、あっさり判明してしまう。犯人が銀行員リー・レミックに目を付けた経緯が省略されている等、凝った演出をしている一方で、一分間位の映像を入れれば説明できるような肝心な部分が抜けているのだ。 ちなみに町山智浩氏がコメントしている『天国と地獄』との共通点はそれほど感じなかった。『天国~』で黒澤監督が描いているのは、本質的にはサスペンスというより貧富の差などの人間ドラマである。 エドワーズ監督というと、ラブコメの凡作『ティファニー』やヒット・シリーズ『ピンクパンサー』というイメージが強いが、人間ドラマの大傑作『酒とバラの日々』のような作品をもっと作って欲しかった。

  • 鑑賞日 2018/4/4

    町山さんのお薦めなので録画しといた。たしかに面白い!

    ブレイク・エドワーズの監督作品というのが興味深い。 一番の見どころはカメラ。モノクロの画面が実に魅力的。映画というものが光と影からできていることを教えてくれる。 裸のマネキンが林立する工房で、マネキン制作者の女が死体で天井から吊るされている描写は後年の犯罪映画に影響を与えたのだろうか?不気味だ。だが、この犯人は万能っぽい描き方には違和感がある。犯人は健康に問題があるのに、死体を天井から吊り下げるなんてできたの?犯人は誰にも知られずにリー・レミック姉妹の行動を逐一把握し、ガレージに潜り込み、うまく拉致した妹を誰にも気付かれずにあの倉庫に監禁することができた、ってちょっとできすぎなんだよな。 犯人は全能なのに、妹は犯人からの一本の電話で簡単に騙されて捕まってしまうのってアホ過ぎないか?! ラストの野球場シークエンスは緊迫感があっていい。 ブレイク・エドワーズは《ピンク・パンサー》シリーズや《グレート・レース》などのコメディ、《ティファニーで朝食を》のようなロマコメだけの監督ではなかったのだ。

  • 鑑賞日 1962/8/30

    監督Bエドワーズの並々ならぬ才能

    暗いロサンジェルスの街の遠景をカメラが追い、ゆっくりタイトルがかぶさる。Hマンシーニの洗練された音楽で始まるこのシーン、中々鋭い。銀行強盗、殺人、暴行と悪の限りを尽くした知能犯に脅迫された女銀行員を助けて、いかにFBIがこの犯人を追い詰めていくかを描いたサスペンスドラマである。以前のコロンビア「恐怖の48時間」を想起させるFBIものなのだが、鋭いカットの連続で、監督Bエドワーズの並々ならぬ才能を感じさせられる。犯人の顔を見せず、ぜーぜーと言う不気味な声だけを聞かせるのは実に効果的であり、協力を断った女マネキン師を殺害する場面もヒッチコックそこのけの見事さ。小道具の効果である。”追跡”ものは一般に面白いものだが、この映画のように2時間余の長さを一分のスキもなく締めているドラマは少ない。ラストの大観衆の入った球場での捕物は圧巻で、そのカットの鋭さには恐れ入る。白黒。 <1962/8/30 岡山・テアトル岡山 併映「ウインチェスター銃’73」>

  • 鑑賞日 2016/3/22

    リー・レミックが好きなので、とりあえず満足。

     「メデューサ・タッチ」で好きになったリー・レミックさんの、サスペンスであります。グレン・フォードとの2枚看板なのが、B級っぽい。  ヘンリー・マンシーニの音楽が、「シャレード」や「暗くなるまで待って」を思い起こさせるサスペンス・ミュージック。  2時間を超えるのが残念。ドン・シーゲルあたりがやれば、タイトにまとめあげ傑作になったかも。  クライマックスが意外な場所なので、傑作の予感がしたのだが、生かしきれてない。やはりブレーク・エドワーズにサスペンスは無理か。  リー・レミックの妹を、ステファニー・パワーズ(0022アンクルから来た女)が高校生として演じている。    リー・レミックさんの、この映画の恐怖演技を見ていると、トニー賞でノミネートされた舞台「暗くなるまで待って」を、想像する。彼女での主演も見たかったなぁ。