PROGRAM

放送作品情報

夕陽の群盗

BAD COMPANY 1972年 アメリカ / 93分 西部劇

荒野を旅する悪党たちの明日なき青春─切ない余韻を残す西部劇版アメリカン・ニューシネマ
放送日時
2019年08月09日(金) 08:00 - 09:45
2019年08月29日(木) 06:00 - 07:45
解説

『俺たちに明日はない』の脚本家ロバート・ベントンの監督デビュー作。従来の西部劇では見られなかった若者たちの青春群像を、若き日のジェフ・ブリッジスら若手個性派俳優たちがロードムービーとして織りなす。

ストーリー

1863年、南北戦争下の米国オハイオ州。徴兵を逃れて西部に向かおうとした青年ドリューは、強盗一味を率いる若者ジェイクに襲われ所持品を奪われる。その後、意識を取り戻したドリューは再びジェイクとばったり会い、2人で挌闘を繰り広げる。ジェイクはドリューの気骨が気に入って仲間に誘い、ドリューは強盗集団の旅に加わる。旅を通じてドリューとジェイクが打ち解けていく中、一行は大悪党ビッグ・ジョー一味と遭遇する。

監督・脚本

ロバート・ベントン

出演

ジェフ・ブリッジス
バリー・ブラウン
ジム・デイヴィス
ジョン・サヴェージ
ほか

字幕/吹替
字幕
掲載制限
なし
カラー/白黒
カラー
画面サイズ
ワイド画面
HD
※【ザ・シネマHD】にご加入の方は、
HD画質でご覧頂けます。

オススメキーワード

  • 鑑賞日 2019/6/7

    徴兵制

    良かれ悪しかれ、徴兵制には、喜悲劇が併存、米国でも未だに選挙で徴兵逃れが話題になる。韓国でもしかり!話を本題に戻すと最後は走力だ。

  • 鑑賞日

    主人公の変遷

    Bad Company という原題には悪い仲間という意味があるらしい。ラストまで見るとこの意味がよく分かる。 良く描けてる脚本だ。なかなか監督デビューまで遠かったようだが、良い作品が出来れば、それまでの経験は無駄にならないからね。

  • 鑑賞日 2018/10/20

    ニューシネマ以降の西部劇

     1960年代以前の西部劇では青空が多かったのに対し、アメリカンニューシネマ以降の西部劇では冬の寒空のような曇天が似合うようになり、登場人物も無造作なコート姿が多くなった。  このことに象徴されるように西部劇から綺麗ごとがなくなり、この作品もそんな路線に則っている。  南北戦争の中期の1863年には、北軍も少年を徴兵して檻の馬車に入れて連行していて、そんな非情な徴兵が行われている北部を逃れて西部に行って生き抜こうとする少年のドリューも、非情な西部の現実を次々と突きつけられる。  西部はまさに無法地帯であり、銃やお金や非情な心がモノを言い、無法者たちの中で生きる為には、銃に頼って敵を殺すことをいとわない人々が住む世界だということが、数々のエピソードからヒシヒシと感じられる。  主人公たちが、共に行き場を求めて西部に向かう非力な少年たちなだけに、その厳しさはひとしおである。  60年代以前の綺麗ごとっぽい西部劇を見慣れていたら、ニューシネマでこのような現実感が強い作品が現れたら、重みを感じて衝撃を受けたことだろう。

  • 鑑賞日 2018/9/25

    ベントンの特徴はアメリカ的なイノセンスと品の良いインテリジェンスの共存にある。彼は無垢な映像を求め、その無垢の目に映る世界の混乱や残酷を描いてきた。本作は彼の原点であり、極めて美しい青春西部劇であり、アメリカンクラシックの古典美術のような佇まいさえある。 無垢の喪失と成長を描くニューシネマの一本だが、ベントンの類い稀な品性が安易な悲劇に終わらせはしない。一味の最年少の少年が頭を吹っ飛ばされる、裏切り者が吊るし首にされる等、かなりショッキングな光景がいきなり目に飛び込んでくるから侮れない。

  • 鑑賞日 2018/8/28

    友情?

    北軍の徴兵を逃れて西部に脱出する良家の若者ドリュー・ディクソン(バリー・ブラウン)が途中の街で出会った若者5人と旅に出、そこで色々な経験を積み、最後は悪になるという話。 6人のうち一人は途中で逃げ出し、一人は射殺され、あと2人の兄弟はドリュー達を脅して馬を奪って逃げてしまうが、途中で強盗団に襲われ縛り首にされていた。残ったドリューとジェイク(ジェフ・ブリッジス)は強盗団の一部と闘うが、ドリューが金を隠し持っていたことから奪って逃げる。 再会したドリューは奪った金を返せとジェィクに迫る。 ストーリー的には単純なようだが、けっこう色々な事件を含み悲劇の場面もある。この2人のコンビがどの様な決着を付けるかというところはラストシーンでなくてはわからない。 市川崑の「股旅」とよく似た若者達の描き方。

  • 鑑賞日 2018/7/21

    明日に向かって撃てのタッチ

    「明日に向かって撃て!」をもっと若くして、もっと苦くした感じのテイスト。友情と裏切りの繰り返し。この作品が印象にのこるのは、絵が美しいからだ。構図が見事だからだ。無残な青春の彷徨であるにも関わらず、品格をもってカメラが迫る。 ラスト、新しい仕事?を見つけてタッグを組む二人はそのままブッチ&サンダンスにかぶってくる。ロバート・ベントンの演出もストイックだ。

  • 鑑賞日 2018/6/23

    佳作

    もう一つの「明日に向って撃て」のような作品。西部に向かう荒野での若者たちの生き様が描かれている。説明場面はほとんどなく、ほとんど若者たちの会話で、ストーリーが進んでいく。ラストシーンも「えっ」という終わり方だが、あとの展開は見ている者に丸投げされている。アメリカン・ニューシネマの隠れた名作のひとつ。

  • 鑑賞日 2018/6/9

    腐れ縁の青春

     72年製作とはとても思えないぐらい現代感覚溢れる西部劇。いや西部劇というよりは、やはり青春映画と呼んだほうがよいだろうか。時代の閉塞感から逃れるべくあがく無軌道な若者たちのさすらいをテーマとしていて、監督のロバート・ベントンがかつて脚本を担当した「俺たちに明日はない」に共通するものを感じる。  敬虔なメソジスト派クリスチャンで何とか徴兵から免れようと街を出ることを決意した若者ドリュー(バリー・ブラウン)が主人公。相棒となる悪ガキ軍団の兄貴格が影の主人公というべきジェイクで、キャリア初期のジェフ・ブリッジスが演じている。  真面目な性格のドリューと、生き抜くためには何でもやるジェイクの対照的な二人のロードムービー。盗みや強盗を繰り返しながら西を目指す若者たち。道中で様々な事件に遭遇しながら、そのたびに喧嘩や仲直りを繰り返している。しかし無法地帯とも言える西部では常に命懸けであることを思い知ることになる。徐々に減っていく仲間たち。それでもジェイクとドリューは最後まで旅を伴にするが、ドリューの裏切り(金隠し)を見て取ったジェイクが切れる。二人の仲もこれまでかと思われたラスト、処刑される寸前のジェイクを嫌々ながらも助けてしまうドリュー。二人の腐れ縁のような関係が、しかしよく納得できるのである。南北戦争という時代の荒波を乗り切るには、時には荒っぽい生き方もしなくてはならない。最後の最後でやっと頼れる仲間となった二人は、伴に大人としての一歩を踏み出すのだ。仲間の少年が射殺されるシーンなどもあるけれど誰も悲しまない。乾いたその感覚が南北戦争時代の西部をリアルに再現していた。これもアメリカン・ニューシネマの隠れた一作なのだろう。

  • 鑑賞日 2018/6/8

    ブッチとサンダンスの出会い

    ◎ パターン化された西部劇とは違い、全く先の読めない展開が楽しませてくれる。ただ『夕陽の群盗』というタイトルだけは何を指しているのか不明で、大きなマイナス点だ。 ◎ 悪ぶってボス面しているが、いざとなるとさっぱりのジェフ・ブリッジスの人物造型が面白い。育ちの良さが隠せないバリー・ブラウンとのコンビが絶妙だ。名作『明日に向って撃て!』のブッチとサンダンスの若き日を描いた『新・明日に向って撃て’』という作品があったが、この『夕陽の群盗』の方がそれにふさわしい。2人が銀行に押し入るラストのストップモーションが効いている。

  • 鑑賞日 2018/6/10

    青年たちの彷徨

     南北戦争を背景にしているが、70年代初めの泥沼化したベトナム戦争からの脱走や徴兵拒否などが影を落としているように思われる。アメリカン・ニューシネマ時代終期のウエスタンなので、ヒーロー然とした人物は登場せず普通の青年たちの悪戦苦闘ぶりが描かれる。犯罪はしないと誓ったはずのドリューのラストシーンの行動がどうしてなのか、説明がないのでよく分からなかった。

  • 鑑賞日 2018/6/9

    朱に交われば赤くなる

    敬虔なメソジストの両親に育てられた青年になろうとする少年が兵役を逃れて逃走する。兄が戦死しているので両親が逃す。この頃のアメリカのシステムってどうなってるのだろう?逃げた街で知り合った少年盗賊団のボス、ジェフ・ブリッジスと共に悪事を重ねて行くロードムービー。 途中でいろんな人達と出会うが食い詰めて西からやってきた夫婦ものが哀しい。夫は妻を買えと少年達に迫る。1人2ドル。メソジスト少年はやらない。一番年少の男の子はパイを盗もうとして撃ち殺される。一団から抜けた兄弟は吊るされてしまう。 ジェフ・ブリッジスとメソジストが銀行強盗に入るストップ・モーションで映画は終わる。 まんまブッチ・キャシディとサンダンス・キッド。

  • 鑑賞日 2018/6/8

    ジェフ・ブリッジスの初期主演作品。 西部劇を舞台にした青春群像といったところだが、こう娯楽性が無いと退屈極まりない。やはり西部劇はエンタメに徹してくれないと。 監督はロバート・ベントン。この監督デビュー作の後に何本か観た作品があるが、どれもピンとこない印象が残っている。

  • 鑑賞日 2017/7/14

    悪い仲間。

    原題はシンプルに『悪い仲間』。副題を付けるなら「または如何にして敬虔なメソジスト信者だった私が西部の強盗になったか」。 比較的寡作なロバート・ベントンの初監督作。南北戦争の時代に徴兵を逃れ悪童たちと徒党を組んで西部に向かう若者を待ち受けるのは予想以上に過酷過ぎる現実。 空威張りをするが実はイケてない若者たちの頭目を演じる若きジェフ・ブリッジスが、小悪党ながら人間味があっていい味を出している。 彼らから何でも奪っていく本物の悪党たちの中に、アルドリッチの「ロンゲスト・ヤード」で鬼看守をやっていたエド・ローター(当時はエドワード・ローター)がいた。

  • 鑑賞日 1974/3/6

    「俺たちに明日はない」の脚本家、ベントン監督デビュー作。

     ジェフ・ブリッジスの初期の、辛辣な西部劇。

  • 鑑賞日 1974/10/16

    ロバート・ベントンの傑作

    1974年10月16日に鑑賞。高知・名画座にて。2本立て。同時上映は「空中大脱走」。 ロバート・ベントンの傑作である。