PROGRAM

放送作品情報

海辺のポーリーヌ

PAULINE A LA PLAGE 1983年 フランス / 95分 ドラマ

避暑地を訪れた15歳の少女のひと夏の体験──巨匠エリック・ロメールの「喜劇と格言劇」シリーズ第3作
放送日時
2020年04月29日(水) 12:30 - 14:15
2020年04月29日(水) 深夜 00:00 - 01:45
解説

恋愛喜劇の巨匠エリック・ロメールが手掛けた「喜劇と格言劇」シリーズ全6作の3作目。海の避暑地を舞台にした軽薄な恋を、色彩と光の映像美で印象的に映す。ベルリン国際映画祭の監督賞と国際評論家連盟賞を受賞。

ストーリー

まだ恋を知らない15歳の少女ポーリーヌは、いとこのマリオンとノルマンディーの避暑地で無計画なバカンスを楽しむことに。海に近い丘の上に建つ空き家を借りた2人は、マリオンの元恋人でいまだ彼女に未練があるピエールと、その知人であるプレイボーイのアンリと出会う。マリオンはたちまちアンリに惹かれるが、アンリはキャンディ売りの娘ルイゼットを部屋に誘う。一方ポーリーヌもサーファーのシルヴァンと急接近する。

監督・脚本

エリック・ロメール

出演

アマンダ・ラングレ
アリエル・ドンバール
パスカル・グレゴリー
フェオドール・アトキン
ほか

字幕/吹替
字幕
掲載制限
なし
カラー/白黒
カラー
画面サイズ
ワイド画面
HD
※【ザ・シネマHD】にご加入の方は、
HD画質でご覧頂けます。

オススメキーワード

  • 鑑賞日 2019/9/4

    悪くない

    フランス映画らしい 理屈の説明と尻切れな感じはあるが どこにでもあるような風景で それほど押し付けがないため すんなり観れる

  • 鑑賞日 2019/6/17

    自分が完全にピエールとシンクロしすぎて、観てて辛かった。 とともに、俯瞰でわからせてくれて、エリックロメールありがとうと言いたい。 口は災いの元。それはピエールにせよ、アンリにせよ同じだが、個人的にはアンリにもっと強烈な罰が降ってほしい気がした。 にしても、女性がヤリチンを好きになるメカニズムがなんとなくわかったし、ポーリーヌがピエールに説教するシーンは身につまされる思いで 「ごめんね、ポーリーヌ」ってなった。 「自分が世界の中心にでもいると思ってるの?」って、自分の人生だからそう思っても仕方なくね?ってムキになりそうになったけど、いやはやそれだけ普遍的な話なんだなと思った。 ことの真相を知った時に一度だけポーリーヌの顔にゆっくりズームするシーンがたまらない。 映像が美しすぎてたまらない。 フランスの陽の光はなんて美しいのか。 ベチャベチャの浜辺はロケ地的にどうなんだとも思ったが、夏の始まりを肌で感じる季節にまた見返そうと思った。

  • 鑑賞日 2019/5/12

    ひと夏の経験

     ポーリーヌとマリオンが従妹同士であるという設定がまずは絶妙だ。姉妹では少々鬱陶しくなるだろうし、友人同士ではこれまた薄味になりがちだ。ちょっとおませな少女が恋のあれこれを相談したり、議論をふっかけたりするのには歳上の従姉というのはちょうど良い距離感だと思う。  夏休みを避暑地で過ごすポーリーヌの親代わりに面倒を見ることになるマリオンは、離婚歴もあり、それなりに恋愛に関しては経験豊富な女性。そんな大先輩(?)のマリオンに恋のあれこれを訊ねるポーリーヌ。  少女以上大人未満(15歳)の女の子の視点で捉えた大人たちの恋愛騒動の様子ををこの監督らしい淡いタッチで捉えた小喜劇。  海辺だから当然二人は水着姿で画面の中を動き回っている。二人とも美形でスタイルも良いとなれば、フランス男が放っておくわけがない。マリオンの昔の恋人ピエールや自称学者だけど遊び人にしか見えないアンリらが、甘い蜜に吸い寄せられるようにして二人に、というかマリオンに纏わりつく。 その様子を傍で眺めつつ時に男たちや従妹を批判したり、羨ましがったりするポーリーヌのひと夏の体験記。実に他愛のない話だけれど、彼女、彼らが繰り広げる自然な会話には恋のあれこれが凝縮されていて、思わず耳をそばだててしまう。  マリオンを遊び人アンリに盗られ、終始不機嫌顔のピエールと、飄々とした態度で女を漁るアンリという対照的な男たち。そんな大人たちの恋に触発されたのか、ポーリーヌも地元の少年といい感じに。大人と若者の恋のから騒ぎの水彩画のようなスケッチだけど、会話の中身は意外とドスンとお腹に響いてくるのだ。

  • 鑑賞日 2013/3/10

    お国柄

    性差や年齢差に関係なく自らの心情を臆面もなくさらけ出し、顔を合わせば恋愛談義に花を咲かせる饒舌な登場人物たちを観ていると、日仏のお国柄の違いといったものをヒシヒシと実感する。 そんなフランス人気質がストレートに伝わってくる物語とともに、名手N・アルメンドロスによる瑞々しい風景描写や、A・ラングレをはじめとした俳優陣の役にはまった好演、そして、ローバジェットを逆手に取ったE・ロメールならではのこなれた語り口が光るフレンチフィルムだった。

  • 鑑賞日 2018/6/19

    ピエールの気持ちわかるわぁ

     夏のノルマンディに集まった、世代も性格も異なる男女6人の恋の駆け引きを、主に会話劇で描くというだけの話なのですが、これだけのことにもかかわらずとても面白かったです。最初の30分は、ただそれぞれの恋愛観をのべるだけで、「気取った映画だなぁ」としか思えなかったのですが、それぞれのキャラクターが本性を現すと、ぐんぐん話に引き込まれていきます。まるで、もともと脚本が無く、登場人物を演じる役者が、ただ自由に動き回っている様子をカメラに収めているだけかと錯覚するような自然さです。  話を動かしていく役割を担うのは、チョイ悪オヤジのアンリと、ピエールと言う青年になります。アンリがなかなかのすけこましで、出てくる女に片っ端から手を出そうとします。彼は浮気がばれそうになった時、我が身可愛さでその場しのぎの嘘をつくのですが、これが真実を知らなければポーリーヌやマリオンを傷つけることがないんだ、と言う上手い構造になっているのですね。そして、マリオンに振り向いてもらえずフラストレーションのたまったピエールがその事実を明かしてしまい、実際に浮気をしたアンリではなく、ピエールが全員の非難の矛先になってしまいます。  最終的にアンリは別の女から連絡が来て、あっさりノルマンディを去り、それに続いてマリオンたちも去ってしまいます。そして、ピエールは取り残されてしまうわけですが、この去り際こそ、その人の本当の恋愛観が現れているように思います。もう一度、最初に戻って口では何と語っていたのか確認したくなりますね。  マリオンを一途に想うピエールの気持ちは否定したくないのですが、彼の立ち回りの下手さは擁護しがたいところがあります。女をたぶらかして勝ち組になる奴もいれば、恋愛感情に支配されて損な役回りを負う奴もいる。その一筋縄でいかなさが、ポーリーヌの目を通して見事に描かれていたと思います。

  • 鑑賞日 2018/6/21

    15歳のポーリーヌは美しい従姉と海辺の町にバカンスに来る。 大人の三角関係に、少女が普通に関わって議論に参加もするんだからフランス人は早熟だ。 舞台は砂浜と別荘と優男アンリの家くらいだが、それでも人間関係が次々に変化して飽きさせない。 結構ドロドロなのだが、描写があっさりしていてむしろ清々しい。 アンリが完璧だという、従姉マリオンの抜群のプロポーションが説得力ある。 そのアンリのあきれる程の女癖の悪さ。言葉はもっともな事を言い、一見立派な大人に見えるのだが、やってる事はむちゃくちゃで最低というキャラで、全く悪びれない大人のずるさを体現。ついにはポーリーヌにも手を出そうと生足にキスする描写が強烈。 逆に従姉の元カレは、融通がきかずまるで少年のままで成長していない。この対比も面白い。 全ての真相を知っているポーリーヌには愚かな戯言でしかないはずの最後のマリオンの教訓。それを聞いて上げるという、大人たちの方が愚かで子供っぽく、最も大人だったのはポーリーヌであった。

  • 鑑賞日 2018/2/10

    15歳のひと夏の経験…なんだこりわ… なにもかもが可愛い。健康的なエロ。ありがとう。 気が付いたら私は夏のフランスにいました。 とりあえず全部夏のせい。

  • 鑑賞日 2016/5/28

    定期的な補給が必要な栄養素

    角川シネマ有楽町での“ロメールと女たち”この日5本目は、“喜劇と格言劇”シリーズ第3作「海辺のポーリーヌ」。この映画での教訓的格言は“言葉多きものは災いの元”です。 この映画を観るのは13年ぶり3回目。ノルマンディの別荘にヴァカンスにやってきた女子高校生ポーリーヌことアマンダ・ラングレを中心に、金髪美女の従姉アリエル・ドンバール、そのドンバールを誘惑しながら、ちゃっかりキャンディー売り娘とも寝ている女誑しの民族学者フェオドール・アトキーヌ、アリエル・ドンバールとヨリを戻したいと思いながら、彼女の気持ちがアトキーヌに向いているため切歯扼腕のサーファー男パスカル・グレゴリー(アトキーヌがキャンディー売り娘と火遊びしていることを、ドンバールに告げ口する“言葉多きものは災いの元”という格言を体現するのが彼です)、ポーリーヌと仲良くなるノルマンディの地元男子高校生のシモン・ド・ラ・ブロッス、という5人による恋愛模様という、人間関係は単純なお話なので筋立ては覚えていたものの、細部は忘れていたところもあり、少女ポーリーヌが妖艶な従姉と一緒にモン・サン・ミッシェル見物に行く場面は忘れていました。 ロメール映画は、2~3年に1回は、定期的に観直したい映画で、あの自然豊かな空気感の中で繰り広げられる、人間的な、あまりにも人間的な、恋愛模様や葛藤劇は、たとえ結末が皮肉に満ちたものであろうと、わたくしには元気を与えてくれる栄養素みたいなものなのであり、定期的な補給が必要なのです。わたくしたち映画ファンには、定期的に栄養補給しないといられない、それぞれ特有の栄養素があるのですが、わたくしの場合、その最たるものはマキノ雅弘で、マキノ映画は年に数回の補給が必要なほか、フォード、ホークス、ルノワール、成瀬、小津など、たくさんいる中の一人がロメールなのです。

  • 鑑賞日 2016/8/30

    うっとうしい会話

    フランスの映画はこんな感じだったか?会話がうっとうしい。 何を言いたいのか、謎かけのようなやり取りで日常会話が展開されて、??? ケツの軽い女として二人共描かれているが、女性差別では無いかと思うぐらいの表現。 二人共、すぐに足を開いていくのには抵抗を禁じ得ない。突然プツンと終わるカットアウトの終わり方は綺麗だった。

  • 鑑賞日 2016/8/25

    大人たちがまるで子供のよう

    海辺のバカンスでの恋のドタバタを、いかにもフランス的なセリフのやりとりときれいな景色で、滑稽にならずに粋に描いた愛すべき作品だ。大人たちがまるで子供のようで、2人の未成年が一番大人のようだ。

  • 鑑賞日 2016/7/28

    男女6人夏物語

    従姉と二人でノルマンディの別荘に休暇にやってきた15歳のポーリーヌと彼女たちを取り巻く男女、総勢6名による避暑地の出来事である。ポーリーヌと地元の若者との愛、従姉と旧友の男性との愛、そのどちらもが女好きの民俗学者アンリのついた嘘により悲恋となるのだが、じめじめした印象よりカラッとした印象が強いのは開放的なセックス描写のおかげである。 別荘の門扉を開けるオープニング、そして門扉を閉めるエンディング。いかにもひと夏の短い恋を表現しているようでオシャレな印象。今でも愛している昔の恋人にウィンドサーフィンを教える青年が彼女の腰に手を回し手取り足取りとなるのだが、女性はとうに冷め切っておりやおら彼の手を振りほどいてポーリーヌにバトンタッチする場面が切ない。古今東西の男という生き物は、例外なく未練がましいということなのか。

  • 鑑賞日

    夏の終わり

    夏の終わりのノルマンディーの海辺を舞台に、15歳の少女ポーリーヌを含む6人の登場人物の恋愛騒動を描いた作品。ロメールの「喜劇と格言劇集」の第三作。冒頭のクレジットにネストール・アルメンドロス(撮影)の名前があり、期待が高まります。 15歳のポーリーヌ(アマンダ・ラングレ)は、若く美しい従姉マリオン(アリエル・ドンバール)と、夏の終わりのひとときを楽しむため、ノルマンディの別荘にやって来る。マリオンは夫との離婚手続き中で、新しい恋を求めている。海辺に出かけた二人は、昔マリオンのボーイフレンドだったピエール(パスカル・グレゴリー)、バツイチの民俗学者アンリ(フェオドール・アトキン)、ポーリーヌと同世代の少年シルヴァン(シモン・ド・ラ・ブロス)らと出会う。彼らにキャンディ売りのルイゼット(ロゼット)を加えた6人の登場人物の数日間の恋愛騒動の行方は…。 う~ん、夏の終わりですね~ 6人の中で、何と言っても曲者なのは、民俗学者というふれこみの中年男アンリです。新しい恋を探しているマリオンは彼に夢中になってしまうけれど、アンリはキャンディ売りのルイゼットともいい仲に。さらにアンリは、眠っているポーリーヌのむき出しになった足を見ると、ついフラフラと(15歳の少女の)足に口づけしてしまう始末です。目を覚ましたポーリーヌが驚いて、アンリを蹴飛ばす場面は痛快でした(笑)。 マリオンは輝くようなプロポーションと美しさを持て余すかのように、新しい恋を求めてアンリに熱を上げるけれど、アンリにとってはただの遊びの恋。一方、元彼のピエールはマリオンを一途に愛しているけれど、マリオンは全くその気はなし。うまくいきませんね~。ポーリーヌは同年代のシルヴァンと恋に落ちますが、シルヴァンはアンリの浮気の罪を着せられて…。キャンディ売りのルイゼットが寝た相手が、アンリなのかシルヴァンなのかでひと悶着が起きます たわいない日常的な描写の中に、人生のいろいろな側面が見えてくる不思議な味わいの作品です。夏が去り、実りのないヴァカンスも終わりを告げる。マリオンはポーリーヌに、お互いにとって幸せな夏の恋だったということにしようと結論づけて車を出発させる。「それでいいよ」と答えるポーリーヌは、この数日でぐっと大人っぽく綺麗になっていました。 ロメールの作品はいつもそうみたいですが、この作品も最小限のスタッフと機材で作られたそうです。本作のアルメンドロスのカメラは固定が多く、紫陽花の咲き乱れるお庭や、朝の陽の中の窓辺のポーリーヌなど、大変美しいです。照明はほとんど使っていないそうなのですが、驚きです。ロメールとアルメンドロスが唯一衝突したのはフレームのサイズで、ロメールは1.33が好きなのですが、アルメンドロスは正方形に近すぎるの好きでない。1.66の方がずっと好きなのだそうです。しかも映画館の99%は1.33用の映写設備がない。そこでロメールは1.33でも1.66でも適用するように二重のフレームを使うことに気をつかったそうです。 映画で一ヶ所、とても長い後退移動撮影があります。キャンディ売りのルイゼットとピエールが歩きながらしゃべるのを前からとらえた後退撮影ですが、最小限の機材での軽装備の撮影だったので、後退移動用のレールも持っていなくて、撮影隊が雇っていた家政婦さんが乗ってきていた2CV(シトロエン)を使って即興で後退移動を行ったそうです。運転したのは、その時出番がなかったアンリ役のフェオドール・アトキンだとか(笑)。こんな撮影、楽しそうですね。 ロメールはほとんど後退移動をしないし、ましてこんな長いシーンは初めてなので、とても恐れていたそうですが、ラッシュを見た時大喜びしたそうです。 (以上、アルメンドロス談) ぜひご覧ください。

  • 鑑賞日 2016/6/30

    この夏の出来事は貴重な経験となる

    ❶15歳の主人公、ポーリーヌ(15歳のマンダ・ラングレ)が実にしっかりしている。 周りの大人たちも、未成年の彼女を子供扱しない、性から遠ざけない。 個人の人格を認めているということなのだろう。 そのせいなのかどうなのか、「浮気(良く言えば自由恋愛)」に関しては実に寛容だ。 いや、寛容すぎて、小生にはついていけない。 まあ、それがフランスという国なのだろう。 ➋ストーリーは、ポーリーヌが、離婚したばかりの従姉のマリオン(アリエル・ドンバール)に連れられて、やってきた避暑地ノルマンディーの海辺の別荘で過ごした、ひと夏の経験談といったところ。 深刻な話は皆無で、皆、自分中心の生活を自由に楽しんでいる。 あんな生活なら、誰もが長生き出来そうである。(笑) ➌ポーリーヌが本当の大人の恋を知るのは、まだ先になるが、この夏の出来事は貴重な経験となる筈である。 ❹男性にとっては、水着やヌードが沢山登場するのが嬉しい(笑)。

  • 鑑賞日 2016/6/9

    15歳の少女ポーリーヌが従姉マリオンと避暑地で過ごす夏休みの間に、そこで目にした大人の男女の恋愛模様を通して大人への階段上っていく。複数の男女が入り乱れての駆け引きや、腹の探り合い、自分の想いが上手く伝えられない、伝わらないもどかしさ、など日常のありふれた風景ではあるのだが、どのキャラクターも微笑ましい。不思議なのは、一番悪そうなプレイボーイタイプのアンリがそれほど嫌な奴には見えない事。自分の情事を隠す為に、マリオンの幼なじみピエールやポーリーヌのボーイフレンド、シルヴァンを出汁に使ったりするのだが、全くわるびれたところがなく堂々としていて憎めない。そんな狡賢さも含め自由恋愛を謳歌する彼の生活スタイルに憧れ恋する女性が結構多いというのは男としては羨ましい限り。モテル男が浮気をするのは女性も自然と認めてしまう(諦めてしまう?)ものなのだろうか。

  • 鑑賞日 2015/1/9

    相変わらず、フランスは恋!

    ロメ―ルは男も女も大好きなんだろうな。燃えるように広がる恋心も、たまに吹く風で吹き飛んでしまうこともあるし、逆にもっと火が広がることもある。 バカンスに訪れた従妹同士が、その地の男たちとつかの間の恋に落ちる。ロメールのよくあるパターン。今回は、まだ10代で男をさほどしらない少女と、離婚経験のある自由奔放な女。それを囲む男3人。誰もが自分なりの恋の哲学を持っている。経験の少ない少女でさえも。フランス映画らしい。 とは言え、観ていて思うことは、やっぱり基本的には人間は誰でも自分中心であること。人のためを思いつつも自分のため。自分が満足できれば、それを相手に納得させる。人間関係はそうやってなりたっている。それが少しでも崩れるとそっぽ向く。なんてわがままだ。 冒頭の言葉、「言葉多すぎるは、おのれを傷つけるものなり」(クレチアン・ド・トロワ)通り。みんな自分に都合のいいことを言ったり、平気でいろんなことを語る。それは最終的に自分を苦しめていく。 とはいえ、男も女も、そして社会全体はそんなものなのでしょう。笑

  • 鑑賞日 2013/9/16

    子供な大人たちの恋愛観

    年の離れた従妹のマリオンと、海辺の別荘にヴァカンスにやって来た15歳のポーリーヌ。この数日間で彼女がどれだけ成長するか・・・ではなく、彼女の周囲の大人がどれほど子供なのか・・・という物語。別荘の庭に咲き誇る紫陽花をはじめとする、ノルマンディーの風景が美しい。 マリオンを一途に(自分勝手に)想い続けるピエール、妻子がありながら様々な女性と火遊びをするアンリ。そのアンリにのぼせ上ってしまうマリオン。大人たちが身勝手な恋愛模様を繰り広げる中、一番大人の対応を見せるのは、ポーリーヌが知り合いになった少年シルヴァンではないだろうか。ポーリーヌと“イイ線”まで行きながら一線を越えない思慮深さ(単に勇気がなかっただけかもしれないが・・・笑)と、浮気したアンリが咄嗟にマリオンにつく嘘に、空気を読んで対応したり・・・。それなのに、少女特融の潔癖さで、嘘をついたシルヴァンを許せないポーリーヌに愛想をつかされてしまう可愛そうな役回りだ。 面白いのが、大人たちが皆、ポーリーヌをあからさまに子供扱いしないこと。彼女に自分の恋愛観を真剣に話したり、時には相談に乗ってもらったりしている。しかし元を質せば、自分の恋愛観の正当性を、経験の浅いポーリーヌに吹聴して悦に入っているだけなのだ。やはり、ここに登場する大人たちはどこかしらポーリーヌやシルヴァンよりも子供だ。 ロメール監督の描くロマンスはいつもどこか冷めている。そしてどこか理屈っぽい。それが監督が思い描くロマンスの形なのではなく、世の中にはそんな恋愛しかできない男女が多いということだ。ポーリーヌがこのヴァカンスで学んだことはきっとそんなこと。いつか彼女が、理屈抜きの本当の恋が出来ることを心から願う。

  • 鑑賞日 1986/7/31

    初めてのエリック・ロメール

    1986年7月31日に鑑賞。大阪・三越劇場にて。ロードショーだが2本立て。同時上映は「やさしい女」。 初めて観たエリック・ロメールの映画。大傑作である。この何げなさがすばらしい。以後、ロメール作品は必ず観ています。

  • 鑑賞日 1997/8/19

    つまらなかったです。

    年頃の少女達のひと夏の恋。そんな感じですかね。 最初から最後まで私にはつまらなかったです。