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PROGRAM/放送作品
俺たちフィギュアスケーター
史上初?!男子ペアが氷上を舞う。フィギュアスケート界を舞台にしたお馬鹿な痛快スポ根コメディ
フィギュアスケート界を追放された二人が史上初の男子ペアで栄光を取り戻すまでを描き、全米大ヒットを記録したお馬鹿な痛快スポ根コメディ。主演は『サタデー・ナイト・ライブ』出身のウィル・フェレル。
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COLUMN/コラム2016.04.16
ファミリー・アゲイン/離婚でハッピー!?なボクの家族
9歳のバースデー・パーティーの最中に、父(リチャード・ジェンキンズ)と母(キャサリン・オハラ)が大ゲンカをした末に離婚するという衝撃的な経験を持つカーター(アダム・スコット)。だが彼はそんなトラウマを乗り越え、両親と関わることを避けながら現在はレストラン経営者として充実した日々を送っていた。 そんなある日、弟のトレイ(クラーク・デューク)から「ガールフレンドと結婚するから、式には両親を呼んでほしい」と頼まれてしまう。激しく動揺したカーターが、悩みを相談しようと向かった先は、両親の離婚直後に熱心に話を聞いてくれたドクター・ジュディス(ジェーン・リンチ)だった。 しかし当時はセラピストだと思っていた彼女は実は研究者で、カーターとの会話をネタにしてベストセラー本「離婚家庭の子どもたち(Children of Divorce)」を出版していたことが発覚。おまけに現在はそれぞれ別のパートナーがいる両親が何故かヨリを戻してしまい、カーターのストレスはピークに。遂にはガールフレンドのローレン(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)との仲もギクシャクしてしまい …。 日本の離婚率は年々上昇していて、現在は約3割にまで達しているという。でもアメリカにはまだまだ及ばない。あの国では2組に1組が離婚しているからだ。 ダスティン・ホフマンとメリル・ストリープが、裁判で子どもの養育権を争う元夫婦に扮した『クレイマー、クレイマー』(79年)は公開当時、<家族の最新の形を描いたドラマ>として大いに評判になったものだった。でも昨年公開された『ジュラシック・ワールド』『ヴィジット』『ヴィンセントが教えてくれたこと』といったハリウッド映画に登場した子どもたちは、いずれも母親だけと暮らしている設定である。今やアメリカにおいては離婚家庭の子どもの方がデフォルトなのだ。 だからといって、彼らがこうした境遇を平然と受けとめているなんてことはありえない。子どもにとっては両親の離婚は精神的な打撃であり、その後の人生観に重大な影を落としている。 そんな重大な影を落とされた典型例が、『ヤング・アダルト・ニューヨーク』(15年)がこの夏に日本公開されるノア・バームバックだ。<大人になりきれない大人>を描かせたら右に並ぶ者がいない映画作家である彼の根底には、幼少期の両親の離婚が横たわっている。『イカとクジラ 』(05年)や『マーゴット・ウェディング』(07年)といった作品は、いずれも両親に振り回された少年時代の想い出をベースにした半自伝作だ。模範とすべき大人の姿を間近に出来ずに育ってしまった子どもは、成長してもなかなかしっかりした大人になれずに、もがき苦しむ。バームバックはそうした自分にとっての現実を執拗に物語にし続けているのである。 『エレクトラ』(05年)や『ジ・アメリカンズ』(13年〜)といったアクション/スリラー系の脚本家として知られているスチュアート・ジマーマンの初監督作であるこの『ファミリー・アゲイン/離婚でハッピー!?なボクの家族』もまた、こうしたアダルト・チルドレンの姿を描いたビターなコメディだ。彼のいつもの作風とかけ離れていることには理由がある。本作もまたバームバックの諸作と同様にジマーマン自身が、弟の結婚式の準備中に両親とモメた実体験をベースにした半自伝作なのだ。 両親のエキセントリックさを糾弾し、自分こそが一番マトモな人間だと主張していたカーターが、本当は自分が離婚に傷ついていたことを認めたくなかったことを悟るという展開は、だから説得力満点。脚本が執筆されると、2008年には「ブラック・リスト(製作が決定していないものの、優れた脚本が選ばれる業界内のリストのこと)」に挙げられ、複数の製作会社による争奪戦が繰り広げられたというのも納得だ。 そんな注目作において主人公カーター役に抜擢されたのがアダム・スコットだ。アメリカン・コメディ好きにとっては、ウィル・フェレル主演の『俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-』(2008年)やベン・スティラーの『LIFE!』(2013年)で憎まれ役を演じていた男として知られているかもしれない。でも本国での彼はコメディ・ドラマ『Parks and Recreation』(2009〜15年)のベン役で知られている人気俳優だ。 日本では遂に放映されなかったけど、『サタデー・ナイト・ライブ』の人気コメディエンヌだったエイミー・ポーラーと、『セレステ∞ジェシー』(2012年)などへの出演で知られるラシダ・ジョーンズが中心となったこのドラマはもはや伝説となっている。というのも、あのクリス・プラットをはじめ、オーブリー・プラザやニック・オファーマン、そしてアジス・アンサリといった現在のコメディ界のVIPがブレイクしたのがこの作品だったからだ。 そんな錚々たるメンツの中でアダムが演じていたベンは、主人公であるエイミーと恋に落ちるナイス・ガイ・キャラ。逆に言えば、『Parks and Recreation』で築き上げた圧倒的な好感度の高さがあるからこそ、演じる俳優によってはアブない人に見えてしまう危険性があるカーター役を任されたのかもしれない。 本作を既に観ている人なら、これで気づいたはず。大スターであるエイミー・ポーラーが、父の後妻役という端っこの役で登場して、やたら楽しそうに奇人変人キャラを演じているのも、そんな彼女に向かってアダムが「こんな関係じゃなかったら、俺たち良い友達になれたかもしれないよな」と語りかけるシーンがあるのも、一種の楽屋オチなのだ。 またアダムと彼の弟トレイに扮したクラーク・デュークのコンビネーションの良さにも注目してほしい。学園コメディ・ドラマ『GREEK〜ときめき★キャンパスライフ』(07〜11年)や『キック・アス』(10年)で注目されたクラークは、『オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式』(10年)ではチェヴィー・チェイス、『ジャックはしゃべれま1,000』(12年)ではエディ・マーフィというコメディ・レジェンドたちと渡り合った実力の持ち主。『オフロでGO!!!!!タイムマシンはジェット式2 』(15年)ではアダムとリユニオンを果たしているので、そちらも是非チェックしてほしい。 女優陣に目を移してみよう。メイン・ヒロインのメアリー・エリザベス・ウィンステッドや、『glee/グリー』のスー先生ことジェーン・リンチもそれぞれ好演しているけど、個人的にはチョイ役で登場するジェシカ・アルバの演技が興味深かった。彼女が演じているのは、カーターと同様にドクター・ジュディスの研究対象だった離婚家庭の元子どもであるミシェル。父親くらいの年上の男としか付き合えないという明らかに病んでいるキャラが妙にハマっている。 アクションやSFといったジャンルの大作映画では、セクシーで強い女を演じ続けているジェシカだけど、エイミー・ベンダーの『私自身の見えない徴』を映画化した『ジェシカ・アルバのしあわせの方程式』(15年)など、低予算のインディ映画ではたまに風変わりな文化系女子を演じることがある。そうした作品での演技が意外とイケてるので、そっちこそが彼女の真の姿なのではないかとか妄想してしまう。 映画内ではそんなエイミーとカーターが出会ってすぐに互いを理解しあう様子が描かれる。その姿はどこかもの悲しくも滑稽だ。それは二人とも結構いい歳なのに『A.O.C.D.(Adult Children of Divorce=離婚家庭で育ったために大人になりきれなかった子どもたち)=本作の原題である』でい続けているからに違いない。 © 2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
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PROGRAM/放送作品
ベイビーママ
全米初登場1位!米人気コメディエンヌが全ての女性に贈る、代理母出産を描いたハートフル・コメディ
米国の有名お笑い番組『サタデー・ナイト・ライブ』の脚本家で、映画『ミーン・ガールズ』の脚本も手がけヒットに導いた才媛ティナ・フェイが女優として主演。全米1位を獲得した、代理母出産を描くハートフル・コメディ!
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COLUMN/コラム2008.07.09
全米に続いて日本でも注目度上昇中の最先端コメディ集団“フラット・パック”の爆笑3作品がザ・シネマに到着!
コメディ・ファンは7月21日p.m.07:00からa.m.00:45、ザ・シネマから目が離せない。p.m. 07:00からの『俺たちニュースキャスター』、p.m.09:00からの『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』、p.m.11:00からの『アダルト♂スクール』、これら3本に共通するキーワードが“フラット・パック(Frat Pack)”である。 『ナイト ミュージアム』のベン・スティラー 『スクール・オブ・ロック』のジャック・ブラック 『俺たちフィギュアスケーター』のウィル・フェレル 『40歳の童貞男』のスティーヴ・カレル 『Gガール 破壊的な彼女』のルーク・ウィルソン 『シャンハイ・ヌーン』のオーウェン・ウィルソン 『ドッジボール』のヴィンス・ヴォーン という、7人の侍ならぬ“7人のお笑い”からなるフラット・パック。1950から60年代にはフランク・シナトラ中心の “ラット・パック(Rat Pack)”、1980年代には若手スター集団の“ブラット・パック(Brat Pack)”があったが、21世紀のハリウッドで大人気なのがフラット・パックだ。 全米興行ランキングでトップになっても、全米興収が1億ドル突破の大ヒットでも、米国のコメディが劇場公開されにくい日本。コメディ系スターの知名度はいつまで経っても上がらず、したがって彼らの次回作も公開されないという悪循環に陥っているが、むしろ本国ではコメディ系スターのブランド=フラット・パックが、面白かったとの観客の評判が彼らの次回作にも注目を集めるという、日本とは逆の現象を生んでいるのに! ここでは、駆け足だが、フラット・パックの魅力について語ってみたい。 まずフラット・パックの面々は、それぞれキャラが立っている。それを理解するのは彼らの各作品を見るほうが手っ取り早いが、ハイテンションのスティラー、ブラック、フェレル、普通っぽいウィルソン兄弟、ハイテンションも普通っぽいキャラもどちらもイケるカレルとヴォーン、彼らを組み合わせることで、只のバカ騒ぎに終わらない人間関係が描ける。『スクール・オブ・ロック』でのブラックのハイテンションとロックを学びだす子供たちのコントラストが分かりやすい例ではないか。キャラたちの対比があるからこそドラマとしての豊かさも生まれ、各作品を見ごたえあるものにしている。 またフラット・パックの映画にはいくつか共通項があり、それが“お約束”として機能する。 まず「パッと見一発で笑えること」。いい大人が子供の遊びに熱を上げる『ドッジボール』、どう見てもモデルに見えないスティラーがスーパーモデル兼スパイに扮した『ズーランダー』など、分かりやすくてとっつきやすい。 また、「“大きな男の子”の感性」も大事だ。大人になった男たちが学生クラブごっこを始める『アダルト♂スクール』や、40歳まで童貞を守った男性が主人公の『40歳の童貞男』など、思春期の男の子のように“モテたい!”と願うキャラたちは、誰もが共感できるはずだし、彼らの成長を祈りたくなる(TVであまりシモネタを見られないという米国のお国柄もあるが)。 そして「やんちゃなまでのヒーロー志向」。中でもフェレルやスティラーが得意とする役どころだが、フラット・パックの映画では、自分をヒーローだとカンちがいした主人公が一度挫折し、復活するパターンが多い(『ロッキー』世代だからか)。その前向きさも、見る者を元気にする。 そしてフラット・パックの7人は、上は1962年生まれのカレルから下は1971年生まれのルーク・ウィルソンまで、いずれもこの年代生まれ。だから各時代の“あれはカッコよかった・カッコ悪かった”“あれは笑えた・感動した”というセンスを共有している。自分たちが好きなモノにこだわる大人って、サマになるならチャーミングでカッコいいぞ。 一方、フラット・パックは只のお笑いスターの集まりではない。スティラーは監督やプロデューサーも、O・ウィルソンは脚本もこなす知性の持ち主だし、若いクリエイターやキャストと組んで新しいものを生み出そうという気概もある。今やハリウッドではフラット・パック人脈は拡大中だ。フラット・パックとの共演が多いドリュー・バリモアや、フラット・パックと関係ないが(ライバル?)戦略は近いと思わせるアダム・サンドラーなど、フラット・パックを中心に目を離せない顔ぶれは増殖中だ。 さて、今回放送の3作品だが、男女格差があった1970年代を懐かしがりながらもマチズモ(男性優位主義)を笑い飛ばす『俺たちニュースキャスター』、『天才マックスの世界』で注目された新鋭ウェス・アンダーソン監督の第2作だが、スティラーの赤いジャージ姿などフラット・パックらしさが強い『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』、Fraternity(男子学生クラブ/米国の大学によくある)を題材にしたことでフラット・パックというニックネームを生むきっかけとなった『アダルト♂スクール』と、多彩な作品がずらりと勢揃い。 日本でも昨年から今年にかけて、『ナイト ミュージアム』(スティラー、O・ウィルソンら出演)、『俺たちフィギュアスケーター』(フェレル主演)がヒットし、今夏からは『テネイシャスD 運命のピックをさがせ!』(ブラック主演、スティラー製作総指揮)、『俺たちダンクシューター』(フェレル主演)、『ゲット・スマート』(カレル主演)、『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』(スティラー監督・主演、ブラック共演)、『僕らのミライへ逆回転』(ブラック主演)が次々と公開される予定で、日本における“フラット・パック元年”になるかも? その前に、ぜひザ・シネマの本特集で予習しておこう!■
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PROGRAM/放送作品
ファミリー・アゲイン/離婚でハッピー!?なボクの家族
[PG12相当]お騒がせ家族に振り回されるマジメ青年…離婚がもたらす現代の問題を軽快に描くコメディ
原題の「A.C.O.D.」は「離婚によるアダルトチルドレン」の略。デリケートなテーマにユーモアやロマンスを多彩に絡め、家族の再生を前向きに描く。主人公と似た境遇の役でジェシカ・アルバもキュートな魅力を発揮。
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PROGRAM/放送作品
シスターズ
[PG12相当]大人になれないアラフォー姉妹がどんちゃん騒ぎ!人気コメディエンヌ競演の爆笑コメディ
人気コメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』出身のエイミー・ポーラーとティナ・フェイが抜群の相性を披露。お下劣なユーモアを交えて繰り広げるどんちゃん騒ぎが、やりたい放題すぎてスカッとする。