PROGRAM

放送作品情報

ブラック・サンデー

BLACK SUNDAY 1977年 アメリカ / 143分 アクション サスペンス

『羊たちの沈黙』のトマス・ハリスの原作をドキュメンタリータッチで描くアクション・サスペンス
放送日時
2019年12月14日(土) 10:00 - 12:30
2019年12月19日(木) 10:00 - 12:30
2019年12月19日(木) 18:30 - 21:00
2019年12月27日(金) 16:30 - 19:00
2019年12月29日(日) 06:00 - 08:30
解説

『羊たちの沈黙』の原作者トマス・ハリスのデビュー作を、『RONIN』のジョン・フランケンハイマー監督が映画化したアクション・サスペンス。テロの脅威を緊迫感たっぷりのドキュメンタリータッチで描く。

ストーリー

時は1970年代。イスラエル諜報機関エージェントのカバコフは、対テロ作戦の中で、米国を狙ったテロ計画の存在を知る。そのテロ組織は実行役に元米兵を勧誘していた。ベトナム戦争で捕虜となったその男は帰国後、妻の裏切りと世間の冷たい視線を浴び、復讐を思い立ったのだ。それは米国最大の娯楽、フットボールの最高峰スーパーボウルの観客を皆殺しにすることだ。祖国を恨む男と原理主義組織によるこのテロを阻止できるのか?

出演

ロバート・ショウ
ブルース・ダーン
マルト・ケラー
フリッツ・ウィーヴァー
ほか

字幕/吹替
字幕
掲載制限
なし
カラー/白黒
カラー
画面サイズ
ワイド画面
HD
※【ザ・シネマHD】にご加入の方は、
HD画質でご覧頂けます。

オススメキーワード

  • 鑑賞日

    PTSDのベトナム帰還兵が、

    パレスチナ・ゲリラに利用され爆弾テロリストと化す。これを追うイスラエル諜報員。007シリーズの荒唐無稽とは一線を画すアクチュアリティの高いスパイ・スリラー。爆弾テロの緻密な計画性にも驚かされる。 実は映画化前に原作を読んでいて、圧倒的に作り込んだ作風に魅力を感じていた。映画公開が見送られたときは残念だったし、試写をみた知人には自慢されて悔しかった。それだけ大きな期待を持って観たのだが、うーむ・・・フツーに面白い程度の仕上がりだなあ。 旬の映画というものがあります。その時代には面白くても、時を経ると興趣が失われる。しかし、時代を振り返る面白さは大いにあって、決して詰まらない映画ではありません。

  • 鑑賞日 2011/3/8

    讃!フランケンハイマー

    午前十時の映画祭 封切り直前に脅迫によって公開が見送られた経緯は今でも強烈に憶えている。DVDになっても、あの時の悔しさからか絶対に映画館で観てやると思い続けて35年が経ってしまった。テロリストへの共感も匂わせるなど、今の映画の作りと比べるともっさりしている部分もあるが、面白い映画を作るという心意気に溢れていたのが嬉しかった。

  • 鑑賞日 2017/9/10

    ポリティカルサスペンス映画

    日本では公開中止になった曰く付き作品。 70年代の雰囲気漂うポリティカルサスペンス映画ですね。カプリコン1とか。 ジョーズのロバートショウがイスラエルの特殊部隊少佐でパレスチナ難民でテロリストの美人女性とベトナム戦争帰りの傷痍軍人のマイケルの2人が飛行船に爆弾を取り付けてスーパーボールの試合会場に向けて飛ばすというテロ計画。 それをロバートショウが防ぐという話。 いわゆるたんなるサスペンスではなく、アメリカの干渉により生まれたパレスチナ難民問題、イスラエルの存在意義、アメリカという国への義憤などテロリスト側にもきちんとしたバックボーンがあるからこそ見ていて応援したくなる。 ラスト1時間近くはハラハラドキドキ。CGにはないスケール感のある映像が見どころ。 残念なのは、ラストあっさりテロリスト2人が撃たれて死ぬとこかな。マイケルは生き残り導火線に火をつけるけど阻止され爆死だし。あと最初の1時間ぐらいは少し眠気を催したかな。 あとびっくりしたのは電話口に爆弾が仕掛けてあってクローネンバーグのスキャナーズみたいに頭が吹っ飛ぶシーンはチープだけど過激で凄かった。

  • 鑑賞日 2017/8/31

    映像表現技術の限界が残念

    緊迫感溢れる秀作 特にテストとして農場の小屋で無数のダーツを爆発させて穴だらけになった光景からその後の展開に緊張を継続させる。 残念なのはクライマックスの映像表現が当時の技術の限界を感じる。 現在の技術を利用しての特別編ができればすごい作品に生まれ変わるかも。

  • 鑑賞日 2017/5/22

    この映画の特撮は、CGで手直ししたい。

       VHSレンタルから、30年ぶりのシネスコ・ハイヴィジョンでの鑑賞。       いつもCGをけなしてばかりいるのだが、この1977年作の「ブラックサンデー」のスクリーン・プロセスや爆発場面を見ていると、2017年のCGがあったらなと思わずにいられない。   厳しく言わせて貰えば、せっかくのクライマックスが、興醒めに近い。(飛行船とヘリコプターの実写部分はグッド。)   1976年公開の「ヒンデンブルグ」に比べても、特撮は格落ちかなぁ。    サスペンスに於いても、1973年公開の「ジャッカルの日」に劣る。   むしろクライマックス前の、マイアミ海岸での追走劇・銃撃戦に70年代の迫力を感じた。    「フレンチ・コネクション2」の味わいがあった。    人物描写では、ブルース・ダーンがベトナム後遺症である。ここはダーンの熱演もあり、かなり描き込んでいる。アメリカがベトナムで「敗北」した事もあり、1977年当時、アメリカ国民の心と肉体の傷はかなり深かったと推察される。     対するロバート・ショウは、なんとイスラエル人の設定。このあたり、パレスチナ側から見れば、かなり不快である。   映画の中でミュンヘン・オリンピックについて触れられていたので調べた。驚いた事に、12名の犠牲者(イスラエル・アスリート11名、警官1名)を出したこの事件の犯人はパレスチナ武装組織「黒い九月」である。    すなわち、この「ブラックサンデー」は実在の過激派組織、それもわずか4~5年前のテロ事件の首謀者の実名を使ったのだ。    このあたりに、この映画の不幸がある。     なお、期せずしてブルース・ダーンの2夜連続、「ふるえて眠れ」「ブラックサンデー」となった。 

  • 鑑賞日 2016/11/3

    懐かしい高校生時代の未公開映画

    懐かしく思い出した高校生時代の未公開映画だ。キネマ旬報で特集が組まれ、ジョンフランケンハイマー監督作品として公開を楽しみにして落胆したり、こんな事もあるのだと当時思った。

  • 鑑賞日 2016/6/20

    すごい!

    ジョン・フランケンハイマー、数ヶ月前に「フレンチコネクション2」でびっくりして、昨日「大列車作戦」でその職人芸に感服し、録っておいたこれを見たがものすごい力作だった。スーパーボール会場でのテロというのは知ってたし、当時爆破予告があって公開できなかったというのも知ってたが、見てびっくりだ。全然、反テロで描いてない。というかこちらが正義だと断定しない。むしろイスラエル、アメリカにこれでいいのか?!と問いかけてるのではないか? これってユダヤ資本は文句つけなかったのかな?イスラエルのロバート・ショウにアメリカ大使が「テロが起こるのはあんた達のせいだ」と断言してるのだが。まぁ、それを言ったらアメリカもイギリスも同罪だけど。 開巻、ベトコンの白黒記録映像でベトナム戦争で子供たちを殺した米兵が「この戦争は間違っている!」と告白する。次はパレスチナ側の拠点を攻撃する白人。徹底的に殺し破壊する。ただ一人の女だけは銃撃されない。畳み掛けるシークエンスで女がテロ組織「黒い9月」のメンバーだとわかり、パレスチナ側の拠点を襲ったのがイスラエル側の人間だとわかる。ここら辺の説明の上手さ!緊迫感をまったく損なわない。 パレスチナ「黒い9月」の「犯人」の女も、それを追うイスラエルの刑事?いや特殊捜査員か?も、パレスチナ側に与する米兵(例の白黒記録映像で告白した)も、皆それぞれの人生に絶望している。特に退役米兵に共感してしまう。国家って何なんだよ!ふざけるな!と。 そういう問題を娯楽映画の中にきっちり収めた職人芸に感服する。ジョン・フランケンハイマーさん、あなたすごいよ!

  • 鑑賞日 2016/5/22

    黒い九月

    1977年、脅迫により上映中止となった曰くつきの作品。ソフト販売後、ようやく「午前十時の映画祭」で劇場公開された。今回はDVDでの初鑑賞。スタジアムでのクライマックスまで、全編143分は結構長かったが、追う者、追われる者の姿がじっくりと綿密に描かれている。実在したテロ組織、黒い九月の女闘士ダリア(マルト・ケラー)と、ベトナム帰還兵マイケル(ブルース・ダーン)、彼らを追う秘密諜報機関のカバコフ(ロバート・ショー)の三人に焦点を当て、スリリングなドラマが展開する。 ベトナムでの過酷な捕虜生活から精神を病んでしまったマイケルの異常性が際立つ。無事生還できても、家族にも社会にも背を向けられた男の復讐の対象は祖国。アメリカ国民を殺傷する無差別テロを実行に移すまでの描写は丁寧過ぎるほど。PTSDを克服したかのように見えた男の、苛立ち、落胆、不安感…。同士となるダリア。励まし、時に戸惑いながら共闘していく二人の関係性もユニーク。大量殺戮兵器を作り、実験する過程もじっくり見せる。 冒頭、既にカバコフとダリアは顔を合わせている。この時見逃してしまったことで、最後まで手こずらされるカバコフの自責の念も半端なかろう。二人が再び顔を合わせてお互いを確認する短いカットは、感慨深いものがある。スタジアムでのクライマックスは、これまで長かった鬱憤を晴らすかのように、テンポよくスリリングな展開で手に汗握る。飛行船とヘリコプターを駆使した空中戦にはハラハラさせられた。宙吊りシーンもエキサイティング。満席のスーパーボウル会場の大パニックも圧巻。接近する飛行船の映像も迫力満点。まだCGのなかった時代だけに、これだけ見せてくれたら十分だろう。 これはやはり映画館で観ておきたかった作品だ。

  • 鑑賞日 2015/12/2

    テロルの時代を予告した超問題作。

    原作者のトマス・ハリスは「羊たちの沈黙」などで有名。 寡作だが作品のクオリティはいずれも高く名作ぞろい。「ブラック・サンデー」も 映画を観てから、本を読もうとしていたが、こんな歳になったしまった。 いつでも観られると思っても、意外に歳をとるのは早い。 しかも本作は62年のフランケンハイマー監督の「影なき狙撃者」を観ていると、 二重に楽しめる。本作では北ベトナム軍の捕虜となった米空軍パイロットが洗脳。 本国に送還されても人格破綻者の烙印を押され、妻からは敬遠され離婚に至る。 妻子を撮るカメラマンの長い影という象徴に、すべてを奪われてしまった。 一人のテロリストの誕生に濃厚なドラマをつけさせる。 同様に女性テロリストの人物造形にも入念な手がほどこされリアルさを増す。 病院のエレベーターの中での殺人は、 監督の大胆な省略で、アッと言わせる見事なもの。 大量殺戮という作品の核心を担うのは恐るべき新兵器だった。 8万人の競技場に飛行船を降ろして、360度で大口径の銃弾が大量発射される。 このアイデアだけでも、スーパーボール並み。 テロリストの時代をいち早く映画化した慧眼が光る。 全米が熱狂するスーパーボールの試合と恐ろしい殺りく兵器を抱えた飛行船の追跡、 クロス・カッティングで否が応でも緊迫感を高める。 フランケンハイマー監督の名人芸を堪能できる。

  • 鑑賞日 2015/12/20

    今こそ再見されるべき傑作

    マルト・ケラーの登場する冒頭から緊張感みなぎる。イスラエル情報部の容赦ない暗殺活動。シャワーを浴びていたケラーを見逃したロバート・ショー。無抵抗の女性を殺してはナチと同じと言う思いが彼の脳裏をよぎったのかも。 ベトナムの英雄がリハビリセンタのお役所仕事に怒り爆発。帰還兵の心の傷は今もある。「アメリカン・スナイパー」で描かれた様に。 ダーンとケラーがテロのテストを行う場面は「羊たちの沈黙」のトマス・ハリスらしい残酷さ。無数のダーツに穴だらけになった小屋は背筋が凍る。 何万人という観衆を背景にしたクライマックスはスケールが大きい。 ベトナム帰還兵とパレスチナのテロリストがスーパーボウルで大量殺戮テロを計画。テロリストが変わっただけで今も欧米社会はテロとの闘いの最中。欧米の空爆に弱者はテロで対抗。その構図は全く変わっていない。

  • 鑑賞日 2015/7/21

    Good Year 飛行船

    よく日本の上空でも見かけた、Good Year飛行船は、懐かしい。 1977年公開予定が未公開のまま延期されたとか。確かに最近のCGでは味わえない迫力のテロアクション。最後まで緊張してみた。

  • 鑑賞日 2015/1/3

    上映中止になったのも分かる気がする

      前半は手に汗握るし、ラストは何だかしょぼいしあっけないが、パレスチナ問題としての、題材の素晴らしさはある。  テロ側のマルト・ケラーらが何とか爆弾を持ち込もうとするのも良く出来ていたし、ロバート・ショウがイスラエルの諜報部員としてテロ側の人間を次々と始末していくのもイスラエルのやり方らしくて怖さがある。  今の911のテロに繋がるとも言えるのではないか。    この映画が脅迫されて上映中止になった時に、何だか一層観たいと思ったものだ。

  • 鑑賞日 2012/1/7

    一瞬たりともダレることなし

    大学生の息子と一緒に午前十時で「ブラック・サンデー」。TVでクライマックス部分は観たことがありましたが、マルト・ケラーがベイルート空港に到着し、街中を回ったのちに組織の隠れ家に到着するという冒頭から、一瞬たりともダレることのない展開に瞳が釘付けになりました。なるほどこれは面白いです。

  • 鑑賞日 2011/10/30

    久しぶりに興奮しました

    【午前10時の映画祭】PLO支持の過激派の爆破予告で劇場公開中止になった作品が遂に初公開。といってもDVD持っているけどね。久しぶりに観て、脚本がしっかりしていて演出がパワフルならばこれほど見応えのある作品になる、というのを実感しましたね。徐々に盛り上がっていくクライマックスは、久しぶりに興奮しました。今回観ることが出来て本当に良かったです。

  • 鑑賞日 1986/3/2

    キネ旬では、表紙にもなっていた・・・。

     公開中止・・。   1986年、VHSレンタルで初鑑賞。     シネスコをトリミングしたものだったろう。    2011年は、脅迫状は来なかったのか。  原作者のトーマス・ハリスは、「羊たちの沈黙」も書いている。    主演のロバート・ショウは、この作品の翌年の1978年に51才で急逝。     ボンドと戦い、鮫と戦った、あの筋骨隆々の男が・・。       あっけない、あまりに早い死であった。

  • 鑑賞日 1986/12/17

    長年未公開だった映画

    1986年12月17日、鑑賞。 劇場公開が中止となってから、未公開が続いていたので、ビデオでの鑑賞。 ジョン・フランケンハイマー監督の大作映画。 スタジアムを狙う飛行船が弩迫力。豪快な娯楽作であった。

  • 鑑賞日 1988/10/30

    劇場で観るべき映画

    1988年10月30日にVTR観賞。 アラブゲリラの報復テロを恐れて日本では劇場公開中止となった。劇場で観るべき映画である。

  • 鑑賞日 2011/6/9

    トマスハリス原作

    1977年に製作された作品だが、当時は公開する劇場を爆破するといった脅迫により未公開となった因縁のある作品。背景にパレスチナ問題があり、ミュンヘンオリンピックのテロから一連のテロ行為として公開当時はリアルな問題だったと言える。現在において必ずしもパレスチナ問題ではなく、テロ行為が世界で引き起こされる現実,そして911より遥か前に、客席が満員のスーパーボウルのスタジアムを飛行船で爆破するといったテロ計画を映画化したのは、驚嘆する。それだけ深刻で、ある意味現代にも通じているのかなとも思う。作品がイスラエル寄りなのは割り引いてみれば娯楽作としても1級品だ。

  • 鑑賞日 2013/5/25

    上映できなかった傑作

    自分の地元でも公開上映予定だったのが中止になったのを覚えている。劇場の爆破予告という今では信じられない理由があったわけだが。その後テレビ放映などもなかったため今回初鑑賞。 やはり後半のスーパーボウル自爆テロ編がテンポが良くて迫力もある。テロ側のマルト・ケラーとブルース・ダーンに対抗するイスラエル側のロバート・ショウの対決や、かなり無茶しているスタントなど、予定通り公開されたら傑作と評価されたことだろう。

  • 鑑賞日 2010/10/25

    大興奮

    上映を楽しみにしていたのに、突然の中止。当時の世相からすれば仕方がなかった。今回はDVDで鑑賞。2回目。ラストに向かう緊張感がたまらない。次は映画館で見たい。

  • 鑑賞日 2013/2/5

    中東問題は結局中に浮いたまま、そしてなんだかダリヤが救われない。 海に向けて打たれるライフルダーツが虚しさをかきたてた。 結局は勲章ばかりに囚われてしまうのかとも思うけど、国に裏切られたという思いが強いからこそ依存するんかな

  • 鑑賞日

    フランケンハイマーものとしては最高の部類。ロバート・ショウもなかなか渋い

    日本に於いてテロがあまり身近な存在でなかった頃の映画ですね。 しかしこのテロリストたちが何故このような行為に及ぶのか?というあたりのことが丁寧に示されていて、わかりやすく真実味がありました。 最後の飛行船とヘリコプターのやりとりは迫力ありましたよね。

  • 鑑賞日 2013/1/20

    音楽がいい!

    サスペンスとしては良質。イスラムとユダヤの関係と時代背景が分かってないと、イマイチ頭に入ってこないと思う。 最後のクライマックスは音楽がいい!緊張感がドンドン高まる。

  • 鑑賞日 2012/12/27

    ジョン・フランケンハイマーの傑作

    2012年12月27日に鑑賞。当日1000円。「第3回 午前十時の映画祭」にて。フィルム上映。1977年の本作が、2012年にやっと劇場で初公開された。パナヴィジョン・カラー。字幕:高瀬鎮夫。 ロバート・ショウ、マルト・ケラー(1948年生の設定)いいですね。ブルース・ダーン、スティーヴン・キーツ(ロバート・ショウの部下、病院で死)、ベキム・フェーミュ(マルト・ケラーの上司?情夫?「黒い九月」)もいい。 1967年11月12日ベイルート。ベトナム民主共和国(ビデオ・1967年2月16日)。ブルース・ダーン→6年間、北ベトナムの捕虜。クライド草津→日本人の過激派。クリスティ・マクニコルも出演している。 トマス・ハリスの原作も大傑作である。

  • 鑑賞日 2012/10/20

    サスペンス巨編

    当時、日本で公開されなかった時代を思うと重い

  • 鑑賞日 2011/9/26

    羊たちの沈黙のトマス・ハリスの処女作で、話としてはベトナム帰還兵の主人公が黒い九月と手を組んでアメリカに対してテロを企てるという内容。そこにそれを阻止しようとするイスラエルの特殊部隊が絡むという展開。 そもそもなんでベトナム帰還兵が祖国にテロを企てるかというと、祖国のためにベトナムへ死ぬ思いをして行ってきたのに(当時のアメリカは徴兵制)帰国してみると英雄どころか反戦運動の嵐で肩身が狭い思いをするという、ランボーの一作目に似た展開ですね。 アメリカのせいで人生をボロボロにされたと思っている主人公は、スーパーボウルで無差別テロを計画する。一方でテロ計画の情報を掴んだFBIとモサドは主人公に爆薬を提供した黒い九月の線から主人公たちを追い詰めるという内容で、映画としては在り来りなサスペンス映画なんだけど、この映画の肝は、テロを企てるベトナム帰還兵の主人公マイケルと、テロを阻止する側の主人公であるモサドのカバコフが合わせ鏡の存在になっている部分で、この対比はトマス・ハリスが後につくるクラリスとハンニバルの関係に通じるものがある。 ただ爆弾の爆発防ぎましためでたしめでたしとか言われても、数万人が一箇所に集まっている所に飛行船落としたら、国民に恐怖心を植え付ける事には成功しているわけで、爆発しなくともテロは成功している気はします。 それにしてもスーパーボウルのシーンお金が無駄にかかっていて、第10回大会を実際に使用された映像を使いつつ再現したおかげで飛行船内の撮影で使っているスクリーン・プロセスとかがしょぼすぎて見るに耐えない事になっているのは、時代を感じさせると共に何とかならなかったのかなと思う。

  • 鑑賞日 2012/9/20

    35年振りに大興奮

    1977年の公開前に試写会で観た。当時はパニック映画が全盛期であったが、その面白さ、完成度は随一。 今見ても変わらぬ面白さ。

  • 鑑賞日 2012/9/17

    ベトナム帰還兵問題。 マイケルのめめしさ、ダリアの勇ましさ。

  • 鑑賞日 2012/6/15

    劇場の大きい画面で見て、ぐいぐい引き込まれた

    初公開時は公開中止となったため初見はビデオだったが、 正直その時は期待はずれだと思った。 しかし、今回初めて劇場の大きい画面で見て、ぐいぐい引き込まれた。 特にブルースダーンの表情での細かい演技による感情表現がうまく、 これはVHSビデオではわからないのだと悟った。 クライマックスのアクションシーンも、大画面では手に汗握る迫力であった。 満足!

  • 鑑賞日 2012/7/4

    やっとお目にかかれた!

     寸前で公開取りやめとなって以来、やっとお目にかかることができた。スリリングで、中々良い出来具合であった。懐かしくはあるが、時代が随分古くて、ファッションをはじめ、登場する人、物、風景・・・どれも、一昔前の雰囲気が、しっかり伝わる。テログループを一世代、古い。  主演のロバート・ショーは、たちまち、「ジョーズ」を思い出させてくれた。  所で、イスラエルとパレスチナの確執は、少しも解決していないのでは?

  • 鑑賞日 2012/6/9

    スクリーンで観るべき

    午前十時の映画祭で鑑賞。 「アラビアのロレンス」や「2001年宇宙の旅」と同様、この作品もスクリーンで観るべき作品だろう。 スーパーボウルの会場を延々と走る刑事、巨大な飛行船の上でのアクション、どれもスクリーンでしか実感できない名シーン。

  • 鑑賞日 2010/9/5

    名匠ジョン・フランケンハイマー監督が骨太のタッチで綴ったサスペンス傑作。 ベイルートのテロ組織“黒い9月”は、マイアミで開催されるスーパーボウルの襲撃を計画。そのことを知ったイスラエル特殊部隊カバコフがそれを阻止しようと奔走するが・・ 前半のストーリー展開の悪さが、全体の調和を乱しています。せっかくのラストシーンまでのハラハラ感を台無しにしています。しかし、それをカバーするだけの、面白さが大いにあります。時は70年代ですから、映画の代名詞、CGやSE(特殊効果)何てものがない中で、できうる限り映像化するフランケンハイマーの辣腕が光ります。しかし、パレスチナ問題がこうも簡単に描かれ、結末が見えるのは愛嬌でしょうか。原作は『羊たちの沈黙』でも知られるトマス・ハリスの小説。キャストはテロリスト側のブルース・ダーンが素晴らしい。ただし日本では上映直前に公開中止となった、いわくつきの作品でもあります。ちなみ日本では2006年に初のDVD 化です。★★★☆

  • 鑑賞日 2012/3/4

    悪役じゃないロバート・ショ​ウも格好いいが

    70年代のサスペンス映画って、どうも撮り方がドキュメ​ンタリーっぽいというか、ジャーナリスティックな匂いが​するというか…。ニューシネマの時代の流れなんでしょう​ね。合成よりもスクリーンプロセス(スクリーンに映され​た映像の前で演技をする撮影方法)全盛のころなんで、今​観ると、ちゃちい感じが目についてしまいます。サスペン​スとして良くできているし、悪役じゃないロバート・ショ​ウも格好いいだけどね。

  • 鑑賞日 2011/2/6

    この幻の映画をスクリーンで観せてくれた「午前十時の映画祭」に感謝

    「骨太サスペンス」と「職人技」と「70年代」は相性がいい。フランケンハイマー狂い咲きの時代。

  • 鑑賞日 2012/1/19

    実在のテロ組織を扱っていて、公開直前に「上映する映画館を爆破する」と脅迫があって公開中止とになった『ブラック・サンデー』。最強の諜報機関V.S.テロリスト。今時のジェットコースターアクションでは味わえないものがありましたよ。

  • 鑑賞日 2012/1/7

    大学生の息子と一緒に午前十時でブラック・サンデー。TVでクライマックス部分は観たことがありましたが、マルト・ケラーがベイルート空港に到着し、街中を回ったのちに組織の隠れ家に到着するという冒頭から、一瞬たりともダレることのない展開に瞳が釘付けになりました。なるほどこれは面白いです。

  • 鑑賞日 2011/8/20

    ジョン・フランケンハイマーの繊細な演出に注目

    テロを決行しようとするマイケルランダーを演じるブルース・ダーン は好演で、おそらく彼の代表作になるのではないか。 マイケル・ダーンは国家に対する恨みを持っており、このテロはアメ リカという国家に対する復讐の意味もある。ベトナムで捕虜になり、 大変な苦痛を強いられてきたにも関わらず、帰国後の状況について、 決して恵まれたものではない、その有様もきちんと細かく描かれる。 この映画「ブラック・サンデー」はダイナミックな演出が見所である が、実はマイケル・ランダーについての繊細な描写が説得力を与えて いる。 テロ決行直前、スーパー・ボウルの競技場に流れるアメリカ国歌を聴 き、彼が一瞬ビクリとして、ひるんだような表情を見せる場面があり、 そこが印象に残る。 これはブルース・ダーンの演技力でもあるのだが、フランケンハイマ ーの演出力にも注目したい。非アクション映画の「さすらいの大空」 が傑作なことでも、それは証明された。

  • 鑑賞日 2011/8/20

    「ブラック・サンデー」は、もうひとつの「タクシー・ドライバー」である

    「午前十時の映画祭」で公開された「ブラック・サンデー」は ついに8月26日に終了。とうとう1回しか見ることが出来なか ったが、鑑賞後1週間経てもまだ興奮はさめない。 この映画の主役はイスラエル諜報局のカバコフ少佐であるが、 物語はテロを計画するマイケル・ランダーを軸として展開する。 マイケル・ランダーを演じるブルース・ダーンが、ベトナムで 捕虜になり屈辱の体験を経て帰国しながらも家族と祖国の裏切 りに静かな怒りを燃やす男を見事に演じている。 これは、まさにもうひとつの「タクシー・ドライバー」という べき内容である。「タクシー・ドライバー」は76年で、「ブラ ック・サンデー」は77年。この時期のアメリカがどのような状 況であったのかがよく判る。 ジョン・フランケンハイマーは、そうしたアメリカの状況を告 発したり、批判するのではなく、堂々たる娯楽映画に仕立て上 げた。そこをフランケンハイマーの限界とみるかどうかは意見 の分かれるところであり、私自身もどのように評価するかは不 明である。

  • 鑑賞日 2011/8/20

    「ブラック・サンデー」には様々な映画術の結晶が活きている!

    「ブラック・サンデー」は息つく間もないくらいの展開で あるが、それは決して、現在のジェット・ローラー・コー スター・ムービーではない。現在のアクション映画が見せ 場を作ることに専念しすぎて、ともすれば漫画的になって しまい、ドラマとしての重みがなくなっている。 それはトニー・スコット流の短いショットの連打で煽る手 法などとは無縁である。トニー・スコット作品が、どのよ うな題材であっても軽い理由は、この「ブラック・サンデ ー」を見るとよく判る。 この「ブラック・サンデー」は、ドラマとしての重量感を 維持して、必然性のある状況からのスリルとサスペンス、 そして、それを観客が受け止めることが出来る説得力やリ アリズムを作っていることに注目したい。 フランケンハイマー独特の強固な構成力によって、その上 で動く飛行船、ヘリコプター、車、船などが活きている。 シナリオライターをみると 「北北西に進路とれ」のアーネスト・レーマン 「ジャッカルの日」のケネス・ロス 「テレマークの要塞」のアイヴァン・モファット と、それぞれが過去に手がけた傑作を生み出した映画術 が見事に活きているではないか。

  • 鑑賞日 2011/8/20

    とにかく素晴らしい!「ブラック・サンデー」

    終始、緊張感に満ちたダイナミックな演出という フアンケンハイマー監督の長所が遺憾なく発揮さ れた大傑作である。待ちに待ったこの作品、期待 を裏切ることはなかった。 アメリカを狙うアラブゲリラのテロ組織と、それ を察知したイスラエル特殊部隊のカバコフ少佐を 描くという内容であるが、カバコフ少佐の行動は 干し草の山から針1本を探すようなもので、ここ は「ジャッカルの日」のサスペンス。そして、そ のテロ行為の内容が次第にスケールアップしてい くの演出のプロセスが素晴らしい。しかも、ロケ を中心とした場面が多く、リアルである。 撮影監督はジョン・アロンゾであるが、ここでの 経験が、後の「ブルー・サンダー」に活かされた のだと思った。 サスペンスに満ちた娯楽映画のお手本のような作 品である。