PROGRAM

放送作品情報

昼下りの決斗

RIDE THE HIGH COUNTRY 1962年 アメリカ / 94分 西部劇 ドラマ

老ガンマンの晩年を哀感たっぷりに描き出す、サム・ペキンパー監督初期の必見ウエスタン
放送日時
2020年01月05日(日) 10:00 - 12:00
2020年01月08日(水) 10:30 - 12:30
解説

元保安官と老ガンマンに迫る人生の最終章を、サム・ペキンパーが男臭く描く、彼の監督第2作。本人もこれが引退作となったランドルフ・スコットと、ジョエル・マクリーが、主役2人を哀感たっぷりに演じ上げる。

ストーリー

カリフォルニアの山中で黄金が発見される。銀行は、金塊を預かりに現地へ出向く危険な仕事を、かつての名保安官スティーブに任せた。彼は護衛として老ガンマンのジルらを雇い目的地へ。だが、道中でひとりの娘を旅の道連れに加えたことから、色恋絡みの面倒の種を撒いてしまうことになる。ある夜、裏切って金塊を盗もうと企てたジルからスティーブが銃を取り上げたその時、先に娘のせいでいざこざとなった男達が襲撃してくる!

監督・脚本

サム・ペキンパー

出演

ランドルフ・スコット
ジョエル・マクリー
マリエット・ハートレイ
ロン・スター
ほか

字幕/吹替
字幕
掲載制限
なし
カラー/白黒
カラー
画面サイズ
ワイド画面
HD
※【ザ・シネマHD】にご加入の方は、
HD画質でご覧頂けます。

オススメキーワード

  • 鑑賞日

    ペキンパーらしさ

    斜面を活かしたシャープな画面構成とともに、終盤の二転三転ヒネリの効いた物語展開に引き込まれる。ただ、まったく自分好みでないキャスティングをはじめ、イマイチ魅力の乏しい人物造形や、S・ペキンパーらしさがあまり感じられない語り口に飽き足りない思いが募ってのこの点数。

  • 鑑賞日 2018/10/14

    まだまだ地味

    unextという配信サービスを利用するようになった。借りに 行き、また返すという手間がなくなり、見逃した作品を観て いる。まもなく、映画という名のつく作品が10万本になろう とする時代にあって、サム・ペキンパーからジョニー・トー へと受け継がれるバイオレンスの系譜なるものを探ろうと、 今回も観る。 片鱗は、あった。父親の家に戻ってきて、鶏の動きを数秒間 見せて、銃撃戦が始まるところだ。いつもの場面からバイオ レンスシーンという展開が、そこにはあった。 話は地味で、銃撃戦もまだまだである。 が、友情というテーマが渋く、私には良かった。往年の西部 劇スター、ランドルフ・スコット、ジュエル・マクリーの引 退映画でもある(残念ながら私には初見だ)。

  • 鑑賞日 2018/4/8

    スローモーションアクションがまだ見られないがペキンパーの美学が垣間見れる初期の佳作。考え方は違うが根っこの部分で結ばれている老齢のガンマン2人と彼ら2人の中間的な若者が対比されて渋い西部劇になっている。

  • 鑑賞日 2018/1/20

    名誉を選ぶ

    今のようなインターネット社会ならこのような死に方はあっという間に伝わるし、逆に金を盗んでトンズラすればあっという間に評判は地に落ちるだろう。むしろ現代では後者の方が怖い。 金の運搬を請け負った、かつての保安官ジャッド(ジョエル・マクリー)と助手ウェストラム(ランドルフ・スコット)のコンビは、二人とも年老いてきての再会だった。ウェストラムのほうは金をネコババしようと考えていたが、ジャッドはそれを許さない。協力者の若者ヘック(ロナルド・スター)と牧場の娘エルサ(マリエッド・ハートレイ)のロマンスを絡ませながら進行していく。 ジャッドを裏切ったウェストラムだがジャッドの窮地に助けに駆けつける。 派手な打ち合いこそないが、落日の日々を飾る西部劇として美しい友情が描かれている。

  • 鑑賞日 2018/1/13

    渋い

    サム・ペキンパーがバイオレンス描写で有名になる以前の作品。ストーリーは単純なんだが、だからこそ主演の二人の渋い演技が光る。後のバイオレンス描写が多用された映画のなかにも見られる、詩情あふれるシーンが印象的。

  • 鑑賞日 2017/12/27

    老ガンマンが現金輸送を請け負う。

    腹に一物の旧友と若造、抑圧的な父親から逃げた娘が道連れとなって、ストーリーに絡む。金鉱でタチの悪い連中と揉め、帰途撃ち合いになる。まあ、大した話じゃない。さほどのサスペンスもなければ、捻りもない。 ちょっと良いのは、黄昏れたムード。冒頭で示される時代背景では自動車が走り、開拓期は既に過ぎている。勇名を馳せた名保安官もガードマンとして雇われるしかなく、旧友は怪しい見世物をやっている。ラストの決闘も華々しいガン・ファイトではない。 しかし、主人公はあくまでも誇り高く娘を救い、揺れ動いていた旧友や未熟な若造の生き方に影響を与える。この辺りは、黄金期ヒーロー型西部劇の定型を押さえている。 主演の二人はB級西部劇で活躍していたが、本作で引退した。西部劇というジャンルの終焉を、サム・ペキンパーは早くも予感していたのだろうか。西部劇の変遷を窺わせて興味深い。とはいえ、お若い方々に面白い映画ではありません。

  • 鑑賞日 2017/10/5

    ラストの決斗の凄絶さ。

     ラスト、2対3の決斗が魅せる。   やるか、やられるか、なのではない。    やられても、やる、なのである。   死ぬ気の連中ほど怖いものはない。   つまり「ワイルド・バンチ」の原型なのである。    当時、21才のマリエット・ハートレイがショートカットのボーイズ・スタイルで可愛い。(デビュー作)     この人を覚えたのはテレビの「トワイライトゾーン」(ミステリーゾーン)の一挿話「帰ってきた宇宙船」。      25分のドラマで、彼女の出番は10分なかったのでは。それでいて素晴らしい作品と共に、鮮烈に印象に残っている。  ランドルフ・スコット、ジョエル・マクリー、1962年の本作で、事実上の引退。   映画の大変革期に巻き込まれずにすんだ、よき時代のよきスター。    吹き替えは、小林昭二、黒沢良、小山菜美の各氏。

  • 鑑賞日 2016/8/25

    ジジイ二人と荒くれ男三人の決斗。

    サム・ペキンパーが有名監督になる前の西部劇小品。渋い老優を昔気質の ガンマンに配し、若い男女のと組み合わせて、去りゆく西部の挽歌を描く。 スティーヴはとある銀行の依頼で、無法者たちがのさばる金鉱から金を運び出す仕事 を請け負う。もちろん一人ではできない。古い仲間のギルを誘い、若いが生意気な ヘックを加えた。地味なキャスティングだけに脚本に凝ったのか、短い尺の中で、 胸のつまる二つの裏切りを挿入している。荒くれハモンド兄弟一の二枚目ビリーは、 無垢な娘エルザを騙して結婚。なんと鉱山の娼館での結婚式。 妻というより兄弟の性奴隷のような扱い。この非道にヘックは憤るが、スティーヴと ギルは黙殺。金山に向かう道で、エルザの家出を手伝ったことになった一行は、 ヘックの熱情で、エルザを奪い返して、仕事の道すがら、元の父親の農場に返す こととなる。そして二つ目の裏切りが…。 人の気持ちを踏みにじる裏切り、和解、ヘックとエルザの成長と愛の物語。 アクションだけではなく、しみじみ西部に暮す人々の心情を謳い上げた。

  • 鑑賞日 2016/9/4

    ペキンパー監督だが普通の西部劇

    ペキンパー監督らしいスローモーション映像はなく、普通の保安官ものの西部劇。

  • 鑑賞日

    景色だけ

    景色が良い、他に観るべきところはない。

  • 鑑賞日 2016/4/6

    友情にやられる

    金塊の話が娘を守るストーリーに変わってしまっているような 感じだがこの老ガンマンふたりの友情は哀愁があり良かった。 荒野のガンマンではへなちょこヒーローでガックリきたが 強く頼れるヒーローだったのも満足。 やはり西部劇、マカロニのアクションヒーローは強くなければね。

  • 鑑賞日 2016/4/5

    昼下がりの決闘

    ずいぶんのんびりしている。ロケーションが美しい。音楽がつまらない。老いた西部の男と無分別な若者の成長の物語ではあるのだが、キャラクター造形が不充分で共感出来ない。愚劣な婚約者を追いかけて行って結婚する娘、ちょっとキム・ダービーに似ている。新婚の晩に兄弟達にレイプされそうになる悲惨。

  • 鑑賞日 2015/12/22

    バイオレンスの巨匠以前

    西部劇の邦題は、どれも似たようなものばかりで混乱してくる。原題は『Ride the High Country』。サム・ペキンパー監督作なので、激しいバイオレンスの連続かと思えばさにあらず。銃撃はラストだけでそれまではドラマで見せることになる。 老境に差し掛かった元保安官スティーブ・ジャッド(ジョエル・マクリー)が、旧知の仲のジル・ウェストラム(ランドルフ・スコット)と、若者ヘック・ロングツリー(ロナルド・スター)を連れて、黄金の輸送を請け負う。しかしジルは何か企んでいて、ヘックは生意気で素直に人の話も聞けない。途中から付いてきてしまう牧場の娘エルサ(マリエッド・ハートレイ)にヘックは惹かれるが、彼女にはビリーという男がいて山で金を掘っていた。 エルサの父は口うるさく娘を縛り付けているので、外の世界を知らない彼女が出て行きたくなるのはよく分かる。しかし、世間知らずの娘が垣間見た男との暮らしは、その甘い夢を打ち砕くには十分な現実。ビリーは男ばかりの五人兄弟。その中に女が一人放り込まれるから大変なことになる。道中の襲撃が金目当てでないのが面白い。 スティーヴ一行も一枚岩ではないので不安が付きまとうが、そんなハラハラさせられる訳ではない。ピンチに陥った時、ジルはどういう行動に出るのか。ヘックの心境の変化や成長も見逃せない。期待の決闘は意外とあっさり。スローモーションもまだなく、ペキンパーがバイオレンスの巨匠と呼ばれるのは、『ワイルドバンチ』以降だ。

  • 鑑賞日 2015/12/10

    派手な爆発もなく、拳銃の弾はさっぱりあたらないけれど・・・

    ◎ 寄る年波に勝てないのか、それとももともと記憶力に問題があったのか、かつて2度も観たことがあったと気づかないまま、物語を堪能した。最初は41年前に、そして9年前にもテレビで観ていた。どのシーンも思い出すことなく観終わって、これはなかなかの秀作だと感心した。41年前の得点は65、9年前は60点しかつけていないのに、この地味で枯れた西部劇を堪能する力だけはついてきたようだ。 ◎ 面白いのはタイトルだ。41年前は『昼下がりの決闘』だった。それが9年前に『昼下りの決斗』になって、今回は真ん中をとって『昼下がりの決斗』だ。英語のタイトルも画面に""Ride the High Country""と出たが、""Gun in the Afternoon""という紹介もある。""Gun""の方は多分海外向けで、日本語タイトルもそれを直訳したものだったのだろう。

  • 鑑賞日 2015/12/12

    荒くれの西部野郎達はとにかく何でも拳か拳銃で解決する。日本のヤクザも同じかもしれないが、命より面子が大事というのは困ったものだ。それにしても、本作に出てくる男達はある意味皆可愛そう。結局、開拓者仲間同士の慣習や暗黙の合意も知らずに、飛び込んで行った馬鹿な女のおかげで、お互い引っ込みがつかず、殺し合いになってしまうのだから。勿論、女性から見れば、ひとりの女を複数の男の共有物のように扱うことなど許せることではないわけで、そんな下司野郎どもは殺されても当然ということなのだろうが。

  • 鑑賞日

    老ガンマンの友情

    二人の老ガンマンの友情と生き方を描いた作品です。 かつての名保安官スティーブ・ジャッド(ジョエル・マクリー)は、今では西部の人々からも忘れ去られていたが、金山で掘り当てた金を預かって銀行に持ち帰るという大任を久しぶりに引き受けることになった。日当は1日10ドルだ。相棒として、かつて音に聞こえた昔馴染みの老ガンマン、ジル・ウェストラム(ランドルフ・スコット)と、ジルの推薦する若者ヘック・ロングツリー(ロナルド・スター)が同行することになる。ところが、ジルとヘックがスティーブの相棒になったのは、日当よりも、金山で預かってくる黄金が目的だった。スティーブを説得して三人で山分け、あるいはそれが無理ならスティーブを倒して二人で山分けを狙っていたのである。 元保安官で正義感の強い真面目なスティーブと黄金を狙うジルとヘック。スティーブとジルの友情と黄金を巡る裏切り、そして変わらぬ信頼を軸に、始めは説得するより早くスティーブをやっつけて黄金を戴こうと言っていた若いヘックの心境の変化も描かれ、流動的な三人の人間ドラマが大変面白いです。そこに、父親の反対を押し切って、金山で働くビリーと結婚するため家出してきた若い娘エルサが同行し、ヘックは一目でエルサに魅かれてしまいます。 金山に着くと、エルサはビリーに再会し、その日のうちに結婚式を挙げました。ところがビリーの5人の兄弟は全員エルサを“いただこう”と狙っていたのです。スティーブとヘックはエルサを助け出し、三人はエルサを連れて金山を去ります。これは当然ビリーの5兄弟の恨みを買い、やがて二人の老ガンマンと、生き残ったビリー三兄弟の“昼下がりの決斗”が行われることになります。 敵に正面から向かっていく老ガンマンの姿はカッコいいです。この作品の結末はやはり古き良き西部の終焉を表しているのでしょうか。またあえて“彼”が死んでしまう結末は、古き良き正義の終焉をも表しているのかもしれません。 登場人物はみな個性的で存在感があり、音楽も素晴らしくてとても良い作品でした。

  • 鑑賞日 2012/6/25

    カラス問題

    サム・ペキンパーが優れているのは『ガルシアの首』を観れば一目瞭然だが、『昼下がりの決斗』を観て驚いた事がある。 それは、バストショットがめちゃくちゃカッコいい!『ガルシアの首』を観た時には思わなかった点だ。 馬に乗ってる登場人物のショット、普通の会話におけるショット、劇中のバストショットが全てカッコいい。 もちろんそれには、登場人物の背景となるロケーションや美術も含めての素晴らしさだ。 あと、色がとても鮮やかに出ていて、特に赤色が良い。 前半で「男は悪だ」と振っておいて、中盤で「ほ~ら、やっぱり悪い」と被せて、終盤にコロっと変える。 面白い。 カラスを肩に乗っけた男が出てくるのだが、カラスは調教出来るのだろうか? 調教せずにカラスは肩に乗るか? 松嶋尚美はカラスが頭の上に止まったまま少しの間、自転車を漕ぎ続けたらしいが。(本人はカラスが頭に乗ったと気付いてなかった)

  • 鑑賞日 2011/9/20

    去りゆく男の美学

    サム・ペキンパー監督の事実上のデビュー作と云われている「昼下りの決斗」である。(第一作目は「荒野のガンマン」) ペキンパー監督の特徴となった激しい暴力描写などはなく、きわめてオーソドックスな描き方ではあるが、後に「ケーブル・ホーグのバラード」や「ワイルド・バンチ」などで色濃く描かれた大西部の終焉、そして男の去り際の美学がこのデビュー作ですでに描かれている。 主演がジョエル・マクリーとランドルフ・スコット。 戦前の西部劇ファンにはお馴染みのスターである。 この時ジョエル・マクリーは55歳、ランドルフ・スコット59歳である。 時代はすでにガンマンが脇に押しやられ、生きにくい時代になっている。 そのことが映画の冒頭でコミカルに描かれている。 そんな時代のなか、不器用なまでに正義を貫こうとするジョエル・マクリーの姿は痛々しい。 すでに自分の時代は終わってしまった。 そう自覚する彼はまるで死に場所を求めて彷徨う老いた象のように見えてくる。 ジョエル・マクリーは言う「貧しい男が死ぬ時着ているのは誇りの衣だ。着ていても暖かくない。」 「それでもいいのか」とランドルフ・スコットが訊ねる。 するとジョエル・マクリーは答える。「正しく死にたい。」と。 裏切りもあるが、それでも壊れない男の友情を柱に、男の美学を静かに謳い上げた。 そしてこの映画を最後にジョエル・マクリーとランドルフ・スコットは映画界を後に引退をした。 二重の意味で、男の去り際を謳い上げた映画でもあったのだ。

  • 鑑賞日 2011/9/20

    珍しく西部の中華料理店が出てくる。壁中によく分からんけど漢字が貼りまくられている。