PROGRAM

放送作品情報

青春群像

I VITELLONI 1953年 イタリア フランス / 107分 青春 ドラマ

イタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニ監督の自伝的悪童日記。ネオレアリズモが息づく初期の代表作
放送日時
2018年10月12日(金) 06:00 - 08:15
2018年10月16日(火) 深夜 03:30 - 05:30
2018年10月28日(日) 深夜 03:45 - 05:45
解説

青春時代の無力感、苛立ち、行き場のなさ…。定職を持たず、怠惰な時間を無為に過ごす若者たちを、フェリーニの故郷、北イタリアの田舎町を舞台に描いた群像劇。

ストーリー

北イタリアの小さな港町。劇作家志望のレオポルドはろくにペンも握らず、近所の女中にうつつを抜かしている。アルベルトは姉に小遣いをせびり続ける日々。歌が上手いだけが取り柄のリカルド。女好きのファウストは仲間の妹を妊娠させ、父親に見つかり結婚するはめに。行き場のない悶々とした日々を過ごす若者達。そんな中で、最年少のモラルドだけは自堕落な生活から抜け出そうと考え始める…。

出演

フランコ・ファブリッツィ
アルベルト・ソルディ
レオノーラ・ルフォ
リカルド・フェリーニ
ほか

字幕/吹替
字幕
掲載制限
なし
カラー/白黒
白黒
画面サイズ
スタンダード
HD
※【ザ・シネマHD】にご加入の方は、
HD画質でご覧頂けます。

オススメキーワード

  • 鑑賞日 2018/1/3

    イタリアの田舎町に暮らす5人の若者の姿を中心に「仕事」「性」に対する「だらしない」までの優柔不断さが赤裸々に描かれている。 このだらしなさがフェデリコ・フェリーニ監督が見る1950年代のイタリア社会なのだろう。 原題は「雄牛」イタリアは牛の国であるが、何かスラング的な意味があるのだろうか?

  • 鑑賞日 2016/10/5

    何てことない話をこんな見ごたえのあるドラマに作り上げるのはやはり監督の力量の凄さで、改めてフェリーニという映画職人の才能に感服する作品。途中ちょい役で出演の駅で働く少年が、感動的なラストの伏線になっているという演出など、全てが見事としか言いようがない。

  • 鑑賞日

    街を出て行く

    いつか、この街を出て行きたい。そういう想いが溢れている映画が好きだ。 主役でなくて良い、添え物のようなエピソードでもそういうのがあると、妙に気にかかり見てしまう。たぶん多大な影響をうけたであろう「祭りの準備」「アメリカン・グラフティ」。背景はどこでもかまわない。この作品イタリアの地方都市の話であろうともそういうのが伝わってくると、良い感じになって余韻が生まれる。列車に飛び乗り、見送りが一人でもいれば良い。そういったシチュエーションでぐっと来てしまうのだ。

  • 鑑賞日 2016/8/27

    やはりフェリーニ、自分は駄目だ~

    自分がフェデリコ・フェリーニ監督作品と出会ったのは、1980年に『道』(@ACTミニシアター)を観たが、この作品は感動した。 しかし、その後が、どうも全ての作品、自分には合わない。 旧文芸坐での二本立てなどは、観ていて辛かった思い出。 この映画、フェリーニの初期作品なので、まだ大丈夫かと思ったが、やはりダメだった。 チャランポランの5人男を描かれても、なんだかなぁ~、という感じ。

  • 鑑賞日 2016/7/22

    青年5人のこれから

    若さゆえの葛藤や欲望や失意など、今も昔もかわらずこうやってみんな乗り越えていくんですね。ファウストの女たらしっぷりにはホントあきれてしまいますが(笑)意外とこういう人がいいお父さんになったりするんだよねー。モラルドの旅立ちシーンには自分を重ね合わせたりなんかしてジーンときちゃいますね。

  • 鑑賞日

    内容忘れたけど、あんま面白くはなかった気がする

  • 鑑賞日 2016/2/21

    フェリーニは終わりかな、わたしは。

    フェリーニ監督の比較的初期の作品だそうです。 この監督の作品って、女あしらいがうまい自分を悲観するナルシストの中年男性が中心になってる印象があって、どうしても反感をおぼえてしまうのです。そういう男たちを映画でさらして、どうしたいんだろう? この映画は、女たらしのプロファイルが違う。成功した大金持ちの中年ではなくて、仕事も信用も実力もない、愛想だけのうそつきです(ずいぶんな言い方ですね、すみません。)。うらやましさを全く感じさせない、どうしようもない男です。立派でない分、少しリアルに思える。 でもやっぱり、このジャンルの男は苦手・・・。フェリーニは終わりかな、わたしは。

  • 鑑賞日 2015/10/30

    初見。胸がつまる。

    切ないフェリーニ映画。

  • 鑑賞日 2015/12/5

    フェリーニ流ナンパ術とは…。

    フェリーニの初期作品。自伝的要素もあるのだろう、若い5人の男を活写した初々しい作品。 劇作家志望の青年も出るが、特にフェリーニを思わせるところはなく単なる夢見る夢男君。 徹底して等身大の若者の姿をカメラで追う。 けっこう馬鹿々々しいエピソードも丹念に描き、人生のほろ苦さを伝える。 中心軸はファウストとサンドラのカップル。 ふらふらとしている遊び人の男が、仲間の妹を妊娠させて結婚に至る。 美人の奥さんを持つ新婚さんでありながら、ファウストの女癖の悪さがシニカルに描かれる。 さすがイタリアだけど、日本人的感覚ではアウトだよね。 ファウストは勤め先の店をクビになり、聖像を盗み出し換金しようとする。 ここで教訓的な話でまとめる手もあっただろうが、 実にシンプルに青春群像のスケッチで収める。 あくまで実生活でのエピソードの積み重ねで、物語的なわざとらしさは排除したのだろうか。 モラルドが町を出るラストシーン、友人たちとの別れをカットバックと汽車の音で表現する。 作為を排した結果、みずみずしいラストシーンに仕上がった。

  • 鑑賞日 2015/12/13

    60年以上前の作品でありながら、さほど古さを感じさせないのは人間の本性などは古来さほどの変化はないということなのだろう。若者が考え、行動も同じで、悪気はなくとも女癖の悪い、そういった面ではルーズな男はいつの時代にも必ずいる。(女性陣からの批判を覚悟で念のために申し添えれば、男であれば誰でも普通に持っている本性であり、ただ、その表現の仕方、自分に対する許容範囲の広狭の違いであって、善悪の問題ではないと思いますが。)フェリーニの監督第2作目ということだが、後年の名作、傑作と呼ばれる作品と比べて私にははるかに分かりやすかったです(笑)。

  • 鑑賞日 2015/11/28

    気に障る男たち

     フェリーニの良き鑑賞者ではない自分にとって彼の初期にあたるこの作品はかろうじてネオ・リアリズムの匂いを感じ取ることができそこそこ楽しめた。これといった目的を見出すこともできずに無為な日々を過ごす若者(といっても30代)たちを瑞々しく描いていて確かな存在感を感じ取ることができる。ウソ臭さのないあるがままの若者像といったらよいか。それは監督自身の自画像であったかもしれない。特に五人の若者の中心となるファウストのドンファン的生活ぶりの描写の細かさが、これは監督自身のことなのだろうなと思わせる。  後年の「甘い生活」などを思わせるような女の尻を追いかける男の退廃性を見るのが自己嫌悪に等しい感情を自分に起こさせ、どうしてもこの監督が好きになれない、そんなことを思い出させるほど、このファウストの生活ぶりに目を覆いたくなってしまう。つまりはそれだけ描写が気に障るほど生々しいということなのだろう。ニーノ・ロータの音楽がやはりいいのが見っけもの。

  • 鑑賞日 2015/11/3

    看板に偽りあり

    ◎ 『青春群像』という看板に偽りありだ。主役の5人組はみんなおじさんだ。「もう30歳だ」とか「そろそろ中年だ」というセリフも出てくる。また、「群像」でもない。5人組を中心に話は回るが、ほとんどは義理の兄弟となった2人のことで、いてもいなくてもよかったような仲間もいる。フェリーニも最初から巨匠だったわけではないと証明しているような未消化の作品だ。 ◎ しかし、街のお祭りのばか騒ぎと、けだるい翌朝の描写にフェリーにらしさがのぞく。ヒロインのレオノーラ・ルッフォも可愛いが、残念ながらほとんど他の作品に出ることがなかったようだ。

  • 鑑賞日

    フェリーニなのに

    フェリーニ監督なのに、かなりまとも、と言うか正攻法でいっているね 同監督の作品群の中でも、かなり初期の方に位置する作品 そういう面で、後々の「甘い生活」や「81/2」でみせるような、 ハチャメチャぶりは影を潜めている フェリーニが、まだフェリーニになる前の作品だ 邦題通り(原題を訳すと、乳離れできない大きな子供たち、と言う意味になるらしい)青春していて、4人のキャラクターが軸になるんだけれど、若い頃って、誰しも、一人の人格の中にこの4人分の悩みなり、葛藤なりを、混在させて抱えていると思う。 それは、もっと、後の人生を生きてみれば、 悩みと言うほどの悩みでもないことに気が付くのだが、 それでも、共感はできますね この作品に関ては、ここに出てくる主人公たちと同じ世代の人達が観るべきなんじゃないかな 「人にお薦めできる」フェリーニ作品ですね(微笑)

  • 鑑賞日

    巨匠のデビュー作

    フェリーニ監督の処女作にして、割りと真っ当な作品です。仕事もええ加減にして、盗みもして、浮気性な若い主人公には呆れるばかりだったものの…。若者の欲求不満もよく表現されてます。 監督らしくネガティブな描写により、登場人物を映えてみせるところは最初からだったんですね。「ろくでなし」の男を表現するのは、天下一品ですよ(^^; そんな主人公の体たらくぶりを叱り飛ばす父親の存在も見逃せません。古今東西で共通する家族像という普遍的なテーマを扱ってるのも、本作を観やすくしてると思います。 戦後から復興を遂げようとする若者像を見せて、新たな時代が到来してることを告げる意欲作だと個人的には思いました。

  • 鑑賞日 2014/2/16

    青春の原点は故郷の町にある

     イタリアのある海岸沿いの街・・・フェリーニ監督の故郷リミニがモデル・・・で定職もなく日々を送る若者たちがいる。その一人モラルド(フランコ・インテルレンギ)の妹サンドラ(レオノーラ・ルフォ)は美貌の持ち主で、美人コンテストのミス・シレーナに選ばれるが、実はモラルドの友人ファウスト(フランコ・ファブリッティ)と恋仲であり妊娠までしてしまっていた。サンドラの両親たちはそのことを知り、二人を無理やり結婚させ、さらに職の無いファウストを教会用品を売る店で働かせる。しかし、ファウストは女たらしであり映画館で隣に座った色っぽい中年女に声を掛けたり、働いている店の奥さんにちょっかいを出したり、町にやって来た劇団の女優と一夜を明かしたり、といった具合で周りをハラハラさせる。そんなファウストは結局店をクビになってしまうが、するとファウストは今度はモラルドを抱き込んで店から聖像を盗み出し売っぱらおうとする。そんなファウストの行状を知ったサンドラはついに怒り心頭に発し、赤ん坊を抱いて家出してしまう。みんなはサンドラを捜索するが行方がわからない。そのような事態となって初めてファウストは狼狽し取り乱すが、やがてサンドラは赤ん坊とファウストの実家に行っていたことがわかってほっとし心を入れ替える。そんな出来事がある中で、仲間たちはそれぞれ自分たちの道を歩み始める。モラルドもある朝人知れず列車に乗って一人旅立つ。ホームで見送ってくれたのは、かつて偶然夜明け前の通りで知り合った、駅で働く少年のグイドただ一人だった。  若さゆえの彷徨感が漂う映画と言ったらいいのだろうか。大人になって職業に従事しまともに生きてゆかざるを得ななくなる、その一歩手前の若者たちの落ち着かない感性や生き方を、イタリアの小さな町のたたずまいの中で情感豊かに描いている。冬の海を見ながら砂浜をコート姿で歩く若者たち、町のカーニバルの喧騒、町にやって来た劇団に向かっての人々の熱狂、いろいろな場面で現れる年配の豊饒な女たち、などなど、フェリーニ的世界がいっぱいに詰まっていた。

  • 鑑賞日 2013/9/18

    ちょっと笑える

    イタリアの閉塞感漂う町で無為に暮らす若者達の群像劇。 定職に就かず、特にすることもなく、お祭りの日ははしゃぐ、 というまさに田舎の若者のテンプレートのような彼ら。 メインは浮気男ファウストのエピソードだが、他の友人たちも それぞれ固有の悩みを抱えている様子が描かれている。 ポスターでも使用されている、5人が海辺にただ佇むシーンは印象に残った。 爽やかなラストシーンも、まさに青春という感じ。

  • 鑑賞日 2013/5/8

    30オトコたちの怠惰な日々

    夢や生きがいとは無縁のうつろな日常を生きる5人の若者たちを主人公にしたフェリーニ監督の自伝的傑作。女好きの30オトコがデキ婚したもののあちこちで浮気を繰り返し妻に家出されてしまう。その時はじめて妻と赤ん坊への愛情を認識するという展開に安堵した。妻の兄が新天地を求め行き先も決めず街を出ていく際、偶然知り合った駅で働く少年(その名もグイド!)と刹那に別れを告げるラストシーンは白眉であった。

  • 鑑賞日 2012/6/13

    青春群像

    「青春群像」(1953年)は、こちらも監督の自伝的な作品で、青春映画です。こちらは眠らずに見られました。 というか、面白かったです。小さな田舎町での、つるんでいる若者たちの生活を描いた作品です。 できちゃった結婚した青年(なんとなく北村一輝似)が、女房そっちのけで、いろんな女性(ほぼ熟女系)にちょっかいを出すという、ショーもない話がメインに描かれてます。あ、これって、監督の映画「道」に出てくるザンパノと同じだ、と気が付きました。とともに、ウディ・アレン監督の映画「ギター弾きの恋」の主人公にも似ているなぁ。

  • 鑑賞日 2012/5/17

    過ぎゆく風景と現実を写し取るラストシーンがとても印象的。あと、祭りの喧噪や終わった後の静けさのコントラストが絶妙。どんな状況でも何とかなるって思えるのはすごく羨ましい。