PROGRAM

放送作品情報

インドシナ

INDOCHINE 1992年 フランス / 159分 ドラマ

母娘と1人の海軍将校の愛と波乱に満ちた人生を描く、カトリーヌ・ドヌーヴ主演の歴史メロドラマ
放送日時
2019年10月10日(木) 14:15 - 17:15
2019年10月16日(水) 深夜 03:00 - 06:00
2019年10月19日(土) 08:00 - 10:45
解説

旧フランス領インドシナを舞台に、母娘と1人の海軍将校の愛と波乱に満ちた人生を描く歴史メロドラマ。主演はフランスが誇る大女優、カトリーヌ・ドヌーヴ。アカデミー外国語英語賞のほか、数々の映画賞を受賞した。

ストーリー

1930年代、フランス領インドシナでゴム園を経営するドゥプリは、ある日、オークション会場で知り合った若い海軍将校ジャン=バチストと恋に落ちる。偶然、ジャン=バチストと知り合った娘のカミーユもまた、彼に恋心を抱く。カミーユは許嫁と一度は結婚するものの、ジャン=バチストへの想いは変わらず、僻地に配属された彼を追う。しかし、ようやく再会を果たした直後、カミーユが思わぬ事件を起こしてしまう。

出演

カトリーヌ・ドヌーヴ
ヴァンサン・ペレーズ
リン・ダン・ファン
ドミニク・ブラン
ほか

字幕/吹替
字幕
掲載制限
なし
カラー/白黒
カラー
画面サイズ
ワイド画面
HD
※【ザ・シネマHD】にご加入の方は、
HD画質でご覧頂けます。

オススメキーワード

  • 鑑賞日 2019/10/15

    激動の旧ベトナムで、時代の流れに人生をもて遊ばれた人達の物語。 太る前の主演カトリーヌ・ドヌーヴは、アジア人の中にいるせいか流石に美しい。でも、『トリスターナ』のような冷たく性格も悪い女性の方が似合っている気がする。 ベトナムのロケーションとパトリック・ドイルによる壮大な音楽がとにかく美しく、目と耳の良い保養になった。

  • 鑑賞日

    壮大なスケールのドラマだが

    今だったら、リドリー・スコット監督、もっと前だったら、デビット・リーン監督が作っていたような壮大なスケールの歴史ドラマ。良い作品だと思うが、ベトナム人の養女が恋した将校が殺されるのは納得がいかない。それだけでこの作品の価値を下げてしまった。この点にこだわらないなら、70点から80点位の評価だったかもしれない。

  • 鑑賞日 2017/3/5

    彼女の中でインドシナは終わっていない

    カトリーヌ・ドヌーブは、長いキャリアの中でフランスの近現代史に翻弄される主人公を何本か演じてきました。本作もその一つと言えます。当時、芽生えつつあった反植民地主義が共産主義思想の追い風を受け、仏領インドシナに独立の機運が高まってきた1930年代から1954年のベトナム独立承認までの時代を描いた壮大な大河ドラマです。 仏領インドシナで生まれ、育った主人公エリアーヌ(カトリーヌ・ドヌーブ)のモノローグで物語が進んでいきます(後に孫への語りきかせであることが分かります)。エリアーヌは、安南の特権階級の友人夫婦が事故で亡くなったことによりその娘カミーユ(リ・ダン・ファン)を養女として引き取り、育てます。そして友人の所有していた広大なゴム園の経営をも引き継ぎます。母娘は共にひとりの男性、海軍士官ジャン=バティスト(ヴァンサン・ペレーズ)を愛したことでお互いが数奇な運命を辿ることになります。 とはいえ、住み込みの召使い、苦力たち、鞭を使っての使役、奴隷売買、阿片窟、拷問、処刑などの直接描写からはフランス植民地帝国によるインドシナの強烈な支配構図の方が際立ち、軸をなすラブロマンスが途中霞みがちになるほどでした。自由、平等、博愛の国が、列強の名の下に過去アジアでとってきた断罪されるべき政策を包み隠さず描いています。 仏領インドシナで生まれた生粋の植民地主義者であるエリアーヌの持つ価値観は、現代社会にあっては決して受け入れられるものではありませんが、彼女は他の価値観を知らずに育ち生活してきた訳ですから、その振る舞いも自然なものと言えます。むしろそうした歴史の枠の中にあっても恋に、親子愛に、家族愛に人として情熱を燃やす姿に魅了されました。植民地「インドシナ」の象徴として母ドヌーブが、「ベトナム」の象徴として養女リ・ダン・ファンが描かれているのが興味深いですね。ドヌーブがベトナムが独立したあともインドシナの面影を偲ぶ様にレマン湖畔に佇むラストが深い余韻を残します。見応えのある大作でした。

  • 鑑賞日 2017/2/17

    苦難の歴史はさらに続く

     旧仏領インドシナ(ベトナム)でゴム農園を経営する女性エリアーヌ(カトリーヌ・ドヌーブ)と彼女の養女カミーユ、その二人に愛された海軍将校バチストを巡る大河メロドラマ。前半のエリアーヌとバチストのストーリは型通りとも言えるものだが、後半のカミーユとバチストを巡るエピソードがカミーユの成長物語として興味深く、雄大な風景にも目を奪われた。この後ベトナム人はベトナム戦争を経験することになる。彼らの苦難はさらに続く。

  • 鑑賞日

    フランスとベトナムの狭間で…

    本作が公開された時、是非映画館まで足を運びたかったのですが、忙しくて断念したことを覚えてます。この度はDVDを購入出来たので、鑑賞するに至りました。 1930年代のベトナムが舞台になっており、当時はベトナムはフランスの統治下にありました。ベトナムには行ったこともありますが、街を歩くとフランス風の建物や施設があちこちにあります。その時代に興味もありましたし、統治時代の実情も是非知りたいと思ってました。 戦前はヨーロッパの列強国がアジア諸国を植民地化して、富を謳歌してたと聞きます。カトリーヌ・ドヌーブ演じる主人公エリアンヌも、祖国から離れてベトナムでゴム園を営む裕福な家庭で生まれ育ちました。やがて父の後を継ぎ、美しく強い経営者として多忙な日々を送ります。その影響からか婚期を逃し独身を貫いてるのでした。ただエリアンヌには現地人の孤児であったカミーユという名の養子がおりまして、小さな頃から育ててました。カミーユはエリアンヌのように強く美しく成長していきました。 そしてストーリーは動いていきます。エリアンヌにはジャン=バティストという恋人がいました。このハンサムなフランス海軍士官とカミーユが恋仲になり、駆け落ちをしたのです。その落ちて行った僻地で、ジャンとカミーユは過酷な現実を目の当たりにします。ある奴隷市場でフランス士官が現地人を殺してしまう場面にあいました。怒ったカミーユはフランス士官を射殺してジャン=バティストと共に逃亡を続けるのでした。その途中ではカミーユは子供を出産しました。親子3人の幸せな未来が待ってるかと思いきや、3人はフランス軍に逮捕されて、ジャンはフランス軍に暗殺されてしまいます。 数年後カミーユがフランス軍から釈放されます。しかしエリアンヌと共に暮らすことを拒んで、独立運動に参加することを決めたのでした。エリアンヌとカミーユの間に、フランス人とベトナム人の壁が作られた瞬間です。 そしてエリアンヌは、ゴム園を手放しフランスに移住しましま。ベトナムに別れを告げたのでした。 また数年が経ち、ベトナム独立のためのジュネーブ協定が結ばれた会場で、エリアンヌは独立運動の代表の一員になったカミーユに会いに行きます。エリアンヌが引き取ったカミーユの子供を連れて…。 カミーユとカミーユの子供は再会できるのか?ラストの言葉は心に残りました。 ストーリーを長々と書きましたが、本作にそれだけ無駄なシーンが少なかったからです。それなしでラストが良いと、私は言えないと思ったからです。 この3時間の大河ドラマ、植民地政策による、支配する側と支配される側の関係の難しさが伝わります。その中でベトナムのハロン湾などの美しい風景が作品に気品を与えてます。そして登場する女性の美もあり、フランス映画の洗練された美意識には感嘆します。大作の名にふさわしい映画だったと思います。

  • 鑑賞日 2015/7/7

    インドシナ

    ゴム園を経営する母と養女がくしくも同じ男性に恋愛感情を抱いてしまう前半パート。共産党の決起に巻きこまれた娘だがこれが運命の出会いを引き起こす。前半こそ見所はこの3角関係がどう展開していくかというワクワク感しかないものの、この土台がとんでもない波乱を起こす後半パートは恋の再燃を中心に国の裏切り、独立といった戦火の中で重大な決心をする。逃亡中に共産党のジャンヌ・ダルク言われることから豊かなゴム園で暮らしていたお嬢様から180度変わった人生となったのは一目瞭然。そんな代名詞をつけられた彼女の人生の決断がこの映画の魅力を曳きたてている。

  • 鑑賞日 2015/2/26

    今なら分かること

     初見かと思いTVの深夜映画を観る。  年下の将校に恋をしたカトリーヌ・ドヌーヴが、その将校と自分の養女との関係を知り、自らの恋をあきらめる方法について話す場面で学生時代に観たことを思い出す。  「恋を忘れる方法は知っているわね?」  「ええ、無関心になること。」  この台詞に二十歳そこそこだった私は、この大人の恋愛の激しさと厳しさを憧憬の思いで感じたものだ。  しかし、今40歳を超えてこの場面を見ると、ドヌーブの孤独と悔しさがひりひりと伝わってくる。  何歳になっても若々しい肉体や溌剌とした精神への憧れは消えない。しかし、もう向うからは見向きもされないほどに自分は歳を重ねすぎている。  この中年女と若い将校の関係が、まさにフランスとベトナムの関係に重ね合わされている。そして、将校を奪って自分の前から消えていったベトナム人の養女は、共産主義という思想そのものなのだ。

  • 鑑賞日 2015/3/3

    フランス版「地獄の黙示録」…ではないけど

    992年の作品なんですね。 設定が昔だし、カトリーヌドヌーヴがきれいすぎて年代を見誤ってしまいました。 ベトナムでカトリーヌドヌーブが暮らしてるのって、最初すごく違和感あります。ベトナムはフランス領だったってことはよく知ってるつもりだったけど、実際にはこういう情景だったんですね。 それにしても美しい、魅惑的な土地です。初めて訪れたフランスの人たちはここに恋をして、どうしてもここを自分のものにしたい!と思ってしまったのかもしれない。現地の人にしてみれば、本当に迷惑なのに、そんなこともわからないような盲目的な、独占欲…なんだろうか。 ベトナムの人たちの澄んだ瞳に、胸が痛みます。戦争で人を傷つけたことのある国の人間として。(傷つけたことのない国ってあんまりなさそうだけど) カミーユのまっすぐな可愛らしさやタンの賢明さにも打たれてしまって、ベトナムがんばれ!と思いながら、最後まで夢中で見ました。 映画はエリアーヌ(カトリーヌドヌーヴ)の視点で描かれてるので、戦争については遠くから見ている感じ。革命戦士となったカミーユを見てみたかったなぁと思いますが、そうすると全然違う映画になってしまいますね。 北ベトナムにも行ってみたいな、もっとこの国のことを知りたい、と思いました。

  • 鑑賞日 2015/1/20

    エキゾチックな歴史

     フランス植民地時代のインドシナ(いわゆる仏印)を舞台に、三人の男女の数奇な運命を描いた歴史叙事詩的な風合いを持った大作。南北ベトナムの独立にいたるまでの緊張と混乱が主人公エリアーヌ(ドヌーヴ)の視点で語られる。彼女がフランス人とはいえこの地で生まれ育っていて王族から受け継いだゴム園を経営しながらその遺児を育てているという立場にあり、どちらかといえばこの土地の目線でフランス政府や軍、警察の横暴ぶりを眺めている。その立場は、冒頭の軍と農民とのボートレースのシーンで明確に示されている。  彼女に夢中になる海軍士官のバティスト(ヴァンサン・ペレーズ)がエリアーヌの養女カミーユ(リン・ダン・ファン)を助けたことからその数奇な運命が転がりはじめる。左遷の地(ドラゴン島)で再会するバティストとカミーユは恋に落ちる。ここで軍の非情さを目撃したカミーユは共産主義運動に身を投じていくことになり、やがてコミュニスト達のジャンヌ=ダルクとしてその象徴的存在となる。彼女にフランスの国民的ヒロインの名が冠せられていることの皮肉。  当時の帝国主義の横暴を自ら省みるような作風だけどそこにインドシナ側の立場に立つフランス人を介在させることによって彼らにとっての重荷も多少軽減されるような仕上がりになっている。運動に身を投じる決意をしたカミーユと母親代わりのエリアーヌとの別れのシーンがこの長い映画のクライマックスシーンだろうか。時代に翻弄された母娘の姿が象徴的に現れていた。後に世界遺産に登録されることになるハロン湾の美しい風景も見ることができる。

  • 鑑賞日 2014/11/30

    自由の戦士カミーユ

    仏領インドシナで広大なゴム農園を経営する女主人(カトリーヌ・ドヌーブ)とその養女が、同じ海軍士官を愛してしまったことをキッカケに生じる葛藤や、植民地政策からの独立を目指す民衆運動に翻弄されていく一家の運命をスケール感たっぷりに描いた歴史絵巻。 海軍士官と養女との間に生まれた男の子にドヌーブ扮する祖母が、両親のことを語り聞かせている場面を後半に何回かインサートするのだが、ここは最後まで観客に見せなかった方がドラマ的に高揚させられた気がする。1954年にジュネーブで開かれた南北ベトナムの国家誕生を承認する国際会議が映画のクライマックスであり、養女は独立を勝ち取った反体制派の要人として会議に出席しており、息子と祖母は面会に来ているのだが結局息子の意志で再会を果たすことなく映画はジ・エンド。 インドシナにおける奴隷制度や支配階級の堕落ぶり、さらにフランス国内の反植民地運動にまで言及出来ていた点は讃えられるべきだと思う。脱走した奴隷家族が軍人の横暴によって惨殺されたと知った養女が、半狂乱になって発作的に軍人を射殺する場面は最もエモーショナルであった。ここから彼女の人生が大きく変わりインドシナのジャンヌ・ダルクとなっていくのである。

  • 鑑賞日 2014/10/10

    長尺

    かなりの長尺なのだが、退屈せずに見られるのは、監督の手腕というよりも、ドヌーヴの存在感だ。

  • 鑑賞日 2013/10/6

    インドでもチャイナでもないけど、インドシナ。

    上質の歴史ロマン。どうしても古い映画と比較してしまいがちになる。 コッポラの「地獄の黙示録」でもフレンチ・プランテーションのシーンが用意されている。 インドシナを植民地にしたフランスを抜きにベトナム戦争を語れない。 この映画はそれ以前の共産主義が台頭して来るまでのインドシナを描いている。 あるいは、マックイーンの「砲艦サンパブロ」を思い起こす。 中国の奥地まで布教に向かった宣教師の姿とフランス人が重なる。 欧米とアジア、植民地政策と砲艦外交。 フランス資本で出来たこの映画は、カトリーヌ・ドヌーヴが主演し、 フランス軍士官とカミーユの恋を中心に、激動の波にもまれていく人間を丹念に追いかける。 人間の寿命は限りがあり、答えは往々に時の長い流れの中に埋もれてしまう。 映画はカメラの眼を通して、歴史を撮り、再構成して観客に提示することが出来る。 製作に困難がつきものだが、こういう歴史ロマンを観たいものだ。

  • 鑑賞日 2013/10/5

    欧州とアジアの破局

    仏領インドシナでゴム園を経営する母娘と、ある海軍将校の話。 まず女領主と将校の出会いから別れが描かれ、その後彼女の娘が彼に惚れるも母の手回しで二人は裂かれる。 しかし忘れられない娘は彼を追って辺境へ旅立つ。 この三角関係にインドシナの独立運動が絡む壮大なストーリーを、雄大な景観とともに見せている。 ロマンスというよりは、支配者と被支配者の関係をリアルに描いた社会派ドラマといった趣。 祖国解放に身を投じる決断した娘を見て、母は全てを売り払いフランスへ渡る事を決める。 まるでフランスとインドシナの関係を象徴するような母と娘。 ラスト、娘の生んだ子である青年は、自らの母と会うことを拒否し、祖母と行動を共にすることを願う。 彼の見た目はアジア人だが、中身はフランス人だった。運命は残酷だ。

  • 鑑賞日 1999/3/7

    正直言って

    あまりこの映画も内容をほぼ忘れてしまっています。 カトリーヌ・ドヌーブだけは記憶にはありますね。

  • 鑑賞日 2013/1/8

    激動のインドシナ

    ベトナムがフランスの支配から、独立しようという気運が高まる激動の時代。そこに、その地を愛した一人のフランス人女性が数奇の運命をたどる話。 友人が遺した子を引き取って、ベトナム人にも関わらず、わが子のように育てたが、その娘もまた、自分が愛したフランス海軍の男を愛する。そして、娘は子供まで生んでしまう。なんとも激しいストーリーだが、映画は割と淡々と進んでいく。 その男は自殺を装わされて殺され、娘は牢獄から出たにも関わらず、自分が生んだ子に会いもせずに、独立運動に身を投じる。そして、カトリーヌ・ドヌーブが、娘が生んだ子供をまたもわが子のように育てていく。 結局、自分の子供を持つことなく、ベトナムが独立したと同時に、フランスとベトナムのハーフである息子を得るのがなんとも象徴的だった。そして、ラストシーンのドヌーブの後姿も忘れがたい。 あとは、ベトナムの帆船や、足で船を上手に漕ぐおばあさんが印象深く、中国の京劇などが出てくるのも、ものめずらしく思いもした。 ちなみにインドシナとは、現在のベトナム・ラオス・カンボジアに相当するという。