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放送作品情報

夜の大捜査線

IN THE HEAT OF THE NIGHT 1967年アメリカ / 字幕 : 110分 / 吹き替え : 95分 / ドラマ

黒人ゆえに着せられた殺人冤罪事件を通して、60年代のアメリカの社会の闇を鋭く描く犯罪映画の傑作
解説

『卒業』『俺たちに明日はない』などをおさえ、1967年のアカデミー賞主要5部門に輝いた犯罪映画の傑作。黒人ゆえに着せられた殺人冤罪事件を通して、60年代のアメリカ社会の闇を鋭く描く。

ストーリー

アメリカ南部の田舎町。ある日、町の実業家が殺され、偶然駅にいたティッブスは黒人というだけで逮捕されてしまう。しかし彼は、フィラデルフィアの敏腕刑事だった。疑いが晴れたティッブスは、渋々捜査に協力することになる。彼の能力とは別に、黒人というだけで生まれる強烈な人種偏見と戦いながら捜査を進めるなか、コンビを組んだ田舎町の警察署長ギレスビーとの間に人種を超えた友情が芽生えてゆく。

出演 ※(声優)は吹き替え作品が対象です

シドニー・ポワチエ (田中信夫)
ロッド・スタイガー (富田耕生)
ウォーレン・オーツ (青野武)
ほか

字幕/吹替
字幕 吹替
掲載制限
なし
カラー/白黒
カラー
画面サイズ
ワイド
HD
※【ザ・シネマHD】にご加入の方は、
HD画質でご覧頂けます。

オススメキーワード

  • 鑑賞日 2018/4/22

    レイ・チャールズ

    冒頭のタイトルバックに流れるレイ・チャールズの”in The Heat Of The Night" Academy Awards, USA 1968 Winner Oscar Best Picture :Walter Mirisch Best Actor in a Leading Role :Rod Steiger Best Writing, Screenplay Based on Material from Another Medium :Stirling Silliphant Best Sound Best Film Editing :Hal Ashby Nominee Oscar Best Director:Norman Jewison Best Effects, Sound Effects :James Richard Golden Globes, USA 1968 Winner Golden Globe Best Motion Picture - Drama Best Actor - Drama :Rod Steiger Best Screenplay :Stirling Silliphant Nominee Golden Globe Best Director :Norman Jewison Best Actor - Drama :Sidney Poitier Best Supporting Actress :Lee Grant Best Supporting Actress :Quentin Dean

  • 鑑賞日 2018/2/7

    何度見てもいい作品

    だいぶ古い作品なので何度か見ていますが、やはりそれなりにいい作品です。はじめとラストのやりとりがなかなかだと思う。主演も主題歌を歌う歌手も黒人でなかなかいいと思います。

  • 鑑賞日 2016/12/5

    In the Heat of the Night

    「いつも心に太陽を」と本作を立て続けに観たような気がする。前者はルルが、 本作はR・チャールズが主題歌を歌っていて、長く心に残った作品となった。黒人俳優が 主役を張る嚆矢となったポワチエの作品で、今見直しても心に訴えてくる名作。 舞台はミシシッピ州の小さな町。綿花畑を署長がティッブスを、お前は恵まれているよ、 と揶揄する場面がある。ティッブスはフィラデルフィアの殺人課ではピカ一の刑事。 反撥する二人が殺人事件に共同で捜査するには、頑迷な署長に対する周囲の圧力が あったのだが、実際にティッブスを口説くのは署長の言葉だった。 黒人刑事の優秀さを、ボンクラな白人警官たちにハッキリ証明させたいから、 あんたは俺たちに協力せざるを得ない。それまで大雑把な捜査しなかった署長が、 深い人間観察を披露する。序盤ではいかにもステレオタイプの南部警察官、 中盤では誰にも本心を明かさなかった孤独な署長、そして終盤でのティッブスとの 友情を確認するおおらかなアメリカの白人。見事な演じ分けで、本作のテーマを伝える。 ポワチエも抑えた静の演技と、激しくキレる動の振幅で黒人刑事の内面の厳しさを 訴える。白人署長と黒人刑事ががっぷり四つに組んで、殺人事件を解決する。 公民権をテーマにした映画以上に深い感銘を与えた。 そしてQ・ジョーンズの音楽。ファーストシーンの夜の熱気に入って来る列車と対応 するように、ラストシーンでは静かにフィラデルフィアに帰る列車のロング・ショット。 R・チャールズの歌声がかぶり、南部の刑事物語が完結する。

  • 鑑賞日 2018/1/17

    つまらない映画をたて続けに見ていたせいかすごく面白かった。

    南部の田舎町で殺人事件が起きる。一人の黒人がつかまり警察署に連れてこられる。警官、警察署長のこの黒人に対する仕打ちから、この街の雰囲気やここの警察権力の在り方が伝わってくる。そして実はこの黒人が大都市フィラデルフィアの殺人課の敏腕刑事だということがわかる。 50年前のアメリカ南部の現実、「誰を」というのに“Whom”を使うと「北部もんだな!」という南北文化の違い、黒人刑事はこの街の白人警察署長の週給よりはるかに高給取りという南北格差がさりげなくストーリーに織り込まれていく。 殺人捜査などしたこともない署長のあきれるような杜撰な「捜査」!容疑者のアリバイさえ調べない。ロッド・スタイガーのこの署長がすごくいい。かわいささえ感じる。 2018年の今見て一番強烈に感じたのはKKKばりの白人優位主義者たちの存在。車のナンバープレートが南部のアメリカ連合の旗なのだ。半世紀経ってもまだ存在している彼らというのは、結局人間性の醜さ、修羅の命が白い皮をかぶって人の形をとっているのだ。

  • 鑑賞日

    シリアスさとユーモアのバランスが良い☆

    現在の黒人俳優たちがハリウッドに進出する先駆けになったのは、間違いなくシドニー・ポワチェでありましょう。 本作では黒人刑事の主人公バジル・ティッブスに扮して、腕利きの捜査官として好演してます。 アメリカ南部における黒人差別が残る町で、バジルが殺人事件の解決のために孤軍奮闘する姿に当時の黒人たちは拍手喝采だった気がします。 バジルはムーヴメントが起こった当時の過激派のような人物ではなく、辛抱強く白人たちの信頼を勝ち取っていきます。そこが本作の面白さであり、ストーリーの肝となってます。 現地の警察署長をロッド・スタイガー、その部下のサムをウォーレン・オーツと往年の名優たちの存在も見逃せないところです。 署長とサムも黒人に対する偏見から当初はバジルを敵視してましたが、バジルの敏腕ぶりに次第に一目置くようになるのです。 ロッド・スタイガー演じた署長のキャラは大変笑わせてもらいました。 ペンシルバニア州からやって来た警察官バジルの誤認逮捕に始まり、次々と誤認逮捕を繰り返すのです。あまりに短絡的な容疑者の特定はコメディ作品かと勘違いするほどです。 極めつけは、部下のサムまで容疑者にしたところです。そこは、さすがに大爆笑しましたね。 バジルに対しても、町を出ていけと言えば、町に留まれと言ったりしてました。平然と言うことを変えるキャラは本作を盛り上げたと思います。 最終的に犯人は捕まるのですが、それはバジルと署長の別れを告げるのでした。 駅での別れの時の二人の表情は、笑顔の中にやれやれという感情も混ざっていて複雑な心象を感じ取れました。 そこにアメリカ南部の事情が描写されてると思いました。なかなか味のあるラストでしたね。

  • 鑑賞日 2017/4/2

    黒人と白人の警官同士の対決

     素晴らしかった。  特に、最初は当然のように黒人蔑視をしていたロッド・スタイガーのギレスピーがピカ一に上手かった。特に、黒人警官であるシドニーポワチエのティップスが次第に真相に迫っていくので、その力を認めざるを得なくなっていく所が面白かった。  また、ティップスが、白人たちに全く信用されずに、襲われる所。シドニー・ポワチエが撮影の時も実際に何度も嫌がらせを受けたとの事で、驚く事だし、オバマが大統領になる今の時代からは考えられないことだ。  音楽もこの映画の雰囲気をかなり作っている。クインシー・ジョーンズ作曲、レイ・チャールズが歌う音楽が素晴らしい。  しかし、アメリカでは、警察官の黒人射殺という、新たな問題が勃発し、問題が新たな局面で繰り返されているのかもしれない。

  • 鑑賞日 2017/3/22

    主演の二人がいい。映画の流れ・・・間合いがいい。一度帰りかけるところの駅のシーンが印象的。黒人差別の残る町で殺人事件を捜査する黒人刑事。差別をむき出しにしながらもその実力に心が動いていく白人警察官。いつか立場が逆転している当たりが面白い。「野良犬」以来まともな刑事物のない国にいるとうらやましい。

  • 鑑賞日

    伏線が張ってあるものの、

    事件解決がチトご都合主義的で、ミステリーとしてはイマイチ。 しかし、捜査に紆余曲折をもたらす人種差別問題の描写にリアリティがあって、ドラマ自体はサスペンスフル。役者もよくて、ラストシーンが感動もの。 時代の旬の映画だが、今なお見るに値する佳作です。

  • 鑑賞日

    これは名作だ。

    推理映画としても秀作。レイ・チャールズの歌声に合わせた音楽(Q・ジョーンズ)も落ち着いていて、画面とピッタリ息が合っている。ポワチエがエリートっぽさを上手く演出して好演だが、ロッド・スタイガーは更に良かった。威張りながらも、市長や町の有力者にはちょっと弱い田舎の警察署長ーまさにこんな感じだろう―を出色の出来で演じた。ラストの笑顔も決まっている。

  • 鑑賞日

    エポックメーキング

    何度かテレビで拝見してますが、その度いいなと思います。人種差別の問題が重層的に描かれていて根深いし、短絡的に物事を処理しようとする田舎警察のやり方がひどい。それらを題材にしてるのがエポックメーキング的ですね。 監督のノーマン・ジュイソンは、後年「ザ・ハリケーン」で黒人の元プロボクサー殺人事件冤罪についての映画を撮る。社会派と言えそうだが、娯楽性の高い作品も数多くマルチ的な作家。

  • 鑑賞日 2006/3/21

    ロッド・スタイガーがいい!

    60年代のアメリカ南部の黒人に対する偏見はものすごかったのだろう。シドニー・ポワチエがそれを声高に叫ぶのではなく、知性的に演じている。殺人事件の謎ときめいたおもしろさもある。ロッド・スタイガーがうまい。もっとユーモラスな設定でもよかったかな?とも思うけど。SPARTAの街の帝王の蘭の温室で帝王からポワチエがびんたを張られ,張り返すシーンがすごい。

  • 鑑賞日 2011/12/22

    R・スタイガーがいい

    殺人事件の解明と人種的バイアスという立ちはだかる障壁を紆余曲折の果てに乗り越え、かたい握手を交わすバージルとギレスピー。そんな主人公ふたりをシミジミと捉えた終幕の深い余情が胸を衝く。 黒人と白人、南部と北部、貧者と富者、都会と田舎、エリートと叩き上げなど、位相の異なる二項対立を全編に散りばめながら、軋轢と葛藤滲む登場人物の揺れ動く心情をスリリングに掬い取り、保守的な米国南部の社会的諸相を背景に、謎に満ちた事件の真相を小気味の良いドラマ展開で紡ぎ出したN・ジュイソン。その洗練された語り口魅せられる秀逸のミステリーサスペンスだった。またそれは、ヒロイックな主人公をストレートに演じるS・ポワチエよりは、清濁混淆のエキセントリックな役柄を見事に演じきったR・スタイガーにより惹かれる陰影豊かな人間ドラマでもあった。 あと、Q・ジョーンズとR・チャールズによる主題歌""In the Heat of the Night""が素晴らしく、禍々しい物語の熱気を余すことなく表現した聴き応えのある一曲だった。

  • 鑑賞日 2015/3/24

    黒人を差別する典型的な南部男でありながら、街にも部下にも信頼されていない寂しさ、街と実力者の板挟みになって大嫌いな黒人の刑事に頼らざるをえないツラさ等、署長の重層的なキャラが素晴らしい。「ミシシッピー・バーニング」や「ジャンゴ」はこの映画に影響を受けている?

  • 鑑賞日

    黒人が綿花を摘むコットンフィールドのシーンは必見

     原題は""In the Heat of the Night""(夜の熱気の中で)。ジョン・ボールの同名小説が原作。  公民権運動が盛り上がっていた時期の作品で、そうしたアメリカの歴史の1ページと黒人差別の実態を知ることのできる点で、価値ある作品。もっとも、シドニー・ポワチエ演じる黒人刑事が優等生的な模範黒人であり、ロッド・スタイガー演じる白人署長との和解が白人社会にとって平和的かつ白人の尊厳を気付けないというぬるま湯的反人種差別映画という点で、現在の人権意識からは批判される余地が相当ある。ただ当時としては、この穏健な映画を作るのがやっとという人種差別が横行していたという証明にもなっている。  舞台は南部ミシシッピの片田舎。乗り換え列車を待っていた黒人が発生したばかりの殺人事件の容疑者として逮捕される。当時の南部では黒人は人として扱われてなく、黒人というだけで疑われ、殺されても適当な理由をつけて闇に葬られる。逮捕された黒人の正体がフィラデルフィア警察の殺人課のエリート刑事ということがわかり、殺された男の妻や市長の要請もあって署長は捜査を依頼することになる。  殺されたのは南部で工場を建設しようという北部から来た実業家。刑事は捜査を始めるが、黒人と同席することはおろか、白人が黒人に取り調べを受けるなどというのは屈辱でしかない。刑事は命を狙われるが、保守的で頑固な署長も次第に心を許すようになり、刑事を守る立場に転じていく。  その南部の粗野だが心根のいい男をスタイガーが好演してアカデミー主演男優賞を獲得している。もっとも人種差別主義者だが、本当は気がよくて、優等生的な黒人とは理解しあえるナイスガイという、白人なら誰でも喜びそうなこの人物像が、当時のアメリカ社会の限界を示していた。  そうした批判を超えてもよくできた映画で、奴隷時代そのままに南部大農場のコットンフィールドで綿花を摘む黒人労働者のシーンは、時代を記憶しておくという点でも貴重な映像。  ポワチエはハンサムだが、役柄もあって若干演技が硬く、人間味のある男を演じるスタイガーにいいところを持っていかれている。(キネ旬8位)

  • 鑑賞日 2014/12/9

    初鑑賞は中学生の頃にテレビの地上波で。それまで映画は怪獣もの、ヘプバーンの『ローマの休日』、007や寅さんのような夢物語の娯楽と思っていたが、こんな映画もあるのかと開眼させられた記念作といえる。 主演は名優ロッド・スタイガーとシドニー・ポワチエ、音楽クインシー・ジョーンズ、主題歌レイ・チャールズと揃って名作にならないわけがない。 アメリカの根強い人種差別に、正に熱気が伝わる夜のシーンなど60年代シネマの金字塔である。

  • 鑑賞日

    刑事映画の名作

    人種差別が色濃い南部の田舎町で殺人事件が発生。容疑者として、駅で列車待ちをしていた黒人の男ティッブス(S・ポワチエ)が連行される。取り調べで、彼がフィラデルフィア警察殺人課の敏腕刑事で、休暇を利用して故郷に戻る途中だったことがわかる。殺人事件を扱ったことのない地元警察署長のギレスピー(R・スタイガー)は、ティッブスの類い稀な行動力と高い捜査能力や推理力、そして“黒人”であるということに戸惑いと反感を覚えながらも、協力して捜査を進めていく…。 分かってはいたものの、いわれのない黒人差別と偏見のあまりの酷さに、感情を押し殺して冷静に捜査をしていたティッブスはついにブチ切れる。捜査を止めて町を出ようとする彼を、ギレスピーが彼を奮い立たせるような一言で引き留めるシーンは実に感動的! 1967年度のアカデミー賞の作品・主演男優(スタイガー)等に輝いた刑事映画の名作。 ラストのギレスピーとティッブスの駅での別れのシーンもグッとくる!

  • 鑑賞日

    夜の?

    ストーリーからしてタイトルが変な気がする。思ってたよりは面白くなかったけど、バージルに対する周りの態度にイライラしながらも最後まで観れた。

  • 鑑賞日 2014/9/26

    しっかりミステリーしている

    観直してみると、きちんとミステリーしている作品だったことに驚いた。脚本、撮影、音楽とも贅沢な顔ぶれ。ウォーレン・オーツがいちばん面白いキャラだった。 それにしても「続 夜の大捜査線」は「キングコング2」よりくだらなかったな。

  • 鑑賞日 2014/9/20

    容疑者大乱立

    こんかい 今回4度目の鑑賞となるが、改めて気が付いたことは、全員笑顔を見せる事無く、愛想笑いをするシーンはあるのだが、その他は苦虫を噛み潰したような顔をしている事。 ポアチエの捜査手法も一人芝居で、署長の独りよがりの決めつけと同様であり、二人が、特に署長の抽出する容疑者が多すぎる事になってしまい、第3者にも似ていると指摘されるのを見るとなるほどと納得してしまう。 黒人のシドニー・ポワチエと強面のロッド・スタイガーの絶妙な間合いは、南部北部の対立関係無しに他の設定でも名コンビを見せてくれると思う。 故障したエアコンの異音が暑さとイライラ感を倍加させる。

  • 鑑賞日 2013/3/10

    けだるい暑さと、腐敗、陰湿な敵意が充満するミシシッピーの田舎町の夜を、シドニー・ポワチエ演じる都会からきた黒人刑事が、孤立無援で捜査に走る。緊張あふれるミステリー映画の傑作を大スクリーンで観られて感激です。 それにしても「大捜査線」という日本語タイトルは失敗だよね。原題は「In the Heat of the Night」だから、「ミシシッピーの熱い夜」くらいがいいと思うんだけど。レイ・チャールズ歌う同タイトルの主題歌もすばらしい。意欲も能力もない田舎の警察署長とは対照的に、バリっとクールなシドニー・ポワチエの刑事が、手ひどい侮辱を受け、屈折を抱えつつも、しだいに捜査に熱くなっていくさまがいい!

  • 鑑賞日 2014/3/21

    黒人ベテラン刑事が、白人ぼんくら警官に喝!

    南部の黒人差別が色濃く残る田舎町。白人ぼんくら警官に、テキトーに逮捕されるとこから始まる。まず、ただ黒人というだけで逮捕したにもかかわらず、誤りもしない白人警官にムカムカ~! そして、この田舎町全体が黒人に対して、ひどい差別意識を持っていることにそこかしこで気づかされる。  そんな中、バージルは差別にも偏見にも耐え、事件の真実を追う。そのバージルがなんと理性的でクールなことか。白人どもがバカタレに見えてしょうがない。でも、バージルのその真摯な姿勢に、一番毛嫌いしていた署長の心が傾く。  バージルの人間性、また真実の前ではだれでも平等なんだ。

  • 鑑賞日 2013/2/24

    ミステリーとしてよりも社会性に意義があった作品

     黒人が有能な刑事で白人が殺人捜査の経験もない無能な警察官という設定は、今から見ると図式的過ぎるようにも感じるが、公民権運動の盛り上がりという時代背景はあるものの、当時としてはとても画期的だったのだろうと想像する。何度観てもラストシーンには感動するのだが、ミステリーとして観ると、事件としての底が浅く、思い付きと偶然であっけなく解決してしまったような印象で物足りない気がする。そうはいっても、この作品の持つ社会的意義はとても大きいものだったことは間違いない。

  • 鑑賞日 1974/5/19

    ロードショーから6年、名画座で捉まえた。

     川崎駅ビル文化。たしか、この小屋は1回しか行かなかった。  アカデミー受賞の名作。期待し過ぎたのか、いまいちノレなかった。  犯人役の役者のご面相が、強烈。  「招かれざる客」もあんまり感心しなかったし、ポワチエとは相性わるいかな。ジョアンナ・シムカスと結婚して彼女をカムバックさせなかった。 (ファンの勝手な言いぐさ。)

  • 鑑賞日

    よくやった!

    シドニー・ポワチエではなくロッド・スタイガーがアカデミー賞を受賞したあたりが当時のアメリカ社会を象徴している。テレビで再放送見たけど、映像的にも”夜”が強調されていて良かった。 それにしても、この時代でこの映画とは、なかなか勇気ある行動だと思いますね。 ポワチエがハンサムでかっこいいんです、これがまた。 落ち着いているしね。 音楽もいいですね。クインシー・ジョーンズ。 黒人をネタにした映画はたくさん作られてますが、そのさきがけと言っていいでしょう。 シドニー・ポワチエがいなければ、デンゼル・ワシントンがアカデミー賞を受賞できなかったかもしれませんね。 佇まいが二人とも似ています。 ワシントンがポワチエを意識しているのかもしれません。 それでもさきがけとしての黒人主導映画という意味でパイオニアですよね。

  • 鑑賞日 2014/1/4

    飛行機の中で、英語で見たのであまり意味がわかりませんでした。

  • 鑑賞日 2013/9/12

    夜の熱気の中で

    レイ・チャールズの主題歌に載せたタイトルバックがむちゃくちゃかっこええ!! とある南部の田舎町、土地の大立者が殺され、流れ者の犯行とにらんだ保安官は、駅で乗り継ぎ待ちをしていた黒人を拘束するが、彼は、フィラデルフィアから来た刑事だと名乗った・・・ 黒人が白人の犯罪を捜査するという、設定自体のスリルもさることながら、今見ても推理ドラマとしての完成度がすばらしい。はっとするようなどんでん返しがあるわけではないですが、気持ちの良い結末まであれよあれよという間に持っていかれます。 当時のハリウッドで、唯一主演を張ることを許された黒人俳優、シドニー・ポワチエの代表作。盛んだった公民権運動に背中を押されて、1967年度製作作品。(公民権運動ってこんな最近のことだったんですね。) 黒人大統領などSFでも出てこない時代、業界では、根強い差別に悩まされ、一方、過激な黒人層からは、「肌の黒い白人」と揶揄されながらも、映画史に黒人俳優の名を刻んだポワチエの演技はやはり迫力があります。 余談ですが、タイトルからして真夏の話かと思いきや、この話、実はインディアンサマー(日本でいう小春日和)の出来事です。(木の葉とかまってます。)やや季節はずれかと思いきや、まさに今ぐらいの季節なわけで、秋の夜長に楽しむには最適の、上質なミステリです。

  • 鑑賞日

    in the heat of the night

     この映画がサスペンス映画の傑作となった要素はいくつかある。まずは人種差別の強い南部という舞台設定、さらにシドニー・ポワチエとロッド・スタイガーの男同士の静かだが火照りを感じる演技合戦。それとクインシー・ジョーンズ、レイ・チャールズらが担当した音楽。  今でこそ黒人スターは珍しくないが、60年代当時、黒人の銀幕スターを見つけることは難しい。ポワチエはまさに黒人達に映画界への道を開いた開拓者。今で言うとデンゼル・ワシントンのような立ち位置の役者だろうか。  彼(ポワチエ)が演じるバージルが優秀なデカであり、一方町の保安官であるギレスピー(ロッド)は捜査も大雑把で理屈でもバージルにはかなわない。つまり見下すべき相手が自分たちよりも優秀であるという逆転。ギレスピーは当初、黒人ということに嫌悪を示すが、ガチガチの人種差別主義者ではないことが、次第にわかってくる。このロッド・スタイガーの演技が主役以上にうまい。賞を取るのも納得の演技。とくにラストでの二人の別れのシーンが最高に粋である。  邦題のまずさは当初からのもの。タイトルから入っちゃうと「えっ?」となるでしょう。「踊る大捜査線」じゃないんだから。

  • 鑑賞日 1976/8/7

    ノーマン・ジュイソン

    1976年8月7日(土)に「土曜映画劇場」?にて。 ロッド・スタイガーすばらしいです。

  • 鑑賞日 2015/3/26

    郷愁を感じる

    久々に見て、シドニー・ポワチエは赴任してきて、黒人故同僚に嫌われる、と思いこんでいました。ただの旅行者だったのですね。

  • 鑑賞日 2013/7/28

    対照的な二人の微妙であり絶妙な距離感

    都会であるフィラデルフィア警察の黒人敏腕刑事バージルと南部ミシシッピー州の田舎町の警察署長ギレスビーという対照的な二人の微妙であり絶妙な距離感が物語を面白くしています。 映画は人種差別が根強く残る南部の雰囲気を大げさになり過ぎず、リアルに描いています。黒人に対して偏見を抱いていたギレスビーがバージルに対して徐々にその手腕を認めざるを得なくなり、心の距離を近付けていく過程も見所です。アドリブで演じたという署長宅での二人のシーンは何とも味わい深いものがありましたね。二人の関係がグッと接近した場面だと思いました。 ラストシーンでギレスビーがバージルの荷物を持ってやり、握手をしてお互い笑顔で言葉を交わす。まだ微妙な距離感が残ってはいるんですが、明らかにお互い最初とは違った感情を抱いていて、なんとなく心が和むというかホッコリしてしまう名場面ですね。

  • 鑑賞日 2013/7/20

    今も昔も

    人種間の協力ものはスリリングだし上がる。署長の「お前は本当に白人みたいだな」のセリフには考えさせる。

  • 鑑賞日 1999/3/9

    前から

    前から見てみたいと思っていた映画でした。 殺人事件に人種差別を絡ませた話です。 シドニー・ポワチエが実に良かったと思います。

  • 鑑賞日 1983/5/6

    バディ映画

    1983年5月6日、鑑賞。 シドニー・ポワチエとロッド・スタイガーの二人の刑事によるバディ映画。 都会の凄腕刑事が黒人であるということ、田舎ののんびりした白人刑事。いまだ黒人差別が根強い田舎で、白人刑事が黒人刑事に頼らなければならないあたりの屈辱感が上手く表現されていた。 二人の別れの場面は切ない。

  • 鑑賞日 2013/5/24

    違和感が楽しめる、不思議な映画。

    有名な映画なんで、少し違った方向から…。 冒頭のハエをゴムで撃ち殺す所からなんとなく、奇妙な展開に…。話の展開も殺人事件の本筋から外れた白人黒人の人種差別でスムーズにすすまないし、警官同士の仲違いあり、誤認逮捕ありと邪魔ばかり。夜のシーンより、昼間の気だるい太陽からの光のほうが印象深いのに(だけど森はすっかり秋めいて色づいているし)、なぜこのタイトルなの か全然納得できない。いらいらさせたいのかと思うくらい、違和感のある中て、映画がジグザグに進行する。最終的に降って出た様に犯人が捕まりあっけなく終わってしまった。殺された男の奥さんは市長はライバルの親父はまった く関係ないのかよ、なんのための伏線なんじゃあ。そもそも場違いな東部のエリートのやたらパリッとした黒人警官が、夜中に火曜日だけ走る列車を待っていたところから、予感させていたのか?これが違和感の始まりだ。実は意図していたことで、それが狙いで全て計算ずく?どでかいアメリカンカーが土煙りあげながら通るミシシッピの侘しい風景も、地元住民の品の無さもこのなんとも言えない気だるさ溶け込ませるための、この映画という虚構世界を創造させる為だけに作られた舞台装置なのか?もしそうだとしてら、この映画は、ものすごく贅沢なシロモノなのかもしれない。ただ、違和感を楽しめるのは、この時代の差別感覚がわからない自分のアホな特権でしかないことは言うまでもないが…。

  • 鑑賞日 2014/9/20

    黒人差別の根深さ

    #922 シネマヴェーラ渋谷「夜の大捜査線」。シドニー・ポワチエ&ロッド・スタイガー主演、ノーマン・ジュイソン監督の1967年作品。南部ミシシッピ州の小都市で殺人事件が発生。乗り換え列車を待っていて誤認逮捕されたフィラデルフィアの黒人刑事が地元警察署長と協力して犯人を追い詰めていく。

  • 鑑賞日 2011/12/21

    納得の主演男優賞

    ノーマン・ジュイソン監督の油の乗り切っていたころの作品。シドニー・ポワチエもいいんだが、最初から最後まで一本調子の演技。それに対して、ロッド・スタイガーの変幻自在の演技。いいところを、持っていかれてしまったなあ。アカデミー賞の主演男優賞は納得。

  • 鑑賞日 2013/3/3

    ソウルミュージックと偏見について

    冒頭からすごくかっこいいソウルミュージックから始まり、期待をどんどん引き上げます。音楽はクインシージョーンズ。設定は1966年で既に黒人が認め始められてきた時代。それでも南部では差別がとんでもなくひどい。そこに放り込まれた超優秀な黒人刑事と偏見いっぱいの地元警察と街の人々の葛藤。しかし興味深いのはこの時代既に南部でも白人黒人どちらの人種欠いても社会が成り立たない構造になっていた点です。人間の感情を変えるのが一番時間がかかるという事でしょうか。

  • 鑑賞日 2013/1/19

    クール!

    シドニー・ポワチエが本当にカッコいい! 当時としたら、こんなにクールで、白人のように振る舞う黒人が登場するって 画期的なことだったんだろうね。 黒人に対する複雑な心情を描きながら ちゃんとミステリーとしても面白い展開、目新しい見せ方になっていると思う。 (エロスもあり!笑) 少しあっさりし過ぎてると思える終わり方も、 全体のテンポを崩していなくて好感が持てます。

  • 鑑賞日 2011/12/6

    ピシッとスーツを着こなすシドニー・ポワチエが素敵。 白人現地警官との間に生まれる、ちょっとした絆がいい。 こういう大人の男同士の関係は憧れるなあ。 微妙な時代の微妙な人間関係を描いていて、スリリングだった。

  • 鑑賞日 2012/11/18

    コクのある映画

    もう50年近くたつ映画だけど、初めて見た。 公民権運動のピークとも言える時代の、緊張した微妙な雰囲気が全編に流れる。 タイトルは大げさで内容を表していない。 シドニー・ポアチエPoitierはフランス語読みで、ロッド・スタイガーSteigerはドイツ語読みの名前の二人が、気持ちの合わない雰囲気に役立っている?まさか!

  • 鑑賞日 2012/9/4

    露出狂

    暗闇を切り裂く一筋の光。列車がある黒人を乗せてミシシッピーの田舎町に到着する。ミシシッピーといえば差別の激しい州ではないか。この黒人男性は、何を好き好んでと思ったが、どうやら列車を乗り継ぐ為に、仕方なしに一時留まっていたに過ぎない。 いい加減な警官サム(ウォーレン・オーツ)が夜の巡回パトロールの途中、ある店で休憩している。その店の店員は黒いハエ殺しに夢中である。黒いハエと黒人のイメージが重なり、嫌な予感がする。この男、何故かサムが欲しがるパイを隠して売ろうとしない。この後サムはパトロールに出て道路に倒れる被害者を発見するのだが、この時のサムの巡回経路が後に重要になってくる。伏線を散りばめたとても重要なシークエンスだった。家の中で裸でいて、サムが覗いてもむしろ挑発するような態度の露出狂女デロレス(クエンティン・ディーン)の存在は、単なるサービスショットではなかった。 サムが捕まえた男・バージル・ティッブス(シドニー・ポワチエ)は、フィラデルフィア警察の殺人課の刑事だった。名前をバージルと聞いて、署長のビル・ギレスピー(ロッド・スタイガー)は大笑い。「フィラデルフィアでは何と呼ばれている」と聞かれての答えは、アメリカ映画協会の選んだ名セリフのひとつのようだ。優秀な黒人刑事として、いや人間としてのプライドに満ち満ちている。こんな自信たっぷりな態度を黒人にされるのは、この地域の白人にとっては屈辱的なことなのだろう。 一度追い返した黒人敏腕刑事を駅まで追い掛けて、自分の気持ちを抑えて説得しようとする駆け引きは見物である。終始クチャクチャとガムを噛んで、太った体格が何をするにも面倒くさそうに感じられるロッド・スタイガーは、この作品でアカデミー主演男優賞を受賞している。 この年の主演女優賞が『招かれざる客』のキャサリン・ヘプバーン。本作と同じく、黒人を受け入れる白人としての演技が素晴らしくての受賞である。 この土地で活動するバージルは、常に一般市民に狙われる身でもある。白人男達に追い詰められるシークエンスは緊張感に溢れる。ピンチを救ってもらっても礼も言わず去っていくバージルの怒りも分からないではない。バージルのこれは文字通り命懸けの捜査で、このプロ根性には頭が下がる。 ギレスビーは早く帰らせようとするのだが、バージルは引かない。妥協点としていつまでという期限付きの約束をするのだが、それがタイムリミットとなる面白さ。迫りくる白人市民の脅威。真犯人は誰なのかという謎解きの興味。 ラストシークエンスがやはり良い。ギレスビーの敬意がさり気なく表現されている。人種など関係なく、人間として尊敬し合える二人の描写として、実に素晴らしいエンディングであった。

  • 鑑賞日 2012/1/2

    あ、あらすじが完全ねたばれですが…

  • 鑑賞日 2012/7/1

    ちがう

    夜は合ってるけど・・・大走査線ではない。 地道に1人で捜査してるわけだし。 でも、なかなか渋い刑事ドラマとして楽しめました。

  • 鑑賞日 2012/5/22

    優れた社会派ミステリ

    むかーし、NHKで放映があって録画したのを見た。衛星放送が始まるはるか前で三十年近く前だと思うが、その時は大して面白い作品とは思わず、ただ黒人の警察官と白人の署長の対比が際立っていた記憶がある。初めて映画館で見て、こりゃよく出来たミステリだ、というのがまず最初、次に当時の(今もかもしれないけど)黒人差別の状況が身に迫ってよく分かる、最後にやっぱりよく出来たミステリだ、という感想になった。 偏見と見込みだけで捜査する地元警察、証拠一つ一つに基づいて犯人像を見出していく黒人警官と、ミステリの形をとりながら、話は次第に社会の暗部に敢えて切り込んでいき米国南部の黒人蔑視の非道さを目の当たりにする。最後に冒頭のパイ屋でパイが無かった理由は彼がそれを作る時間がなかったからだ、と気がつくと全て合点が行く。 ところで、三十年近く前に見た時に、警官と署長の対話シーンで白と黒のコントラストをうまく使ったシーンがあったと記憶しているのだが、今回それがどこか分からなかった。単に記憶違いなのかな…。

  • 鑑賞日 2011/4/23

    「夜の大捜査線」の真の主演者はリー・グラントである。

    映画は時代の鏡、時代が映画を創るとはよく言われるが、 この「夜の大捜査線」は、まさにそのような映画であった ことがよく判る。 公民権運動がピークに達し、そして時代が大きくうねる60 年代末の激動と変化の時代に生まれた作品である。 主演のシドニー・ポワチエは、まさにその象徴的存在であり、 その他にも音楽に関わっているクィンシー・ジョーンズや レイ・チャールズもそのような存在である。 撮影監督のハスケル・ウエクスラーは、撮影監督としてだけ ではなく社会問題を取り上げる映像作家としての一面も持ち 合わせている。この映画に関わることは必然であろう。 こうした人々と並んで、注目すべき出演者がいる。 被害者の妻を演じるリー・グラントである。 赤狩りで沈黙を余儀なくされ、この作品が12年ぶりの登場で ある。 リー・グラントが演じる人物が地元警察を批判するセリフこ そは、赤狩り時代に彼女が言いたかったことではなかろうか。 そして物語は、そのセリフによってヴァージル刑事が捜査に 動くことになるのだ。 彼女こそこの映画の影の主役なのである。

  • 鑑賞日

    夜の大捜査線

    最初期の「ゴルゴ13」ってこんな感じだった。