PROGRAM

放送作品情報

ストレイト・アウタ・コンプトン

STRAIGHT OUTTA COMPTON 2015年アメリカ / 148分 / 青春ドラマ

[R15+]過激なラップを武器に社会と戦った伝説の集団N.W.A.。その栄光と影を再現する音楽ドラマ
解説

1980年代後半から90年代にかけて活動し、多くのアーティストに影響を与えたヒップホップ集団N.W.A.の軌跡を描く。メンバー本人が製作に加わり、アイス・キューブ役を実の息子オシェア・ジャクソン・Jrが熱演。

ストーリー

1986年、全米屈指の危険地域とされるカリフォルニア州コンプトンでは、ギャングの抗争や麻薬売買が日常化し、警察は黒人を手当たり次第に摘発していた。ロサンゼルスで盛り上がりつつあったヒップホップに未来を感じたイージー・Eは麻薬の売人を辞め、DJのドクター・ドレーやアイス・キューブを誘いN.W.A.を結成。ストリートの過酷な日常を題材とした過激なラップでたちまち人気を得る。

出演 ※(声優)は吹き替え作品が対象です

オシェア・ジャクソン・Jr (勝杏里)
コーリー・ホーキンズ (伊藤健太郎)
ジェイソン・ミッチェル (荒井聡太)
ほか

字幕/吹替
字幕 吹替
掲載制限
R15+
カラー/白黒
カラー
画面サイズ
ワイド
HD
※【ザ・シネマHD】にご加入の方は、
HD画質でご覧頂けます。

オススメキーワード

  • 鑑賞日 2018/1/23

    ポール・ジアマッティの銀髪が見られる。

    ラップ・ミュージックはほとんど聴かないので、N.W.A.というヒップホップ・グループの 名前さえ知らなかった。しかしその歌詞の過激さは、人種差別の真っただ中で生まれたもの。 1986年、LAの中でも治安の悪いコンプトンで結成されたN.W.A.はアーティストの はしくれだが、ラッパーの恰好は無条件で警察の乱暴な身体検査にさらされる。 この日常茶飯の警官の暴力にメンバーのアイス・キューブは弾劾の歌詞を書き、 攻撃的なラップとして発表した。黒人ゆえに浴びる警官の暴力、現在でもたびたび報道に 取り上げられる不祥事を引き起こす。取り締まり側の過剰反応に人種差別の意識が 深くこびりついている。ラップそのものの認識を新たにする刺激に満ちた作品だ。 デトロイト警察とのライブ会場での衝突、LA暴動も視野に収め、社会的メッセージも重い。 いい映画はさまざまな要素がからみ合って、重層的な訴求力を獲得する。 純粋に音楽映画として、無名の黒人青年たちが名声を勝ちとる成長物語でもあるが、 彼らを食い物にする輩も多数群がる。ギャランティーの問題で、アイス・キューブが脱退、 さらにドクター・ドレが独立、リーダーであるイージー・Eは孤立し、音楽的にも彼らから 後退する。相手をラップで罵倒する仲間割れも凄い。ラップ・ミュージック界のダーティな 世界の描写など犯罪映画顔負け。 音楽、ドラッグとセックス、犯罪、人種差別と網羅した黒人映画の秀作に仕上がった。 ラストは90年代の伝記として、イージー・EのHIV感染で映画に幕が下りる。

  • 鑑賞日 2017/11/28

    映画としては

    非常に面白い。 特に音楽映画、青春映画、サクセス物、としても充分楽しめる。 ただ、問題はこれはあくまでも伝記映画となっているが どこまで真実を語っているかと言われれば、少し疑問もある。 それはまた別の話なのかな、と。 それでも、少なくともメインの登場人物3人の描き方としては公平に描かれているかな、と。 若い時、血気盛んな時で、あそこで育てば、そら優等生にはならんよ。

  • 鑑賞日 2017/10/28

    アイス・キューブの出世物語

    アイス・キューブが所属していたヒップホップ・グループ「N.W.A.」の結成、大ヒット、そして分裂を描く伝記映画。アイス・キューブ役がよく似てると思ったら、彼の本当の息子だった。ミュージシャンの伝記映画は、「恋するリベラーチェ」('13)「最後のマイ・ウェイ」('12)など色々あるが、ほとんどが隆盛とその破滅(しかも女とドラッグが絡む)を描いている。

  • 鑑賞日 2017/10/13

    過激なリリックで躍進する

    1986年 と言えば ひたすらポップスやロックばかりをウォークマンで聴いていたと記憶する 彼等がいなかったらその後のヒップホップいうジャンルが確立される事はなかったのだろうか 解説によればN.W.Aに影響を受けたアーティストは少なくないとの事 カメラアングルによってはデンゼル・ワシントンに見えなくもないドクタードレーがヘッドホンで聴いてる冒頭のレコードの音源が私好みで できれば もっと沢山あの手の曲を流して欲しかったなぁ いつの時代も湧いてくる 大金を稼げると臭いを嗅ぎつけ寄生虫よのうにたかるクズは胸糞悪くなる まるで自分が成功者のような大きな顔で やりたい放題 ポール・ジアマッティは まだ無名時代に 理不尽な警官から 「外見で差別するのは絶対に許せない」と彼等を擁護する辺りは 微笑ましかったけど 彼もやはり同じ寄生虫に成り下がる 『ロックオブエイジス』の役柄そのまま やっぱり彼は人でなしが上手い 見捨てられた後はギョロ目が窪んでやつれた表情 その顔を確認して悦に入る そんな私もまた、人でなし ラップがよくわからない じゃあ、何で見たの?と言われそうだけど 栄光の光と陰 更には 再結成直前のその時代特有の病に倒れる 命の儚さなど 運命に翻弄され 大切な何かを見つけて行く 『ファックザポリス』の過激で攻撃的なリリックをズラッと並んだ警官の前で平然と歌い出す彼等には驚く しかも 始まる前に止められていたにも関わらず! そんなポリシーを貫く反骨精神が後々のアーティストに与えた影響は大きかったのかも

  • 鑑賞日 2017/10/9

    ラッパーの心意気

    ヒップホップの代表格であるN.W.A.の歴史。 先鋭的な彼らの軌跡がエリック(イージー・E)を中心に語られる。 極力事実を語りながらドラマ性を重視。 出身地コンプトンにおける迫害の実態や彼らの生き様が生々しい。 社会に対する怒りは享楽に勝ち、アピールが優先する。 米国音楽シーンを塗り替えていった意思の具現。

  • 鑑賞日 2017/10/9

    コンプトン

    濡れ濡れパーティー

  • 鑑賞日 2017/9/27

    90年代ヒップホップスターたちを描いた

    90年代にヒップホップの先駆けとなった偉人たちを描いた映画。 成り上がっていく様は軽妙で、現代になお轟かせてるスターはもちろん若くしてこの世を去った才能など時代を感じさせる。 日本語ラップではなく日本の生ぬるいヒップホップまがいが大好きなお子ちゃまにはは是非一度みてほしい

  • 鑑賞日 2017/6/26

    スクールバスの件で出てくるクリップスとブラッズは、アメリカを代表する2大ギャング。知らなかった人は、この機会に覚えるが吉。N.W.Aはそうしたコンプトンの現実をラップで表現したが、映画で(そしてリアルでも)ギャングスタ・ライフを最も体現してるのは、N.W.Aのメンバーではなくシュグ・ナイト。アイツは映画の100倍ヤバい。それにしてもスヌープ役の役者、声がそっくり。よく見つけてきたな。

  • 鑑賞日 2017/5/3

    売れりゃさ…

    こうなるよね。 新しいムーブメントが起きる時のパワー! 才能と運の掛け算!

  • 鑑賞日 2016/11/19

    全体的にかっこよかった。NWAを知らなくても楽しめた。

  • 鑑賞日 2016/8/17

    思ってたより良かった。 銃を持った男たちが女を追ってホテルにやってくる場面や、ライブ中に警官の威嚇射撃で騒然とする場面の、さっと空気が変わる演出がよかった。映画の中の出来事でしょ、と無意識の内に思っていたが、このような危険な状況と隣り合わせで存在していた日常生活が実際にあったのだ、とはっとさせられた。 後半はそんなに印象的な場面はなかったが、王道ながらすっきりまとまった終わり方で気持ちよかった。最後まで見てから振り返ると、始まり方もよかった。

  • 鑑賞日 2016/11/12

    普遍的な青春映画。

    あんまりヒップホップとかには詳しくない。イージー・E、ドクター・ドレー、アイス・キューブは一応知ってたけど、N.W.Aの曲もちょっと聴いたことがあるくらい。 もしかしたら予備知識ほぼナシで観たのが、逆に良かったのかも知れない。知らないからかえって、「これは史実と違う」とかそういうノイズを気にせず観られた。 「若者たちが大志を持って世界に飛び出して成功し、やがて友情に亀裂が入り、そして……」というのは、おそらくこれまでに作られた青春映画でもスタンダードなパターンの一つ。それだけに普遍的なテーマでもある。例えば最近だと『ソーシャル・ネットワーク』とかがそう。この映画もその系譜に連なる作品だ。 COMPLEXが活動休止するときに、布袋寅泰は「COMPLEXさえ組まなければ、少なくとも友達を失くす事はなかった筈なんだよね」と言ったらしいが、世の中にその事例のなんと多いことか。 もちろん、この作品で描かれる物語も例外ではない。 E、ドレー、キューブの三人が、成功の代償としていろいろな物を失っていく中盤以降は切ない。クライマックで失くしたものが取り戻せそうになったのに……泣けた。 劇中で流れる曲はさすがにカッコいい。 最後までテンポよく面白く観れた。 この映画で描かれてるのが、どこまで史実に基づいてるのか?にも興味が湧いた。

  • 鑑賞日 2016/1/6

    ストレイト アウト コンプトン

    ものすごく重低音が響いてよかった。 実話でとても

  • 鑑賞日 2015/12/1

    ライブシーン、DJシーンの迫力もあり、見応えあるHip Hopの一つの歴史を観れる作品。 どんなに素晴らしい才能を持ったアーティストでも、一緒に仕事をするプロデューサーや会社を間違うと人生の一部を大きく損失してしまう可能性があるという、非常に教訓的でもある話も、事実なので説得力がある。

  • 鑑賞日 2016/9/26

    ギャングスタラップの起源

    巷にあふれているラップ。その中でも、特にクールなギャングスタラップ。その起源が語られる。自らの体験をリリックにのせるヤツが、ホンモノになれるということを身を持って証明した連中たちの話。最初、NWAの名前にピンとこなかったものの、スヌープ・ドッグ、2パックが「新人」として登場して、震えた。本人たちがプロデュースしているだけあって、身内の恥をさらすのもいとわない吹っ切れた演出が逆に気持ちよかった。

  • 鑑賞日 2016/8/12

    武器としての音楽

    理不尽な差別と闘うにはラップしか無かったのだろう。しかし、出て来る奴等が皆野蛮。暴力と金と女だ。初めから売れて金儲けする事を考えている。差別と闘い、ラップという武器を持ったら、金を巡る戦争になってしまった。極論だけど、これは安保か?

  • 鑑賞日 2016/8/7

    Fuck the police の真実

    実に地に足の着いたコンプトンの人々の話。Fuck the policeの誕生する瞬間は鳥肌。ホントはギャングじゃないのに肌が黒いだけで地べたに這いつくばされる非情な日常に対する怒りなんですね。

  • 鑑賞日 2016/8/7

    コンプトン発の混沌

    音楽を武器に真っ向から時代に刃向かった黒人のラッパー達。時代が違えば彼らはあそこまで異端とされることなく、しかしそれ故に流行ることもなかったかもしれない。複雑。栄光と欲望、挫折と復活は音楽ものにありがちな展開とはいえ飽きない。

  • 鑑賞日 2016/7/21

    成り上がり

     伝説的なヒップホップ・グループらしいNWAのメンバーたちの成り上がりブリを描いた伝記映画ふうな作り。大抵の音楽には抵抗がない自分にとってもラップだけは別で、縁が薄いジャンル。もっともラップって音楽というよりも極めてメッセージ性の強い語りみたいなものだから、たとえば江戸時代などで言えば落語とか講談みたいな毒を含んだ芸みたいなものだろうか(勝手な言いぐさですが)。  彼らの毒のある詞が権力を挑発し、社会現象となっていたという事実も知らずに見た。これを観ると警官と黒人の間の摩擦というのは結局はなにも解決されることなく現在に至っているのだなと思う。最近でも似たようなニュースが絶えない。  抑圧された黒人たちの反骨映画だけど、そういった差別を扱った視点よりもミュージシャンとしてのメンバーそれぞれの葛藤がしっかりと描き込まれていて見応えがあった。人間成り上がっていくにしたがっていろいろと欲望や軋轢が表に出てくるものなのだなあと改めて思う。人間ドラマとしても一級の仕上がりだったと思う。

  • 鑑賞日 2016/6/29

    アフリカ系アメリカ人が背負ってきたもの

    柱は若者たちのサクセスストーリーだが、彼らが背負ってきた荷物の重さを改めて思い知る。 "Fuck The Police" が作られた頃と、状況は何一つ変わっていない、2016年現在。 前々から思っていたが、80年代後半以降、反体制をうたうのは、ロックじゃなくてヒップホップなのだ。

  • 鑑賞日 2016/2/11

    音楽映画やっぱり好き。

    抑圧される若者たちの怒り。枷を引きちぎり自由への階段を駆け上がった先にはしかし、また別の枷が。そして本当の自由を求めて歩き出すドレが残された希望だ。そしてギャングスタ・ラップのゴッドファーザーとあだ名されたイージー・Eが、クズだけどとてもよかった。普段は聴かないストリートミュージックが身体中を駆け巡り、鑑賞後思わずアルバムをポチ。

  • 鑑賞日 2015/12/25

    かなりの社会派映画

    N.W.A.を知らなくても楽しめる伝記映画。 伝記映画であり、アメリカの社会問題を扱った社会派映画でもある。 内容はソーシャルネットワークをイメージしてもらえば、というところかな。 登場人物の名前が満足に把握できていなかったことは後悔。本名とニックネームがややこしくて大変なんです(笑)

  • 鑑賞日 2016/6/13

    劇場が揺れているような躍動感

     特に好きというわけではありませんが、近頃は、日本人のラップにも慣れてきて違和感なく聴けるようになりました。そんな今だからこそ、アメリカの伝説的ラップ・グループ「N.W.A.」を描いたこの映画を抵抗なく受け入れることができたのでしょう。  1986年、アメリカ、カリフォルニア州コンプトンでイージー・E、MCレン、DJイェラ、アイス・キューブ、ドクター・ドレー、アラビアン・プリンスの6名によるヒップ・ホップ・グループ、”N.W.A.”が結成された。彼らの曲は、アメリカ屈指の危険な街コンプトンでの日常を過激なラップで表現した反骨の歌として全米で大ヒットする。しかし、あまりに過激な詞ゆえ、FBIに目をつけられたり、警官に公演中止の警告、ラジオでの放送禁止など権力、権威からの圧力を受ける。また、金銭トラブルなどにより徐々にメンバーが離脱し、お互いを非難するラップ合戦を展開するなどグループは当初の姿をとどめることはできなくなってしまう。それでも、イージー・Eの呼びかけにより、長年の反目を乗り越えて、再結成が実現しようとしていた。しかし、新しいスタートを目の前に彼自身がHIVで帰らぬ人となってしまう。  音楽での成功という夢を摑む若者たち、グループの内輪もめ、メンバーの脱退、和解等々、業界話としては目新しいものは特にないのに、最後まで惹きつけられるのは何故だろう。まずは、映画全体の躍動感、ラップに特に興味がなくリズム音痴の私でも画面が震え劇場が揺れているような躍動を感じる音と映像、そして、アメリカの歴史の一部を切り取ったかのような大河ドラマのような展開、それらが、ありきたりの業界ものにとどまらない人間ドラマとして胸に迫る。特に、エンドクレジットで映し出される記録映像を見てわかったのですが、1980年代後半から90年代前半、彼らとアメリカで起きたある出来事が映画の中で実に忠実に再現されていて、それがこの映画に深み、奥行きを持たせていたことに気がつきます。アイス・キューブを演じていたオシェア・ジャクソン,Jr.が実の息子であり、見事に父の若かりし頃を演じているのも見所です。  歌詞があまりにも過激で、政府からもレッテルを貼られた彼らでしたが不当な権力に対する音楽での抗議というところが観るものに共感を覚えさせるのでしょう。今年のアカデミー賞の主要部門にはノミネートすらされなかった映画ですが、それぐらいの価値は十分あると感じさせる作品です。

  • 鑑賞日 2016/6/4

    怒りのこもった映画

    僕はヒップホップにはあまり詳しくないので、この映画に出てくるミュージシャンたちも名前を知っている程度だった。こうしてヒップホップ黎明期からの歴史を追ってみると、黒人の迫害から生まれる怒りが非常に強く込められているのがよく分かる。圧倒的なパフォーマンスしーんとその過激な歌詞、そしてドラマ性が見事に融合した洋楽ファン必見の映画。

  • 鑑賞日 2016/6/5

    いつの時代も反骨精神は偉大なモノを生みだす原動力

    ドキュメンタリーを観ているような錯覚ー 激しさと、優しさは、こうやって生まれたのだ。 ほんの30年前のはなしなのに、まだまだ偏見に晒されていた黒人。 怒りや不満など負の感情は時には人々を動かし、感動させる原動力になる。 アイス・キューブ役を実の息子が演じているそうだ。

  • 鑑賞日 2016/2/17

    ラップの過激さに比べると、やや拍子抜け

     黒人の若者が、何もしていないのに警官に押さえつけられるシーンが度々でてくるが、30年経った今も事態はまるで変わっていないのだろう。白人警官が黒人を痛めつけて殺してしまった事件などついこの間もあったばかりだ。そうした場所から出てきたからこそ、彼らの詞には説得力がある。  しかし、後半の展開はよくある仲違いのパターンに納まっていて(まあ、実話なのだろうが)、彼らの過激さからするとやや拍子抜けである。それでも、再結成に向けて動いていたイージー・EがHIVで倒れるのには泣かされる。お涙頂戴と言われればそれまでだが。

  • 鑑賞日 2016/5/5

    痛快だ

    おもしろかった!群れない、媚びない、へつらわない、自分に正直に突っ走った実在の若者たちの挫折と成功の過程を描いた群像劇だ。警察権力など糞くらえ!てなもんで、痛快だ。

  • 鑑賞日

    ギャングスタ・ラップの生い立ちがよくわかる映画だが、そういう興味がなくとも、尋常ならざるリアリティと迫力にぐいぐい惹きつけられる。ドクター・ドレーやアイス・キューブ、イージー・E役の俳優たちが「一見ほかの若者と違わないようだけれど、やがてスター街道を駆け上がっていく」雰囲気を初登場時からただよわせているのをはじめとして、キャスティングがみな素晴らしく、怒りや欺瞞、幻滅、簡単には語れない愛情など、あらゆる感情が生々しくスクリーンに叩きつけられる。

  • 鑑賞日 2016/1/15

    脚本賞に相応しい

    ラップやヒップホップは好きなジャンルではありませんが、予告篇を観て面白そうだと思ったし、評判もいいので観ることにした映画「ストレイト・アウタ・コンプトン」は、確かに単なる音楽映画ではなく、90年代初頭の現実と言葉で切り結ぼうとした若者たちの記録たり得ていて、生々しい面白さがありました。 彼らが語る言葉を警察が規制しようとし、彼らは表現の自由=米国憲法修正第1条を楯に権力と向き合う……つまり、誰が何を言おうが誰にも文句をつけられる謂れはないという、“自由”という概念の根幹を扱っているのが、この映画なのです。 この映画を観た前日、米国のアカデミー賞の候補作が発表されたのですが、この映画は脚本賞候補に挙げられており、なるほどこれなら脚本賞に相応しいかも知れないと納得しました。

  • 鑑賞日 2016/2/10

    辛い人生 そして不屈の精神

    最初の30分で83点=>途中 暴力・内紛で嫌な気分で60点台、そしてラストで盛り上がりました。しかし、ココまで暴力的な日常で暮らす、暮らさなければいけない人生は辛い・・・・。他の映画で、コンプトン住人が、子供の頃からなので、これが普通だと思ったというコメントが、悲しい・・・。しかしN.S.W.の影響、そして彼らが文字通り切り開いた世界は素晴らしい。

  • 鑑賞日 2016/1/15

    NWA興亡史

    ゴッドファザー、グッドフェローズを観ているような錯覚

  • 鑑賞日 2016/2/7

    暴力で抑えきれないもの

    ヒップホップのN.W.A実録映画。「FRIDAY」のF・ゲイリー・グレイだから音楽の使い方は確かな腕。イージー・Eが本物そっくり。警官の黒人文化への無理解と理不尽な暴力への怒り。仲間の分裂と和解。恩人の搾取。中身の濃い147分。

  • 鑑賞日 2016/1/22

    純粋、野心、戦略。いずれも必要。

     コンプトンで結成されたN.W.A.がイージー・Eがエイズで亡くなるまでの軌跡。イージー・Eはヒップホップやラップに未来を見出し、Dr.ドレーやアイス・キューブと出会い、MCレンやDJイェラも加わりN.W.A.を結成する。そして現実のコンプトンを歌い上げる作品を自主制作する。それに目を付けたジェリーはイージー・Eに持ち掛けルースレス・レコードを設立する。N.W.A.のアルバムは大ヒットとなる。しかしその過激な歌詞から警察から監視されFBIから警告状が来たりした。歌詞の件でイージー・Eと意見が分かれたアイス・キューブが袂を分かち、報酬の件でDr.ドレーが離れて行く。それでもルースレス・レコードはコンプトンラップの中心を担っていた。しかしイージー・Eのパートナーがこれまでの帳簿を調べる中でジェリーのいい加減な金銭感覚が露見しイージー・Eは彼を解雇する。そしてジェリー無しなら再結成も視野に入れるとアイス・キューブやDr.ドレーが集まり始めた頃イージー・Eはエイズに倒れ亡くなってしまうのだった。  ラップ好きなら知らない人はいないのでしょうが、NWAなるグループは知らなかった。かろうじてアイス・キューブの名前ぐらいは耳にしていたかなあ。黒人がまだまだ差別されていて黒人だというだけで警察にいいように扱われてしまう時代に、自分たちの心情や現実をラップに乗せて発信していた彼らだけど、それぞれ方向性が違うため、純粋に心情露呈することでファンがついてくると信じるアイス・キューブ、何らかの戦略を練らなければ白人中心の社会へ食い込んでいけないことを知っているイージー・Eがどこかで袂を分かつのは最初から感じられました。しかし、こういったことが融合していかないと現状打破は出来ないのでしょうね。ただ、イージー・Eのお金を稼いだ後の使い方がいかにも成金的でちょっと嫌味だったなあ。はじめはミュージックドキュメンタリーかと勘違いして観る予定に入れていなかったのですが、実は再現もので、なかなか楽しめました。

  • 鑑賞日 2016/1/25

    N.W.Aというラップのグループの成り立ちから人気を得て、脱退、解体、再始動するまでを描いている。 悪いこともしていないのに警察に拘束され、逮捕するための理由を探られる、そんな理不尽から産まれた歌を警察に警告されつつもライブで歌う、あのシーンには鳥肌がたったが、それ以外はグループを知らないこともあり、いまいち入り込めず。 見に来ていた客層がラップとかやってそうな人ばかりだったのが印象的。映画見るときは帽子脱ごう。

  • 鑑賞日 2016/1/17

    ドラマのような本当の話

    ドクター・ドレや、アイス・キューブの名前は知ってたものの、N.W.Aは良く知りませんでした。そんな状態でも、当時のバンドや社会の状況がすごく良く解りました!ここまで攻撃的なリリックだったのか!とビックリですし、波乱万丈な人生と、ドラマのような展開にビックリしまくり!!鑑賞後は速攻で「ストレイト・アウタ・コンプトン」のアルバム買いました。その後の状況なんかも調べましたねぇ、シュグ・ナイトはしゃれになんないですねぇ。恐すぎ。

  • 鑑賞日 2016/1/20

    ギャングスタラップの伝説的なグループ、N.W.A.の伝記映画。N.W.A.やヒップホップが好きなら必見だし、そうでなくてもわかる作りになっているので問題なし。地元でツルんでいた夢を持つ若者たちが一歩ずつその夢をかなえるも、大人に騙され世の中に翻弄され、離れ離れになっていく。が、その絆は実は…・という、至極まっとうな音楽青春映画になっている。 彼らは攻撃的で暴力性の高いリリックで有名になったが、実際にギャング(というかドラッグの売人)だったのはイージーEだけで、他のメンバーは普通の家庭に育った若者だった。しかし彼らは黒人というだけで警察に理不尽な扱いを受ける。そんな街の日常を彼らはストレートに訴えた。それがウケたが、その暴力性、反社会性の高さゆえにFBIにまで監視されることになる。ロドニー・キング事件やロス暴動の実際の映像も交えて、当時のラップシーンや差別問題を生々しく捕らえている。 キャスティングは本人にそっくりで、特にアイス・キューブ役のオシュア・ジャクソンJrは本人の実子。父親の若き頃を見事に演じている。

  • 鑑賞日 2016/1/13

     これは、アメリカ西海岸ラップの草分けとなった伝説のラップ・ユニット「N.W.A」を描く伝記映画。  自分はラップ・ミュージックにまるで関心がなく、敬遠していたのですが、「まるで『仁義なき戦い』だ」と言う映画評が気になって映画館に足を運びました。  1986年、カリフォルニア。  麻薬売買が横行し、ギャングがのさばる犯罪多発地帯であるコンプトン。黒人だから、と言う理由だけで警官に呼び止められて殴られ、抵抗すれば逮捕されるのが当たり前のようになっている街で、麻薬の売人だったイージー・Eは、DJ志望のドレー、ラッパーを目指す高校生のアイス・キューブらに誘われて、「N.W.A」を結成。  イージー・Eに目を留め、マネジャーとなったジェリーの敏腕により売り出された「N.W.A」は瞬く間にブレイクし、大人気となるが……  なるほど、これは単なる音楽映画ではありません。  確かに「N.W.A」――或いはイージー・Eの、か――を描く伝記映画ではありますが、80年代のアメリカ社会の影となっていた黒人社会の鬱屈を描き、「時代」を切り抜いた映画としての価値があります。  その時代が、黒人である彼らを抑えつけ、その反発が怒りと共に放たれるのが「ラップ」である、それは音楽を越えた、彼らの「主張」なのだ、と言う描写には説得力があり、同時に、こうしたムーブメントを表層的に取り入れただけのアメリカ国外におけるラップミュージカルには、その原動力である「怒り」がなく、ヒップホップ文化と言うスタイル以上にはならなかったのがよく判ります。  (例外は、“ホワイト・トラッシュ”と言う現状への「怒り」に基づくエミネムの音楽くらいでしょうか?)  勿論、これを、コンプトンを舞台とした「ジャージー・ボーイズ」と見る事も出来ますし、事実、映画構成は「ジャージー・ボーイズ」に極めて近い。  仲間が集まり、成功への階段を上り、そして上り詰めた先には対立と分裂が待つ、と言うのは定番と言えば定番ですが、そうした中で繰り広げられるドラマの数々は面白く観られました。  大人気となった彼らが繰り広げるケタ外れの乱行もそうですが、分裂した後、法に照らして訴えるのではなく、勿論、暴力にも頼らず、「ラップ・バトル」で相手をディスる、と言う彼らなりの矜持も興味深い……昨今、ネット上でよく使われる「ディスる」ですが、その語源と本来の内容とはこう言うものだったんだなぁ、と。  まぁ、製作にも関わっているドレーが紳士的に描かれ、息子を自身の役に出演させている(道理で似ている訳だ)アイス・キューブもまたヒロイックに美化されているんじゃないか、と言う勘ぐりもありますが、2時間半の大長編を緩急自在にダレさせることなく緊張感をもって描き切った、見事な映画。  これを観て、「ラップ・ミュージック」に対しての意識を変えさせられました。それだけの力ある映画だと思います。

  • 鑑賞日

    放送禁止ではなく、ライブで逮捕

    今となってはFBIがこのムーブメントの先に起こり得る事を予見していたと言えなくもない。LA暴動、様々なOccupy運動、アラブの春そして・・・。 数人のDreみたいな観客がいたのでリアル4DX2COOLだった。

  • 鑑賞日 2016/1/12

    伝記映画を超えた緊張感

    ラップは守備範囲外だけど、荒々しいむき出しの怒りや暴走にグイグイ惹きつけられて、実在のミュージシャン達の伝記映画だということを超えて緊張感が漲った作品だ。

  • 鑑賞日 2016/1/2

    犯罪の多い環境で生まれ育った少年たちというだけあって、自分の生活とかけ離れすぎてて感情移入は難しい。 警察による強い差別があったことに関して、その差別をラップという彼らの方法で訴えていく姿を応援したくなったけど、それ以外では教養も身につけず(そんな描写がなかったように感じただけかな?)、自分たちの好きなこと(パーティー)ばかり繰り返して、お金のことで仲間割れしてラップで互いを叩き合い、最後にはエイズ。壮絶な生き方があるもんだと驚く。 生き方は理解するのが難しいけど、抑圧された人が暴力以外の手段で抵抗し、それが大きな波となって世間をゆるがすってのはやはりすごいと思った。 見てよかった。

  • 鑑賞日 2015/12/29

    生き抜く

    NWFのこともなにもしらず、キネマ旬報で良い評価だったから見たが、驚きの連続。危険で警官でさえ差別する地域で、詩に思いをのせて、人生を切り開いた人たちがいたとは、真実とは思えないくらいだった。同じ思いを胸にスタートして、便乗する人やお金に、仲を裂かれていき、それぞれの道を行く姿が切ない。それでもまた道が重なったとき、お金の話もなく、またあのときの仲間ならやるとまとまるのが本当の仲間なんだなと思った。 あまり聞かない音楽だけど、これほど切実な思いがあるとは。見れて良かった。

  • 鑑賞日 2016/1/7

    本物のラップってこういうことか。

    ラップてただのいきった若者のノリソングでしょと馬鹿にしてたんですがそういうラップってラップではなかったことを初めて知り恥ずかしい。 ラップの歴史と、そこにこめられた思いがなんなのかが、少しわかった気がする。しかし、これは字幕じゃなくて英語がちゃんとわからないといけない映画な気もする。31歳て、若いなあ。 ともかく、勉強になったし、面白かった。 あと、デスロウがデスすぎて笑った。

  • 鑑賞日 2016/1/7

    ラップなるもの

    最初に本作の評判に聞いたときは、スパイク・リー風の社会派メッセージが色濃い作風かなと思ったが、映画の核となるのはラップグループN.W.A.を巡る典型的なバックステージものの構成だった。その点でイーストウッドの“ジャージー・ボーイズ”などと比べると面白いが、さすがに背景が背景だけにワイルドさが半端なく、その威勢のよさについつい乗せられてしまう。特にデトロイト公演での警官達と対立するシークエンスは大いに盛り上る。ここでは”交渉人”でもカオス状況でのサスペンス描写に巧さを見せたF・G・グレイ監督の腕の見せ処か。何はともあれ、今まで縁遠っかった音楽ジャンルとしてのラップの出自のひとつを興味深く勉強させていただいた次第。 製作主体がI.キューブやDr.ドレーなど、元のメンバー本人達だからか内容の生々しさがストレートに伝わって来る。黒人差別には毅然と反撥するが会計がいい加減でギャラをピン撥ねする白人のコーディネータ(扮するP・ジアマッティ好演)のキャラも印象に残った。

  • 鑑賞日

    ラップ上等

    ラップに詳しくないけど凄く面白かった!暴力でなく、ラップで勝負を挑む若者たちの姿が清々しいし、実話とのこと。非常に力強く!エイズで亡くなった事実や乱痴気騒ぎもきちんと描いてあったのも好感!

  • 鑑賞日 2016/1/1

    N.W.Aという伝説のヒップホップグループの伝記映画。ヒップホップの最低限の知識は持っていたので楽しめたが、まったく無知な人が観ても、ぎりぎり青春音楽成功&離散劇として楽しめるか……わからん。N.W.Aのライブにいられたような感じは良かった。良かったんだけど、現実の人間が関わっているので、登場人物をそこまで魅力的にキャラとしてカリカチュアはできなかったような気もするなあ。

  • 鑑賞日 2015/12/31

    2015年シメに。

    いい作品観ました。ドキュメンタリー色が強い作品なのかと思っていたら、しっかり一つのドラマになっていて、音楽だけでなくストーリーも十分楽しめました。しかしこの、人種差別っていうものが、事実だと考えるとつくづく、やるせない気持ちになります。

  • 鑑賞日

    80年代後半から90年代前半に隆盛を極めたギャングスタ・ラップの雄 NWA のメイン MC だったイージー・Eの伝記映画で N.W.A. の結成から契約に伴う金銭トラブルによるアイス・キューブとドクター・ドレーが脱退する経緯と、イージー・Eの死と和解を描いている。 この映画がまずすごいのが、演じている役者が出てくる登場人物にそっくりで、息子が演じているアイス・キューブは当然ながらシュグ・ナイトや、2PACとスヌープ・ドッグは若い時そっくりだしイージーEも特徴をよく捉えている。 話も伝記映画として、重要な出来事を網羅しつつ、幼馴染の友情の崩壊と再生を描いていて非常に良い。しかしこの映画はドクター・ドレーとアイス・キューブがお金を出しているせいか、特にドクター・ドレーに関する描写が歯痒いというか、アイス・キューブがギャラを巡ってプライオリティレコードで大暴れした話や、イージーEとその黒幕であるジェリーをラップでディスった事などを取り上げている一方で、ドクター・ドレーは聖人君子のように描かれる。実際ドクター・ドレーもイージー・Eをディスるラップを出しているのだけど、その件は殆ど触れられていない。2PAC がデスロウレコードに入ったのとあレイプ訴訟中に襲撃されて重症になったのに全く同情されずに服役した後の話なんだけど、当時の Hip-Hop 業界のダーティーさのようなものが、すべて個人の問題として処理されてしまっている(シュグ・ナイトが人間的にアレなの事に異論はないが)。映画の終わり方も Apple がドクター・ドレーの beats を買収するというニュースで終わるわけで、ドクター・ドレーとアイス・キューブが損をしない作られ方になってしまっている。 あと N.W.A. が生まれた時代背景は描かれているが、それを黒人だけでなく白人にも受け入れられられた理由が描かれないのは、伝記映画として機能が弱い気がする。 とはいえイージー・Eの特徴を良く捉えたジェイソン・ミッチェルの演技は素晴らしい。また「俺のボスは俺だ」という劇中で何度か繰り返されるセリフは青春映画として良いし、HIP-HOP という題材を差し引いても幼馴染の反目と友情の再生を描く映画として良作と言える。

  • 鑑賞日 2015/12/26

    ストレイト・アウタ・コンプトン

    彼らがいたことによるラッパー界への影響力は底知れないものがある。今から約30年前の1986年、コンプトンで「N.W.A」が誕生し彼らは警察に向けての暴力的なリリックで社会に抵抗する。 「FUCK THE POLICE」という1曲は今も尚、地域によっては流せないといわれた禁断の曲だが、本作では彼らがなぜこのリリックで世間に訴えたのかというのが焦点にあてられている。 製作には「N.W.A」のメンバーで現在も絶大な人気を誇るDr.DreとIce Cube。更に監督は「交渉人」のF・ゲイリー・グレイだが彼は「N.W.A」メンバーのMVも担当している。そんな面々が関わって完成された本作は伝記映画としての事実を伝えるだけではなく遊びのフィクション部分もファンの心を掴むようなカッコよさとカリスマ的センスの背景が窺えるだけに1秒たりとも見過ごせない。 伝記部分で中心となるのが製作で関わった二人と病気で亡くなったEazy-Eの3人。衝突と友情が表裏一体のような固い絆で結ばれ、自身のプライドが強く協調性も強い。仲間が圧倒的なラップを魅せれば自分も触発され、悲劇に見舞われれば共に悲しみ、これまで多くのラッパーたちの伝記映画が公開されたがここまで仲間意識が強いグループは多くないだろう。 「N.W.A」の伝記、メンバー個々の伝記が万遍なく散りばめられた本作はヒップホップの歴史を頭にいれておけばより楽しめるが、本作を通して彼らを知りながら歴史の一部を学べる楽しさもあり、初心者でも十分に楽しめる余地はある。 対照的な見方ができる映画だが、これも完成度が高い証拠だと感じる。

  • 鑑賞日 2015/12/31

    ラップミュージックの流れがよく解る

    1980年代からヒット曲を出し始めたラップ・ミュージックの中でも最も大きな影響を与えたヒップホップグループ、N.W.A.の軌跡を追ったドラマで、カリフォルニアの中でも犯罪地域として知られるコンプトン出身の5人の若者が、自分たちが体験してきたことをそのまま歌詞にしたら大受けして、彼らの曲を大きく売り出すために白人のマネージャーが出てきたり、全国ツアーでも大成功する反面、その刺激的で挑発的な歌詞が問題視されてライブ会場を警官が囲んだりなどの出来事を乗り越えていこうと思ったら、大ヒットしたら白人マネージャーへの金銭面での不信感から脱退するメンバーが出てきたり、などのエピソードも興味深いですが、彼らに対して常に言われる彼らの挑発的な歌詞が暴力事件や暴動を扇動している、という批判は、これを観ているとちょっと違うな、と感じましたね。つまり、彼らが扇動したのではなくて、昔からある警官の黒人に対する暴力に人々が気づき出して、それを撮った映像が流れるような時代になると、やっぱりそうだった、と暴動に発展するような時代と呼応していたのだと感じましたね。でもやっぱりアブない連中なので、いわゆる音楽業界の常識が通用しないような行動に出るのはなんかコワいですね。アイス・キューブがやたら似ていると思ったら息子でしたね。

  • 鑑賞日 2015/12/30

    88点

    今年最後に最高の映画見た! ヒップホップ好きでよかったです。

  • 鑑賞日 2015/12/28

    1986年。ほとんど同年代の人たち。何回警官に押さえつけられた? 音楽。何もわからないけれど、力強くて引き込まれる。

  • 鑑賞日 2015/12/26

    ドープな奴等にノックアウト

    ヒップホップは詳しくないため、N.W.A.も知りません。 そのため、見る予定はなかったのですが、たまたま見た予告編がカッコ良かったので見てみました。 見て良かった。 伝記音楽映画として、素晴らしかったです。 こんなドラマチックに生きる奴等がいるのかと、衝撃的な生きざまでした。 N.W.A.結成から、成功と挫折。 ありがちな出来事かもしれないが、彼らの音楽がそのまま映画のストーリーになっているのが興味深かった。 また、その攻撃的な音楽がスリリング。 真実を伝えているだけだが、人種差別を取り入れた詩が過激で刺激的。 影響を受けたミュージシャンが多いのも納得です。 今や役者として活躍しているアイス・キューブですが、N.W.A.のメンバーだったとは、ちょっと驚きでした。

  • 鑑賞日 2015/12/26

    イージーE、ドクター・ドレー、アイス・キューブの関係と当時のN.W.A.結成から成功による影響、そして分裂とイージーEの死までを追った伝記的な内容。 N.W.A.はそれほど思い入れのあるグループじゃなかったので、てっきりアイス・キューブとドクター・ドレー中心なのかと思っていたが、運営に深く関わっていたのはイージーEだったのは驚きだった。当時の黒人に対するL.A.の社会情勢を折り込みながら、今まで何故作られなかったんだろうと思わせる90年前後の西海岸ヒップホップ界の内部事情が興味深く描かれていてかなり面白かった。彼らが売れるきっかけを作ったのは最初金を出したEだけど、結局生き残ったのは頭の切れるキューブと音楽的才能のあったドレーという皮肉さ。主要キャスト皆良かったが、悪徳マネージャー役のポール・ジアマッティがまたいい仕事してる。 N.W.A.の曲の合間に挟まれるザップやパーラメントの曲も個人的にツボで思わずそっちに気を取られてしまった。

  • 鑑賞日 2015/12/26

    N.W.A結成からEAZY-Zの死まで

    あらすじは以下の通り。 1986年、アメリカ、コンプトン。全米屈指の危険な街に、暴力的なほどにストレートなリリックをハードコアなビートに乗せ、日常に感じるフラストレーションと怒りを吐き出す5人の若者たちがいた。彼らはリリック、プライド、虚勢、そして才能という武器で、自分たちを抑圧する権力者たちに立ち向かい、世界で最も危険なグループと言われたN.W.A.を結成する。理不尽な社会への反骨精神を等身大で表現した彼らの叫びは社会現象にまで発展し、今なお多くのアーティストに影響を与えている。 N.W.Aの結成→成功→金銭トラブルからのアイス・キューブ脱退→ドクター・ドレーの脱退→衰退→EAZY-Eの死まで停滞することなく描ききった。伝記映画のお約束を踏襲しながら事実をドラマチックに盛っていることに成功している。アイスキューブ役が息子ってことも感慨深い。 シュグ・ナイトがかなり悪く仕上げられてるのには製作者の悪意を感じた。実際、相当悪どいんだろうけど。 ヒップホップ好きとしてはライブシーンに興奮した。音源を流すのではなく演者が実際にラップしていればもっとよかったんだけどね。 最後にEAZY-Eに捧げると書いておきながらドレー賞賛コメントを寄せ集めたのは何の意味があったのか。 N.W.Aを全く知らなくても楽しめるし、知っていればもっと楽しめると思う。

  • 鑑賞日 2015/12/26

    ヒップホップ版「ジャージ・ボーイズ」

    80年代後半から90年代にかけて全米を席捲したギャングスタ・ラップ・グループ、N.W.A.の興亡と、ロドニー・キング暴行事件に端を発したロス暴動に揺れた米社会を壮大なスケールで描いた見ごたえありすぎの力作。グループが生まれた貧しく差別と暴力が横行するLA近郊のコンプトンという街の描写、メンバの生い立ち、彼らをとりまく環境が見事に描かれていて、「8マイル」では分からなかったプロテスト・ソングとしてのヒップホップの意味を門外漢に分からせてくれる。なにせボーカリストが本当に元ヤクの売人で、取り立て中の顧客との一触即発のトラブルから装甲車まで備えた警察の急襲までの冒頭のサスペンスと逃走の描写からして凄いのだ。「ジャージー・ボーイズ」と同じく売れてきた彼らの音楽性や金遣いに関する内部分裂がドラマの軸になっていくが、音楽自体も時代そのものも厳しさ、激しさがまるで違っていて、無残な結末には粛然とした気分になった。

  • 鑑賞日 2015/12/20

    ヒップホップ・スピリッツの原点

    #1186 シネクイント「ストレイト・アウタ・コンプトン」。伝説のヒップホップグループN.W.A.の結成前からリーダーのHIVによる死までを描いたF・ゲイリー・グレイ監督作品。犯罪の街コンプトンの若者たちが社会への怒りを表現したラップの成功から挫折に至る波瀾の道のりが描かれている