PROGRAM

放送作品情報

父の秘密

DESPUES DE LUCIA 2012年 メキシコ / 103分 ドラマ

[R15+]父娘を襲う悲劇と悪意…壮絶なイジメの顛末をセンセーショナルに描いたメキシコ発の問題作
放送日時
2018年11月09日(金) 13:00 - 15:00
2018年11月17日(土) 08:00 - 10:00
2018年11月21日(水) 09:00 - 11:00
解説

『或る終焉』のメキシコ人監督ミシェル・フランコの第2作。エスカレートする悪質なイジメ描写を織り交ぜ、母の死から立ち直れない父娘の心情を描いた問題作。カンヌ国際映画祭“ある視点”部門グランプリを受賞。

ストーリー

最愛の妻を交通事故で亡くしたレストラン経営者ロベルトと娘アレハンドラ。悲しみから立ち直るため新天地での再スタートを決意した2人は、メキシコシティへ引っ越し、アレハンドラも転校先で少しずつ馴染んでいく。しかし、クラスメートと一夜限りの関係を録画され、その男子生徒が学校中に動画を配信。それをきっかけに同級生たちからイジメを受けるが、父親に迷惑をかけまいと隠していた。しかし容赦ないイジメの日々が続き…。

監督・製作・脚本

ミシェル・フランコ

出演

テッサ・イア
エルナン・メンドーサ
ほか

字幕/吹替
字幕
掲載制限
R15+
カラー/白黒
カラー
画面サイズ
ワイド画面
HD
※【ザ・シネマHD】にご加入の方は、
HD画質でご覧頂けます。

オススメキーワード

  • 鑑賞日 2018/5/19

    映像が綺麗で、重い映画

    倫理についてこのくらい深く考えたのは国語の授業で高瀬舟を読んだ時以来。。 子供をうばわ得たと思った父は娘をいじめていた?iいじめに火をつけた少年を復習の年から海にし埋めてしまうが正直スッキリしたと言わざるを得ない。 あそこで懲らしめたから返し得やってしまおうと思ってしまうと誘拐で通報されてしまうし、父も決死の思いでというか、感情的になりながらも冷静に考えての結果なのではないでしょうか。 娘はこのあと結局父の元へ戻ったのか、父はこのあとバレずに題目通り秘密を持ってひっそりと普通の生活を続けたのか、考えさせられる終わりも素敵です。

  • 鑑賞日 2016/12/11

    ムチャクチャ良かったんですが、こんな憂鬱な話だとは……事故で妻を失った家庭のひずみ、絶望から這い上がろうとしてずるずると暗闇に沈んでいく。とても綺麗な子なのにどんどん精彩を欠いていく娘は必死に生きて、その姿が救いでもあり絶望でもあるような

  • 鑑賞日 2016/10/4

    娘から父親に代わる視点。

    カメラを動かさずフィックスで1カットづつ重ねていくスタイルで、音楽もない。 ひじょうにシンプルな作りで、妻を交通事故で失った親子の悲しみが伝わる。 いらつく父親は落ち着くことがない。一方、娘は転校先の学校で罠にはまる。 新しいボーイフレンドが撮ったセックスシーンの画像がネットに流れたのだ。 一気に学校でのイジメられっ子に転落。カメラは動かず、淡々にイジメのエスカレート を撮る。この重苦しいシークエンスは、音楽がかかるパーティシーンやリゾート地の 海で遊ぶ若者たちの場面などあっても、解消されない。 主人公アレハンドロの孤独地獄が深まる一方だった。 最初から貫き通していたワンシーン、ワンカットのスタイルが、最後の1カットで 一瞬にして昇華され、父と娘の悲痛な物語が、次の段階へ進む。 唸るしかない、見事なラストシーン。

  • 鑑賞日 2015/8/13

    怖い。雰囲気が普通にどこの大学でもありふれてるから、自分もああいう風にいじめへと自然に引きずり込まれそうで、引き込まれたらこの映画のように逃げ場がないから怖かった。リアル。でもタイトルが少しうん?となる。父に焦点を当ててるのは最後の少しだけだし、まだ、秘密、とも言えなしんじゃないかと。

  • 鑑賞日

    第65回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門にてグランプリを受賞

    ストーリーの説明を極力抑え、セリフも少なめ。しかし登場人物の行動と各シーンの流れを追って話を理解することが出来ます。 ラストは音楽もセリフもなく淡々と進み、「秘密」が起こってエンドロールが流れるというなかなかの終わり方で驚きました。

  • 鑑賞日 2013/11/2

    せめて一言。

    タイトルの意味が最後に分かるが、それをどう捉えるべきか、 なまじどんなホラー映画よりも戦慄が走る作品。 日本の学校でも減らないいじめによる自死が、どんな傾向の 家庭で起こるかを暗示する部分があり、リアル性に於いては 嘔吐したくなるほどの酷さを呈している。なによりの悲劇は、 母親が事故で亡くなったことに起因する父娘の一方通行の愛。 互いを思い遣るばかりに自身の悩みを打ち明けられず、泥沼 に嵌って抜けられなくなってから事態は表面化する。もう遅い、 常に描かれるのはこうなってからの悲劇に他ならないのに さらに今作は怒号のラストまで用意している。いいのか、これで。 私的にあれだけのリンチを受けながら耐えてきた娘に喝采だが、 なぜ一言、どうして一言、父親に自分の心意を伝えなかったか。 「ある視点」部門グランプリ作品だが、視点は確かにブレてない。 しかし観る者の感情は行き着く場を失う。

  • 鑑賞日

    新しい土地で。。

    2012年メキシコ映画。社会派の重たいドラマ。最期は少し正義を感じましたが。。<物語>新しい土地に引っ越してきた女子高生アレハンドラ(テッサ・イア)は地元の高校に編入しました。一方、父ロベルトも新しい仕事を探し始めます。しかし、慣れない土地で様々なトラブルに巻き込まれる父と娘は。。悪いことが重なるときもあるものです。。それにしてもお父さん、やってしまいましたね。アナタならやってくれると思いました。。(/o\)

  • 鑑賞日

    可哀想

    アレも軽率だったけど可哀想。酷い。早送りした。全員海に沈めて欲しいと心から願ってしまった。でも海に沈めるだけは優し過ぎる。

  • 鑑賞日 2014/9/28

    もっと早く娘さんが失踪してほしかった。

  • 鑑賞日

     亡き妻の使っていた車を、信号待ちをしている路上に放置したまま去って行く冒頭のシーン。娘を死に至らしめたいじめの発端になった少年を、何の躊躇もなく海へ投げ捨てるラストシーン。  この二つのシーンに、この父親の心の闇の深さが映し出されている。人は、突如襲い掛かってくる不条理に対して、自らが狂気となることでしか、自分を保つことが出来ないときがある。たとえ、この映画のように肉親の死にかかわるようなことでなくても、個人の責任の範囲を超えたものからの理不尽な圧力を受けた時に、いともあっさりとそれまでのモラルの一線を越えてしまう。一組の父娘を通して、そのことを丁寧に描き切っている。

  • 鑑賞日 2014/5/27

    非常に渇いた映画

    観ているこちら側もいたたまれない。

  • 鑑賞日 2013/11/6

    娘の秘密

    カンヌ“ある視点”部門グランプリを獲ったメキシコ映画は、友人に誘われて行った別荘旅行で、友人の彼氏に誘惑されて出来心から一夜を過ごした高校生の娘が、その男との性戯を動画サイトにアップされたことを受けて、女子仲間を始めとした学校中の同級生からイジメを受けるようになるものの、そのことを父親にはひた隠しにするという、むしろ「娘の秘密」と名付けたほうが似合うようなお話ですが、メヒコの抱える病理と真正面から向き合う覚悟という点では、東京国際映画祭で観たカンヌ監督賞受賞作「エリ」のほうが、観る者にグサリと突き刺さる怖さがありました。 とはいえ、キュアロンやらイニャリトゥやら、この北米のラテン国から才能が次々と輩出していることは間違いなく、今後もこの国の映画には注目しなければと思いました。

  • 鑑賞日 2014/6/14

    亡霊のまなざし

    途中、自分の行為がネットで配信された娘が、父親の仕事先のボス(女性)と「恋におちてもいいのよ。」と、母親の服を着て屈託なく語る短いシーンがとても印象的だった。この娘は母親の亡霊なのかもしれない。そして、父親に死んだ母親が許しを与える立場なのかもしれない。 映像の構図がとても見事で、カメラは基本的に動かない。ワンシーンで動かないカメラの向こうで、出演者は常に枠の中でカットを終える。カメラが移動するのは、娘がプールで泳ぐシーンぐらいか。 そして音楽もない。眈々と映画は進む。 ミヒャエル・ハネケの映画のようだ。 前半の情緒的な展開から、後半は娘のイジメと父親の葛藤が続く。 『ふがいない僕は空を見た』でも同じような目に遭う少年が出てくるが、こちらは少女だ。自分のイジメと、母親の交通事故のシーンが重なってゆく。心の傷が母親の死と重なり、どんどん孤独に陥ってゆく。 母親を失った娘の心は、行き場を失う。思春期の孤独は時として親や友人が補うものだが、この娘には行き場がない。そして母のもとへ。この暗い海のシーンもすごい。カメラはずっと暗い海を捉える。 父親は結局、娘をレイプした少年を海に放り投げて、映画も終わるが、エンドロールに海の音が流れて終わる。父の秘密とは、敢えてこれだけだ。 つまり、 父は母の亡霊に翻弄されて終わる。 車の座席の後ろから捉えた目線は、もしかしたら母親の眼差しなのかもしれない。 そんな恐怖と実像が折り重なる不思議な映画だった。

  • 鑑賞日 2014/5/24

    この父にしてこの娘あり

    最初は、とっつきにくい映画だと思ったが、観終わった時にうなってしまう程の佳作。いじめの標的にされても屈しない娘の「強いまなざし」が印象的。しかし、何故この子は、これほどまでに耐えられるのか?と考えた時、彼女も父親と同じように母親を失った悲しみから立ち直れず、人生を投げ出してしまったのではないか?とも思った。いじめ判明後の父親の行動は、当然ではあるが、あの後どういうことなってしまうのか?と、考えてしまった。原題は「ルシア(母親の名前であり「光」の意味)を失って」らしい。邦題は、「父の復讐」ではネタばれ過ぎるが、「家族の秘密」の方がまだふさわしと思う。第65回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリ受賞も納得の映画。【キネカ大森による「家族。すれ違う悲しみ」という二本立のキャッチコピーが実に見事:併映「もうひとりの息子」】

  • 鑑賞日 2014/5/15

    お父ちゃん渾身の一撃

    父の秘密…というよりも娘の秘密をめぐる悲劇。 どんなに仲の良い家族であっても言えないこと、気付けないことって絶対にある。互いに心の健康を崩していれば尚更だ。 凄惨なイジメに疲弊していく娘の日常、妻がいない現実に適応できない父親の日常、それぞれを淡々と、しかし痛烈に映し出している。 友人とうまくやっていたように見えた娘が一瞬にしてイジメ地獄に陥る展開はあまりに衝撃的。あんなんイジメなんて可愛いもんじゃなくて集団リンチだわ。 ラストでお父ちゃんが繰り出す豪快な決まり手がちょっとおもしろかったのが救いかも。あんだけ緊張させられたんだったらつい笑っちゃうよあそこ…。

  • 鑑賞日 2014/3/10

    妻/母親を交通事故で失い、新しい街に引っ越してきた父娘。互いに相手を思いやりつつも、新しい職場、新しい学校になじもうともがく心は孤独に沈んでいく。 この前半の繊細な感じは嫌いじゃなかったのに、後半、娘が凄惨ないじめにさらされていく過程は、つらすぎて観ていられない。そして救いようのないラスト・・・。仲のいい父娘を演じながら、喪失感にむしばまれて助けあえない関係という問題はわかるけれど、それでも娘が生き延びることを選んだのだから、もうすこし違う道はなかったものか。死にたくなるような終わり方に観てる方も溜息しか出ません。

  • 鑑賞日 2014/3/2

    いじめと父親の出た行動が!!

    胸が痛くなる思いだ。 娘の窮地に父親は気づくのが遅すぎた。先生もだけどいじめの内容は、怖くなるほど。 父親の行動もやりたい気持ちは分かるが、一線を越えている。いじめたのは彼だけではない。

  • 鑑賞日 2014/2/24

    上質のスリラーの趣

    一人娘を溺愛する父親が娘をいじめた男子生徒を拉致し海に沈めて復讐を果たすという不条理のドラマ。一見どこにでもいそうな中年男性の深層心理に沈殿する凶暴性が、日常生活の細やかな描写の積み重ねにより露見していく様子はスリリングそのもの。 ワンカットワンシーンの多用や車内の後部座席にカメラを据えフロントガラス越しの映像でイマジネーションを刺激する演出が印象的だった。特に修理の完了した車を突如道路に放置して父親が立ち去るまでのファーストシーンのただならぬ気配は特記しておきたい。

  • 鑑賞日 2013/12/11

    ラストにすごい秘密を作っちゃったてか

    実は父には隠し子がいるとか家族には言えない重大な秘密があって、それがいつ発覚するんだろうと思っていたら、陰湿ないじめにあっている娘のほうが秘密なのじゃないのかと思っていたら、ラストにすごい秘密を作っちゃったてか。

  • 鑑賞日 2013/12/11

    わー。えらいもの見たあ…。ていう。 ずっと息を詰めて観ていて、明かりが点いた後体がちがちだった。 邦題、「父の秘密」なんだな。父の、か。

  • 鑑賞日 2013/12/8

    「不快」だと簡単に切り捨てられない余韻が残る

    陽が落ちかける漆黒の海。手足を縛られ身動きの取れない青年を海に投げ入れ、岸部に向かってボートを運転する父親の姿が延々と映し出されるラストに観客は目をこらさずにはいられない。しかも、さまざまな想いを交錯させながら。 母が交通事故で亡くなり、残された父と娘は新天地での生活を始めることから物語は始まる。 娘は新しい学校でできた友達と旅行に出かけ、女たらしの同級生の男子とのセックスをスマートフォンで撮影される。その動画が校内にばらまかれることをきっかけに凄惨ないじめにあう。 一方、父はシェフとして新しいオーナーのもとで働き始めるも、共に働く従業員との折り合いが合わず突然に辞めてしまう。 母を失った父と娘は新天地に希望を求めたはずだった。ただ、2人とも希望の光をつかめずもがき続ける。 ただ、2人は表面的には仲むつまじい家族であり続ける。たとえ秘密があらわになってしまったとしても。 娘は転校時の身体検査でマリファナを吸っていたことが判明し、父親に知られてしまう。父は交通事故で破損した母の車を修理しながら乗り捨て、売り払ったと噓をつたことを娘に知られてしまう。 2人の秘密は互いに明らかになりながら、物語に決定的な転機を与えない。秘密は秘密として2人の心のなかに閉じ込められてしまう。光の届かない闇のなかに閉じ込めてしまうのだ。 そして事件が起きる。 学校の旅行先の海で夜、娘が波にさらわれて消えてしまうのだ。 その通報を受けた父は、現場に急行し、娘がいじめられていた実態を知る。 父は狂気に駆られ、娘のセックス動画に映る男を拉致する。そして冒頭に書いたシーンにつながる。陽が落ちた海辺は、ひどく暗く、冷たい。 ただ、この時、父が知らないことがあった。波にさらわれた娘は、実は生きていた。 娘は一人、在りし日の母と暮らした街へと向かい、かつての住み家に潜り込む。窓際に備えられたベッドで、朝を迎えた娘は朝食を口にし、そしてまたベッドに体を横たえる。太陽の輝きに包まる娘の姿は、父とは対照的に明るく、あたたかい。 邦題は「父の秘密」だが、原題は「After Lucia」。 ルシアは母の名前でもあり、ポルトガル語で「光」を意味する。 母であり、家族の光でもあった「Luciaのあと」に残された2人の行く末は、作中で描かれた凄惨ないじめの描写にみられるように「不快だ」と一言で切り捨てることはできない、ただならない余韻を残す。

  • 鑑賞日 2013/12/7

    目を背けたくなる

    新たに引っ越した先で娘に起きる悲劇と、父の行動を描いた話。 交通事故で母を亡くした後、新たな生活の為遠く離れた町へと移住した父娘。 しかし父は、結婚式の話を幸せそうに語る職場の青年に不快感を表したり、 乱暴な運転をしてきたドライバーに喧嘩を吹っ掛けたり、 忌わしい思い出への強いトラウマを払拭しきるまでには至っていなかった。 そんな中、娘の情事を撮影した動画がネットに拡散し、彼女は学校で孤立し始める。 予備知識ゼロで鑑賞したため知らなかったが、要はイジメの映画である。 途中までは、肉親の死という大きな喪失を、二人がそれぞれどう乗り越えていくのだろう、 という観点で見ていたのだが、これは“そういう”映画ではなかった。 この死んだ母に纏わるエピソードはメインプロットにはあまり関係がなく、 父の最終的な決断を補強する程度の機能しか果たさない。 本作で描かれるのは、積み重なりエスカレートする人間の悪意と、それが引き起こす狂気である。 映像はワンシーン・ワンカットでほぼ全てフィックス。 クラスメートの陰惨な所業も、憎しみに駆られた父の狂気も、 扇情的に演出されることはなく、静かに観客へ提示される。 ラストシーンはミヒャエル・ハネケの『ファニー・ゲーム』を想起させるもので、 事が終わった後も延々と長回し、やがてボートのエンジン音だけが残りエンディングを迎える。 正直言って好きではない。人を選ぶ作品だと思う。

  • 鑑賞日 2013/11/27

    第65回カンヌ映画祭「ある視点」部門グランプリ。メキシコの新鋭マイケル・フランコ監督作品。 妻であり母である一家の支柱であった女性を事故でなくした父娘。ショックの影響はもちろんあるだろうが、明らかにすれ違ってしまった二人が出直しの為に移ってきたメキシコシティで起こる様々な出来事は二人にとって試練ばかりとなる。学校内でのいじめ問題は決して目新しいものではないが、その映像は客観的に冷めた目で事実だけを見つめるだけの不気味さ。そして娘の復讐を淡々とむしろ悲しげに行う父親の孤独と無念さ。孤独と言えばクラスメートからの執拗ないじめにひたすら耐え続けた娘の救いようのない孤独。そういった監督の言うコミュニケーションのない現代(ネット社会で人と人が直接触れ合うことの少ない現代では真のコミュニケーションが成立しにくい)で起こる様々の悲劇に対し、観る者に何が大切で、何をしなければいけないのかを無言の圧力で問いかけてくる。

  • 鑑賞日 2013/11/21

    痛い

    イジメ描写がとりあえず、痛い。 この父と娘は決して特別ではない。 きっと、それまでうまくいっていたのだ。 何かのきっかで、歯車が一つ狂う。 そうなると、そのまま元に戻れなくなる。 これは決して、日常生活においても特別な事ではない。 何か一つで、そっち側に回る事だってある。 だが、当事者ほど、それに気付いていない。 惨くて、切なくて、、、 いい映画です。

  • 鑑賞日 2013/11/10

    光が去り

    娘が受けるいじめの陰惨さに目を覆いたくなるが、 それ以前にこの親子はギリギリのところにいたのだろう。 妻の、母の喪失を埋められないながらも互いを思いやり、どうにかして前に進もうとした親子だったのに。 終幕。長い沈黙のあとのあまりに無造作な行為にぞっとする。 そしてまた沈黙。

  • 鑑賞日 2013/11/4

    あっけない幕切れ

    #990 ユーロスペース「父の秘密」。第65回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門でグランプリを受賞したメキシコ映画。妻を交通事故で失った父娘が引っ越し先の街で生活を始めるが父は調理師の仕事に馴染めず娘は動画の流出をきっかけに学校内で陰惨ないじめに遭う。結末がやや呆気ない印象がある。

  • 鑑賞日 2013/11/2

    ミスコミュニケーションの悲劇

    壮絶ないじめのシーンが心に突き刺さるので、それに目を奪われてしまいがちだけど、 映画を通してみると監督がインタビューで語っていたように、この映画の本題は「コミュニケーション不足が 招いた悲劇」だというのがよくわかる。 そして、セリフや場面描写が少なめな演出が、それに拍車をかけている。 でも、淡泊な映像やストーリーが、かえってテーマを浮きだたせるのにひと役買ってるんだよな。 天気のいい日に観るのはお勧めしないし、観ていて辛くなる映画だけれど、 ある意味この親子ほどの愛情はないかもしれないな。