PROGRAM

放送作品情報

ザ・ギフト

THE GIFT 2015年 アメリカ / 108分 サスペンス

凄い天才が現れた!地味?な俳優ジョエル・エドガートンが初監督して世に放った、才気煥発、極上のスリラー
放送日時
2019年03月16日(土) 15:15 - 17:15
2019年03月26日(火) 21:00 - 23:00
2019年03月31日(日) 16:45 - 18:45
解説

地味顔の名脇役といった印象のエドガートンが製作・脚本・監督・出演。その才能に舌を巻くストーカー・スリラー。気の小さい凡人役でコメディに主演することの多いジェイソン・ベイトマンの主役起用で、脚本が輝く。

ストーリー

シカゴから夫の地元LAに戻ってきた夫婦。街に買い出しに出て、夫はゴードンという男に声をかけられる。高校の頃の同級生だと思い出した。引っ越し祝いにワインを貰い、お礼に夫婦は彼を新居での夕食に誘うが、ゴードンは人付き合いの距離感が少々、いや、かなりズレている男で、以来そこまで親しいつもりはないのに頻繁に訪ねて来るように。日中は妻ひとり、自分は街に通勤している夫としては次第に不快感と不安を募らせていく。

製作・脚本・監督

ジョエル・エドガートン

出演

ジェイソン・ベイトマン
レベッカ・ホール
ジョエル・エドガートン
アリソン・トルマン
ほか

字幕/吹替
字幕
掲載制限
なし
カラー/白黒
カラー
画面サイズ
ワイド画面
HD
※【ザ・シネマHD】にご加入の方は、
HD画質でご覧頂けます。

オススメキーワード

  • 鑑賞日 2019/2/2

    怖い

    不気味な映画でした。ラストまで見て、改めてギフトって、そういうこと?と考えさせられてしまいます。Uターン的な転勤で故郷に戻り、カリフォルニアに新居を構えます。家具を新調している最中、旧友にバッタリ会うのです…。この旧友が引越し祝いとしてギフトをくれたり、新居に乗り込んできて夕飯食べたり、何かと関わりたがる。面倒な幼馴染じみだな〜と思って見ていると、実は過去の恨みから出た行動だと分かっていき、衝撃のラストを迎えました。 社会的に成功をおさめている夫婦役は、『マイレージ、マイライフ』『宇宙人ポール』などのジェイソン・べイトマンと、『それでも恋するバルセロナ』『ザ・タウン』などのレベッカ・ホールです。夫サイモンは元いじめっ子なのですが、ジェイソン・ベイトマンのイメージとは、ちょっと違うかなと感じました。あまり暴力ふるわなさそうなのに、ふるってました。 妻ロビンは、精神的に不安定で、夫サイモンと旧友ゴードンの間で揺れ動くのですが、レベッカ・ポールの演技がいいな、と思いました。夫の過去を暴こうとしたり、ご近所さんとのお付き合いに精を出したり、目にクマ作ったり、不安そうになったり。最後は赤ちゃんを見て幸せそうで、その姿に恐怖を感じてしまいました。夫の謎の旧友ゴードン役は『華麗なるギャッツビー』に出ていたジョエル・エドガートンですね。陰気な感じ、ゾッとする雰囲気が出ていました。 ゴードンほどの復讐をしても、逮捕されるわけではないと思うと、恐ろしいですね。これくらいのことは、法に触れずにできるということかな。ゴードンだけでなく、サイモンにも、ロビンにも、人間の闇をみたような気がしました。

  • 鑑賞日 2017/7/16

        自宅にて鑑賞。J.エドガートンが“ゴード”役での出演、脚本、(共同)製作に加え、(長篇作の)初監督にも挑戦した意欲作。スリラーであり乍ら、超常的な要素や殺人はおろか、血さえも流れない。ゆっくりとズームするショットが散見出来、現実から逸脱しない範囲でのジワジワ忍び寄る恐怖を描くが、やや物足りなく思えた。緊迫感を煽りつつもリアリティに即し、丁寧に作られてはいるが、現実離れしてでも、もう少し派手な展開や演出が見たかった。どうにも無難に小じんまり纏めた小品の印象が強いが、余韻を引くラストは好感が持てた。50/100点。 ・公私共に順風満帆だった生活が、過去に背を向け、開き直ったかの如く隠蔽・否定しようとする事で迎える顛末を描くが、自身の立身出世や社会的地位に迄、その影響が波及するアプローチは珍しく、“社会派”スリラーと呼ぶに相応しい。原題の"gift"とはドイツ語で「毒」の意味も持つ。 ・DVD等に収録されたもう一つのエンディングでは、J.エドガートンの“ゴード”がR.ホールの“ロビン”をレイプしていないと確信出来る様になっているが、ハッキリとしたその先の復讐が描かれている。 ・監督によると、本作は『ローズマリーの赤ちゃん('68)』、『シャイニング('80)』、『隠された記憶('05)』に影響を受けたと云う。亦、R.ホール演じる“ロビン”が入院した病室は237号室で、これは云う迄もなく『シャイニング('80)』に由来する。 ・撮影は'15年1月19日にクランクインし、'15年2月20日にクランクアップとなり、実質25日で撮り終えたと云う。この間、J.エドガートンは監督業に集中したい思いから“ゴード”としての自身の出番を早々と撮り終えたらしい。尚、その際"Weirdo"の仮題で製作が進められた。  

  • 鑑賞日 2018/8/31

    良作

    サスペンスとしてなかなかの良作だと思うけど、ちょっとラストが弱いな。DNA検査すれば分かるだろうし。「オールド・ボーイ」の衝撃が忘れられない。

  • 鑑賞日 2018/7/13

    新たなサイコホラー映画

    最初から最後まで緊張感のある良質なサイコホラー映画でした。 ある金持ち夫婦がフロリダに越してくる。すると夫の高校時代の知り合いと遭遇。 するとその知り合いが変なギフト、贈り物を玄関先にするようになる。次第にエスカレートしていき。。。 この映画のよく出来た点はではなぜ彼が贈り物を送るのか?嫌がらせをするのか? というサスペンスにもなっているからだ。 ラスト、奥さんが妊娠するがその子供は夫か?それともレイプした末のそいつの子供か?? モヤモヤしたままエンディングも嫌な感じで良かった。 この嫌な妊娠展開はドントブリーズを思い出した。

  • 鑑賞日

    許しの難しさ

    ある1人の人間に未来を奪われた男の復讐劇。 スカッといかない結末と、練りに練られた人間性の描き方で最高に胸糞悪い。 終盤まで、どう覆すのだろうかと想像も付かなかったのだが、想像以上に抜群な猛烈クリティカルヒットで主人公もろとも膝をつくしかないのであった。 目には目を、という言葉通り、復讐には終わりがない。 これからも彼らの未来に喜ばしいプレゼントが贈られてくることはないのだろう。

  • 鑑賞日 2017/12/20

    ゆりかごを揺らす手の男版

    もしくはミスティック・リバー。旦那が極悪で犯人側に肩入れしてしまう。「目を見ればわかる」とのことだが旦那はブルー、犯人ブラウン、赤ん坊は黒いように思うのだが、この辺もあいまいにするのが確かに良いけど。

  • 鑑賞日 2017/11/25

    ギフトの意味

    サイコスリラーに見せかけた復讐物語。サイコスリラー部分もギリギリと恐怖を煽ってきてよくできてるし。復讐物語としても、勧善懲悪で気持ちいい。クソ野郎にはクソな結末がお似合いだ。 終わってみれば筋立てとしてはシンプルだったが、途中で綺麗な一捻りが入るので、このシンプルさぐらいでちょうどよかった。

  • 鑑賞日 2017/9/4

    お願いだ

    夫婦サスペンス物。 新生活を築こうとする情緒不安定な妻と暗部のある夫。 現れた謎の男ゴード。 いじめっ子の末路。加える一手。 悪意ある、そして悪意なき贈り物。 「地獄の黙示録」 自分に対峙して生きていなければ他者を信じることは出来ない。 破壊される今。

  • 鑑賞日 2017/3/16

     街で突然、高校の同級生に出会って、つきまとわれることになったら、と思うと背筋が寒くなります。そんな恐怖を描いた作品です。  「ザ・ギフト」~贈りもののことです。もらったら本当は嬉しいはずなのに、この映画ではもらえばもらうほどじわじわと追い詰められるような怖さをもたらします。  会社での成功にあと一歩の夫サイモン(ジェイソン・ベイトマン)とキャリアを捨てて夫についてきた妻ロビン(レベッカ・ホール)の夫妻が引っ越してきた街でサイモンの高校時代の同級生ゴード(ジョエル・エガートン)に偶然出会います。夫妻は彼を食事に招き、彼はお礼に玄関の前に「ギフト」を置いていきます。その後も偶然を装うかのように彼はサイモンが留守の時に夫妻の家を訪ねます。  前半は、だんだんとゴードが幸せな夫婦につきまとうストーカーのように見えてきます。しかし、ゴードとサイモンの間には高校時代の秘められた過去があり、それを知った瞬間にこれまでは復讐の序章であったことに気がつきます。血みどろの復讐劇ではありませんが、計算された心理的な責めにサイモンはどんどん追い詰められていきます。最後はロビンを巻き込んでどん底に陥れることになるのですが、エンディングは観客の判断に委ねられてしまいます。どう受け取ったらよいのか、映画の先にあるのはどちらにしても恐ろしい結末です。もうこれは血を流さないホラー映画と言ってもいいかもしれません。

  • 鑑賞日 2017/8/14

    ジョエル・エドガートン主演・監督

    予告を見てホラーかと思ったら、サイコスリラーだった。最初に見たジョエル・エドガートンとジェイソン・ベイトマンの印象がどんどん変わっていく様が面白い。結末は、ぞっとする恐ろしさだ。

  • 鑑賞日 2017/7/10

    wowowダビングDVD

    ツッコミどころはたくさんあるけど、監督が出ない方が良かったかもしれない。

  • 鑑賞日 2017/7/13

    食い足りないなぁ

    被害者だと思って見ていた主役のジェイソン・ベイトマンはなんて胸糞悪い奴なんだ ハンサムで優しくて仕事も順調 昇進を間近に控えている 景色も抜群な新居も構え 順風満帆 あとは可愛いい赤ちゃんの誕生を待つだけ 妻のレベッカ・ホールは我が夫の善人面が 徐々に剥がれていく様をジワジワ見せられる 夫の高校時代の同級生に出会ってから 暴かれていく自分の知らない頃の夫 そんな奴だったとは! 精神的に不安定になる妻 眠れない夜が続き 頼るのは薬物 このままでは身体がもたない 愛して信頼して半生を預けた相手が 人間の尊厳を何とも思ってないとわかったらその瞬間から見る目が変わる レベッカ・ホールの目の演技は凄かった そんな矢先 更に ポストを奪われた会社の上司から 衝撃の告白を聞くことになる ジョエル・テドガートンがもっと反撃に出てくるかと思ったら 電話で罵るだけで ガッカリ あの最後のギフトの3つの箱の1の箱に入っていた鍵は自宅の鍵だったのね だからその後の2つの箱の中身に信憑性が生まれる それは納得したけど 仕掛けのわりには そのあとの種明かしが 弱くて 盛り上がるだけ盛り上げてそのあと失踪してしまった印象 消化不良を起こしている もう少し具体的な解決が欲しかった 最後がうやむやで終わった感じ

  • 鑑賞日 2017/7/3

    贈り物は誰宛か

    玄関に置かれた贈り物は、その装飾が印象を気味悪くさせる。中を開けても、疑念は1度生まれてしまえば最後解明されるまで消えない。丁寧に梱包された復讐は、終わっても消えない。残る疑念はいつまでも彼の心に贈られたまま。

  • 鑑賞日 2017/6/18

    男性2人には反吐が出る思い

    ストーリーが進むに連れて主要な登場人物である3人に対する評価がガラリと変わる。「人生の成功者になりつつある夫妻」,「その夫妻につきまとう夫の高校時代の同級生はストーカー」というのは,物語序盤の印象にすぎない。 結果は見てのとおりだが,自己中心的で傲慢なサイモンは高校時代も現在も人間的にクズだし,ストーキングするゴードにしても確かに高校時代の惨めな体験には同情を禁じ得ないものの,その復讐のやり方が常軌を逸している(特に最後)という点ではゲスの極み。ハッキリ言って最後の最後まですっきり感とは無縁の作品で,とにかく胸クソが悪くなる。 一見する子供を授かったロビンだけがそれなりに幸せそうだが,それにしたって真相はいったい……?と感じてしまい,素直には喜べない。とても複雑な気持ちになる映画だ。

  • 鑑賞日 2017/6/16

    贈られるプレッシャー

    贈り物は相手と繋がりを保つため、また負い目を感じさせるためにするという考え方があり、贈られる側にプレッシャーをかける作用がある。本作の贈り物もその効果を意図していることが話が進むにつれて徐々に明らかになる。いかに未来に向かって生きようとしても、ある日過去からの贈り物が届いて、自分が今まで築いてきた世界が音を立ててくずれてしまうことも。本作はそのような因果応報的アイディアがベースの全く救われない話なので、見終わってすっきりはしないが、脚本、演技、演出ともによいので、よく出来た作品を観たという満足感はある。

  • 鑑賞日 2017/6/7

    シナリオがなかなかよくできたサイコスリラー

    故郷にUターンした夫婦が、夫の高校時代の友と再会する。以来彼から自宅へいろいろなギフト(贈り物)が届くようになる。実はこの二人の間には高校時代に大きな秘密があった。そして友の行動はエスカレートしていき、夫婦を恐怖に陥れていく…。  主演俳優が脚本と監督を兼ねているワンマン映画だが、シナリオがなかなかよくできたサイコスリラーだ。最初は普通の人と思われていた夫の方が実は悪で、不気味な存在の友が同情すべき人間だった次第に逆転していく展開が上手い。  最後は”えっ”という驚愕の終わり方となる。後味は非常に悪いがその終わり方もおそらく計算づくなのだろう。

  • 鑑賞日 2017/6/6

    怖いよ〜!

    怖い! いろんな意味で怖い! でも、面白い。 抜群に面白い。 最後の最後まで、一秒たりとも飽きさせない。 凄い! 傑作! 前情報なしで観るべし!

  • 鑑賞日 2017/4/11

    つまるところ泥仕合。

    成功者サイモンとその妻ロビンがカルフォルニアに越して来た。サイモンにとっては故郷 でもあり、早速高校の同級生ゴードと出会う。このゴードがサイモン夫妻に引っ越し祝いを 一方的に送ってくる。サイモンは妻に、不気味なゴードという学校時代のあだ名を教える。 かなり気持ちの悪いゴード、お金持ちの留守をねらって、自宅と称してサイモン夫妻を招く。 とんでもない犯罪まがいの見栄張り病。これは大事件勃発まで秒読みのスリラーと思わせ、 成功者サイモンの化けの皮がはがれていく仕掛けになる。なりふり構わず、ライバルを 蹴落とす出世主義が高校時代の弱い者に対する執拗なイジメ体質と同じだった。 サイモンの下劣なイジメっこ体質が明らかになる。こうなると感情移入できる人物が いなくなり、五十歩百歩の男性陣の泥仕合に落ちていく。 赤ちゃんを産むロビンに頑張ってもらいたかったが、一歩引いたままのスタンスで、 誰も気持ちの良いカタルシスに持ち込む人物がいなくなってしまった。 スリリングな演出は良かったが、ドラマを救う人物が必要ではないか。

  • 鑑賞日 2017/3/14

    因果応報にしても怖過ぎる…

    最近、引っ張りだこのジョエル・エドガートン監督、主演のスリラー。 怖いです。 不気味。 こんなギフト、貰っても嬉しくない!!! 嫌だー そんなギフトってなんだ? 人は変われないし、変わらない。 やった方は忘れているけど、やられた方は忘れない。 因果応報、巡り巡って、自分に返ってくるのだ。気をつけましょう。

  • 鑑賞日 2017/3/13

    後味悪い系の最終兵器。

    善人が悪人に変わってく様

  • 鑑賞日 2017/1/24

    ワンコにビビったよ

    『セブン』に匹敵するスリラー!と煽られているけれど、ショッキングなシーンはほとんどなく、ゴードとサイモンの悪意がとにかくねちっこく繰り返される。特に、よき夫・サイモンの豹変ぶりは、夫婦として許容できる範囲を超える。ちなみに、一番ビビったのはワンコ。

  • 鑑賞日 2016/12/13

    ジョエル・エドガートンが監督製作脚本主演とすべて務めている。いや~な気持ちを高めつつ、あいまいな示し方しかしてないにも関わらず鑑賞後はなんだか爽快な気分になるような良い作品でした。 初っ端のゴードの夫婦との出会いのシーン。遠くにぼんやりと夫婦を見つめる彼の雰囲気がどこか不気味で、続いて自宅を訪れガラス越しに挨拶する姿もなんか不気味で。どういうつもりでプレゼントを続けるのか、何考えてるのかわからないため、彼に対する印象を良くないものにするという序盤の演出。これが徐々に変わってくるからすごいな。 サイモンのクズっぷりがどんどん明らかになる展開、最高。感情移入する人物がすっと変わるのって好き。人を貶めるのが常套手段であれば、あんな仕打ちを受けても何も言えないだろう。 レベッカ・ホールが美しい。ショートカットが似合うなあ。

  • 鑑賞日 2017/1/4

    これって後味悪い?

    加害者の方に観客の共感を寄せるという逆転劇。ひとひねりしたホラー映画。 被害者の男が最低な男で、いじめをしたらそれなりの報いを受けなきゃいけないという話。 被害者と加害者の関係が判ってからは、被害者がこんなに苦しむのは当然と思う。だけど、被害者の妻にも危害が及ぶなら、加害者にも同情できない。 そこらへんもちゃんとしている。ラストは妻をレイプしたのかどうかあいまいにしているが、していないと思える。 あくまでも苛めた男への恨みがあるだけである。と、私は解釈している。 苛めた男の台詞にあるけれど、加害者は妻に一目ぼれしたと思っている。だから、彼女には手を出さない。 妻には何にも関係がない。加害者はサイコ・キラーではない。 被害者のいじめっ子は妻にレイプされたのかどうか聞かないだろうし、産まれた子供があいつの子かなんて、妻の前では言い出せないだろう。彼一人が一生、これで苦しめば良い。妻は何にも知らない。これで良い。 もし、妻も卑しめようとしたら、最後の見舞いのところでそれを匂わせる言動をしただろう。 それをしなかったので、私は彼女には何にもしていないと、ホッとした。嫌な結末ではないと思う。 何しろ自分の人生を破壊した男だけが自分の胸の内だけで、嘆き苦しむのだから、むしろホラー映画らしくないスッキリした落ちだと思っている。

  • 鑑賞日 2016/10/29

    ザ・ギフト

    2016年72本目の劇場鑑賞。 夫の故郷に引っ越してきた若い夫婦が、 そこで再会した夫の高校時代の同級生の不可解な行動に、 次第に不安と恐怖を募らせていくさまを描き出す。 実力派俳優ジョエル・エドガートンが製作・脚本・出演を兼ね、 記念すべき監督デビュー作品。 思っていた内容と違ってました。 ビックリする演出は一応用意された程度した。 ゴードの「地獄の黙示録」のヘリコプターの口真似がめっちゃリアルで驚いた。 本当に本人が口真似しているのかな? 飼い犬が行方不明になって深夜に戻ってきて、 エサを食べ終えた後の犬がロビンを見る眼差しが印象的。 最後に送られてくる贈り物はこってました。 実際にやったのか?やってないのか? その辺りがハッキリしないモヤモヤ感の残る終わり方でした。

  • 鑑賞日 2016/12/13

    人を陥れる嘘はいけない

     シカゴからサイモンの故郷カリフォルニアに転居してきた、サイモンとロビン夫婦。買い物中にサイモンの高校時代の同級生ゴードから声をかけられる。そしてゴードは次々と贈りものを届けてくる。その異常さにサイモンはもう来るなと強く言い放つ。ゴードから謝罪の手紙が来るが、そこにはサイモンとの因縁がほのめかされていた。かつてサイモンはゴードが異常性愛者に襲われたと嘘をつき、そのためゴードは学校にこれなくなり家族も離散していた。それを謝罪するようロビンに促されいやいや謝罪するが、一方会社でも上司のデマを流しそのポストに就いたばかりだった。追い出された上司が昇進パーティ中の自宅にあらわれて窓を壊して逃げていくのだった。そのため調査が行われサイモンは首となってしまう。またゴードにきちんと誤っていなかったこともわかりロビンにも愛想をつかされてしまうのだった。  人を陥れる嘘はいけない。何か逆恨みかと思われていた事象が、すべて因果応報といった感じでした。世の中にはこういった人っているんだろうなあ。ホラーテイストで作られていましたが、馬鹿野郎を制裁する映画でした。どこまでがゴードの仕業で、どこからが元上司の仕業だったのかははっきりしませんでしたが、いずれにせよロビンがこんな男と別れるきっかけが早く来てよかった。そしてサイモンはもっともっと悲惨な目に合えばいいのにとか思ってしまう自分も恐ろしい。

  • 鑑賞日 2016/10/30

    見事なつくりです

    中盤から物語はじわじわと新たな展開を見せ始める。予期せぬ結末に驚かされた。見事なつくりです。

  • 鑑賞日 2016/12/10

     これは、「ジェーン」に出演した俳優、ジョエル・エドガートンが、製作・監督・脚本を務めたスリラー・サスペンス。  一見、サイコ・サスペンスではないか、と見せかけて、ひとひねりのある曲者映画です。  出演は、ジェイソン・ベイトマンとレベッカ・ホール。そして、ジョエル・エドガートンは準主役で出演もしています。  シカゴからカリフォルニアの郊外の豪邸に越してきたサイモンとロビンの夫妻は、人も羨む幸せな生活を送っていた。  サイモンの故郷であるこの地での引っ越し当日、家具を買おうとした買い物先でサイモンは高校時代の同級生ゴードと再会する。  旧友との再会を喜ぶゴードから、住所も教えていない新居へ贈り物が届き、やがてゴードは度々サイモン宅に訪れるようになる。その過剰な馴れ馴れしさに、ロビンともども困惑するサイモンは、ゴードを煙たがるようになり……  この映画、幸せな夫婦が、ストーカーのようにまとわりつく男に追い詰められていく話、と観客にミスリードさせ、空気の読めない、友情と親切を押し売りするゴードが、ストーカー行為の末にサイコ・キラーに変貌するのでは、と予測させておいて、終盤に物語をひっくり返します。  その根底にあるのは、日本でも大きな問題となっているイジメ問題。  遊びとしてイジメを行った側が忘れても、イジメられた側にしたら忘れられるものではありません。  正に、「お前が過去を忘れても、過去はお前を覚えている」と言うこと。  そして、忘れてしまっているから、それを幾つになっても繰り返す、むしろ、その手口が、生き方となってしまっている男が、その過去と、そして現在に反撃される話になっているのです。  なるほど、これは確かに面白い。  ホラーチックな味付けと、スリルと恐怖を煽る演出、それらが決して下品にならず、嫌みにならず、巧みにまとめられている辺り、これが初めて映画を監督したとは思えない程。そして、そのドラマには奥行きを感じさせ、それでいて過剰になることなく、テンポよく進めて108分でまとめる手際よさ。  ジョエル・エドガートンは、「ジェーン」の脚本にも感心しましたが、その才能は本物です。

  • 鑑賞日 2016/12/8

    こんなギフトはイヤだ

    10数年ぶりに夫の地元である郊外の街で洒落た邸宅に暮らし始めた夫婦の元に、高校時代の同級生だと称する見覚えがない男が訪ねてくる。その男が意表をつくギフトと共に妻にしつこく接近してくるが。。。という典型的な「危険な隣人」スリラーのパターンからグイッと方向転換する展開が面白い。舞台となるガラスに囲まれた見通しの良すぎる邸宅を視覚的に活かしたサスペンス演出や伏線とどんでん返しの配置のうまさ、タイトルに籠められた真の怖さが明らかになる含みのある結末など長編初演出だというJ・エドガートン脚本監督の巧みな話術にノセられた。恐怖に震える楚々とした人妻レベッカ・ホールが相当な魅力。

  • 鑑賞日 2016/12/4

    因果応報型サスペンス

    低予算だが、良質なメッセージ性のあるサスペンス!緊張感満点、イジメ問題が裏テーマになっている。いじめっ子は、社会の報いを受けるべきということをサスペンスに乗せた筋。最後の復讐は、見事なカウンターパンチになっていた。あと、蛇足だがいくつかの教訓;1.ガラス窓張りの家は、防犯上よく無いから注意したい。2.また今時、セキュリティカメラ、防犯にセコムしましょう。3.謝罪は、こころを込めて謙虚に。私も、どちらかと言うといじめっ子だったので、勉強になりました。

  • 鑑賞日 2016/11/28

    ラスト良かった

    最初ありがちな過去に囚われた仕返しパターンだけど 後半になるにつれ被害者が最低野郎だった流れからの ラストでびっくり帰る流れ。 面白かった。拾い物。

  • 鑑賞日 2016/11/24

    ホラーじゃなくて因果応報の大切さを教えてくれる

    結論をはっきりさせない不気味さがミソなのだろうが、消化不良気味の方が強く残ってしまった。 ギフトを送ってくるのはゴードだと早々に判明し、最後まで変わることはない。だからこの点において意外性はない。 題名に掲げられているギフトそのもののおそろしさよりも、不正をした人間はいずれ罰せられるという教条的な面が強いような…。ホラーではなく、スカッと系映画で売り出した方がよかったのかも?

  • 鑑賞日 2016/11/21

    ジワジワ来る感じが面白い。ロビンとサイモンの会話を録音していたり、ロビンの気絶にゴードが関っていたのは確信していたわけではないが疑っていたので。ラストの展開はやはりそうきたかと思っていたのだが、そこにまた捻りが加わっていた。高校時代にサイモンが正直に言わなかったことを逆手に取るように奥さんをレイプしたのかどうかを濁らす復習劇にはやられた。劇中でも言っているように例えやってないと言ってもサイモンは疑うはずだ。

  • 鑑賞日 2016/10/28

    ドラマの雰囲気はすごく洗練されているが、もう少し怖さを感じる展開にしたほうがよいのでは!?

    シカゴから仕事でサンフランシスコに引っ越ししてきたサイモンとロビン。新天地で暮らし始めた彼ら夫婦は新居用の買い出しのとき、偶然、夫の高校時代の同級生ゴードと再会する。軽い気持ちでゴードと連絡先を交換したサイモン夫婦だったが、その日からゴードから繰り返し贈り物が届くようになる。最初は笑顔で対応していた2人だが、やがて周囲で奇怪な出来事が続発するようになってくる。。「ブラック・スキャンダル」などで活躍する俳優ジョエル・エドガートンが初監督・脚本・出演を務めたサイコスリラー。 毎度おなじみの年に何回かある、予告編の雰囲気だけで観てみた作品の1つ。何気に知り合った人が、実はサイコだった、、、というのは昔からあるジャンルですが、本作もその類の1つ。。。というだけの作品でした(笑)。うーん、何でしょ。もう少し怖い作品かと思ったのですが、映画を観ている最中は怖いと思えるところ(大きな音で脅かす系等)の演出はあまりなく、どちらかと言えば、高校で友人ではなく、名前を知っているくらいだったゴードという男が怖い存在になっていくということを限りなく丁寧に描いていきます。ドラマの雰囲気はそれほど悪くなく、西海岸のハイレベルな中産階級の人間ドラマが素直に展開されていくので、見飽きることはないのですが、何か印象的な怖さというものがなく終わっていくような感じがしました。 よく人が愛情を感じる距離というのは、手を上げたり、パンチを繰り出したりする距離感の中に入る近さだといいます。それはその人が愛したい人であれば問題はないのでしょうが、その距離感を感じずに、ずかずかと入ってくる人は失礼でもあるし、過度になってくると、その距離感の縮め方に恐怖を感じるようになっていくのです。人は社会的な生き物でもあるので、単純な手が伸ばせる範囲という物理的な距離だけではなく、自宅に招くのか、職場で隣りに座るのか、あるいはメールやSNSでやり取りするかどうかなど、いろいろな範囲で社会的な距離感やつながりを持って生きている。自分が想定している距離感を打ち破っていく人は、ときには幸せをもたらしてくれる対象にもなったりしますが、逆に恐怖の対象にしかならない人も出てくる。そうした中でも、今までとは違うサイコ映画というのも出てくるのかなー、とヌルい本作のラストを観ていて考えてしまいました。

  • 鑑賞日 2016/11/20

    小物使いの上手なスリラー映画。緊張感を保つ飽きさせない演出で時間を感じなかった。ただ内容的にはちょっと物足りないかな。いい意味でも悪い意味でも『イットフォローズ』に似たものを感じました。 何を隠そう(?)ジェイソン・ベイトマン目当てでみたんですが、好きだわ〜ほんと好き。悪いベイトマンだったよ。ベイトマン好きなら見るべき。

  • 鑑賞日 2016/11/4

    上品な演出に感心

    役者としてのジョエル・エドガートンは、「エクソダス」とか「ギャツビー」とか、結構大きな役を貰うようになった人ではあるものの、時折臭い芝居をすることがあるので、個人的にはそれほど高く買っていた訳ではありませんが、この初監督作を観ると、アナログ表現によって恐怖をしっかり煽り立てつつ、コケ脅しに陥ることはないという、上品な演出を貫き、なかなか賢い作りをしていることに感心させられ、次回作も観たいと思わせました。

  • 鑑賞日 2016/11/11

    怖い!とてつもなく怖い復讐劇。 ホラーのような演出もありつつ、人の心の闇の怖さもありつつ。 とても巧みな展開で、納得のいく最後まですごく楽しめた。

  • 鑑賞日 2016/11/10

    ジワジワくる感じいいですねぇ!

    このように先の展開がなかなか読めず、ジワジワと恐怖を煽る感じ好きだなぁ。終盤近くまでかなりスクリーンにのめり込んでしまった。ラス落ちは想像した通りだったので大きなサプライズには至らなかったけど納得のいくエンディング。こういう作品はビッグ・スターを使わないのに限る。

  • 鑑賞日 2016/11/10

    テンポよくうまくまとまってる

    仕事に成功したのち、妻と2人で故郷に越してきた夫婦と、訳ありっぽい同級生との話。街中で久しぶりに会った高校の同級生がことあるごとに新居にプレゼントをしてくる。こいつは一体何者なんだ、気持ち悪いし怖いぞ、っていう話。 執拗にプレゼントしてくる理由や、自宅(ほんとは自宅じゃないけど)に招待しておいて少しだけ不在にした理由、妊娠の経緯、などなどほぼ伏線が張られた時点でこうなんだろうな、と思ったその通りの内容だったけど、でも面白かった。どーん、とか、バーンとか音で驚かす場面ではくるぞくるぞと察しながらやっぱり改めて驚いちゃったり、ゴードは加害者だけど被害者だから、最後の方はやっちゃえ、やっつけてやれ、なんて感情移入したりして、結局壮大な自業自得だったっけ訳で、成功者の被り物を被ったクズ野郎だったって訳。せいぜい悔いるがいい。 ゴード、幸せになりな。

  • 鑑賞日 2016/11/7

    おぞましいのは。

    タイトルからは見るもおぞましい贈り物が届けられる話かと思っていたところ、おぞましいのは旦那の性格でした。

  • 鑑賞日 2016/11/1

    本日1日は映画の日なので映画『ザ・ギフト』を観てきました。同級生を名乗る男性からヤバいギフトがわしわし届く心理的にくる作品でした。同級生は大切に!

  • 鑑賞日 2016/11/4

    中だるみにマイナス20点

    見所❶冒頭からの20分。 完璧なシチュエーションスリラー。 見所❷映画タイトルに繋がるラスト20分。 ただ中だるみが半端なく約30点をマイナス。

  • 鑑賞日 2016/11/2

    騙される

    途中で立場が逆転。なんとなくじわじわとわかってくる。意外な結末。怖さは中程度だけどなかなか上質なサスペンス。 ジョエル・エドガートン売り出し中?

  • 鑑賞日 2016/10/28

    目には目を、いい人にはいいことを

    高校時代に虐められていたゴード。 虐めていた相手サイモンと再会しての復讐劇。 フィジカルなホラーを想像しておりましたが、精神的なスリラーかと思います。 強烈な一発を期待すると、肩透かしをくらうようなスカッとしない展開でした。 サイモンと再会して、ゴードが行ったことはプレゼントを贈ること。 高校時代から何年経ったかわかりませんが、全く交流のない相手からのプレゼントは不気味です。 本作は復讐劇といっても、何も手をくださないのがポイントかと思います。 そうじゃないと、高校時代の復讐にはならないからです。 サイモン夫妻に出来た子供もゴードの子かと思わせますが、私はゴードの子供ではないと思います。 あくまでゴードが、サイモンを翻弄しているのだと思います。 目には目を、歯には歯を。 私は奥さんがいい人とは思わないのですが、いい人にはいいことをと。 因果応報のようなところもありますが、巧みな復讐劇でした。

  • 鑑賞日 2016/11/2

    不安感の演出が上手い

    まず、奥さんの不安感を演出するのが上手いなって感じた。 ストーリーについては、『華麗なるギャッツビー』と、ジェイソン・ブラムというワードだけであらすじなどの事前情報を仕入れずに鑑賞だったのだけれど、出だし、おかしな知人がどんどんエスカレートをしていって、血の惨劇でも始まって、夫のセキュリティ開発が火を噴く感じのある意味お約束なお話かなとか、そうと思わせといて、実は隣人が…?!などと深読みしてしまいましたが、全く違っていて面白かったです。 夫、サイモンの前半と後半での印象の変化が良かった。 ラストに関しては、ゴードのヒント「目の色を見ろ」で、夫と同様に必死で赤ちゃんの目の色を確認してみたけれど、判断できなかった。 自分にはブルーかグレーに見えましたが。 各登場人物のセリフや、行動的にいまいち判断がつかない。 ゴードの仕掛けのタイミングが良すぎるので、ブラウンが妥当な気もするけれど、どうなのだろう。 しかしそれは重要じゃない、ポイントは…というレビューを読んだけれど確かにその通りで、どちらに転んでも夫の不幸は確定だなと。 そんなモヤっと感もプラスに働いている作品でした。

  • 鑑賞日 2016/11/1

    上出来のホラー。堪能出来た

    【ネタバレ注意】 ❶マッチング:消化良好。 ➋上出来のホラー。堪能出来た。 ➌テーマは、因果応報。神様以外にも真実を見ている人はいるのだ。 ❹前半は、ナイスガイそのものだったSが、本性が明らかになるにつれ、顔つきが変わってバッドガイに見えてくる。上手い演技と演出だ。 ❺監督デビューで、脚本・共同製作・出演の4役を務めたジョエル・エドガートンはよくやった。 しいて弱点をあげるなら、今はDNAで親子が正しく鑑定出来ること。

  • 鑑賞日 2016/10/28

    まるで2本立てのような

    ハネケの「隠された記憶」(05)、デヴィッド・リンチの「ロスト・ハイウェイ」(97)を思わせるネタで、ゴードの最終的なサイモンへの贈り物はどことなくキム・ギドク的というか、恨の思想だ。前半のスリラー的展開と後半の人間観察、夫の陰湿さを暴く展開ではまるで違う作品のようだ。しかもゴードの行動は謎を残している。例えば、池の鯉を殺したのは本当にゴードなのか。思わせぶりな謎もあって、ハネケ、リンチのような奥の深い世界観に至っていない。

  • 鑑賞日 2016/10/29

    復讐は自業自得

    #0942 TOHOシネマズ新宿「ザ・ギフト」。シカゴから出身地のカリフォルニアに引っ越してきて高校時代にいじめた同級生と再会した男が妻共々復讐を受けるサイコスリラー。現在でも会社内のライバルを陥れる等大人になっても性根が直らない最低男が自業自得ともいえる報いを受ける物語である。

  • 鑑賞日 2016/10/30

    恐怖すら感じる作品

    ストーリーの展開が最後までわからなかったです。 ゾクゾクする作品に感じました。 最近にはなかったストーリーの映画で面白かったです。

  • 鑑賞日 2016/10/29

    サイコパスは誰だ

    日本にも確か70年代、かつていじめられっ子だった犯人が自分を虐めていた同級生への復讐のために大人になってから同窓会を企画して、毒入りの酒を用意して会場を爆破する計画を立ててすんでの所で未遂に終わった事件があった。いじめってやった方は忘れていても、やられた方は気が弱いこともあっていつまで経っても忘れられないもの。本作を観て、犯人(?)の偏執的な性格にはその心の傷があるんだろうな、と思った。そして一見普通に見える夫婦にも思い出したくない過去が有り、それがストーリーにスパイスを加えている。突出した出来ではないけれど、不気味さを醸し出したサスペンス映画。

  • 鑑賞日 2016/10/29

    不気味な同級生の究極ギフト

    一組の夫婦が引っ越し先で偶然出会った夫の同級生から精神的に少しづつ追い詰められていくサイコスリラーの問題作。不気味なゴードンと呼ばれていた同級生が、先輩から車内で性的虐待を受けていたという全くのデマにより人生を棒に振っていた過去が明らかになっていくがこの事件が後半になって大きな意味を持ってくる。 次々と夫婦に贈り物を届けるゴードン。ワイン、ワグナーのCD,鯉とその餌など何気ない気配りが夫婦の不安をあおっていく。赤ん坊を流産して精神的に不安定になっている妻に配慮してゴードンとの交際を断つ夫であったが、この夫は学生の頃からいじめを繰り返す大噓つきでゴードンに関するデマを広めたのもこの夫だったことがわかってくる。ようやく生まれた赤ん坊の誕生を喜んだのも束の間、出世のためにライバルの書類を偽造していたことが妻にばれ三下り半をつきつけられる。 本作のクライマックスは夫婦の赤ん坊をめぐるゴードンの異様な復讐にある。実は妻の飲み物に薬を混ぜて気絶させたあと暴行していたのでは、という疑惑が夫に届いたDVDから生じてくる。そのDVDは一連の犯行の様子をゴードン自身が撮影していたものだが、暴行したか否かの核心部分になると画面が砂嵐に変る念の入れようであった。ゴードンは何もしていないと夫に話すが当然夫は信じない。つまり夫にはゴードンの人生を破滅させたという自責の念があり、そんなひどいことをした自分はさらにひどい仕打ちを受けてもしょうがない人間だという考えがあるに違いない。 最後までその真相は闇の中であり、妻が暴行をされたかどうかを夫がこの先思い悩む悲劇を予感させて映画は終わっていく。結論を明らかにしないことがゴードンの復讐のポイントであり、本作の肝であった。 前半はかなりゆったりした展開がもどかしかったが、後半は盛り返してスリラーの醍醐味を味わえた。一連の嫌がらせ(鯉の変死や犬の失踪)がポストを奪われた夫のライバルの仕業だったという真相の解明も鮮やか。

  • 鑑賞日 2016/10/29

    怖いです、自分はどっちだろう?

    会ってすぐにピンと来てるのにあの態度が取れるのは嘘をつくのが身に付いているサイモン。ゴードンも用意周到で接触している。 サイモンの上から目線がずっとムカついていたが、なんかの拍子に自分もやってるかも知れないと考えてしまった。 因果応報、自分の撒いた種、自業自得、とは言ってもゴードンの仕掛けではなく異なるキッカケ(それも自分の撒いた種だけど)で転がり落ちるんだろうなと示唆して映画が終わる。 ホラーのようなミステリー、怖かったです。

  • 鑑賞日 2016/10/19

    過去を忘れても、過去は覚えている?

    見晴らしのいい、ミッド・センチュリー・モダンな家。 そこに引っ越してきた、経済的にも恵まれた幸せそうな夫婦。 ところが、夫サイモンの同級生というゴードの贈ってくるギフトに、徐々に歯車が狂っていくというストーリー。 血を流さないホラーと言っているが、サスペンスだね。 最初は見通しの良い、ガラス張りの美しい住居が、引きのないカメラワークなのに、逆になんでも見えてしまう、見えないはずのものも見えてしまうような錯覚に陥る。 思わせぶりな演出(かなりびっくりしたけど)が何度かわざと空振りすることで、見ている方もさらに疑心暗鬼になっていく。 何が怖いって、何かを失うのももちろん恐怖だし悲しいけど、欲しくない何かをもらってしまったら?それも取り返しのつかないもの、いやこの場合は返すことのできないもの。それもはっきりしない。いやだな〜。これは。むしろはっきりしてくれ〜って感じ。 過去の「いじめ」の復讐劇とはいえ、なんかモヤモヤする結末。試写会後のトークショーでは、いじめられるサイドからの見方で話していたが、そうだとしても後味が悪い。ゴードに感情移入しても、すっきりしないんじゃないかな? 私はどちらかというと、最初は妻ロビンに感情移入していたが、最後は夫サイモンの悲しみの方に打ちのめされてしまった(私はいじめっ子気質なのかしら?)。 なんていうか、サイモンの悪さっていうのは、「うそ」ということなんだよね。それが、本人の思う以上に相手にダメージを与えてしまったことを、サイモンはすぐには気付かない。なまじ、印象もいい人で自信もあるので、すごく鈍感。そして気付いた後にまた隠すためのうそを重ねる。手に入りそうな幸せに対してさえも。 たぶん、ロビンとの間も、何かがあって、それで心機一転引越してきたんじゃないかと思うんだけどな〜。 因果応報ではあるけど、ちょっと間違えると、誰もがサイモンになる。この映画の怖いところは、そこだったりするのだ。