PROGRAM

放送作品情報

レヴェナント:蘇えりし者

THE REVENANT 2015年 アメリカ / 157分 アクション アドベンチャー ドラマ

[R15+]レオナルド・ディカプリオが念願のオスカーを獲得!極寒の荒野で復讐とサバイバルが幕を開く
放送日時
2019年08月13日(火) 18:15 - 21:00
2019年08月24日(土) 14:45 - 17:30
解説

実在のハンターをモデルにしたサバイバル劇を、アレハンドロ・G・イニャリトゥがリアリティ重視のロケで撮影。レオナルド・ディカプリオが迫真の演技でアカデミー賞主演男優賞に輝き、他に監督賞と撮影賞も受賞。

ストーリー

1823年の開拓期アメリカ。ハンター集団の案内人を務める罠猟師ヒュー・グラスは、先住民の襲撃から逃れて故郷への帰路に着くが、未開の地で熊に襲われてしまう。重傷を負ったグラスの移動は不可能と判断され、彼の息子とハンター2人を残して一行は先を急ぐ。ところが、グラスに敵意を抱いていたフィッツジェラルドが息子を殺害し、グラスを置き去りに。何とか動けるようになったグラスのフィッツジェラルドを追う旅が始まる。

出演

※(声優)は吹き替え版作品が放送される場合の情報です。
字幕版、吹き替え版については、放送日時横のアイコンでご確認ください。

レオナルド・ディカプリオ (加瀬康之)
トム・ハーディ (桐本拓哉)
ドーナル・グリーソン (鶴岡聡)
ほか

字幕/吹替
字幕 吹替
掲載制限
R15+
カラー/白黒
カラー
画面サイズ
ワイド画面
HD
※【ザ・シネマHD】にご加入の方は、
HD画質でご覧頂けます。

オススメキーワード

  • 鑑賞日 2019/8/4

    超人ディカプリオ

    美しい大自然の映像が美しく、ディカプリオの悲惨な姿の気休めにはなる。 この映画は、単純な復讐譚ではない。 実話をベースにしているようだが、かなり美化、単純化しているようだ。 どう見てもトム・ハーディだけが悪者ではなく。ディカプリオも隊長も正義ではない。 熊に襲われるシーンは衝撃的だった。 にしても、ディカプリオが超人的すぎる。自ら川に入ったり、季節がいつなんだと突っ込みたくなる。

  • 鑑賞日

    オスカー受賞おめでとう☆

    レオナルド・ディカプリオが、初のオスカーを受賞した作品ということで観ました。 アメリカの歴史の源流を見た気持ちにさせてくれる見応えある映画です。 西部劇より更に前の開拓時代の創世記の話なので、過酷な映像も時折ありました。 毛皮をめぐっての白人とインディアンの血を血で洗うような戦いぶりは壮絶としか言いようがありませんでした。人の欲とは何と恐ろしいものなんでしょうか。 ストーリーそのものは単純です。レオナルド・ディカプリオ扮する主人公グラスが仲間に息子ホークを殺されて、熊に襲われた傷を抱えながらも冬山から生還して復讐を果たすというものでした。 それ故に凄惨なシーンのオンパレードなのですが、素晴らしい映像美で、魅入ってしまうのです。 時にタルコフスキーばりに水を活かしたみたり、「プライベート・ライアン」を想起させたり、イニャリトゥ監督のセルフオマージュもあり楽しませてもらいました。 そして本作で映し出された開拓時代から、脈々と受け継がれた戦いの歴史があっての今のアメリカがあることを考えると本作の価値は高いと思います。 重い映画ではありますが、目が釘付けになる面白さがありました。

  • 鑑賞日 2017/11/13

    これぞ傑作!

    ストーリーは自分を置き去りにした仲間に復讐をする話です、もちろんただ復讐するだけではなく、生きるとは何かを考えさせられる映画でした、最初はクマに襲われ、息子を殺されて生き埋めにされ、今度はインディアンに追われながらも必死に生きる姿を描いている映画でした。ほとんどサバイバル映画で映像も川のせせらぎや小鳥のさえずりがメインで音楽はあまり流れません、映像は綺麗で素晴らしかったです。一瞬たりとも目が離せませんでした。音楽も坂本龍一さんの曲も素晴らしかったです。ほとんど曲がなくてクマに襲われるシーンもリアルに感じます、何度も言いますがこの映画は素晴らしい、一生懸命生きる姿が感動します、人生で1度は見るべき映画です!個人的な最終評価は文句なしの10点中10点です。惨殺なシーンもあって1度見ればいいと思う映画でしたが映像はとても綺麗でいろんなことを考えさせられる映画なのでまた見たい気もあります。是非見ることをお勧めします。

  • 鑑賞日 2016/5/5

    迫真の演技

    息子の仇を討つために、瀕死の重傷を負いつつも過酷な環境を生き抜く男を追った実話ベースの物語に引き込まれ、全身から鬱々とした殺気を発しながら場面を禍々しく彩るL・ディカプリオの迫真の演技に魅せられる。  ただ、残念だったのは語り口で、白人の理不尽な暴虐とそれにさらされる先住民の悲哀といった米国史の暗部をはじめ、主人公以外の登場人物や、父と子の絆の深さといったものが描き切れていない気がしなくもなく、せっかくのスリリングで雄大な物語にイマイチ感情移入できずのこの点数とした。 あと、監督はA・G・イニャリトゥだし、 音楽は坂本龍一だし、撮影はE・ルベツキだし、と自分好みのスタッフ陣に期待しすぎた反動もある。

  • 鑑賞日 2019/4/21

    完璧な美

    『もののけ姫』のシシガミ様を討つシーンを彷彿とさせる冒頭から、イニャリトゥらしさなのかルベツキらしさなのか『バードマン』でも見せた凝った美しい映像。映像の切り取り方も上手いし、映される自然や動物、原住民などがディテールまで美しい。名作『イントゥザワイルド』を思い出す厳しい環境下でのサバイバル。圧倒的な美しさに宗教的美しさを感じる。 気になるのはレオ様演じるグラスの生命力が強すぎてスーパーマン的なのはどうなんだろう。 圧倒的に美しすぎて「完璧な美」に感じてしまうところが、世界の終わりのような過酷な環境と完璧すぎるが故に、かえってミスマッチに感じてしまう。

  • 鑑賞日 2018/11/14

    復讐は大自然の創造主に委ねる

    公開時、ほとんど眠ってしまいディカプリオが彷徨ってることしか記憶になかったのでリベンジ。 ディカプリオ圧巻の演技。 トム・ハーディがフィッツジェラルドだったこと最後まで全く気付かなかった。 ポーニー族が「復讐は創造主に委ねる」との言葉の時には 単に純粋な一族なのだなぁと思った。 だけれどもラストにディカプリオがその言葉に回帰した時には この広大で美しく、そして厳しい大自然を映像を通してだが目の当たりにすると たしかにその創造主に任せるしかないのだ、と思わされた。 大スクリーンで観たらそのラストのかすかな感動がもっと大きかったに違いない。 映画館で眠ってしまったことが悔やまれる。

  • 鑑賞日 2018/10/17

    Emmanuel Lubezki

    アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥとエマニュエル・ルベツキの最新長編作品ですね。メキシコの鬼才コンビが今回も飛び抜けた作品を作ってくれました。 今回注目したいのは、撮影。毎回エマニュエル・ルベツキ(Emmanuel Lubezki)はアカデミー賞撮影賞の常連で、毎回「これどうやって撮影したの?」と驚かされます。代表的な作品は、スリーピー・ホロウ”Sleepy Hollow (1999)”、ゼロ・グラビティ”Gravity (2013)”、バードマン”Birdman (2014)”などがあります。 この作品で感じたことは、「なんてスクリーンに映し出される世界が広いんだ。」ってことでした。レオナルド・ディカプリオやトム・ハーディーの表情から、雪山や動物たちが歩く背景まで、とても広い世界観を見ていて感じた人も多いんじゃないでしょうか。まるで映画の世界にいるような感覚。 今回エマニュエル・ルベツキが使ったカメラはARRI ALEXA65。65mmフィルム相当のセンサーを使ったデジタルカメラ。さらに彼は24mmやときには12mmのような超ワイドなレンズを使ってほとんどのシーンを撮影しています。それゆえ、かなり広い視野で、かつ奥行の感じられるような、超現実的世界をスクリーンに写しだせているんです。 まぁお金があるからできることではあると思うんですが、どうしてもロングレンズを使って、ラックフォーカスしてみたりしたくなるのが、映画界の伝統と流れ。そのなかで、彼は毎回それをぶち破り、新たなことに挑戦しています。そして毎回作る作品でそれを更新していくのです。つまりは、前回使った技法のいいところを次回の作品で生かしながら、また新たなことに挑戦する。だから、私たち視聴者は新たな映画体験にワクワクする。 是非次回のエマニュエル・ルベツキ撮影作品は、大きな大きなスクリーンで。小さな小さなスマートフォンではこの映画体験はできませんよ! そしてもう一つは、劇中音楽。2015年の作品だから、この事実は忘れて見ていた。 みているときに、なにかジブリ感を感じた。つまり、久石譲さんのあのストーリーを追い越して引っ張っていくような感覚をもったんです。この感覚は久しぶりでした。ずーっと見ながら、誰がこの映画の音楽担当してるんだろうって思いながら見ていました。 そして、エンドロールで思い出す。そうだった、我らが坂本龍一さんではないか。忘れていた自分が恥ずかしい。。。 あの感覚は、日本で育ち、その楽曲構成に慣れ親しんでいるからなのだろうか。それとも、久石譲さんや坂本龍一さんのような日本を代表する作曲家たちが、世界でもトップであるのだろうか。どちらであっても日本人としては嬉しいのだが。 絶対に見ればわかると思うのですが、ほとんど会話のないこの作品であっても、音楽が引っ張って行ってくれる感覚が感情を動かす。ストーリーの波を前もって予告してくれるように、それまで、背もたれに体重を乗せていた体を、ぐっと引き起こして前のめりになる瞬間が、視聴者全員に同時に訪れる瞬間は映画音楽の真髄だと思います。

  • 鑑賞日

    一切の妥協なし

    レオナルド・ディカプリオが悲願のアカデミー賞主演男優賞を受賞したことで話題となった今作ですが、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督が「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」からまた新たな境地へと躍り出た作品としても注目です。 実話を基にした小説を映画化。 アメリカ西部の未開拓な荒野。 狩猟中に熊に喉を裂かれ瀕死の重傷を負ったハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は、狩猟チームメンバーの一人、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に見捨てられ置き去りにされたばかりか、最愛の息子を殺されてしまう。 グラスはフィッツジェラルドに復讐を果たすため、厳しい冬の寒さに耐え、交戦中の部族の熾烈な襲撃をかわし、約300キロにわたる過酷な旅に出る…。 一切の妥協なし。 九死に一生を得るドラマティックなストーリーながら、余計な脚色は排除され、大自然の中に放り出されたような臨場感に満たされる。 すべて自然光で撮影されたという圧倒的な自然描写や、ディカプリオ、トム・ハーディらの鬼気迫る役者陣の演技まで、ひりつくような映像の連続は、攻撃的とすら感じられました。 大自然は人間に情け容赦なく牙を剥く。瀕死の状態から生きながらえても、寒さ、飢え、襲撃と、常に死と隣り合わせの過酷な状況にアドレナリンが吹き出まくりです。 そして息子の復讐は果たされるのか。 怒濤のラストまで、息もつかせぬ緊張感が張り巡らされた一本です。

  • 鑑賞日 2018/8/24

    自然の美しさ厳しさと人間

    まずは映像美、自然の厳しい寒さが伝わってくる 1ショット1ショットが惚れ惚れする 実際に体感しているように伝わってくる 誰に対しても平等に厳しさを与えている 子供を殺された復讐 最後のディカプリオのカメラ目線も印象的

  • 鑑賞日 2017/3/6

          自宅にて鑑賞。五度目のノミネートで初のオスカーを手にしたL.ディカプリオを始め、'15~'16年における内外の各賞を総なめにした一作。自然光に拘って撮影された濁った無彩色の寒々しい原風景に重厚乍ら主張し過ぎないBGM。科白も少なめな上、夢うつつが度々混在する未整理で説明不足な構成もあり、1823年アメリカ北西部と云う時代背景や物語のバックグラウンドを知らないとなかなか読み解けない。ストイックな作り乍ら、情け容赦無く心揺さぶられる描写もあり、喩えるなら薄味乍らコッテリ濃厚で、お腹一杯になる一本。60/100点。 ・実話ベースとの触れ込みだが、“ヒュー・グラス”、“ジョン・フィッツジェラルド”、“ジム・ブリジャー”や“アンドリュー・ヘンリー”隊長等、各人の設定や末路は史実と異なる箇所があり、あくまでM.パンクが'02年に発表した原作『レヴェナント 蘇えりし者』を元にしている。亦“ヒュー・グラス”の逸話は、R.C.サラフィアン監督が『荒野に生きる('71)』として映画化している。'10年、J.ヒルコート監督がC.ベールを“ヒュー・グラス”にした企画が進行していたらしい。 ・一見、不屈の精神による復讐劇だが、或る意味で唯心論的な境地に至るラストでカタルシスを得られるかは観る者を選ぶ。本篇では殆ど説明が無いが、M.ナケコ演じる“アリカラ”族の探す“ポワカ”と思われる女性の顔を憶えておくと理解が深まる。 ・リアルに拘り、劇中の時系列通りにカナダから始まった撮影は暖冬で融雪した為、アルゼンチン南部の高地に移り、約九箇月間に亘り続けられた。これにより撮影スケジュールは大幅に遅れ、予算も当初の6,000万ドルから9,000万ドルと徐々に膨らみ、最終的に1億3,500万ドルとなった。 ・極力CGIに頼らない作りを目指したが、熊との格闘シーンや谷底に落下するシーン、馬を射殺するシーン等はこの限りでは無い。亦、『スター・ウォーズ/帝国の逆襲('80)』にシンスパイアされたとされる馬を切り裂いた後被り、吹雪を凌ぐシーンでは、馬を始めその内臓もフェイクである。 ・ひたすら喘ぎ、苦しむ“ヒュー・グラス”のL.ディカプリオは本来菜食主義者だが、A.レッドクラウド演じる“ヒクク”と知り合うシーンでバイソンの肝臓を生で食した。この“ヒュー・グラス”と対照的な心持でいかにもアクが強い存在感を示すT.ハーディの“ジョン・フィッツジェラルド”だが、当初はS.ペンが演じる予定だった(スケジュールの都合がつかなかった為実現しなかったらしい)。      

  • 鑑賞日 2018/3/20

    特に盛り上がることもなく淡々と

  • 鑑賞日 2016/5/22

    意外な結末

    『荒野に生きる』(1971)のリメイク。2時間半と長尺だけど、1カットが長いので総カット数は少ない。冒頭の30分ほどは凄い。アリカラ族の襲撃!レオとクマとの壮絶バトル!瀕死の重傷を負ったレオを看取る役のトムは、適当に埋めて置き去りに。レオはほとんどセリフもなく、息子殺しの復讐をモチベーションに過酷な自然で1人サバイバル。火をおこしてるのに、魚も肉も生で食うかね!演るのも撮るのもきつい。観るのもきつい。生還後は復讐劇へ。

  • 鑑賞日

    家族愛

    ディカプリオは家族愛、それと魂の再生が根底にある作品が多いかな?

  • 鑑賞日 2018/2/27

    西部開拓初期の頃、厳寒の地が舞台。

    毛皮狩りの一団が先住民に襲撃され、過酷な逃亡を余儀なくされる。主人公は熊に襲われて瀕死の重傷。厳寒の原野に遺棄されるわ、息子は殺されるわで猛烈な復讐心を燃やす。 ストーリーは単純。見どころはリアルなサバイバル描写。何しろ実話ベースですから、説得力は高い。じっくり見せてくれます。しかし、面白いかというと、そうでもない。 表現法でいうと描写がチト単調です。広角レンズの近接撮影が多くて見飽きてしまう。折角の大自然ですからねえ。上から下から、寄ったり引いたり、技巧を尽くして見せてもらいたいところです。 大力作ではありますが、面白みはイマイチ。題材の珍しさで評点アップ。

  • 鑑賞日 2018/2/28

    キャスト、映像、音楽が三位一体となった傑作

    熊との格闘は壮絶の一語に尽きるのですが、いくら復讐心に燃えていようと、どう考えてもあの生命力は不自然。 もう少し説得力のある演出が欲しかった。 とはいえ馬の臓物を抉り取り、体内で寒さを凌ぐなど、目を塞ぎたくなるようなリアルな画に圧倒されたのも事実です。 ラストも自分が助けた娘によって救われるという、因果応報。上手くまとまってました。

  • 鑑賞日 2018/2/4

    ストーリーは微妙というかありがちだけど映像美がやばい。 映画館で見たかったな。

  • 鑑賞日 2018/1/20

    映像美

    これは映画館で観た方が良かった。 自然光のみで撮られた映像に飲み込まれただろうなと思う。 家で観てたら途中寝てしまいそうに(汗。

  • 鑑賞日 2017/11/10

    熊に襲われたり、馬ごと崖から落ちたり、雪解け水の川を流されたり、こんな目にあって、死なないなんて。自然描写の美しさは特筆もの。

  • 鑑賞日

    グロテスク 生命の力すごい デカプリオの回復力すごい

  • 鑑賞日 2017/9/14

    あのディカプリオが…

    大作には出るがいまいち背伸び感がぬぐえなかったディカプリオが、今作にしてやっと風貌も迫力も等身大に迫ってくる凄味ある役で、見事にはまったって感じですね!こんな過酷な試練の連続ならいっそ死んだほうがマシだと思えるようなサバイバルシーンだらけですが、こういう結末は達成感も虚しく感じてしまいますね、いい意味で。

  • 鑑賞日 2017/9/2

    デェカプリオ

    撮影が大変だったって言う事はわかるけど…

  • 鑑賞日 2017/8/29

    インディアンからの襲撃というすごい長回しの過酷な描写からはじまる主人公の旅路はすでに厳しい。 大自然をスケール大きく克明に描く撮影がとにかくすごいが、極限まで接近して撮られたクマとの格闘などどう撮影したのか、圧倒的にリアル。 想像を絶する痛々しいサバイバルはセリフはほとんどなく、ディカプリオの顔に刻まれた深いしわと苦しい表情が印象的。 少ないセリフはいつもとは異なりささやくものが多く、息子への愛情の深さと思慮深さが強調される。 助けられたインディアンと舌をだして、降る雪をなめる顔が今作、もっとも穏やかでいい顔。印象に残った。 悪役のトム・ハーディーも憎々しく、復讐の対象として観客のモチベーションを維持するのに充分。 インディアンも様々な部族の名前が登場し、白人側もフランス人がいたり一筋縄とはいかず、その関係性が複雑で難解な部分もある。 荒涼とした大地とその中を一人傷ついた主人公がひたすら歩く描写は、神とその運命に抗う人間の存在を連想させる。

  • 鑑賞日 2017/8/28

    退屈してしまう作品

    人を選ぶ作品だと思う。芸術的ではあるが、波がなく陰鬱。

  • 鑑賞日 2017/8/15

    アクションが美しい

    正直言って度肝を抜かれた。アクションシーンの圧倒的な迫力、自然の美しさ、それがこの映画のすべてだ。 冒頭のインディアンが隊列を襲うシーン。馬が倒れる、人がなぎ倒される、その一連のアクションをワンカットの長回しで撮るというとんでもない撮影にまず驚く。どうやってタイミングを合したのだろうか。それとも、何かの技術的な対応なのだろうか。とにかく、驚いた。 次には、熊がディカプリオを襲うシーンの迫力。これはCGによるものだということは分かるが、ここまでリアルにできるものかと目を見張る。それ以降も、次々に続くアクションシーンの素晴らしさ、どこまでが実写でどこからがCGなのか、そのことを意識させないイニャリトウの演出は素晴らしい。 もちろん、あくまで復讐に固執してサバイバルするディカプリオの熱演もすごい。 テーマなんかどこかに吹っ飛んでしまう 素晴らしい アクションを堪能した。

  • 鑑賞日

    クマ〜

    サバイバルに長けたリベンジャーの話し。 大自然の凄さがよくわかる。 あんなに寒そうなとこで長く水に浸かってたら死ぬよ。

  • 鑑賞日 2017/6/10

    町山智浩 映画無駄話より

    大聖堂 グッバイベルイマンのドキュメンタリーにイニャリトゥ出演 これを見るとベルイマン的世界に憧れているのがわかる ベルイマンは父親を描くつもりで『野いちご』を撮り 実は自分をなぞっただけだった と気づく 社会的な名声は得たものの家庭は崩壊していた父親に当てつけのように撮った イニャリトゥ監督はカトリックだが タルコフスキーの 『ノスタルジア』に出てくる イタリア トスカーナ地方の教会の廃墟 をモデルにしている 文明と自然が一体化することが理想だったタルコフスキーが描くこの教会の廃墟が使いたかった イニャリトゥ監督は ベルイマンとタルコフスキーからの 影響が大きい ルベツキにタルコフスキーの撮影技法を真似るように依頼する ルベツキはテレンス・マリックの撮影を担当しているがテレンス・マリックもタルコフスキーを尊敬しているルベツキはテレンス・マリックの為にマジックアワーで撮影する 謎のひとつだった 主人公の愛する先住民の妻が空中に浮くシーンは タルコフスキー『惑星ソラリス』『鏡』『サクリファイス』 更にはテレンス・マリック『ツリーオブライフ』からの引用 で インタビューではsexよりも大きい愛情表現だと答えている ベルイマンから始まって受け継がれていくこの技法は凡人には思いつかない 秀れた映画的表現だと思った

  • 鑑賞日 2017/6/11

    スケールでかっ。

    スケールでかいね。リアル感が凄い。

  • 鑑賞日 2017/2/4

    最高です…

    ディカプリオさん、最高です! 半端ない!セリフがほとんど無いのにこんなに印象に残るなんて… コレが実話と思うとさらにスゴイと思う。 こんな過酷な環境があったこと、今でも世界のどこかではあるのかもしれない… サバイバル過ぎる!! この映画はアカデミー賞を3冠取るだけのものは大アリ

  • 鑑賞日 2017/5/13

    ケチな復讐心

    ディカプリオどこまでやったんだろって感じ 目が青いのは無理がある 馬の体内で寒さを凌ぐのは 、どっかで見たか聞いた事あったけど これが最初かな

  • 鑑賞日 2016/4/26

    ディカプリオ念願のオスカー

    自然の猛威に抗いながら、殺された息子の復讐を果たすがため懸命に生きようとする主人公の姿に心打たれるの確か。が、それしか無いと言ってしまってもいい。だからこそ本作がオスカーを勝ち得たのかもしれないけど、余計なものを削ぎ落としたぶんどうも面白味に欠けてしまった気がしてしまう。 それでもディカプリオの演技は、これでオスカーをあげなかったらほんとに引退してしまいそうなほど鬼気迫るほどだったし、「ギルバート・グレイプ」のあのコがここまでになるとはなぁ…と感慨深いものがあったりで、獲れてほんとに良かったねと(笑)

  • 鑑賞日 2017/4/25

    【観た:レヴェナント】観ている時間を忘れて没入してしまった。傑作。そもそもどうやって撮ったのか?と首をひねるシーンの連続。映像の美しさ激しさは後々まで語り継がれること間違いなし。そしてディカプリオ。これでオスカー獲れなかったら暴動が起きるわ。形容できないレベル、最高の演技。トム・バーディーを素晴らしいのだけれどそれが普通に見えてしまうくらいディカプリオが良い。今さらだけど必見の一作。おすすめ。

  • 鑑賞日 2017/4/14

    タフプリオ

    アカデミー男優賞をディカプリオが取った作品。 映画館で観れなかったが、DVDでやっと鑑賞。 いやー、とにかく映像が素晴らしい。川、森、滝、景色と文句無い映像でした。 サバイバルのシーンも良く出来ていて馬の臓器を剥ぎ取り、馬の体内で暖を取るシーンは驚きました。 気になったのはディカプリオのタフさ。致命傷を受けてからの回復力が凄まじく、極寒の中でも泳いだりとちょっとリアルさに欠けるかなと思います。 後は、内容の展開がちょっと弱いかな...。進行が少し遅めで150分の上映時間と坂本龍一の静かな音楽で少し眠気がある部分があるかも...?

  • 鑑賞日 2017/3/25

    映画館で観るべき映画だった

    美しい映像(アカデミー撮影賞獲得)とCGだけではない激しいアクションが素晴らしい。映画館で観るべき映画だった。

  • 鑑賞日 2017/3/19

    痛い、寒い、冷たい

    役者が過酷な撮影現場に臨んだという話はよく聞くがこれがもっともハードかもしれない。CGなどの撮影技術で回避できるものはあったとしてもディカプリオも多くは体験しているのだろう。それを観客は追体験する。痛い、寒い、冷たい。それでも負けない不屈の精神。闘争心が止むことはない。どんな状況でもひたすら生き残り、向かっていく。これから少し寒いという時だって、この映画のディカプリオを思い出して頑張ることにしたい。 描写もなかなか過酷で、冒頭の弓矢で襲撃されるシーンはよくあるシーンであるが、痛々しさの点で一番かもしれない。熊に襲われるシーンは巻き戻して見た。CGとはいえ熊の凶暴さがよく出ている。 ひたすらリアルさを狙った演出、演技に感心する。もっともディカプリオの回復力は不自然。そこもリアルにするとあんなに手傷は負えないのでしょうがないのでしょうが。 2016年第88回アカデミー賞監督賞主演男優賞 SCREEN映画評論家が選んだ2016年度公開映画BEST10 7位

  • 鑑賞日

    イニャリトゥ×ディカプリオ

    実話とは思えない、 グリズリーと戦って、 馬の中に入って暖をとって、 イニャリトゥのリアルな描写に ディカプリオの白身の演技、 久しぶりにいい映画でした。

  • 鑑賞日 2017/3/5

    ドキュメンタリーにさえ見えてくる

    2016年のアカデミー賞を初めとする各賞の台風の目となり、レオナルド・ディカプリオがついにアカデミー主演男優賞を獲ったということで話題となった作品。 アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督ということで、やや難解な癖の強い作品なんじゃないかとちょっと構えていました。 しかしちょっとスピリチュアルな描写もあったものの、ストーリー的には実にシンプル。西部開拓時代に先住民に襲われながら、重傷を負い息子を殺された男がひたすらに復讐に生きる姿を描くものというもので、拍子抜けするほどストレートでした。 ただ、とにかく映像の迫力が凄い。というか凄まじい。 冒頭のレオ様演じる主人公:グラスのいるハンター一団が先住民達の襲撃にあう戦闘シーンが最たるものですが、熊に襲われるシーンや、先住民に追われ馬ごと崖から落ちるシーン等、アクション・シーンがほとんどワンカットで撮られており、緊張感はマックス。下手にBGMが付けられたりもしていないので、観ている側も実際にその現場に居て、逃げ惑いながらグラスのすぐ横でその一部始終を目撃してしまったような、そんな錯覚を覚えるほどの迫力に飲み込まれてしまいます。 正に復讐への執念で命を繋ぎ、生き延びる姿をレオ様が熱演しており、それを評価されてのアカデミー主演男優賞受賞なのでしょうが、正直これが獲るのであれば、もっと前に獲れてただろうになぁ、とも思います。 勿論レオ様の迫真の演技があって、映像の迫力にも繋がっているのだとは思います。でもだったら「ウルフ・オブ・ウォールストリート」「華麗なるギャツビー」「J・エドガー」「シャッターアイランド」「アビエイター」etc…、これらの演技だって勝るとも劣らない熱演ばかりなのに。 まぁ、そんなレオ様の熱演も含めての雪の冷たさ、生肉の血なまぐさ、毛皮の動物臭、傷の傷み、そんなものが感じ取ってしまいそうな映像体験は本当に圧倒的! イニャリトゥ監督作品の入門編としてもいいのではないでしょうか。

  • 鑑賞日 2017/3/6

    無敵過ぎるレオ様

    ディカプリオの主演男優賞に関しては異論の余地はないだろう。 度重なる試練を乗り越える様を体現している。 特に顔芸は流石である。 日本の俳優でこんな事を出来るのは、って考えてもなかなか思いつかないのが現実である。 ただ、ストーリーはどうかと。 確かに実話ベースで不屈のレヴェナントの話なのだろうが、 幾らなんでもおかしい。 まさに「瀕死」の状態から、どうやってあそこまで持ち直したのか。 数日、長く見積もっても1、2週間後にはピンピンしながら格闘しているのだ。 それがたとえ事実だったとしても、もう少し観客がすんなり受け入れる様な展開を作ってあげても良かったのではないかと。

  • 鑑賞日 2017/3/5

    西部開拓時代の復讐劇

    ディカプリオの演技が真に迫って居て、凄いですね。 ただ、あれだけの怪我をして、冬山の中食べる物も無かったにしては、肉がつき過ぎてたような気はします。

  • 鑑賞日 2017/2/28

    復讐は創造主の手に委ねる

    開拓時代の復讐。 生き抜くことに必死な中での殺し合い。 ネイティブに追跡され厳しい大自然を逃げる男達。 復讐に至る心理にどの位共鳴出来るかで受け止め方が変わる。 動物も人も死ぬ。無秩序。 ディズニーの動物ドキュメントに似て大自然が主役の映画。 人のあるべき姿から言うと共感、許容の範囲ではない。 スタッフの方々、お疲れさま。

  • 鑑賞日 2017/2/27

    無骨な男の生き様

    大自然の中で自然の恵みによって支えられている男の生き様をディカプリオが無表情に言葉少なく見事に演じている 言い換えればアカデミー賞狙いの作品の造りと言えなくもないが作品の完成度としては高水準である

  • 鑑賞日 2017/2/23

    日本の時代劇や西部劇によくある復讐ものを、リアルにした冬バージョンみたいなもの。とにかく重苦しくて尺も長いし、坂本龍一のモヤモヤした音楽が眠気を誘う。 ディカプリオにアカデミー主演男優賞を与えるべく企画された意図が少し見えて、どうもねえ。

  • 鑑賞日

    ラストの表情

    これは、レオナルド・ディカプリオにアカデミー賞あげなきゃね、と納得の凄まじい演技。 最後の復讐を遂げた後の無言の表情に「復讐」がもたらすものの 全てが込められていると思う。

  • 鑑賞日 2015/5/14

    洋画は邦画と違う

    洋画は映像も迫力も別格だな。 力を抜いて見れる時がないくらいで満足感すごい。 始まってすぐから最後まで見られるか不安しかなかった。 字幕でも大丈夫。セリフも少なめ。

  • 鑑賞日 2017/2/17

    自然、自然、自然。映像良かった。先住民良かった。熊めちゃくちゃ怖かった。演技凄かった。 けど話の展開が弱い… トータルとしては微妙かな

  • 鑑賞日 2017/2/5

    圧倒的な自然

    西部開拓時代のアメリカ、先住民との争いが続く中で、先住民の女性との間に子供を持つディカプリオ演じる主人公が熊に襲われ重傷を負うが、仲間に裏切られ見殺しにされそうになる。 まるでサバイバル西部劇とでも言うのか、これまでの西部劇とは違う独特の映像と物語が斬新。セリフのないシーンが長く続くので眠くなってしまうが、緊迫感のあるシナリオと美しい映像によって壮大で骨太のテーマの作品のように見せてくれる(実際にはもっと個人的な問題が主題であるにもかかわらず)。 生存をかけた壮絶なサバイバルシーンと長回しの連続が素晴らしく、最後の決闘の場面はまるで黒澤明の映画を見るかのような印象だ。ただでさえ長尺の映画だが、見せ場である終盤に至るまでが長すぎるようにも思った。

  • 鑑賞日 2017/2/3

    寒そう&痛そう、な映画。グラスが混血の息子ホースを殺された復讐を果たす。 熊グリズリーに襲われたケガで半死状態になり、仲間に置いていかれるグラス。残った二人に、いざこざで息子を殺され、生き埋めにされかける。裏切ったフィッツジェラルドを追い、必死に生き抜くグラス。インディアンに追われ川に飛び込み、びしょびしょになってもとにかく自分で火を起こせることで生き延びる。フランス人から銃と馬を盗み、ようやく安心するも、寝込みを襲われ、馬もろとも崖から落ちた時には、死んだ馬の腹を割いて内蔵を出し、その体内で夜を明かし寒さをしのぐ。とにかくびしょびしょになって脱いだものをまた着るのが、難しいのではないかと思った。 最後に死闘のあげく、フィッツジェラルドを伐ち、放心状態のグラスの横を、インディアンの一族が襲いもせず、通り過ぎていく。今までは命を狙われたのに。これは、フランス人にレイプされていた女性を助けたのが、インディアンのリーダーの探していた娘ポワカだったから?? これでようやくアカデミー賞主演男優賞受賞のディカプリオ。渾身の演技でした。

  • 鑑賞日 2017/1/31

    痛い

    まず。 冒頭、クマに主人公がいたぶられるシーンがすごい。これはただごとではない。 そしてこれは色々な映画をリスペクトしている。冬の雪国と平原。これはまさにロシア映画である。冷戦以前のソ連映画というのが正しいか。まるでタルコフスキーの『アンドレイ・ルブリョフ』のような重厚さ。そしてひん死の主人公を原住民が救い出すシーン。あれはまるで黒澤明がソ連のモスフィルムで撮った『デルス・ウザーラ』のワンシーンではないか。獣が押し迫る映像はまさにそれ。思えばこの復讐劇。同じ黒澤明の『用心棒』も訪仏とさせてくれる。小さいシーンだが、川の魚を追い込んで食らいつくシーンは『七人の侍』で菊千代がやってたことが重なるし、もっと踏み込めば、クリント・イーズトウッドの名作を李相日がリメイクした『許されざる者』へと遡及するのも面白い。ブチの馬に乗って原住民から追いかけられて崖から転落してもなお、馬の内臓を取り出してその腹の中で一夜を過ごすシーンは?そうそう『帝国の逆襲』でルークをハン・ソロが救出する冒頭のシーンそのものではないか。 おっと、最後の二人が格闘するシーンは、もしかしたら『野良犬』かな? インディアンを描いた映画でいうとケビン・コスナーの『ダンス・ウィズ・ウルヴズ』が思い起こされるが、この映画のこの生々しさを目の当たりにすれば、あの名作さえ茶番のメロドラマとしか思えない。それでもこの映画の見事さは、過去の映画を大いに」リスペクトしていることが大きな要因なのである。 それにしてもリアルすぎるこのカメラ。テレンス・マリックとの仕事も多いこのメキシカン、エマニュエル・ルベツキと監督であるイニャリトゥの執念が見事だ。 それにしてもこれだけ次々と「死」が押し寄せてくる映画も少ない。もしそれが当たり前だとすると、北野武の世界を大昔の自然界で展開しているとでも言おうか。 この映画のあと、アメリカが孤立主義へと向かい、世界がポピュリズムを迎合する傾向に向かうことが、この映画の製作過程で予測されていたとはとても思えないが、それでもこの映画の行く末はシビアである。 メキシカンの彼らが、今のアメリカ大統領を前に、この映画をのど元に突き刺したのだとしたら、その未来予想は高い能力を持っていたということだ。 画面が暗くなったエンディングの後に、主人公の息遣いだけが残る。 この徒労が今のアメリカの現状なのだろうか。

  • 鑑賞日 2017/1/27

    自然が、主人公。

     そういう意味では、ディカプリオの演技は脇役かも。  それにしてもディカプリオは、ほんとに映画バカというか、どつらい撮影によく挑戦するね。普通の映画には興味がないのか。            感心します。  シンプルなサバイバルが、後半復讐がメインになり、少しつらかったが、2時間半、飽きもせず見れた。たいしたものだ。    坂本龍一の音楽も素晴らしかった。        トム・ハーディ(マッドマックス)の出演は、見てる最中は判らんかった。

  • 鑑賞日 2017/1/15

    レヴェナントはアカデミー賞にも選ばれておりましたが、あまり期待してなかったです。しかし鑑賞して観るととても面白い‼︎ ディカプリオの演技がなんとも言えません‼︎さすが主演男優賞を手にした方。過酷な撮影が見ていてとてもリアルだし 伝わってくる。

  • 鑑賞日 2017/1/7

    大迫力

    美しく壮大な自然のなかで展開される、人間の憎悪と復讐の物語。冒頭から矢とナイフの殺戮シーン、さらにはグリズリーの爪による襲撃と、その痛みが観ている者にまで感じられた。その後の雪原の彷徨など観るものの五感を刺激しっぱなしの2時間半だった。レオナルド・ディカプリオはもちろんだが、トム・ハーディの狂気の演技も素晴らしかった。

  • 鑑賞日 2017/1/2

    ゴリゴリくる

  • 鑑賞日 2016/12/28

    ディカプリオパパ、ハンパない

    ディカプリオが演じるグラスの回復力・体力・気力が凄まじい。 怒りや憎しみの方が人間には強く残るらしいと聞いたことがあるけれど、グラスを支えていたのは、間違いなく復讐心。 ラスト、彼は何を思うのか。 それを観終えた後、私(観客)達は何を思うのか。 映画内では、人種間の憎しみや差別も描かれていてなかなかに重い内容。 が。 圧倒されそうになるほどの、この迫力のある白銀の大自然の映像を前にしたら、それらは全て、私の中では霞みました。 DVD鑑賞でしたが、これは劇場の大きいスクリーンで観るべきだったなと感じました。 ディカプリオについてはこの作品でも熱く演じているなと。 『ギルバートグレイプ』で初めて彼を観た時、実際に障害者なのかしらとネットで検索したくらい、衝撃を受けました。 天才かと。 ただ、アイドル俳優のイメージを払拭する為か、ある時期から熱い演技のものを好んでチョイスするようになった気がします。 そしてそれが、(どの作品でも似たようなキャラ・性格設定自体がそうでもあるため)ちょっと一辺倒感を個人的には感じてしまい…。 また、彼は矢張りどうしても童顔な気がして、この映画の設定くらいの大きな子供が居る父親役としてはあまりピンと感じられませんでした。 何にしても、全て童顔によるものなのかなと思うと、難儀してそうな中、やっぱり本人も熱い人そうだなあとか。 受賞、おめでとうございました。

  • 鑑賞日 2016/5/11

    アカデミー賞

    スゴイ!!凄すぎる!! アカデミー賞取るわな!! 何度もあか〜んって叫びそうになった! 匍匐前進しながらのレオ様が最高! 音楽も壮大で教授お見事です! 熊も馬も人間も死んでも生かされる!

  • 鑑賞日 2016/4/25

    撮影は圧巻

    裏切られて息子を殺され真冬の山中に放り出された男が、先住民部族や自然の猛威に抗いながら、強い復讐心を持って生還する話。事実を基にしながら、復讐云々についてなど、話を膨らませて創作された原作小説の映画化である。 実際にどれくらいの距離をどれくらいの日数で移動したのかと思っていたら、300キロ以上を6週間で生還したようだ。映画では、およそ120キロを6週間という設定にしているらしい。 イニャリトゥ監督作品としては、基本的にストレートな展開ではあるが、そもそもストーリー展開の妙味で見せるための作品ではないので、当然といえば当然。いくつか暗喩的な描写もあるが、それほど複雑な解釈は必要ないだろう。各映画賞で、監督賞や主演男優賞が贈られているが「お疲れさんで賞」というところかな。その一方で、撮影が高く評価されたのは当然と言える。美しくも厳しい大自然を見事に映している。

  • 鑑賞日 2016/11/29

    クマ

    ディカプリオが念願のオスカーを獲得した作品ということで期待して観賞。 ディカプリオの鬼気迫る演技、自然光を利用した美しくかつ荒々しい自然描写は抜群だった。 ストーリー的に全編に渡って重苦しいのはしょうがないところ。 でも一番はクマ…とにかく怖かった…

  • 鑑賞日 2016/11/29

    最も好きな俳優、ついに

    ストーリーの構成の難しさではなく、1人の人間であるディカプリオ自身が訴えているものそのものを映画にしたような作品で、感情的な難しさがあった。 人間とは一体なんなのか、文明とはなんなのか、憎悪や愛とはなんなのか、、 また見たいと感じた。 やはり、ディカプリオの演技は凄まじいものがある。

  • 鑑賞日 2016/11/12

    エマニュエル・ルベツキの映像

    エマニュエル・ルベツキの映像に魅せられた2時間半だった。暴力的でありながら、美しさを湛えるアメリカ西部の自然。また、先住民たちの佇まいも美しく、その面差しにも清廉さがうかがえる。一方、彼らを野蛮人と揶揄する開拓民たちは、欲深く、薄汚れた顔が並ぶ。彼らの方が野蛮人である。先住民に対する差別感情が分かるセリフや女性を性奴にするシーンも、それをはっきり意識させた。 暴力的な自然に、暴力的な人間たちが済む世界で、彷徨するディカプリオはまさに幽鬼。あの世に片足をつっこんだ彼が見る、幻覚はあまりにもおだやか。妻や息子への豊かな愛が伝わってくる。

  • 鑑賞日 2016/11/8

    これはディカプリオの演技ありき。明暗のある映像もすばらしい。

  • 鑑賞日 2016/11/8

    冒頭の映像数十分に圧倒され、まさかその興奮と緊張が2時間30分最後まで続くとは… とにかく映像、撮影等色々と凄かった。 そして絶対映画館で観るべき映画だった。後悔。 蘇えりし者笑

  • 鑑賞日 2016/4/1

    さすがです

    名演と言わざるおえない、デカプリオ。監督、カメラも乗っているコンビ。圧巻。

  • 鑑賞日 2016/9/4

    ハーディにオスカーを

    ディカプリオがオスカーを獲った作品ということで視聴。過酷な自然環境でのサバイバルと愛するものを奪われた男のリベンジが主題で、人間の生死について真正面から向き合っている大作なのだが、個人的にはもう一つの出来だった。まず社会状況や人間関係全般(特に白人と原住民)の説明がないため、そこで行われる殺戮が全て「人間は野蛮」で片づけられてしまう。また主人公の人生について十分描かれていないため、父と息子の関係があまりリアルには感じられなかった。一番よく理解できたのは敵役トム・ハーディのキャラで、オスカーはこちらでは?

  • 鑑賞日 2016/10/7

    圧倒されました

    3Hの大作ですが途中飽きさせない迫力いっぱい、おなかいっぱいな作品でございます。

  • 鑑賞日 2016/9/29

    暴力に満ちた神話

    圧倒的なカメラワークで描き出される暴力に満ちた神話。誰もが加害者であり被害者だ。アメリカに限らず、世界は暴力と欲望と矛盾に満ちている。それでも、息をしている限りは戦い、生きて行かねばならない。神は残酷な事をしてくれる。

  • 鑑賞日 2016/9/25

    復讐の執念だけが彼を推し進める

    レオナルド・ディカプリオ41歳の作品。 二回目の鑑賞なので、落ち着いて観る事ができた。よくよく観ると、単なる復讐の執念のみがグラスを推し進めている印象。ただ、その道中が、凄まじい程の自然の厳しさが、グラスの前に立ちはだかっている。そして、運と英知で乗り越えて、ようやくフィッツジェラルドとへの復讐を果たす時に、『殺して何になる!』と問われて、グラスは我に返り虚しさだけしか残っていない事に気が付いた。最後の一突きを諦めるが、あたかも神がグラスの代執行人となって降臨するのだった。それは、ずっと追いかけて来たアリカラ族が現われ、フィッジェラルドを亡き者にしてくれた。 とにかく、自然の壮大さをスクリーン一杯に映し出され、あたかもロシアのツンドラ地帯に迷い込んだ印象。グラスに扮したレオナルド・ディカプリオの半殺しで土中に埋められた時は、歯ぎしりと涙で怨念に充ち溢れた表情は凄まじい程のリアリティ感。Story的には単純なのだが、この辺りが鮮烈なのでアカデミー賞をゲット出来たんでしょうネ!

  • 鑑賞日 2016/9/19

    壮大な人間の原点に迫る作品

    壮大で圧倒的な自然の中で繰り広げられる作品。目を背けたくなるシーンが続くが、これは直視しなければならない生きるためのものと感じさせられる。二時間半はあっという間に過ぎていく。私にとってはどんなに年を取ろうとディカプリオは「タイタニック」のイメージだった。こんなにたくましい演技ができる人間に成長するとは、彼のこれまでの生きざまが厳しかったからに違いない。ありとあらゆる自然との戦い、原住民との戦い、しかし一番怖いのは欲にまみれた人間であると感じる。 とにかく解説はいらない。この圧巻の映像を見て静かに感じ取ってほしい。

  • 鑑賞日 2016/9/15

    迫力満点だけど伝わってこない

    大自然の映像は迫力満点だし、レオも熱演してるけど……これ、それほどいい映画かなあ。インディアンの襲撃、獰猛なグリズリー、裏切り、吹雪の中のサバイバル、命を救ってくれたインディアンの男の殺害、そして復讐…と見せ場てんこ盛りの3時間。でもそこから何を伝えようとしているのか、どうもよく伝わってきませんでした。 ディカプリオ演じる主人公のグラスは、おそらくイギリス人ながら、ポーニー族と暮らして子どもももうけ、白人たちの襲撃に対しては銃をとって戦い、将校を射殺したこともあったたらしい。その彼が、なぜ妻を虐殺されながら、インディアンを蔑視するイギリス人たちの侵略を助けて生活しているのか、何を思ってハーフの息子を育てていたのか、謎だらけの人物です。しかしそうした背景は何も語られず、グラス自身はただ亡き妻と邂逅する夢を繰り返し見るのみ。 これらの幻想シーンから浮かんでくるのは、失われた妻との生活を切望しながらも、それがすでに失われた世界であることを悟り、インディアンと白人双方の「野蛮な」暴力の応酬の間で流されつつ生きる受動的な男の姿のように見えます。それがなぜ、復讐のために生き延びようとする強い執着に向かっていくのか、イニャリトゥがこの男を通して、暴力によって形成されてきたアメリカをどう描こうとしているのかが、よく見えてこない。要するに、複雑な背景を負っている主人公の存在が、物語の中で十分に生かされてないように思えるんですよね。 それは「悪役」フィッツジェラルドも同じ。彼がやったことは確かに悪とはいえ、過酷な環境の中で仲間を見捨てて生き延びた者たちは大勢いたはず。インディアンへの偏見だって、すさまじい暴力の経験に裏打ちされているわけで、もっと掘り下げて魅力的な悪役にもできたはずなのに、欲にまみれて指揮官の金を奪うような性格付けは必要なかったのでは?途中で「神はリスに過ぎない」とうそぶくシーンも、グラスが最後につぶやく「復讐は神の手にゆだねる」と対照的で、ただ不道徳性を強調するように見えてしまいます。 たぶんイニャリトゥ自身はこの物語に単純なサバイバルや善対悪の復讐劇以上のものを込めようとしていると思うけど、それは十分に伝わってこない。あの『バードマン』を撮った監督にしては、複雑さと深みに欠けた失敗作のように感じます。

  • 鑑賞日 2016/9/10

    執念の男

     過酷な自然と運命に翻弄される男の執念の復讐劇というストーリーは、これまで意表を突いたテーマと映像表現で驚かせてきたイニャリトゥ監督にしては随分とまともな、というかオーソドックスなテーマを選択したなと思ったけど、見ればやはりこの人は一筋縄では終わらせない、それどころかこのオーソドックスで静かな復讐劇を極めて緊張に満ちたものに変貌させ、なおかつ神話的な域にまで昇華させていく映像マジックにはやはり目を瞠らさせられてしまう。  たとえば主人公グラス(デ・カプリオ)がグリズリーに襲われるシーンの執拗さ。いったん諦めて去ったかと思った熊は画面奥で何やら蠢いていて緊張感を持続させる。それが自然との闘いのリアリティを生み出す、といった演出の妙。馬に乗って必死に逃げるも突然目の前に断崖が現れ、吸い込まれるように墜落していくシーンの唐突性、冒頭のインディアンとの激闘シーンを長回しで撮ることによって生まれる緊張、などなど一時もだれることなく最後まで一気に見せるパワーはやはり只者ではない才能の持ち主だと改めて思った。これはイニャリトゥの「許されざる者」だろう。

  • 鑑賞日 2016/9/15

    全体的に暗い

    結局、ざっくり言うと復讐劇。それ以上でも以下でもない。2時間以上暗い雰囲気が続く。ただ、ただ憂鬱でしかない。

  • 鑑賞日 2016/9/15

    今春公開されていたハリウッド映画『レヴェナント 蘇えりし者』を観ました。未開拓の荒野でクマに襲われ重傷を負った男性が、自分を見捨て息子も殺した男に復讐するためにサバイバルする話。瀕死のレオ様の演技もさることながら、そのレオ様と戦うグリズリーや大自然の迫力がはんぱない。 #eiga

  • 鑑賞日 2016/8/16

    ギルバート

    グレイプのあの子がついにアカデミー賞! 口をきけないことで心の叫びがよく出てた。 絶望的なスタートからってのはゼログラビティに通じるかも。 アメリカ原住民に対する配慮があればもっとよかった。 レオナルドディカプリオ、トムハーディ

  • 鑑賞日 2016/9/14

    枝、木、林、そして森。

    重厚な作品って、途中で飽きてしまうことも多いのですが、本作は最後までガッチリ惹き付けられたまま、観終えることができました。もちろん、レオ様のお陰ですね。極寒の川に流されるレオ様。バイソンの臓物を食べて、オエーッとするレオ様。フルチンで馬の死体の中で眠るレオ様等々、生への執念がハンパないです。納得のアカデミー主演男優賞です。その生々しい描写と美しくも厳しい自然の映像のコントラスト、こちらも素晴らしかったです。イニャリトゥ監督の、この作品に対する執着も負けていません。もちろん、トム・ハーディもバッチシでした。にしても森のクマさんのシーン、大迫力ではあったのですが、ちょっとやり過ぎです、、。あんだけ弄ばれたら、助かるワケないですよね、笑。(16/09/14鑑賞)

  • 鑑賞日 2016/5/8

    ちょうど1年前、バードマンを見て「恐ろしく陳腐な内容を秀逸な音楽と映像で芸術ぽくしてた。」という身もふたもない感想をツイートしていた。レヴェナントも映像がすばらしい。音楽というか呼吸の音や川の流れの音などがすばらしい。幻想的な場面の意味を町山さんの解説を聴いて、イニャリトゥはどうしても入れずにいられなくて入れているのだから「芸術ぽくしてる」とか言うのはやめようと思いました。

  • 鑑賞日 2016/5/29

    ディカプリオの覚悟が垣間見えた

    グリズリーと死闘を繰り広げるディカプリオ…凍てつく激流川下りをするディカプリオ…バイソンの内臓を食べてリアルにオエッてなるディカプリオ(本人曰く本能的な反応がそのまま使われたとのこと)…馬の死体の中で一夜を明かすディカプリオ…役者ディカプリオ渾身の一本なのが観てわかるけど… この映画の中で何回かディカプリオ死んでるでしょ!…いや確実に死んでるでしょこれ!! この映画でサバイバル能力的にも役者的にもめちゃくちゃレベルアップした感がありますねディカプリオ!すごい俳優ですよ!!! ていうかトムハーディもディカプリオも絶対寿命縮んでるよこれ!! 映画の内容としてはとてもシンプルだけど、その分役者と大自然の凄さが際立ってて、生物としての人間の姿をまざまざと見せつけられてしまったような映画でした 不要なものは全て削ぎ落とし、大自然と生き残るという行為、そして復讐に全焦点を当てた映画…見応えありまくり! 描かれてるものもストーリーていうよりもっと人間の根幹部分にスポットをあててる気がする 意外とスルメ映画だとも思います 環境の整った映画館で観るべき一本です 2時間36分たって現実に戻ったら目前に広がるのは人工物にコンクリートジャングル…世は無常です

  • 鑑賞日

    2度目も

    ハラハラズキズキ 心がぎゅーっとなる作品だった。 ディカプリオの演技好き。 感情が伝わって来て良かった。

  • 鑑賞日

    ディカプリオVSトム・ハーディ

    えっ…⁈ 期待はずれ。 ディカプリオが父親役ってのも、ちょっと違和感だし…、熊にあんなにやられたのに、えーっ生きてる… でも最後のトム・ハーディとの死闘は凄かった。

  • 鑑賞日 2016/9/8

    冬のロッキー

    迫力ある映像と美しい大自然。映像が自然そのままの光と雲、よかった。体当たりのディカプリオの演技は賞賛もの。新境地か。坂本龍一の音楽もセンスいい。

  • 鑑賞日 2016/5/1

    復讐を遂げるために極寒の地で生き抜くという話。 遭難したとき使える小技がいくつも(イヤ無理だろ)。

  • 鑑賞日 2016/9/5

    感情移入できず

    美しく壮大な風景。生々しい格闘シーン。テンポも好み。音楽は詩的で想像が広がる。 でも、主人公にも、他の人にも、感情移入ができなかった。 「復讐の先に、何があるのか。」→「何もなかった」ということなのかな。 んーー。んーーー。

  • 鑑賞日 2016/9/4

    ディカプリオの怪演

    ディカプリオの怪演が素晴らしかったです。 本当に魅せる演技です。 もし私がグラスだったら10回は死んでると思いました。 そして、映像の魅せ方も素晴らしい作品でした。 ほとんどのシーンを自然光で撮影したそうですが、野生の自然の美しさをそのままに魅せる色合いなど、自然を見るためにこの映画を見る価値もあると思います。変に鮮やかな色にせず、変に明るさやコントラストを変えたりせず、グレーの自然の美しさが素晴らしかったです。

  • 鑑賞日 2016/5/22

    自然の中の人間

    開拓時代のアメリカで毛皮を集める狩猟グループの一員の男が、熊に襲われ瀕死になった自分を見捨て、息子を殺した仲間を追う。 瀕死の男は真冬の原野、山中と極寒のなかを進む。食べ物もなく過酷なサバイバルの旅だ。のみならず、毛皮の横取りを目論むフランス軍の支援を受けた先住民の一行が男を追いかける。 この興奮は何だろう。長い上映時間(2時間36分)を全く感じさせない。冒頭の先住民の来襲やクマの襲撃の恐怖に始まり、森の中や雪原の静寂、最後の2人の戦いの痛みまで、緊張感が全く衰えることなく持続する。(クマなんてCGだろうって思うけれど怖いことこの上ない) 全編に通じているのは人間は自然の中では小さな存在だということ、その中で人間は生きて行かなければならないということだ。それをみごとに表したシーンがあった。真っ白な雪原の中に小さな黒い点が動いている。それが次第に近づいてくると男の姿がはっきりしてくる。「アラビアのロレンス」でオマー・シャリフが演じたアリの登場シーンを彷彿とさせるような場面だが、圧倒的な自然と小さな人間という対比を画面だけで語っている。 普通に作ったら、陳腐な復讐譚になるところを、自然の中でサバイバルせざるを得ない人間という視点を入れて、一級の作品に仕立て上げている。

  • 鑑賞日

    テーマがすごくよい。設定もよいが、なによりも北米先住民と米国人やフランス人の取り引きが残る時代を描いたことは価値ある。さすがの映像、音楽、美しい。反するにディカプリオの本作での演技は、決してよくない。これで主演賞なら、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』でとっくに受賞しているはずであるし、『ウルフ・オブ・ザ・ウォールストリート』までの数々の作品でも白眉の演技を見せてきた。賞や批評はあてにならない。

  • 鑑賞日 2016/7/31

    あー辛かった。

    この監督の作品は、胸をえぐるようなリアルな痛みが伝わって来ることがあるけど、今回も辛かった。 デカプリオ熱演で、恩讐の彼方にある復讐と、その瞬間に脳裏に降臨する「復讐のあとに何が」という命題をガッツリ悩んでくれます。 トム・ハーディがこの映画では極悪にしか見えない・・・マッドマックスの好青年と同一人物って本当ですか? すごい俳優ですね、この人も。うーむ、力作。 家で見ると、辛くなってつい洗濯したりご飯作ったりしてしまうのが悪い癖で・・・。 見逃した重要場面があったかも? とにかくこの監督の作品は、これからも追っかけます。 ちなみにTSUTAYAディスカスの特典で、DVD・Blu-rayレンタル開始前の動画配信無料で見ました。ラッキー!

  • 鑑賞日 2016/7/29

    凄まじい!

    ストーリーも演技も撮影も凄まじいの一言! これが実話だなんて、びっくり。今年のアカデミー作品賞と、ディカプリオ念願の主演男優賞受賞作品である。 復習を胸に生き抜いたサバイバル、とあるが、このサバイバルが生半可なサバイバルじゃない。容赦ない自然と熊とインディアンと白人と壮絶な死闘を延々と繰り返すといっても過言じゃない。レオ様などといっている女子は、たぶん熊の襲撃時点で席を立つんじゃないだろうか? よくよく考えてみれば、イニャリトゥ監督である。前作「バードマン」の皮肉とは180度違えど、ああ、そういえば「アモーレス・ペロス」の監督だったんだよなぁ、と納得の流血&バイオレンス。さらに、情報を見てみると、氷の張った川にダイブしてみたり、クレーンで何度も投げ飛ばされたり、本当に生肉食ったり(それもベジタリアンなのに)、鼻を骨折したり、ディカプリオの渾身の演技(というよりもリアリティ)が、ますますこの映画を凄まじくしているのだ。 確かに、この演技でディカプリオに主演男優賞あげないのはかわいそうだ。でもここまでやらないと、主演男優賞が取れない俳優ではないと思う。やはりアカデミー賞は、作品だけでなく、運もあるよなぁとしみじみ。「ブラッド・ダイヤモンド」とかいい演技してたんだけどね。 凄まじいといっても、時に自然は美しい姿を見せる。マジックアワーを重点に自然光で撮影されたという、牙をむかない景色の美しさはホッとする瞬間だ(カメラはアカデミー賞3年連続受賞のルベツキ)。そして象徴的に語られる「木」。木を燃やし暖をとり、木に覆われて寒さをしのぐ。木につかまって川を下り、木の間に眠る。抱きしめた息子の姿は木に変わる。ラスト、カメラ目線でこちらを見るディカプリオは、何を見ているのだろう。 なにか大きな静かな思いがこみ上げる映画。 ※トム・ハーディは悪役ながら、やはりあの静かに燃える瞳がいい。これ、MADMAXと同じ頃に撮影してたのかな。ハードだよね。

  • 鑑賞日 2016/4/26

    ディカプリオさんの超名演。今年のアカデミー作品賞は「スポットライト」だったが、映像の力はこの作品の方が数段上である。坂本龍一の音楽もよかった。

  • 鑑賞日 2016/6/1

    ディカプリオの苦難

    レオナルド・ディカプリオが念願のオスカー受賞で話題になった作品。それは素直におめでとうございます、と言えるんだけど、でもこれでオスカーを取るなら、別の作品で取って欲しかった。子役時代の彼はとっても良かったと思う。 でも子役時代の天才的な演技が成人してからの彼の足を引っ張ったのは否めない。 神童も大人になればただの人、という具合に成人になれば子供にしては演技がうまいというところも普通になる。しかもかれは童顔であるためにさらに成人の彼の演技は評価されなかったのだと思う。 「タイタニック」のメガ・ヒットでその可愛らしい童顔も人気を得たものの、子役時代の神童ぶりはもう見せることはできない。 マーティン・スコセッシ監督の「ギャング・オブ・ニューヨーク」で観客と批評家両方から賛辞があったものの、ダニエル・デイ・リュイスに喰われたという印象も。 その後スコッセシ監督と数本汲んだりするけれど、なかなかこれはという役にめぐりあえず。「レボリューショナリー・ロード」のサラリーマン役もその童顔でとっつぁん坊やにしか見えないし、シリアスな芝居に違和感を覚えた。 本作でもその童顔がどうしても父親役というのが違和感を覚えるのである。どうしても息子の兄貴という感じなのだ。 だから一生懸命に芝居しても父親としても貫禄はでない。となると原作を壊すことになるだろうが、幼い弟を持つ兄貴という設定に変えた方がしっくりいったんじゃないか。 父親役するなら、実際に子供を持って子育てしたら顔つきも変わるかも。 だから、正直なところアカデミー賞会員はこのディカプリオのどこが良くて受賞させたんだろうな・・と思う。 たしかに極寒の撮影は厳しいし、それを言ったらこの作品のスタッフ・キャストみんなにノミネートしなきゃいけなくなるのだが。 熊に襲われるところなんかCGなんだから、苦労はあまりしてないと思うし。またあんなに襲われたら、その傷は深そうだし、なんか死んでしまいそうだな、と突っ込み入れたくなります。

  • 鑑賞日 2016/6/26

    復讐の後の虚しさ

    私のためだけに土浦セントラルシネマが17:20開演のところを 15:20から開演にしてくれた。理由は客が今日は来ないから。 大丈夫かこの劇場。 内容に触れていくが、画はとても美しく壮大である。 難癖をつけるなら主人公の傷の治る速さが異常すぎる 数週間で骨折は治らないでしょ。

  • 鑑賞日 2016/4/30

    迫る映像力に圧巻される作品! 映画館で観るべき映画とはこういうことをいうのかも。

    レオナルド・ディカプリオと「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」などの作品で知られるアカデミー賞監督、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督が初タッグを組んだ作品。「タイタニック」以降、何度もアカデミー主演男優にノミネートされながら、未冠だったディカプリオが、近年アカデミー監督賞(ちなみに本作も)を連続受賞しているイニャリトゥと組んだことで初受賞となった作品でもあります。いわゆる実話に基づいた原作がある作品ですが、映画ならではの映像の力感が溢れる作品になっています。 舞台になるのは、開拓時代のアメリカ西部の未開拓な荒野。イギリス人将校(?)の指揮に依り、未開拓な土地に足を踏み入れる開拓集団に加わっているディカプリオ演じる狩人ヒュー・グラスは、原住民族との間に息子を授かり、その子とともに開拓集団の中で暮らしを共にしていた。ある日、熊に襲われて瀕死の重傷をおったグラス、開拓集団自体も原住民族に襲撃を受け、ベースキャンプに移動している最中というところ。動けず足手まといになると判断したメンバーのジョン・フィッツジェラルドはグラスを殺しにかかる。その際、止めようとした息子は殺され、グラスも息の根を止められたかに見えた。しかし、極寒の地で生き延びたグラスは愛する我が子を殺された復讐に燃え、ジョンをひたすら追い続ける決心をつけるのだった。。 「バードマン」もすごい映像力を魅せた作品でしたが、未開拓のアメリカ荒野に熱き男たちの間に繰り広げる様は、本当にすごい力感のある映像を見せてくれます。西部開拓時代を描いた映画というのは、(ウエスタンものは別にして)、「ダンス・ウィズ・ウルブス」にしても、「ニューワールド」にしても、映像の力がある作品が多いのですが、それでも男っぽさをより一層感じます。それも映像に使われるのが、白や黒を基調にした寒色系のモノトーンに統一されていることも要因にあるように思います。特にオープニングの襲撃シーンは、そうした寒色系の色合いに、火の赤がいい形で混在となるので、映像の色合いとしては最高(中身関係ないですが笑)。そこに長回しなどのカメラテクニックも効果的に挟まっています。また今回はIMAXではなかったですが、そこそこ大きなスクリーンで観ると、(3Dではないものの)映像の中に引きこまれるような感じをも受けます。 お話のほうも複雑な設定はなしで、単純な復讐劇に抑えてあり、登場人物が少ないことで、より一人一人のキャラも立っているように思います。「ニューワールド」でもそうでしたが、アメリカ開拓時代ってなんでこんなに神秘的な映像に仕立てることができるのでしょうね。時代としてはほんの数百年前に過ぎないのに、映像だけで物語が自然に紡がれていくように思うのは、原住民たちの神秘主義に依るモノなのでしょうかね。

  • 鑑賞日 2016/6/8

    上から目線。

    徹頭徹尾、自然の美しさをこれでもかと映し出すカメラ。 その美しさの中で振り回される人間。 一切照明を使わず自然光のみで撮られ、 最後の最後にディカプリオはカメラ目線になる。 例えば、日本の高い山や大きな滝などには、 大概神社や祠など宗教施設がある。 大自然を目の前にすると人は昔から、 そこに神の存在を感じるものらしい。 神様は自然の中で人間をぼーっと見てる。 そんな神様とごくたまに目が合うこともある、 って話。

  • 鑑賞日 2016/6/12

    素晴らしい映像に感動

    自然光だけで撮影したという画面は、通常の映画よりも暗く重く感じる。映像の天才、ルベツキ撮影の白と黒のコントラストがなんとも映画のテーマと一致し、雰囲気にまずのまれ、俳優たちの演技の素晴らしさに長尺の映画にも拘わらず引き込まれる。レオの息遣いが画面を通して、映像的に感じられる演出も、ヘタな監督がやるとあざといだけだが、物語に観客を引き込むのに一役買っていると思う。主演のレオやトムの演技もさることながら、トム演じるフィッツジェラルドに騙され、結果、レオ演じるグラスを見殺しにしてしまったと罪悪感にさいなまれる若者を演じた役者は今後が期待出来る。レオとトムの壮絶な復讐劇だけでなく、ネイティブアメリカンとの闘いや、フランス軍とのやり取りも物語に深い意味を持たせ、復讐を遂げたはずなのに気持ちの晴れない レオの表情のクローズアップで終わるラストシーンは、観客に本当の問題はなにか?という疑問を投げかける。いやはや、イニャリトゥとレオは大変な傑作を作ったものだ。しばらく休業したらいいよ、レオ。本当にお疲れ様でした。アカデミー受賞おめでとう。

  • 鑑賞日 2016/5/30

    これは…

    なんというか、衝撃的な作品という印象でした。観てみないとこの感じは分からない。是非観て欲しいと思います。

  • 鑑賞日 2016/4/23

    力業に圧倒される

    「アモーレス・ペロス」以来追い掛けているメヒコ人監督ですが、前作のワンカット撮影は小手先のための小手先を弄しているだけに思え、感心しなかったのに対し、今回の力業には圧倒されました。ディカプリオくんのこれは演技と呼べるのか、単なる耐久レースに過ぎないのではないかとも思えますが、演技とは呼べない、演技を超えたものだと思わせた時点で、既に演技賞ものだとも言えましょう。 米国開拓史における欧州移民とネイティヴとの間で繰り広げられた凄惨な戦いは、去年読んだ「捜索者:西部劇の金字塔とアメリカ神話の創生」という評伝で、ある程度は知っていましたので、頭皮剥ぎの応酬という残酷さも知識として持っていますが、画面として示されると恐ろしいまでの説得力があります。 ディカプリオくんが熊に襲われる場面の、熊はCGだとは思うものの、ディカプリオくんが引きずり回され、鼻で小突き回されるところは、どうやって撮ったのだろうとか、馬ごと谷底に落下する場面はどうやったのだろうとか、技術的な疑問がまず頭をよぎりますが、ノーライトで機動性の高い動きを実現したエマニュエル・ルベツキのキャメラは、3年連続のオスカーに相応しい仕事だと思いますし、イニャリトゥの力業の演出も称賛に値すると思います。少なくとも、作品全体の重量感から言っても、「スポットライト」よりは作品賞に相応しいとは思いました。

  • 鑑賞日 2016/5/10

    自然に圧倒される

    主演男優賞受賞おめでとうと素直にいいたい 自然に圧倒され続ける時間 緊張で体中が痛くなった

  • 鑑賞日 2016/5/4

    映像と音響効果のみで表現

    アレハンドロ・G・イニャリトゥが二年連続でアカデミー監督賞を受賞して、レオナルド・ディカプリオが主演男優賞を受賞した作品で、アメリカの開拓時代にインディアン居留区で毛皮を獲る為にガイドとして雇われたハンターが、熊に襲われて瀕死の状態で同行した息子を殺された上に置き去りにされて、置き去りにしたハンターへの復讐を胸に根性で脱出して砦に戻り、ハンターの追跡をはじめる、というお話しで、ただ脱出すると言っても動物や自然などの脅威や追ってくるインディアンからも逃げなくてはならず、ひたすら過酷な状況に置かれるわけで、イニャリトゥはそれをひたすら台詞ではなく映像と音響効果のみで表現していて、これは撮る方も演じる方も大変そうなのがよくわかりますね。さらにその復讐の為に全てを懸けていく男の執念を描きながら、最終的に殺し合いまでしてその後の虚しさまでも描いているのがスゴいですね。

  • 鑑賞日 2016/4/27

    ディカプリオ史上最高の名作!

    開始早々、美しい景色そして監督のカメラワークによって一気に映画の世界に引きづりこまれる。最初はゆっくり映画が流れるが各場面場面において見てるこちらも緊張させるような雰囲気を醸し出しており、最初から最後まで手に汗握る作品である。また主演のディカプリオの渾身の演技も、鬼気迫るものを感じさせられる。特に前半部分はほとんど会話する場面がなく、息づかいだけで演技している。しかしその息づかいだけでもこちらにものすごく強烈な印象を与えてくる。これらの全ての要素が折り重なったために史上最高の名作が生まれたのだろう。

  • 鑑賞日 2016/5/6

    兎にも角にも、エマニュエル ルベツキの撮影が素晴らしい。CGでは決して出来ない現実での撮影の勝利。

  • 鑑賞日 2016/5/1

    アメリカ西部開拓時代、死の淵から生還した伝説の男ヒュー・グラスの正にローンサバイバードラマ。

    監督は昨年の『バードマン〜』でアカデミー賞主要3部門受賞のアレハンドロ・G・イニャリトゥ。 この作品の白眉は何と言っても太陽や炎といった自然光のみで撮影されたカナダ、アルゼンチンでの広大な大自然のロケーション。この大自然の中で人間は本当にちっぽけな存在。それは撮影監督エマニュエル・ルベツキの手による洗練された見事な映像美で如実に理解できる。 しかしこの主人公ヒュー・グラスの息子への「愛」はそんな自然の大きさをも凌駕するくらい途轍もなく途方もなく大きい。そして白人に娘をさらわれた先住民アリカラ族の族長もまたその大きな「愛」の力によってつき動かされている事が分かる。ラストその2人が対面し言葉は交わさずとも目でお互いを意識し魂が交錯するシーンは固唾を呑んで画面に観入ってしまった。 物語冒頭は各所で語られている通りS.スピルバーグ監督作『プライベート・ライアン』冒頭のノルマンディ上陸作戦の阿鼻叫喚地獄絵図を彷彿とさせるし、森の中の攻防戦としては同じメキシコ人監督アルフォンソ・キュアロンの『トゥモロー・ワールド』ワンカットシーンを想起させた。(こちらも撮影はE.ルベツキによるもの)激しい銃声音、弓矢のしなる音、人々の悲鳴、馬の嘶きー。視覚のみならず聴覚にも緻密に綿密に計算し尽くされたその臨場感は上記2作品同様に実際にその現場に居合わせるような感覚に陥らせ我々の不安と恐怖を最大限に煽り、初っ端から心を鷲掴みにされる。 主演レオナルド・ディカプリオの度重なる逆境をことごとく乗り越えて「復活」を遂げ前に歩を進める姿は正に演技を超越した演技=生身の姿のようにも見えた。終盤のヘンリー隊長との会話で休養を進言されるも「一度死んだ身だから」と己を奮い立たせるシーンでは「これまで少なくとも5回以上は死んでるよ」と思わず突っ込まざるを得ない位(笑)の身体を張り熊の毛皮を身に纏ったレオの勇姿は念願のオスカー獲りも十分納得。共演のトム・ハーディも敵役としての太々しさや狡猾さを如何なく発揮し、その行動原理は只の単純な悪役とは一線を画す存在感溢れる好演だと感じた。

  • 鑑賞日 2016/5/22

    壮絶

    全編を通して俳優の演技がすごく良かったです。 映像も美しく、自然の過酷さがよく表現されていた。 あまりに過酷な内容なので、見終わったあと疲労感は残りますが、とても良い映画だったと思います。

  • 鑑賞日 2016/5/4

    映像凄い、俳優凄い

    でも、ディカプリオに与える賞は、アカデミー賞じゃなくてガンバルマン大賞の方がしっくりくる

  • 鑑賞日 2016/5/22

    空気感の迫力を楽しむ映画

    極寒の地で一人、息子の亡骸と重症の自分だけを残された男が 復讐を誓いながら、サバイバルする展開の映画。 極寒の中で、生きていかなければならない厳しい状況のなか 広大な自然や動物たちの映像美を、雄大な音楽で盛り上げる。

  • 鑑賞日 2016/5/22

    圧倒されました。。。

    最初から最後まで圧倒されました。 容赦なく襲い来る苦難。大自然の風景。戦闘。etc 緊張しっぱなしでした。 特に熊がリアルすぎて... 民族や宗教的な部分で自分の知識の少なさで理解できてないところもあるのかなとか思いましたが、それでも凄かったです。 終わり方も、いろんな解釈できそうな感じでインセプションを思い出しました。(インセプションが関係してるのはレオナルド・ディカプリオとトム・ハーディですが) カメラもほかの映画とは違う撮り方な気がしましたし、息が当たる感じとか臨場感半端なかったです。 映画館で観て良かった(^-^)

  • 鑑賞日 2016/5/20

    受難の連続。

    ディカプリオ、熊にかじられ、目の前で息子を殺され、生き埋めにされ、急流に流される。ここまで酷い目に遭うということは何か宗教的なものを表現したい意図があるのか。アメリカという国家が略奪や流血の歴史から始まっていることと無縁ではないという気がする。イニャリトゥの南米人としての視点も作品の個性を決めている。

  • 鑑賞日 2016/5/18

    すごすぎる!

    映画が始まり、すぐに白人とインディオの戦いのシーンになり、あまりにも凄すぎる映像にとにかく度肝を抜かれた。もうこの時点で、「とてつもない映画」だという意識になって、最後までずっと飽きることなく観ることが出来た。 熊との格闘シーンもすごくリアルで、あんなのを観てしまうと熊に対する恐怖をすごく感じた。 それから、死亡した馬の内蔵を取り出し、その中へ入っていくシーンもビックリ、あんなこと出来るんだ?っていう感じで観ていた。 戦闘シーン、対決シーン、逃走シーン、最愛の妻の回想シーンなどなど、すべてにおいてリアルで、すばらしい映像で、さらにデカプリオの迫真の演技で、本当に見応えのあった映画だった。

  • 鑑賞日 2016/5/10

    映像に度肝を抜かれる!

    とんでもない臨場感があって、信じられないくらいリアルで、吐き気がするほど痛々しくて、神の存在を思わず信じてしまうほど神秘的で、言葉を失うほど大自然が雄大で・・・、とにかく、これでもかってくらいに圧倒的な映像の数々に、完全に度肝を抜かれました!!監督の前作『バードマン~』や『ゼロ・グラヴィティ』も手掛けたカメラマンのエマニュエル・ルベツキは大注目です!!パネェから。マジで。度肝を抜くシーンもリアルに映像化しそうで恐いです。

  • 鑑賞日 2016/5/9

    1830年代、狩猟中に熊に喉を裂かれ瀕死の重傷を負った毛皮猟師がチームのメンバーにに見捨てられ置き去りにされたばかりか、最愛の息子を殺されてしまう。一命を取りとめた彼は復讐のため300㎞の道のりを生還する旅に出る。ヒュー・グラスという人の実話を元にしたストーリーだが、実際の話とはかなりの改変があるらしい。 美しい風景と過酷な主人公の姿を交互に映し出す画面構成は緩急に富み吸引力十分。エマニュエル・ルベツキが3年連続のオスカーを獲得したのも頷ける。レオナルド・ディカプリオはとにかく頑張った。実際に生肉を食い(菜食主義者なのに)、馬の体内に入るなど、次々とリアクション芸人でもしないような大変な目に遭う。さすがにこれだけやったらオスカーあげてもいいと皆思ったのだろう。逆にこれで獲れなかったら彼は何をしたらいいのだろうか。 南北戦争以前の人種問題やアメリカの先住民問題など、裏テーマになっているものも非常に重いが、美しい画面とレオ様の苦悶の表情が見たい人は満足できると思う。

  • 鑑賞日 2016/4/22

    レオ・ブラボー!

    リオ・ブラボー!じゃなくてレオ・ブラボー!となった今回のアカデミー賞。 レオ様悲願のオスカー獲得!!に湧いた。良かったねぇ。蘇えりし受賞だ。 とある批評家の「これでとらせないとあとで何するか分かりませんからねぇ」 には笑ったが、この演技でとらせないわけにもいかないでしょーと思った。 だがそんなレオ様の偉大な匍匐前進(長いぞ!)にも勝る名演がカメラワーク。 見事なまでの自然光への拘りが映える!映える!テレンス・マリックみたい。 ストーリーはシンプルだし、大いなる復讐劇(荒野に生きるのほぼリメイク) なので西部劇に近い感覚で観られる。熊に襲われ瀕死の重傷、しかも息子を 目の前で惨殺され主人公グラスは復讐の鬼と化す。でもほとんど動けないし 口も利けない状態っていうのが長いから、目立って活動するのは宿敵である フィッツジェラルドの方。レオ様直々の指名にて演じたのがT・ハーディで まぁ巧いんでこっちにも感情移入してしまった。そもそも追われている身で 金さえ貰えりゃOKの汚ない輩に最期を任せた隊長にも責任あるってもんだ。 映像演出に拘ったことから人間関係の描き方は結構浅く、グラスの復讐魂が 炸裂するほどの家族に対する深い情念が伝わってこない。夢想幻想に現れる 妻や幼い息子との日常が描かれることもなく説明もないという不親切な展開 ながら観客はレオ様渾身の匍匐前進に頑張れー!と祈らざるを得ないわけだ。 かなりリアルにグロいシーンもあるが、やはり映像はまったくもってスゴイ。 感じろ!超自然!とはさすが自然愛好家で地球温暖化に警鐘を鳴らすレオ様。 (今作で熊を怖いと思った人続出!もうテディ・ベアなんて言ってられないよ)

  • 鑑賞日 2016/5/16

    2度目の鑑賞

    ルベツキがタルコフスキーの影響を受けていたという情報をネットで知り タルコフスキーの映像にも酔いしれた 左右に並んだふたつの映像は 確かに良く似ていた それを見て私の心に火が付き居ても立っても居られない状態になる もう一度スクリーンで『レヴェナント』を観ておきたい あの映像を、あの音楽を焼き付けておきたいという衝動 前回不覚にも見落としていた 生と死の境目の鐘のある塔に キリストの壁画 エンドクレジットの坂本龍一の名前 しかと目に焼き付けた これで思い残す事は無い

  • 鑑賞日 2016/4/25

    アカデミー賞において悲願の主演男優賞を受賞したレオナルド・ディカプリオの演技は今までに観たことがないようなすさまじいものに仕上がっており,悲願のオスカー獲得も納得できるものであったと感じましたね。ただ,受賞させるならばマーティン・スコセッシ監督の作品で獲ってほしかったですね。 悪役を演じたトム・ハーディの演技もなかなかのもので,レオナルド・ディカプリオの演技の素晴らしさを掻き立てるものに仕上がっていたように感じました。 この2人を巧みに演出したアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥが高評価を受けたのは納得ですが,V2というところではなかったように感じましたね。 エマニュエル・ルベツキの撮影技術は役者を最大限に生かし切れるような自然の写し方ができているので,私はこういう人がもっと出てくることを願っていますね。

  • 鑑賞日 2016/5/8

    自然と文明の闘い

    森林、川、積雪を歩いているようなカメラワークがすごい。熊との死闘、人間のエゴによる殺りく。復讐のサバイバルは、大自然と文明との闘いそのものに思えた。

  • 鑑賞日 2016/5/15

    レヴェナント

    ディカプリオさんが念願のアカデミー賞とった作品で期待大で行った! 確かにディカプリオさんの演技は凄かったけど… 映画自体の内容とかは正直あんまりだったなと…

  • 鑑賞日 2016/5/15

    神話っぽい展開の重た~い長回し西部劇

    坂本龍一作曲による、ナウシカの深刻なシーンのとこで鳴る曲だけ切り出したような映画音楽が重々しさを助長。おもしろいはおもしろいがどちらかというと重くて白い映画。

  • 鑑賞日 2016/5/8

    バードマンと比較してしまった

    同じ監督作品で、バードマンがかなり斬新だったので、こちらは少し説教臭く感じてしまった。 あと、フラッシュバックの手法がダーレンアロノフスキーみたいだなとか。 しかし、イニャリトゥらしい人物への突き放した距離感と、少し希望を残して終わる感じは好き。 そして、やはり撮影、音響、音楽、これを味わう映画。 相変わらず、どうやって撮ったのかというくらいアメイジングなカメラワーク。静寂であるはずの自然の中で、人間の五感、特に聴覚が研ぎ澄まされていくリアルさがよく表現されていた音響効果。そしてそこに全く違和感なく張り詰めた緊張感を保ち続ける音楽。これらを味わうためだけでも価値があると思った。

  • 鑑賞日 2016/4/24

    撮影の素晴らしさとクマ。

    『プライベートライアン』のオハマビーチの銃撃線、『七人の侍』のマジ(本気)で飛んでくる矢の臨場感再び。そしてクマー。 復讐劇とかどうでもよくなる、撮影の空気感と死に物狂い感で画面から目が離せない。 でもディカプリオにはこの作品じゃなくて『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』でアカデミーの主演男優賞取って欲しかったなあ。 あっちのほうがバカバカしくて最高な演技なのに。

  • 鑑賞日 2016/5/13

    ディカプリオのための映画

    まるでアカデミー主演男優賞をディカプリオに取らせるために撮ったかのような映画。いい意味でレオナルド・ディカプリオの演技の凄さが際立っていた。 あまり見終わったあとにすがすがしさを感じる映画ではない。そう感じさせる坂本龍一の音楽もさすがなのかもしれない。

  • 鑑賞日 2016/5/13

    イタタタ

    とにかくこれでもか!という程に「痛い」思いをさせられました。

  • 鑑賞日 2016/5/12

    音楽は坂本龍一

    人間は寒さ、痛さなどの苦痛に、こんなにも耐えるのかとスクリーンをじっと見つめる。 ディカプリオの甘いマスクは消えて、迫真の演技で「生きる」と訴えていた。 坂本龍一が音楽を担当。 この音楽を作曲した時は、ガンの治療を終えて回復期。 死を意識した時に、生死の境をテーマにした映画の音楽依頼。 スケジュールの関係で『母と暮せば』と同時進行になり、気持ちを切り替えが大変で、気が狂いそうになったとインタビューで答えている。 北極で録音した音源を使用したソロアルバム『out of noise』から『glacier』が使われいた。 映画の為に書き下ろしたようにマッチしていた。 ちょっと惨いシーンもあったが映画館で観てよかった。

  • 鑑賞日

    最初の30分

    サバイバルものであれば、「グレイ」のほうがよかったような気がする。主人公の執念を最後まで描いて欲しかった。映像の迫力は映画館の大スクリーンで十分に伝わってきたが・・。最初から熊に襲われるまでが凄い。

  • 鑑賞日 2016/5/11

    迫真の演技に脱帽です

    ディカプリオの驚異的な生命力と回復力に圧倒されました。それもすべて復讐のため、というのが哀しい。でも隊長、あいつを置いていくのはまずかったでしょう。

  • 鑑賞日 2016/5/9

    復讐の果てにある情念の世界

     最初から何かが違うと感じました。ほどなく、それは映像であることに気がつきました。自然光のみで撮影したことは聞いていましたが、この感じは今まで経験したことがないような気がしました。夜や暗闇のシーンは見えにくかったり、不自然だったりするものが多いのですが、エマニュエル・ルベツキの撮った全てのシーンは暗闇の中でもしっとりと目に馴染みます。地を這うようなアングルとそこから見上げる空の風景も含め個性的で作品全体に独特の雰囲気を醸し出しています。  そんな極めつけの映像の中で繰り広げられる復讐劇。レオナルド・ディカプリオの演技について、最初から最後まで唸っているだけと言った人がいましたが、熊に襲われ、土に埋められ、激流に流され、崖から落ち、吹雪にさらされるような苛烈な状況の中ではもう唸るしかないでしょう。ここまでやれば、もうどんな賞でもあげたくなります。  それから、それにしてもトム・ハーディ。何という役者でしょう。「ウォーリアー」では海兵隊帰りのボクサー、「オン・ザ・ハイウエイ」ではドライブしながら電話での一人芝居、「チャイルド44」ではソ連の秘密警察捜査官、そしてあの「マッド・マックス怒りのデス・ロード」でのマックス。すべてトム・ハーディなのに、トム・ハーディを感じさせないといったら変かもしれませんが、役柄そのものにスターの個性を閉じ込めてしまう不思議な役者だと思います。同じトムでもトム・クルーズのようなスターはスターが役柄を押さえてしまう。そういうわけで、この映画のトム・ハーディも復讐の標的となる男ををなるべくして見事に演じています。  そして、単なる勧善懲悪の復讐劇とはしないイニャリトゥ監督の哲学的な演出の妙。  監督、撮影、役者の演技が見事に一体となって、復讐の果てにある情念の世界を見せつけられました。

  • 鑑賞日 2016/5/3

    レオナルド熊とディカプリオではない。

    ウェスタンと言うと、19世紀末の西部開拓時代の人と町が主体となり、 数々の作品が製作された。しかし同じ時代を描いていけば、 毛皮の乱獲と同じで素材の不足が目立つようになる。時計の針を少し戻して、 19世紀初頭の毛皮商人たちの姿を大自然の中で描いたのが本作品。 イニャリトゥ監督の画作りは、圧倒的な描き込みで、驚異的な世界を再現した。 絵筆で描くわけではないが、緻密な計算に基づいたカメラで自然光を取り入れ、 芸術的感応を得る。前作「バードマン」で革新的カメラワークを達成し、 本作でも新たな映像美を創造した。受け皿である舞台を濃密に設定し、 人間の持つ本質的な生の欲求を演技者に克明に再現させた。 この狩猟隊、ライフル銃で獲物を仕留めるのだが、その風俗は、 後年の自動車と機関銃の時代より、ローマ帝国のケルト人のようでもある。 ドラマも原初的な人間の生き様が強烈に描かれる。 そこに21世紀の観客に見せる値打ちが出て来るのだろう。 熊との格闘はどういう撮影だったのか、 ディカプリオの文字通り体当たりの演技は必見。

  • 鑑賞日 2016/5/9

    ❶予想を遥かに超える過酷なサバイバル劇だった。 ①2時間40分の長尺ながら、一瞬たりとも緩みのない見応えのある作品だ。 ②自然光だけで撮影したという美しい臨場感満点の映像が素晴らしい。 カットの少ない移動撮影が見応えがある。 この映像が、残酷な悲劇を一層引き立てる。 ➋観終わって感じたのが、「世界は自然の摂理に従っている」ということ。 ①人間社会では所属の集団毎にモラルやルールがある。それに反すれば処罰される。 ②ヘンリー隊長(ドーナル・グリーソン)率いる毛皮ハンターの一団にも、厳しい辺境地で生存するために最低限守るべきルールが定められている。 その中に「仲間を殺さない」、「仲間を見捨てない」がある。 ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)はこの2つに違反したのだ。 ③先住民集団も同様だ。自分たちのテリトリーが侵されれば、反撃するのは当然なのだ。 ④動物社会でも、同様だ。 子が襲われれば、相手を攻撃する。侵入者があれば排除する。 ⑤「作用」があれば「反作用」が起きる。バランスが崩されると、どこかで元に戻そうとする力が働くのだ。 ➌主演のレオナルド・ディカプリオが、『ギルバート・グレイプ(1993)』以来4回のノミネートを経て、初めてアカデミー賞主演男優賞を受賞した記念すべき作品。初受賞の喜びはひとしおだったろう。Congratulations! Leo! ❹レオの体を張った、全身を使った演技は並大抵ではない。その計り知れない苦労と痛みが手に取るように伝わってくる。本当に凄かった。Well done! Leo!: ①鼻水も凍る厳寒の中で、熊(グリズリー)に襲われる(このシーンはCG)、穴に埋められる、氷雪の川に流される、生魚や生肉を食べる、馬と共に崖から転落する、死んだ馬の内臓を取り出して、その中に裸で入る等々。 ②クレジットによると、レオには代役が3人付いていて、危ないシーンは交代で演じたそうだが、それでも 「スターは楽じゃないよ!」(笑)。 ③それにしても、あんな重症を負った主人公が助かるわけがないと思う。 まあ、そこは、一応史実に基づいているので、大目にみよう(笑)。 ❺彼が演じたヒュー・グラスの不運で気の毒な境遇に同情する。 ①妻亡き後、一番愛おしい息子を殺された悲しみと怒りと復讐心。 これが彼の生きる原動力となったのだ。 ②それからは、一難去ってまた一難。大きな問題を必死で片づけたら、更に大きな問題が待ち構えていた・・・・ 彼が生還出来たのは、奇跡としか言いようがない。 ③最初に幸運だったのは、ヘンリー隊長(ドーナル・グリーソン)が医者の息子で、医術の心得があり、グラスの傷を縫ってくれたこと。この処置がなければ、彼は死んでいた。 ④次に、スー族に仲間を殺されたポーニー族の男ハイクックに出会えたこと。 肉を分けてもらい、腐ってきた傷を、薬草木の煙で燻して手当てしてもえた。 ⑤一方、ハイクックはフランス人グループに殺され吊るされてしまう。皮肉なものだ。 ⑥ヒューはそのフランス人グループに連れ去られレイプされていた、アリカラ族の酋長の娘を助ける。 それが、最後に生きてくる。 ⑦最後、憎いフィッツジェラルドを追い詰めたヒューは、復讐を神の手に委ねる。 そこへアリカラ族の酋長一行がやってくる。 ヒューは、もはやこれまでと観念する。 でも一行はそのまま去ってしまう。 一行の中に、ヒューが助けた酋長の娘がいて、彼女が恩返しをしたのだ。 ⑧劇中、彼と、亡くなった彼の妻のモノローグが何度も登場する。 ■「息をしろ。 息をし続けろ。 息の続く限り戦い抜くんだ。」 As long as you can still grab a breath, you fight. You breathe. Keep breathing. ■「風は、強く根の張った木を倒せない。」 When there is a storm and you stand in front of a tree, if you look at its branches, you swear it will fall. But if you watch the trunk, you will see its stability. ⑨彼が奇跡の生還をなしえたのは、このような精神的支えが大きく寄与したと思う。 ❻レオが演じたヒュー・グラス(Hugh Glass、1780? – 1833)は実在の人物で、Wikipediaによれば、 ①探検の途中でクマに襲われ重傷を負う、仲間に見捨てられる、自力で生還する、復讐しようとする、等のエピソードは史実通りのようだ。 ②実在のヒューは、猟の途中でアリカラ族に殺され50歳の生涯を終えた。 ③ポーニー族の女と結婚したのは、本当だが、子供はおらず、息子ホークは完全なフィクション。 しかし、このフィクションにより、ドラマの深みがでたことは間違いない。 ❼一方では、彼の敵となったジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)の立場も理解する。 ①瀕死の重傷を負ったヒューを見捨てることにしたのは、あの状況下ではやむを得なかったと思う。 ②ジョンは事前に状況をヒューに説明し、ヒューは了承した。 ③しかし、息子のホークが戻って来て、阻止しようとしたので、止む無くホークを殺してしまった。 これが致命的な間違いだった。 ④その後の彼の行動には同情の余地はない。 一旦悪に染まれば、取り返しは出来ないのだ。 ❽ヒューの次に同情するのが責任感の強いヘンリー隊長(ドーナル・グリーソン)。 ①長年の単身赴任に疲れ果て、妻の顔も思い出せない。 逃亡したジョンを捕らえるべく、豪雪の中、一人で出かけて(結果的にはヒューと2人で)、返り討ちに遭ってしまう。 本来なら、部下を行かせるか、又は数人のチームで行くべきなのに、敢えて単独で行ったのは何故か? おそらく、これから先、生きていく希望を見出せなくなった自分に対し、自分で結末をつけたかったのではなかろうか? ②辺境の砦には、軍隊は常駐しておらず、定期的に巡回するだけで、ヘンリーが実質の責任者だったようだ。 ③ヘンリーは実在の人物で、毛皮会社の共同経営者だったが、会社が成功する前に株を売却してしまい最後は無一文で亡くなっている。 映画ではフィッツジェラルドに殺されたが、これはフィクション。 ❾トリビア1:本作のエンドクレジット終了後、次の一文が表示された。 「The making and authorized distribution of this film supported over 15,000 jobs and involved hundreds of thousands of work hours.」 ❿トリビア2:ヒュー・グラスのエピソードはこれまでに2度映画化されている。 ①『荒野に生きる』(1971米)(日本初公開:1972/07) ②『Apache Blood』(1975米)(日本未公開) ⓫トリビア3:同じ開拓時代の国民的英雄で、「King of the Wild Frontier」と歌にまで歌われた、デイヴィッド・クロケット(1786 - 1836)を思い出した。

  • 鑑賞日 2016/5/9

    大自然の中迫力ある復讐劇

    大自然の中迫力ある復讐劇だった。 デカプリオの迫力ある演技に脱帽した。

  • 鑑賞日 2016/5/7

    大自然と情念に焼き尽くされそうな映画

    朝一で9じから鑑賞。おっちゃん多し。でもガラガラ。 なんつうか、重い。空気感がかなりしっとり。湿気がにおい立つ感じ。 アレハンドロイニャリトゥ監督は、その重い情念のぶつかり合いをエンタテインメントに引き上げてもまだ維持してる。 インディアンのマイノリティーの苦しみと白人の身勝手さと大自然がもつ荒々しさと神々しさ、親子の情念とが全部入っててカオス状態。そして溢れんばかりのエネルギーに満ちている。正直そのエネルギーに焼き尽くされそうに。立ち向かえなかったなぁ。 ディカプリオが最初から最後まで汚ないので、女性ファンはガッカリなのかも。正直彼の演技はウルフ〜の方が良かったように思う。今年はこれ絶対!!イチオシっていう主演がいなかったのかなあ。 音楽は坂本龍一。分かりやすいメロディーラインではなく打楽器とリズムがあるような、ないような、何とも私には居心地の悪い映画でした。 ただ、映画としては内容盛りだくさんな割にうまく統一感が取れてるんだろうし、それが映画としては質が高いものだったと思う。

  • 鑑賞日 2016/4/28

    風景が美しい

    よくありがちな復讐劇。 ストーリーは分かりやすいので、さらっと鑑賞できる。 風景描写が美しい。 デュカプリオ太り過ぎw

  • 鑑賞日 2016/5/4

    『レヴェナント』鑑賞

    音を感じる作品。ストーリーの分類は復讐劇とありきたりなのに、他作品との絶対的差別化に貢献しているのは、音に注力している所。雨・河・雪などの自然音、馬・熊の生物音、そして何よりディカプリオの痛み・怒り・悲しみの感情音。これらが世界観を損なわずむしろ強めている。 ディカプリオとトムハの両者の演技力は段違い。追う者・追われる者、狩る者・狩られる者、復讐する者・金が欲しい者、様々な立場を並行して一直線上に演じる。また各戦闘シーン、交戦シーンは見ものである。とにかく2016年最高ランクの作品には間違いない。

  • 鑑賞日 2016/5/6

    家族

    熊と戦いは本物のかな

  • 鑑賞日 2016/5/5

    疲れましたがぜひ大画面で

    とにかく圧倒的に映像が素晴らしいです。時代はアメリカの西部開拓時だと思うのですが、いわゆる太陽がギラギラしている地域の話ではなく、北の寒い地域の話です。画面が息で曇るんです。画面に雪が当たって水滴が付くんです。ドキュメンタリー風ではないんですが見事に冬の寒々とした空気、痛いほどの寒さが表現されています。当然時間とお金もかかっているので一概には比べられませんが、日本の映画人も観て勉強してください。  あと、ビデオで見ようと思っている人はとにかく映画館で観てください。小さな画面ではこの映画は意味がないです。話が単純なので全然つまらなくなってしまいます。疲れるけど大きな画面で体感することです。

  • 鑑賞日 2016/5/3

    どんな話だったか映画の中盤で起きたことは忘れてしまったが、みていた時は飽きずにみられた。メイクや撮影、ディカプリオの演技がよい。トムハーディの話し方が荒くれ者っぽい特徴がある。

  • 鑑賞日 2016/5/5

    壮大で、残酷で、詩的

    ネイティブアメリカに追われ、激流に翻弄され、生魚を喰らい、死んだ馬の腹を裂いて潜り込み暖をとり、グラスは行く。復讐を果たすため。酷寒の荒野を捉えたワイド・レンズによる映像は迫力に満ち、壮大で、残酷で、詩的でもある。白眉は熊に襲われる長廻しの場面で、本物にしか見えない。グラスに扮するディカプリオのみならず、敵役演じるトム・ハーディもいい。

  • 鑑賞日 2016/5/1

    大自然

    激流に流されるグラス。 危機的なシーンだが、その後流れに身を任せたような彼に不思議な安らぎを感じたのは何故だろう。 人間たちの殺し合いを見つめているのか、気に留めてもいないのか。 厳しく美しく、気まぐれな優しさすらみせる大自然が本作のもうひとつの主役なのだろう。 クマのくだりが長く、いろんな意味で予想以上。 軽い戯れのような気まぐれな仕草に深く深く傷つけられる人体。 その圧倒的な違いに鳥肌が立った。

  • 鑑賞日 2016/5/5

    ぐっと増量、映画の旨味

    毎度の深刻ぶったお膳立てとワケ知り顔の語り口がハナについたアレハンドロ・G・イニャリトゥ だが、ここではは先ずは圧倒的な環境描写にハリウッドのジャンル映画のルーティンを重ねあわせたことで映画の「旨味」がぐっと増量されている。寒冷地が舞台でないが物語的にはH・ハサウェイの ”ネバダ・スミス” が、スピリチュアルな面ではS・ポラック監督の ""大いなる勇者” が強く想起された。前作 ”バードマン"" の劇的設定の上辺だけを飾る趣向に比べ、アメリカ映画の大いなる「滋養」により深く根を張って見せたと云えるだろう。これに、アマニュアエル・ルベッキの強烈なるルックス、まさに鬼に金棒といった態か。

  • 鑑賞日 2016/5/4

    何度か寝落ちしてしまったからなのかストーリー的には それほどではないように感じた。 しかし、映像によって過酷な状況の息づかいはぐんぐん伝わってくる。 ディカプリオ、トム・ハーディも素晴らしい。

  • 鑑賞日 2016/5/4

    これが映画だ、と唸らされる秀作

    これが映画だ、と唸らされる秀作。ディカプリオ、渾身&入魂の熱演&好演。オスカー受賞も当然と感嘆。また、色を抑えたカメラが非常にいい。激しい戦闘シーンや熊との闘いなどのダイナミックな「動」と度々挿入されるそそり立つ大木群とその先の空などの大自然の「静」の画面が見事な対比となっている。素晴らしい撮影だ。映画史に残る作品だと思う。

  • 鑑賞日

    静と動

    サバイバルの舞台となる大自然の「静」とディカプリオの演じる「動」がとても美しかった。 トム・ハーディも良かった!

  • 鑑賞日 2016/5/3

    「迫真」とはまさにこのこと

    実在の罠猟師が体験した壮絶な体験を元にした復讐劇映画。熊に襲われて死の淵に立たされさらに目前で最愛の息子を殺された猟師ヒュー・グラスが、復讐心を糧に息子を殺した男を追って壮絶な道のりを進んでいく。 「とにかく凄い映画」と聞いてはいたが、本当に凄かった。 どこまでがつくりもので、どこからが嘘なのか、全くわからない映画だった。美しい自然に違和感のない合成、そしてディカプリオはじめとする俳優たちの迫真の演技が、恐ろしいほどのリアルさを生み出している。 特にディカプリオの演技や、彼が演じるグラスの描写は凄まじい。中盤で熊に喉を裂かれ、満身創痍のグラスが目前で息子・ホークをフィッツジェラルドに殺されるシーン、声を出せないグラスの荒い呼吸とともに歯の間から泡立った唾が吹き出すシーンにまず度肝を抜かれた。 上映前から宣伝されていた熊に襲われるシーンもただただ恐ろしい。熊はCGだろうが、CG特有の「嘘」は全く感じさせない。熊の爪がグラスに与える傷。グラスが熊に殴り倒され、押しつぶされる様。冗談抜きで、本当にディカプリオが熊と戦っているようだった。 その後も、グラスが窮地に立たされる度に取る行動の数々がスゴイ。グラスの「生き残らねば」「かたきを討たねば」という執念や怒りが画面を通して伝わってくる。特に終盤、吹雪の中で暖を取るためにグラスが取ったある行動には驚くばかり。 あらゆる面で、「演技がここまで真に迫れるのか」と驚いた。無論メイクや合成の恩恵もあろうが、グラスというキャラクターがここまでリアルに見えるのは、間違いなくディカプリオの名演あってこそだろう。 各俳優に施されたメイクもすごい。グラスが負った全身の傷や土の汚れ、火傷の痕、雪で固まった髪や髭など、全く違和感がない。 中盤、グラスが川の水を飲もうとするが粗く縫合された喉の傷から飲み込んだ水が吹き出してしまうシーンなどは「どうやったんだ」と思わずにいられない。そして、グラスはその後喉の傷を塞ぐために、なんと喉の傷を自分で焼いて塞ぐ! 画面から「痛さ」が恐ろしいほどに伝わってくる。 カメラワークも秀逸で、多用される長回しからは現場の苦労が伝わってくるようだ。グラスが河に飛び込むシーンではちゃんとカメラが河の中と外を行き来するし、序盤のネイティブ・アメリカンとの乱戦シーンの長回しのカメラワークは非常に秀逸。 そして何より、映画の要所要所で挿入される自然を切り取ったシーンの雄大さ!こういった美しい風景を撮るためにかなりこだわったらしいが、そのこだわりも納得の出来。またこの自然の風景が、グラスの心情や物語の進行に連動している演出もニクい。もうエマニュエル・ルベツキの手腕には感服するばかりだ。 日本では特に宣伝された、坂本龍一手掛ける劇伴も映画を盛り上げる。激しい曲調ではなく主張は控えめな感じがあるが、それが逆に物語の雰囲気作りに貢献している。 ストーリーは要するに「グラスの復讐劇」の一文に集約できてしまうので、「どんでん返し」「サプライズ」的なものはない。 だが、本作に限ってはそんなことはほとんど気にもならなかった。その欠点を覆して余りあるほどに、演技や演出、カメラワークが素晴らしく、圧倒されたからだ。これらの評価に限って言えば100点でも足りないくらいだ。 だが、1つ気になることがあるとすればフィッツジェラルドがホークを殺すシーンだ。見終わってから冷静に考えると、フィッツジェラルドがそこまでする必要はあったのか、と考えてしまう。確かに確かに「アリカラ族が近くに迫ってきているので大声を出すのは危険」「フィッツ自身ホークとグラスを疑っていた」という理由付けはあるものの、そこでホークを殺してしまうのはあまりに短絡的ではないか、と思ってしまうのだ。 その後のフィッツの、ただの小悪党にとどまらない描写を見ていると余計にこの突発的な殺しに違和感がある。 後は、アクションシーンはちょくちょくあるものの物語の半分はグラスの「移動」や回想シーン、美しい風景に割かれているため刺激がなく、中盤は眠気に襲われるシーンもあった。 ストーリー面には物足りない部分もあるが、劇場であの映像の素晴らしさに触れればそんな欠点はほとんどどうでも良くなってしまう。 数々の映画賞を受賞するのも納得の名作。

  • 鑑賞日 2016/5/3

    息子が全てだ

    自然の迫力 ラストサムライのトム・クルーズ以上にタフな人を見た それはともかく自然の迫力に満ち満ちた映画であった 特に熊との戦闘シーンは特筆すべきものだった 撫でるような攻撃だが、実際は深々とえぐられているし、人間は簡単に振り回されてしまう ストーリーとしては、迫害されるインディアンとの微妙な位置関係もあったが、ちゃんとメインの復讐劇を邪魔しないで進んでいったと思う 雄大な自然、傷、怖気づく心、復讐、何もかもが生生しく濃密な3時間だった

  • 鑑賞日 2016/4/30

    めちゃくちゃすげーやんけ! 今年ぶっちぎり1位だわ。いきなり『プライベート・ライアン』級のぶっ飛びシーンでスタートして、『インディージョーンズ』のような展開。さらにテレンス・マリックばりの神々しさ。完璧。 これは神と自然の審判を受ける聖なるインディージョーンズだ。最高過ぎる。 とにかく映像のすごいこと! 一人称視点と異常なクローズアップ連発、自然のダイナミックさと人間の対比が鮮烈で迫力がとんでもない。セリフがものすごく少なく、画だけで見せる映画なのだが、一瞬も目が離せなかった。

  • 鑑賞日 2016/5/3

    デカプリオがオスカーを取ったという事で観たかった一本。 とにかく描写が細かくて臨場感がすごいの一言。CGなんだろうなとは思うものの、ホントにデカプリオがこの危機に瀕しているような感覚が共有できます。 願わくば、息子とのエピソードをもう少し増やしてもらえばもっと感情移入できたかなということと、西部開拓史の時代背景も事前知識として持ってたらもっと楽しめたかも。

  • 鑑賞日 2016/5/3

    演技に、景色に、息を呑む

    悠然に優雅、神秘で神聖、漂う張り詰めた静寂たゆたう突き詰めた清冷。かと思えば暴虐に牙を剥き、残虐に皮を剥ぎ、厳しく冷たく突き放す。そん世界で野生児ディカプリオが、血を吐き地を這い生魚を噛み千切り生肉を喰らう。彼は勿論、トムハーディも流石の演技。彼らの凄まじい意思に、世界に入り込むことは叶わない。敵わない。

  • 鑑賞日 2016/4/26

    ディカプリオの迫真の演技

    ディカプリオの熊との戦い、瀕死の状態からのサバイバルな旅と、息子の敵討ちの迫真の演技が凄まじい。 ハーディの身勝手さがにくくて仕方ない。 時代背景の説明が最初に欲しい。

  • 鑑賞日 2016/4/30

    生きる事への渇望

    冒頭の回想で、主人公が息子に繰り返し問い掛ける「生きてこそ」という言葉が、作品全体に漂う。 生きる為の稼ぎを得る為に危険を顧みずに狩りへと向かい、また、自らが生きる為には約束に背く利己的な行動も厭わない。 そして復讐を果たす為、どんなに困難な状況に置かれても、生き延びる事を諦めない。 ストーリーとしては、愚直なまでにストレートだが、過酷な撮影環境とそれを丁寧に映し出すカメラワーク、そして俳優の鬼気迫る演技で、最後まで見応えがある佳作です。

  • 鑑賞日 2016/5/1

    言葉以上のもの

    この映画に台詞はわずかだ。 台詞以上に映像が饒舌に何かを伝えようとするからだ。 それと同じように、観終えた観客の言葉数は少ないはずだ。 下手に言葉にすると、今目にしたものからどんどん離れていってしまう、そんな感覚に捉われてしまうから。 そういう意味で『レヴェナント』は、まさしく映画にしかできないことを成し遂げている。 技巧を感じてもらうことで観客を楽しませようとした前作『バードマン』とは逆のアプローチで、イニャリトゥは今作を撮っている。 つまり、自然をそのままに映すということだ。 しかし、当然ながら技巧がないわけではない。 冒頭の圧倒的な戦闘シーンをはじめ、周到な準備と最先端の技術を駆使して撮影されただろうはずの場面も、その苦心を感じさせないことを目的にして撮られている。 だから観客は、主人公グラスが感じる苦痛を、寒さを、あるいは熊の鼻息を、馬のはらわたの温もりを、感じることができる。 そこがこの映画の凄さだ。 その映像体験があるからこそ、復讐を超えた先にある境地にグラスが辿り着く、その瞬間に感動を覚えるのだ。

  • 鑑賞日 2016/5/2

    ヒュー・グラスの実話を基にした映画でレオナルド・ディカプリオがヒュー・グラスを演じ初めてのオスカーを手に入れた。 またデジタル 65mm (6K) HDR 撮影で行われているのも本作の特徴で、監督のイニャリトゥの前作バードマン同様ルベツキが撮影監督を行っている。バードマンではワンショット撮影を多用したが、本作では自然光を多用した撮影を使っていて非常に幻想的な絵作りになっている。これはルベツキが撮影監督を務めたツリー・オブ・ライフでも使われた手法で、キュアロンが始めたワンショット撮影とテレンス・マリック仕込のマジックアワー撮影が完全融合したのが本作と言える。 Arri ALEXA 65 システムと同 XT の威力は絶大で、非常に高いコントラストの映像を提供しており、本作の薄暗く不穏な空気と主人公を圧倒する大自然を描いている。このように一見文芸系の映画のように見えるが、最新技術に裏打ちされた映画でもある。 映像技術の凄さの反面、脚色に色々と無理があり、例えばトム・ハーディーが演じる悪役フィッツジェラルドの残虐性を強調するためにグラスの一人息子であるホークを殺害する事で、グラスの復讐劇を予想させる展開になるのだが、復讐劇は起きず主にグラスの内面描写に終始する。もちろんこの内面描写自体は素晴らしいのだが、死の淵から蘇った男の復讐劇としては物足りない。また攫われた族長の娘を探し主人公たちを襲撃するアラカン族の話が同時進行する上にあまり機能しない。 というのも、主人公がこのアラカン族の娘を不可抗力で助ける事で、自身の手を汚さずに復讐を遂げる事になるのだが、そのせいでフィッツジェラルドが主人公から奪ったライフルの件が機能してないだけでなく、復讐を神の手に委ねるという主人公の感情の変化が、野蛮人に代理処罰してもらう事で解決されるのはいささか不自然と言わざるをえない。 トム・ハーディーの演技が良すぎたために、本来なら雪山でのサバイバルがメインだった本作が復讐劇の様相を色濃くしてしまったためにテーマがボヤける結果になっている。

  • 鑑賞日 2016/5/2

    オールタイムベスト

    静かな音楽と共にエンドロールが始まると 感動の波が押し寄せる あるシーンが頭に蘇り 涙が頬をつたう それは後から後から溢れて止まらなくなった やっと鑑賞に漕ぎ着けた 喜びとともに スクリーンに無彩色の冬景色で幕開け お墨付きのルベツキ の映像 サラサラと小川のせせらぎの音に 透明な水の艶やかさ なんて綺麗なの 暫し心洗われる そこへ屈強な男と少年が銃を構えて獲物を狙い、銃声が風を切り裂く 『プリズナーズ』のオープニングを思い出しながら親子の物語りでもあるんだなと 心した この後映画館で映画を見始めて途中で席を立つという信じられない衝動に駆られる瞬間が訪れる 余りの衝撃に居たたまれなくなるのだ 容赦無いイニャリトゥの演出 獣の恐ろしさを映画をもって知らさせる 事になろうとは このシーンで驚きの余り空いた口が塞がらずその後 笑ってしまった 人は怖さを通り越すと笑うものなんだという 人間の心理を改めて認識する 冬山の息も凍る極寒の中 健康な身体でも疲労を伴うほどの寒さを 瀕死の状態で生き抜く強さを これほど真実味タップリに演じた ディカプリオ もう、唸るしかない 自然の猛威の中 己の身体と知恵だけで サバイブするディカプリオは迫力満点 寒さから身を守る術を熟知している 人間離れした感覚の持ち主 だが、この状態で生き抜く為には 気力が必要だ こうゆう時の人間の原動力は 怒り 彼を突き動かしたのは沸々と煮え滾る 息子を目の前で殺めた憎き男への憎悪だ その熱量の違いこそあっても人は皆 怒りがどれほどのパワーを持つか 知っているのだ だから 彼の心が痛いほど理解できる 映画の前半で既に観客(私だけ?)は精神的に 疲労を伴う鑑賞となる 痛みと寒さがこちらに伝染してくるかのような圧倒的な絵 ヒリヒリする攻撃的な作風に 反比例するかのような冬の澄み切った空気に澄み渡る川の水 木立の天辺からの 舞い落ちる粉雪 ルベツキの風光明媚な映像世界をただ、見とれていたいと心から思う 生と死の境目を表現するのは 鐘 鐘の音は聞こえずただ、左右に揺れるだけだ 生の象徴は聳え立つ大木 自然の命の源でもある 生と死を表現して見事な映像に 素晴らしい音楽が重なる 今作は映像、俳優、音楽、演出 どれをとっても完璧ではないか 人間の深い哀しみや息子への深い愛情などを美しい旋律にのせて表現する 奇跡のような場面が続くのだ そしてその感動はじわじわとさざ波のように確実に心に沁みてくる もう、これ以上の気持ちは無い 絶対にもう一度劇場へ足を運び あのディカプリオに会いに行きたい

  • 鑑賞日 2016/5/2

    正直いまいち。期待が大きすぎたぶん一本道なシナリオとか、粗が目に付いてしまった。執念と、映像のパワーはあったけど、やっぱり収束する場所が見えてるせいで、本当にそれだけの映画に感じてしまった。

  • 鑑賞日 2016/4/23

    大自然の冒険譚

    大自然に置き去りにされた男の冒険譚。復讐を遂げたらこの男は生きていけないのではないか、と思ったが、予想外の結末。イニャリトゥは毎回実験的手法で楽しませてくれるが、今回は正攻法のスペクタクル。次はIMAXで観てみたい。

  • 鑑賞日 2016/5/1

    サバイバルそしてリヴェンジ

    原住民対侵入者の白人という見慣れた構図の中に、息子を殺された父親の壮絶な復讐劇という普遍的主題を投影させた歴史大作。ディカプリオの息子は白人と原住民の混血という設定であり、多民族国家アメリカの未来を象徴させた存在のように思えた。 まるで「プライベートライアン」を彷彿させるオープニングの戦闘場面が大きな見所。白人の専売特許であるはずの略奪を原住民たちが行っている皮肉。原住民たちの間に白人社会の価値観と倫理観が介在していた何よりの証拠だろう。原住民を無知ゆえに哀れな犠牲者として描くのではなく、高い教養(フランス語を話す長老がいた)を身に着けている者、さらわれた娘の救出のため白人の軍隊と危険な取引に打って出る者、つまり何ら白人と変わらない文化や考え方を身に着けた種族として描いた点も新鮮な切り口であった。 この映画の白眉といえばやはりディカプリオと野生熊のバトルであろう。銃で撃たれてもひるまず襲ってくる熊に対して全身に深手を負いながら最後はナイフでとどめを刺すディカプリオ。まるでドキュメンタリーのようなそのタッチに只々括目した。 生死の間を彷徨っている主人公の夢枕に何度も亡き妻と息子が現れ笑顔を投げかける場面もいい。セリフを排し表情で愛情を伝えるという万国共通の至芸であった。 「マッドマックス」では孤高のヒーローを演じていたトム・ハーディーが本作ではひとかけらの優しさも持ち合わせない極悪人を堂々と演じていた。酒場で一人飲みながらその横顔に一瞬だけ主人公の復讐におびえる表情をたたえたり、また水筒に刻印されたマークを見つけて主人公の生存を確信し最期のデスマッチを覚悟したり、ディカプリオの生命力とは対極にある死に支配された男の悲哀を見事に演じていた。 息子の復讐を果たし原住民の隊列が横切るのを見送るディカプリオの表情を捉えて映画は終わる。彼の瞳に映っていたのは亡き妻と息子の笑顔だったのだろうか・・・。

  • 鑑賞日 2016/5/1

    生きる

    計り知れない生命力 自分の身は自分で守る 諦めなければ生きる術は考えられる 家族や仲間の愛 人間の脆さ 弱肉強食

  • 鑑賞日

    逃がさへんで~

    久々にみる、見応えのある長回し。 始まりから終わりまで圧倒されるのだが、物語が終わっても【そこ】から離脱することを許してくれない坂本龍一のエンディング。 耳を塞ぎたくなるようなチェロとピアノの旋律、不規則なリズム。 この不快感、以前にもあった・・・・あ!!!サスペリアだ!あの変なタイミングで鳴る太鼓の音の気持ち悪さだ。 【そこ】→生きるという事を音楽でも追い打ちをかけてきやがった~。逃がさへんで~・・・か。

  • 鑑賞日

    大自然と共にある原理的で普遍的な愛への讃歌

     原題""The Revenant""で、帰ってきた人の意。マイケル・パンクの小説""The Revenant: A Novel of Revenge""が原作で、主人公のヒュー・グラスはアメリカ開拓時代の実在の人物。  ポウニー族の女と結婚したグラス(レオナルド・ディカプリオ)は、村を騎兵隊に焼き討ちされ、息子(フォレスト・グッドラック)とともに逃れるが、それまでの不明の半生は本作でも語られない。  物語は1820年代、ミズーリ川のある中西部で、息子と毛皮会社の狩猟ガイドをしている時にアリカワ族の襲撃を受け、砦への逃避行中に熊に遭遇し、倒すものの瀕死の重傷を負う。息子と友人(ウィル・ポールター)、頭の皮を剥がれてインディアンに憎しみを持つ同僚(トム・ハーディ)と共に本隊から離れて帰還を図るが、息子を殺され、森に置き去りにされる。  ここからはグラスの驚異的な生命力と、復讐への執念が描かれるが、ルベツキの息をのむ大自然の映像が素晴らしい。『バードマン』で見せたワンショットは更に進化していて、クローズアップからロングショット、移動しながらの自由自在なカメラアングルは神業で、それに合わせた長回しの演技と演出は、とりわけアクションシーンでの臨場感のある迫力となっていて、見ごたえ十分。ディカプリオの息で曇るレンズなど、常道を無視し、まさに息遣いが伝わってくる。  グラスのサバイバルに、娘を白人に連れ去られたアリカワ族の追撃が綾をなすように絡むが、本作では4つの親子が登場する。  まずは主人公と息子で、息子を守り育てることは死んだ妻への愛の証そのものとなっている。その愛の証を守り切れなかったことがグラスの慚愧と復讐となる。  その復讐相手の同僚は、「飢えた時に見つけた栗鼠に神を見た」という亡父の教えを語る。  3つ目は白人に娘を攫われたアリカワ族の長で、野蛮人と呼ばれながらも必死に娘を取り返そうとする父の愛を示す。  そして4つ目が熊の母子で、子を守るためにグラスに反撃し命を落とす。  野獣から野蛮人、白人、先住民との混血と、4つの親子の愛の姿が提示されるが、それらを包み込む舞台となるのは、先住民がまだ神や自然と共に暮らしていた神話時代のアメリカ中西部で、生と死の隣り合う生存競争の中で、人や動物が必死に生きなければならないことを、グラスのサバイバルの中に描き出す。  熊との格闘や死んだ馬の体内をねぐらにするシーンなど、描写はハードだが、そこに自然の尊厳を活写する。  そうした大自然と共にある神話世界の神に対し、グラスの夢の中に現われる空しく鐘だけが鳴る瓦礫の教会は象徴的で、「復讐するは我にあり」と、復讐相手の最期を神に委ねるラストが、恩讐を超えた、原理的で普遍的な愛への讃歌となっている。  イニャリトゥは2年連続のアカデミー監督賞、ルベツキは『ゼロ・グラビティ』からの3年連続の撮影賞。  主演男優賞のディカプリオは、台詞が少ないのと、オーバーアクションも気にならない必死のサバイバル、メイクアップに助けられた。

  • 鑑賞日 2016/4/30

    レヴェナント 蘇りし者

    ストーリらしきものはプロモーションで語られていることがほとんど全てで、あとは主人公グラスがひたすら生き抜く様が描かれ復讐を果たすという。。時間軸の交錯も別次元の人間の運命のリンクもない。そんな余計な解釈を排除したストレートさがアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥらしくない、といえばらしくないのだが、その場にいる者の眼で追うかのような激しく揺れ、視野の狭いカメラアングル、かと思えばどこにも切れ目を感じさせない極寒の荒野のロングショットと、、グラスの過酷な旅を飽きさせずに観せるには迫力十分だった。 もうこれは、冒険と復讐を果たしてスッキリする映画なんだと思って観てたラスト・・・。やっぱり考えさせられるんだよな。ラストのグラスの表情とモノローグさえなければ前述の通りの映画なんだけど、それがちょっと入るだけでやっぱりフォークボールだった・・・。と思ってしまう。

  • 鑑賞日 2016/4/30

    子のために

    くまが子を守ろうとして戦ったのも、原住民の部族長が娘を追って戦ったのも、ヒュー・グラスが息子を助けるため死を覚悟したのもすべて子のためでした。復讐も子を殺されたため、親は子のために生きている。

  • 鑑賞日 2016/4/30

    何というか

    演出ほぼ無しと物語の構成が微妙とは思ったが、やはり役者の演技で魅せてくれた作品だと思う。

  • 鑑賞日 2016/4/22

    奥行きの深い映像でした

     ミシシッピー河沿いの未開拓の地で毛皮を採取していたチームは原住民の襲撃にあい命からがら船で逃げるが、このまま川を下ったのでは襲撃されると判断し、毛皮を隠し山越えを敢行する。途中グラスはクマに襲われ瀕死の重傷を負う。しかし土地勘のある彼を置いては行けなかったため担架に乗せて山越えを続けた。しかしグラスの容体が悪くなったため、彼を見届け埋葬するため彼の息子とフィッツジェラルドら二人を残して隊は基地を目指した。一方残されたフィッツジェラルドはこのままグラスが息を引き取るまで見届けていたら先住民に追いつかれ襲われるのではないかと考え、グラスの首を絞めようとした。それをグラスの息子に見つかり、グラスは息子を殺し虫の息のグラスを埋葬し基地に向かった。グラスは息を吹き返し、息子の死体を見つけ、復讐にかられ傷ついた体に鞭を討ち追いかける先住民をかわし基地にたどり着く。グラスの生還をみて隊長はフィッツジェラルドが犯した罪に気付き逃げ出した彼を討伐に向かう。返り討ちにあって命をなくすが同行したグラスによってフィッツジェラルドは先住民に預けられてしまう。  ディカプリオがオスカーを獲ったことで有名になったけど、監督は2年連続、撮影監督は3年連続の受賞となるほど優秀なスタッフで固められた作品です。映像は奥行きが深く自然の恐ろしさとか、先住民から追いつめられる恐怖がひしひしと伝わってきました。しかしディカプリオの演技はこれでもかというほどにしつこく、よくこれでオスカーが獲れたもんだと思ってしまいました。これだったらギャツビーとかインセプションの演技の方がよかった気がしました。実話を基にしてるとはいえフランス隊とインディアンとの関係が今一つわからなかったし、部族の娘を探している先住民が何故狩猟隊を執拗に追いかけていたのかもわからなかった。フィッツジェラルドも詰めが甘く、何故グラスの息の根を止めずに埋葬したのか、しっかり殺しておけば問題なかったのにとか思ってしまいました。それにしても現代だってグラスの受けた傷を負えば死んでもおかしくないのに、あんな不潔な縫合処置で大した感染もせずよく生き延びたもんです。

  • 鑑賞日 2016/4/29

    自然光での撮影

    お話し的にはまずます物足りないところもありましたが、レオナルド・ディカプリオの体を張った演技に圧倒されました。 あとは撮影が素晴らしかったです。 照明を使ってないらしく太陽と焚き火だけであんな綺麗な映像を撮れるのは相当、色々な準備が必要だと思います。 それをやってのけたエマニュエル・ルベツキは素晴らしいカメラマンだと思います。

  • 鑑賞日 2016/4/30

    根元は動かない

    ストーリーはごくシンプルだが、凄みある映像と音響で、壮大な自然と生命の力強さを見せつけられた。非常に血生臭い場面が多々あるが、一日に数時間しかないマジックアワーに撮影されたという自然の美しさに救われる。幻想的な場面を織り交ぜて、単なるサバイバルや復讐の物語に終わらせず、人間の根源的な営みを問うているように感じた。 IMAXという選択肢を思いつかなかった。この作品は、目を背けた場面が沢山あったので、普通のスクリーンで充分だったと思うが、いつかエマニュエル・ルベッキの映像を特別なスクリーンで味わってみたい。

  • 鑑賞日 2016/4/29

    アカデミー賞を獲得した、レオナルドディカプリオの芝居は本当に迫力があった。馬の中で眠るシーン、川で泳ぐ魚をとって生きたまま食べるシーン、とにかく凄かった。 映像も音楽も、迫力があり、見応えがあったのだけど、ストーリーが少し復讐劇にしては、復讐感が薄くて残念だった。よってたかって息子を殺されたーとかドラマチックに出来ただろうに、でもそれが現実なのかもしれない。

  • 鑑賞日 2016/4/22

    第88回アカデミー賞、監督賞、撮影賞、そして、待望のレオナルド・ディカプリオ主演男優賞受賞作品。 まずは、レオナルド・ディカプリオ。レオ様はここまでやらないとアカデミーはとれないのか。監督もここまでやらせるのか。これだけのことを要求する監督、応えるレオ様。ふたりとも凄い。 それにしても、本当にレオ様は今回受賞できて良かった。『もう、これでダメなら次どうしたら?』と、私なんかが思ってしまうくらい、そのくらいこの映画のレオナルド・ディカプリオは凄かった。 そして、撮影賞を受賞した、こだわりの自然光での撮影だが、この映画の世界観を演出するのに見事にはまっていたように思う。 荒涼とした雪山のなかをひとりもがきのたうち回りながらも生きようとするグラス。こんなに辛く苦しそうなのに、時折ひきで映しだされる自然美は厳しくも優しくも、そこにあるがままが映し出され、そこからも何かを語りかけてきているかのようだった。 この映画は登場人物が多くを語らない。(しかし、時折発せられる言葉は深い意味を持つ)だから、映像と役者の演技で魅せる映画といっていいと思う。(坂本龍一氏の音楽も、時には効果音のようでもあり、全般的に映像に溶け込んでいたように思う) この映画を見終えた今、この映画について鑑賞前の方に話すとしたら、『ただのひとりの男の復讐劇ではない』ということだ。心して見て頂きたい。

  • 鑑賞日 2016/4/29

    人間の性の匂いをべったりとこびりつかせた稀有な作品

    よくこんなチャレンジングな企画を成功させたものだ。物語は息子を殺された父親の復讐譚という単純なものだが、そこに映し出された世界には、キャストスタッフの常軌を逸した妄念や執着心がこびりついて一瞬たりとも離れない。 もはや共感できるレベルではないディカプリオのキャラクター。カメラを通して観客と作品に超えられない距離をあえて設けることで、この作品は誰も寄せ付けない凄味のようなものを背負いこんでいる。 サバイバル映画としても見どころがたっぷり。クマとのプロレス合戦、滝や崖からの超落下、そして馬の内臓を取り出して切り裂いた腹に入って寒さを凌ぐディカプリオは狂気の沙汰。そんな狂気や執念がシンプルにもかかわらず長尺な物語を息切れることなく引っ張っていく。 どこか崇高な匂いも漂わせながら、長廻しなど計算しつくされた技術に支えられながらも、それが鼻持ちならない印象ではなく、むしろ人間の性の匂いをべったりこびりつけることに成功した稀有な作品。

  • 鑑賞日 2016/4/28

    執念 < 怨念

    ディカプリオの熱演、極寒の自然美、吐息を感じる撮影、鉛色の空の感じの音楽と目を見張る箇所はテンコ盛りだが、奈何せん脚本が貧弱過ぎませんか?単調すぎる脚本なので、ネタバレ必定。それからフィッツジェラルドとブレジャーの心理描写をもっと生々しくすべきでしょう。特に、ラストでのとグラスとフィッツエラルドのバトルの直前では、フィッツエラルドの心中では、一瞬弱気になってしかるべきのはず。この男も金と生に対しての並々ならぬ執着が心の深くに横たわっているのだから・・・・・。もう一つ、ディカプリオの傷口や身体のダメージの回復が、かなり誇張されてますネ!ネガティブな点ばかり列記したが、ポジティブな点は、人を寄せ付けない自然の強さや美しさ、追跡等の馬の迫力ある映し出し方には、圧巻でした。

  • 鑑賞日 2016/4/23

    (映)イニャリトゥ監督目当て。最初の混沌としたシーンでぐっと惹きつけられる迫力とスピード感、どこまでも美しい情景と泥塗れでも美しい人物。とにかく画面が眩いばかりでカメラの動きが素晴らしい。テーマは一貫しているけど、個人的にはちょっと直接的に近づき過ぎた印象。俯瞰で捉えられているものが何もなくどこまでもグラスの視点で描かれるのが、逆作用を起こしているようでテーマを遠ざけるというか、立ち位置を不安定にする。

  • 鑑賞日

    人間が自然に負けない違和感

    この映画では多くの人間が死ぬ。それも、すべて人間同士の殺し合いによってだ。スクリーン上に広がる大自然の厳しさは凄まじく、あんな寒そうな場所で水に濡れ、川を流れながらも、焚き火と毛皮を頼りに生き抜けるなんて信じられない。ディカプリオ演じるヒュー・グラスは、実在した人物であり、グリズリーに襲われ、瀕死の重傷を負い、仲間に見捨てられても生き抜いた驚異の男である。 この映画は「生き抜くこと」しか描いていない。生の原動力は、愛する息子を殺されたことへの復讐の念である。復讐を果たす為には、死んではならない。重傷を負いながらも、身体を引きずり、骨や苔を貪り食い、生き抜く。160分もの間、克明に記録されるのは、そんな姿だ。 ただ、その上でこの映画には違和感がある。人間が大自然を掌握しているかのような不自然さだ。この映画で頻繁に語られる「神」の存在。ここでの神とは、人間が生きる為の理屈でしかない。例えば、飢えて死にそうな時に現れたリスの話。リスを殺し、食べることで生きることが出来た。なので、リスは神だという考え。傲慢な言い分だ。またトム・ハーディー演じる息子の仇フィッツジェラルドの命を原住民の手に委ねるのも釈然としない。この復讐の為にグラスは生きた。グラスを生かしたのがフィッツジェラルドならば、彼は神か?せめて自らの手で殺すのが道理だろう。そんな都合のいい神すら掌握できずに、大自然を掌握しているなんておかしな話だ。 さらに、ここに人間の業は感じられない。復讐とは業そのものだろう。人が人を殺すことに言及されないのも不思議だ。生とは尊いもののはずで、それ故、死は重くなる。息子の死とはグラスの主観であって、フィッツジェラルドからしたら、グラスの死こそ生きる手段だったはずなのだ。むしろ、彼の生き方こそ合理的だ。 アカデミー賞も納得の熱演ゆえに、作品の姿勢には疑問符がつく。過去に似た題材で傑作を遺したイーストウッド、ルイス・ブニュエルに比べ、圧倒的に思慮が欠けていないか。

  • 鑑賞日 2016/4/27

    割と長尺

    デカプリオの取り立ててファンというわけではありませんが、今回の作品ではがんばっていたように思います。ラストも良かった様な気もしました。。

  • 鑑賞日 2016/4/27

    アカデミーはアホですか?

    迷っているあなた。観なくていい作品です。不快な後味。無感動。時間の無駄です。 他の作品観てください。 映画鑑賞が趣味で今年も60作品以上観ている私の正直な感想です。

  • 鑑賞日 2016/4/23

    シンプルながら挑戦的な作品

    本作でようやくアカデミー賞を取ったディカプリオ。 その迫真の演技は圧巻でした。 私はディカプリオは好きな俳優で実力に疑いはないのですが、ディカプリオを活かしたトム・ハーディにも注目したい。 ディカプリオが正義なら、トム・ハーディは悪。 正義を活かそうと思ったら、絶対悪が必用。 それもディカプリオに喰われない存在感。 トム・ハーディであってこそ、よりディカプリオが輝いたと思いました。 この二人が対称的。 ディカプリオが演じるグラスがほとんど喋らないのに対して、トム・ハーディが演じるフィッツジェラルドの口数は多い。 しかし、その口数の多さは弱さを隠すために、強がっているようにも見えました。 一方のグラスは、獲物を狙う獣のようで、真の強さがあるように思います。 ストーリーは、グラスのフィッツジェラルドに対する復讐劇。 生死を神に委ね、自然との共存しながら人間は生きている。 シンプルながら、雄大な自然がダイナミックで力強さを感じます。 スクリーンには、その自然と顔のアップだけが映る。 大作ではありますが、その作りは野心的で、挑戦的だとも思いました。

  • 鑑賞日 2016/4/27

    デカプリオの頑張り

    美しい風景のイントロから急な悲劇への展開は引き込まれた。ストーリー的には復讐劇であり、それもべたな復讐劇なので、特別な作品ではなかった。全編でデカプリオの熱演が光っている。予告編で流されたクマに襲われるシーンは、はるかに迫力のある映像であった。そして追跡に写される自然の美しさと冬の厳しさが作品のテーマでもあるのか。久しぶりに映画に登場したインデアンは理解のある種族もいることを示したかったのであろうか。復讐を終えて、余韻を残したままのエンディングは印象深い。

  • 鑑賞日 2016/4/27

    迫力充分の撮影と演出

    荒涼とした風景の中で被写体に肉薄した迫力充分の撮影と演出が凄い。ディカプリオが壮絶に演じてオスカー獲ったのは納得だな。壮絶なストーリーに熊やインディアンの襲撃と息つく暇を与えない展開でラストまで持って行かれるが、話の運びに少し無理があるのが引っかかる。

  • 鑑賞日 2016/4/22

     これは、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督が描く西部開拓時代の冒険譚で、レオナルド・ディカプリオが自身5度目のノミネートで悲願のアカデミー賞・主演男優賞を受賞した映画です。  1823年、米国北西部。ヒュー・グラスは息子ホークとともに、ヘンリー隊長率いる狩猟隊のガイド役を務めていた。  ある朝、先住民が部隊を急襲。生き延びた一行はグラスの忠告に従って船を捨て、陸路を行くことに。ところが、偵察に出ていたグラスがクマに襲われて瀕死の重傷を負ってしまう。  グラスを足手まといとみた部隊のジョン・フィッツジェラルドは、反対するホークを殺し、グラスを置き去りにして帰途についた。  だが、息子の復讐を誓ったグラスは奇跡的に息を吹き返して……  ヒュー・グラスとジョン・フィッツジェラルドは開拓時代に名を知られた冒険者で、グラスがクマに襲われるも奇跡的に帰還したと言う実際のエピソードなのですが、イニャリトゥ監督は、それだけでは弱いと考えたのか、フィッツジェラルドを悪役にして復讐譚としました。  この脚色には賛否あるでしょうが、最後の対決まで緊張感のある物語となっています――ただし、「復讐」と言う個のドラマを持ち込んだが為に極限のサバイバルを通して、大自然との対話を描くと言う叙情性は損なわれたようにも思えますが……  また、物語の展開がいささか冗長であると共に、説明不足もあり、部隊が先住民の襲撃を受けたのは冒頭のグラスと息子の発砲が原因(実は既に待ち伏せされていたのですが)と思えたのも物語に乗りきれなかった部分です。  映画の特色としては、このグラスのサバイバルを現実に描く、と言う所にあります。  つまり、大自然の中に4Kカメラを持ち込み、ロケでこれを撮影したと言うこと。要するに、ディカプリオは凍てつく寒さのなかで這い回り、雪のちらつく凍てつく川に落ちたりといった場面を、身体を張って撮影したのです。  これでディカプリオはオスカーを手にしたのですが……肉体改造もそうですが、こうした肉体的負担が評価されるアカデミー賞と言うのも如何なものか、と。確かに、身内で評する賞故、その苦労には報いてやりたい、と言う心情が出るのでしょうけれど、これがエスカレートしていくと賞狙いでとんでもない事をやるようになるんじゃないか、と危惧してしまいます。    あと、グラスの危機を演出する意図は判るのですが、序盤のグラスの怪我は酷すぎるでしょう。特に完全に折れた足が数日で歩けるようになっているなど、さすがに治癒が早過ぎ、現実味を欠いているように思えました。

  • 鑑賞日 2016/4/27

    今日は死ぬのにもってこいの日

    あらすじを知らずに観た方が、スリリングなアクシデントの連続で断然面白かったはず。 星一つ減は、ある程度細切れな内容を知って観たから。残念。 特に撮影は秀逸。 慶應スクーリング授業の宗教学で教えてもらったネイティブアメリカン自然崇拝観念。 そんな厳しく美しい自然がここに描かれており、そのサバイバル術も面白い。 ディカプリオは、元から巧い役者。『タイタニック』出演の選択さえしなければ、もっと早くにアカデミー俳優になれたはず。 『ボーイズ・ライフ』で注目され、『ギルバート・グレイプ』では天才子役と認められ…順調といくはずだったが…アイドル化されてしまった。 小賢しい『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2014年マイ主演男優賞)、悪役『ジャンゴ』に、『ブラッド・ダイアモンド』『アビエーター』『レボリューショナリー・ロード』… 全て水準以上の演技なのに、『タイタニック』がちらついてしまい可哀想であった。 もう今回は、これでもかといったくらい、ある意味過去の怨みを晴らすべくの熱演ぶり。 生魚や生肉も食えば、鼻水や涎も垂れ流します。 アカデミー会員にやっと認められたが、ここまでしないとアカデミー会員わからんか! (監督賞、主演男優賞、撮影賞、音響賞候補)

  • 鑑賞日 2016/4/27

    壮大な旅

    3Dを凌駕するほどの臨場感が素晴らしい。ディカプリオが、映画製作と言うより壮大な旅のようだったと言っていたが、作品そのものがまさに壮大な旅だ。 過酷な自然環境のなか生きるヒュー・グラス(ディカプリオ)の姿は、野生動物のドキュメンタリーを思い出させる。

  • 鑑賞日 2016/4/26

    神は宿らず

     細部には見所があるが大筋に見所なし。大筋を天に任せては神は見ることさえせず、まして宿ることはない。

  • 鑑賞日 2016/4/22

    最新技術によってつくられたリアリティ

    ◎ 時代や場所を考えたら、この映画も広い意味では西部劇になるのだろう。もちろん古典的な西部劇ではないし、ニュー・シネマ以降の新しいウェスタンとも違い、当然マカロニ味はない。恐るべき迫力だ。そして、この映像は最新の技術によって成り立っている。実際に熊を人間に襲わしたり、乗馬したまま崖から落としたりして撮影できるはずはないのだから。驚異的な技術の進歩により、こんなにも痛さがリアルな作品が出来上がったのだ。特に冒頭で先住民が白人たちを襲うシーンが恐ろしい。目に止まらぬぬ速さで宙を飛ぶ槍や矢は、銃とは違う怖さがある。『駅馬車』の襲撃シーンより怖い。 ◎ 動物の毛皮を集めていた白人たちは、先住民に襲われて半数以上が命を落とす。生死が確かめられずに置き去りにされた者も多いだろう。それなのに、主人公だけが瀕死の重傷を負っているのに、担架によって運ばれる。担架を山の上に運び上げられないので、隊長が主人公のとどめを刺そうとして思いとどまるシーンがあるが、リアリティを追うならそうしてしまうのが当然なのではないか。

  • 鑑賞日 2016/4/25

    圧巻、圧倒、バーバリアン。レオ様の演技、鼻水も凍るほど圧倒的。ルベツキ先生の撮影技術、神の領域突破。冬山の大自然は半端なネイチャービデオを凌駕、このために2DでもIMAXで観る価値あり。ドラマ性どうこうの映画ではない。作品から迸る生命力。そんな映画。

  • 鑑賞日 2016/4/25

    ❶予想を遥かに超える過酷なサバイバル劇。 美しい映像が、残酷な悲劇を一層引き立てる。 2時間40分の長尺ながら、一瞬たりとも緩みのない見応えのある作品だ。 ➋主演のレオナルド・ディカプリオが、『ギルバート・グレイプ(1993)』以来4回のノミネートを経て、初めてアカデミー賞主演男優賞を受賞した記念すべき作品。初受賞の喜びはひとしおだったろう。Congratulations! Leo! ➌レオの体を張った、全身を使った演技は並大抵ではない。その計り知れない苦労と痛みが手に取るように伝わってくる。本当に凄かった。Well done! Leo! ❹彼が演じたヒュー・グラスの不運で気の毒な境遇に同情する。 一難去ってまた一難。大きな問題を必死で片づけたら、更に大きな問題が待ち構えていた・・・・ 彼が生還出来たのは、奇跡としか言いようがない。 ❺一方では、彼の敵となったジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)の立場も理解する。 瀕死の重傷を負ったヒューを見捨てることにしたのは、あの状況下ではやむを得なかったと思う。 しかし、彼の息子のホークを殺したのは、致命的な間違いだった。 ❻ヒューの次に同情するのが責任感の強いヘンリー隊長(ドーナル・グリーソン)。 長年の単身赴任に疲れ果て、妻の顔も思い出せない。 逃亡したジョンを捕らえるべく、豪雪の中、一人で出かけて(結果的にはヒューと2人で)、返り討ちに遭ってしまう。 本来なら、部下を行かせるか、又は数人のチームで行くべきなのに、敢えて単独で行ったのは何故か? おそらく、これから先、生きていく希望を見出せなくなった自分に対し、自分で結末をつけたかったのではなかろうか? ❼トリビア1:本作のエンドクレジット終了後、次の一文が表示された。 「The making and authorized distribution of this film supported over 15,000 jobs and involved hundreds of thousands of work hours.」 アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督の前作『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(14米)』でも、同様のクレジットがあった。下記⑨参照。 ❽トリビア2:数年前から、「映画製作が雇用創出に貢献している」とのメッセージをエンドロールの最後に示す作品が出てきていて、小生が気が付いた範囲で本作は15目となる。 ①『LIFE!(13米)』:it created 15,000 jobs and took thousands of hours to make it. ②『グランドピアノ 狙われた黒鍵(13西班牙)』: over 2,000 jobs. ③『悪の法則(13米)』:13,000 jobs were created during the making of the film. ④『X-MEN:フューチャー&パスト(14米)』:the making of this film kept 15,000 people employed. ⑤『猿の惑星:新世紀(ライジング)(14米)』:15,000 jobs were created by the movie. ⑥『ランナーランナー(13米)』:13,000 jobs were created by the movie. ⑦『ゴーン・ガール(14米)』:15,000 jobs and involved hundreds of thousands of work hours. ⑧『きっと、星のせいじゃない。(14米)』:13,000 jobs and involved hundreds of thousands of work hours. ⑨『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(14米)』:over 12,000 jobs and involved hundreds of thousands of work hours. ⑩『メイズ・ランナー(14米)』:this film supported over 13,000 jobs and involved hundreds of thousands of work hours. ⑪:『キングスマン(14英)』: gave employment to 15,000 people in the film industry. ⑫:『ファンタスティック・フォー(15米・独・英・加)』:15,000 jobs and involved hundreds of thousands of work hours. ⑬:『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮(15米)』:13,000 jobs and involved hundreds of thousands of work hours. ⑭:『オデッセイ(15米・英)』:over 15,000 jobs and involved hundreds of thousands of work hours. ❼トリビア3:レオが演じたヒュー・グラス(Hugh Glass、1780? – 1833)は実在の人物で、Wikipediaによれば、探検の途中でクマに襲われ重傷を負う、仲間に見捨てられる、自力で生還する、復讐する、等のエピソードは史実通りのようだ。 ❽トリビア4:彼のエピソードはこれまでに2度映画化されている。 ①『荒野に生きる/ Man in the Wilderness/ IMDb6.9』(1971米/99分)(日本初公開:1972/07) 監督:リチャード・C・サラフィアン、出演:リチャード・ハリス(Zachary Bass)(ヒュー・グラス)、ジョン・ヒューストン(Captain Henry) 【解説】たった一人荒野に置き去りにされた男の復活と復讐を描く異色のウェスタン。開拓初期のアメリカ北西部奥地を、砲船を馬車に乗せた奇妙な一団が進む。その探検隊を先導するザックは、隊のリーダー、ヘンリーに育てられ親子のような関係だった。彼らの背後にはインディアンが迫っており、緊迫した状況だ。だが森の中で熊に出会い手酷いキズを負わされたザックを、隊の運命を優先させるヘンリーはその場に放置する。長い昏睡状態から醒めたザックは大自然の恵みを受け次第に回復していくが、その原動力はヘンリーに対する復讐心でもあった。 ②『Apache Blood/IMDb3.1』(1975米/86分)(日本未公開) 監督: Vern Piehl (as Tom Quillen)、出演:レイ・ダントン(Yellow Shirt)、デウィット・リー(Sam Glass)(ヒュー・グラス)、Diane Taylor (Yellow Shirt's Woman)、Eva Kovacs(Martha Glass)。 【解説】サム・グラス(ヒュー・グラス)の物語を下敷きにした西部劇。 You Tubeで英語版全長が観られる。 https://www.youtube.com/watch?v=hS-KQwTMFKA

  • 鑑賞日 2016/4/25

    返り血、水滴、息遣い。

     アカデミー賞3部門受賞が心底納得できる作品だ。ディカプリオ、イニャリトゥの仕事が受賞にふさわしいのはもちろんだが、何といっても3年連続で撮影賞受賞の撮影監督ルベツキの神業には息を飲む。  実話を基にしたというストーリーは実にシンプルで、白人とネイティブ・アメリカン、荒野と砦などの設定も、特に新鮮なものではない。それがこのように未だかつて見たことのない映画として力強く迫るのは、監督・俳優・撮影の凄まじい力量と熱意の賜物だろう。  ルベツキのカメラは、いつも撮影対象に肉迫する。アルフォンソ・キュアロン監督の「トゥモロー・ワールド」では、返り血を浴びたレンズをそのままに長回しを続ける移動シーンで度胆を抜いた。キュアロンとのコンビでアカデミー賞を受賞した「ゼロ・グラヴィティ」ではレンズに付いた水滴が効果的だった。地球に降り立ったサンドラ・ブロックを追うカメラは、彼女の体から飛んできた水滴がレンズを伝い流れるのを捉え、グラヴィティ=重力の存在を感動的に描いた。  イニャリトゥとの前作「バードマン」で、全編ワンカットに見える様な撮影に挑んだルベツキが、「レヴェナント」で新たに達成した映像は何だろうか。それは、「息遣い」を映像で表現することだった。荒い息遣いは音響効果でもわかる。しかし、もっと効果的なのは、渾身の演技をするディカプリオの顔にカメラを近づけ、荒い息がレンズを曇らせる映像である。  本来、レンズに血や水滴が付着したり、息でレンズが曇ったりすることは、映像としてはNGであるはずだ。観客はカメラの存在を意識する恐れがあるから、下手に使えば興ざめのカットになる。ところが、ルベツキの映像は、レンズを意識させるどころか、レンズにも雄弁に語らせる効果さえ生んでいる。  返り血・水滴・息遣い、この3つが全部出てくるこの映画は、イニャリトゥ・ディカプリオ・ルベツキの3人の天才的かつ職人的な営為の結果、かつてない高みに到達したと言える。

  • 鑑賞日 2016/4/24

    己の全て

    アメリカ西部の原野。ハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は仲間と狩猟の最中に熊の襲撃に合い、重傷を負う。グラスの面倒を見るためにジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)らが残り、一行は先に帰路につくが...アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督。 レオナルド・ディカプリオ熱演(≧ω≦)b☆彡アカデミー主演男優賞は納得。ほんとうに超サバイバルで撮影はどんな感じでやっていたのか気になる。嫌なヤツ役のトム・ハーディもほんとうに憎たらしくてでも強そうで( ̄ー ̄)bラストのナイフと斧の肉弾戦は迫力あったけれど、思ったよりあっさりと終わってしまった( ̄▽ ̄;) 去年観た「マッドマックス」との違いを味わいながら観入ってしまった(トム・ハーディの)。長い上映時間にも関わらずその過酷さに気づいたらラストという感じ。 坂本龍一の音楽もその壮大で怖い自然の風景の映像もよかった(^_^)アレハンドロ監督、2年続けての監督賞おめでとう(○゚ε^○)v それにしても、なかなかグロかった(゚д゚lll) 子を想う親の気持ち。もう共感しまくりです。

  • 鑑賞日 2016/4/24

    生への執着

    生きることへの執着と大自然の美しさでできた映画。疲れます。

  • 鑑賞日 2016/4/24

    映画館で観てこそ

    狩猟で生計を立てるグラスはグリズリーに襲われ重傷となる。自らを庇った事で仲間の1人に息子が殺されたグラスは復讐を誓い…。 実話を基にした作品。IMAXで鑑賞。とにかく映像が美しく、映画館で観なければこの映画の良さは伝わらないと思うほどでした。

  • 鑑賞日 2016/4/22

    「レヴェント 蘇えりし者」のレオナルド・ディカプリオに素直に拍手です!

    ●ベッチー的映画三昧日記 これまでアカデミー賞に見放されていたレオナルド・ディカプリオが5度目のノミネートにしてようやく主演男優賞を受賞した主演作「レヴェント 蘇えりし者」が公開された。 本作は、西部開拓時代を舞台に実在したあるハンターの酷寒の地からのサバイバル生還と復讐を描いた西部劇というより伝記映画だ。 未開の荒野で狩猟をして毛皮作りをしていた白人の野営地に先住民が襲ってくる。半年間の猟の成果の毛皮とともに命からがら船で逃げ出すが、一帯はこの部族の領地だったため、ガイドの猟師ヒュー・グラス(ディカプリオ)の指示で、船をあきらめ、毛皮を一時隠して山路ルートで砦まで戻ることにする。しかし、その途中でグラムは灰色熊に襲われ、瀕死の重傷を負ってしまう。仕方がなくグラスを最後まで看取ることを条件にグラスの息子と狩猟チームメンバーのジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)ら3人が残ることになった。最初からグラスを快く思っていなかったジョンは足手まといのグラスを置き去りにしようとし、抵抗したグラスの息子ホークを殺してしまう。 見捨てられ置き去りにされたばかりか、目の前で最愛の息子を殺されてしまったグラスはフィッツジェラルドに復讐を果たすため、強靭的な意志で厳しい冬の寒さに耐え、交戦中の部族の熾烈な襲撃を交わし、砦をめざし約300キロにわたる過酷な旅に出る……。 グラスがいかにして砦まで戻るかが話のメインでストーリー的にさほど伏線はない。しかし、スケールの大きいアメリカ大西部の大自然の雄大さと凍てつくような冬山の厳しさ、そしてそれらに対峙する俳優たちの体をはった迫力ある演技に圧倒された。 よく映画は総合芸術というが、本作ではカメラワーク、演技、照明(すべて自然光でライトは使ってないらしいが)、音楽など色々な要素が絡み合って今まで体感したことがないような映像が続き、自然の中に自分が身を置いているかのような痛すぎる2時間半を過ごすこと出来る。 画面にほぼ出ずっぱりのディカプリオは、“これで主演男優賞を取れなければファンならずとも怒るでしょう”と思わせる力演で文句なしの主演男優賞だ。私としてはディカプリオと同様、敵役のトム・ハーディ(マッド・マックスもあったしね)の演技も十分助演賞に値すると思った。 監督は昨年「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」でアカデミー賞を受賞したアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥで、ディカプリオと共に本作で2年連続アカデミー監督賞に輝いた。

  • 鑑賞日 2016/4/24

    圧倒的なスケール。 壮絶な復讐サバイバル、だけでは納まらない深いテーマも含んでいる。 この作品でアカデミー賞主演男優賞を遂に獲得したディカプリオの圧巻の演技にも魅せられる。 IMAX版字幕

  • 鑑賞日

    迫力あった。

    ディカプリオが賞とるのもわかる。 演技力が素晴らしい。 心の痛み、体の痛みがひしひしと 伝わって来て力が入る。 観て良かった。

  • 鑑賞日 2016/4/24

    壮絶すぎるサバイバルと復讐

    あらすじは以下の通り。 アメリカ西部の未開拓な荒野。狩猟中に熊に喉を裂かれ瀕死の重傷を負ったハンターのヒュー・グラスは、狩猟チームメンバーの一人、ジョン・フィッツジェラルドに見捨てられ置き去りにされたばかりか、最愛の息子を殺されてしまう。グラスはフィッツジェラルドに復讐を果たすため、厳しい冬の寒さに耐え、交戦中の部族の熾烈な襲撃を交わし、約300キロにわたる過酷な旅に出る……。 話は息子を殺された男の復讐なんだけど、とにかく映像が圧巻の出来で鑑賞というよりも、グラスとともに雪山でのサバイバルを体感したような感じ。 自然光のみでの撮影だけあってリアリティが凄さまじくて、自然の怖さと人間の残酷さをまざざと見せつけられた。 熊に襲われるシーンとかとてつもなく痛々くて迫力が凄かった。 馬の内臓を全て取り出してその中で寝たり、生肉や生魚を貪り食べたりと、息子を殺したフィッツジェラルドに復讐するための執念は半端じゃない。 トムハーディの悪役っぷりも良かったんだけど、ディカプリオが主演男優賞を取ったのも納得。 157分と長尺なのに間延びは一切感じさせず見事に引き込まれた。 素晴らしい映像体験をした。

  • 鑑賞日 2016/4/24

    息の続く限り

    レオ様に念願のオスカー像を与えた作品だが観れば成程、ここまでの体当たり演技には賞を与えざるをえないだろうという力強さがあった。 最愛の息子を奪われた男の復讐劇、という触れ込みだがその実中身はスーパーハードなサバイバルアクション。復讐は動機ではあるのだが、そのメラメラと滾る復讐心のみを糧にあらゆる困難を耐え忍んでいく姿こそがメインとなっている。満身創痍な上、川に流され滝から落ち、崖からも落ち、這いつくばって汚泥を啜り血を吐きながらもただひたすらに前に進んでいくレオ様。画面を曇らせながら、劇場を包み込む吐息の音。この息が続く限り、どれほど険しい道であろうと、彼は進み続けた。おそらく脚色はあれど、これが実話を元にした物語だというのだから言葉も無い。 またアクションシーンにも見所が多く、冒頭の原住民による襲撃、グリズリーとの戦闘、ラストの対決等は息もつかせない迫力があった。特に襲撃のシーンは『プライベート・ライアン』も斯くやと感じた。

  • 鑑賞日 2016/4/24

    レオ様の主演男優賞作品

    悲願のレオ様の受賞作だから是非とも観たいと思い観賞してきた。映像美が素晴らしいとの評価通り自然の壮大さには感動。背の高い木々からの空を見上げるシーンも多かった。グリズリーとのバトルシーンは助かることは判ってても恐ろしく痛々しい。普通の人間なら死んでるよね?レオ様は無敵か?いや、実在の人物なので凄い生命力だと。 思った以上にグロいとこも多く、観ていて辛い。サバイバルで生肉や生魚に食らいつくレオ様はもはやレオ様でなく、デカプリオだ(笑)

  • 鑑賞日 2016/4/22

    もはやJ・ニコルソン

    いゃ~あの爽やかディカ様がここまでやってくれるとは!口から泡吹きながら地べたを這いずり回り、川で捕まえたピチピチ新鮮な魚を喰らう!(獲ってから喰うまでわずか3秒!)鬼気迫る演技に、ディパーテッドの頃から共演してたJ・ニコルソンに似てきたなという思いは確信に変わりました。さぁ次はジョーカー役をやろう! この監督さんは初めてだったわけだが、長回しが多い独特の映像美は非常にスケール感が圧倒的で素晴らしい。 多くの人が言う通り、序盤の襲撃から熊さんとのじゃれ合いの辺りはおもしろい!過去、トゥモローワールドで終盤の長回しに驚いたわけだが、こういう手法これからも多くの作品で取り入れて欲しいもんです。 復讐よりも、サバイバルが中盤のメインになっており正直中だるみ感は否めません。危機迫る状況が続くので緊張感はあるのだが、すこ~し長すぎる気はあった。 その分、メインと思われていた復讐がいきなり始まり、ちょちょいとしたら終わっておりまして、不満とまでは行かないまでも、もう少し、もうひとつだけ観客の心に響く復讐心が加わればよかったかな。 そういえばほぼ情報なしで鑑賞したため、トム・ハーディでてた事がまったくわからなかった。いや、正確には声は確実にトム・ハーディなのに見た目がオサーンなんだものwまったく分からなかった。 映画館での大スクリーンで一見の価値は十分あるが、何度も見るには少し余分というには些かだが、少し短くして観やすくしてくれてもと思える内容でした。

  • 鑑賞日 2016/4/22

    映像が凄い

    巨額の製作費をかけ、トップスターを起用した作品であり、さすがに「凄い」。映像だけで、観る者に有無を言わせぬインパクトを与える。

  • 鑑賞日 2016/4/23

    神に委ねる

    レオ様、悲願のアカデミー主演男優賞受賞作。これで受賞できなければ、一体どんな役を演じればいいのかと思うほどの壮絶な役だ。しかも、実在の人物というから驚かされた。グリズリーに襲われ重傷を負い、仲間に見捨てられた罠漁師ヒュー・グラス。雪と氷の320㎞の道のりを生還した奇跡の男だ。 熊はCGでも、それに合わせた動きが大変だ。引き摺られ、押し潰され、引っ掻かれ、振り回される。この熊との格闘シーンがかなりの迫力で、観ているこちらも息絶え絶え。あれでよく生きていられると思う程なのは、映画的過剰なサービスだ。レオ様は口から泡を吹き、這い回り、氷張る水に浸かり、激流を流される。獲れたての魚に生のままかぶりつき、動物の生肉まで喰らう。肉体的にも極限状態の上に、息子を目の前で殺された苦しみ、嘆き、殺したフィッツジェラルド(トム・ハーディ)への怨念まで、表現しなければならない。精神的にもかなり追い詰められた芝居は、観客をもう勘弁してと思わせるくらいに感情移入させてしまう。156分、逃げ場はどこにもない。 アカデミー賞では、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥが監督賞、エマニュエル・ルベツキが撮影賞を受賞しているが、これもまた納得。マジックアワーと呼ばれる黄昏時に拘った映像の美しさは圧巻。自然光で捉えられる山の風景には魅了されてしまった。 内容的にはグラスが如何にして生き残ったかのサバイバルがメインとなり、終盤の復讐劇へと転じていく。冒頭からアリカワ族の襲撃も執拗で、降りかかる矢の雨の中、次々と倒れゆく人々の映像には生きた心地もしない。ラストの対決は巧いこと考えた割には詰めが甘くてガッカリだが、これもまた映画的に盛り上げる為の方便である。痛みが伝わってくるように壮絶な戦いの果てにグラスが感じたものは何だったのか。グラスの思いとシンクロできるかどうかで、この作品の評価が決まってきそうだ。 かなりヘビーな作品なので、万人受けはしないし、ちょっと人にも勧める勇気はない。一度観れば十分かと思われたが、時間が経つにつれ、この作品の凄さがじわじわと感じられてきた。好きなタイプの映画ではないが、高い点数はあげなければなるまい。

  • 鑑賞日 2016/4/23

    トム・ハーディのほうがうまい

    「荒野に生きる」(未見)として1972年に映画化された、1832年米西部で実際にあった「アリカラ事件」をベースに、仲間に裏切られ瀕死の重傷を負った男の復讐のための追跡の旅を描く。極寒との闘いという意味では「デルス・ウザーラ」「八甲田山」に比肩できる大変な撮影環境だったらしい大自然の映像美は圧倒的だが、様々な人々との出会いにもかかわらず主人公(レオナルド・ディカプリオ)の行動と性格が一本調子で面白味がなく、むしろ逃走する敵役のトム・ハーディのほうが複雑な人物像になっている。寒さを避けるために、草木を伐採して先住民といっしょに即席の小屋を作る「デルス・ウザーラ」っぽい場面や、死んだ馬の内臓を取り出して代わりに潜り込む本多勝一著「カナダ・エスキモー」を思い出させる場面などが、過酷な自然とそこに生きる先住民への畏敬を感じさせるが、上映時間が長くなり物語が朦朧となった原因にもなっていると思う。クローズアップがやたら多いのもイリャニトウ監督らしいが、役者の息でレンズが曇るのは「カメラ」の存在を意識させるので、こういう過去の時代の題材の作品にはそぐわないように思える。

  • 鑑賞日 2016/4/23

    ひたすら壮絶

    息子を殺された父親の復讐譚とひと言で済んでしまう映画のはずなんだけど、内容は言葉を失うぐらい壮絶。執拗な暴力描写とか、地獄から蘇る主人公とか、凍りつく大地とか。イケメン俳優を封印して体当たりで挑んだレオナルド・ディカプリオがアカデミー主演男優賞を獲ったのも納得だけど、悪役の巧みさにも脱帽だな。全てが凍てついたものを表すために作られた映画で、全てが機能していることに驚かされる。

  • 鑑賞日

    生き残りをかけた戦い

    見た率直な感想は、「少し長い。。」 単純なアクションを期待したらだめ。 映像美とディカプリオの熱演が見所!

  • 鑑賞日 2016/4/23

    「デルス・ウザーラ」を想起

    #0363 新宿バルト9「レヴェナント 蘇えりし者」。今年のアカデミー賞で監督・主演男優・撮影の主要3部門を受賞したA・G・イニャリトゥ監督作品。ネイティヴ並みに森を知り尽くしたレオ君に黒澤の「デルス・ウザーラ」を想起した。「帝国の逆襲」のトーントーンのような馬のシーンも元々はデルスからきているものだ。

  • 鑑賞日 2016/4/23

    透明になれ、生きながらえるために息をしろ!

    印象的なシーンがある。  主演のディカプリオが、苦しそうに呼吸する場面。顔がアップになるのだが、カメラのレンズが役者の息で曇ってしまうのだ。普通はズームで顔をアップにして、息をかからないような位置にカメラを置くのだが、イニャリトゥ監督は顔に接写して撮影していたのだ。これは技法的には失格に近いのだが、あえてそれをやって見せた理由がこの映画の核の部分だ。  この映画は、徹頭徹尾、サバイバルがメインだ。瀕死の重傷を負った人間が、極寒のロッキー山塊の中でどのように生き延びることができるか。アメリカ北西部の大自然とともに、必死に生きようとする人間の姿は、感動的なことはもちろん、迫力すら感じさせる。それは、技法的に間違っていても人間のわずかな息吹さえもとらえようとする、監督の生命に対するなみなみならぬ執着心によるものだ。  その中で、自然の力だけでなく、人の手による命の危険にも出会うのだが、そのときのディカプリオは、ただひたすら存在を消そうとする、透明になろうとする。ハラハラする観客の目の前で、今度は息を殺して敵対する人間たちをやりすごそうとする。個人を消しさることが生き抜くこと。実は、これが人種差別で被害にあわない極意であることも、監督は暗に匂わせようとしている。この映画がアメリカで興行的にもヒットしたのは、そんな社会性も大きな要因だ。  ただ、映像や演出に迫力はあるが、人間ドラマとしてはそれほど深みがあるように感じない。もっとその当時のカナダとアメリカ国境付近の文化や先住民族に特化させてれば、と思うのだが、サバイバルにだけ演出の中心にもってきたのだから、それは仕方ないところ。全体としてはシンプルな物語なので見やすいのだが、文学的なものを見たいと思う人には物足らない内容なのが、ちょっともったいない気がするアカデミー賞候補の作品である。

  • 鑑賞日 2016/4/23

    時間を忘れさす出来栄え。

    第88回アカデイー賞に主演男優・監督・撮影の三部門に輝いた作品。特にディカプリオの演技、エマニュエル・ルベッキの撮影は素晴らしく、感動した。是非、劇場で観て頂きたい作品。

  • 鑑賞日 2016/4/23

    神話を思わせる圧倒的な映像美

    主人公ヒュー・グラスはアメリカでは有名な伝説上の人物だとか。 クマに襲われ瀕死の重傷を負った自分を見捨て、 息子を殺害した男への復讐の話ですが、単なる復讐劇を超えた、 ギリシャ神話やアイヌ神話を思わすような、重厚な話に仕上がっています。 映画では白人の原住民への差別と迫害、略奪の歴史、 また白人同士の搾取と言ったアメリカ開拓史の暗黒部分も描かれます。 グラスのフィッツジェラルドへの怒りは、 このような開拓時代のアメリカの暗黒部分への怒りが 背景にあるとも解釈できます。 一方で、グラスが途中で出会い、助けられる原住民は 他の部族に家族を皆殺しにされた過去を持っていますが、 グラスに「復讐は創造主に任せる」と語ります。 原住民の宗教にそう言う考えがあるのか、 あるいは宣教師から聞いた聖書の「復讐するは我にあり」から 来た言葉でしょうか。 この言葉が映画の後半の物語の深さを生みます。 アカデミー撮影賞を取った映像は、さすがに素晴らしいのひとこと。 いったいどうやって撮影したのかと思う冒頭の戦闘シーン。 また照明を使わず自然光のみで撮影した映像は神秘的で美しい。 映し出される大自然の映像は、ネイチャー映画のような雄大さより、 むしろ自然の過酷さ、厳しさを感じささせます。 念願のアカデミー主演男優賞を取ったディカプリオですが 熊に襲われ、土に埋められ、雪にまみれ、川に流され、全身傷だらけで 中盤からは台詞も殆どなし。 圧倒的な映像の迫力に負けず、肉体で獲得したアカデミー賞と言えます。

  • 鑑賞日

    待ちに待ってた「レヴェナント」。言わずと知れたレオナルド・デカプリオ4度目にして初のアカデミー主演男優賞受賞、アレハンドロ・G・イニャリトゥは「バードマン」に続いて2年連続の監督賞受賞、撮影のエマニュエル・ルベツキに至っては「ゼロ・グラビティ」「バードマン」に続いて史上初の3年連続受賞の映画ファン期待の大作だ。 まずそのイニャリトゥとルベツキの描く映像世界に引き込まれる。「バードマン」でも話題になった超長回しによる映像。開拓者と先住民との戦闘シーンも、闘いを俯瞰で捉えるようなことはしない。カメラがその戦闘している兵士たちの中に入り込むように動く、動く。動きながら次々と角度を変え途切れずに回し続ける。まるでその戦場に迷い込んだようだ。小説ではよい作家には他とは違う「文体」があるが、イニャリトゥは映像で見せる。映像に作家性を感じるのだ。 物語は先住民のネイティヴ・アメリカンの女性を愛し、子をもうけたヒュー・グラス。熊に襲われて瀕死の重傷を負い、動けず声も出ない状態で、目の前で息子を殺される。奇跡的に生き延びたグラスは息子の敵を追う。 最近の映画ではあまり見ないロングで捉えた美しいロッキー山脈。グラスが熊に襲われるシーンでは「CGもついにここまで来たか」と思わせるリアルを超えた映像を見せてくれる。 この作品ではデカプリオはほとんどセリフがない。熊に襲われて声が出せない状態でのサバイバルが描かれるので、主演男優賞を受賞したその演技はほとんどが表情と身体全体を使っての演技なのだ。這いつくばるデカプリオの目線に合わせてカメラも地面すれすれからデカプリオのアップを追う。傷だらけで、血まみれになっても生き延びるデカプリオの演技は、最初から最後まで息をつく間もない緊張感の連続だ。これでアカデミー賞が取れなかったら、どうやっても取れないと思えるほどの、極限の演技だ。 デカプリオの迫真の演技。イニャリトゥ&ルベツキの one & only の映像世界。坂本龍一の荘厳な音楽。2時間半、瞬きも許さないような作品でした。あ〜、疲れた。

  • 鑑賞日 2016/4/22

    観賞というよりも体感に近いものがある

    本作がアレハンドロ・ゴンサレス・イリャニトゥの最高傑作となるのではないか?アメリカがまだ未開拓地で占められていた頃のこと。毛皮ハンターたちのガイド役レオナルド・ディカプリオ演じるヒュー・グラスが、サヴァイバルと復讐のために壮絶な頭脳戦を繰り広げる話である。この頭脳戦の相手だがサヴァイバルについては大自然であり、復讐については悲しいかな人間である。 ヒュー・グラスは、森の中でグリズリーに襲撃され瀕死の重症を負う。ハンターたちは、当初グラスを助けるために労を惜しまなかったが、先住民族の土地を荒らし、自然からの恵みを搾取して身を立てている彼らは常にアリカラ族ら部族から追われる立場でもあった。隊長は、グラスを連れての逃走は共倒れになるとして、トム・ハーディ演じるジョン・フィツジェラルドに報償を与える代わりに彼が息絶えたら丁重に埋葬する任を与え先に歩を進める。同道してきた息子を支えに生き抜こうとするグラスの姿に業を煮やしたフィツジェラルドは、眼前で息子を殺害した上、グラスを生き埋めにして逃走する。そこでグラスは復讐心を支えにサヴァイバルを始める。アメリカ人ならば誰でも知っている有名な人物の実話だという。 特にグラスが森でグリズリーに襲撃されるシーンは、これまで体験したことのない映像。人間と熊との死闘を長回しで「一気に」というよりも「じっくりと」観せる。その音と画が凄まじい臨場感を生み思わずのけぞってしまった。受傷してからのグラスは大自然を相手に生き抜くための闘いを繰り広げる。雑草を食み、川で魚を捕えかぶりつき、バッファローの肝臓を貪る。枯れ枝を積み雨風をしのぎ、息絶えた馬の臓器をえぐり出したと思えば自ら馬の体内に入り雪の降る一夜を明かす。かつて見たことのないサヴァイバルを目の当たりにする。 人間対人間の頭脳戦にも圧倒される。逃亡を企てるフィツジェラルドも完全な悪人ではない。生存することへの本能をむき出しにしている点はグラスと共通している。ただ彼の持つ欲望はあくまで利己的で共存するという姿勢に欠ける。だがそれは我々現代人にも見受けられる醜悪さ故に彼にもそこはかとない人間味を感じさせられる。「俺を殺しても息子は戻ってこないぜ」という冷酷極まりない台詞が逆にグラスを冷静にさせる。この言葉が復讐の先にある我が身を想像させることになりついにグラスは復讐の結末を神に委ねる。イニャリトゥは人間対人間のこの対決を実に神聖とも言える形にまとめあげた。トム・ハーディもこの敵役を実に魅力的に演じ切った。 この作品アカデミー賞を三年連続で受賞した撮影監督エマニュエル・ルベツキの功績が大きい。自然光だけを使うことにこだわった灰色を基調にした画作り。季節は冬に入らんとする辺境未開の地の厳しい自然を余すところなく表現している。撮影の功績は、そればかりではない。たとえば森の中を縦横無尽に動き回るキャメラワーク。開巻、狩猟チームがアリカラ族に襲撃されるシーンでは、ステディカムを使っているのか画が全くぶれない。焦点がピタリと合っている故に観る側は半端のない臨場感を味わう。あらゆる方角から飛んでくる矢に恐怖心を刺激される。とにかく凄かった。台詞の少ない映画だがその分、ある時は語りかけ、ある時は畳み掛けてくる映像の持つエネルギーが凄まじい。観賞というよりも体感に近いものがあった。

  • 鑑賞日 2016/4/23

    無法地帯での解決手段とは

    19世紀前半のアメリカ西部。毛皮の採取を目的とするハンター集団に、ガイドとして息子ホークと加わったグラス。グラスは熊に襲われ、瀕死の重傷を負い、ヘンリー隊長に介護を命じられたフィッツジェラルドだったが、行動の邪魔になると見捨てられ、ホークも殺されてしまう。 グラスは実在した人物で、かなりの脚色が加味されているが、絶体絶命のピンチを克服した伝説的男として知られている。 映画では、時間的経過がはっきりしないが、息も絶え絶えな瀕死のグラスが、傷が癒え、這うのがやっとだった状態から、すがり立ち、歩行するまでさほどの時間を要していないのは、ややご都合主義の感じもする。 ただ、グラスを演じるディカプリオの、愛するものを奪われた男の執念のすさまじさは、セリフをほとんど用いずに、肉体のみで表現する、カット割りの少ない長めのシーンの積み重ねから圧倒的迫力で迫ってくる。

  • 鑑賞日 2016/4/23

    レオ様の演技が凄すぎた。 また絵もとても迫力があってよかった。 人間と自然の残忍さが両方出ていて途中から怖くなった。

  • 鑑賞日 2016/4/22

    黒澤明も嫉妬する映像

    導入部の映像は迫力満点だった。 今は亡き黒澤明が観たらきっと嫉妬するに違いない。 この部分の緊張感は黒澤明のアクション場面に通じるものがあり迫力満点、何度でも観たいと思う場面だ。 しかし、あの熊に襲われる映像はどう撮影したのだろう? 凄いリアルで本当の熊に襲われたとしか思えない、ぶっ飛び映像。 私は体を強張らせて観ていた。 それ以後は少しテンポが下がり気味。 映像の綺麗さや芸術性を持たせたいのは分かるが、もう少しテンポを上げたかった。 それが主演男優賞・監督賞・撮影賞を取るも、作品賞を取れなかった原因なのではないか? それはさておき、映画館の大画面と大音量で観るべきこんな映画を観ると嬉しい。

  • 鑑賞日 2016/4/22

    レオナルド・ディカプリオがアカデミー主演男優賞への執念を実らせた一作。元々天才子役と言われていたぐらい演技は上手いのに、逆にその上手さが強調され過ぎると鼻に衝くというマイナス面もあったのかもしれないが、賞レースというのはやはり運が大きいので。その年に偶々自分にフィットした作品、役柄に巡り会えるかどうかということで、ディカプリオはこれまで運がなかったということなのだろう。セリフがほとんどない本作では文字通り身体で表現する体当たり演技が評価されたわけだが、ディカプリオが引き立ったのは相手役のトム・ハーディの貢献が大。彼の徹底した憎まれ役としての存在感があればこそで、助演男優賞は「ブリッジ・オブ・スパイ」のマーク・ライランスに譲ったものの、ディカプリオとの主演、助演ダブル受賞となってもおかしくない見事さだったと思う。見た目はそうでもないのに(と言っては失礼だが)、いろんな役がこなせる器用な俳優だ。とにかく、ディカプリオにご苦労様とおめでとう、という作品。

  • 鑑賞日 2016/4/22

    圧倒的な画の迫力。これに尽きる。ストーリーを語るタイプの映画ではない。多分計算ずくだと思うが、主人公がクマに喉をやられて声が思うように出せないていうのがいい具合になって、観る者は嫌がおうにも映像に目が向くわけだ。こういうサイレント指向のセリフの少ない映画は好きなので2時間40分という長尺にかかわらず最初から最期まで飽きる事無く引き込まれ堪能できた。 イニャリトウは前作「バードマン」では昨今のヒーロー映画隆盛にエクスキューズのようなものを持ち込んだが、今作では名匠ルベツキによる自然光だけによる原始的な撮影や敢えて当時と同じような過酷な状況での現場は昨今のCGに代表されるデジタルでお手軽に映像を補正できる事に対する挑戦なのではないだろうか。とは言ってもさすがにデカプリオが熊に襲われるシーンは当然CGだったが、あのシーンは凄かった。思いっきり肩に力が入ってしまった。 イニャリトゥ監督がこれを作るにあたって参考にしたのはヘルツォークの『フィツカラルド』と『アギーレ 神の怒り』なんだそうだ。確かに執念に取り憑かれた男の業の深さを未開の地で描いた点など共通点が多い。

  • 鑑賞日 2016/4/22

    《息子への愛》は、人をこんなにも強くさせるのか?

    ひん死、裏切り、極寒、復しゅうーーこの男の「生きる力」が、見る者すべての胸を打つ極限のサバイバル・ドラマ! レオナルド・ディカプリオが念願のアカデミー賞主演男優賞を獲得した「レヴェナント 蘇りし者」が、本日公開。 目の前で息子を殺害され、ひん死の状態で極寒の荒野にひとり置き去りにされてしまった伝説のハンターが、息子への思いだけを頼りに決死のサバイバルに挑む。壮絶なドラマが、ついに幕を開けるーー 本作のタイトル「レヴェナント」とは、「黄泉の国から戻った者」という意味。極寒の荒野にひん死の状態で置き去りにされながらも、凍りついた川を泳ぎ、木の根を食べ、先住民の攻撃をかわし、300キロにおよぶ魂の徒行を繰り広げたという、実在した伝説のハンターの壮絶なサバイバルが描かれる。彼はなぜ死の淵から這い上がり、「黄泉の国から戻った男」となれたのか。それは、愛する妻との間に授かった最愛の息子、目の前で失ってしまった我が子への思いの力に他ならない。圧倒的な力で描かれる父と息子の固く尊い絆に、心が強く揺さぶられるのだ。

  • 鑑賞日 2016/4/22

    痛い寒い苦しい意外にグロい。

    おそらくGW一番の話題作となるかと思いますが、えー、たとえばデート。カップルで観てもあまり盛り上がらないと思います。生存競争モノなので、おそらく…レオさまをイメージしていると、その予想(あくまでも彼女さんのほうの予想、にしておきましょうか)を、かなり上回る残虐さ、グロさなので要注意。お話的には〜族、とか、自然と神などのトピックは好きなほうですが、そうかロードムービーだったか…個人的に苦手分野。あとは音楽担当が教授ということで、気にして耳を傾けるようにしていましたが、すばらしかったです。はい。

  • 鑑賞日 2016/4/22

    面白いか?

    スポットライトもそうだけど、おもしろさの演出、エンターテイメント指向を避けるきらいがうっすらあって嫌だな。面白いもんは面白いはずなのに。例えば右足ぐにゃりとしてたのに、意外とすぐ歩けてしまうし、飢えがそれほど深刻じゃないように見えるし、隊長弱いし。わくわく出来なかった。前の日3回目のマッドマックス怒りデス観たせいでトム・ハーディ推しではあったが、言われないと気がつかない髭顔ぶり。

  • 鑑賞日 2016/4/22

    作品紹介(映画.com)より

    レオナルド・ディカプリオと「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で第87回アカデミー賞を受賞したアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が初タッグを組み、実話に基づくマイケル・パンクの小説を原作に、荒野にひとり取り残されたハンターの壮絶なサバイバルを描いたドラマ。主演のディカプリオとは「インセプション」でも共演したトム・ハーディが主人公の仇敵として出演し、音楽には坂本龍一も参加。撮影監督を「バードマン」に続きエマニュエル・ルベツキが務め、屋外の自然光のみでの撮影を敢行した。第88回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞など同年度最多の12部門にノミネートされ、ディカプリオが主演男優賞を受賞して自身初のオスカー像を手にしたほか、イニャリトゥ監督が前年の「バードマン」に続いて2年連続の監督賞を、撮影のルベツキも3年連続となる撮影賞を受賞した。狩猟中に熊に襲われ、瀕死の重傷を負ったハンターのヒュー・グラス。狩猟チームメンバーのジョン・フィッツジェラルドは、そんなグラスを足手まといだと置き去りにし、反抗したグラスの息子も殺してしまう。グラスは、フィッツジェラルドへの復讐心だけを糧に、厳しい大自然の中を生き延びていく。 レヴェナント 蘇えりし者 The Revenant 2015年/アメリカ 配給:20世紀フォックス映画

  • 鑑賞日 2016/4/18

    めちゃめちゃ。

    面白い

  • 鑑賞日 2016/4/7

    イニャリトゥ監督の前作(バードマン)とは違った世界を堪能

    2016年4月7日、恵比寿ザ・ガーデンホールでの試写会にて鑑賞。 第一部「スペシャルイベント~坂本龍一」、第二部「試写会」だったが、この映画で音楽を担当した坂本龍一の苦労話などが面白かったのと、テーマ曲など3曲のピアノ演奏あり。 映画は、本作でアカデミー主演男優賞をとったレオナルド・ディカプリオの熱演が迫力あり。 序盤、インディアン語のような民族のセリフが多々あり、英語字幕の上に日本語字幕が出るが、「200年ほど前のアメリカはこんな感じだったのかなぁ~」と思う。 男(ディカプリオ)の息子を殺した男(トム・ハーディ)が非常に悪い奴に思えるが、トム・ハーディも熱演だった。 しかし、序盤のディカプリオが熊に襲われるシーンは、凄い迫力あり。 どうやって、あんな映像を撮影したのだろうか、と驚かされた。 風景描写なども美しく、イニャリトゥ監督の前作(バードマン)とは違った世界を堪能させてもらった。 素晴らしい映画であった。

  • 鑑賞日 2016/4/6

    今風のインディアンもの西部劇

    全編薄暗く、静寂の黎明のような色調です。瞬間晴れることはありますが、雪深い光景が続くので、あっけらかんとした西部のイメージではありません。森と水の印象が強い映画でした。 フィッツジェラルドも悪役ではありますが、よくあるアウトローの極悪人というイメージではないので人間ドラマの印象を強く感じました。 厳しい環境の中で善悪の交錯する、凝縮された内容です。しかし、こういう低温かつ飢えた状況であれだけ水に濡れて生き延びるというのは、超人的生命力ということでしょうが、ここまで環境が厳しいとさすがに違和感を感じました。途中体が暖まるような休みがないので。 そういう意味で強力なサバイバル映画でもあります。 音楽も緊張感を際立たせています。最後の死闘の場面の音楽は、特に素晴らしいと感じました。

  • 鑑賞日 2016/2/25

    レオナルド・ディカプリオの熱演

    2016年2月25日に鑑賞。BKK Lido Multiplex Lido3 にて。140B。シネマスコープ。20世紀フォックス映画=リージェンシー=ラットパック・エンタテインメント。 アメリカの西部開拓時代に、熊に襲われて瀕死の状態になり、荒野に置き去りにされインディアンとの混血の息子を殺されたディカプリオが、その男(トム・ハーディ)を追い詰めるという話である。 [ネタバレ] 酋長の娘を白人に誘拐され(SEX奴隷とされている)たインディアンの部族Arikaraの酋長たちが、ディカプリオたちを攻撃して来る。ディカプリオたちの一隊はインディアンの娘を誘拐した白人たちではないにも拘らずである。なぜ? 一刻も早く娘を誘拐したスペイン軍の白人たちを追跡すべきではないのか。ディカプリオは2回もこのインディアンに襲われる。 終盤でディカプリオは、自分を助けてくれたインディアンの男を縛り首にしたこのスペインの白人たちを襲い、誘拐された娘を助けている。このインディアンの娘は自分をレイプした白人のペニスを切り落として逃亡する。 ディカプリオは、助けてくれたはぐれインディアンの男が作ったカヤ葺き小屋の中で薬草に燻されている。朝、目覚めて外に出るとインディアンの男は近くの木に吊るされている。吊るしたスペイン軍の白人たちは当然、インディアン男の馬や持ち物を捜すだろう。近くに仲間がいないかと。とすれば、小屋で燻されているディカプリオがスペイン人たちに発見されないはずがない。 3度目にディカプリオが、追跡するインディアンたちに遭遇した時には、帰還した娘が同行していてディカプリオは攻撃されない。 ディカプリオが崖から馬と共に落下し寒さを凌ぐために、馬の腹をナイフで裂いてその中にもぐりこむのは、「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」で既にやっていることである。 ディカプリオ、トム・ハーディの所属している一隊がどんな組織か今ひとつ分かり難いが、砦に着いた大尉は米国騎兵隊(陸軍)であるから、ディカプリオたちは米国陸軍の(軍人か)「軍属」であろう。米国陸軍に同行しインディアンと戦いながら米国の領土を拡げるという任務ではないか。ディカプリオは「猟師」ということなので、その先導・斥候役を務めているのだろう。 ラストで砦から逃走したトム・ハーディをディカプリオと大尉の2人だけが追跡に行くのも本来はありえないだろう。ラストの展開に持ち込みたいためであるが。トム・ハーディが軍属(軍人)であり、軍紀に違反したのなら大尉以下の騎兵隊が捕まえにいくはずである。