PROGRAM

放送作品情報

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ

THE FOUNDER 2016年 アメリカ / 116分 ドラマ

マクドナルドを巨大帝国に育てたのは、1人の非情なビジネスマンだった…驚きの創業秘話が明かされる
放送日時
2019年06月30日(日) 22:45 - 深夜 00:45
2019年08月01日(木) 06:00 - 08:00
2019年08月18日(日) 07:45 - 10:00
2019年08月21日(水) 08:30 - 10:30
2019年08月30日(金) 深夜 03:45 - 06:00
解説

マクドナルド兄弟が営むハンバーガー店をフランチャイズ化した“創業者”レイ・クロックの伝記ドラマ。ビジネスチャンスをくれた兄弟を平気で裏切る野心家クロックをマイケル・キートンが冷徹に怪演。

ストーリー

1954年。シェイクミキサーを売り歩くサエないセールスマンのクロックは、ハンバーガー店を経営するマクドナルド兄弟からミキサーの大量注文を受ける。店を訪れた彼は、注文した料理がわずか30秒程度で提供されるスピードサービスに驚かされる。驚異のスピードを実現する画期的なシステムに目をつけたクロックは、兄弟を強引に説得して店舗のフランチャイズ化を提言。そして兄弟とパートナー契約を結び、店舗を拡大していく。

出演

※(声優)は吹き替え版作品が放送される場合の情報です。
字幕版、吹き替え版については、放送日時横のアイコンでご確認ください。

マイケル・キートン (山寺宏一)
ニック・オファーマン (丸山壮史)
ジョン・キャロル・リンチ (岩崎ひろし)
ほか

字幕/吹替
字幕 吹替
掲載制限
なし
カラー/白黒
カラー
画面サイズ
ワイド画面
HD
※【ザ・シネマHD】にご加入の方は、
HD画質でご覧頂けます。

オススメキーワード

  • 鑑賞日

    ブラックサクセスストーリーだけど

    成功するにつれ主人公の考え方が変わっていくのが、実はここだけの話、共感してしまいました。フランチャイズチェーンが大きくなるにつれ、担うものが変わっていけば、当然、考え方も変わってきます。 全然、期待せずに観はじめ、思わず引き込まれてしまいました。

  • 鑑賞日 2019/5/12

    マクドナルド・チェーン創業秘話

    もともとあった兄弟経営の「マクドナルド・ハンバーガー」という店を、チェーン店化して、今のマクドナルドを作った創業者レイ・クロック(マイケル・キートン)の話。もともとあったマクドナルド店は、今のようにハンバーガーを紙で包み、製法を統一したもので、Mのマークも当時からあったものを、レイが結局買い取ってしまう。映画は、レイの側から描いているが、兄弟側から描いたら、レイは嫌らしい人に描かれることだろう。マクドナルド・チェーン誕生の秘密が、とても面白かった

  • 鑑賞日 2019/5/12

    肯定する

    レイのやっていることは ほとんど肯定できる 同じ起業家だから かもしれない 彼の功績は計り知れない 売れる気のない職人と 野心に執着する彼がどっちがいいのか? 個人的には 夢がある方である 維持する職人 素晴らしいものを作る人 もちろん素晴らしい しかし 広める努力をしないと意味がない 野心があるレイが圧倒的に泥まみれで道無き道を進む それが美しい 理由は? 彼には五十二歳になっても諦めきれない 絶対に成功しないといけない 理由があるからである 成功している起業家は皆 理由がある それを妬むかのような 周りの意見などファックなのだ 映画としても素晴らしい 唯一のイヤミは紳士協定が守られない ということ それも起業家であれれば 日々戦いなので 眠たい一言なのかもしれない 映画としてもどっしり素晴らしい作りだった 彼になりたいとは思わないが 俺は自分が叶えたいことに執着して 手に入れる また固まった いい映画だ

  • 鑑賞日 2019/2/12

    マイケル・キートンの妙技

    とは言っても、オリジナルのマクド兄弟は結局目の前の大金に目がくらんだわけで、全面的には応援しかねる。アメリカ映画の「純なるものや心あるものが最後は勝つ」という図式からのハズシ、勧善懲悪ストーリーからのポストモダン的な逸脱は、マイケル・キートンが旧シリーズの脱バットマンに成功し、DCにおける新バットマン自体が正義の不確実をテーマにし出した時期と重なっていることも興味深い。

  • 鑑賞日 2019/1/19

    外食王は不動産王

    マクドナルドの創業時のお話。マクドナルドを大きくしたのは、そのシステムに惚れ込んだセールスマンの熱意だったのですね。味を守ることと儲けることの対立といった普遍的なテーマ。世界の胃袋の1パーセントはマクドナルドです。🍔

  • 鑑賞日 2019/1/11

    マクドナルド兄弟かわいそう

    マクドナルド行く気無くなった?

  • 鑑賞日 2019/1/6

    マックの真実

     天下のマックの創業者による立志伝風な伝記映画かと思いきや、熾烈な商売の実態をシニカルに描いていて、成功譚のハッピーエンドとはひと味違う苦みのある映画だった。  主人公のレイ(マイケル・キートン)は結果的に創業者であるマック兄弟のハンバーガー店を乗っ取ってしまったことになる。確かに彼の手腕がなければこれだけ躍進することもなかったのだろうけど、何だか釈然としない。商売の最前線の情け容赦なさ、厳しさを見る思い。  マック兄弟、特に兄のマック(ジョン・キャロル・リンチ)の人の良さが印象に残った。この二人は商売を発展させることは二の次であり、あくまで商売の質に拘っている感じ。一度は業務拡大の夢を抱いたもののうまく行かず撤退した過去がある。その傷から余計に頑なになってしまったのだろう。  レイのやり方に不満そうである。レイも質を落とさず、なおかつ店を拡大していくことの大変さで借金まみれになる。それでも夢を追うレイも凄いと思うが、兄弟二人の職人気質風な在り様が、儲け一辺倒のレイとは対照的であり、自分には好ましく映るのだった。オリジナル(原点)のお店でマックを頬張ってみかった。

  • 鑑賞日 2018/12/31

    想像してた内容と…

    見終わって衝撃を受けました。 そもそも成り立ちを知らなかっただけですが。。。 前半の店のシステムの説明では、サクセスストーリーとして見てました。 しかし、それ以降はビジネス映画として見たほうがいいですね。そうしないと後味の悪さしか残りません。 実話をベースにしてる分見応えはありましとが、マクドナルドの見方が180度変わりました。

  • 鑑賞日 2018/10/1

    レイ・クロックが偉大だったのか?

    Rayも最初はDickとMac兄弟の志に敬意を持って商いを行っていました。 でも確かに純利益の1.4%では食べて行けないでしょう。 単価が¢15のハンバーガーですからねぇ。 そりゃ資金繰りは大変でしょう。 もしあの時Harryに声を掛けられていなかったら、今のMcDonald'sが存続していたでしょうか? Harryのアイデアに窮地を救われたからこそ、McDonald'sが存続出来たのだとすれば、偉大だったのはHarryだと思います。 また、マクドナルド兄弟から270万ドルで全ての株式を買い上げた後でrayは、やむなく店名を変えて営業していた、兄弟の店のすぐ近くにMcDonald'sの大型店をオープンさせ、兄弟の店を倒産に追いやったそうです。 その為、元祖McDONALD'sは存在していないそうです。 残念ですし、rayという人間が良く解る仕打ちです。 物語は実話ですし、人の人生をとやかく言うつもりは有りませんが、Ethelとの離婚話が突然過ぎて驚きました。 Joanとの結婚のためだった様ですが、それも含めて偉業というのでしょうか? だとすると、多くの友人が彼の元を去り、心寂しい老後だったのではないでしょうか?

  • 鑑賞日

    よく映画化したなぁ。

    中盤まで「マクドナルド行きたいなぁと」っと思わせ、最後は「行きたくないなぁ。」と思わせてくれた。 よくマクドナルド側が止めなかったなと思う反面、巨大なチェーン店ってこんな話ばかりなのかと考えさせられた。

  • 鑑賞日 2018/8/15

    これって

    これって結局いわゆる乗っ取りの話?

  • 鑑賞日 2018/8/14

    えげつない

     ハンバーガーのマクドナルドのファウンダー(創業者)のお話。  1950年代。マクドナルド兄弟が、待ち時間が長く、品物も間違って持ってくる当時のドライブインに不満をもち、まるで工場のような調理システムを考案し、日々行列ができる人気店を営んでいた。  そこに多軸ミルクシェイク用ミキサーの営業をしていたレイ・クロックがマクドナルドに訪れそのシステムに惹かれてフランチャイズの契約を交わす。  レイは自宅を抵当に入れて借金し、チェーン店を増やしていくが、拡大を急ぐあまりに資金が枯渇。マクドナルド兄弟にロイヤリティー増加の申し入れをするがあえなく断られ、経費削減のための粉末シェイクの使用もミルクを使用していていないシェイクはダメだと断られ八方塞がりとなる。そんな時、ふとであった男から得たアイデアが成功し好転していく。  この映画は、マクドナルド兄弟は史実に基づくと表明しているが、マクドナルドコーポレーションは公には認めていない。  それはそうだろう。マクドナルドコーポレーションの創業者レイ・クロックは、この映画ではどう見てみ悪役に見えてしまう。  「儲けるために」「成功するために」もともとのアイデアを実現したマクドナルド兄弟の意向を全く無視して、最終的には札束で頬をひっぱたくように全ての権利を奪い取っていく。  そう彼はただ貪欲なだけだった。マクドナルド兄弟は、会う人に自ら考案したシステムを詳細に説明したが、アメリカ全土に1800店舗、世界各国にも店舗を広げたのはレイ・クロックだけだった。  自分のいいと信じたものにリスクをとって挑み、見事成功をもぎ取ったという印象です。  自らの努力のみで成功できない。偶然や周りの手助けがあってこそ。だから得た富は社会に還元する必要があるという論法を疑ってはいないのですが、リスクをとって苦しみ、そして他人を踏み台にしてあがきまくるファウンダーの姿を見ていると、執念で成功を引き寄せるという側面も認めざるをえないと思いました。

  • 鑑賞日 2018/8/5

    良くも悪くも人間味溢れる

    人物だと。 一緒に仕事はしたくないけど。 決して悪人ではない、いや、心底悪人ではないし、本人もそうは思っていない。 ただ、成功したかっただけなのだろう。 劇中で言っている「野心」というのはまさにそれで。 マイケルキートンの芝居が良すぎて、 主人公がどんどん成功していってるのに、どこか寂しそうにも見える。それがきっと今回の主人公を憎めない理由なんだろうけど、 エンドロールに流れる「本人」を見ると、凄く憎たらしくて。 兄弟への同情はせざるを得ない。

  • 鑑賞日 2018/7/14

    マクドナルド

    マイケル・キートンがマクドナルドの創業者(?)のサクセスストーリーを魅力的に演じている。ハンバーガ店の経営に情熱的に取り組みながらも事業が拡大するにつれ、最初の契約が足枷になってくるあたりから、マイケル・キートンの表情も険しくなってくる。アメリカの資本主義は弱肉強食の世界だが、彼がいたからこそ、われわれもマクドナルドのハンバーガーを食べられると思うと、複雑だ。

  • 鑑賞日 2018/6/30

    映画としてのインパクトはない

    ストーリーというか、どこ行っても身近にあるあってあたりまえの世界的チェーン店の創業がどんなだったかなんて考えても見なかったから、創業者はマクドナルド氏だけどデカくしたのは乗っ取りをした全くの部外者でした、という事実には悲しくなった。マイケル・キートンはまさに成功、金への執念と野望に満ちたビジネスマンで流石の演技だったけど人物の深みというのはどのキャラクターも今ひとつって感じで、創業歴史の表面をできるだけがんばって奥行き持たせてまとめましたって感じが拭えない。感動や絶望が欲しいわけじゃないし、感情をあらわにして感情移入できるような映画が素晴らしいわけじゃないのは分かってるけど、この映画が、マクドナルドの出来事というインパクトを除外した時、心にずっと残るようなドラマ性が表現されていたかというとそうとは言えない。どれだけ出来事だけを淡々と追って行っても中身がスカスカでも台詞がほとんどなくても、心揺さぶられる映画ってのは沢山ある。

  • 鑑賞日 2018/6/19

    マクドナルド進撃伝説

    実話を基にした企業物。 ミルクシェイク用ミキサーを販売していたレイ・クロック。 彼が見出したマクドナルド兄弟が経営するファミリー向けハンバーガーショップ。 その画期的な店舗に驚き、フランチャイズを持ちかける。 目先が利く事と実現力。 能力の高い人間が集まりムーブメントとなる。 企業を起こし発展させていく手法。 資本主義社会の非情さと愚かさが体現された娯楽作。 実在の登場人物達。 キャスティングがピッタリで展開が読みやすい。

  • 鑑賞日 2018/5/21

    オオカミにならなきゃ、成功できない。

    マクドナルド弟の、「ニワトリ小屋にオオカミを入れた」というセリフがすべてだった。アイデアを生み、品質維持を大切にしていた真の創業者マクドナルド兄弟が、レイにじわじわと乗っ取られていく様は見ていて、いたたまれなくなる。が、アイデアや商品クオリティよりも、不動産ビジネスに‭切り替えたレイの強かさはビジネスとして正解なのであった。オオカミにならなきゃ、成功できない。そんなギラギラした中年営業マンに、酢いも甘いも噛み分けたマイケル・キートンがはまり役。

  • 鑑賞日 2018/5/20

    成功に取り憑かれた男

    マクドナルドのファウンダー(創業者)であるレイクロックの伝記映画。レイクロックは、マクドナルド兄弟がつくったシステムを見事に活用しマクドナルドを全国に展開していく。ここでレイクロックは冷血な人間のように描かれているが、実際に彼が現在の食品産業、レストラン、ビジネス界に残した良い影響は計り知れない(もちろん悪い影響もある)。このように考えるとレイクロックはマクドナルド兄弟との間のミクロな関係性では徹底的に悪役であるが、より広いマクロな視点で見るとそう言う風には感じない。結局最後に勝った人が正義なのだ。 ラストのスピーチでリー通りの1号店と言う時に何かが逡巡したように見える。おそらくマクドナルド兄弟のことだろう。しかしもう次の瞬間には対して気には、していない様子である。過去に卑劣なことをしても、それを気にしたりしようなものが成功を掴む、そんなメッセージをつい深読みしてしまった。

  • 鑑賞日 2018/5/8

    恐るべき執念

    てっきりマクドナルド社員の研修資料に使える栄光の成功への道だと思ってた。結果だけ見れば成功ではあるが、最初の出会いの興奮のまま彼がやり遂げたことはあまりにも欲と執念に塗れ、良しと映らない。しかし採用方策とかコスト削減とか、やるべきことはやってるから一概に悪とも言えないし、うーん。

  • 鑑賞日 2017/8/25

    観た後はマックシェイクを注文したくなる

    マクドナルドの「創業者」の伝記映画で、今日の同社の成り立ちの経緯を描いている。極めて後味の悪い展開ではあるが、事業における「土地」の重要性を再認識させられる内容であり、観た後はマックシェイクを注文したくなると素直にそう思う。

  • 鑑賞日 2018/4/8

    うーん、清々しいまでのクソ野郎

    マクドナルド帝国を築いた男の立身出世の物語かと思いきや、 クソ野郎っぷり告発するドキュメンタリーに近い内容だった。 人の幸せって何だろうとか考えてしまった。

  • 鑑賞日 2018/4/1

    アメリカン・ドリーム

    GyaO!にて鑑賞。えげつない事が起きていたことは何となく知っていたけれど、なるほど事実はすごい。本来の創業者であるマクドナルド兄弟がここまでコケにされていたとは。しかし、そうまでして成功を掴むことが「アメリカン・ドリーム」なのかもしれない。次にマクドナルドで食べる時、マクドナルド兄弟に想いを馳せてみたい。

  • 鑑賞日 2018/3/17

    マクドナルドの闇が分かった

  • 鑑賞日 2018/3/5

    あと味のよろしくない映画

    前半はとても面白い。 レイ・クロックとマクドナルド兄弟に出会い。 何よりマクドナルド兄弟がテニスコートで行動設計するくだりと、売れないセールスマンだったレイ・クロックとの出会いのあたりまでは興奮する。 レイがどこのドライブインに行っても肩透かしをくらう冒頭の一連のシーンと、マクドナルド兄弟の店からあっという間に出てくるハンバーガーとの衝撃的出会い。そしてマクドナルドの兄が敷地を掃除している姿。ゴミはどんどん捨てていいよ、というあの姿勢がいい。一時はレイ・クロックも自ら店舗を掃除してまわるあたりがなかなか良かった。 しかし、 後半から実話であることが重みとなる。 レイ・クロックを長年支えた奥さんを捨て、他人の奥さんを横取りしたり、資金難に陥るとマクドナルド兄弟と罵り合いの交渉で強引に契約を変更させたりする。立志伝中の人物なので、これが事実だし、表現として限界はあるのだろうが、あと味がよくない。 マクドナルド弟とトイレで出くわして、なぜ"マクドナルドなのか?"という問いに「語呂がいい」と応じるレイ。ここもあと味の悪さが災いして説得力を欠く。 レイが生き残ったのは、不動産業に転ずるアイデアを取り入れたからだ。それがなければ彼はただの破産者で浮気者だ。いまどきこのような人物を突きつけられても臨場感に欠ける。

  • 鑑賞日 2018/3/2

    ディック、マック、オオカミに喰われる。

    D・ハルバースタムの本を読んでいるときに、このマクドナルド兄弟が会社の 権利を売った挿話が出てきて、何か裏事情がありそうで興味を持った。映画は レイ・クロックの自伝や評伝を元に脚色されたようだ。実話ネタの多い昨今だが、 抜群に面白い。日本でも超メジャーなハンバーガー店、創業者マクドナルド兄弟 の手を離れてもマクドナルド、このヒミツに迫った。 まずは鳴かず飛ばずのセールスマン稼業のレイ・クロック(M・キートン)が 描かれる。そこに加州のハンバーガー繁盛店の納品で、画期的なシステムを 見せられた。1954年のこと。セールス一筋の50男が、人生後半で得たインスピ レーション、それがマクドナルドだった。単品に絞ったメニュー、セルフ方式で コストカット、従業員の動線を考えた合理的な調理方、兄弟の知恵が結集した システムだった。クロックは兄弟にフランチャイズ化を薦めた。兄弟は品質保持 のため加州以外の進出は消極的。フランチャイズの権利を買い取り、クロックが 他州への出店を受け持った。 映画ではクロックの出世物語をダイナミックに描く。ともかく働くことにかけては 人後に落ちない。マクドナルドの創業者のような働きぶり。純粋な働き者 クロック、そして弱肉強食のビジネス界の覇者としてのクロック、しだいに二つ 目の顔に変化していく。マクドナルド兄弟の会社をまるごと飲み込むほどビッグ になっていた。 この過程を、糟糠の妻エセル、帝国を築くことの出来る男を望むジョアンの 配偶者の移り変わりで、描き分ける。彼の二面性を実に上手く演出した。 インスピレーショにまっしぐらに走り、ビジネスのダーティさも厭わないクロック、 彼にはない美質を妻のエセル、レストランの良心をディックとマックの兄弟に託し、 人間ドラマの厚さを見せつけた。これぞドラマのビックマック。

  • 鑑賞日 2018/2/25

    マックの元の姿がわかった

    「みなさんは野心家に何を感じますか?」ジョン・リー・ハンコック監督の『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』はまさに今、アメリカ国民にこの問いを投げかけたものと言える。 それにしても、あの有名なマクドナルドの本体が不動産業だとは思わなかった。この作品は、「現在の姿の」マクドナルドの創業秘話を描いている。それと併せて、「元の姿の」マクドナルドをも描いているところに作品自体の良心を感じ、好感が持てた。 そう「元の姿の」マクドナルドとは、マクドナルド兄弟が美味しいものを素早く提供することに心を砕いた賜物。つまり純粋な飲食業なのだ。この本来のファウンダーの裏をかいてその土地を買い占めていくことで新たなマクドナルドのファウンダーたろうとする野心家レイ・クロック。あのマイケル・キートンが演じている。その上で、あなたは、野心家という存在に魅力を感じますか?それともあなたはどちらかといえば職人派ですか?と問いかけている。 これには、不動産王として名を馳せたドナルド・トランプが合衆国大統領として権力を掌握した現代アメリカ社会と無関係ではないであろう。そしてトランプを大統領に選んでしまう国民性ゆえ野心家レイ・クロックばかりに批判が集まるとは限らないところに歯痒さが残る。観ていて全世界に展開するマクドナルドのゴールデンアーチはマクドナルド兄弟の悲劇の上に成り立っているとしか思えなくなってくるところが切ない。ただ、レイとマクドナルド兄弟を対比するように描く中で、「野心家こそ凡人」ということはよくわかった。

  • 鑑賞日

    とってもアメリカン

    エゲツない。成功するビジネスマンって、例外なく押しが強くて欲が深いなぁ、

  • 鑑賞日 2017/8/6

    エゲツないけど笑っちゃう

    マクドナルドの創業者、レイ・クロックの伝記ドラマで、売れないセールスマンの彼が、ある兄弟が経営するレストランに目をつけて、まずはそのフランチャイズ化を提案して、どんどん店舗を拡大していく中で、貸し店舗では儲けが上がらないというので、ある銀行家の意見を聞いて不動産を持ってそれを貸すという手法でどんどん儲かり、元々の創業者の兄弟との契約を反古にして、全てを奪ってしまう、というお話しは、はっきり言ってエゲツなく、その辣腕ぶりを飄々と演じるマイケル・キートンの好演もあってそれも含めて笑っちゃいますが、注文から30秒で商品を出す、という店舗形式を儲かると目をつけて、それを世界に広めた才覚はスゴいと思わずにはいられないですね。

  • 鑑賞日 2017/11/21

    臭いのする距離感

     絶妙な距離感の作品である。  主人公レイ・クロックは犯罪者ではないが、良い人間とはいえない。相当に生臭い。自らの欲望にひたすら従順で、肥大させていくことに全く疑問を感じていない。そこには一種の熱がある。汚臭を発する熱だ。そしてその臭いに群がってくる者たち。彼らは社会で勝ち組と呼ばれる。  一方、負け組。マクドナルド兄弟や、クロックの妻。彼らは報われない。ただただ苦しみを嘗める。そこには清々しさも潔さも描かれない。敗北の悔恨があるのみである。  この作品ではその両者どちらともにも寄り添わない。ぎりぎりのところで踏みとどまり、観察者の立場を保つのだ。かと言って、ドキュメンタリーほど冷静でもない。実話ベースの素材の中から注意深く選別されたエピソードを描くことによって、登場人物たちの生き方の素になった感情の動きを楽しめるほどの娯楽性を持ち合わせる。  すなわちこの作品は善と悪の物語ではない。  我々に提供されるのはにおいだ。ハンバーガーのにおい、金のにおい、その中心に潜む人間のにおい。満たされる野望と満たされぬ夢。  その汚臭、その苦々しさ。だが我々はそのにおい全てが嫌いであろうか。その中に得も言われぬ、実に魅惑的な生臭さを感じないであろうか。勝ち組に入りたい、そう思わないか。  さあ、ハンバーガーを食べに行こう。

  • 鑑賞日 2017/11/17

    発見して、失敗して、修正して、最後に成功する。主人公なかなかの変人だと思いながら見ていた。でも、最後の方でマクドナルドに対する思いを語るシーンなど、良いセンスを持っているなと思った。いい点は見習おう。

  • 鑑賞日 2017/11/11

    ドキュメンタリー風かなと思ってたけど、完全な劇映画ですごく面白かった。 本当の創業者兄弟の物語がかなり入ってるのがいい。 単なる実業家の成功話ほどつまらんものはないからね。 テニスコートでの設計図の場面が素晴らしかった。 ファウンダーってのは創業者のことなんだね。映画の最後の方で分かりました。 主演のマイケルキートン、創業者って言葉が出るときになんとなく後ろめたい感じが出るのも良かったです。

  • 鑑賞日 2017/10/20

    見せ方も裏切らない作品

    ストーリーそのものに興味津々で観ました。それでも作品としてつまらないこともありますが、映画としてもすごく楽しめました。

  • 鑑賞日 2017/10/18

    観る人の野心家度が浮き彫りになる気がする。 登場人物の中でマクドナルド兄弟に同情的になってしまう自分は、同時に奥さんにも同情してしまうので中盤以降の展開が非常に辛かった。 時折り見せたレイの辛そうな表情が印象に強く残る。

  • 鑑賞日 2017/9/24

    経営者視点で見るとまた違うなあ

    なぜ、あの兄弟は失敗してしまったのか、どこで行動を変えていたら結末はどうかわっていたのだろう。マネジメントの勉強になりました

  • 鑑賞日 2017/8/18

    才能だけでは成功しない。

    金儲けするには氷の心が必要なのか。 と、少し悲しくなるストーリー。 マクドナルド兄弟という、マクドナルドの生みの親をどんどん踏み台にし、おとしめていくレイの傍若無人ぶりが甚だしい。 そこまでしなければ?そこまでマクドナルド兄弟を追い込まなければいけなかったのか?? しかし事実レイが今のマクドナルドを作り上げた。 穴を、抜け道を、知識を使って最大限の金儲けをした。 才能だけでは成功しない。と言い切る潔さ。 私にはできない。

  • 鑑賞日 2017/8/2

    個性が重要

    怜悧な感性がないと企業を成長へは導けない。

  • 鑑賞日 2017/8/5

    えげつないな。某ハンバーガーチェーン「ファウンダー」の半生を描いた物語。 自分の野心に忠実で、そのためなら人を追い落としていくことにためらいがない。あの企業がこんな風に生まれたなんてまったく知らなかったし、すげー楽しんだけど、そのねちっこさえげつなさにかなりムカついた。自分はもっと愛のあるぬるい世界で生きたい。

  • 鑑賞日 2017/9/11

    事実は秀逸、演出は凡庸

    マクドナルド兄弟のハンバーガー店を全国規模のフランチャイズ化に成功した男の物語。 マクドナルドが題材にはなっているが、本作はあくまでフランチャイズ化に焦点を絞っている。それが功を奏してか、一人の男の成功物語でも、マクドナルド兄弟の悲劇にもならず、現在の資本主義そのものを描いた作品となった。 物語自体は面白いし、キャストも良い(が、男性陣に限る。本作の女性陣はなぜか皆魅力がない)。 しかし、スケールが大きいはずなのに、演出が小さいと感じてしまった。 こういう成功劇によくあるギミック(何かを得るたびに失っていく・成功していく様をモンタージュで見せていく)がどうもイマイチ。 この主人公は喪失感を知らない。 欲しいものは全て奪い、いらなくなればあっさりと捨て去る。 この男が現代社会そのものなのだ。 それが肝であるはずなのに、演出側の優しさだろうか、この映画はそこに徹し切れていない。 資本主義そのものを主人公にするなら、もっと不謹慎な演出が必要だったと思う。 奥さんやマクドナルド兄弟へのセンチメンタルが過ぎる。そのせいで余計な間が生まれて、流れが停滞する。ざっくりと言えば、もっと軽快にすべきだったように思う。 僕はもっと罪悪感に包まれた高揚感を得たかった。 「ソーシャル・ネットワーク」や「ウルフ・オブ・ウォールストリート」と並ぶ題材だったのに勿体無い。

  • 鑑賞日 2017/9/10

    ビジネスに正義もくそもない

    勝ち抜くためにはどんな手を使う。その意地を見た気がする。 マクドナルドのビジネスの本質は不動産業。このセリフはとある本でも見た記憶がある。 ただ、今のマクドナルド(未だ強大ではあるが)を見ていると、やはり彼のやり方が時代にもう合わなくなっているのかなと思った。(正しく継承されていないだけかもしれないけれど)

  • 鑑賞日

    溺れそうなライバルの口に、ホースを突っ込めるか?

    52歳、初老のしがないセールスマンが成功を夢見て、夜な夜な聞いている音源がある。「”根気”と”信念”があれば無敵だ」これはあのトランプ大統領が唯一の師として仰いでいるというノーマン・ビンセント・ピールの『積極的考え方の力』という自己啓発書のレコードだ。この男の名は、レイ・クロック。この教えのおかげだろうか、後に大成功を収め、マクドナルドの創業者(ファウンダー)として名を刻む。  しかし光の裏には闇がある。マクドナルドの本当の創業者は、マクドナルド兄弟。クロックはマクドナルドをフランチャイズ化し、最終的に兄弟からマクドナルドを乗っ取り、創業者となったのだ。メインビジュアルにも使われているレイ・クロック(マイケル・キートン)の腰に手を当てたポーズ。劇中でも何度か見られるが、このように虚勢を張ることで、自分を保っている男だ。確かにクロックのおかげで、マクドナルドは世界的な企業になった。だが劇中のミルクシェイクのエピソードが示すように、同じ味でも、そこに本物の中身は伴っていたのか?  映画の冒頭と末尾が呼応している。クロックがカメラ目線で、観客に語りかけるように話すシーンだ。この演出により、劇中での行いは有名無実化され、成功譚としての印象が強まる。この男は最後まで虚勢を張っているのだ。そのシーンで、演説練習をするクロックは、いつも聞いていた自己啓発レコードの引用をする。だがそこに「根気」は引用されても「信念」は引用されていなかった。それは何故か?この映画は他人の「信念」を奪って、成功を収め、悪魔になった男の映画だからだ。しかし饒舌だったクロックが沈黙する瞬間がある。マクドナルドの一号店について語る時だ。内実が伴っていないことを、本当はこの男もわかっているのだ。  本作は「ウルフ・オブ・ウォールストリート」や「ナイトクローラー」などのピカレスクロマンの系譜に連なる。この2作はいき過ぎた主人公にある種の清々しさすらあったが、本作の主人公に残るのは虚しさだけだ。

  • 鑑賞日 2017/8/5

    フランチャイズは不動産業

    “あの”世界最大の外食チェーンを創りあげた男を描いた実話です。 「資本主義社会で生き馬の目を抜くようにして成功した男の一代記」というのは洋の東西に関わらず屡々見かけます。 ここ日本では得てしてそういう人物は「人格者」として描かれますが、アメリカでは必ずしもそうではありません。 往々にして“彼”は、良く言えば大胆不敵で創造性に富んだ非凡な人物ではあるのですが、客観的にみてどこか性格が破綻した「異端児」である場合がほとんどです。 だからこそ劇的な物語になるのでしょうが、逆に言うと、だからこそ、本人および遺族の反発や拒否などがあって、描くのが難しかったりするのでしょう。 例えば某ウォルトさんの生涯を(差別主義者であるとか赤狩り時代に密告したらしいとかを)「ありのままに」描いたらとても面白いと思うのですが、おそらくあの会社が潰れない限り(ということは永遠に)無理でしょう。 そんなことをふまえるとこの映画、「よくもまあここまで」と感心するほど主人公が「ヒール」でした。 ただ、主人公の「非道」や「悪行」は、ある種の小気味よさや痛快さを感じられるように描かれていますので、「ピカレスク」としては成功していると思います。 そしてそんな主人公をマイケル・キートンが芸達者に演じています。 声のトーンや口元の感じが独特で、本人の特徴に寄せたのかと思っていたのですが、最後に出てくる実際の映像や音声を見聞きすると全く似ていないので、演者独自の創意工夫だと思われます。これが実に何とも絶妙に微妙な不快感を抱かせる喋り方で見事でした。ピアノ連弾歌唱シーンなんか、まさに玄人の仕業でほれぼれします。 久々に見た気のするローラ・ダーンも相変わらずの存在感で、役者に見応えのある作品だとも言えるでしょう。 あとフランチャイズ経営に関して会計士が言う「あなたは飲食業の話をしているが、私が話しているのは不動産業についてだ」という台詞は目から鱗でした。 資本主義って「えげつない」ね。

  • 鑑賞日 2017/8/28

    ★★★★

    誰もが知ってるマクドナルドの産みの親と育ての親の実話。客本位で、慎重な産みの親とビジネス本位で自分勝手な育ての親、最初はいい関係も徐々に変化。それもこれも育ての親の身勝手から。決して気持ちのいい映画じゃなかった。むしろ後味悪いくらい。ただ、良いセリフがいくつもあり心に残ったのと成功するにはひとりじゃなく優秀なブレーンが必要だということ。

  • 鑑賞日 2017/8/23

    マクドナルドの闇はアメリカン・ウェイの闇か

    この映画は無料チケットで観た。 マクドナルドは自分が大学生だった1980年にアルバイトをしたことがある。だからこの映画で描かれる1950年代の頃の厨房と1980年代のそれとはだいぶ様子が違うものの、店員がバーガーやポテトをつくっている場面を観て、懐かしさがあった。 そしてこの映画はそのハンバーガーが世界的な飲食店へと発展する成功&出世物語なんだろうな。 と思っていたら、違った。 さえないセールスマンであったレイ・クロックが、マクドナルド兄弟のハンバーガー店のシステムにビジネスチャンスを見出して、全米に店を拡張させようとする。 というところまでは普通の立身出世物語の型通りなんだろうが、それでマクドナルド兄弟と対立、力づくで彼らから商権を奪い取る。 法的には何の問題もないのだろうけれど、えげつないやりかたにおやっ、となる。 この映画の台詞にもあるとおり、ビジネスも戦争と同じだから、金儲けにきれいも汚いもあるか、とばかりにレイは自分のやり方でマクドナルドを乗っ取ってしまった。 マクドナルドを通して安い、早い、簡単に食べられるファストフードのシステムを批判し、そのファストフードのシステムに代表されるアメリカの手法をも批判している映画だった。 マクドナルド兄弟が品質を保持するために店の拡張をしない。だが、レイは品質を無視して拡張した。 安い、早い、簡単はマクドナルド兄弟の生み出したシステムだけど、それでも品質を重視した。が、レイはコストダウンのためには商品の粗は目をつぶった。そのために失ったものが大きいという。物質文明の発達が便利だけど、そのために損害も出る。 これからマクドナルドを食べるたびにこの映画を想い出して、なんかモヤッとした気分になるのかも。 もうファストフード食べるの、よそうかな。

  • 鑑賞日 2017/8/4

     マクドナルドを世界有数の外食チェーンに押し上げた男、レイ・クロックの伝記映画。しかしこの映画は決してレイ・クロックを英雄として描いているわけではない。ミルクセーキの機械を売るセールスマンだったレイは、まとめて5台の注文が入っていることを知る。一体どんな店なのかと行ってみたところ、マックとディックの兄弟が経営するハンバーガー店「マクドナルド」があった。合理的な流れ作業のシステムや、メニューを単純化するなどのコスト削減・高品質という革新的なコンセプトに勝機を見出したレイは、壮大なフランチャイズビジネスを思いつき、兄弟を説得、契約を交わす。野心家で、自信家でもあったレイには勝算があったが、契約のためにいくらハンバーガーを売ってもレイに入る収入だけでは新規出店に限界が来る。やがてその野望はマクドナルド兄弟との全面対決を迎えることになる。  レイ・クロックとマクドナルド兄弟の顛末は本作だけでなく様々な所で述べられているので、調べることは可能だ。最終的にはレイが兄弟から商権を買収する形で決着がつく。力づくで奪ったということだ。その事実を見ても、レイ・クロックを聖人としては描いていない。しかし、マイケル・キートンの怪演もあって単なる悪役にもなっていない。深夜、誰もいなくなった店の周りを黙々と掃除するシーンなど、彼がどれだけ愛情を注いで店を盛り立てようとしていたのかがわかるからだ。レイはフランチャイズ化でどんどんチェーンを広げようとするわけだが、それはいいものを広く安く提供したいという思いからなのか、自らの虚栄心のためなのか、金儲けのためなのか、後半に行くに従ってどんどん曖昧になっていく。そこは見る者の判断に委ねようということなのだろう。  一番興味深かったのは商権を買収した後、兄弟がレイになぜウチの店じゃなければならなかったのかと聞くシーン。答えは映画を見てほしいのだけど、日本では生まれない発想や文化の違いを感じました。

  • 鑑賞日 2017/8/22

    古い価値観を今観ることの意味

    主人公は、 ビジネスのパートナーたちを切り、糟糠の妻まで切り、成功を追求した人。古い価値観だなあと、思った。 エンディングに出てきたご本人は、 演じた俳優のような深みは感じられず、 欲望に忠実だった時代の成功者のかおりがぷんぷん。 フランチャイズの仕組みのファウンダーであるとの誇りなのか、マクドナルド兄弟を差し置いて名刺に「マクドナルドのファウンダー」と書いてしまうセンス。 一族の歴史を抱えたファミリーネームを、響きがいいからという理由で取り上げてしまうセンス。 普通の人はそこまでしないよなー。不快です。 しかし見方を変えれば、プロデュースに必要な客観的な視点を、彼が持っていたっていうことか。 プロデュースされたものと、そのもの自体とで、 金銭的な価値が全然違う世界。 例えば芸能人の価値を事務所が作っているように。 その人自身にとっては、文字通り掛け替えのない価値を持つものを、金銭的な価値を取りたい人間が、買い叩き、取り上げるのは、グロテスクだなあと思った。 のれんを取られたマクドナルド兄弟、離婚された妻、妻を取られた実業家らの、痛みを想像してしまい、ああ、彼と関わりさえしなければ、と思った。 そんなこんなして発展したマクドナルドが、憧れのバイト先だった頃、藤田田さんの頃の感じのままだったならまだ救いがあるが、最近のダメさ共感のできなさを思うに、もう、「あーあ」としか思えない。 わたしにとってマクドナルドは、資本主義とその中で生きる自分自身を冷笑したいときに利用するものになるであろう。 映画としては、そこそこよかった。主役の俳優がチャーミングで、そこが救い。

  • 鑑賞日 2017/8/21

    自分ファースト主義

    この映画を見たとき、 真の創始者マクドナルド兄弟側の主張を知りたくてググってみたけど、本もなければ、記事も少ない。 兄弟からマクドナルドを奪い取ったとされるレイクロックのビジネス書は山ほどあるのに。 こんなことがこの2017年の現在起こってることが恐ろしい。 両者の言い分がもっとあっていい気がするのだ。 自分ファースト主義、今のアメリカが選んでしまったアメリカファースト主義。 私たちはそろそろファースト主義をやめないといけない。 ファースト主義を遂行するため合理主義や利益追求の資本主義が私たちの生活やカラダをむしばんでいる気がする。

  • 鑑賞日 2017/8/20

    空腹の羊飼い

    人と物に忠実な楽曲と、喜劇の様な役者の表情・仕草により、すんなりと作品の中へ入り込める。 また本来の目的であるシェイクのミキサー販売とは真逆に位置する粉シェイクへ走るという末尾への伏線もシンプルで隙がない。 本作の主人公はクロック氏だが、視点はややマクドナルド兄弟側に寄っており、兄弟に牙を剥くきっかけとなる具体的なエピソードが抜けている為、ひとつ紹介させて頂く。 クロック氏がオープンさせたシカゴ店は、本店であるカリフォルニアの様に乾燥した気候では無い為、規定通りにフライドポテトを作ってもカリカリに揚げる事が出来ず、評判が悪かった。 試行錯誤の末、ポテトの入った箱の周りに扇風機を幾つも置き、風を通す事でポテトを乾燥させる事を考案。 何度も兄弟に説得を試みるも、契約書を楯に悉く遇らわれた。 結局、独断で実施し窮地を脱したのだが、その時のシカゴ店は利益配分も合わさり、倒産寸前まで追い込まれていた。 如何に不平等とはいえ自分の意思で契約書に判を押した以上はそれを遵守すべきであるし、家を抵当に入れた為に窮地へ追いやられた事は自業自得と言えるが、兄弟も利益はしっかり頂くのに、現場の意見を真摯に受け止めなかったという落ち度はある。 怪物か、英雄か。 いずれにせよ、鏡にくっきりと写る人生を歩みたいものだ。

  • 鑑賞日 2017/8/20

    めっちゃ気になる!

    マックの創設者の話なんてスティーブ・ジョブズの時と同じくらい気になっていて凄く楽しみにしてました。ただ、その中身はそんなにキレイゴトばかりじゃなくて、正直創設者のやり方には共感できませんでしたが、観れて良かった映画でした。

  • 鑑賞日 2017/8/15

    終わりが唐突な感はあったが、それ以上やっても見所があんまりないということか。帝国築くのを続けるだけだし。 登場人物の心情等の変化を語りすぎないところはしつこさがなく、観やすかった。

  • 鑑賞日 2017/8/13

    50歳を超えて世界的大企業を立ち上げていくレイを野心家で儲け第一主義の企業家

     誰もが知っている 世界規模のファーストフードチェーン“マクドナルド”の誕生話を創業者レイ・クロック(マイケル・キートン)の視点から描いたヒューマンドラマだ。  1954年。成功を夢見るレイは色々な職業を転々としながら今はシェイクミキサーのセールスマンとして全米各地を回っていた。ある日ミキサーを一度に6台もの注文をしたマックとディックのマクドナルド兄弟(ニック・オファーマン、ジョン・キャロル・リンチ)が中西部で経営するハンバーガー店を見に行った。彼はマクドナルドのスピーディーで高品質な革新的販売システムに驚く。彼はこれを商売にと、フランチャイズ化を画策する。  やがて、ゴールデンアーチとマクドナルドの文字は全米各地に増えて行くが、店の経営をめぐり、レイとマクドナルド兄弟は対立を深めていく…。    映画はアメリカン・ドリームのごとく50歳を超えて世界的大企業を立ち上げていくレイを野心家で儲け第一主義の企業家として、また実質生みの親のマックとディック兄弟を高品質な商品を提供することで客に幸せを提供したいと思う生産者という相対する描き方をすることでエンターティメントとして成りたたせている。  確かにレイがいたから、今のマクドナルドはあるのは事実だ。マック兄弟だけなら、単に田舎の繁盛店で終わっていただろう。良いものを誰にもという思いで、拡大していく経済活動がいつの間にか拡大した組織を維持していく形に変わっていくのがアメリカ資本主義であることを見せてくれる本作は戦後同じ道を歩んできた日本人にとっても面白い話に映るのは当然か。  私はマクドナルドにお別れして30年以上経つが、自分の選択が間違ってなかったと本作を観て確信した。

  • 鑑賞日 2017/8/7

    成功の為には、手段を選ばない非情な冷血漢

    ❶マッチング:消化良好。 ❷「マクドナルド」を創業した「ファウンダー(創始者)=生みの親」である、マック(ジョン・キャロル・リンチ)とディック(ニック・オファーマン)のマクドナルド兄弟と、世界最大のファストフードチェーン店に発展させた「ビジネスマン(事業家)=育ての親」である、レイ・クロック(マイケル・キートン)とは、赤の他人だった。この3人が、最初は協力し合い事業を拡大するが、意見の相違が決定的になり、遂には袂を分かつまでになる。その状況が実に興味深い。 「両雄並び立たず」の故事があるように、小さな溝でも埋めることが出来ないのだ。 ❸映画に登場した1954年のレイは、ミルクシェイク用ミキサーの行商をする52歳のセールスマン。「根気(Patience)が成功をもたらす」と信じて、出張でホテルに泊まる時には、「The Power of Positive Thinking」( 1952.に発行されたDr. Norman Vincent Pealeによる啓蒙書)のレコードを聴いて、自分を鼓舞する前向きな男。1台売るだけでも大変な中、8台もの注文が入り、間違いでは?と確かめに行ったのが、マクドナルド兄弟が経営するハンバーガー店。大繁盛の要因は、限定メニューを、流れ作業方式により、短時間で、安定した品質で供給するシステムだった。すっかり惚れ込んだレイは、フランチャイズ化による全国展開を提案し、契約に漕ぎ着ける。 ❹マクドナルド兄弟が考案したシステムのプロトタイプが、映画では時代を溯って描かれる。兄弟が、広い駐車場に実物大の店の設計図をチョークで書く。その中で、雇用する従業員を使って、調理と販売作業をシミュレーションして、問題を洗い出し、改善していく。それはまさにIE(Industrial Engineering)そのものである。自動車王と呼ばれたヘンリー・フォード(1863 - 1947)が生きていたら、同じことをしただろう。 ❺本作では、善良で野心のない、マクドナルド兄弟を同情的に描いている。対するレイは、マクドナルド兄弟との契約を一方的に破棄するわ、経営権委譲の際の「利益の1%を兄弟に支払う」との紳士協定も反故にするわ、倒産寸前だった会社を立ち直らせる方法を教えてくれた恩人(B・J・ノヴァク)をCEOにしたものの、意見の対立から首にするわ、家庭生活でも、自分を支えてくれた妻(ローラ・ダーン)を見捨てて、事業のパートナー(パトリック・ウィルソン)の妻(リンダ・カーデリーニ)を横取りしてしまうわ、経費節減の為、アイスクリームを使わない粉で作ったミルクセーキ(模倣品)を売るわ、等々、成功の為には、手段を選ばない非情な冷血漢として描いている。憎まれても、そこまで徹底しないとナンバー1にはなれないということか? 事業家としては優秀だったかも知れないが、こういう人間は好きになれない。 ❻トリビア: ①レイが映画館で観ていた映画は『波止場(1954米) On the Waterfront』(監督:エリア・カザン、出演:マーロン・ブランド、エヴァ・マリー・セイント)(AA作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、助演女優賞、撮影賞、美術監督賞、編集賞を受賞)。 ②日本のお家騒動の例: ・2016年:出光興産における昭和シェル石油との合併計画について、創業者長男の名誉会長が合併阻止を画策。 ・2015年:ロッテホールディングスにおける重光武雄・重光昭夫親子による経営権争い。 ・2015年:大塚家具における大塚勝久・大塚久美子父娘による経営権争い。 ・1998年:松竹における奥山融社長と息子である奥山和由専務解任クーデター。 ・1992年:フジサンケイグループにおける鹿内家追放クーデター。 ・1982年:三越における岡田茂社長解任クーデター。

  • 鑑賞日 2017/8/12

    アメリカ資本主義とは

    前回のウォルト・ディズニーの約束と同じく実話を映画化した作品。 「ファウンダー」も「ウォルト」もどちらも戦後のアメリカの企業の成功者を題材にした作品である。今回はよりアメリカンビジネス色が強く出た作品であるが、ジョン・リー・ハンコック監督は淡々と物語を描き観るものに判断を任せているような作り方をしている。どちらかというと映画を見た後、映画の話というよりこの実話に関しての話に花が咲くような感じ。

  • 鑑賞日 2017/8/10

    マックには行きたくない

     巨大ハンバーガーチェーンのマクドナルド・コーポレーションの創業者、レイ・クロックの伝記映画。5本軸のシェイクミキサーのセールスをしていた52歳のレイは、8台もの注文をしてきた店に興味を抱き向かってみると、マクドナルド兄弟が、それまでのドライブインレストランの常識を打ち破る、セルフサービス、スピード、高品質、単純なメニュー、食器を排して包み紙のまま食べる、という革新的コンセプトの店だった。レイはフランチャイズビジネスを思いつき、兄弟を説得し契約をかわすのだった。しかし土地と店舗を経営者に任せる方式ではレイ自身の利益は上がらず借金の抵当に自宅を当てる始末だった。しかし助言により土地をレイ自身が選定しこれを購入、土地を貸すことでフランチャイズオーナーを契約でしばりしかもレイの会社の利益につながるシステムにしたことで、マクドナルド帝国の屋台骨が出来上がった。そしてフランチャイズの拡大の障害となっていたマクドナルド兄弟を排除しレイの創業したマクドナルドコーポレーションは不動産ビジネスとして大成功を収めるのだった。  レイは「根気」でアメリカンドリームを掴むのですが、とってもえげつなくて、成功した彼に賞賛を送りたくないと思うほどでした。しかし、マクドナルド兄弟のハンバーガー店を見て、これを全米に拡大しようとする方法、フランチャイズに独自メニューを許さず店舗をきれいに保つ方法、契約での歩合では儲からないことに気付いたあと不動産ビジネスとしてフランチャイズを考えた方法などフランチャイズを統括するための教科書のようでした。それにしてもレイの厭らしさをマイケル・キートンがこれでもかという感じで演じていて素晴らしかった。しかしやっぱりマクドナルドを食べに行きたいとは思えず、アメリカって食事にも文化を感じさせない国なんだなあと再認識しました。

  • 鑑賞日 2017/8/5

    マクドナルド=アメリカ

     主人公のレイ・クロックは  アメリカンドリームに取り憑かれた男で、  彼はその夢を叶えるためには全てを犠牲にする。  友人も、妻もプライベートも。  ラストでレイ・クロック自身が 「えげつないやり方で競争社会を生き抜いた。」  と語るように、誠実さや道徳心も捨てて  アメリカン・ドリームのために全てを犠牲にする。  これはアメリカの多少悪いことをしても  金を儲けた奴がエラい!  という考え方をまさに象徴している。  マクドナルド兄弟はメニューの数を減らしたり、  手で食べれるようにしてフォークや皿を洗う手間を省いたり、  長居させないために座り心地の悪い椅子にしたりして、  コストを下げて回転率を上げた。  つまり徹底的に効率化を図ることで、  成功を収めていた訳ですが、  彼らはその本当の価値には気づいていなかった訳です。  画期的なシステムを考えながらその本当の価値を知らない  マクドナルド兄弟と、  その価値に気づきフランチャイズ化したレイ・クロック。  ついにはレイ・クロックに乗っ取られて、270万ドルで  マクドナルドを彼に売却することになる訳ですが、  創始者であるマクドナルド兄弟と  創業者であるレイ・クロック。  どっちがエラいのだろうか?と  映画を見ながら考えてしまいました。  ただレイ・クロックは彼らが全く気づいていない  マクドナルドの良さをラストに語る。 「マクドナルドという名前がアメリカ的で素晴らしい。」と。  マイケル・キートン演じる主人公のレイ・クロックは  本当に酷いやつなわけですよ。  特にローラ・ダーン演じる奥さんに対して酷い!  マイケル・キートンは家庭のことを省みずに  色々な仕事を転々として、家にも毎日帰れてない訳ですよ。  それでもローラ・ダーンはマイケル・キートンを支えていて、  フランチャイズ化が成功して店をまかせる夫婦が必要に  なると彼女も一緒に探したりしてる訳ですよ!  そんな彼女に対してあまりに冷たい。  最後にはマイケル・キートンから別れを切り出し、  彼は人妻で自分と似た野心家の女性と再婚する。  フランチャイズを展開する店の土地の土を握りしめて  投げるショットにアメリカの地図が重なる演出が良い!  つまりマイケル・キートンがフランチャイズ化した店の  彼の土地がアメリカ全土に広がっていくことを暗示した  見事な映画的演出。  アメリカン・ドリームそのものを演じた  マイケル・キートンのサイコパスぶりが素晴らしかった!  かなりのハマり役で彼の代表作と言えるのでは!?  マイケル・キートン自体はアカデミー賞作品賞の  バードマンよりファウンダーの方が絶対に良い! ↓このシーンの軽薄な顔の感じとか最悪最高ですよ!  旦那に相手にされない奥さん役のローラ・ダーンの  疲れ具合&それでも夫を支える姿も非常に良かった!  マクドナルド兄弟の二人も良かった!  兄貴の名前がマック・マクドナルドなのが面白い!  なんというか80点ぐらいかなと言う気持ちで観に行って  80点満点を取ったようなとても良い映画でした。  I'm lovin' it!! コピー  英雄か。怪物か。

  • 鑑賞日

    こんなに胸糞悪いサクセスストーリーがあっただろうか!?アメリカン・ドリームの裏にある汚い部分をそれこそマクドナルドみたいな粗野だけど万人受けする妙にしょっぱくて脂っぽい味付けで料理したみたいな(褒めている)。油っぽすぎるのでコーラ(コメディ要素)も一緒にどうぞ!みたいな……。 成功にはpersistence(根気)が一番の近道だという哲学を持った男が成り上がるストーリーだが、persistenceは「執拗」とか負のイメージを伴うこともあって、まさにその両面を描ききっている。なんだか「俺はいつかアメリカンドリームを掴むんだ」という妄執に囚われた男の話にも思えました。 ビジネスで成功したかったら、ライバルが溺れている時にはそいつの口にホースを突っ込め、という。そういう弱肉強食、文化の画一化、ファストフード化みたいなものに疑問を呈す流れが今確かに強まっていてマクドナルドの業績も良くない。そういうタイミングでこういう映画を観られるのは良いことじゃないかと思った。

  • 鑑賞日 2017/8/10

    アメリカンドリームの裏側

    野心に満ち溢れてはいるが52歳になるまで失敗続きのしがないセールスマンだった男が、マクドナルド兄弟の産み出した画期的なファーストフードシステムに出会ったことから巨大なハンバーガー帝国を作り上げることになる、その出発点を皮肉な視点で描いたすこぶる面白い力作。旅暮らしが続きアメリカの外食産業の欠点が身に染みていた主人公だからこそ、兄弟の真価に気づき苦難の末に成功していく姿が痛快ではあるが、実態は他人のアイデアの横取りだけでのし上がり、巧言とまやかしで兄弟や妻を犠牲にしていくのだ。主人公を演じるマイケル・キートンのかなり腹立たしくなる好演もあって、夢の実現にまつわる功罪をたっぷり味あわせてくれる。 C・イーストウッド監督作の脚本家からスタートした監督のこれまでの作品は、実話を基に成功したアメリカ人の生き方の光と影を描くというテーマが共通しているところが注目すべきだろう。序盤に主人公が「波止場」を観に行く短い場面が彼のダーティ・ヒーローとしての未来を暗示していたかのようだ。

  • 鑑賞日 2017/8/10

    作品紹介(映画.com)より

    本日ムービックス三郷17時の回鑑賞。 只今全国感動絶賛公開中。 この作品の監督・主演陣の今後に期待。 下記にて映画.comよりストーリーと 映画評論記載。 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」でアカデミー主演男優賞にノミネートされたマイケル・キートンが、マクドナルドの創業者レイ・クロックを演じる、実話をもとにしたドラマ。1954年、シェイクミキサーのセールスマン、レイ・クロックに8台もの注文が飛び込む。注文先はマックとディックのマクドナルド兄弟が経営するカリフォルニア州南部にあるバーガーショップ「マクドナルド」だった。合理的なサービス、コスト削減、高品質という、店のコンセプトに勝機を見出したクロックは兄弟を説得し、「マクドナルド」のフランチャイズ化を展開する。しかし、利益を追求するクロックと兄弟の関係は次第に悪化し、クロックと兄弟は全面対決へと発展してしまう。キートンが主人公クロックを演じるほか、妻エセル役をローラ・ダーン、マクドナルド兄弟役をニック・オファーマン、ジョン・キャロル・リンチがそれぞれ演じる。監督は「しあわせの隠れ場所」「ウォルト・ディズニーの約束」のジョン・リー・ハンコック。 ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ The Founder 2016年/アメリカ 配給:KADOKAWA ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ 映画評論・批評 2017年7月25日更新 2017年7月29日より角川シネマ有楽町ほかにてロードショー 夢も希望もない資本主義の現実。マイケル・キートンの鬼気迫る無表情に震撼 まるで、資本主義のからくりを絵に描いたような話ではないか!? 心の中に並み外れた野望を秘めながらシェイクミキサーを売り歩くレイ・クロックが、ある日、ミキサーを大量発注してきたハンバーガー店のオーナー、マクドナルド兄弟の斬新なサービス形態に着目し、あれよあれよと言う間にビジネスの中枢へと入り込んでいく。 商売の拡大より、美味しいハンバーガーをどこよりも安く、早くお客に提供したかったマック兄弟を説得し、クロックは店舗拡大が可能なフランチャイズ権を獲得。それは品質重視のマック兄弟の企業理念に反するものだったが、時はアメリカでフランチャイズビジネスが一気に成長した1950年代。クロックの仕掛けは的中し、やがて、彼は予想を遙かに超える急展開に呆然とする兄弟を飲み込むように、たったの100万ドルで店名も含めて命綱の商権を買い取ることに成功。何の躊躇いもなく"創業者"を名乗るのだった。 画像1 ちょっと待ってよ!! と誰もが思うだろう。どう考えても創業したのは最初にカリフォルニアの田舎に画期的なバーガー店をオープンしたマクドナルド兄弟ではないかと。でも、開業時の営業形態とメニューを受け継ぎ、それを地球規模の巨大ビジネスに作り替えた、強引に言い換えると"再創業"したのは、レイ・クロックかも知れないと思わせるのが、本作の肝だ。もしも、クロックがいなかったら、僕らは小腹が空いた時にマックのダブルチーズバーガーに思い切り食らいつくことも、ハンバーガーだけに許される一気食いの快感を享受することもなかったかと思うと、この微妙な創業者論はさらに迷走するのだ。 極め付けは、劇中の後半でクロックが言い放つ、マクドナルドはハンバーガーを売って儲けているのではなく、世界各都市の一等地に店舗を出店し、フランチャイジー(加盟店)からその好立地に見合ったリース料を徴収して主な収益を得ている"不動産投資ビジネス"だという事実だ。ハンバーガーを頬張る喜びも萎える、まさに、夢も希望もない資本主義の現実。クロックを演じるマイケル・キートンの毎度鬼気迫る無表情が、これ程冷え冷えとして震撼させる瞬間はない。 (清藤秀人) ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ 2017年7月29日公開 Check-in 3173人 注目作品ランキング18位

  • 鑑賞日 2017/8/9

    現在の何でも同じという均一化されたアメリカ的なものはすべてここから始まったという50年代におけるマクドナルド創業にまつわるドラマ。 とにかく周囲の事なんてどうでもいい、己の欲望の為に信じる道を突き進む主人公の行動に、時には興味を持って、またある時は、それやっちゃ人としてどうなんだという義憤にもかられながらも、基本的にはかなり楽しめた。マイケル・キートン演じる主人公レイに翻弄されるローラ・ダーン演じる奥さんやマクドナルド兄弟にも同情してしまうんだな。この人は現アメリカ大統領のトランプとの共通点もあげられているようで、レイがホテルでレコードで聴いていた成功哲学を語っている人物は、トランプが唯一尊敬している人物なんだそうだ。まさに今のアメリカを知るための映画と言える。 今作の監督のジョン・リー・ハンコックは前作「ウォルト・ディズニーの約束」でもそうだったが、途中途中でユーモアを交えながら観客の心を捉えて離さない語り口が非常に上手いと思う。

  • 鑑賞日 2017/8/9

    脚本が良かった 最後がびっくり

  • 鑑賞日 2017/8/6

    世界を席巻するビジネス・モデルの誕生秘話

    安い、早い、うまい、のマクドナルド兄弟の店を発見したセールスマンのレイは、フランチャイズ化を彼らに提案する。野心に溢れた起業家のレイと、品質を第一に考える良心的な経営者の兄弟は、悉く対立し、やがてその確執は決定的なものになる。そして悪貨は良貨を駆逐する。効率的な調理法を考案した創立者の兄弟と、それをチェーンとして作り上げたもう一方の創立者のレイ。この組合わせが、ファストフードの黎明のみならず、世界を席巻するビジネス・モデルを産み出すことになる。

  • 鑑賞日 2017/8/6

    実話元にした系だったので、ポジティブなやつかとおもってたけど、予想大外れでした。超えげつねえ…。作中のクロックの台詞「ライバルが溺れてたらホースを口に突っ込むのが成功の秘訣」がこの映画を象徴してる。うわー。

  • 鑑賞日 2017/8/6

    やはり悪どい奴が略奪していたな

    ファウンダーとは見つけたという事からの創設者なんだという事が分かった。モラルとかのかけらもない奴がセールスマンをやっているというステロタイプが底に流れている。今も厳然と存在しているんだろうと思うと怖いねぇ。

  • 鑑賞日 2017/8/6

    実話物はやはり面白い

    マクドナルドにほんとの創業者がいた話。名前の響きって、看板って大事だと、改めて思う。ウェイトレスがローラースケートで注文取りくるのは、今なら流行るんじゃない?

  • 鑑賞日 2017/8/6

    マクドナルド神話の光と影

    とびきりのビジネス映画。実話に基づく物語で、細かい点も丁寧に再現しています。この手の映画は建前ばかりになりがちですが、しっかりと本音や泥臭い面を描いており、主演のマイケルキートンの清濁併せ呑む好演は必見です。マクドナルド兄弟が西海岸の片田舎で始めた効率的なハンバーガーショップを、フランチャイズで全米はもとより全世界に広げた立役者、レイ・クロック氏が主人公。52歳の野心家がのし上がっていく様は、アメリカンドリームそのもの。兄弟を裏切ってまで事業拡大を目指すえげつなさに(日本人としては)辟易しますが、「ビジネスは戦争」という米国仕込みの哲学を体現しているともいえます。トランプ大統領はまさにこういう思考のビジネスマンなんだろうなあ。なぜマクドナルドが全米で受け入れられたのか。そして、今もなお高収益を維持して世界へと広がっているのか。その理由が少しわかりました。

  • 鑑賞日 2017/8/6

    マクド

    この作品をアメリカンドリーム資本主義の功績だと称えるのであれば固定観念に凝り固まった私は生粋の日本人(-_- 綺麗ごとだけでは儲からんよなぁ~! 「I'm have'n it 」って( ̄∀ ̄) 光と陰のスゴイ印象的な映画🎬 マイケルキートン53歳役見事です!

  • 鑑賞日 2017/8/3

    マクドナルドを食い物にした男

    今でこそ「カイゼン」や「働き方改革」なんて言葉がありますが、最初からそれを見越して立ち上げたマクドナルド兄弟の話が興味深かったです。 この話を聞いているだけで、十分、お腹いっぱいになる話でした。 しかし、マクドナルドを大きくしたのは別の男レイ・クロック。 それは知らなかったです。 タイトルは「創業者」。 この創業者のレイは何かしたのかというと、私は何もしていないと思います。 他人を食い物にして、人のことより自分を優先。 成功はしているのですが、素直に感心出来なかったです。 ただひとつ言えるのは、見る目があるということ。 他人だから気づいたというのもあると思いますが、マクドナルド兄弟も気づかないものを感じとった感性は根気ではないと思います。 映画自体はマクドナルドをアメリカの一大産業にしたような感じですが、これぞ弱肉強食の世界というのを描いていたと思います。 マクドナルド兄弟も契約だけでなく、調理システム全体に特許を取得していたら、違う歴史が生まれていたのかと思います。 今の時代は「根気」が成功に導くのではなく、「企業理念」がいかに消費者の共感を得るかだと思います。 マクドナルド兄弟の理念が今も続いていたら、現在における不祥事はなかったんだろうなと思いました。

  • 鑑賞日 2017/8/3

    知らなかった

    帰り道、しみじみとマクドナルドの看板をみてしまった。 イケイケでここまでやるか。時代もあったんだろうが欲しいものは自分を信じて根気よく前に進み手に入れる強引さにあっぱれ。 しかし詐欺まがいなことをして手に入れたという事実を映画にして、しかも普通に上映するのが凄い。60年もたてば時効?守られなかった紳士協定も? こんなことがあったということを知っている人はどれくらいいるんだろう。

  • 鑑賞日 2017/8/2

    映画云々っつーより、 実録の迫力ですかね。 えげつなっ!w ですかね。(^^)

  • 鑑賞日 2017/8/2

    へーっ

    へーっ、そうだったの、ていうだけの感想しかない。 胸くそ悪い話だな。 マクドナルドとは縁がないからどうでもいい。

  • 鑑賞日 2017/8/1

    ドキュメンタリーだと延々と証言者のアップを見ていなければならなかったりするので、マイケル・キートンという達者な役者を主役に迎えてのドラマ仕立てはありがたいというか、ダークな部分にも目を向けたマグドナルドの裏話を知ることができて面白かった。 マグドナルドの本当のファウンダー(創業者)はディック&マック兄弟なんだけど、その合理的かつ品質第一の運営に惚れ込んだレイ・クロックがフランチャイズ化に奔走しなければ世界規模の展開はなかったと思うと紛れもなく創業者といえるのかも、1950年代から60年代にかけてのアイテムが散りばめられたアメリカの暮らしぶりもみどころ!

  • 鑑賞日 2017/7/31

     これは、世界で最も成功したファストフードチェーンである王者・マクドナルドの“創業者”、レイ・クロックを通して描く、その誕生秘話。  1954年。52歳のレイ・クロックは様々な事業に手を出しては失敗を繰り返して来た。現在は、5軸のミルクセーキ用ミキサーを売り込む為の全米行脚の日々が続いていたが、これが全く売れない。  ところが、ある日、一度に8台もの注文が入って驚いたレイは、カリフォルニアにある注文主の店を訪ねる。そこは、マックとディックのマクドナルド兄弟が彼らのアイデアをもとにオープンしたハンバーガー店。注文から僅か30秒で渡される絶品バーガー、清潔な店舗、システマチックで流れるような厨房作業……この後、ファストフード店のスタイルを決定づける画期的なシステムに衝撃を受けたレイは、渋る兄弟を説得してフランチャイズチェーン展開を図ろうとするのだが……  ファウンダーとは会社創業者の意味で、これは、一介のセールスマンに過ぎなかったレイ・クロックが如何にマクドナルドの創業者を名乗るまでになったのか、を描くもの。  一見、サクセスストーリーにも見える本作ですが、これは、むしろマクドナルドの暗部を描き出すものであり、よくもまぁマクドナルドがこの映画公開を認めたもの、と言う感じの内容を含んでいます。    マクドナルドは、かつては贅沢だった外食を、庶民が家族で安心して楽しめるものとした功労者であり、その功績と後に与えた影響は数知れません。映画冒頭で描かれる、誰もが笑顔になる美味、それを実現するための拘り、そして、素早く、安価に供給するための斬新なアイデア……なるほどこれが’50年代にあったら画期的だ、と誰もが納得するでしょう。  そして、それを構築するため、テニスコートに配置図を描いて作業動線をシミュレートしながら店を作り上げて行く描写は、正に物作りの面白さそのもの。それをテンポよく描く、一連の描写にはワクワクさせられました。この辺り、マクドナルドの創業に係わる美談として文句のないものでしょう。  そこに登場したレイも、それに感銘を受けたひとりであり、当初は、その素晴らしさを万人に提供すべきだ、との信念に基づき、熱意を以てフランチャイズ化を進めます。  その辺りまでは、マクドナルド兄弟もレイの性急さを危惧するものの容認するのですが、その後、レイの心に野心が忍び込んで、おかしな事になって行きます。  映画としては、その野心の象徴として、ジョアンナと言う女性を登場させるのですが、この辺りは狙いが判り過ぎる脚色で、ややあざとさを感じました。  やがてレイは、利益追求の為に兄弟の理想を離れた改革を進め、更にマクドナルド兄弟の盲点だった土地を押さえる事で、マクドナルドを支配し、やがて兄弟を追い出してしまいます。  兄弟との口約束は反故にするわ、長年連れ添った妻を捨てて、共同事業者の妻だったジョアンナを略奪婚するわ、と公私に渡ってレイの下衆っぷりを描き、野心に狂った男の生き様を見せる、その内容は確かに見応えがありますし、それを演じ切ったマイケル・キートンの演技も素晴らしい。  また、楽天的で誰もが希望に溢れていた’50年代アメリカの風俗描写も見物です。  それでも、この映画に物足りなさを覚えたのは、もう少し踏み込んだ描写が欲しかった所。  アメリカ社会における資本主義経済の問題――ビジネスの効率化と利潤追求の裏で、押しつぶされる個人と、ものづくりへの拘り、職人の誇り――マクドナルド兄弟を葬ったのは、そうした構造的問題であり、決してレイ・クロック個人のせいだけではなかった筈です。それを、レイ・クロックに背負わせ感のある映画の描写は、いささか残念なものに思えました。

  • 鑑賞日 2017/8/1

    経営とはいかなるものかを学べる映画

    【映画感想】マクドナルド兄弟を題材にした映画 「ファウンダー ハンバーガー帝国のひみつ」を鑑賞しました。 短時間でハンバーガーを作る合理的なシステムを開発した兄弟に目をつけた、新しいもの好きなクロックの成り上がり物語。 どこの店舗に行っても同じ味を楽しめるマクドナルドですが、共通の味を維持するのは並大抵のことではないのが映画を観るとよくわかります。 味を守りたいマクドナルド兄弟と利益追求を目指す野心家クロックのやりすぎ?!経営戦略も学べます。 商才とは運か、根性か。 世界人口の1パーセントの人々が1日に必ずマックを食べている原点を知ることができます。アメリカで50州1500店舗もの成功をおさめたマクドナルドのひみつか解き明かされます。 映画を観ると、ハンバーガーを食べたくなるかも?!

  • 鑑賞日 2017/7/31

    思っていた以上に面白い実話。

    思っていた以上に面白いハンバーガー業界の実話。実名で作っているところもすごい。 ホントの創業者兄弟が「オオカミを入れてしまった」ことに気づいた時点でもう少し守りを固めていたら、まだ何とかなったかもしれないが、資本主義を徹底すると、金は残るが信念は残らないという代表例。あのマクドナルドが創業当時は品質第一主義だったというのも驚きだ。

  • 鑑賞日 2017/7/29

    それか!

    ラスト、レイ・クロックが心底欲しかったものが分かるくだりに、思わず鳥肌が。 あんた最初っからそのつもりだったんか! 凄まじい。 マクドナルド兄弟、もうちょっとうまく立ち回れれば。。。と思っていたけれど、このくだりで兄弟のある種の諦観も納得してしまった。 結局、やっぱり不動産ってところも。 紳士協定なんて守られるはずもないことは兄弟も、私たち観客だって分かっている。 けれど、彼を相手に戦う力はもう出ない。 関わっていると寿命が縮む。 そして、シェイクはアイスクリームに戻りましたとさ。

  • 鑑賞日 2017/7/30

    創業者兄弟とのシェイク戦争

    #0586 角川シネマ新宿「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」。マクドナルド兄弟と共に世界最大のハンバーガーチェーンを作り上げたレイ・クロックをマイケル・キートンが演じた作品。フランチャイズ化の過程で意見の相違から創業者までを追い落とすフードビジネスの裏側も映し出している。出会いと決裂のきっかけになったのがサイドメニューのシェイクであるところが興味深い。

  • 鑑賞日 2017/7/29

    ビジネスに紳士協定など無い

    マクドナルドを世に送り出した兄弟と大規模なフランチャイズ化で世界規模に発展させた元セールスマンとの確執を軸にして内幕を描いたヒューマンドラマ。とことん利益を追求する男と高品質の維持にこだわる兄弟の立場が最後に逆転するのだが、その根底にあったのが資産の大小という点は資本主義の本場アメリカらしい。 兄弟と主人公はフランチャイズ化にあたって契約を結ぶ。それは当然創業者である兄弟にとって有利な条件のはずで(変更するには承認が必要というのが主人公には最大の足かせであった)、主人公は独断では何一つ変えられないことになっていた。しかし主人公は不動産会社を設立し、新店舗には自分が管理する土地のリース契約を義務づけるのである。兄弟は激怒するが主人公は平然と、”店内で起きたことには二人の許可がいるが店の外は違う”とうそぶくのである。このあたりはいかにも訴訟大国アメリカのビジネスマンらしい思考回路だと思った。日本人のように義理や人情に縛られてチャンスを手放す国民ではないのだ。 一方的に妻へ離婚を切り出した主人公は慰謝料として不動産の譲渡には賛成するが自社の株券は頑として譲ろうとしなかった。ここにも彼の信条というか信念というか利潤追求へのあくなきファイティングポーズが見て取れた。 金の力で当初の契約条項の破棄を申し出た主人公に兄弟たちは了承する条件として永続的に全体の利益の1%を要求する。これに対して主人公は契約書に盛り込むことを拒否、あくまで紳士協定という口約束を主張する。ここで見せた兄弟の絶望的な表情は印象的だった。そして観客の誰もがこう思ったはずだ、”主人公はこの約束を反故にする”と。そして現実はその通りになる。 マクドナルドの歴史を実にわかりやすく、スリリングに映像化してくれた作品である。誰が本当のファウンダー(創業者)だったのか。この問いに対する答えは観客ひとりひとりに委ねられている。

  • 鑑賞日 2017/7/30

    志とは

    1954年のマクドナルド創業からその後の発展と乗っ取りを描いた映画 主人公のレイ・クロックは多分賛否両論の評価を受ける人物。この映画では私は大いなる詐欺師なんだと思った。 元々のマクドナルドは兄弟の徹底的な効率化システムを活かしたフードビジネスだったのだけど、レイにとってはそれも自分が大きくなるためのツールに過ぎなかった。彼にとっては家族も車もいらない。ビジネスを失うなら死んだ方がマシ。ビジネスで何を実現させたいかではなく、ビジネスそのものを掌握したいと。そのそもそもの志に違和感を感じたまま、スクリーンを見続けて胃が重くなってしまった。 敬虔なキリスト教信者のマクドナルド兄弟には何が残ったのか。救いを求めたくなる映画だった。

  • 鑑賞日 2017/7/29

    誠実さ

    ファウンダーの野心と行動力の凄さが、ここまでのモノを作り上げたのでしょう。 合理化を奪い取り、全面展開してみせた。 それを客が渇望していたものだからこうなったんだし それを悪く言うなという言い分もきっとあることでしょう。 でも本当にそうでしょうか? 大量に生産して安く売りさばく。 客を待たせず、注文通りに。 でも、それは『システム』ではなく『誠実さ』の証だったのでは? オーダーを間違えない事 お客を待たせない事 その為に我々ができる最善の方法は何? 拡大はした 売り上げも世界規模 でもそれを維持しなければ全てが無くなってしまう。 止まれない。 走らなくなったら終わる。 考えが硬直し 一度立ち止まって考えなおす時間もない。 最善の誠実さが、人を使役するだけのシステムになってしまった今 立ち止まれない恐怖におののいているだけの存在にも見えてしまう。 薄利多売の大量生産が占める世の中で 今またオーダーメイドが見直され 昔ながらの商品にも光が当たり始めている。 野放図な拡大はいつか終わりが来ます。 その時に大切なものは何なのでしょうか? 野心でしょうか? 誠実さでしょうか?

  • 鑑賞日 2017/7/30

    映画の帰り道、久しぶりにマクド食べてみた

    アメリカ的ビジネス成功物語。しがないセールスマンが、50歳を過ぎてから巡り合ったローカルハンバーガー店。新しい画期的なコンセプトの創始者のマクドナルド兄弟になかったのが、「野心と根気」。それだけを武器にレイは 意欲的にフランチャイズをアメリカ大陸国中に増やし、遂に創始者からマクドナルドの権利を買い取る。そしてファウンダーを名乗る大胆ぶり。テンポの早い画づくりや、シナリオ展開もスピード経営の象徴として意識したのだろう。彼がいなければ、保守的な経営でマフィンやフィレオフィッシュなどは、マクドで今食べらなかったのだろう。いま、経営難で客足が減り続けるマクド。皮肉な時期の公開にも強いメッセージを感じた。

  • 鑑賞日 2017/7/29

    名前の持つ重み

    5軸ミキサーのセールスマンのレイ・クロックは、ミキサーを8台まとめて注文してくれたハンバーガー店を訪問し、経営するマクドナルド兄弟に店舗内の見学をさせて貰うと、これこそビジネスチャンスだと脳裏にひらめきます。 マクドナルド帝国を築いたレイ・クロックの伝記を基に構成され、エンドロールでは、本人の映像と肉声も紹介されています。 アメリカンドリームの成功者として、アメリカでは人気も評価もおそらく高いのでしょう。 けれども、一般の日本人的には好きになれないタイプではないかと思いますが、その強引さ、非情さはある意味で興味深く、マイケル・キートンの演技がまさにハマリ役です。 本国の状況は不明ですが、日本での昨今のマクドナルド不振のニュースを見聞きするにつけ、企業が30年定年と云われるように、老舗会社の浮沈が当たり前になっているのは、永遠のビジネスモデルなどありえないのではないかと思いました。

  • 鑑賞日 2017/7/29

    真の起業家マック&ディック兄弟をリスペクトしないレイ・クロックには反感!これってビジネスに対する日本人的甘さ?

    レイ・クロックが強引にのし上がって成功し、長年の連れ添いすら見捨ててしまう姿に反発を感じる。裏を返せば、それ程にマイケル・キートンの演技がはまっていたということだろう。さすがです!

  • 鑑賞日 2017/6/20

    不動産業

    【飛行機で鑑賞/誤字はないけど少しイラっとする字幕版】 1950年代半ば、シェイクを作るミキサーのセールスマンが、繁盛しているハンバーガー屋の仕組みのフランチャイズ化による全国展開を目論む。 セールスマンが行ったハンバーガー屋の名前は2人の兄弟が経営する小さなお店、店の前には行列ができているが、客の待ち時間は僅かだ。セールスマンが兄弟から聞いたのは効率的な仕組みだった。 今ではハンバーガーと言えばファストフードの代名詞だが、その仕組みを作ったのがマクドナルド兄弟、全米へ広めたのがシェイクミキサーのセールスマン、というマクドナルドの発祥と発展を描く。 しかし、物語は、兄弟とセールスマンが手に手を取り合って発展していったという話ではない。むしろ最初は協力的だった兄弟とセールスマンの思惑の違いが徐々に明らかになり目指す方向が違ってくる、その確執を描いている。 その確執は、簡単に言えば、こぢんまりと自分たちの世界を大切にしたい思いと、利益を追求したいビジネスマンの思いの対立だ。 その結果は今や世界中にまで広まったマクドナルドを見れば明らかなのだが、兄弟の思いもよく分かる。フランチャイズの展開には相当の苦労があったことも描かれているが、それでも兄弟にはちょっと同情してしまう。 だけど、兄弟の思いのままだったら、僕は今でもマクドナルドを知らないだろう。それはそれでちょっと困るな。 マクドナルドの本質が不動産業だとこの作品で初めて知った。

  • 鑑賞日 2017/5/14

    真の創業者とは

    TVドラマ「ボディ オブ プルーフ」の印象が強いニック オーファマンが好演。マクドナルドが大きくなったのは、チェーン店を貪欲に進めたパートナーの力量が大きい。今もう一度映画を振り返っても、マクドナルドの真の成功の理由は凡人の僕にはわからない。冒頭のシーンでも、紹介されるがマクドナルド兄弟は彼らの店を訪れる人、尋ねる人に惜しげなくオペレーションを教えているが、真似て成功した人はいない---。GUCCIといいマックといい創業者とビジネスを拡大させる資質は違うのだろう。マックが好きな人も興味ない人も同時に楽しめる作品。

  • 鑑賞日 2017/4/27

    マック兄弟とフランチャイズ

    本作はマクドナルドの創業者(ファウンダー)レイ・クロックと、真の創業者マック&ディック・マクドナルド兄弟との経営に関する攻防戦を描いている。品質を重視する兄弟はフランチャイズ化を警戒するが、レイはフランチャイズの全国展開を成し遂げる。シェイクの材料保存のため、冷凍庫の電力代高くつくので粉末のシェイクもどきを提案。兄弟が反対しても粉末の方がコスパがいいよ、とフランチャイズ店に粉末を配ってしまう。「契約なんて破るためにあるのさ」と言い放ち兄マックは心臓発作で入院。そして兄弟の店の土地を買い占め、借地料を請求。「これは不動産業だから、フランチャイズの契約に抵触してないよ」。レイは悪人なのか。起業家の鑑なのか。レイなくして現在のマック成長はない。しかしマクドナルド兄弟の目指していた新しいマンバーガー店の夢は潰え、レイの利益第一主義折り合いをつけなければならなかった。レイ(マイケル・キートン)の、狂気がエスカレートしていく様が怖いくらいで、お人好しのマクドナルド兄弟が掲げる品質第一主義が、レイの営業力により壊されていく。経営の奥深さ、起業は人なりを痛感させるスリラーのような起業家ドラマである。