PROGRAM

放送作品情報

ジャージー・ボーイズ

JERSEY BOYS 2014年 アメリカ / 135分 ドラマ ミュージカル

伝説的ボーカルグループの栄光と挫折、そして名曲秘話─巨匠イーストウッドが描く珠玉の音楽ドラマ
放送日時
2019年07月08日(月) 12:30 - 15:00
2019年07月16日(火) 深夜 01:15 - 03:45
2019年07月31日(水) 06:00 - 08:30
解説

トニー賞4部門受賞のミュージカルを基に、1960年代に席巻したボーカルグループ“フォー・シーズンズ”の軌跡を映画化。ミュージカル版の主要キャストを起用し、アフレコなしの生歌で名曲の数々を聴かせる。

ストーリー

1951年のニュージャージー州。地域の顔役デカルロも認める美声の持ち主フランキーは、チンピラであるバンドマンのトミーにボーカルとして誘われる。ニックと作曲家ボブを加えた4人で“フォー・シーズンズ”を結成し、積極的に曲を売り込んでいく。そしてオリジナル曲の「シェリー」がたちまち大ヒットし、彼らはスターの仲間入りを果たす。だが、急に手にした富や栄光のせいでメンバーの間に亀裂が生じていく。

出演

ジョン・ロイド・ヤング
エリック・バーゲン
マイケル・ロメンダ
ヴィンセント・ピアッツァ
ほか

字幕/吹替
字幕
掲載制限
なし
カラー/白黒
カラー
画面サイズ
ワイド画面
HD
※【ザ・シネマHD】にご加入の方は、
HD画質でご覧頂けます。

オススメキーワード

  • 鑑賞日 2014/9/27

    インド映画さながら

    インド映画さながらに、「シェリー」の楽曲に乗せて主要キャストが歌って踊る明るく伸びやかなエンディングが素晴らしく、幸福感と高揚感に満ちた観賞後の心地良さは、今までに観たイーストウッド作品の中でも一二を争うほど。 曲名は知らなくとも一度は耳にしたことがあるフォーシーズンズの名曲メドレーに聴き入り、グループの栄枯盛衰とともに変遷するノスタルジックな時代風俗に目を奪われ、裏社会とも密接なショービジネスや音楽業界のバックステージに興味津々となり、メンバーたちが織り成す悲喜こもごもを陰影深く掬い取った波乱万丈の人生譚に引き込まれる。 そして、それらを滑らかに紡ぎ出す名匠C・イーストウッドの、時にユーモラスであり、時にセンチメンタルであり、時に切なくもある豊饒な語り口に魅せられる秀逸のミュージカル映画だった。 あと、終幕で、何だか愛らしさすら感じるC・ウォーケンのぎごちないダンスとともに、J・L・ヤングをはじめとした俳優陣の役にはまった好演が光る。

  • 鑑賞日 2014/9/28

    ミュージシャンへのリスペクト

    もう間違いない傑作。舞台ミュージカルの映画化だったのは観終わってから知ったが、ずっとミュージシャンをリスペクトしてきたイーストウッドらしく、伝記映画としても卓抜している。過度に入り込まず、さりとて突き放さずにフランキー・ヴァリとフォー・シーズンズの終わらない青春を刻んでいる。そもそも彼の演出は常に音楽的なのだ。

  • 鑑賞日 2019/1/15

    街灯の下、4人で。

    その時代の再現をしているかのような演出は観ていて面白かったです。 歌・仕事・友情・家族。 様々なテーマが 偏らずに描かれていて、サクサクと進むストーリーは 観客に何を伝えたいのか迷わせます。 しかし、4人のメンバーがいれば4通りの人生があるように、それぞれの違った大切なものを描いたのだと思いました。 同じではない違った人たちが集まって奏でた歌のようにです。 ラストシーンは、この作品に合った最高のものになっていたと思います。

  • 鑑賞日

    最近のクリント・イーストウッドの映画は特に人物にスポットを当てた映画が多いと思う。この作品ももちろんフォーシーズンズというバンドのヒットナンバーで彩られてはいるけど、それぞれ4人の人生にスポットがしっかり当てられていた。とりわけフランキー・ヴァリの波乱万丈な人生。ラストのカーテンコールの演出は素敵だった。

  • 鑑賞日 2018/7/24

    この有名なパッケージのシーンって、エンディングだったのか。。。ミュージカルといっても物語全体ではなく、生活と舞台が切り離されているのでゴリゴリのミュージカルではない、ドリームガールズ的な作り方。エンディングシーンをもっと物語の核として、盛り込んで欲しかったな。。期待していたストーリーと違ったのが少しがっかり。 歌上手いなぁ。歌うのが上手いというか、真似できない、独特の歌い方をする。こんな人見つけるの大変だよね。 カメラ目線で語りかけてくるスタイルだったのだが、語りかけてくる人がメインメンバーではあるけれども主人公ではなかったのであれ?と思った。英語が聞き取れてないせいもあって少々混乱。 あとこの作品では、Take careってセリフめちゃくちゃ使うなぁと。

  • 鑑賞日 2018/4/14

    ☆☆☆

  • 鑑賞日 2018/3/27

    感想「字幕で見たかった」

    トニー賞受賞の傑作ミュージカルをクリント・イーストウッドが映画化。 ニュージャージー州の貧しい地区生まれの四人組「ザ・フォー・シーズンズ」の音楽界でつかんだ栄光と挫折、再生の実話。 無名の俳優ばかりだけど、強烈なインパクトを自分の心に残した。 「ザ・フォー・シーズンズ」というバンドを知らなかったけど、映画内で流れた曲はほとんど知っていた。 物語は突然始まり、トミーが突然物語を語り始める。 無名の俳優ばかりだったから、顔と名前が一致するのに時間がかかった。 片田舎のみんなが顔馴染というところがいい。 それよりもトミーとニックが一生懸命フランキーの才能を伸ばそうとしている姿がとても素敵だ。 映画の半分以上は音楽が奏でられている。 見ていると音楽の才能があるって本当に羨ましくなる。 楽しそうに演奏しているところも最高。 『シェリー』から始まった栄光、別離、『君の瞳に恋してる』にて再生して、最後のロックの殿堂にての演奏。 ストーリー展開もよかったけど、メイン4人組がすごくよかったと思う。 あと、ちらっとクリント・イーストウッドの映画をテレビで見ているところもいい。 強いていうなら字幕で見たかった

  • 鑑賞日

    前評判ほどではなかった

  • 鑑賞日 2018/2/3

    音楽は懐かし楽し。けど……

    クリント・イーストウッド監督初のデジタルカメラでの撮影作品。 ファッションや舞台装置に1960年代の雰囲気が一杯で目にも楽しい。 それ以上に、昔、日本でも大ヒットした「シェリー」や「君の瞳に恋してる」が彼らの曲だったと知り懐かしく耳も大満足。 しかし、ストーリーの流れとしては特に新鮮さはなく、良い時と悪い時の落差もそれほど大きく描かれてないので……例えば計60万ドル以上(当時のレートで2億5千万円くらい?)の借金返済の大変さも、ひたすらステージをこなした(200ステージくらい)という映像を短く見せるだけなので、ああそうだったんだと分かるだけ。 脚本は舞台と同じマーシャル・ブリックマンとリック・エリスで、春夏秋冬に分けて4人にそれぞれのパートをナレーションさせるという構成も舞台と同じ。 懐かしい音楽を楽しみながら、ある意味で淡々と見ていたんだけど、突然、ウルっと来たのは娘を亡くした後、立ち直るきっかけになった『君の瞳に恋してる』を歌うシーン。 音楽というのは、やはりアーティストの人生が反映されているんだ、だから感動を与えるんだ、とウルウルしてしまった。 ……ところが、現実は『君の瞳に恋してる』がヒットしたのは1967年、娘が麻薬の過剰摂取で亡くなったのは1980年。  映画はあくまで映画なので、感動を作り出すために現実の時系を変えてしまうこともありで、その結果、感動できたら監督の勝ち! そこだけはさすがクリント・イーストウッド監督と感嘆! アメリカでは舞台はロングランでトニー賞も受賞しているけど、映画は大コケ。観客の多くは中高年で若者からは支持されなかったよう。それに比べて日本では高評価。この差は?

  • 鑑賞日 2017/12/24

    個人的には...

    やっぱりイーストウッドは重い作品や静かな作品が好きである。今作は悪くはない、悪くはないのだが何か物足りなさがあった...平行して観た「ヒアアフター」のほうが引き込まれた...評価としては今作の方が高いが個人的には...といった感じだった。 途中のローハイドかな?に出ていたイーストウッドに笑った。ちょうどこの位の年だったのかな?

  • 鑑賞日 2017/9/16

    歌上手いっていいな

    中性的な声だな ジャズの渋さをもっと演出して欲しかったかな

  • 鑑賞日 2017/9/14

    グループとして「シェリー」、ソロとしては「君の瞳に恋してる」が大ヒットしたフランキー・ヴァリとフォー・シーズンズの デビュー前からヴァリのソロに至り、1990年にロックの殿堂入りするまでのストーリー。 ビートルズやストーンズの派手さはないが、アメリカの1960年代の音楽シーンや当時の若者などがよく描かれている。 2005年ブロードウェイで開幕したミュージカルをもとにクリント・イーストウッドが監督した映画。

  • 鑑賞日 2017/7/28

    消せない

    最近は見たらどんどん消去していくのだが、《イースター・パレード》とこれはしばらくは消さずに何度か見返すだろう。特にエンドクレジットのフィナーレは素晴らしい! 《リヴェラーチェ》も早く見ないと。

  • 鑑賞日 2017/7/24

    フォー・シーズンズの年代記音楽映画

    年代的には聴いているはずだが、ビー・ジーズやビーチ・ボーイズと区別出来てなかった。「シェリー」が出てきてやっとわかった。その後はヒット曲の連打で愉しめました。音楽映画は音楽の魅力が第一。その点この映画は合格点です。 売れる前は随分とワルだったとか、ジョー・ペシが親しかったりのエピソードはちょっと面白かった。しかし、大筋は取り立てて言うほどのこともないありがち芸能界ストーリーです。これを奇を衒わず、きちんと時系列で描いて退屈させないのは語り口のうまさでしょう。バンドメンバーが画面からナレーション代わりに語りかける辺りも目新しい。

  • 鑑賞日 2017/7/23

    なかなかクールで格好いいのだが、やや散漫

    良い映画と思うのだが、実話なのだろうか、ストーリーが散漫。 引き込まれたり、飽きちゃったり。 実話を気にせず作り込めば良いと思うのだが

  • 鑑賞日 2017/7/15

    年令証明

    ◎ 2年8か月ぶりの鑑賞。ラストシーンのカーテンコールは何度観ても最高だと思う。後半にいろいろな問題が起きて、映画が重苦しくなった後だけにその効果も抜群だ。 ◎ 何曲かは耳にした記憶があるが、洋楽に関してはさっぱりなので、この映画からノスタルジーを感じることができない。その資格を持っているアメリカ人のシニアがうらやましい。一瞬テレビ画面に映るイーストウッドの若かりし顔も、当時俺はこのぐらいの年だったと示す年齢証明スタンプなのだろう。

  • 鑑賞日 2017/7/15

    フォーシーズンズ聴きたくなります

    ラスト近くの「君の瞳に恋してる」に至るまでの、遠く長い道のり。ジャージー、日本で言えば埼玉(笑)の不良少年たち4人組がビックになることを目指して、山あり谷ありの人生。明暗含めてしっかり描くところが、クリントイーストウッド監督らしい。「シェリー」をはじめフォーシーズンズが1960年代のポップミュージックの黄金時代を築いたことを改めて実感。いまでも口ずさめる名曲が多いですね〜〜。まさに日本のみならず世界が憧れた「明るいアメリカ」がここにあります。

  • 鑑賞日 2017/7/11

    見事な終盤の流れ

     クリント・イーストウッドの特集上映で本作を観た。併映は「マディソン郡の橋」。両作品とも公開時には題材的に興味がなく観に行かなかったので初めての鑑賞である。  本作は、ザ・フォー・シーズンズを題材としてその成功と影を描いた同名ミュージカルを原作としている。ミュージカル映画の要素があるなら劇場で見るべきと考えたのである。  ミュージカルと言えば今年は「ラ・ラ・ランド」が話題になった。賛否が分かれた作品だが私自身は肯定的に評価している。ウエスト・サイド物語」など一部の代表的な作品しか劇場で観ていないがミュージカル映画との相性は悪くないのではと認識を改めた。  本作は、予想よりミュージカル映画の要素が少なかったが悪くはない。フランキー・ヴァリの家庭内の問題はありふれていたが、トミー・デヴィートの素行の悪さは驚きをもたらすほどのものだった。  終盤の名曲秘話的なエピソードから演奏、数十年後の再会、クレジットでのミュージカルシーンという一連の流れは見事である。

  • 鑑賞日 2017/7/11

    背筋が震えるほど感動した

    音楽物は得てして音楽に引っ張られて、感動してしまうパターンが多いが、この映画は文句なしにストーリーが引っ張っている。フランキーヴァリーという ある意味 昔の歌が、ここまで輝くとは素晴らしい。メンバーの確執、ヒット曲の背景、裏側を良く見せてくれる。個人的にはニックの太いボイスあってこそのフォーシーズンズだと思うけど、皆さんは?

  • 鑑賞日 2017/7/11

    また観た

    こういう映画をさらっと撮ってしまうところが、クリント・イーストウッド監督のすごさかな。懐かしい音楽についついジックリと観てしまった。ラストシーンは繰り返し観た。

  • 鑑賞日 2017/7/10

    四人四様

     一つのロックグループが成功する物語を、そのメンバー四人四様の視点から描かれている。  ある者にとっての成功は、別の者には孤独を深める道程である。また、ある者の寛容が、その相手をグループから遠ざけることとなる。  人の人生は見る方向によって様々な見え方をするし、ましてやそれらが記憶となってしまったらなおさらである。  このことを、クリント・イーストウッド監督は手際よく語っていく。

  • 鑑賞日

    イーストウッド監督は天才☆

    イーストウッド監督、本当に天才です。本作はミュージカル映画ということで、非常に珍しく思い、観る前から興味津々でありました。 監督の作品は「グラン・トリノ」などに代表されるように重たいイメージがあります。今回はライトな雰囲気があり、明るさも十分にあります。映画監督としての幅の広さは見事であります。 一応ミュージカル映画なんですが、挿入される曲はレコーディング、ライヴ、リハーサルなど歌が必要な時にしか歌いません。ミュージカル映画にありがちな、突然歌が始まるような場面はありません。だからミュージカルが苦手でも気にせず、観ることができる作品です。 私はフォーシーズンズというのは全く知らなかったわけですが、彼らのグループ結成から解散までの物語はニュージャージーの貧民街から成り上がったサクセスストーリーで非常に面白かったです。その中にも挫折があったり、仲間同士のいがみ合いや固い絆があったりと、フォーシーズンズを知らなくても人間描写を主体にしたドラマ性が大変魅力的でありました。 そのドラマ性にプラスして、「シェリー」「バイバイベイビー」「キャンディガール」「君の瞳に恋してる」などの誰もが聞いたことがある楽曲が相乗効果をなしてました。映画における音楽の力は、やはり素晴らしいですね。特にフランキーの美声には痺れるものがありました。 本作を機会にCDも購入しましたし、良い音楽と出会えました。そのヒット曲が生まれたきっかけを映画で知ってたので、感慨は随分と違いました。 あとクリストファー・ウォーケン御大が元ダンサーだったとは…。いかついダンサーですよ(^_^;) ラストのダンスシーンでも、いつもと違う存在感があって良かったですね。

  • 鑑賞日 2017/3/2

    スターが生まれる瞬間

    素晴らしい。C・イーストウッド監督の才能で最高の作品となっている。まだ私が生まれる前に大ヒットしたロックバンドなのだが、いくつも知ってる名曲が流れていた。 また個性のある登場人物ばかりで見ているこっちも楽しくなってきますね。エンディングも最高で観て良かったとそう思える作品でした。

  • 鑑賞日 2015/5/4

    無名時代はおなじ夢をみたけど

    夢が手に入ると同時に失うもの、また進方向性の相違など・・・グループが存続するのは難しいですね。音楽にはご機嫌です。あまりクリント・イーストウッドのカラーを感じさせない作品でした

  • 鑑賞日 2016/12/11

    ペットサウンド

    素敵なペットサウンドがよかったです。そんなに詳しくは知らないのですが、ステキな音楽だらけで、そこがよかったです。余計な音楽が他にないのがまた集中できた。 途中で、正直、退屈だなぁ〜って思うシーンはあるし、130分ぐらいで、長いなぁ〜と思ったのですが、まさかそう来るか!という展開があったのが、救いだったかなぁという感じです。 字幕で観たのですが、音楽を題材に作られている映画だったので、やはり英語がもう少し理解できればもっと歌のニュアンスとか分かるんだろうな〜と、自分自身に少し心残りがあります。 撮り方がまた少し変わっていて。それぞれが、カメラに向かって話すシーンが幾つかあるのですが、それは、観ている側に話してるんですよね。そこがまた見たことない感じでおもしろかったです。 キーボードの人がイケメンですね。

  • 鑑賞日 2016/11/20

    実話だそうです

    最初はなんだ?って思ってみてたら、聞いたことある音楽が流れてきて、ドキュメンタリー映画ってわかりました! 内容も波乱万丈の人生が描かれていて面白かったです

  • 鑑賞日 2015/5/4

    ジャージー流という生き方

    観る前は知らなかったが、これはブロードウェーで大成功したミュージカルの映画版らしく、ミュージカルの方は作りも凝っていて完成度も高そうなのだが、なぜイーストウッドはそれをこのような普通の映画にしてしまったのか。そこまでして監督が伝えたかったことを勝手に想像してみるに、やはり「ジャージー流」という生き方になるのだろうか。契約書など作らない握手一つで十分、仲間の借金は全て背負うなど、超ベタな地元仲間意識へのノスタルジアと言ってしまえば単純すぎるかもだが、監督、それ以上のものは伝わってきませんでした。

  • 鑑賞日 2015/5/19

    人生全体で見たら山あり谷あり プラスに持っていく主人公はすごい

  • 鑑賞日 2015/9/21

    この映画を合計で今のところ7、8回観ました。それぐらいだいすきです。 ミュージカルも3回観ました。映画というよりは、ジャージーボーイズ自体がだいすきな私的には、ちょいと長いな…とかんじたりもするシーン多々ありなんですが、ビック3と呼ばれる「Sherry」「Big Girls Don't Cry」「Walk like a man」を歌い上げているシーンは大好きです! 特にSherryは当時のテレビをリアルタイムでみてるかのように感じられる! ビック3が終わると割りと長いなあ。辛いなあ。が続くんですが、それを乗り越えれば、エンディングの素晴らしいシーンがみられます!!皆が全盛期というか、最盛期の衣装で踊るあのシーンは本当に泣きました。 あ、あとErich Bergen(ボブ・ゴーディオ)がうたう「Cry For Me」も大好きです。 結局全部好きなんです。 少し大きめで上映してくれたキネカ大森さん本当にありがとうございました!

  • 鑑賞日 2016/6/4

    「Who Loves You」を聴け

    ブログ・ケンタウロスの巣(http://blog.livedoor.jp/kentaurs696/archives/1058166586.html)より すっかり名監督と言ってもいいクリント・イーストウッドによるミュージカル映画です。 ミュージカルと言ってもセリフを歌い出すようなものではなく、既存の楽曲がストーリーに埋め込まれているこういうタイプのものはジュークボックス・ミュージカルというらしいですね。 それにしてもクリント・イーストウッドは幅が広いですね~、まさかミュージカルをやるとは思わなかったです。でもちゃんと彼らしい堅調な作りは健在。 監督が彼なら、とりあえずハズレは無いと言えるでしょう。 物語が始まるのは1950年代。それから1990年のロックの殿堂入りまで同じ俳優がずっと演じていますが、これが見事ですね~。 特にフランキー役のジョン・ロイド・ヤング。 冒頭では10代を演じていて、もう見るからに世間知らずの童貞。もう、まごうことなき童貞です。 はっきり言ってちょっとキモいくらい。こういうティーン、居ますよ。 それが時代の流れとともに、ファッションや髪型が変わっていくのは勿論、表情や顔つきも大人のものに変わっていっているのが凄いですね。 逆にクリストファー・ウォーケンは全く変わらず、最初から最後まで爺さんなんですけど。 それはそれで面白い。だってクリストファー・ウォーケンだもの。 コンサート、ショーのシーンは流石にアテレコですが、当時のステップや振り付けをしながら演奏するスタイルは今となっては逆に新鮮でカッコ良かったです。 現代のテレビなどでもよく耳にする楽曲が、フォーシーズンズの曲、ボブ・ゴーディオの手によるものが非常に多いことに今更ながらに驚きでもありましたね。 あ、これもそうだったんだ。え、これもそうなの?というものが結構ありましたよ、「Short Shorts」とか。 で、すっかり古き良きオールディーズ・サウンドに耳と目が慣れたところでラストのロックの殿堂ですよ。 爺さんになった4人が一堂に会し、ステージを行うんですけど… 最初は年老いた4人が歌っており、それがモノローグに変わりちょっとしんみりしたところで背を向けハイハットが軽快なリズムを刻み、振り返ると4人が若いころの姿に! そしてディストーションのギターが重なり「Who Loves You」を歌う姿のカッコいいこと! ほんの数分ですが、このラストのためにそれまでの2時間がある、というくらいカッコいいです。 それまでの波乱万丈を描いた2時間があるからこのラストがカッコよくなるとも言えますが、最高の締めでしたね。

  • 鑑賞日 2014/9/26

    ミュージカル映画のようなリズム感溢れる楽しい映画

    1960年代に活躍したアメリカのポップバンド、フォー・シーズンズの栄光と挫折の物語。 フォー・シーズンズは名前は知らずとも曲を聴けば誰もが納得するバンドで現に私がその一人。(『君の瞳に恋してる』やタモリ倶楽部のOP曲など) 実話ベースの為か物語は割と淡々に地味な感じで進んでいくのだが、随所で演者が生で歌い上げる曲の良さに聴き惚れてしまう。途中の新メンバーが加入する場面での一つのフレーズから次々とボーカルや楽器が重なり合って曲が完成されていく様は、バンド経験者ならば堪らないシーン。 イーストウッド監督作品『ミリオンダラー・ベイビー』『グラン・トリノ』のような心に重くズッシリくるような作品ではなく、『インビクタス』のような自叙伝ベースだからなのか鑑賞後の爽快感は格別。 元はミュージカル作品にも関わらず今作のミュージカルシーンはラストのエンドロールのみ…。なのに全編通してミュージカル映画のようなリズム感溢れる楽しい映画に感じられた。

  • 鑑賞日 2016/5/10

    知ってる曲もあり、シンプルに楽しめた。 グランドフィナーレはとても素敵だった。

  • 鑑賞日 2016/1/16

    曲の誕生秘話とあーほんとに言ったりこれやったりしたんだろーなーみたいな忠実さが感じ取れる。実際その年代には生まれてない自分だけれど、なんか聴いたことある曲も。この時代に生きてみたかったー。 主人公それぞれが自分を客観的に見てる感じが良かったな。栄光と挫折を幾度となく経験してきて、今までを振り返ってみると総じてオールオッケーな感じなのかしら。暗いときでもたのしいカメラ目線。 途中盛り上がりに欠けるところもあったけど、最後のグランドフィナーレを見ればどうでもよくなるな。

  • 鑑賞日

    良かった。

    悪さもしつつ成功しようと頑張る姿は応援したくなる。 でもトミーがヤンチャ過ぎた。 歌が良かった。 知ってる曲があってビックリ。

  • 鑑賞日

    音楽もストーリーも素晴らしい

    ミュージカル映画でありながらストーリーも深みがあって面白い 各メンバーの心の内を細かく丁寧に描いている 演奏や歌唱のシーンは素晴らしく高揚感があり見終わった後の満足感が高い

  • 鑑賞日 2015/2/7

    キネ旬一位だけどそんなにいいかい?

    そこまで感動もしなかったし、メンバー内でもめる話が主だしいまいちでした。このバンドのこと知らない世代だし。それと仕方がないかもしれないけれど、ボーカルの人の歌い方が鼻についた。真面目に歌えないのかい。 キネ旬一位だったけどおじいさんおばあさんにウケる話だったのかな。エンドロールはとっても良かったけど。

  • 鑑賞日 2015/11/13

    一緒に観ていた方の「これは"ファンのための映画"」という言葉、異論を挟む余地がない。ただ、恥ずかしながら浅識な私はThe Four Seasonsを知らなかったので、そのため本作は楽しめなかったかと訊かれると、そんなことはないとはっきり言い切れる。確かに彼らを知っている、ましてや当時彼らに焦がれていた人たちに映ったものと、私のそれとは何もかもが異なっているのだが、それでも楽しく観ることが出来た。正直鑑賞途中は、いい映画だし高評価なのも頷ける、位で観ていたのだが、グランドフィナーレを観た瞬間、すごく素敵な映画を気分になったので、あのグランドフィナーレはずるい。

  • 鑑賞日 2015/11/12

    タモリ倶楽部

    すみません、仕方ないよね、この番組タイトルは出ますよやっぱり(笑) でもびっくりでした、この曲を作った人が「君の瞳に恋してる」を作った人と同じだとは! 細かいところは事実とは違うそうだけど、ドキュメンタリーではないのだからそれでいいと思う。 メンバーそれぞれが抱える問題をカメラ目線で話す演出のせいか、重い展開でもサラッと観れた。 いろいろな問題を湿っぽく見せず、「音楽映画」として魅せてくれた。

  • 鑑賞日 2015/9/27

    ミュージシャンの伝記モノって面白い

    ミュージシャンの伝記モノって面白いですね。これもその一つ。フォーシーズンズは知ってるけど、曲は「シェリー」しか知らないし、「君の瞳に恋してる」は知ってるけどフォーシーズンズのものとは知らなかった。 こういうヒット曲がいいところで使われるんですね。 ヒットの華やかな裏には公私に渡るたくさんの不幸が襲う。多額の借金を抱え家族を失い何のための音楽活動か分からなくなる。 しかしそんな失意を救ってくれるのも音楽であるという締め方。この手の映画のパターンなんだけど、自然に頬が緩んできて、人生いろいろあったけどまんざらじゃないよなとしみじみしてしまう。 イーストウッドがこういう作品を作るのが意外ですが。

  • 鑑賞日 2015/9/21

    タモリ倶楽部(笑)

    1960~70年代に活躍した4人組ヴォーカルグループ“ザ・フォー・シーズンズ”の栄光と挫折を、彼らのヒットナンバーの数々に乗せて綴った音楽ドラマです。 一世を風靡したポップグループ“ザ・フォーシーズンズ”の栄光と挫折の歴史を、ヒット曲をたっぷり聞かせながら深い人間ドラマとして仕上げていて、そのバランスが絶妙です。メンバー4人の男の友情、裏切り、家族の崩壊、失意からの再起と、栄光だけでなく挫折も丁寧に描かれています。登場人物が語り手になったり、エンドロールでの出演者によるダンスシークエンス等の遊び心のある演出も見事です。ただミュージカル舞台の映画化という事で、バリバリのミュージカル映画を期待した人にはかなり物足りない内容になってるかもしれませんね。 『君の瞳に恋してる』の“君”が実は亡くなったフランキーの娘だったというエピソードは涙を誘います。又、タモリ倶楽部のテーマ『Short Shorts』が『シェリー』や『君の瞳に恋してる』を作曲した、メンバーのボブ・ゴーディオだったとは驚きでしたね。 「まだ駆け出しの頃、街灯の下で4人して俺たちだけのハーモニーを作った。あの時、他のことは消え失せて音楽だけがあった。最高の瞬間だ。」というフランキーの台詞は彼ら4人の共通した想いだったのではないでしょうか。

  • 鑑賞日 2015/9/20

    光の物語

    ビートルズが世界を席巻する以前のグループサウンズの時代に、音楽界や芸能界に光と闇を示した先駆者の物語。 スターとして輝く歌手達にしてはあまりにもくだらなく、人間臭い紆余曲折を描いているが、それもまたこの映画のタイトルの示すところだろう。彼らは最後まで「ジャージーの少年たち」だったということだ。 最終的には人間の誠実さと正直さに収斂しているのがイーストウッドらしい。もっと暗い物語を予想していたが、希望を感じさせる爽快な音楽映画だ。役者に物語を語らせる手法はやや不自然に感じたが、最後まで見ると悪くないように思えた。

  • 鑑賞日 2015/9/7

    折れてからが本領

    まあ、ニュージャージーといえばガラが悪いことの代名詞ですからね…と思いつつも地元でのやらかしの数々がイヤな感じのエピソードばかりの上、フランキー役のファルセットと容貌が合わさると生理的に不快で前半はかなり、辛かった。 乱痴気パーティーの最中に若き日のイーストウッドがちらりとこちらを見る「ローハイド」の映ったテレビが映し出されるのもちょっとごめんなさい。イーストウッドってそういう趣味はないと思ってたからちょいガッカリ。 ヒットメーカーとなって破綻してからの後半が良かったです。巨額の借金を前にしてのメンバー3人それぞれの選択、フランキーと娘のフランシーンの関係。「君の瞳に恋してる」ができたいきさつには胸打たれます。 トミーがのたれ死んでなくて良かった。 公開時のレビュー評点が極めて高かったですが私は正直「ドリームガールズ」のほうが好きです。

  • 鑑賞日 2015/8/30

    人生はステージ

    観に行った知り合い皆が絶賛、興味はあるしイーストウッドが名匠だとは理解しつつも、メインキャストは知らない人ばかりだし正直""フォー・シーズンズ""と言われてもピンとこないし…で、観そびれていた本作。ああ、今ならその絶賛の意味がわかる。よくわかる…彼らの音楽を聴いて育った人ならきっともっともっと深い思いが渦巻いたろうけど、そうでない私でも気づけば彼らの音楽と人生に巻き込まれる、あっという間の2時間15分だった。 オリジナルはミュージカルと言うのはうっすら知っていたが、メインキャストの多くはその舞台の配役そのままというのは観終わってから知った。道理で彼らの音楽があんなにも説得力を持つわけだ…。栄光、挫折、苦境…それを経ての全キャスト登場ラストシーンは圧巻。何だろう、もうダメだと思うような苦しいこと辛いことがあっても、最後は歌って踊って笑えるような人生にしようよ、きっとそんな人生になるよ、って背中押されたような気持ちになって、しゃくり上げるほど涙が止まらなかった。私のステージもまだまだ幕間なのだ…!

  • 鑑賞日 2015/8/19

    クリント・イーストウッド大好きなのに 時としてこの様なことが起こる 私の中では謎である 面白くない どこに面白さがあるのか? 全く探せないままエンディング えー? フォーシーズンズは実在するのであえて あんまり顔の知られていないキャストにしたと仮定するとそれが私には作用しなかっ た まず冒頭から話しの中に入って行けない 本筋の成功譚ではない暴力沙汰の場面では 不快感しかないし、メンバー同士の確執も 有名になる前に色々あったけど成功して良かったねに繋がらない これも不快感しか残らない これはディカプリオの『Jエドガー』を鑑賞した時の不快感に似ている この作品はどうも肌が合わなかった

  • 鑑賞日 2015/8/19

    名曲のオンパレード!

    フォー・シーズンズの活動を描いた、成功の裏には影もありといったサクセスストーリーを、イーストウッド監督には珍しいなかなか楽しい作品ですね。あらためてお金の問題はいつの時代も致命傷になっちゃうんですね。

  • 鑑賞日 2015/7/9

    いつもと違うイーストウッド監督。

    明快なストーリーが多いクリントイーストウッド監督。この作品に関しては回りくどさを感じてしまった。 しかし、最後の出演者全員が唄い踊るシーンは圧巻。舞台で言えば『カーテンコール』。

  • 鑑賞日 2014/10/12

    職人監督の手による流麗な楽曲入りドラマ

    米国ニュージャージー州の田舎町ベルヴィルは多くのイタリア移民が暮らす町。 床屋見習いのフランキー・カステルチオは、美しいファルセットの持ち主。 地元の大物ジップに可愛がられている。 バンドでギターをやっているチンピラ兄ぃのトミー・デヴィートからバンド仲間として誘われる。 売れないバンドだったけれども、素晴らしい楽曲をかくボブ・ゴーディオと巡りあう。 ボブがたまたま書いた「シェリー」という曲は、美しいメロディでフランキーのファルセットも効果的に響き、まさに天啓の歌曲。 「フォー・シーズンズ」と名前を変えた彼らは、あっという間に音楽シーンのトップに躍り出る。 しかし、リーダーのボブはチンピラ気分が抜けずに、いつしかグループは泥沼にハマりこんでいた・・・ とまぁこんなハナシ。 栄光と挫折と復活、といたって物語は判り易い。 で、こういうハナシには「努力」がつきものなのだろうけど、ほとんど「努力」らしきものはない。 フランキーのファルセットは才能だし、ボブのソングライター力も才能。 「シェリー」も天から降ってきたように出来ちゃうし、「フォー・シーズンズ」の名前も偶然の出遭い。 まぁ、うまくいくときは、こんなもの。 それをイーストウッド監督が小気味よく魅せていきます。 登場人物が画面に向かってナレーションめいたセリフでハナシを伝えるなど、舞台そのままの手法を使ったりしていますが、この小気味よさは、職人芸ですね。 (ただ、しゃべりすぎてウザッタイところがないこともないのですが) イタリア系移民の仲間うちの物語なので、これをイタリア系のスコセッシが撮ったら、もっとクドくなりそうなんだけれど、イーストウッドはあまり踏み込まなくてサラリと描いています。 それが観ていて心地いいんですが、観てしばらく時間が経つと、引っ掛かりがない分、さらりと忘れてしまいそう。 うーむ、痛し痒し。 ここぞ!っていうシーンは終盤の楽曲「君の瞳に恋してる」のお披露目シーンと、エンディングタイトルの真正ミュージカルシーンぐらいかしらん。 ただ、エンディングシーンも5分程度しかなく(まぁ、カーテンコールだからこれぐらいの長さなんでしょうが)、ちょっと不満、もっとみせて欲しかった。

  • 鑑賞日 2015/6/28

    いかにもアメリカ的な映画

    クリント・イーストウッド監督作品で フォー・シーズンズの経歴を基にした物語。 ひどくアメリカ的で のし上がっていく様が 気持ちよい。 映画の中で流れる唄も、 どこかで聞いたことがあるような 感覚が懐かしかった。

  • 鑑賞日 2015/6/27

    4人のハーモニー

    上がりに上がった期待のハードルを越えることはなかったけど、これは自分のせい。 とても良い作品でした。 ラストでフランキーが言う最高の瞬間。 初めて4人の声が重なった、初めて4人の純粋な音楽への想いが重なった奇跡的なハーモニー。実際そのシーンで涙してたから、やられた、と思うしかなかった。 特典のグランドフィナーレがまた、楽しそうだなぁ、とにやける。

  • 鑑賞日 2015/6/9

    ミュージカル版の内容を知らず1960年代の音楽に詳しくなかったので、最初は内容がつかみにくく、主要登場人物の誰がどの名前かもよくわからなかった。 途中でミュージカルの内容を確認してから見たら、映画もその通りに展開されていて、この次に来る展開をどう表現するのだろうかと楽しみに見ることができた。ミュージカル版を見たことがある人には面白い映画だと思う。主役のフランキーを演じているのがミュージカル版のオリジナルキャストというのも面白い。

  • 鑑賞日

    成功の陰に

    華やかなイメージがあったトップスター、でも実際の彼らは悩み多き人間たちでしたね。フランキーバリは人柄が良すぎて、損ばかりしている。娘も若くして亡くして、妻にも逃げられ、メンバーにも裏切られ、それでもいい歌を歌い続ける。イーストウッドの映画って、見終わったあと、心から嬉しさがこみ上げてくるような映画ってないんだろうか。

  • 鑑賞日 2015/6/7

    イーストウッド監督の音楽映画というと、悲壮感しかなかったチャーリー・パーカーの「バード」の印象が強かったが、これは実に楽しいミュージカルの映画化作品。フォー・シーズンズは70年代の再結成ヒットの頃からのファンなので使用された曲もそれぞれ100回以上は聴いているのだが、アカペラの「シェリー」から始まるエンディングの素晴らしさは楽しいシーンなのに涙が出る思いである。

  • 鑑賞日 2015/5/22

    本当に申し訳ないのですが、グッチ裕三のものまねばかりが浮かんでしまう。

  • 鑑賞日 2015/5/24

    この映画とにかく好きです

    ギンレイホールでいちばん最後の回を見ると、真っ暗な中を帰宅する家路がすごーく寂しいことが多いんだけど、この映画はウキウキして友達に「よかったよ!」ってメッセージしてしまいました。 予備知識なしで見たのがよかった。でも楽曲はみんなよく知ってる。知ってるけど彼らの曲だとは知らなかった。タモリ倶楽部のテーマ曲だったり、若い頃に別バージョンが”ディスコ”でよく流れてたりと、うっすら自分の人生に重なってきたりもする。 映画としてとにかくよく出来ていて面白いのと、いまも活躍している人たちの実話だという迫力もあるんだけど、当事者たちはここまでほじくられて複雑だろうなぁ。 クリント・イーストウッド(一瞬出てくる)は、ここでも”アメリカの良心”の面目躍如ってやつですね。失敗あり成功あり、友情あり裏切りあり、でも最後まで見放さないのが仲間だぜ、という「ゴッドファーザー」を思い出させる熱いイタリア系移民の世界?なのか? フランキー・ヴァリのボーカルは本当にすごいけど、この映画で初めて知ったボブ・ゴーディオはまさに天才作曲家ですね。「彼がいなければフォー・シーズンズはなかった」のはもちろんのこと、彼でなければこの映画はこんなに気持ちのいい映画にはならなかったでしょう。いままで知らなくてごめんなさい。 ミュージカルでも主役を勤めたというジョン・ロイド・ヤングの、ちょっとサエない若者が成長していく演技も、歌唱力もすばらしかったです。 映画の楽しみも音楽の楽しみも最高レベル。上映中にもう一度観に行こうと思います!

  • 鑑賞日 2015/5/23

    クリント・イーストウッドはGreatだ!!

    日本のディスコシーン(1970年~1980年代)でベストスリーに入ると言わていた大好きなメロディ『Can't take my eyes off you』の生い立ちを知る事が出来て、ためになった。又、『シェリー』等の曲まで聞いていたら、青春時代を懐古しちゃったな。 ところで、この作品は非常にシンプルなstoryで、なおかつ王道と言うべき友情、サクセスストーリー、欺瞞、家族の絆を訴求している。確かに、これだけでは、どこにでもある作品と変らないが、散りばめられたメロディとフォー・シーズンズの生い立ちの実話が魅惑の作品と称するに値する。特に、トミーが借金を100万ドルをしょいこんで、フランキーバリが返済の肩代わりを決意するシーンは最も日本人が大好きな場面。それは、裏切られても過去に世話になった為、何だかんだ言っても報いて行くのが、サムライハートに近いからじゃないでしょうか!?まぁ、とにかく鑑賞直後の印象がスカイブルーと言った感じでした。それから、クリント・イーストウッドは、Greatだ!! まだまだ、がんばれクリント・イーストウッド!!

  • 鑑賞日 2015/5/23

    巨匠だね

    巨匠の引き出しの凄さ。やっぱり、映画館で観れば良かった。

  • 鑑賞日 2015/5/21

    音楽の楽しさがどこまでも残る

    フォーシーズンズのことは、ほとんど知らずに鑑賞しました。グループ結成から、ライブハウスを回り、ヒット曲連発、超人気者になってから、金絡みでグループは空中分解…と絵に描いたような展開なのですが、最後まで飽きずに見れました。なぜかというと、やはりグループ4名がスクリーンの向こうの観客に対して自分の思いを語りかけてきたりと、個々の人物描写によって多面的にグループを描いていたからだと。わたしは、リンゴなニックが好きでした。そして何より、名曲の数々がふんだんに盛りこまれているのです。フォーシーズンズの栄枯盛衰な物語ですが、音楽の楽しさがどこまでも残るすてきな作品でした。

  • 鑑賞日

    最大の見どころはインド映画のようなフィナーレ

     原題""Jersey Boys""(ジャージーの少年たち)で、ニュージャージー州出身の少年たちが結成した1960年代のロック・グループ、フォー・シーズンズの伝記映画。トニー賞を受賞した同名ミュージカルの映画化。  フォー・シーズンズは『シェリー』などのヒット曲が日本でも知られ、フランキー・ヴァリの独特の声が特徴的ったが、如何せん1960年代前半の活躍。アメリカ人には琴線に響く懐メロで、84歳のクリント・イーストウッドには思い入れたっぷりだろうが、アメリカ人以外の特に若い世代には異国の懐メロのロック・グループの伝記を見せられても、おそらく見るべきものがない。  実際、彼らの伝記であるという以上のものが本作にあるかといえば、正直皆無。日本人が選ぶキネマ旬報外国映画ベスト1になったのが不思議でならない。イーストウッドやロック好きの評論家が肩入れしても、せいぜいが9位、10位の作品。  譬えて言えば、ザ・タイガースの結成秘話を見るようなもので、グループサウンズ世代のオバサンならともかく、いったい誰が興味を持つだろう? あるいはSukiyakiの坂本九の伝記をアメリカ人が見るようなものか?  ニュージャージーで窃盗を繰り返していたロックンロールな青少年がバンドを組んで、作曲の才能あるボブ・ゴーディオを加えたところが、ボブの作った『シェリー』が大ヒット。一躍トップグループに躍り出るも、リーダーのトミーが大借財を抱え込み、グループは崩壊。少年たちの栄光から挫折までを描く。  途中フランキーの家庭崩壊や歌手を目指す娘の死などを織り込みながら、1990年のロックの殿堂入りでメンバーが再会するラストとなる。  最大の見どころはミュージカルでいえばフィナーレに相当する場面をエンディングに取り入れた点で、インド映画のようにエンドロールとともに出演者全員が踊るシーン。  フランキー・ヴァリを舞台と同じジョン・ロイド・ヤングが演じるが、地声かどうかはわからないがフランキーの歌い方によく似ているのも聴きどころか。(キネ旬1位)

  • 鑑賞日 2015/5/4

    楽しかった

    劇場で見たかったが、どうしても都合がつかずBDで見た。音楽の使いかたといい、登場人物がカメラに向かって語りかけるシーンといいテンポよく、あっという間の2時間だった。ラストのシーンも、これがミュージカルの舞台だと認識させられた。劇中のTVでクリント・イーストウッドの若いころの「ローハイド」がちらりと映る。また、クリストファー・ウォーケンが渋い。

  • 鑑賞日 2015/2/7

    個人的な視線が込められている故の面白さ

    日本において2014年の多数の外国語映画賞を受賞した本作であるが、話自体はサクサク進むし、肩の力を抜いて観られる作品だと思う。何より、露骨と言って良いほどイーストウッドが四人の青年を見守る視線がひしひしと感じられて、最高に清々しいエンディングになるのが保障されているからと言うのも大きい。作中ではその役割をクリストファー・ウォーケン演じるマフィアのボス、デカルロが担っていて、その存在感がこれまでイーストウッドが演じてきた役柄とどことなく重なって見える。元になった舞台と比較はできないのだが、フォー・シーズンズとデカルロの関係性からして、イーストウッドだからこそ本作を映画化する意義があったように思える。

  • 鑑賞日 2015/4/16

    イーストウッドが描く伝記映画

    あらすじは以下の通り。 ニュージャージー州の貧しい地区に生まれたフランキー・ヴァリ、ボブ・ゴーディオ、ニック・マッシ、トミー・デヴィート。希望のない町に生まれた4人は、自分たちの音楽だけで夢のような成功をつかみ取る。彼らはザ・フォー・シーズンズとして、『シェリー』、『恋はヤセがまん』、『恋のハリキリ・ボーイ』、『悲しき朝焼け』、『悲しきラグ・ドール』、『バイ・バイ・ベイビー』、『愛はまぼろし』、『君の瞳に恋してる』といった数々の名曲をヒットさせ、音楽界に不滅の伝説を打ち立てていく。しかし、そのまばゆいばかりの栄光ゆえに、裏切りと挫折、別離、家族との軋轢といった不幸が彼らを襲う……。 『君の瞳に恋してる』と『シェリー』ぐらいは知ってるけどけど基本的にフォーシーズンズもフランキー・ヴァリもよく知らずに鑑賞。 家族との軋轢や娘の死や友情の亀裂や紆余曲折あるものの基本的にはサクセス・ストーリー。ジョー・ペシ役が出ているけどマーティン・スコセッシの『グッドフェローズ』や『カジノ』と違ってどん底にはならない。 伝記映画の王道をいっていて堅実には描けているけどインパクトは弱い。 ラストシーンとか舞台で観た方が良かっただろうなと思うところ多々あり。

  • 鑑賞日 2014/11/22

    予備知識ゼロで

    見に行ったんですが、とてもよい映画でした! 物語も楽しいですし、何と言っても歌が素晴らしかったです。

  • 鑑賞日 2015/3/31

    実は「フォー・シーズンズ」ってバンド名も知らなかった音楽オンチですが、さすがは手練れのイーストウッド監督。ものすごく濃密なエンターテイメントで2時間超があっと言う間です。 後にソロで活躍するフランキー・ヴァリが後半では主な語り手として浮上し、人生の苦さ虚しさに耐える味を見せてくれるけれど、ジャージーの小さな町で彼らが成功をつかむまでの前半部分で狂言回しをつとめるトミーのキャラクターもまた魅力的。盗品を扱い、刑務所を出たり入ったりしながらも音楽が大好きで、でかい態度をとりたがるけど仲間思いで頼れる。この前半の魅力的なパートがあるからこそ、いつまでも田舎のチンピラみたいなトミーが仲間たちをだましてこさえた借金を、フランキーとボブが黙って背負うという決断が納得できる。それが「ジャージー・ボーイズ」の流儀ってことなんでしょう。20年ぶりに出会ったトミーがわびの言葉を述べるでもなく、歳月がすべてを解決してくれたかのようにステージに立つ彼らの姿にも、むしろほっとします。 バンドの若者たちの栄枯盛衰を描いたドラマは星の数ほどありながら、少しも紋切り型の表現がなく、登場人物が観客に向かって語りかける演出とミュージカルシーンを使いながら、数十年の物語を緩急自在に語り、抑制のきいた大人のエンターテイメントに仕上げるイーストウッドの手際に気持ちよく脱帽。クリストファー・ウォーケンの顔役も楽しすぎる。そういえばジョー・ペシとかタモリ倶楽部の主題歌(違)も出てきてびっくりした。あれのヒットだけで金持ちになりそうだけど、昔の作曲家は立場が弱かったのかなあ。

  • 鑑賞日 2014/11/26

    すばらしい!

    素晴らしい! イーストウッドらしい、苦くてどこか甘いチョコレートのような映画。人生を考えさせられる、そして元気の出る映画。

  • 鑑賞日

    クリント・イーストウッドだなー。ウェルメイドな作品。音楽がすごくいい。あんまり語れないのは、なぜだろう。

  • 鑑賞日 2014/10/25

    フォー・シーズンズの伝記映画であり、アメリカにおけるひとつのサクセストーリー、ある青春の成功と挫折、と言うものを描いた作品。 青春音楽映画としてよくできていると思います。イーストウッドでなくても、という気もしますが、彼らしい丁寧な作りは好感が持てますし、アメリカの一面を描くと言う意味では適任だったのかもしれません。演奏シーンはどれも素晴らしいです。

  • 鑑賞日 2015/2/7

    ジャージー・ボーイズ

     丁度4ヵ月前の去年の10月7日に観たばかりだが、その時よりも、今回の方が感動した。ストーリーを覚えている分、ストーリーを追わずに済んだので、その分、ディテールに入れたからかもしれない。  改めて、イーストウッドのツボを心得た演出のうまさと、感性の若さに、目を見張った。  まず、フォー・シーズンズのメンバーによる狂言回しの役割。彼らがカメラに向かって、物語の状況説明をしたり、時にはその時の心情を吐露してくれる。 ブロードウェイのミュージカルでの手法を引き継いだようだが、効果的に使われている。特に、メンバーの中でも存在感が薄いと思い込んでいるニックの心情吐露が、フォー・シーズンズの赤裸々な実態を浮き彫りにしてくれる。  そして、実際の古い映像とのコラボ。彼らが「エド・サリバン・ショー」に出演する時、ブラウン管のモノクロテレビに、エド・サリバンが登場し、彼らを紹介する。次の瞬間には、ステージに彼らが上がるシーンに切り替わる。ほんのわずかだが、実物の映像を出すことで、臨場感が湧いてくる。もうひとつ、 イーストウッドの遊び心が感じられる、嬉しいシーンがある。当時のテレビドラマ「ローハイド」での若いイーストウッドが、一瞬見られるのだ。  物語には、彼らの後見役とも言えるキーパソンがいる。町を牛耳るギャングのボスなのだが、ボーカルのフランキーの歌声に涙するほどの繊細さも持ち合わせている。トラブルを解決してくれるが、決して表には出てこない。クリストファー・ウォーケンが貫録ある老け役を見せていた。  フィナーレが見事だ。後年のロック殿堂入りまで、時間が一気に飛ぶが、歌う彼らが体を反転させると、再び若い頃に戻る。みんな華やいでおり、いかにもミュージカルらしくて素晴らしい。

  • 鑑賞日 2015/2/27

    いいけど

    きちんと作られた良い映画だと思うけど、心に響くものがなかった。フォーシーズンズの全盛時代をもっとよく知っていれば、より楽しめるのかもしれないけれど。

  • 鑑賞日 2015/2/26

    60年代、ビートルズが登場する前に絶大な人気を誇っていた4人グループ、フォーシーズンズをフィーチャーしたミュージカルの映画化。キネ旬映画館で昨年度のキネ旬の洋画ランキング1位としてリバイバル上映中だったので行ってきました。えっこんなの昨年公開していたっけ?と驚きつつ、予告編をチェックし彼らのヒット曲を聴いてみるとあれもこれもと懐かしい曲のオンパレードだったので、これは是非行かなければと。 Youtubeでヒット曲を流しながら思ったのは、いわゆるロックンロールと50年代60年代のOldiesってよく延長のように語られるけれど音楽としては全然違うなあということでしたが、スクリーンに流れてくる曲を聴いているうちにいつの間にかその懐かしさに惹き込まれてしまいました。グループサウンズやオールディーズが好きなら絶対お薦め。 ジャージーというのはNew Jersey出身ということに引っ掛けて題名化したようでしたが、イタリア系移民で刑務所入りを繰り返している非行少年達がマフィアの親玉も頼りつつスターの階段を上っていく様子が垣間見られるのも面白かったです。仲間内の揉め事で事実上解散した後、ロックの殿堂入りで再結成するという〆もよくまとまっていました。

  • 鑑賞日 2014/10/21

    これはすごい!!! フォーシーズンズのことを全く知らない世代の私でも、最後まで楽しめた。観客への語りかけへの演出もいい。流石イーストウッド。最後の演出は綺麗過ぎて泣きそうになった、迫力があった。

  • 鑑賞日 2015/2/25

    究極にかっこよかった 劇場で観るべき!!!

  • 鑑賞日 2015/2/24

    良い映画だったとは思うんだけど・・・。 ちょっと評判に期待しすぎたか。 なんか、最近こんなんばっかり。外してるなあ。 フォーシーズンズになんら思い入れがないからかなあ・・・。 悲劇的なドラマティックな展開は、映像にしてないって、なるほどなあ。それでいてこの説得力。 単なるアメリカンドリームな内容じゃ終わらないのは、流石イーストウッドってことか。 ひたすらに歌い続けるヴァリの姿を描き続けて、冗長に感じさせない。 俳優の力も素晴らしいってことか。 しかし、素敵なのはウォーケン。 〈パンフレット〉★★☆ B5正方形、カラー&白黒、700円 松竹株式会社事業部/発行・編集、今井悠也(松竹)/編集、小嶋謙介(green.) イントロダクション ストーリー グラビア シェリー、君の瞳に恋してる歌詞 プロダクションノート コラム/湯川れい子、荻原健太、萩尾瞳、芝山幹郎 フランキー・ヴァリ&ザ・フォーシーズンズ、メンバー俳優4名コメント ソングリスト キャストプロフィール8名 クリント・イーストウッド監督インタビュー&プロフィール スタッフプロフィール15名

  • 鑑賞日 2015/2/21

    音楽の力を信じたい

    映画館で観れば良かった・・・と悔しい一本。特にエンディングのダンスシーンは大画面で観たかった。最初はそんなに魅力的に思えなかったフランキーの歌声も、物語が進むにつれて本当に好きになってしまう、この不思議。このジャンルにはうといので映画の中で「え!この曲もそうなの?」と知ることが多かった。タモリ倶楽部のオープニング曲も?!とビックリ。今作はイーストウッド監督が楽しく撮影している雰囲気が出ててとってものびのびしてた。ひとつだけ残念なのはJエドガーでも思ったけど、老けメイクがイマイチ。イーストウッド監督の責任じゃないだろうけど、そこにこだわらないタイプなのかな?これからも監督の作品が楽しみ。

  • 鑑賞日 2015/2/21

    歌の力

    紅白歌合戦ではないが、”歌の力”を改めて感じる映画だ。いくつか有名な曲はあるが、この時代を知らなくても彼らのステージシーンには心躍り、魅了される。有名な映画俳優ではないが、さすがに舞台で同じ役をやってきただけにデニーロ似のジョン・ロイド・ヤングをはじめ俳優陣の演技・存在感は素晴らしい。また「ディアハンター」で有名になった当時二枚目のクリストファー・ウォーケンが渋い味を出しているのがうれしい。 なんといってもクリント・イーストウッドのジョークの効いた深刻になりすぎない軽快な演出がよい。「ミリオン・ダラーベイビー」や「チェンジリング」のような重厚な映画とはまったくちがう、こんな作品まで?とすごい力量を感じる。 エンディングは舞台挨拶よろしく、出演者全員がニコニコと登場し、歌い踊る。インド映画が大好きな私としては心の中で大喝采、大満足で家路についた。

  • 鑑賞日 2015/2/20

    エンディングシーンが大好き♪

    誰もが知ってるヒット曲を生み出した彼ら――フォーシーズンズとフランキー・ヴァリが、スターとして活躍する軌跡 グループの結束が崩壊する挫折 栄光の舞台裏は、おキレイではなかったけれど それでも、あの時は確かに「楽しかった」とデビュー当時を振り返るラスト からの、全キャストが楽しそうに歌って踊るエンディングが大好きだ! このエンディングのシーンがあってこそ成り立つ映画だなと思った

  • 鑑賞日 2015/2/18

    イーストウッドに乾杯!

    クリント・イーストウッドは、音楽愛好家としてもよく知られている。 特にジャズに対する造詣が深く、それは仕事にも生かされている。 これまでにもジャズの巨匠チャーリー・パーカーをモデルにした映画「バード」を監督したり、自らの映画(「ミスティック・リバー」「ミリオンダラー・ベイビー」「父親たちの星条旗」)の音楽担当も行っている。 また中年の歌手を主人公にした映画「センチメンタル・アドベンチャー」では、監督・主演をし、自らギター、ピアノを弾き、歌も歌っている。 この映画で共演した息子カイル・イーストウッドは、後にミュージシャンとなって、父親の監督作品(「ルーキー」「硫黄島からの手紙」「グラン・トリノ」「インビクタス/負けざる者たち」)では音楽を担当している。 そんな音楽に縁の深いイーストウッドが監督したのが、映画「ジャージー・ボーイズ」である。 原作はトニー賞受賞のミュージカル。 1960年代に活躍したアメリカン・ポップスの人気グループ「フォー・シーズンズ」の光と影を描いた物語だ。 「フォー・シーズンズ」といえば、「シェリー」である。 独特のファルセットで歌う、あの懐かしのヒット曲だ。 歌うのはフランキー・ヴァリ、この映画では舞台同様ジョン・ロイド・ヤングが演じている。 てっきり吹き替えだと思ったが、実際に彼自身が歌っているそうだ。 しかも他のメンバーたちの歌も、全員吹き替えなしというから驚きだ。 彼らの歌うシーンを観ているだけでも値打ちがある。 さらにドラマの方も歌に負けない面白さ。 イタリア系の移民街で育った不良少年たちが、歌を武器に次第にのし上がり、人気者になっていく軽快なサクセスストーリー、そしてその後に訪れる挫折と再会。 ドラマとしても文句なしの一級品。 さすがはイーストウッド、手堅い職人技である。 若造たちに注がれるイーストウッドの眼差しが辛辣で暖かい。 そしてラストで見せてくれる、出演者全員によるダンス・シーン。 ここではフォーシーズンズの後見役であるマフィアのボスを演じたクリストファー・ウォーケンまでが、一緒になって踊って見せてくれる。 さすが若い頃ダンサーだっただけあって、動きが軽やかだ。 この大団円によって映画は最高に盛り上がって終わる。 音楽映画らしいハッピーな終わり方に拍手喝采である。 それにしても齢84にしてこんなにも楽しめる映画を作り出すとは。 老いてますます盛んなイーストウッドに乾杯である。

  • 鑑賞日 2015/2/12

    監督も踊れます

    面白い。しかも事実に基づいているというから驚き。 曲はどこかで聞いたことがある有名なものばかり。 成功までの道のり、その後の凋落、そしてその後の彼らを音楽と共に描いていく。 最後にミュージカルの様にキャスト達が踊りますが、メイキングで監督の踊る姿が見られます。それが楽しそうで頭に残っています。

  • 鑑賞日 2015/2/9

    ドキュメンタリーもの

    よくできた映画で安心して見れます。 それが逆にもの足らなさを感じさせるのかも、 でも、コンスタントにあらゆるジャンルをとりつづける監督はホント映画好きなのだとつくづく感じます。

  • 鑑賞日 2015/2/7

    イーストウッドがのびのびと作った映画

    60年代に活躍したヴォーカルグループ、ザ・フォー・シーズンズの栄光と挫折を描いた映画。素直に楽しいと思える良作。劇中で流れる歌は聞いたことのある歌ばかりで、思わずリズムにノッテ、体が揺れる。 監督は今や巨匠とも言えるクリント・イーストウッド。本作も明確且つ的確な人物描写が素晴らしい。ザ・フォー・シーズンズのメンバーが仲違いしていく様子などは共感するところも多く、非常に興味深い。年の功とも言えるイーストウッドの人間洞察力には只々感心するばかりだ。 脚本も無駄がない。特に冒頭の運びは、これまた的確な省略により、もたつかずにポンポンとストーリーが進んでいく。これは簡単なことではない。こういったことからでも、長年映画に携わり、映画を知り尽くした人間が作った作品と感じられる。 しかし残念なのは人物がカメラ目線で台詞を言うところだ。元になっているミュージカルがそういう形式なのだそうだが、これは映画なのだ。映画化するのであれば、あくまでも映画的な表現に徹して欲しかった。映画と舞台は別物である。確かにカメラ目線で人物がしゃべる映画もあるが、これはあまりにも直接的、説明的で低レベルな表現方法だと思う。ここは何か一工夫して欲しかった。 またストーリーは良くできてはいるが、従来の芸能界の内幕モノの映画の域を超えていない。イーストウッドだったら、もう一段高いレベルのものを作れたはずだと思うのは買い被り過ぎか? 確かボブだったと思うが、ホテルでテレビを見ているシーンがある。そこで思わず、あれっ!?と、声を上げてしまった。それはテレビに映っていたのが若き日のイーストウッド、おそらく『ローハイド』のロディ・イェーツだったからだ。なんて遊び心のある、ファン心理をくすぐる演出だろう!そんな演出も含めて、イーストウッドが過去を懐かしんで撮った映画に感じられた。本作はイーストウッドが肩の力を抜いてのびのびと作った映画と言えるだろう。

  • 鑑賞日 2015/2/7

    人生の哀歓

    四人それぞれの視点から、フォーシーズンズを描く。それぞれの思いが軋轢が絡んで人生を描いている。貧しい環境から成りあがって行く過程、マフィアとの関わり、人生の哀歓。

  • 鑑賞日 2015/2/7

    高い評価には楽曲の貢献があると思う

    「2014年キネマ旬報ベスト・テン第1位映画鑑賞会と表彰式」で2度目の鑑賞。2度目は、フランキーとボブの友情物語という側面を強く感じた。今回も1度目と同じように「君の瞳に恋してる」のシーンで泣けた。ミュージシャンの伝記映画は、「マイウェイ」の作曲家であるフレンチ・ポップス界のスター、クロード・フランソワの生涯を描いた「最後のマイウェイ」('12)も本作と似たような部分が色々あり、かなり面白かった。

  • 鑑賞日 2015/2/7

    第88回キネマ旬報ベストテン外国映画第一位作品

    第88回キネマ旬報ベストテン観賞会で観賞。 私のイチオシは別の映画で、一位予想もその映画だと思っていたので、一位予想ははずれました。 しかし、ジャージーボーイズなら納得できる作品です。 歳をとったフォーシーズンズが、歌いながら若返る姿が私としては好きなシーン。 美談ではなく、お金でドロドロした話ですが、全編に流れる曲の良さも含めて良い作品だと思います。 表彰式では、日本以外ではあまり評価が良くないというのに驚きました。 私はクリント・イーストウッドの多才さには絶賛しかありません。

  • 鑑賞日 2015/2/7

    フォー・シーズンズの栄光と挫折。

    フォー・シーズンズは1962年のデビューシングル「シェリー」で4週間連続トップチャートに輝く。ビーチボーイズと並んで、イギリス人以外で成功したロック・グループの一つであった。リード・ボーカルのフランキー・ヴァリのファルセット声法が特徴。この映画は彼等4人の若者の栄光と挫折とを描いた作品。84歳になるクリント・イーストウッド監督の旺盛な制作意欲に感動する。

  • 鑑賞日 2015/2/7

    名人芸

    今回で3回目。初回は封切り時。2回目は旅行時での飛行機の中で。 3回目は今回のキネ旬ベスト1上映会。 本当に、見るたびに、うまいなあと思う。今回特に、ヴァリの娘の死を告げる電話のシーンからラストまでの演出のうまさは、まるで人間国宝が紡ぎだす名品を眺めるような趣きがある。 イーストウッドの長命を祈らずにはいられない。

  • 鑑賞日 2015/2/7

    シビレた

    第88回キネマ旬報ベストテン&表彰式にて鑑賞。 その本年度の外国映画賞第1位に輝いた作品です。 エンタメ性もスケール感も申し分なく1位にふさわしいと思いました。観終わって、良かった!って心から思いました。 60年代に活躍したザ・フォー・シーズンズというグループの光と影、栄光と挫折ー、そして再会… 『CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU(君の瞳に恋してる)』って、てっきりボーイズ・タウン・ギャングがオリジナルだと思っていたら、さにあらず、彼ら、もとい、彼、フランキー・ヴァリのだったんですね。 この曲の誕生秘話や、この曲を歌い終わったフランキー・ヴァリを見ていたら、不覚にも泣きそうになりました。ここからラストまでノンストップ、感動が押し寄せます‼️ 全部、観てるわけではないですが、クリント・イーストウッド監督作品の中で、わたし的には最高傑作です‼️

  • 鑑賞日 2015/2/7

    軽快なリズム

     ポピュラー歌手のオーソドックスな伝記映画だと思い込んでいたのだけど、ミュージカルの映画化だったんですね。イーストウッド監督には本当にいつも驚かされる。この年齢ではち切れんばかりの青春を感じさせるミュージカルをものにすることができるとは。まずはそこに頭が下がる思い。しかし従来の重厚な作りの映画を期待したファンには正直拍子抜けな題材と仕上がりだったかもしれない。でもこういう映画も撮れるイーストウッドの多彩さにむしろ舌を巻いた。  ミュージカルとはいえこれはフォー・シーズンズとフランキー・ヴァリの伝記映画にもなっているという面白い作りになっていて、それは時折メンバーそれぞれがカメラに向かってその時の感情や意見をとくとくと述べ始めるという変化球を入れることで彼らの物語に別の視点を用意することにもつながり複数の角度から物語を眺めることができるという面白い効果を生んでいる。  テンポのよさも抜群で、この監督は取り上げる題材によってきっちりとそのリズムを使い分けてみせてくれるけど本作のリズム感はこれまた格別でとても従来のイーストウッド監督の重厚なイメージからは想像することもできないくらい軽快感があった。二時間強の時間があっという間に過ぎてしまう。多彩な題材に合わせて自在にその演出を変えることができるその技はまさしく天才のそれだ。

  • 鑑賞日 2015/2/7

    イーストウッドの若々しさ

    フォーシーズンズの結成から解散までを描いたこの映画は、いつもながら、特別な演出をしているように見えないのに、何故か物語をスムーズに見せていくイーストウッドの技の冴えが光る。 それにしても、クリント・イーストウッドという監督は、様々なジャンルの映画を作りながら、そこに自分を強く投影するということもせず、いかに面白く映画を見せるかということに神経を使う。まさに職人肌の監督だと思う。 エンディングの出演者が歌って踊るシーンの演出はとても80歳以上とは思えない若々しさがある。化け物のような監督だ。

  • 鑑賞日 2015/2/7

    良い曲とドラマが堪能できます

    クリントイーストウッド監督による ヒットミュージカルの映画化。 フォーシーズンズの曲はラジオなどで知っていたが 年代的にはひと世代前かな。 脚色はされているだろうけれど 名声の裏の家族やメンバーとの苦悩など 的確に描かれていて ドラマの面白さにググッと引き込まれます。 役者が画面に向かって話すという演出は 何となく今までご法度的に思っていたが ウルフ・オブ・ウォールストリートでもあったが この映画でも良いアクセントになっていました。 「君の瞳に恋してる」はBoys Town Gang版が なじみの世代だが この曲の裏側にこんなドラマがあったとは・・・。 奇をてらわず、物語を的確な構成で見せる イーストウッド監督の安定感が素晴らしい。 (キネマ旬報上映会にて鑑賞)

  • 鑑賞日 2015/2/7

    再び衰えぬ感動

    前の年の秋に鑑賞した時、この映画がこれほどまでに高く評価されるものとは思っていなかったので、キネマ旬報の表彰式で改めて鑑賞して、ひとつひとつのシーンがより鮮明に染み入りましたね。素晴らしい作品でした。 クリント・イーストウッドの作品は、その傾向と特徴があまりにも多岐にわたっていてつかみどころがないんですね。音楽であり車(グラン・トリノ)であり、次の映画は戦争(アメリカン・スナイパー)だと聞きます。『父親たちの星条旗』と『硫黄島からの手紙』の連作も強烈でしたが、『チェンジリング』と『ミスティック・リバー』のようなサスペンスも作ってるし、『スペース・カウボーイ』とか『ミリオンダラー・ベイビー』などもあって、自ら出演することも含めて、ありとあらゆる題材を消化してしまいますね。 映画の題材に閉塞感があって、リメイクすることしかできないハリウッドにおいて、このバラエティーに富んだ題材選びと作品の完成度は奇異に思えるほど異常な印象を受けます。 かといって映画監督としての大御所感があるわけでもなく、本人はいたって自然体で映画を作っている。 しかも70歳を超えてから、毎年のように新たな題材で大作を送り出すパワーに底知れぬ恐ろしさを感じてしまいます。 この原点にはきっと、『許されざる者』がきっかけとなっているような気がします。 西部劇や刑事モノでメジャーになった彼の終着駅は、あの『許されざる者』だった。しかし彼はそこから新たな世界に入っていった。そんな系譜を認識できますね。 だから、この作品もフォーシーズンズというツールを使いながら、自分自身の歴史を重ねている。 キネマ旬報でどなたかが書いてた通り、「君の瞳に恋してる」がこの映画で流れると、クリストファー・ウォーケンの『ディア・ハンター』が思い起こされたりするのは、クリント・イーストウッドのなせる技だと思うんですね。 映画の歴史を踏まえ、ありとあらゆる題材を吸収し表現できる確かさ。 ますます凄みを感じさせました。

  • 鑑賞日 2015/2/7

    それほどレベルの高い作品ではない

    この作品、日本以外で評価されていない理由は、製作者側の迷いがはっきりと見破られてしまうからだ。  この映画の進行は、モノローグによって語られる。が、そのモノローグする人物が、進行途中でコロコロ変わり過ぎる。それは見る側が落ち着けない、腰の座ったものではない映画との印象を受ける。  なぜ、モノローグの人物が変わったのかは、「フォーシーズンズ」グループ全体を描こうとしたからだ。長くグループを保持しようとすると、個人それぞれに問題が生じる。それをまるごと見せようとすると、視点が個人それぞれに変わるのは仕方ないことかもしれない。  しかし、そこまで変える必要があったのかどうか...。むしろ、誰かに絞ったほうが良かったのでは、という迷いが、製作する過程であったことが、そのまま映画全体に波及してしまっているように感じられた。  監督のイーストウッドも、この作品については、それほどデキに自信があるようなコメントはしていない。そんな内容でも、見る者を感動させてくれたのは、名曲が生まれる瞬間を体感できたことだ。それが、映像にはない、音楽の力、名曲の効用と言うべきものなのか...。どんなに欠点があっても、名曲ひとつで全てを変えることができる。それが、この映画を名作へと押し上げている、とは言い過ぎではない、最大の褒め言葉だと思う。  レベルの高い低いが、キネ旬のトップを左右するわけではない。イーストウッド・ファンが日本には多い、のがトップの理由のひとつでもある。それをとやかく言うつもりはないが、好き嫌いが評価そのものを左右してほしくはない、とは思う。

  • 鑑賞日 2015/2/7

    才能

     取り上げている題材が、私の好む所では無いのでストーリー的に評する事はありません。完成度としてはとても高い作品だと思います。  何よりも凄いのは、クリント・イーストウッドの才能です。  私が学生の頃、「ダーティー・ハリー」で44マグナムを撃ちまくる、キャラハン刑事を演じるイーストウッドに憧れました。それから40年近くの時が経ち、役者としても現役を貫き、監督としてもヒット作を作り出し、数々の賞の授賞により高い評価を受けている。  本当にやりたい仕事と、持ち得た才能が、ドンピシャと合った証しだと思います。  世界全人口の中の極僅かな人の一人であると思います。

  • 鑑賞日 2015/2/7

    ベストテン表彰式にて

    見よ❗️イーストウッドのこの若々しさを❗️余裕の名人芸を❗️

  • 鑑賞日 2015/2/7

    情熱は約束を守る

    キネマ旬報の授賞式にて鑑賞。 ずっと観たかったんだけど、これは素晴らしい! 才能あるリードボーカル、ソングメーカー、リーダーとの確執。 深い悲しみのどん底で、それでも「君を愛してる」と高らかに唄った名曲の誕生。 たとえ父親として失格でも、夫としてダメだったとしても、音楽に対して真摯に向き合い続けたからこそのエンディングだったのだろう。 フォーシーズンズを忘れても、楽曲はきっと永久に生き続ける。彼らのなし得た功績は愛おしく素晴らしい。

  • 鑑賞日 2015/2/7

    ミュージカル

    楽しいミュージカルである。流れる曲は青春時代に聞いた曲であり、それだけでも楽しい。それをベースに作られたミュージカルは全編に流れるミュージックと、F.Sの歴史がミックスされており、メンバーの成り立ちも理解できて面白かった。「舞妓はレディ」はこれに負けないくらいであったが・・・

  • 鑑賞日 2015/2/7

    ちょっとガッカリ…

    キネ旬の表彰式前の試写で見ました。 イーストウッド作だから期待したけど、ちょっとガッカリかな。

  • 鑑賞日 2015/2/7

    さすがイーストウッド監督

    2015年2月7日、「キネ旬ベストワン上映会&表彰式」@文京シビックホールで鑑賞。 2014年キネ旬・外国映画ベストワンとして上映されたこの映画、クリント・イーストウッド監督、さすがである。 3人組のトリオから4人組のシンガーとして、プロの仕事と家庭をテンポ良く描きながら、シンガーとその家族が対面する困難・挫折などを乗り越えようとする姿が素晴らしい。 途中でテレビに映っているビリー・ワイルダー監督の『地獄の英雄』を観て、ジャン・スターリングの話をするくだりが面白い。 クライマックスの歌の場面では大感動。

  • 鑑賞日 2015/2/7

    サントラが欲しくなる

    マンマミーヤと同じように1つのグループの楽曲で彩られる。ミュージカルと言えるのはエンドロールの前だけであとは音楽映画か。 とにかくボーカルのかん高い声に耳がいく。 演出は手堅い。右手から車が来て止まり人が降りるシーンがいくつあったことか。

  • 鑑賞日 2015/2/1

    ウェルメイド

    好きなのはボーリング場んトコと電話でコーラスするトコと『君の瞳に恋してる』で幕が下りてフォーンセクションが現れるトコ。「リンゴ・スター」にもきちんとスポットをあてその哀しみを掬い取ってるところが好感。あとやっぱりクリストファー・ウォーケンいいね!

  • 鑑賞日 2014/9/28

    いつまでもあると思うな

     これまでハリウッドの様々なジャンル映画に挑んで成功を収めてきたイーストウッドが、ついに本格ミュージカルというジャンルも制覇してみせました。彼はこれまでも音楽を題材にしたことはありましたが、「センチメンタルアドベンチャー」はロードムーヴィーに分類すべき映画でしたし、「バード」も音楽家の伝記映画という分類に属する映画でしたが、今度の「ジャージー・ボーイズ」はブロードウェイのミュージカル劇を映画化した、正真正銘のミュージカル映画であり、ラストには「舞妓はレディ」と遥かな微笑みを返し合うように、出演者全員が揃って唄い踊るという幸福な場面が描かれるのでした。  そして、善と悪の二元論を超えたドラマを作り続けてきたイーストウッドらしく、ここに登場する4人組のメンバーもどこか欠陥を抱えた人間たちなのでした。  21世紀を生きるわたくしたちは、クリント・イーストウッドの新作が当たり前のようにコンスタントに観られる現実に馴れきっていますが、いつまでもあると思うな、親とイーストウッド。84歳の映画作家が今年も新作を発表してくれた有難みをしっかりと瞳に焼き付けておく覚悟は持つべきでしょう。

  • 鑑賞日 2015/2/15

    シェリーは小三の時の歌。なつかしい。九重佑三子さん見たかな?

     1990年の殿堂入りのシーンは良くない。責任はメーキャップにあるが、そういう脚本を書いた人の失敗でもある。  ラストのカーテンコールは最高! 「ジョアンナ」を思い出した。イーストウッドもクリストファー・ウォーケンもお元気で、なにより、なにより。

  • 鑑賞日 2015/1/1

    思ってたのと…

    私は君の瞳に恋してるが出来上がるまでのストーリーに焦点が当てられているのかと思ったけど、ほとんどジャージーボーイズの秘話😓 そもそもジャージーボーイズの他の曲知らないから、あんまし思いれないまま終わってしまったm(_ _)m

  • 鑑賞日 2014/10/8

    春夏秋冬

    青い春、激しい夏、哀しい秋、優しい冬。フォー・シーズンズという人生劇場。クリストファー・ウォーケンの涙は、萩原流行(「愛の新世界」の)のそれ。

  • 鑑賞日 2015/2/7

    歌がある限り、生きていける

     カーテンコールのご機嫌なダンスナンバーまで、フォーシーズンズの波乱万丈の生き様を、C・イーストウッド監督は、見せ場たっぷりによくまとめ上げた。  以前から音楽の使い方が上手い監督だが、歌う場面でも観客が飽きないよう、出演者にナレーションをさせるなど、熟練の観客も唸らせる。  フランキー・ヴァリ役の主演者など、吹き替えかどうかは分からないが、独特な魅力ある声の持ち主を、人生の苦悩と共に、見事に演じた。  その彼を音楽界に誘ったリーダー格の敵役も上手く、物語に深みを持たせた。  もちろん、後二人もそれぞれ見せ場があり、昔からのフアンも納得だろう。  この先、P・マッカートニーやR・スター等が許せば、是非ビートルズの一代記を、同監督に映画化してもらいたい。  ただ、こんな良作を、新潟県では単館上映というのは、もったいない。

  • 鑑賞日 2014/10/6

    舞台の映画化という事を知らずに見たので、ここまでミュージカルだとは思っていなかった。 有名アーティストの曲を使って作られた作品は多いが、本作は曲の良さが飛び抜けている。

  • 鑑賞日 2014/12/5

    二兎は追えず

    音楽活動と家庭との両立は難しい。友情の持続も難しい。長く生きた者だけが結局は勝ち。早世した娘が可哀そう。それにしても見事な歌声だった。舞台を是非見てみたい。

  • 鑑賞日 2014/12/3

    君の瞳に恋してる

    彼らが最初に歌っていたとは知らなかった。大好きな曲。イーストウッドっぽくない演出だけれど、凄く良かった。いつもズシンとくる映画ばかりだったけれど、こんなのも撮れるんだ、と才能の幅広さを思い知らされました。

  • 鑑賞日 2014/9/22

    最後までアンコたっぷり

    カメラ目線で語りかけたり、エンドロールで歌い踊ったり、その茶目っ気溢れる演出に、気分はウキウキしっぱなしでした。

  • 鑑賞日 2014/11/21

    登場人物がカメラ目線で語りかけてくる形式に最初は違和感を覚えたが、ただのナレーションよりも説得力がありよかった。 Frankie Valli と The Four Seasonsのどちらも知らないまま鑑賞したため、『I Love Yahoo Baby 』を歌ったときにようやく「あ~」となった(笑) 単純なので、今度グループかソロのCDをレンタルしてみようと思う(笑)

  • 鑑賞日 2014/10/18

    当時を忠実に再現した映像世界

    「ジャージー・ボーイズ」が好きなのは、主人公の少年時代、そして、成功、妻と娘に対しての愛情とわだかまり…そのあたりが丁寧に描かれていたから。  フランキー・ヴァリは世界的大スターだが、彼の人としての魅力は、決して困難から逃げず、一つ一つのことに最後まで向き合ったことだと思う。  生まれた家は平凡で、やさしい母親がミートボールサンドイッチを作ってくれる。家のパスタを食べる食事のシーンだけでも、十分心あたたまるものだった。  過酷な状況から抜け出したということだったが、家族や地元の大人達、友達には恵まれていた。デートしたレストランも、チェックのテーブルクロスが可愛らしく、赤ワインの色が映える素敵な店だった。  そして、音楽は当時流れていたポップソング、ジャズが聞ける。まだ下積み時代に、エレベーターを一階あがるごとに、違うジャンルの音楽が聞こえてくる演出も楽しかった。練習でもステージ上でも演奏シーンは、彼ら自身が思いっきり楽しんでいて、ときめきがある。  音楽を最大限効果的に聞かせ、若者時代、娘が少女に成長した時代、それぞれの時代を正確に再現したのがたまらない。アメリカといえば、私達日本人にとって憧れの国。正直言って、アメリカに生活苦があったことさえ信じられない気がするのだが、そうではなかった。  アメリカで生まれ育った彼らがどんな風に遊んだり、仕事したり、苦悩したりしてきたか、フランキー・ヴァリの姿を借りて等身大に描かれている。私が知らない時代、子供だったが知っている時代…極めて正確に空気感まで伝えた映像を見る喜びにひたった。 「君の瞳に恋してる」が出来上がった経緯を知ったことで、新しい世界が開けたようだ。べたべたはしないが、「カゼひくな」と自分のマフラーを首にかけてくれる友情の厚さに、ほろほろと泣きたくなる感動がある。

  • 鑑賞日 2014/11/13

    カーテンコールの幸福感

    ◎ 80歳を超えた爺さんに、こんなに明るくわくわく心が躍るような映画が作れるはずはない。ラストのカーテンコールの歌や踊りを見ていて、そう感じた。最後に出演者全員がそろって踊り出すのは、インド映画で慣れてきたが、こんなに幸福感に包まれる群舞は、インド映画100本集めてもかないっこない。 ◎ 若くて駆け出しの俳優だったころのイーストウッドの顔も一瞬ブラウン管に出るが、前途洋洋だった頃の彼には、作ろうとしてもこんな映画は作れなかったのは言うまでもない。。すぐれた脚本や、一流のスタッフたちが年老いた彼の周りに集まってきて、幸せな映画が1本あっという間に出来上がる。特別のマジックなどを使っているわけではない。マフィアのボスのクリストファー・ウォーケンの姿に、イーストウッドが重なって見えた。

  • 鑑賞日 2014/11/9

    「名曲誕生の真実」ではない

    アメリカで伝説的なグループ「フォーシーズンズ」の成功物語をミュージカルにした舞台を、クリント・イーストウッド監督が映画化。ミュージカルの映画化とはいえ、踊りなし、音楽に乗せた台詞もなし。フォーシーズンズの音楽に乗せて、彼らの歴史を追っていく作風に仕上げた。 舞台は未見ながら、期待していたせいか、大いに物足りなかった。 まず、本作は舞台でもヴァリを演じたジョン・ロイド・ヤングを配役しているのだが、彼の歌がイマイチだ。いくつかのシーン、高音を出すところで微妙な「引っかかり」があった。実際のヴァリの高音は、もっと透き通った声だったので、あの引っかかりは気になる。本作は、歌で感動させようと言う意識を排除して製作されているのかもしれないが、ミュージカルの特徴である、圧倒的な歌唱力で強引にでも感動させてしまうような場面が皆無だ。それも、音楽劇を期待していた分、残念だった。 逆に、ミュージカルの踊り、歌、役者の歌唱力などミュージカルの感動要素を排除したなら、どこに魅力を感じて映画化したのか疑問だ。フォーシーズンズの歴史を振り返るというだけなら、舞台を映像化しなくても、フォーシーズンズ物語を新たに作れば良い。実際のフォーシーズンズは、もっとドロドロとした不仲騒動が、リアルタイムではない僕の世代でも知っている有名な話だし、そんな部分を含めてリアルに描いた方がイーストウッドらしい作品に出来たのではないだろうか。 本作ではまるで「4幕もの」ともいうように、4人がパートパートで狂言回しになっている点はいい構成だった。とはいえ、ストーリー展開や構成上で良かったのはそれくらいで、全体的には舞台の映像化の狙いがよくわからない。 個人的に一番感動したのは「君の瞳に恋してる」の製作秘話とヴァリの娘の死を絡めたシーンだが、あればあくまでもこの映画の創作で、実際には、曲の製作時期(60年代)と娘の死(80年代)の時期を考えれば、まったくのフィクション。 「時代を超えた名曲に秘められた感動の真実」というのが、本作のキャッチコビーの一つだが、少なくとも「君の瞳に恋してる」については完全な作り話だし、明らかにミスリードしている。クリント・イーストウッドの責任ではないが、まるで伝記物であるように作っておきながら、こういう大きな部分がまったく歴史的事実と反した創作になるのは違和感がある。 もう一つ気になるのは、クリント・イーストウッドは、劇中で数年という時間を経過した際に、それを表現するのが雑だと感じる。それは、『ミリオンダラー・ベイビー』でも感じたことだ。もともと(これは舞台版の構成の問題かもしれないが)時系列が実際に起きたものとバラバラに繋ぎ合わせていることもあって、エピソードから次のエピソードに写った際、何年くらい経過しているのか分かりづらい。 ラストシーンでは、「これぞミュージカル!」というシーンを付け加えているは、口うるさい舞台ファンへのサービスだろうか。あれをそのまま全体にやってくれた方が、きっと楽しめただろう。

  • 鑑賞日 2014/11/1

    何気ない面白さ

    クリントイーストウッドもミュージカルを制作するのか。最初の映画化の情報を聞いた時の感想でした、しかもその前見たのが「舞妓はレディ」。それなりに楽しめたが、なんでもミュジカル化する必然性を疑っていた。しかもあのフォーシーズンの軌跡とか。いつもより軽い運びに、あれよあれよという間にエンディングの総踊りへ流れ込む心地よさ。ミュージカルにありがちな表面の派手さより、当時の世情をキッチリ描きながら、吹き替えで無く演者がしっかり歌うハーモニーの力強さをジックリ味あわせる辺りはさすがイーストウッド、並みの演出家ではない。音楽の楽しさを改めて実感させられた。

  • 鑑賞日 2014/10/17

    音楽を信じる

    じわじわくるものがある、とっても好きだわこの映画。淡々と描かれる家庭の事情とそれになぞるように描かれるバンドの事。ミュージカルというより音楽を絶対的に信じた男たちの泥臭い物語。バンドの転落からはイーストウッドの本領発揮。クリストファーウォーケンがマフィアだけど聖人のようにも見えて、品のある実力者をオーラだけで感じさせる凄さ。ラストのダンスも最高。タイトルをフォーシーズンズにしなかった所がイーストウッドの素晴らしさでもあるし内容もまた素晴らしかった。

  • 鑑賞日 2014/10/28

    寝ちゃったので…。

     凄く良い映画らしいですよ。  いきなりカメラ目線でガンガン話しかけてくるという  ハウス・オブ・カード(未見)のケヴィン・スペイシー的な  オープニングでワクワクしたのですが、  序盤であんまり引きつけられず、  仕事終わりのレイトショーという事もあってか  かなり寝てしまいました(iДi)  なので彼らの栄光部分も挫折部分も  何が起きたか全然分かっていない( ̄□ ̄;)!  君の瞳に恋してるはこの人たちの曲だったのか!  という衝撃!だったり他にもこの曲知ってる!というのが  結構あってフォー・シーズンズのCDが欲しくなりました。  特に君の瞳に恋してるの名曲感が半端じゃない!  今作でフランキー・ヴァリを演じる  ジョン・ロイド・ヤングの歌声もまた最高!  本当に良い曲だよなーとしみじみ思う。  寝ずにちゃんと見れてれば感動してた!と仮定すると  フォー・シーズンズの曲がまた違って聞こえるんだろうなー。 (劇中ver.)  やっぱり映画で寝ちゃうと、  お金と時間の無駄だし、それ以上に  全く知らない状態でその映画を二度と見る事が出来ない  というのが非常にイタい!  何も知らない初見時にどうみれるか。というのが超重要。  俳優はクリストファー・ウォーケン以外有名じゃない人!  主役の4人中3人は舞台でも同じ役を演じた俳優だそうです! (全員じゃないのは大人の事情かな?)  家でDVDで見たのが原因なのか分かりませんが (あんまり言いたくないけど)グラン・トリノも  イマイチだったので、もしかすると  クリント・イーストウッドあんまり合わないのかな?  ただチェンジリング凄く良かったし、  ミリオンダラー・ベイビーは最高だった。 (ヒラリー・スワンクマジ最高!)  いやでも、ヒアアフターも駄目だったし、  J・エドガーに至っては超退屈でダメだったなー…。  どうやら自分は作品で好き嫌いが  別れる監督のようです。 コピー  成功から一番遠い場所で、伝説は生まれた。    夢、栄光と挫折—  それでも僕らは歌い続ける。

  • 鑑賞日 2014/11/4

    同名舞台をクリント・イーストウッドが映画化。 フォー・シーズンズの伝記的作品で、彼らを知らなくても、耳馴染みのある曲ばかり。 登場人物が、観客に語りかけながら物語が進行していくのが面白い。(第四の壁を破る、と言います)ラストがとてもいい。 映画大好きな僕だけど、少し演劇寄りなのかもしれないと感じた。 余談だが、フランキー・ヴァリ役のジョン・ロイド・ヤングが、小・中と通っていた塾の先生にとても似ていた。 元気かなぁ、勝間先生。

  • 鑑賞日 2014/11/4

    上手い映画化

    2014年11月4日に鑑賞。割引 1100円。 フランキー・ヴァリ役のジョン・ロイド・ヤングがすばらしい。演技も歌唱も最高である。ボブ・ゴーディオ役のエリック・バーゲンもいい。この2人は原作のミュージカル舞台でも同じ役柄を演じている。ということは、映画での歌唱は役者本人のものである。 トミー役ヴィンセント・ピアッツア、トミーの兄ニック役マイケル・ロメンダも適役・好演である。彼らの歌唱もすばらしい。 イーストウッドが舞台から映画独自の視点を取り入れたのは、「役者がカメラに向かって語る」構成であろう。有効に作用している。1950年代~1970年代の時代考証、プロダクション・デザインがすばらしい。役者の顔がその年齢によって変わるのも実に自然である。ラストのミュージカル・シーンのカーテンコールがいいね。ワンカットで撮っている。脚本もいい。原作の戯曲ミュージカルがいいのでしょう。 クリストファー・ウォーケンの役ジップ・デカルロは実在のジェノヴェーゼ一家の幹部、殺人容疑で逮捕され懲役12年。ボブ・ゴーディオが見ているTVは「ローハイド」のイーストウッドである。もうひとつTVに映っていたのは、ビリー・ワイルダー「地獄の英雄」(1951)で、カーク・ダグラスがジャン・スターリングの顔をひっぱたく。 ヴァリの娘役のフランシーヌ(エリザベス・ハンター)とセリア(アシュレイ・ローズ・ジョイナー)が美少女です。彼女たちも数年後には新進女優として注目されるでしょう。

  • 鑑賞日 2014/10/10

    歌うことは生きること

    You're just too good to be true Can't take my eyes off you… (君はまるで夢みたい、君から目を離せない…)  気がついたら、メロディーを口ずさんでいた。体が自然にスイングした。歌うことは生きること。クリント・イーストウッド監督の名人芸にまたしても酔った。  舞台版ミュージカルの映画化だから、登場人物が画面から直接語りかけてくる。  「本当の話が聞きたいって? おれの名はトミー・デビート。オレがいなきゃそもそも4人は出会わなかった…成功するには才能、腕前、夢それに運がなきゃだめだ」  場末の酒場で歌っていたトミー(ビンセント・ピアッツァ)が、理髪店に入っていく場面から物語は始まる。慣れない手つきで客のひげをそっているのが若き日のフランキー・バリ(ジョン・ロイド・ヤング)だった。  フランキーとトミーは、ヤクザのボス、ジップ(クリストファー・ウォーケン)の後ろ盾でチャンスをつかむ。ニック・マッシ(マイケル・ロメンダ)、作曲の天才ボブ・ゴーディオ(エリック・バーゲン)が加わり、奇跡のバンド「ザ・フォー・シーズンズ」が誕生した。  深い陰影の映像が1950年代の雰囲気を鮮やかに表現していた。「シェリー」「恋はヤセがまん」「悲しきラグ・ドール」。スタンダードヒットの数々があふれ、気分は完全にオールディーズ! フランキーの奇跡のファルセットボイス(裏声)に立ち上がって拍手したくなった。  トップスターへの階段を一気に駆け上がった。嫉妬や裏切り、借金、グループの崩壊の危機も乗り越えてつかんだ栄光。故郷の町に帰ってきたフランキーは、無名だったころ仲間と演奏していた裏通りに立ち寄る。「あのころの音楽が原点だった。どんな演奏より楽しかった」。人生の浮き沈みを歌に込めて。だから彼らの歌声は心に強く響くのだろう。

  • 鑑賞日 2014/11/1

    イタリア移民男を描く

    クリントイーストウッドはうまい。 特に男は黙って的な、日本人が好きな世界。 イタリアン、ニュージャージーとくれば、ゴッドファザー的な これは日本であたる。 君の瞳に恋してる、のくだりはぐっときた。

  • 鑑賞日 2014/10/29

    こういうの好き!と思った。 借金を肩代わりしてでも音楽に恋をし続けるヴァリに泣いた。 「君の瞳に恋してる」のシーンにとても感動した。

  • 鑑賞日 2014/10/12

    しびれる程かっこいい!フォーシーズンズのライブシーン。 50’sって、今、聴いても色あせない。 『君の瞳に恋してる』が、何故、作られたのか? その理由が、胸を打ちます。 心躍る音楽と胸をしめつけるドラマ。 今年1番のミュージカル映画です。

  • 鑑賞日 2014/10/29

    クリント・イーストウッドの、

    クリント・イーストウッドの、軽やかな演出振りが目を見張る。 実に余裕の演出振り。 それでいて極上の仕上がり振り。 ただただ感心するのみ。 舞台版も観たくなった。 何より音楽のセンス(劇中の音楽の入るタイミング等)が抜群。 観客に話しかける演出もラストのカーテンコールもオリジナル版に対するリスペクトの仕方にも好感が持てる。 ただ、クリント・イーストウッドの登場場面に観客が気が付いてくれなかったのは残念だったけれどね。 これからの人はお楽しみにィ。 「ローハイド」だよ!

  • 鑑賞日 2014/10/30

    どうしてイーストウッドの映画はこんなにもジーンとさせられるのだろう。自分の主演作ではマカロニウェスタンや「ダーティー・ハリー」など派手なアクション映画が多いのに、監督になると一見地味に見えそうなのに何とも味わい深いドラマを生み出す。(もちろん若い時には「ガントレット」や「ファイヤーフォックス」「ダーティーハリー4」などのアクション映画もちゃんと監督してはいる。) 正直“フォーシーズンズ“のことをそれ程良く知っているわけではないし(名前を聞いたことがあるという程度)、有名な曲は知っていても、それが彼らの曲だったとは知らなかったにも拘わらず、「君の瞳に恋してる」の場面では涙をこらえるのが大変だった。いつものパターンでイーストウッド調に乗せられてしまっていた。この映画の本質、良さは他の方々の素晴らしいレビューが語っている通りで、音楽に素人の私などが何も言えるものではありませんが、本当にいい作品でした。

  • 鑑賞日 2014/10/26

    イカした『カーテンコール』

    実在したグループの実話を元にしたミュージカルを映画化したもので、実際の舞台に立っていた人たちが出演していたりするようだが、舞台ならありかもしれんが、映像でこの老けた16歳はないだろうと、最初は乗り遅れてしまう。 しかし、4人目のメンバーが加入するシーンで引き込まれてしまう。4人目が持ち込んだ曲を歌っている中で、音楽とともにグループが生まれる瞬間が心地良く、ニンマリとしてしまう。音楽の力というものを感じます。 時空を飛び越えて行くような展開の速さは、舞台から引き継がれたものかしら?とてもテンポよく引っ張られる。 音楽も良く、最初は変な歌声だと思っていたのが、バンドが成長するにつれ、しっくりくるようになり、知っている曲もいくつか出てきて、音楽劇をしっかり楽しめました。 そして、なんといっても、ラストシーンからエンディングにかけて。 言ってみれば、演劇やミュージカルの『カーテンコール』なんだけど、(このために、これまでの話はあったのかと思うほど)とてもイカしておりました。

  • 鑑賞日 2014/10/29

    ゴージャスなアメリカンドリーム

    ジャージー・ボーイズのアメリカンドリームを描いた作品。アメリカショービジネスならではの可能性を一気に勝ち取った4人の軌跡と挫折と復活。 同じくアメリカンドリームを描いたミリオンダラーアームに比べるとゴージャスな世界と生々しくドロドロとした端境が何とも魅力的。ニュージャージー出身の不良が歌声でパトロンを感動させながら、または、プロデュースに作曲にそれぞれが持ち味を生かして駆け上がり、ちょっとしたすれ違いで一気に転落していく、まさにジェットコースターのような浮き沈みだ。家庭も娘も崩壊しながらも、それでも、しぶとく歌の世界にいきるエンターテイナーの酸いも甘いも描ききった作品。 さまざまなプロセスを経て、殿堂入りした彼らの姿は、何とも晴れがましい

  • 鑑賞日 2014/10/25

    カーテンコール

    全米ではヒットしなかったので、一抹の不安を覚えながら映画館に足を運んだのだが、まったくもって杞憂だった。 さすが、イーストウッド。 たぶんに、全米でヒットしなかった要因は、地味なキャスティングにあるのではないか。 しかし、これこそイーストウッドのこだわりだろう。 舞台版の俳優をほとんどそのままスライドさせたキャスティングは、映画ファンには地味に映るかもしれないが、歌唱シーンも含めて、実に説得力がある。 そんなキャスティングが象徴するようにイーストウッドは、舞台版をリスペクトし、踏襲しようとしている。 それが一番顕著に表現されているのが、エンドロールのシーンだ。 あきらかにカーテンコールを意識した演出は、本当に楽しく、ワクワクとさせられる。 とはいえ、映画ならではの手法も、イーストウッドは忘れていない。 50年~60年代の空気感は、映画だからこそ出せた味だ。 ともかく、映画館を出たあと、フォー・シーズンズの歌を口ずさんでしまうことこそが、何よりもイーストウッドの勝利を物語っている。

  • 鑑賞日 2014/10/13

    ニュージャージーの男の子たち。むりやり日本に置き換えるなら『岸和田少年愚連隊』。

    私はクリント・イーストウッド御大を「星条旗(=アメリカ)を描く作家」と呼んでいて、そういう目で観ちゃうこっちが悪いんだけど、この映画もまた別の形で“アメリカ”を描いているような気がするのです。 まあ、元から音楽映画が好きな人で、最近めっきり「アメリカ近代史」を描くのが好きだから、ただ単にその融合かもしれませんけど。 しかし実際、早々に「この街を出るには、有名になるかギャングになるか軍隊に入るかしかない」というようなこと(<全然正確に覚えてない)を言っていて、「この街を出たい」という動機とその後の過程は、アメリカ近代史の一側面、ショー・ビズの世界を通したアメリカの光と影を描いているようにも思えるのです。最後の再結成の描写は「こういう歴史の上に今があるんだよ」とお爺ちゃんが言っているように見えます。 しかし、イーストウッド御大特有の(その創作意欲の原動力と言ってもいい)“怒り”は、この映画にはありません。 確かに巧いし、音楽もいいし、飽きずに観られるのですが、この映画で何か心に残ったかと問われれば、私には何もありません。 いやまあ、「君の瞳に恋してる」のオリジナルを知ることができたってのはありますけど。てか、ボーイズ・タウン・ギャングって他に何かあるのか? イーストウッド御大がアメリカのショー・ビズ界を描くのは珍しいように思うのですが、お決まりパターン話だからこそ、ベタベタな『ドリームガールズ』の方がウヒウヒ楽しかったんだよね。あれはあれでボロクソ言ってるんですけど。 たぶん、この話にイーストウッド御大の演出は“上品”すぎたんだと思うんですわ。

  • 鑑賞日 2014/10/17

    ラストまで気が抜けない作品

    なにからになにまでパーフェクトな出来!! 時間を忘れる映画とはまさにこの作品のことである。 それぞれ4人の個性から、ミュージカル風の語り口 そして最後のエンドロールに完璧にやられてしまった! 100点以外に点数のつけようがない作品

  • 鑑賞日 2014/10/21

    アメリカ映画

    こんなキラキラしたアメリカ映画を新作として観られるとは思わなかった。フィナーレの至福感。思わず手拍子したくなる映画に出会えて幸せ。

  • 鑑賞日 2014/9/28

    イーストウッドのセンスが光る至極の音楽映画

    まず、言いましょう。僕は本作を観終わって、その足でサウンドトラックを買いました。それくらい音楽が実にいい映画です。本作「ジャージー・ボーイズ」は、あの「シェリー」などの大ヒット曲を生み出したバンド、フォー・シーズンズの軌跡を描いた作品。映画の後に知ったのですが、作品のそもそもは同名のミュージカルになっていたものを映画化したのだとか。といってもミュージカルになるのは一シークエンスのみ(これがどこの場面かは観てのお楽しみ。このミュージカルシーンも最高!!)で、後は、歌をメインにした実録風の作品になっている。でも、登場するキャラクターがモノローグで語っていくシーンや回想シーンなどもうまく織り交ぜて、魅力たっぷりな映画に仕上げていると思います。 と書きつつ、やっぱり本作のメインは音楽でしょう。自身の監督作では、監督だけでなく出演や音楽も担当するマルチ爺さんなクリント・イーストウッドの才能を至るところに感じることができます(でも、本作は作曲というよりは監修がメインになっているように思いますが)。フォー・シーズンズが活躍したのは1960年代後半。1970年代からのディスコブームにかかる全盛期でもあり、ロックでありながら、1950年代の延長でもあるスウィング調やムード調な雰囲気も合体して、独特のサウンド感が盛り上がっていた時期でもありました。やはりいい音楽は、いい音響で聞ける映画館で観るに限ります。音楽に詳しくない人でも、CMとか、BGMとか、どこかで聞いたサウンドを楽しめ、その裏にあった人間ドラマを堪能することができます。 ただ、この映画の唯一の欠点は地味なことでしょうか。イーストウッド作品という知名度は、それこそ映画通な人しか知らないでしょうし、メイン公開されている割には特筆するようなスターが出ているわけでもありません。でも、極上なワインやコーヒーを味わうような、深い大人の味わいが楽しめる作品でもあります。今年(2014年)の秋映画は、先日レビューした「猿の惑星 新世紀」や「アバウト・タイム」など良作ぞろいですが、この作品も、その1つになりそうです。

  • 鑑賞日 2014/10/20

    マフィアに入るか、有名になるか

    波瀾万丈のドラマ 実話が元だけに、やけにリアリティがある内容だった 売れっ子グループが順風満帆であることは、そうは多くはないだろう そしてそのストーリーがダレること無く、とても良く描けてあるし、すっと入ってくる構成でもある ただ、面白いか楽しめるかというとそうでもなかった 何やろう、だからどうしたと思ってしまった ドキュメンタリー色が強いなぁと感じたからなんやろうか、あるいはフォーシーズンズに思い入れがないからか ソーシャルネットワークは楽しめたのだが… あぁでも最期のインド映画みたいなド派手なダンスシーンには圧倒された

  • 鑑賞日 2014/10/19

    フォーシーズンズのことはそんなに知らない(「君の瞳~」もカバーしか知らない)けれど楽しめた。バンドをやる喜び、つらみ、悲しみ、全てが入ってますね。ラストの多幸感といい、文句の付け所がないです。

  • 鑑賞日 2014/10/3

    「アメリカン・グラフィティ」と双璧といっても過言ではない傑作の誕生

     もちろん映画の中身は全然違うし、舞台もカリフォルニア北部とニュージャージーというまるっきり西と東、正反対の位置関係なのだけれど、60年代のアメリカン・ポップスを背景に、見事な青春群像劇になっていたという意味では、ジョージ・ルーカスの大傑作「アメリカン・グラフィティ」(1973)と肩を並べるほどの作品が誕生したと言っても過言ではないだろう。どちらの映画も当時の雰囲気をうまく再現していて、若者たちがその中に溶け込んで、生き生きと生きている。そのせいか、バックにあのころのポップスが流れるだけでとっても幸せな気分に浸れるのだった。そう思って、あらためて「グラフィティ」のサントラ盤のリストを眺めたのだが、あれれ、デル・シャノン、ビーチ・ボーイズ、プラターズ、チャック・ベリーなどのおなじみのメンバーの中に、「ザ・フォー・シーズンズ」の名前が見当たらない。2枚組全41曲もあるのに、これはどういうことだろう。調べてみると、「シェリー」が大ヒットしたのが1962年。まさに「グラフィティ」の彼らが故郷の町の最期の夜を過ごしたのが、やっぱりその年62年なのだったのだから、うーん、ちょっとだけ間に合わなかったのかなあ。フランキー・ヴァリのソロ「君の瞳に恋してる」に至っては1967年だから、こちらはいくら探しても見つからないわけだけど。  「シェリー」と言えば、ボブ・ゴーディオが三人のチンピラたちと初めて声を合わせて唄いはじめて、始めのうちは恐る恐る声を出しながら、そのうちあれよあれよという間に素晴らしい楽曲に仕上がっていく場面は背中がぞくぞくするほど素晴らしくて、画面がみるみる涙で曇ってしまったほどだだったよ。その他、「フォー・シーズンズ」というバンド名が閃く誕生秘話とか、マフィアのボス(クリストファー・ウォーケンが素晴らしい。彼を見るたび松重豊を思い出す。そっくりだよね。)の使い方、フランキーの結婚、トミーの途方もない借金のことからグループの崩壊までとか、音楽をここぞというところに挿入して、いちいちこころの中の一番弱いところの琴線を震わせてくるものだから、泣きっぱなしのまま、画面にクギ付けといった始末。クリント・イーストウッドと言う人は、ジャズにも造詣が深いとは聞いていたけれど、ほんとうに音楽がすきなんだなあと思う。そうでなければ、ああいう風には描けないでしょう。私の年齢(65歳)では、リアルタイムで彼らの歌を聴くには若すぎて、もっぱら九重祐三子やザ・ピーナッツがテレビで唄っていたのを聴いていた世代なのだが、そういう私たちや、それよりずっと若い人たちも充分感動させてしまう作品になっているのがすごいことだ。(実際28歳の友人もすごく感動したと語っていた。) 84歳にもなって、こんなみずみずしい傑作を創りあげるエネルギーを持ち続けていることは、もっとすごいことだけれどね。  最後に、今年の9月15日付けの毎日新聞の小さい死亡記事を紹介します。【ボブ・クルーさん83歳。米作詞家、音楽プロデューサー。ポップ・グループ「フォー・シーズンズ」をプロデュース。作詞した「シェリー」が1962年に全米第1位に。グループのフランキー・バリ氏が67年に、ソロとして発表した「君の瞳に恋してる」も大ヒット・・・】 そうです。奇しくも映画公開の今年を待っていたかのように、あのゲイのプロデューサー・ボブが亡くなったという記事だったのです。

  • 鑑賞日 2014/10/19

    「君の瞳に恋してる」に号泣

    知ってる曲は2曲だけ、そのうちの「君の瞳に恋してる」は、 バブルの頃に流行ったカバー曲がオリジナルだと思っていました。 フランキー・ヴァリの名前は、むしろグリースの主題歌の方で なじみがあります。 映画を見る前のザ・フォー・シーズンズに関する知識はその程度です。 バックステージものはアメリカ映画の伝統のジャンル。 特にグループものは、メンバー同士の葛藤などドラマチックな展開があるので、 よく作られます。近年でもドリームガールズと言う傑作があります。 夢を持った若者たちが苦労の末デビューして、スターになって、 成功したが故の仲間同士のいさかいがあって離れていき、 それを乗り越えてまた手をつなぎ、と言う話は散々作られており、 またか、と言う気持ちと、天下のクリント・イーストウッドが これをどう料理するのか、と言う期待と半々でした。 (ロングランヒットしているミュージカルなので、 ありきたリでつまらない話ではないことはわかっていますが。) ニュージャージー州は、アメリカ東海岸ノニューヨークとフィラデルフィアの 間に位置しますが、当時は貧しいイタリア移民の多いところでした。 そこからスターにのし上がり、そこから家庭不和、メンバー間の確執、 金の問題、女性問題など、映画はお決まりのコースをたどりますが、 クリント・イーストウッド監督は、そのスターの人間臭い部分を、 ニュージャージーの不良時代も含め、暖かい目でオーソドックスに 正面から撮っています。 「君の瞳に恋してる」は、どうしてもバブルの象徴の歌のような、 浮ついた軽薄なイメージを持っていたのですが (同じタイトルの「月9」ドラマもありました) この映画で歌われるシーンで改めて聞いて こんなにも切ない歌だったのかと初めて知りました。 最愛の娘を亡くし、父親として何をしてやったのか、 仕事にかまけて何もしてやれなかったじゃないか、 と後悔に打ちひしがれるフランキー・ヴァリが 切々と歌い上げる至上の愛の歌、ここで涙腺が切れました。 明るくアップテンポな曲だけに、余計に切なさが伝わってきます。 登場人物が観客に語り掛けると言う手法(ミュージカルがこの手法だとか)で、 しか映画のパートごとに語り掛ける人物が変わっていくのですが、 これが効果的に使われていたと思います。 特にメンバーの中で影の薄かった(失礼ながら)ニック・マッシが 語り手になるパートでは、メンバー同士の本音が表面化し、 1番ドラマチックな展開を見せます。 純粋なミュージカルと言うよりは、グレン・ミラー物語や愛情物語のような 「音楽映画」なので、「ミュージカル」にアレルギーのある タモリのような人でも、安心して見られると思います。 メンバーの見ているTVでローハイドが放送さてていたり、 と言う楽しいお遊びもあります。 また、思わぬところでジョー・ペシが登場する (ジョー・ペシ本人は出てません)のも楽しい。 ラストの「カーテンコール」、思わず拍手しそうになりました。 気持ちのいい映画でした。

  • 鑑賞日 2014/10/19

    幸福感あふれるエンディング

     彩度を落とした銀残しのようなカラーは時代を表現しているのだろうとか、登場人物が観客に向かってストーリーの説明をするのは50年代のコメディ映画にあるよなとか、前半は冷静にそんなことを考えながら見ていたのだが、クライマックスの「君の瞳に恋してる」でやられた、まいった。  フォー・シーズンズの結成から「シェリー」などのヒット曲を連続させるという上昇基調のドラマが一転してメンバー脱退など不幸なエピソードの連続に変わり、気分が落ちてきたところでフランキー・ヴァリ(ジョン・ロイド・ヤング)がこの名曲を歌い上げるのだ。イントロが流れてきただけで鳥肌が立った。この映画の画面転換の呼吸は、もう絶妙のうまさである。しかもこの後、最高に幸福感あふれるエンディングの歌と踊りが待っているのだ。元がブロードウェイの舞台なのでこのエンディングはカーテンコールに当たるが、僕は原田知世「時をかける少女」のエンド・クレジットの楽しさを思い出した。  クリント・イーストウッドは自分で作曲もする人だから、音楽映画を撮っても不思議ではないし、過去にも「バード」があるのだけれど、こんなにうまく撮るとは思わなかった。イーストウッド監督作品でも上位に入る出来だと思う。

  • 鑑賞日 2014/10/12

    時代の雰囲気を見事に出していますね

    クリント・イーストウッドがブロードウェイのヒット・ミュージカルを映画化した作品で、60年代の人気グループ“フォーシーズンズ”を描いていますが、当時を知るイーストウッドは、さすがに時代の雰囲気を見事に出して、60年代の映画みたいな感覚も出しながら、同時に当時はそこまで描けなかった業界の裏事情、特にマフィアとの関わりなんかもきちんと描いているのが面白かったですね。メンバーそれぞれの生き様が浮き彫りになっているのがよく、グループ誕生の陰で無名時代のジョー・ペシが絡んでいた、なんていうのも楽しいですが、そのような時代色と現代感覚を合わせ持った脚本にマーシャル・ブリックマンが加わっているのが驚きでしたね。

  • 鑑賞日 2014/10/17

    私のベスト3に食い込んできました!

    映画の好みがありますから、 絶対!とはいいませんが、 私の中ではもう、ベスト3です(笑) ミュージカルが好きで 歌が好きなら絶対好きな映画ですよ! 主役の彼は舞台でも演じた役者さんだと聞きました。 彼の舞台も観たい!と思いました。 ま色々あって、 最後、 ♪君の瞳に恋してる♪ のあの!あ!!! ネタバレになるかなぁ。 幕が開いた瞬間!! 感動して涙って出るんやなって 改めて思いました。 とにかく サントラ買います 聴きまくります たぶん、もう一回観ます。

  • 鑑賞日 2014/10/17

    これがジャージー流ってやつさ

    今年観た映画の中でベストワンかも!大人の映画だった! 『シェリー』『Walk like a man』『君の瞳に恋してる』のヒット曲で知られるフランキー・ヴァリとフォーシーズンズの栄光と転落と再生の物語。新撰組の物語のようなほろ苦さがある。 大ヒットでトップに上り詰めた時に金を管理していた仲間が莫大な借金をつくっていたことがわかり、グループは空中分解。 フランキー・ヴァリは借金を肩代りする。何故そこまでするのかと問われて『彼には世話になった。これがジャージー流ってやつさ』フランキーは全米をドサ回りをして完済したが、家を離れているため家族も崩壊、妻はアル中、娘は薬物中毒死。あの名曲『君の瞳に恋してる』は親友が娘を失ったフランキーに贈った曲だった。この曲の発表場面で涙腺崩壊! 1990年ロックの殿堂入りしたフォーシーズンズが25年ぶりに再会。恨みを超えてステージに立つ四人! 山あり谷ありだなぁとしみじみ

  • 鑑賞日 2014/9/27

    職人イーストウッド

    この職人監督かっこいいなあ。役者でもいけるんじゃないの。

  • 鑑賞日 2014/10/11

    小気味いい軽やかさ

    イーストウッドがブロードウェイ・ミュージカルを映画化するとは。 ジャズ好きは周知のところなので意外でもなかろうに、なんだかすごく驚いてしまった。 嬉々として3Dを取り入れるスコセッシもそうだが、御大の感性の若々しさは驚異的。 本作のミュージカルを観たことがないので、映画版の演出がどの程度ミュージカルよりなのかは分からないが、 近年のイーストウッド作品の持ち味でもあるいい意味で力の抜けた軽やかさが小気味いい。 ザ・フォーシーズンズ自体は全く知らず、「えー、この曲もともとこの人たちのだったの?!」な驚きばかりだったが、全編を彩る1960年代の雰囲気がむしろ新鮮で、音楽とともに楽しめた。 エンドロールまで素敵。

  • 鑑賞日 2014/10/4

    くっっっそ最高。くっっっそ泣いた。イーストウッドに抱かれたい。 不器用でバカでクソで仲間想いのトミーのあの決定的なシーンがせつなすぎて泣いた。ニックが声を上げるシーンで泣いた。ボブがフランキーにマフラーかけるシーンで泣いた。イーストウッドの抑えた演出がさいこーすぎるし、4人すべてが愛おしい。ラストシーンもたまらん。今年ナンバーワン候補筆頭。

  • 鑑賞日 2014/10/13

    フォー・シーズンズの楽曲の力

    評判に違わぬ傑作。2014年のアメリカ映画№1。イーストウッド監督の安定した力による部分(乗り心地のよい車:パンフの芝山幹郎氏の言葉)も多々あるが、ザ・フォー・シーズンズの楽曲の力がこの映画をミュージカルのようなご機嫌な映画にしている(特にフィナーレ)。もっとも、イーストウッド監督は「特にミュージカルだとは思っていないよ」と言っているが。ミュージシャンの伝記映画は、ハチャメチャな生活とか内輪揉めがよく描かれるが、フォーシーズンズもオリジナルメンバーは瓦解し、フランキー・ヴァリとボブ・ゴーディオ(この人がこんな凄い作曲家とは知らなかった)がグループを存続させる。F・ヴァリが失意のどん底の中でB・ゴーディオから手渡される大ヒット曲「君の瞳に恋してる」のシーンは涙が出た。ジャズ好きのイーストウッド監督にはチャーリー・パーカーの伝記映画「バード」という作品もあるが、84歳にして新たなジャンヌで傑作を作る監督の力には恐れ入る。

  • 鑑賞日 2014/10/13

    ステップ踏む足

    四人組のポップスコーラスグループの成功と挫折とそして融和を語るシノップス特に際立つものはない。むしろこの手の芸界ものにありがちな予定調和に落ちているかも知れない。オリジナルの舞台のキャスティングをそのままに起用した役者達も流石に手堅いパーフォーマンスを見せるがスクリーンに特質すべき魅力を発散するわけでもない。それなのに本作が観る者の心を弾ませるのはここに映画を躍動させる本能的な息づかいが感じられるからだ。それも無理のないごく自然な呼吸のリズム。ステージ上の4人が踏むステップを律儀に追うカメラがそこに微妙なアクセントを添える。すっかり映画を自家薬籠中のものにした作り手の余裕を讃え楽しみたい。

  • 鑑賞日 2014/9/28

    年代ギャップ

    イーストウッド監督作品なので鑑賞。実在のバンドのサクセスストーリーなんですが、自分にはちょっと世代間ギャップを感じました。 有名な曲なので知っていましたが、それほど思い入れもなく、感情移入のいまいち。(奥さんは号泣寸前だったそうです) 少し年配の方々は観賞後に良いため息をはいていました。 イーストウッド監督の作品はどこか悲しさの余韻が残る映画が多いように思います。それは良いんですけど。

  • 鑑賞日 2014/10/5

    予備知識なし。

    実は、ザ・フォーシーズンズすら知らない。劇中に流れた曲のうちでちゃんと知ってたのは「君の瞳に恋してる」だけ。それもオリジナルバージョン(??)は初めて聞いた。そんな私から観たこの映画は、“地方の悪がきが故郷を飛び出すために音楽をやってて、それで成功して栄光を手に入れるけれども、グループ内での不和で挫折、それでも何とかやってたら何十年ぶりくらいに再開して、昔のことはもういいよ的な感じで仲良しこよし”って感じです。めちゃめちゃ感動するというほどではなかったけれど、栄光と挫折の落差と、その後の地道な活動、そして仲間との再会という流れは分かりやすくシンプル。複雑にしとけばいい映画的な雰囲気がないのは好感度が高い。

  • 鑑賞日

    君の瞳に恋してる

    『シェリー』『恋はヤセがまん』『君の瞳に恋してる』など数々のヒット曲で人気を誇ったアメリカのポップスグループ、ザ・フォー・シーズンズの光と影を描いた作品。原作はブロードウェイの大ヒットミュージカルだそうです。 バンドメンバーそれぞれの胸の内の栄光と挫折、それらがぶつかり合って生まれる歓びと苦み…。 この映画を見ながら、あの頃のヒット曲の持つ力に圧倒され胸が踊った。『シェリー』『君の瞳に恋してる』はリリースから何十年もたった今の日本の子どもたちでも知っている曲だ。(末の娘の小学校の音楽会で六年生が『君の瞳に恋してる』を合奏して賞賛を浴びていた)。 映画の中で『君の瞳に恋してる』が歌われるシーンが素晴らしい。 また、夜の街灯の下ではじめて自分たちのハーモニーを見つけた喜びに震える胸の鼓動が伝わってくるようなエンディングが本当に素晴らしいと思いました。 お薦め!

  • 鑑賞日 2014/10/12

    君の瞳に恋してる

    約半年ぶりに劇場まで足を運んだ。 イーストウッドの映画を観る為に。 予備知識全くなしで観ました。 フォーシーズンズも名前聞いたことあるかなぁ?くらい いきなりクリストファー・ウォーケンとスティーヴ・シリッパかな?床屋の主人は? が登場して 「うおっ!」っとなった。 バッチリ掴まれました。 序盤は何が何だか、誰が誰だかついていけないw 徐々に理解できてきます。 楽曲がいいのでそういうのも吹っ飛びます。 「シェリー」や「君の瞳に恋してる」は誰でも耳にしたことがあるんじゃないかな。 「君の瞳に恋してる」はボーイズ・タウン・ギャングのカバーが有名だけど、オリジナルがフォーシーズンズだとは知らなかった。 オールディーズは「アメリカン・グラフィティ」での楽曲程度の知識しか持ってないが、同年代で「シェリー」が入ってないのが不思議で検索したら、ジョージ・ルーカスの好みで入ってなかったらしい。それで俺とは今まで縁がなかったのね。 バンドのメンバーの確執や裏切り等はよくある話なので昔も今も変わらないんだなーと思って見てた。 成功による栄光と挫折、家庭の不和なんかも同じ。 環境や状況によって上手く自分を適応させられる人もいれば、とことん変わらない人もいる。不器用で片付けられればいいが、まず適応できない人間は堕ちていくね。 この映画のトミーが「スカーフェイス」のトニー・モンタナとダブって見えたわ。賢く立ち回れば巨万の成功を得られたのにね。 曲が始まると自然にリズムをとってしまう。楽曲も素晴らしいが映画の展開力がそうさせるんでしょうね。結構エンディングで涙する人が多いみたいだけど、俺は「君の瞳に恋してる」で泣きました。娘の死を乗り越えてのあの場面は反則でしょう。 殿堂入りの場面で20年ぶりに全員揃います。 「色々あったけど、もういいじゃん、何も言うな」 ってのよくわかります。ジーンときました。こうやって仲間と再会できるっていうのはいいですよね。 134分アッという間でした。至福の時を過ごせました。 帰宅後さっそく「君の瞳に恋してる」聞いてます。

  • 鑑賞日 2014/10/12

    エンドロールで不覚にも落涙

    団結、相克、離反、そして和解。フォーシーズンズの友情をめぐる音楽伝記映画。フランキーとボブの音楽に対する真摯な姿勢と、フランキーの献身的な友情に心打たれる。フランキー役のジョン・ロイド・ヤングはその唯一無二とも言えるハイトーン・ヴォイスを含め希代のヴォーカリストを見事に再現している。また、トミー役のヴィンセント・ピアッツァも素晴らしい。イーストウッド監督はそうした底辺層から這い上がろうとする若者たちを温かい眼差しをもって描いている。歌唱場面は理屈抜きに楽しい。とりわけステージ・パフォーマンスは胸躍る。大団円を描くエンドロールではその高揚感から不覚にも涙してしまった。

  • 鑑賞日 2014/10/10

    成功の光と影。 の、影のシーンを真正面から描きすぎてて、観ていて気持ちがよくなるシーンが少ない。 メンバーはみんなネジ外れ気味なので、「ちゃんとしなさいよ」と言いたくなる。 あんな思いまでして借金肩代わりする必要あったのか? ラストのミュージカルシーンはとてもいい出来。 それと曲すげぇいい。 ちょっと上映時間が長いかな。 もっとわかりやすいサクセスストーリーが好きなんだよなー。

  • 鑑賞日 2014/10/11

    涙がとまらん

    最後の振り向き若返りの魔法とエンドクレジットのカーテンコールミュージカルで嗚咽。ボロ泣き。君の瞳に恋してるの経緯もへーってなもんで、こんなボーナストラックがあるんだ。 スコセッシのバイオグラフィー映画もいいけど、それらと趣向を変えてるのが素晴らしい。若い監督がスコセッシ映画を真似るより数段上の豊かさで打ちのめされる。

  • 鑑賞日 2014/10/10

    ジャージー・ボーイズ

    かなり面白かったです。年月の進み方がほへ?っていう部分があって、ちょっと物語に乗り切れない部分が前半から中盤にかけてありますが、フォー・シーズンズの名曲群のサポートもあり、どんどんと映画にのめり込んでいけます。 最後の、老けた4人のメイクですが、ゾンビにしか思えなかった……。

  • 鑑賞日 2014/10/7

    ジャージー・ボーイズ

     本作の宣伝コピーに、「ビートルズより先に世界制覇を果たしたバンド」というのがあった。ビートルズ・ファンとしては、聞き捨てならない。しかも秀作揃いのクリント・イーストウッド監督作品で、前評判も良かったので、期待して観たが、前評判通りのうまい仕上がりだった。 観るまでは、「ザ・フォー・シーズンズ」を知らず、フランキー・ヴァリも名前は聞いたことがある程度だったが、歌は耳にしたことがあるものが多く、改めて「ザ・フォー・シーズンズ」というバンドを知ることができて良かった。  1950年代のニュージャーシー州と、そこで育った貧しい若者の紹介で物語が始まる。貧しい若者が、そこから抜け出すには、軍隊に入るか、ギャングになるか、スターになるしかないという状況だ。  若者は、美声のフランキー、彼を見出だしグループに入れたトミー、グループのメンバーのニック。彼らは夜はクラブに出ているが、それだけでは食べていけないので、泥棒稼業にも手を染めている。そこへ、作曲もできる歌手のボブが加わる。彼はすでにヒット曲を持っているのだが、この曲を聞いて驚いた。「タモリ倶楽部」でお馴染みの「ショート・ショーツ」だ。  彼らは下積み時代を経て、「シェリー」の大ヒットで一躍トップスターに躍り出るが、そこから苦難も始まる。華やかなスター街道の裏に潜む暗く悲惨な実態が浮き彫りにされる。  時を経て、年老いた彼らが再会するシーンは感動的だ。そのステージがフィナーレになるという盛り上げ方も見事だ。  御年84歳のイーストウッドの感性の若さが素晴らしい。遊び心溢れるプレゼントシーンもあり、思わずニヤリとさせられた。

  • 鑑賞日 2014/9/27

    手抜きの功?

    ●C・イーストウッドの監督作は「グラントリノ」(08)、「インビクタス/負けざる者たち 」(09)がピークで、翌年の「ヒアアフター」も翌々年の「J・エドガー」も、世間のおおむね高い評価にかかわらず僕のお楽しみ度は★★★に終わった。 その後、「役者は辞めた」宣言を翻して出演(製作も)した「人生の特等席」(12)は他監督であるにもかかわらず久しぶりにイーストウッド印濃厚のハートウォーミングなドラマで素晴らしかった。 で、今回は監督作としては2年ぶりになるのかな。期待してはイカンと思いながら今度こそ!と期待して、最近珍しく封切り日に出かけてしまった。 ●本作はブロードウェイ・ミュージカルを映画化したもの。 しかし映画はミュージカルというより、ヒューマンドラマだ。 50年代初めにアメリカ・ニュー・ジャージー州のベル・ヴィルという街の貧しい家庭に生まれた若者たちがコーラスバンド(曲折の後は「ザ・フォー・シーズンズ」)を作って底辺から栄光の座を勝ち取り、お決まりのように仲違いから別れてゆく〜という、手垢のついたような物語。 しかも、タイトルからも分かるように、この物語の味わいはローカル色にあると思うので、その時代と場所に縁のある人にとってはこの作品を観ることは昔の宝箱を掘り返すようなワクワクする体験かもしれないが、そこに接点のない(圧倒的多数の日本)人にとっては今一歩懐に飛び込むことができないと思った。 映画全体から「ジャージー気質」が浮かび上がることが意図されているのだと思うが、それが契約書の代わりに握手で済ませるというエピソードに集約されているとは思えない。 ●前半は底辺から頂点への物語だが、彼らの刻苦精励ぶりはほとんど描かれない。もちろん、他人に倍する努力があってこそチャンスを掴めるのだけど、そこは省略され、もっぱら彼らが、運命のカギを握る人と出会い、救われ、成功してゆく様子を描く。後半は別れが主要な主題だ。 全篇が出会いと別れのドラマと言ってもいいのではないか。 それだけに、4人の若者のそれぞれのキャラクターはかなり丁寧に描かれているのだけど、4人分を描くとなるとやや散漫になってしまった。 また、彼らに絡む女性たちが軽くあしらわれているのは残念だ。主役級の登場人物が多いから止むを得ないのだろうが。 ●中心人物はリードボーカルのフランキーということになるかもしれないが、リーダーのトミーが重要な役柄で、僕としては彼の人間性に大いに興味をもった。とんでもない自信家で若くして世知長けているが制御不能の猛牛。だからこそ、の指導力を発揮するが、チーム崩壊の元凶ともなる。 トミーを暴走させた経緯が(実在をモデルにしている制約のためか)詳らかでないので、トミーの人間性に肉薄はできない。 家族関係も含め一番登場シーンが多いフランキーだが、不思議なことに、一番キャラクターは希薄な印象だ。むしろ、最後にグループ入りした作曲のボブや自称存在感のないニックに人間としての興味を感ずる…のは僕の偏った見方かもしれないが。 ●作品中に彼らによって演奏される「シェリー」や「君の瞳に恋してる」など題名は覚えていなかったけど聴き馴染んだ曲が次々披露される(ジュークボックス・ミュージカルという言葉があったような気がするけど、多分、そういうジャンルだと思う。)のは楽しい。 また、若い4人組のチンピラ擬の生態をリアルに描いているところは、それ自体がおかしく、思わず笑ってしまう場面もしばしば。 ●映像作品としてのイーストウッドのスタイルはますます貫徹されているようでもある。 カラー映画なのに徹底的に彩度を落としてまるでモノクロームのようだ。 その色調が、細部に至るまで再現された50年、60年代を一層リアルに見せる。 いや、実際、この古びた感じはそれだけでも感嘆に値する。 そして、シーンの見せ方や転換に工夫が凝らされている。思わず、ニヤッとする場面転換が何度かあった。 バンド名が決まるところや、TVドラマを見て曲作りのアイデアを掴んだ次のシーンにその曲が流れるとか「君の瞳に恋してる」の披露でカーテンが開くと初めてホーン・セクションが並んでラッパの咆哮を聴かせるところなど。御大自身もちらっとテレビ画面に登場するという遊びもある。 ●数十年後、ロックの殿堂入りを果たした老境の4人がその記念式典で四半世紀ぶりに再会し、グループとして往年のヒット曲を披露する。 スクリーンの老人たちはそのまま「フォー・シーズンズ」に若返り、暗転後の登場人物勢揃いのダンスシーンにつながる。 ●映画の中の役者が観客に向かって話しかける手法はこれまでにも見たことがあり、普通なら嫌味だけど、4人がそれぞれの立場で説明することで、物語を分かりやすくしていることは事実だ。 いずれにせよ、イーストウッドは映画用の新しい脚本ではなく、舞台用の脚本を元にしたそうだから、これらの演出は既に舞台で使われていたのかもしれないけど。 ●公開初日と、しばらく日を置いてもう一度観た。 2度めの方がもちろんすんなりと受け入れられた。 イーストウッドの演出には力みがなく、あちこち手を抜きながら必要最低限を軽やかに見せる巧さがあると再確認した。 ★★★★

  • 鑑賞日 2014/10/9

    苦労を味わってこそ輝く人生

    1960年代に活躍したポップグループのザ・フォー・シ-ズンズの伝記のブロードウェー舞台を、クリント・イーストウッド監督初の音楽映画で、ヒット曲が続々登場するジュークボックスミュージカルである。 自分も彼らと同時代をほぼ同年代で過ごしているが、聴いていた音楽はアメリカのベトナム戦争への加担に抵抗するのがトレンドであった為にプロテストソングと呼ばれたフォーク系が主体で、軟弱なポップス系は積極的に聴こうとはしていなかった。しかし大ヒットした「シェリー」はいやでも耳に入ってきていたけれども、他の曲はあまり印象には残っていない。 ストーリーは一種のサクセスストーリーであるが、単純に進行する訳ではなく、裏にある闇社会との関わり、マフィアに借金返済を迫られメンバーの分裂があったりと曲折した展開にショービジネスの描写にリアリティーが見られ物語に重みが加わっていると思われる。

  • 鑑賞日 2014/9/27

    涙の名曲披露。

    イーストウッド卿、今度はブロードウェイミュージカルを映画化。 2006年トニー賞を受賞した「ジャージー・ボーイズ」だ。 今度はミュージカルに挑戦!?なんて驚いたけど、そういえば卿は 音楽に精通している。映画化も達者に仕上げるんだろうと思ったら 本当にそうだった^^; 舞台の原型を留めながら、大半がドラマ中心の内容になっている。 映画化されるまではいろいろあったようだが、ロックの殿堂入りを 果たした彼らの功績を、私世代が知るいい機会になったと思う。 因みにリアル世代ではないので(ビーチボーイズもビートルズも) 子供の頃にTVやラジオで聴いたのが始まり。日本の歌手も彼らの 楽曲をよく歌っていた。ファルセットヴォイスって、確か日本人 歌手にもいたんじゃなかったっけ(ザ・キング・トーンズとか)と思う。 男性があれほど高い美声を出すのが、子供時分には不思議だった。 そして今作では、それを堂々とフランキー役のJ・ロイド・ヤングが 再現する。この人は舞台も務めていたのでかなり上手い!聴かせる。 ファンだった世代にはウットリ、そうでない人でもどこかで聴いた ことのあるフレーズや楽曲が出てくるので、きっと楽しめると思う。 「シェリー」や「君の瞳に恋してる」はもちろん有名だが、 「キャンディガール」や「バイバイベイビー」なんかもよく流れていた。 B・ゴーディオ作曲の「ショート・ショーツ」は、現在タモリ倶楽部の オープニング曲で有名だ(あのお尻がたくさん出てくるやつね) 彼が加入してフランキーと組んだことで次々とヒット曲が生まれる。 ニュージャージー州最貧地区出身の4人には約束された未来がない。 歌声で駆け上がるにもバックでは地元マフィアの支援が欠かせない。 粘りに粘って栄光を掴みとるまでの軌跡が懇々訥々と語られたのち、 成功と挫折から再起・離脱・再結成までを彼らの名曲と共に映し出す。 色々あったけど、人生悪くないよね。と思わせるのは、 何よりも歌が彼らを輝かせ、救い、泣かせ、励ましてくれたからだ。 私にはボーイズ・タウン・ギャング版が耳慣れていた 「君の瞳に恋してる」は、今作を観たあとではもう涙なしに聴けない。 名曲は意外な状況から生まれることに感動。 (C・ウォーケンの華麗なステップにご注目。彼は元々ダンサーでした)

  • 鑑賞日 2014/10/8

    よくある伝記ものなのだが。

    基本的には、そう。 よくある伝記もの。 ミュージシャンものやスポーツ選手ものでもよくあるやつ。 しかも、展開も本当によくある、田舎から出てきて、成功して、金稼いで、仲間割れって。。。 ストーリー的な見せ場はそこまでないと。 この映画の魅力は圧倒的に、歌である。 というか、フランキーの声。 基本はそこで一点突破してる。 歌のクオリティだけで勝負している。 後半に主人公がソロで超絶有名な曲を歌うのだが、 そこは鳥肌もの。 いや、本当に珍しく、そこで鳥肌がたった。 それぐらい最高のシーンである。 クライマックスも良かった。 とりあえず、誰もがどこかで聞いた事のある名曲がバンバン出てきて、それがまたいい感じで、それだけで申し分のない映画である。

  • 鑑賞日 2014/10/4

    期待通りの傑作。スターの誕生、そして栄光と挫折が時代の空気感とともにあざとさも外連味もない見事な演出で描かれる。とにかく上手い。キャストも絶妙。もはやイーストウッドの作品に往年の名画が持つ風格や気品すら感じるのは私だけだろうか。

  • 鑑賞日 2014/9/27

    イーストウッド監督、老いてさらに若々しく

    とにかく素晴らしい映画だった。御年84歳。監督作33本目にして、こんなにも瑞々しく、若々しく、生き生きとした映画を作り出せるなんて。しかもブローウエーの大ヒットミュージカルの映画化にトライアルしての成果である。ザ・フォー・シーズンズのメンバーが演奏中のシーンの中で、スクリーンのこちら側に向かってナレーションする作りは、舞台から引き継がれた手法だというが、この演出も映画の観客にはとても新鮮。一方で、いたる場面にイーストウッド自身の映画シーンが思い浮かぶような仕掛けもあって、安心する部分も見られる。イーストウッドのカメオ出演(?)も知らずに見ていたので発見の喜びもあったりして。余談ながら、古き佳き時代のアメリカの芸能界、音楽業界を描いた映画は、結構どれも好きな自分がいる。

  • 鑑賞日 2014/10/5

    ハリウッド正統派のC.イーストウッド監督が描く夢と希望あふれるアメリカ

     今や、ハリウッドを代表する巨匠監督となったクリント・イーストウッドがトニー賞に輝いたブロードウェイ・ミュージカル「ジャージー・ボーイズ」を基に、またまたヒューマンなドラマを作った。イーストウッド版「ジャージー・ボーイズ」は全編に音楽が散りばめられているもののミュージカルではない。アメリカが夢や希望に溢れていた1950年代から60年代をメインの舞台に、ニュージャージーの下町出身の若者たちの栄光と挫折を描いた現代アメリカ叙事詩とも言える逸品だ。  ニュージャージー州の貧しい町で生まれ育ったトミー、ニック、フランキーたちは、掃きだめのような場所から逃れるために歌手を目指す。コネも金もない彼らは盗みや窃盗をしながらバンド活動をやるという日々だったが、曲作りが出来るボブ・ゴーディオをメンバーに迎えて、フランキーの天性の歌声と素晴らしいチームワークが生んだ最高のハーモニーが一挙に開花する。やがて彼らは「ザ・フォー・シーズンズ」としてレコード・デビューし、瞬く間にトップスターの座に就く。しかし、多忙のため家庭不和になったり、バンドリーダーだったトミーが組織から多額の借金をしていたことから、メンバー間の関係は壊れ、解散に追い込まれていく…。  映画は冒頭、「ゴッド・ファーザー」を彷彿させるニュージャージーの街並みから始まる。通りを歩いていた一人の若者(これがトミー)が突然、映画を観ている我々に語り出す。これはミュージカル版で用いられていた場面展開の方法らしい。4人のメンバーが四季ごとに各々の視点で音楽やバンドの状況をナレーションする形だ。いかにも舞台らしい演出でミュージカル版の特徴でもあったらしいが、映画版でもそこは踏襲されている。ミュージカルとしなかったイーストウッドが、なぜこの演出を取り入れたのか。ミュージカル版へのリスペクトなのか、それとも題材が今も実在する人の話だけに、これは伝記ではありません。虚構ですよ、ということを強調する意味からなのか。実際の話より、かなり大胆に脚色した部分も多いので、私は後者かなと推理する。  とにかく、本作の魅力はフォー・シーズンズを演じた主役4人の新人たちだ。フランキー・ヴァリにブロードウェイ初演版で同役を演じたジョン・ロイド・ヤングを抜擢した。  彼のファルセット・ボイスは本物と変わらないくらい素晴しい。特に「シェリー」と「君の瞳に恋してる」の誕生エピソードでの歌は感動的だ。このほかトミー役のヴィンセント・ピアッツアァやマイケル・ラマンダ、エリック・バーガンなど舞台関係者を揃えたのは新鮮さを倍増させた。 そして、売れる前からフランキーの歌に魅了され、応援し続けるマフィアのボス、ジープ・デカルロを演じるクリストファー・ウォーケンの枯れた演技も見所だ。歌を聴きながら涙を流すマフィアのボスなんて、いいじゃないか。  エンド・クレジットでニュージャージーの通りを出演者全員が歌にあわせてダンシングするシーンは、これぞボリウッドではなくハリウッドだというところを見せ付けてくれた感じで楽しい。クリストファー・ウォーケンのダンスにももちろん拍手です!

  • 鑑賞日 2014/10/5

    ラストが

    素晴らしかった。役者のやりきった感が表現できていた。 ストーリーも起承転結しっかりしていたし、ライブシーンも良かった。

  • 鑑賞日 2014/10/5

    ジャージー・ボーイズ

    ザ・フォー・シーズンズ”の軌跡を描く作品。ミュージカルでも同タイトルでやっていましたが、まさに映画化された今作はイーストウッドらしい作品に仕上がっていました。1960年代の雰囲気や人柄、細かいファッションや一つ一つのお店まで年代を感じることができました。そして、まさにイーストウッドの作品。このグループは4人いる他に周りにもプロデューサーやらで何人かでてきますが、全てを含めての4人の一人一人の心情がわかりやすく描かれている。名曲「Can't take my eyes off you」の誕生秘話やラストのシーンは特に必見です。

  • 鑑賞日 2014/9/30

    ジョー・ペシもジャージー・ボーイズということか。

    映画「ディア・ハンター」で、ベトナム出征前の若者たちが、青春を謳歌するように「君の瞳に恋してる」を合唱する。 本作にも出演している若きクリストファー・ウォーケンたちが歌うのである。 フォー・シーズンズはリアルタイムで聞いたことがないが、ベトナム戦争世代の懐メロになる。 いかに愛されていたのか、記憶に強く残るシーンと歌であった。 なるほど、ビートルズではなくフランキー・バリだったんだなあ。 イーストウッド監督の新作は意外にポップな音楽映画だった。 登場人物がカメラに向かって、観客に語りかけ、ニュー・ジャージーのダウンタウンで育った若者たちの物語が始まる。 なんと小粋なオープニングだろう。 「バード」でチャーリー・パーカー、「センチメンタル・アドベンチャー」でカントリー歌手を描いたイーストウッド監督、 音楽ものも自家薬籠中の演出。対象から距離を置いたようなクールな視点。 盗みなどは当たり前のヤンチャな生活から、ポップ・ミュージックでの成功を夢見る。前半は軽やかなステップのよう。 そこはイーストウッド監督、人間ドラマも深い洞察力で、人気稼業の虚飾を一枚一枚はがしていく。 熟練の外科医のような冷徹さに魅了される。リーダーのトミーの莫大な借金が、メンバーの運命を翻弄する。 ジャージー流の解決方法、古いボスが介入し、力で収拾する。 洋の東西を問わず、この頃はビジネスもミュージックも古い流儀で生きていた。 ともかくフランキー・バリの「君の瞳に恋してる」がご機嫌だ。 アメリカの映画館ならどうなるのであろうか、さぞ賑やかかなことであろう。羨ましいな。

  • 鑑賞日 2014/10/5

    イーストウッド映画を見る幸せ

    なんてイーストウッドはうまいんだろう。全編にわたり、気品とセンスがあふれ、その語り口は見事というしかない。 今後あと何作映画をつくてくれるのかわからないが、まず過去の作品の全編走破する楽しみもある。 ポップスという音楽が誕生し、その後ロックなどさまざまな音楽が世の中を駆け巡るが、本当は、この「シェリー」が聞きたかったんだ、「君の瞳に恋してる」が聞きたかったんだと思わせる。 クリストファー・ウォーケンの細かいしぐさにしびれます。 シーンとシーンをつなぐときに、楽曲を流しながらつなぐ、その編集、その呼吸に映画そのものが息づく。 グレンミラーだとかベニーグッドマンの音楽伝記映画を見たくなった。 時代時代のロケをするにあたって、時代考証にてその時代に合わせて自動車の車種を取り揃えて動かしていくその裏方の苦労もしのばれます。 いままで、フランキーヴァリってあまり意識したことはなかったが、アメリカではやはり偉大なシンガーなんだろう。

  • 鑑賞日 2014/9/27

    ザ・人間ドラマ

    ニュージャージー州で生まれ育った4人の青年たちのゆくえ。クリント・イーストウッド監督。 クリント・イーストウッドすごいなぁ☆彡たくさん引き出しがあって。こんなミュージカル作品も作ってしまうのね。物語も良かったし(実話が基)、なんてったって歌たちが素晴らしい☆彡有名すぎる楽曲はもちろん聞いたことが多々ありました。改めて家に帰ってユーチューブで「君の瞳に恋してる」とか「シェリー」とか聴きまくり...また、観たくなりました( ´ ▽ ` )サウンドトラックも欲しいヽ(●´ε`●)ノラストシーンはほんとにウキウキする♪これぞ、ミュージカル☆彡 ブロードウェイから引き続き映画にも出演しているフランキー役のジョン・ロイド・ヤング、流石です☆彡歌唱の貫禄が違いました(・∀・)

  • 鑑賞日 2014/10/1

    立身出世物語

    栄光と挫折と友情と音楽。 ハウス・オブ・カードでカメラ目線説明台詞は慣れてたと言え、最初はびびったけど、最後にそれこそが効いてくるのは見事

  • 鑑賞日 2014/10/5

    人間に優しいイーストウッドなのかな。

    ブロードウェイミュージカルを 名匠クリント・イーストウッド監督が映画化 評判が良いので そして秋にふさわしいドラマかなと思いつつ 劇場へ行きました。 私のクリント・イーストウッドと言えば 「ダーティー・ハリー」の マグナム44をぶっ放すハリー・キャラハン刑事なのです。 あの片目を細め渋さ爆発といったら、あーた!!! 「Go ahead.Make my day.」 の名ゼリフとともに決める姿はねえ、オヤジなら一度は真似したでしょう。 マカロニウエスタンにも主演して 子供の頃、テレビで映画観てました。 当時は「ダーティ・ハリー」の4作目かな?を監督したり 大型バスが銃弾の雨あられのアクション映画「ガントレット」で主演・監督して (石原プロモーションの西部警察のヒントの映画ですよ。) 監督もする変わったアクションスターなんだと思っていました。 そうしたら 「許されざる者」「ミリオンダラー・ベイビー」で アカデミー監督賞を2度受賞の人になっていました。 男優よりも監督として賞賛を集めている 御歳84歳のカッコ良いオッサンです。 撮影や演出にことさら強調した映画的技巧を使わず 流れるように演出していく。 なんか自然で 観ているうちに、どのジャンルでも リラックスして観られる感じがするのです。 イーストウッドらしさを感じるのです。 優しいんだよなあ~ 今回の 「ジャージー・ボーイズ」も 内容は予告編そのままですが 私でも知っている ”シェリー”や”君の瞳に恋してる”の名曲の裏話なのです。 街を抜け出すには 兵隊か、ギャングか、有名になる事 チンピラだった若者が音楽でつかんだ 栄光と挫折と再生の物語 よくある話ですが 観ている最中は リラックスして、「映画」を堪能出来ます。 優しい視点なのでしょうね。 夢を追いかけて 家庭を犠牲にしたり 実話だから、全てがハッピーエンドではないけれど カーテンコールさながらのエンディングで 暖かい気持ちで 劇場を去れました。 まだまだ映画は奥深くて 何故どの作品でもイーストウッドを感じるのか分かってないけど どの先品も、どのジャンルでも人間に優しい監督だと思ってしまうのです。 今回はセリフは普通に歌いださないですが ミュージカル映画なのです。

  • 鑑賞日 2014/10/5

    ミュージカルより完成度が高い

    ロンドンで一足先に原作ミュージカルを観ていたけれど、歌とダンスのパフォーマンスが優先されていたのでドラマ部分が簡略化されていて、今ひとつ盛り上がらない印象があった。その点、本作はストーリーに重点が置かれていて、クリント・イーストウッド監督ならではの緻密さでそれを描いていくので、エンタメとしての完成度はこちらの方が上。お馴染みのヒット曲も満載だし、曲が始まる前の、ライヴ会場にいるような緊張感の描写も見事。この出来はミュージカルを超えていてすばらしい。

  • 鑑賞日 2014/10/3

    人を信じることで困難を乗り越える

     クリント・イーストウッドが監督のザ・フォー・シーズンズの結成から分裂そして時を経てオリジナルメンバーでの再結成というミュージカルの映画化。トミーが率いるトリオバンドにフランキーの声にひかれ彼を引き入れ、のちのボブを他のグループから引き抜き結成したバンド。ライブを拒否されたボーリング場名からグループ名をフォーシーズンズとする。ボブの作ったシェリーの大ヒットから栄光の日々が始まる。しかしトミーのギャンブル依存からトミーを抜いてのツアーと彼の借金の肩代わり、ボブの創作活動への専念でグループのメンバー補充、フランクの娘の薬物過剰摂取による死、そしてフランクのソロによる「君の瞳に恋してる」のヒット。最後に年老いたオリジナルメンバーの再会とカーテンコール。  フォーシーズンズのヒット曲とぐちゃぐちゃな人間関係を描きつつ、ジャージー魂を描いたような映画でした。奏でられる曲はみな聞いたことがあるスタンダードなのですが、フォーシーズンズの曲だったとは知りませんでした。トミーの我儘さ、フランキーの頑固さのいずれも性格の裏返しかな。4人のメンバーは、実際には入れ替わりの激しいグループだったようで、いつもいたのはフランキーだけというのが真相のようです。スタンダードナンバーからフォーシーズンズの存在を知りましたが、あと数年もすればビートルズだって若い人からすればこんな存在になるんだろうなあ。町のギャングとバーの歌い手に違いのなかった時代で、町から出ていくには有名になるしかないというのはちょっと悲しい。でも何らかの才能があればそしてチャンスを逃さず努力すれば成功を手に入れられる。そんなアメリカンドリームの映画でした。クリント・イーストウッドの監督作品ではこれまでと同じで人を信じることで困難を乗り越えるというテーマが根底にありそうでした。まあ面白かった。

  • 鑑賞日 2014/10/4

    ラブソングは歌えない

    タイトルがいい。アメリカ東部ニュージャージー州の貧しい町から抜け出すには、軍隊に入るか、ギャングになるか、有名になるかしかなかった。フランキーにとってトミーは、その才能にいち早く気付き、導いてくれた恩人である。性格や行動には、かなり問題ありで、後にもグループを窮地に追いやる張本人であるが、フランキーはこの男のことを最後まで見捨てない。まるでギャングのファミリーのような密接な腐れ縁。あまりの人の良さは呆れるほどだが、恩は一生忘れないという生き方なのだろう。そして、後々まで良い関係が続くボブ・ゴーディオとの契約は握手のみ。これがジャージー流だ。 クリント・イーストウッド監督の卒のない老練な職人手腕は相変わらず鮮やか。画面の色を抑えたカラーは、昔懐かしい雰囲気を醸し出す。トミーを始め、登場人物たちが突然観客に語り出す手法には驚かされたが、メンバーたちに親近感が湧いてくる。歌を歌っている最中までそれをやってしまうのが面白い。名前を頻繁に変更していたグループ名が決定される瞬間の見せ方も実に憎い。ヒット曲が生まれていく過程もテンポよく、楽曲の裏話が興味深い。特に感動させられたのが、フランキーの身の上に起こった不幸を、乗り越える為に作られた楽曲のエピソード。こんな時にラブソングなんて歌えないと言っていたフランキー。名曲の影に、これほど切ないお話が隠されていようとは思わなかった。その曲が流された瞬間、僕はもう涙を抑えることが出来なかった。 更に、カーテンコールとも言うべき、登場人物勢揃いのエンディングも涙もの。過去数多くの感慨深いラストを提供してくれたイーストウッドだが、これほど楽しいエンディングは初めてではなかろうか。その栄光の影には、並々ならぬ努力や苦労があるわけだが、それらを肯定的に受け留め、実に気持ちの良い終わり方をしてくれた。熟練の職人技を感じさせる演出振りは、お見事としか言いようがない。

  • 鑑賞日 2014/10/1

    知らないことばかり

    ぼくらは1960年代に生まれて、1970年代に多感な青春時代を過ごした世代です。なので、実はフォーシーズンズはひと昔前の世代。 むしろ、モータウンなどの黒人音楽の方が魅力でした。 ところが、この映画を見ると、フォーシーズンズが次の世代以降の音楽シーンに強い影響を与えていることがよくわかります。知らないことばかりでした。

  • 鑑賞日 2014/10/4

     これは、’60年代に一世を風靡したバンド「フォー・シーズンズ」の伝記映画。  元々、舞台劇として好評を博していた物語を、クリント・イーストウッド監督が劇場映画に仕立て直しました。  ニュージャージー州ヴェルビル。  これと言って売り物のないこの街で、人生を変えるには3つの策しかない。軍隊に入るか、マフィアに入るか、音楽で成功するか、だ。  チンピラのトミーは、兄弟分と共にそれを夢見るひとりの若者で、バンド類い希なファルセット・ボイスを持つフランキーを迎え入れるが、鳴かず飛ばす。しかし、才能ある若きシンガーソングライターのボブ・ゴーディオのメロディを得て、ついに彼らの運命は動き始める。  やがてバンド名を「フォー・シーズンズ」にあらためた彼らは、「シェリー」のヒットによって一気にヒットチャートを駆け上がって行く――  この映画は、「フォーシーズンズ」の結成以前に始まり、解散を経て再結成までを、ボーカルのフランキーの半生を中心に描くもので、舞台版の脚本をベースにし、主要キャストも舞台版のまま(ただし、トミー役のヴィンセント・ピアッツァを除く)。  それでいて、舞台版のミュージカル色を除き、見応えのある伝記ドラマに仕立て直して来ました。  確かに、舞台劇をそのまま映画にしたのでは芸がありませんし、登場人物がいきなりドラマの中で歌い出す、ミュージカルスタイルに馴染めない人もいますので、このやり方は納得の出来る所。  映画としても見事なもので、フランキーの初デートから一気に結婚式の描写に飛ぶ、鮮やかな省略の技法、登場人物が、突如、観客の方を向いて解説を喋り出すと言う演出……いずれも、決して目新しいものではなく、むしろ往年のスタイルでもあるのですが、’60年代の青春映画である本作には相応しく、舞台劇とはまた違う、映画ならではの表現を実現しているのは見事、と言う他ありません。  また、’60年代と言う時代は、丁度クリント・イーストウッド本人がマカロニ・ウェスタンで台頭し始めた時期と重なり、’60年代のサクセスストーリーには自分自身を重ねる部分があったように思います。  (そんな訳で、クリント・イーストウッド自身、思わぬ形で“カメオ出演”を果たしています。その感想は「まあいい。我慢しよう」だったそうですが)  映画は、そんな’60年代青春映画として幕を明け、彼らの成功と栄光を描いた後、金銭トラブルを元に生じたメンバー間の亀裂と、バンド存続の危機、その背後で生じたフランキーの家庭崩壊……と続けざまの苦難と、その中で奮闘するフランキーを描いた末に、更に大きな悲劇をフランキーに与えます。  そんな絶望の底のフランキーに、ボブ・ゴーディオが手向けたのが、あの名曲「君の瞳に恋してる」。  この曲は、何故、あんなにもの悲しく始まるのか。「君」とは誰のことなのか。そして、フランキー・ヴァリは得意のファルセットを使わずにこの歌を歌いあげたのか。  その背景となるドラマを知った上で、この曲を聴く時、新たな感動が生まれるのは間違いない所でしょう。  (ただ、映画でのこの曲、金管楽器がやけに目立って肝心のボーカルを埋没させている感があるのが惜しい……)    圧巻はラスト10分。  オリジナルメンバーが数十年ぶりに集って再結成した「フォー・シーズンズ」。  「シェリー」のハーモニーとと共にメンバーの心は、最も大事にしていた時に戻って行きます。それは、栄光のステージなどではなく、誰もいない夜の路上、街灯の下で無心に4人のハーモニーを確かめ合ったその瞬間……この映画が「フォー・シーズンズ」ではなく、「ジャージー・ボーイズ」でなければならなかった理由を描く、正に映画が生む魔法に目頭が熱くなります。  そして、最後のグランド・フィナーレは、アンコールよろしく全ての出演者が一同に踊る、ブロードウェイ・ミュージカルの真骨頂。  音楽と映像と共に、心までも踊り出す、大満足のフィナーレ。これは見事な映画でした。

  • 鑑賞日 2014/10/3

    最高のラスト

    イーストウッド監督作品に外れなし。曲を中心とした描き方が本当に良かった。背景を知ると、歌詞の一つ一つがズッシリくる。富と名声を前に、何かを失くしていくメンバー達。純粋に集まったメンバーが少しずつ合わなくなっていき、いつしか絆は修復不可能なほど壊れていた。ラストの曲、コメント、すべてが素晴らしかった。久しぶりに号泣を抑えられなかった。

  • 鑑賞日 2014/10/3

    音楽ってやっぱりいいな、と改めて思わせてくれる最高傑作。

    最初に言っておきますが、私はオールディーズは好きですが、フォーシーズンズについては「シェリー」「君の瞳に恋してる」ぐらいしか知らず、メインボーカルのフランキー・ヴァリーはおろか他メンバーも映画を観てからやっと把握した感じでした。しかし、そんな薄っぺらい前知識しかなくても、観終わった後「本当に最高の映画に出会えた!」と心の底から思えました。長年の映画ファンとして思うに、これは凄いことだと思います。そんな映画なんてなかなか出会えるものではありません。 この映画の素晴らしいところ、それはなんといっても「歌」です。パフォーマンスシーンは振り(ダンス)も付いているし、何よりフランキーヴァリーを始め、メンバーを演じる役者さん達が当てフリなしで、本当に歌っていることが最大の見所でありポイント!!!レイチャールズの伝記映画でジェイミーフォックスが本人そのままのパフォーマンスを演じてみせて話題になりましたが、この映画もそれと同じくらいリアルで素晴らしい!!フォーシーズンズは二曲しか知りませんが、ファルセットの効いたあの高音は一度聴いたら忘れられないもの。それをあんなにも忠実に再現するなんて、どんだけ歌唱練習を積んだのか…俳優さん達の役者魂にただただ心を打たれるばかりであります…!!! (余談ですが、シェリーを聞いてグッチ祐三さんを思い浮かべた人は私だけではないはず…?!) で、私は本家(フォーシーズンズご本人達)の方もダンスつきのパフォーマンスをしているのかと思っていたのですが、ユーチューブで確認してみると…あれ?普通に棒立ちで歌っている…本人が歌っている映像はこの時初めて見たので、こんなに違いがあったのかとちょっとびっくりしてしまいました(笑)それもそのはず、この映画は元々ブロードウェイのミュージカルなんです。なので、ミュージカルの方で歌唱シーンに花を添えるために恐らくはダンスをつけたのではないかと…私の憶測ですが^^; その、フォーシーズンズが歌って踊るパフォーマンスシーンが凄く楽しいし可愛いしで、観ている内に気がついたらリズムに合わせてノッちゃってました(笑)極めつけはラストですね!!!メンバーが自らの人生を振り返る感動的なシーンからのミュージカル調パフォーマンスにもうもうもうもう全身に鳥肌!!!!!それまでのストーリー展開が苦難の連続だったので、それを乗り越えた後のあのラストは大感動で胸がいっぱいに…! なので、極端な言い方ですがパフォーマンスだけを目的に観に行ったとしても損はないと思います(笑)それだけパフォーマンスシーンは最高!!!でもでも、やはりあの辛いストーリー展開があるからこそ、フォーシーズンズのあのステキな楽曲のパフォーマンスシーンが活かされると思うので、やっぱりストーリーにも注目して頂きたいな~と!(どっちなんだ) この映画を観て最も私が思ったこと。それは「素晴らしい楽曲が生まれる背景には苦難がある」「成功と栄光の人生の裏には苦難がある」ということです。ビートルズもそうですが、「有名になった」「曲が売れた」からといって必ずしも成功者…その彼らが「幸福」と感じているとは限らないんですよね。その裏には必ず、誰もが予想もしないようなことが待ち受けていて、彼らはそれにひたすら耐え忍んでいる。 フランキーヴァリがソロで成功した「君の瞳に恋してる」が誕生するエピソードは本当に悲しくて、観ているこちらも辛くて、まさかあんなに素敵で明るいポップな曲がそういう悲しみを抱えて生まれた楽曲だなんて思いもしなくて、本当にびっくりしました。それを、あんなに優しく艶やかに歌い上げることができるフランキーヴァリはプロですし、本当に凄い人なんだなと思いました。また、曲が書けてフランキーの歌唱トレーニングも行えるというボブ・コーディオを散々迷った挙句、最後に加入させる決断が出来たことはこのフォーシーズンズにとって最も奇跡で幸福なことだったのではないでしょうか。 「苦しみの中から生まれた曲だからこそ、現在も、そしてこの先もずーっと永遠に歌い継がれる名曲になる」私はそう思います。 っていうかこんなにもフォーシーズンズへの愛に溢れた映画を作るなんて、クリントイーストウッドはよほどミュージカルがお気に入りで、そして何より彼らや曲が大好きなんだな~ということがとても伝わってきました。これまで多くの映画を鑑賞してきましたが、この作品はその中でも五本の指に入るのではないかというぐらい、最高傑作だと思います。

  • 鑑賞日 2014/10/4

    「ジャージー・ボーイズ」

    「ジャージー・ボーイズ」(監督:クリント・イーストウッド 134分) 話の内容は、往年の大人気グループ「フォー・シーズンズ」の光と影。 最初に出てきた通りの露店の八百屋と床屋でヒゲ剃ってるギャングのボス(イカツイ護衛が二人立っている)の雰囲気がとても良かった。 酒場からデカイ金庫を車で盗み出して失敗するエピソードが良かった。 夜中に教会に不法侵入して、教会のオルガンで歌を練習するというのがとても良かった(途中年配の尼さんが酒を飲んでるショットを入れていたのも良かった) ヴォーカルのヴァリの歌でギャングのボスが涙を流しているのが、コミカルでとても良かった。 作曲家のボブ・コーディオをメンバーに入れる時の、ボブがピアノ弾きながら歌っていたら、ヴァリが合いの手を入れるように歌いだし、残りの二人も楽器を演奏し始め、最後には店で演奏を聞いていた女客二人が自然と踊りを踊りだす演出がとても良かった。 レコード会社のビルを下から上へ撮っていく時に、各階のビルの窓から色んなミュージシャン達の演奏や練習が映し出される撮り口がとても良かった。 遊園地の桟橋でトミーが闇金から大金を借りるシーンが良かった。 成功していく時のステージシーンの歌が全て上手くて驚いた。 成功してからも、女に溺れたり、多額の借金を作ったり、家族を省みなかったりという一つ一つのエピソードもとても面白かった(特に成功後にホテルの宿泊代詐欺で刑務所にブチこまれるのとヴァリが愛人に妻や娘の愚痴を言うエピソードがコミカルでとても良かった)。 トミーの多額の借金に関するギャングのボスも交えたメンバーの話し合いで、宿泊先で同部屋のトミーがタオルをだだくさに使ったり洗面器に小便したりするという本題とは関係ない細かい事でニックがブチ切れるニックの「小物感」がとってもコミカルだった。 トミーの借金返済の為に、ヴァリが大きいのから小さいのまで次々とステージをこなし、現金を受け取って借金を返済していく演出が良かった。 娘をドラッグで亡くした後の墓地のシーンのバックでかかった娘の事を歌った歌が良かった。 娘が死んだ後のヴァリの復帰の曲を、ヴァリがステージで歌うシーンは、歌も映像も最高だった。 後年のロックの殿堂授賞式の久しぶりの再結成での、入口でのヴァリとトミーの和解、ステージ上でのメンバーの画面に語りかけるセリフ、がとびっきり粋だった。 最後のエンドロールでの、薄暗い街灯の灯りの下で「シェリー」を歌うシーンから、今までの登場人物が皆出てきて、ニュージャージーの夜の街のセットで歌い踊るシーンは感動してしまった(特にギャングのボスまで踊るコミカルさとヴァリが両手に妻と愛人の手を握って三人で踊るコミカルさと楽器を演奏する人達まで歌と踊りに参加してくるのがとっても良かった)。 全般的に 全編とってもいい雰囲気で、一つ一つのエピソードも最高で映画としてもとっても面白いし、歌もメチャメチャ上手く音楽もとっても楽しい。 登場人物も、歌がとても上手く最後まで友達思いのヴァリ、粋がってるが金にだらしのないトミー、才能がなくて小物感がコミカルなニック、そして無茶苦茶穏やかで温厚だけれどそれだからこそ怖さが際立つクリストファー・ウォーケンが演じたギャングのボスなんかは最高に良かった。又出てくるおネェちゃん達が皆とびっきりの上玉ばかりだったのもナイスだった。 映画も音楽も最高に楽しい、80を超えたイーストウッドが又こんな大傑作を撮った事に大感動して、観終わった後映画館でスタンディングオベーションをついついしてしまった作品。

  • 鑑賞日 2014/10/4

    素晴らしい

    素晴らしい。 フォーシーズンズの名曲の数々とエピソードがバランスよくテンポよく絡まっている。 なんといっても音楽、歌が! ポップス好きにはたまらんはず!

  • 鑑賞日 2014/10/3

    作品紹介1(映画.com)より

    「ミリオンダラー・ベイビー」「グラン・トリノ」の名匠クリント・イーストウッド監督が、1960年代に世界的な人気を誇った伝説の米ポップスグループ「ザ・フォー・シーズンズ」と、そのリードボーカルを務めたフランキー・バリの代表曲として知られる「君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off You)」の誕生秘話を描いたドラマ。2006年トニー賞でミュージカル作品賞を含む4部門を受賞した、人気ブロードウェイミュージカルを映画化した。アメリカ東部ニュージャージー州の貧しい町に生まれた4人の若者たち。金もコネもない者が町から逃げ出すには、軍隊に入るかギャングになるしかなかったが、彼らには類まれな美声と曲作りの才能があった。4人は息の合った完璧なハーモニーを武器に、スターダムを駆けあがっていく。ミュージカル版にも主演し、トニー賞でミュージカル男優賞を受賞したジョン・ロイド・ヤングが、映画版でも主演を務めた。

  • 鑑賞日 2014/10/3

    最後の3分のための映画

    最後の3分は満点。あれをずーっと見ていたい。あれ?ミュージカルのほうみればよくないかい? そこを見せるための2時間の長い前書きみたいな映画だった。

  • 鑑賞日 2014/10/2

    傑作ミュージカル映画は数あれど、音楽の持つ魔力がダイレクトに伝わってくるものには久々に出会った。スクリーンの向こうの最高のパフォーマンスに、わけもなく涙が出る。

  • 鑑賞日 2014/10/2

    街灯ひとつが照らす下、音楽だけがあった。

    劇中で使用されている楽器の機種や仕様の変遷を追ってるだけでも楽しい。ベースはゴールド・アノダイズド・ピックガードのプレシジョン・ベースからアレンビックへの潮流を踏襲。ギターはブラックガードのテレキャスターに始まりギブソンのセミホロウ・タイプ(ES-345 or 355 ?)も挟みながら、ストラトキャスターは黒ボディーのスモール・ヘッドからナチュラル・ボディーのラージ・ヘッドへ。 ダイナーの隅の席に座るフランキーを店の外から見つけたボブが窓硝子を小突いて到着を知らせる場面。あれとよく似た仕草で待ち合わせ場所に現れた友人が嘗て自分の人生にもいてくれた事を思い出して少し時が止まる。映画は思い掛けない記憶を呼び覚ましてくれる。 そのダイナーの場面で思ったんだけど、ボブを演じた役者さん、団時朗というか郷秀樹によく似てる。そのボブと、フランキー、トミー、ニックが初めて会って直ぐにセッションが始まるシーンで画面から伝わってくる高揚感ったら。憎めないジョー・ペシの事が更に憎めなくなる。 『ブロブ(マックィーンの人喰いアメーバの恐怖)』を出すなら『タランチュラの襲撃』の方でも良かったのではと思ってちょっと調べてみたら、いやいや58年公開という点が本作での時系列的に則していたというわけか(で、あれは『ローハイド』かな)。そういえば昨日観た英国映画の中でも夜の浜辺にてプロジェクターで映写している場面に若かりし頃の御大の姿をチラ見したように思ってるんだけどあれって…? また、本作を観ていて「イーストウッドと床屋」の絡みについても思いを巡らせてみたくなる。『ゴッドファーザー』『仁義なき戦い』『シザーハンズ』なんかはズバリだけれども、他にも『噂の娘』『荒野の決闘』『独裁者』『ローマの休日』『バラキ』『スティング』『ピンクカット 太く愛して深く愛して』『宇能鴻一郎の姉妹理容室』『アンタッチャブル』『スウィーニー・トッド』『天然コケッコー』『イースタン・プロミス』『コズモポリス』等々…床屋の出てくる映画に大概ハズレなしという勝手な思い込みがあるんだけど、彼の映画も『荒野のストレンジャー』『グラン・トリノ』そして本作で床屋の場面が出てくる。 そして相変わらず映画話法上の省略も巧みで、出逢いから結婚式、下積みの一年間、娘の件、名曲誕生から殿堂入り等、各所での省略が効いている。更に最小限の回想も物語が進まない歌の中で完結させてしまうというクレバーさ。ステップを踏む足とマイクスタンドの土台を斜め上から追った画も粋な視点だった。 演出面でいうとベクトルの話もしておきたくなる。フランキーとボブがレーベルの雑居したビルに売り込みに行く場面では垂直上昇で2人を追った後に手前から奥へ進ませて登り坂を、トミーがノーマンから金を借りる場面ではトミーに一旦階段を降りさせる事で下り坂を各々予兆させるなど。 そうそう、どちらを選んでも…コインの裏も裏みたいなのも含め…結末は同じという「選択」に纏わる挿話みたいなのってあちらの映画の中で屡々見てきた気がする。本作で言う所のAタイプ or Bタイプの件とか。挿話と言えばトミーのカードや半分に千切られた紙幣も雄弁だった。 そして何より、停止した各人にカメラを仰角に向けたラストが眩い。

  • 鑑賞日 2014/10/2

    ラストの群舞は必見

    1990年にロックの殿堂入りを果たしたザ・フォーシーズンズの波乱万丈の音楽活動と私生活が彼らのヒットサウンドにのせて描かれた伝記ドラマ。退屈な田舎町を出ていくための三つの方法、戦争に行く、マフィアになる、有名になる、この三つのうち後の二つを選んだ若者たちがいかにして音楽シーンの頂点に登りつめていったのかを光と影の両面から見せてくれていた。個人的にも音楽に造詣の深いイーストウッド監督の面目躍如。 デビュー前のメンバーたちがデモテープを持ってレコード会社のビルに売り込みに行く場面で、1階の窓から順番にカメラが上へ上へと真っ直ぐに移動していくとそこには全てのフロアーでオーディションやレコーディングといった音楽活動が行われており60年代の華やかなりし音楽シーンが非常に手際よく抽出されていて感服した。 冒頭で床屋の見習いをしていたフランキーがマフィアのボスであるクリストファー・ウォーケンの喉をカミソリでうっかり傷つけてしまう場面は、二人のその後の親密な関係を予期させて興味深い。

  • 鑑賞日 2014/10/2

    義理堅い主人公を中心に、成功とおごりに苦しむ実話ものがたり。 クリストファーウォーケンの役は、以前であればイーストウッド自身が演じていただろう雰囲気を醸し出す。 主人公が観ているTVがローハイドという遊び心もあり。 そつないイーストウッドの実力が楽しめる作品だった。 ただ、平日の夕方とはいえ、地元の映画館382席のスクリーンで観客は私ひとりだった。(贅沢だが、残念。)

  • 鑑賞日 2014/10/1

    最高の音楽映画

    イーストウッド/2014/WB/マーシャル・ブリックマン、リック・エリス クリント・イーストウッドがトニー賞を受賞した傑作ミュージカルを映画化。 題材のバンド、The Four Seasonsといえば、 “Sherry”とか“Can't Take My Eyes Off You”(ヴァリのソロ) そんなビートルズが出てくる前、世界の音楽シーンをリードしたポップス(ロック?)バンドの栄光と挫折を描く映画です。 音楽好きからしたら堪らない映画だと思います♪ しかも、イーストウッドが監督とあらば、観に行かないわけにはいきません!! 今年は、コーエン兄弟の『インサイド・ルーウィン・ディヴィス』と言い、素晴らしい音楽を題材にした映画に恵まれて私は幸せです♪ バンドメンバーの一人一人がバンド事情をカメラに向かってしゃべる視点の新鮮さ。歌い上げる舞台俳優の本物の声。60年代、イタリア系の彼らが生きていくための必死な姿。イーストウッドの姿に重なります。絶品でした…

  • 鑑賞日 2014/10/1

    泪の『君の瞳に恋してる』

    今春ニューヨークに行った時も、未だトニー賞の余波を受け人気だったミュージカル。 それをあのイーストウッド監督が映画化(昔の自分もカメオ出演)。2008年頃の好きだった作品群に比べるとマイベストではないけど、やはり上質な作品である事は間違いない。 ファルセットのフランキー・ヴァリのグループだったんだと、序盤で今更ながらいきなり気付いた(笑)。 あの独特な歌い回しは、年代的にザ・キング・トーンズの『グッド・ナイト・ベイビー』を思い出す(笑)。 それにしても、勝手にクリーンなイメージを持っていた『フォー・シーズンズ』もチンピラあがりだったのかと初めて知った。鼻持ちならないトミーのせいなのか? 男の仕事と家族の間にある哀愁。自分には縁遠いが、男とは切ない生き物なんだなと感じた。 ミュージカル名残のあるエンディングは、監督のセンスの良さを表している。 (ベスト10、音楽賞、新人賞候補)

  • 鑑賞日 2014/9/30

    ローハイド

    1959年、ニュージャージー州の小さな町で床屋の見習いだった歌手志望の青年フランキーが、町の仲間のバンドに入り、苦労しながらもついに大ヒットを放つが、栄光の絶頂期にバンドは解散の危機に見舞われる…。 バンドの名前はフォー・シーズンズ、最初のヒット曲は「シェリー」。「♪しぇえりぃい〜」とカン高い声で始まるあの曲だ。僕でも知ってる。以後次々とヒット曲を放つ。そのサワリが出てくる。ノスタルジックな雰囲気に浸る。 フランキーをバンドに入れた地元の仲間は、窃盗の常習犯、何度も服役しているような男だ。フォーシーズンズが有名になった後もどこかの組織に巨額の借金を作り、返済が間に合わなくなる。それがバンド解散の危機を招く。それでもフランキーは彼を見捨てない。最初のバンドに誘ってくれた恩義を感じているのか、イタリア系の家族や仲間を大切にするという特徴なのか。妻との諍(いさか)いや娘の死を乗り越えて、再びのヒットを目指す。その曲が「君の瞳に恋してる」。名曲の裏に秘話ありだ。 クリント・イーストウッド監督の最新作品。ブロードウェイでヒットしたミュージカルの映画化だそうだ。イーストウッド監督とミュージカルとは異な取り合わせのように感じたが、ソツなく要所要所を締めているところはさすがだ。登場人物全員による歌とダンスのフィナーレも楽しい。 クリストファー・ウォーケンがバンドを庇護する裏社会のボス役で出てくる。頼もしさの中に冷徹さを感じさせて堂々たる貫禄だ。「ディア・ハンター」の頃に比べたらだいぶ年をとったけど。 バンドのメンバーが見ているテレビに「ローハイド」が映っていてイーストウッドが出てくるのはご愛嬌…。

  • 鑑賞日 2014/10/1

    よかった。あの四人は本当にあんな見ただけで初見で歌ってハモれたの!?失礼ながら育ち悪そうなのに、そんな音楽教育受けてたのかしら?マフィアがバックについてるということだけど、痛いシーンがなくてよかったです。借金や仲間割れは、ありがちな話だけど。トミーみたいなタイプはよくいるんだろうな。フランキーの、娘が亡くなったときに「Can't take my eyes off you」を歌うシーンは泣けた。

  • 鑑賞日 2014/10/1

    あらためて…すごいぞイーストウッド氏

    イーストウッド監督のオールラウンダーぶりにびっくり。演出が見事でとにかく余韻がいい。もっと一人一人のドラマを掘り下げていればラスト20分は催涙弾並みに号泣できたんだろうなあという欲張った感想も持ってしまうけれど、134分の尺の中には無駄なシーンは一切なし。

  • 鑑賞日 2014/9/27

    名曲の数々

    フォーシーズンス、私は知りませんでした。 だけど、聴けば知っている曲が多いですね。 「君の瞳に恋してる」もBoysTownGangの曲だと思っていました。 さて、話の方ですが、人気グループの栄光と挫折、友情なんかを描いている。 人気グループのドロドロしたところなんてあまり見たくはありませんが、ラストの再会のシーン。 全てを水に流して旧交を温める。 かつてを思いながら唄うシーンが印象的です。 各メンバーが鑑賞者に語りかけるナレーションは、正直なところ、微妙だと思いました。

  • 鑑賞日 2014/9/28

    悠々とした作風

    イーストウッドの音楽映画は、楽しそうに、悠々と、しかも時代色を巧みに取り入れて作り上げる。時間を要しそうな部分は登場人物がカメラ目線で説明。まるで「TOKYO TRIBE」の染谷将太だね。頭が固くないから、こういう柔軟性のある演出ができるのだろう。

  • 鑑賞日 2014/9/27

    (W・アレン+M・スコセッシ+C・イーストウッド)Xミュージシャン伝記=最後のアメリカ映画

    50年代のポップス・グループ、フォー・シーズンズを描いたブロードウェイ・ミュージカルの映画化でイーストウッド監督らしくライブ場面の描写がいきいきしているし、最初のヒット曲「シェリー」誕生の挿話などに省略の利いた職人芸的語りを見せる。ドラマの最中にグループの4人それぞれが画面に向かってシニカルに内面を告白する重層的な趣向は、舞台版映画版の作者であるマーシャル・ブリックマンの脚本作であるW・アレンの「アニー・ホール」を思わせる面白さ。グループを結びつける若きジョー・ペシの登場と、貧しいが野心と才能あるイタリア系若者たちの成りあがり、そして自身の性格がもたらす愛憎と破滅の物語が「レイジング・ブル」を想起させる。映画の形が大きく変わってしまった今、このようにアメリカ映画伝統の作法を心得えた作品は本作が最後かもしれないと思う。

  • 鑑賞日 2014/9/28

    観終わった後、

     ため息ひとつ「素晴らしい」と言える映画って1年でどれほどあるだろう。 撮影、衣装、美術、編集、いつものイーストウッドチームで作られた作品、今までの作品と同じように。だが出来上がりは品質、肌触り、音、語り口どれもさも当たり前であるかのごとく一級品。画面からムッと映画の匂いがたちこめる。  冒頭、ニュージャージーの空を捉えた画から街の通りを歩く青年をカメラは捉えるが、瞬間パッとカメラ目線になり、セリフ・心情説明が入る。おもしろい。  終盤の「あの曲」が鳴り出すとき、背筋がゾクッとくるし、ラストのミュージカル風の演出も身をまかせただただ感動するしかない。

  • 鑑賞日 2014/9/29

    物語は淡々としているわけではないけれど 地味で大きな盛り上がりがあるわけでもない。 これはDVDで観たらちょっぴり退屈かもしれないなぁ。 いい音楽と50~60年代の雰囲気、劇場で観れて良かった。 スターの伝記によくある栄光と挫折、光と影だけれども メンバーそれぞれが観客に語りかけることで メンバーひとりひとりに感情移入ができる。 それぞれの音楽、、それぞれの思い、それぞれの人生。 決められることではないけれど 誰の人生が幸せだったのかしら、なんて考えてしまった。

  • 鑑賞日 2014/9/29

    四季の移ろい

      私はフォー・シーズンズについての知識は全くなく、辛うじてシェリーを子供の頃聞いたことがあるという程度だったが、この作品を苦味の効いた音楽映画としてとても面白く観た。4人の若者が苦労の末に名声を獲得するのと反比例するように、家庭やグループ内の人間関係が破綻していく過程が描かれるが、随所に挿入される楽曲がドラマの深刻さとは裏腹にポップな曲であるのがとても効果的だった。登場人物の中では、クリストファー・ウォーケンのマフィアのボスがさすがに魅力的だった。彼らの曲を聞いて涙を流すなど、マフィアのボスにあるまじき人情家なのが可笑しい。ただ、フランキーの妻については一面的な描写で、夫をヒステリックに罵倒するだけの存在になっていて、彼女の本当の苦しみはあまり伝わって来なかった。グループ再結成での演奏シーンが素敵だが、それに続くエンドタイトルでの群舞シーンが最高に良かった。願わくばクリストファー・ウォーケンのダンスをもっと観たかった。

  • 鑑賞日

    本来の意味でのメロドラマ

    イーストウッドといえば過去に『バード』や『センチメンタル・アドベンチャー』のような音楽映画を撮っていたり、自身で作曲していたりと、音楽に造詣が深いことは周知の事実だ。なので大ヒットしたミュージカルの映画化ということで、どんな映画になっているのか楽しみだった。そして想像通り、いや、想像を超えるイーストウッドの”音楽愛”に溢れた映画になっていた。特にラストの殿堂入りのシーンなんかは、イーストウッドの音楽愛そのものだ。映画で語られるのは1950年代初頭のグループ結成から「君の瞳に恋してる」の創作秘話までで、名曲の裏に多くの確執があったことがわかる。そしてメンバーがばらばらになった25年後に訪れる再集結の機会。もはや離ればなれになったメンバーが再集結し、歳を重ねた姿と若かりし頃の姿が交差するシーン、メンバー達のモノローグは、イーストウッドの数々の名曲を残してきたフォー・シーズンズへの尊敬と愛情だ。またエンドクレジットでの出演者全員のミュージカルは、原作となったミュージカルへのリスペクトのよう。よほど、イーストウッド自身、気に入った題材だったのだろう。これはイーストウッドの音楽への愛というメロドラマ。文字通りのメロディードラマだ。 そして、音楽だけに目を奪われてはいけない。フォー・シーズンズのメンバーはニュージャージーの貧しい出の人間で、盗品に頼って暮らすような若者だった。いくら成功し名声を得ても、彼らの育った環境からは逃れられない。それゆえのメンバーの確執だ。そこの人間関係をイーストウッドはさりげなく描いてみせる。最も対立していたフランキーとトミーが殿堂入りの際にする握手なんて、この映画のハイライトだ。多くの意味の詰まった握手をさりげなく描き、音楽映画としての大団円を迎える。年を重ねるごとに衰えることなく、若々しさと自由さを備えた端正な映画を撮るイーストウッド。既に次回作を期待せずにはいられない。

  • 鑑賞日 2014/9/28

    フォー・シーズンズの伝記映画。バンドメンバーがカメラ目線で各々の思いを語ってくる演出は面白いし、演奏シーンはやはり見ていて楽しいものの全体的に起伏に欠けていて退屈。ただし、終盤のロックの殿堂表彰式での再結集~エンドロールにかけては一気に盛り上げてきっちり締めてくれる。

  • 鑑賞日 2014/9/27

    演奏シーンは素晴らしい

    イーストウッド監督映画は映画館で観ると決めている。 今回はザ・フォー・シーズンズの伝記映画ということで、あまり詳しくないものの音楽映画は好きなので楽しみにしていた。 かなり地味な題材だが、イーストウッド監督の手腕でじんわりと感慨深いドラマに仕立ててしまった。 やはり演奏シーンはとても良かったが、いかんせん地味。 途中、少しだるくなってしまったので評価は厳しめ。

  • 鑑賞日 2014/9/27

    複数の“語り部”だったメンバー各々の栄光と決裂、さらに時空を超えて再集結し、青春の輝きをもう一度取り戻させるイーストウッドの老獪な手腕が見事!ミュージカルシーンまでのラストの愛溢れる畳み掛けに心が踊る!御大の新作がスクリーンで観れることに改めて感謝。

  • 鑑賞日 2014/10/1

    イーストウッド初のミュージカルシーン

    rightwide (rightwide): #960 TOHOシネマズ六本木ヒルズ「ジャージー・ボーイズ」。1960年代に「シェリー」や「君の瞳に恋してる」といった名曲を生んだザ・フォー・シーズンズを描いたミュージカルをイーストウッドが映画化。本編はドラマ仕立てだが、エンドロールはイーストウッド初となるミュージカルである。

  • 鑑賞日 2014/9/27

    ううん!ちょっとね・・・?

    フランキー・ヴァリとフォーシーズンズの映画ということで、音楽好きの自分としては期待していたが・・・。単にエピソードをつなげただけという印象を受けた。スケール感は全く無いね。

  • 鑑賞日 2014/9/27

    夢がかなった筈なのに

    『J・エドガー』のクリント・イーストウッド監督がトニー賞受賞の同名大ヒット・ブロードウェイ・ミュージカルを映画化。 60年代から70年代を中心に活躍したニュージャージー出身の4人組ヴォーカル・グループ、フォー・シーズンズの栄光と挫折の物語を陰影豊かに描く。 商業的成功と反比例していくように私生活が荒れていく4人。夢がかなった筈なのに、自分の居場所を見失っていく。金銭問題の軋轢からグループは解散へと進まざるを得なくなるが、恩人であるトミーの借金を背負っていくフランキーに“ジャージー・ボーイズ”の心意気を感じる。 『君の瞳に恋してる』は、個人的にボーイズ・タウン・ギャングのカバー曲の印象の方が強いが、この名曲の誕生秘話を知れば、更に哀感強く響いてくる。 さすがとしか言えない熟練の技ものであるクリント・イーストウッド監督の演出。思うように生きられない人生の苦味が胸一杯に広がっていきます。

  • 鑑賞日 2014/9/27

    君の瞳に恋してる♪

    彼らについて前知識ゼロで、知ってる曲もないだろうなーと、そんなに期待してなかったからか、すごく楽しめました。期待以上! どれも聴いたことあって知ってる曲も多かったからかもしれませんね。 イーストウッドがミュージカル⁉︎ って感じだったけど、個人的には良かったなーと。適度にゆるく、リアルで。トミーとかほんと悪党すぎて笑。 観て良かったな。また観たい。元気でる素敵映画

  • 鑑賞日 2014/9/27

    この映画を観る前は、あのイーストウッドがミュージカルを撮ったと期待していたんですが、全然違ってました。確かに公式サイトを見ると舞台ミュージカルを映画化したヒューマンドラマって書いてありましたね。 構成がグッドフェローズやマグノリア的ですが、そこまでのスピード感やダイナミックさは無く、彼らに起こったことを淡々と描いている印象。テーマが重い最近のイーストウッド作品としてはちょっと珍しいんじゃないだろうか。 フォーシーズンズよりフォートップスの自分としては特に感動したわけでもなく普通だったけど、彼等の音楽が好きなら彼らに起った当時の舞台裏がわかって楽しめるかもしれない。

  • 鑑賞日 2014/9/27

    「君の瞳に恋してる」だけで、もう満足でした。

    「君の瞳に恋してる」が流れ出すと、鳥肌ものでした。それだけでも満足でした。

  • 鑑賞日 2014/9/27

    55点

    うーん。。 期待してた割りには…。の映画でした。 フォーシーズンズの伝記映画というわけなんですが、マフィアとかも絡んでいて、なんとなくグットフェローズやカジノを想い起こしました。 ミュージカル版グットフェローズ的な? 役者の歌唱力はもう最高なんですけど、ストーリーが予定調和すぎる。 あー、はいはい。 そうだよね。。 そりゃそうなるよね。。 って感じでハッキリ言っておもしろくない。 ラストのフラッシュモブは良かったですけど、なんというかあのフラッシュモブで全てを誤魔化してるような、そんな気もしました。 見たあと、あまり良い気持ちにならなかったというのが、個人的な感想です。

  • 鑑賞日 2014/9/27

    イーストウッドでも

    良い映画だし、面白かったんだけど、舞台のミュージカルを映画にしているため、映画としての演出にちょっと無理が。

  • 鑑賞日 2014/9/23

    前に座ってる人の頭で字幕が見えず!隣りの人の臭いが気になり映画に集中できず、内容が飛んだようなかんじで、歌やハーモニーは素晴らしかった…ぐらいしかわからなかった🙀🙀

  • 鑑賞日 2014/9/11

    あの曲はこうやって作られた!

    懐かしすぎる歌がたくさん聴けて。 はっきりいってこの人たちは知らない。 歌が好きで、名声を得ても仲間を捨てない(今だったら、こんなことしたらすぐ見棄てる)悲しいことがあっても乗り越えた歌に「君の瞳に恋してる」があったのね。 いいはなしだ~ しかしこの歌を知らない世代がフィクションとして見たら、かんどうするかな?

  • 鑑賞日 2014/9/11

    60'sの名曲で綴られる

    フォー・シーズンズというグループのことは全然知らなかったけれど、フランキーが「君の瞳に恋している」を歌い出したとき、ああ、この曲を歌っていた人だったのねと急に親しみを感じた。(一緒に観た年上の友人は、「全曲、知っていた。踊りたかった」とノリノリだった)。半世紀も前に流行った曲だけれど、何度もカバーされて、今も誰でも聞いたことのある曲として歌い継がれているって、すごいなぁ。(60年代って、私にとっては、ちょっとだけ昔、と思っていたのだけれど、もう半世紀前だと、改めて気づかされて愕然(汗))。 なんといっても、たっぷりと見せてくれる、歌のシーンが見どころだけど、60年代のファッション、ヘアースタイル、街並み、車、お店の内装なんかもとても素敵。公民権運動や反戦運動が盛んだった60年代のアメリカ。社会の変革を求める時代の空気が、新しいサウンドや文化を欲していたのか。躍動感が伝わってくる。 何もない、貧しい街から抜け出すために、有名になろうと夢見た、やんちゃボーイズたちが、仲間と共に音楽を奏でる喜びに目覚め、果敢に挑戦する姿にワクワクし、夢が叶って有名になるも次々と襲ってくる苦悩にハラハラさせられ、失意の底からも歌わずにはいられないフランキーに心打たれた。歌は彼の天職だったのだと思う。 ラストのシーンは圧巻。知っていた俳優さんは、クリストファー・ウォーケンただ一人だったけれど(あ、監督もカメオ出演?していましたね)、ものすごい存在感。ラストシーンでも光っていた。 サントラが欲しくなる。今日のBGMはもちろん、インターネットラジオの60’sベストヒット。リアルタイムで聞いていた人はもちろん、若い人も楽しめる青春映画でもあると思う。