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COLUMN/コラム2015.11.28
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2015年11月】うず潮
『ギャング・オブ・ニューヨーク』でコンビを組んだマーティン・スコセッシ×レオナルド・ディカプリオが再びタッグ!実在した大富豪ハワード・ヒューズの波乱の半生を、スケール満点で描いた伝記大作。 主演のハワード・ヒューズ役のディカプリオは憑依ぶりを発揮し、その存在感はさすがの一言。そして、ヒューズの恋人オスカー女優キャサリン・ヘプバーン役にはケイト・ブランシェット。若きヘプバーンを豪快でどこか可愛らしい彼女を見事に演じきり、アカデミー賞助演女優賞を見事獲得。さらに本作は1920~30年代の車や航空機、ファッションなどその時代を感じられ、ヒューズが製作した映画『地獄の天使』に登場する戦闘機バトルを再現したシーンは迫力満点。 ヒューズは映画の他に航空事業にも乗り出すのですが、軍事用に開発した巨大輸送機の飛行シーンは男子なら、是非見てほしいシーン。ロマンを感じます!この映画を見たあとは、ハワード・ヒューズについてもっと知りたくなりますよー。是非見たあとにググってみてくだい! ザ・シネマでは、こんな飛行機野郎たちが登場する映画を【男たちの大航空時代】と題して特集放送!本作のほか『レッド・バロン』『トラ・トラ・トラ・』を放送します!こちらもお楽しみに! ©2004 IMF. All Rights Reserved
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COLUMN/コラム2015.11.10
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2015年12月】
ご存知『ダーティハリー』の爆発的人気でアクション・スターの名をモノにしたイーストウッドですが、その『ダーティハリー』シリーズがいよいよ3作目に突入したその翌年に公開されたのが本作『ガントレット』。いわずもがな、アクション・スターとして脂が乗りまくったギンギラギンのイーストウッドが拝められます。 物語はというと・・・とある事件の証人ガス(ソンドラ・ロック)を刑務所から裁判所まで護送する任務に就いたはぐれ刑事ショックリー(イーストウッド)。「命を狙われている」と身の危険を激しく訴えるガスを初めのうちは信じないショックリーだったが、護送中なぜか身内である警察官に銃撃されまくり、命スレスレの窮地に陥ってしまう。次第に犯人を突き止めたショックリーは、常識破りの手段をつかって護送任務を完遂しようと決死の強行作戦に打って出る!というお話。 イーストウッド十八番の痛快アクションと言うにふさわしく、全編通して繰り広げられる激しい銃撃シーンやヘリコプターとのチェイスシーンは必見。特に、前代未聞の銃弾攻撃を浴びせられる最後の銃撃シーンが最大の見所!!と、ここまではいかにもアクション映画な感じで書きましたが、本編をよく見るとショックリー(イーストウッド)はほとんど丸腰でひたすら逃げ回っているだけ。実はあんまり強くなくて、ちょっぴり情けないヒーローだということに気づきます。前述の最後の銃撃シーンも、実は一方的にヤラレているだけで撃ち返してはいないんですねー。 余談ですが、ショックリーとガスは護送という名のロードトリップを共に過ごす中で次第にと心(と体)を通わせるわけですが、、、撮影当時イーストウッドとソンドラ・ロックが実生活においても恋人同士だったことを考えると、本気でラブラブな感じ出ちゃってるよね?いつも無骨なイーストウッドだけど、若干ほっこりしちゃってるよね??とミーハーな気持ちになってしまいます。『ダーティハリー4』などイーストウッド作品に度々ヒロインとして出演しているソンドラですが、悩殺ボディなわけでも超演技派なわけでもなく。きっとスクリーンでは計り知れない人柄の良さがあったのでしょう・・・(と勝手に思っている)。 (話を戻して、)丸腰刑事が一方的に攻撃されまくるという一風変わったアクションに加え、反発しあう男女が次第に恋に落ちていくという王道アメリカン・ラブコメディの要素を盛り込んだ、痛快アクションラブコメ(何だそれ)。このあたりはイーストウッド監督ならでは?の隠れた見所なのであります!『ダーティハリー』に次ぐ人気を誇る、はぐれ刑事の痛快アクション!是非11月のザ・シネマでお楽しみ下さい!! © Warner Bros. Entertainment Inc.
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COLUMN/コラム2015.10.27
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2015年11月】うず潮
ジャン=リュック・ゴダールなど巨匠たちが監督した6話形式のちょいエロ・オムニバス。原始・中世・近代・未来の時代ごとに生きる娼婦たちの姿を、コミカルに描いたクスッと笑える1本。ジャンヌ・モローやラクエル・ウェルチなど豪華女優陣のキュートな演技にも引き込まれ、時代時代合わせて登場するオシャレな衣装や小物も見どころです!男女問わず、ぜひ見てほしい作品です。 オープニングを飾る第1話は、原始時代を舞台にブロンドのミシェール・メルシェがラムちゃんばりの衣装で男を誘惑。第2話は、ローマ時代。エルザ・マルティネリがセクシーで豪華なドレスで夫の皇帝シーザーを健気に誘惑。第3話は、フランス中世時代。ジャンヌ・モローが強気な娼婦役に。セクシーなドレスに加え、男女の騙し合いも見どころ。第4話は、産業革命時代。ラクエル・ウェルチがグラマラスな体と恋の駆け引きで玉の輿を狙う娼婦役で男を虜に。第5話は、1960年代。ナディア・グレイが車で流す娼婦役に。60年代のファッションや当時の車のデザインがキュート!第6話は、監督・脚本にジャン=リュック・ゴダール。当時妻だったアンナ・カリーナを起用し、近未来の不思議な愛のカタチを描く。 ザ・シネマでは、世界のアートフィルムやカルト・ムービーを紹介するレギュラー枠【シネマ・ソムリエ】で本作を放送中! © 1967 Gaumont (France, Rizzoli Film (Italie), Riato Film Preben Philipsen GmbH (Allemagne)
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COLUMN/コラム2015.10.17
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2015年11月】にしこ
南部の田舎町。産業もさびれていて街の男性はほとんど鉄道員という汗臭~い街で下宿屋の娘アルバは男たちのマドンナ的存在。しかし、鉄道員たちにちやほやされても、資産家の熟年男性から高価なプレゼントをされてもどこか冷めているアルバ。そんな時、ニューオリンズからオーウェンという都会的な男がやってくる。彼は鉄道会社がやとったリストラ査定人で、町の男たちと違い、アルバに対してそっけない。ちやほやされる事に慣れているアルバは彼の態度に怒り心頭ながらもやはり心惹かれていき… という始まりなのですが、この物語、2人の恋を阻む障害がありまして。メロドラマですから。 ①良い生活をしたいがために、アルバを金持ちと結婚させたがっているアルバ母。②こんな町で終わってたまるか!という上昇志向を持ちならがらも、町を出たことがない為になかなか行動できないアルバのふわふわ感。③どんな状況だってちやほやされたい!というアルバの悲しい女の性。 こう並べると「アルバ、だめな子!」という感じですが、演じるナタリー・ウッドのコケティッシュさが炸裂!!男性だったら「自分のものにしたい!」という征服欲を感じるタイプです。どハマり役です。 対するアルバが恋するオーウェンを演じる、ロバート・レッドフォード。『明日に向って撃て!』の数年前に出演した本作が初の主演級の役との事ですが、超魅力的なナタリー・ウッドが想いを寄せる相手として完璧な王子様っぷり。 美男美女のが悲恋を演じるなんてこんなに観ていて楽しいものはありません。おまけ的になってしまいますが、ナタリー・ウッドの衣装がとってもオシャレで、さびれた町とアルバというキャラクターとのちぐはぐ感を印象づけています。 タイトルは『雨のニューオリンズ』ですが、ほとんどニューオリンズは出てきません。あしからず。 COPYRIGHT © 2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
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COLUMN/コラム2015.10.05
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2015年11月】おふとん
サミュエル・L・ジャクソン演じる孤独なブルース・マンのラズとクリスティナ・リッチ演じるSEX依存症の少女レイ。身も心も傷だらけのレイを救うためラズがとった手段は、鎖と監禁だった。 『バッファロー'66』で魅せた、突然冴えない中年男のところにやってきて、がっつりハートをつかむ少女役のリッチが再び!9年越しでも、その小悪魔っぷりは健在です。『モンスター』でもシャーリーズ・セロンを夢中にさせていましたね。 ちなみに『ブラック・スネーク・モーン』とは「黒い蛇のうめき声」という意味。うめき方すら知らない傷を負った人々はどうやって救済されていくのか。救済とはなにか。うなるブルースの音色も心地よい。■ COPYRIGHT © 2015 BY PARAMOUNT VANTAGE, A DIVISION OF PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
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COLUMN/コラム2015.09.25
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2015年10月】
ミュージックビデオやCM監督として地位を築いたデヴィッド・フィンチャーが、長編映画監督に初挑戦した本作。リプリー役のシガーニー・ウィーヴァーがスキンヘッドでの熱演も話題に。『ブラス!』や『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』に出演したイギリスの名優ピート・ポスルスウェイトも囚人役で出演。 リプリーたちはクイーン・エイリアンとの戦闘後、冷凍睡眠で地球に帰還中にまたもトラブルに。原因不明の火災が起こり母船から救命艇で切り離され、惑星フィオリーナ161に墜落。しかもこの惑星は男性凶悪犯しかいない流刑地。囚人たちに救助された唯一生き残ったのはリプリーと犬のみ。所長命令で医務室に軟禁されるリプリーだったが、命令など聞かず事故の原因を探るべくアンドロイドのビショップを探していた。そんな中、生き残った犬から新たなエイリアンが産まれていた…。 デヴィッド・フィンチャーのダークな映像センスとスピード感溢れるエイリアンとの激闘は必見!10月のザ・シネマでは、エイリアンシリーズの第1作から4作までを一挙放送!さらに吹き替え版もお送りします!■ © 1992 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
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COLUMN/コラム2015.09.08
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2015年10月】にしこ
性欲のカタマリである男子高校生たちが爆発しそうなリビドーを発散させる為に出会い系サイトでお相手してくれそうな女性を発見!ふるまわれたビールを飲んで、いざ事に及ぼうとしたところ気を失う。目覚めた時には縛られ監禁されていた3人。そう。彼女は地元で有名なキリスト教原理主義者の娘で、欲に溺れて淫行に走ろうとした3人を極刑に処そうとしていたのであーる… 恐ろしい集団に監禁された若者の恐怖を描くスリラーか?と思いきや、この恐怖集団と保安官+アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局=ATFとの銃撃戦がとってもバイオレンスな異色作。 ラスト、ある仕掛けによって恐怖集団と政府側の銃撃戦が幕を下ろすのですがその仕掛けが見事!監督のケビン・スミスは『チェイシング・エイミー』でレズビアンに恋するベン・アフレックの悲哀を切なさとユーモアたっぷりに描いたり、『ドグマ』では親友ベン・アフレック、マット・デイモンなどスターキャストを主演に、本作『レッド・ステイト』とは180度違ったコメディタッチの視点でキリスト教を描いたり、さらに俳優業もこなすマルチな人物。 監督の大いなる皮肉が込められている最後の「仕掛け」、必見です!! ©2011 Cooper’s Dell, LLC. All rights reserved.
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COLUMN/コラム2015.08.28
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2015年9月】おふとん
映像の魔術師フェリーニの代表作。女の美しさ、街の美しさ、そして退廃的な生活の美しさ…まさにローマを見てから死ね状態です!ナポリなんかに負けません。この映画観ずして、映画語るべからず。 ヨーロッパ映画好きも、そうでない人も人生で一度は観ておきたい『甘い生活』。絶対に損はさせません。 9月ザ・シネマでは【特集:夜明けのフェリーニ】をお届け。代表作『甘い生活』から『魂のジュリエッタ』『女の都』、さらに『崖』『オーケストラ・リハーサル』といったマニア作までたっぷりとフェリーニの魅力をお送りします。お見逃しなく! © Rizzoli 1960
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COLUMN/コラム2015.08.15
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2015年9月】にしこ
バンドマンのジェリー(ジャック・レモン)とジョー(トニー・カーティス)はひょんな事からギャングの抗争に巻き込まれ殺人現場を目撃!ギャングの目くらましの為に欠員募集中の女性ばかりの旅の楽団に女装してもぐり込む。楽団で知り合った女性シュガー(マリリン・モンロー)にぞっこんLOVEになってしまう2人だが、女装している為気持ちを打ち明けるわけにもいかず…。 というシンプルなストーリーですが、見どころ満載!まず、ジェリー役のジャック・レモンは劇中のほとんどを女装で演じていますが、これがなんともいえない!どうみても結構ガタイの良い男が女装しているだけなのですが、ジャック・レモンの名人芸故に、ダフネというベーシストがコケティッシュな魅力に溢れたキュートな女性に見えてきます。それを証拠に彼女(彼?)は年老いた大富豪に求婚されるに至るのですから! トニー・カーティス扮するジョーは、シュガーの恋心を得る為に、大富豪の子息と女装のジョゼフィーンを演じ分けるわけですが、このドタバタが、わかっているけれど面白い!うっかりイヤリングつけたまま、大富豪の子息ルックで愛を囁いたりしてしまいます。 ビリー・ワイルダー作品は皆そうですが、小粋でおしゃれ!禁酒法時代のファッションやインテリアも、観る目に楽しくあります。女性だらけの楽団なので、当時の女性のブラジャーやネグリジェなども出てきてキュート! 物語最後のラインは、名セリフとして有名ですが、なるほど「ぎゃふん!」とうなる見事なひとこと!お見逃しなく! そして何より、シュガーというヒロインを演じるマリリン・モンロー。この映画を観た方ならば誰でも例外なく彼女の魅力の虜になる事でしょう。だって本当にチャーミングなんです!グラマーで美人なだけではなく、お酒好きで少女の様に純粋で、かなり抜けててエロかわいいんだから! SOME LIKE IT HOT © 1959 METRO-GOLDWYN-MAYER STUDIOS INC.. All Rights Reserved
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COLUMN/コラム2015.08.10
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2015年9月】うず潮
「トランスフォーマー」シリーズのシャイア・ラブーフが同シリーズ前に主演したジェットコースター・スリラー!全米で3週連続No.1ヒットを記録。この大ヒットを受けて次作『イーグル・アイ』で本作の監督カルーソーと再びタッグを組むきっかけとなったそう。本作で彼が演じるのは、校内暴力事件を起こして自宅軟禁生活を送るはめになった高校生役。しかも一歩でも自宅から出ると、足首に強制的に装着されたセンサーが反応。直ちにパトカーがやってくるという、日本じゃあり得ない徹底ぶり!煩悩満タンの男子高校生には、キツイすぎるこの仕打ち…そこで彼は、溜まった欲望を吐き出すため、持っていた双眼鏡で近所を覗き見を開始。隣人の生活パターンや、引っ越してきた美少女を追いかけていくうちに、他人の私生活の覗き見から抜け出せなくなっていく。そんなある日、血まみれのゴミ袋を運ぶ隣人の姿を目撃。好奇心から隣人の行動を友人(なぜか美少女ともお友達に)と共に探り始め、引き返せない事態にハマっていく。「覗き」という非日常から徐々に物語に引き込まれていく本作。ド派手なアクションも無敵の殺人鬼も登場しませんが、普通の生活に潜む狂気が入りまじり、ハラハラドキドキが楽しめる1本です。ぜひご覧ください! COPYRIGHT © 2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.