PROGRAM

放送作品情報

ワルキューレ

VALKYRIE 2008年 アメリカ ドイツ / 121分 アクション 戦争 歴史劇

ヒトラー暗殺計画とクーデター…ナチスに反旗を翻したドイツ軍人をトム・クルーズが演じる戦争映画
放送日時
2019年05月25日(土) 16:45 - 19:00
2019年05月27日(月) 14:45 - 17:00
2019年05月31日(金) 18:45 - 21:00
解説

トム・クルーズがヒトラー暗殺を目論むドイツ軍人を演じた戦争映画。『X-メン』のブライアン・シンガー監督だけあってアクション・シーンも見事だが、陰謀・謀略を緊迫感満点で描くサスペンスとしても出色の作品。

ストーリー

大戦後期、滅亡の道をたどるドイツ。祖国を救うには悪逆な指導者ヒトラーを殺すしかない、と考える憂国の青年将校シュタウフェンベルク大佐は、暗殺計画を実行するが、計画失敗。ヒトラーは生き延びた。だがその事実はすぐには伝わらない。情報が入り乱れ、政府・軍中枢は一時的なパニックに陥る。まだチャンスはある!大佐はこの混乱に乗じて軍の指揮権を奪うクーデターを決行。正式な命令を装って軍にナチス幹部を一斉逮捕させようとする。

出演

※(声優)は吹き替え版作品が放送される場合の情報です。
字幕版、吹き替え版については、放送日時横のアイコンでご確認ください。

トム・クルーズ
ケネス・ブラナー
ビル・ナイ
トム・ウィルキンソン
ほか

字幕/吹替
字幕 吹替
掲載制限
なし
カラー/白黒
カラー
画面サイズ
ワイド
HD
※【ザ・シネマHD】にご加入の方は、
HD画質でご覧頂けます。

オススメキーワード

  • 鑑賞日

    監督の手腕でしょう!

    ヒトラー暗殺計画を史劇化した作品です。これは失敗に終わったことは、史実をみれば明らかです。 結果はわかっていても、ブライアン・シンガー監督の手腕なのでしょう。この暗殺計画を水面下で遂行させようとする将校たちの一挙手一投足を緊張感を持って観ることが出来ました。 冒頭からラストまで見事に引き込まれました。 主人公シュタウフェンベルグ大佐を演じたのは、トム・クルーズ。ヒトラー暗殺計画の中心的存在にするには、イメージが違うと感じてました。 でも案外、トム・クルーズは演技派ですよね。派手な演技だけでなく、抑えた演技も出来るのですから。 ナチスの監視の目を掻い潜り、一つ一つのシーンにヒヤヒヤさせられるのだからドラマとしての出来はかなり良いと思いますね。暗殺のために爆弾をセットするところなんか、それが失敗する史実が頭から離れましたから。 日本でも「日本のいちばん長い日」のように戦争を終わらせようとした者がいました。 本作の登場人物も同じだと思います。この史実を知らない方がいれば、それを知るだけでも価値あることでしょう。そこに本作の意義もあります。 最後にドイツ語で作るべき映画ではないか?と、レビューサイトでツッコミを見掛けました。 これについては「オペレーション・ワルキューレ」というオリジナル作品があります。こちらも緊張感ある作品ですよ。

  • 鑑賞日 2019/1/26

    悲しい気分になりながら…

    トム・クルーズなので、MIみたいな気分になってしまいそうになるけれど、作戦が成功しないとわかってるので悲しいものがありました。

  • 鑑賞日 2019/1/20

    歴史の理解

    T.C主演のかっこいい映画と思っていたら、そうではなかった。ヒトラー暗殺未遂事件の一つとして有名な事件を計画から、実行、失敗までを分かり易く描いている。特に、暗殺が失敗した後も、成功を信じて作戦を進めるシュタウフェンベルク大佐(T.C)の堂々とした態度は立派。この作戦が成功していたら、日本の敗戦も違った形になっただろう。ルートヴィヒ将軍を演じたテレンス・スタンプは存在感があった。

  • 鑑賞日 2018/11/18

    軍団の再現がすごい

  • 鑑賞日 2018/5/4

    ドキュメンタリーのような

    ヒトラー最後の暗殺計画 状況を刻々と変えるヒトラーだから暗殺は難しかったんだろうな。 暗殺逃れの為に色々変えていたのか。 暗殺が成功したのか失敗したのかそこからの流れが緊迫感あった。 シュタウフェンベルクさんをwikipediaで読むとすごい有名人ということが分かった。

  • 鑑賞日 2017/4/9

    飽きはしないんだけど、お話としてはもうひとつ。

  • 鑑賞日 2010/2/21

    面白かった。だけど正義が勝てないのは悔しいな。こう言うドイツ人も居たって事を知れてよかった。

  • 鑑賞日 2009/8/23

    ミニタリーアクションとしては、セットもCGも脚本も良く出来ていてなかなか良かった。

  • 鑑賞日 2017/8/16

    クーデーターの起こし方

    権力を奪い取る手段が詳細に示されていて、面白い。ただ連合軍がいずれ勝利することは予測できたので、先走った行動だったようにも思う。軍と政府の微妙な関係が良くわかった。北朝鮮もまったく同じ状況だが、これを覆す方法はインターネットがある分、楽になるはずだ。それでもきっかけを作り、流れに載せるのは難しそうだ。

  • 鑑賞日 2011/3/22

    後半の緊張感が凄い

    淡々としているけれど、後半の緊張感が良かった。 トム・クルーズかなりシェイプアップしていてカッコ良かった。 歴史上の物語な為、結末を知っている者としては、歯がゆかったり。 この作戦がもし成功していたら、歴史はどう動いたのだろう。

  • 鑑賞日 2016/7/4

    雰囲気のアンバランス

    観ている私の思い込みが強すぎなんだと思いつつ、トム・クルーズは冒頭喋ってるドイツ語からどこかあのトム・クルーズ風のクチャクチャしたイントネーションだし、彼のまとう雰囲気がドイツの貴族にどうしても感じられない。 ユンカースの飛行機やベルリンの街の様子など空気感やディテールではドイツを感じるのになんだか異界の物語を観ているようでダメでした。 そういう意味では名優のビル・ナイも、ドイツの将軍然としてなくて、どうにも落ち着かない…。 クルーズが出なければ地味過ぎたのかも知れないけれど、黒子に徹するべきだったように感じます。

  • 鑑賞日 2016/7/2

    やや地味か

    劇場公開以来,ものすごく久しぶりに観た(WOWOWで)。 実話に基づく作品であることがすべて。派手に脚色しすぎると事実から乖離してしまうため,どこか淡々とした雰囲気が作品全体を包んでいる。よってトム・クルーズの映画らしいスリルと派手なアクションは相当抑え込まれていると言える。ヒトラーを暗殺してまで実現しようとする「ドイツへの忠誠」をもっとドラマティックに描いていれば,より見応えある作品になったのではないか。素材は良いだけにもったいない。

  • 鑑賞日 2016/6/18

    後半ワルキューレを発動する迄の サスペンスは観客も固唾を飲んで見守る トム・クルーズのカリスマ性は堂々と ビル・ナイの一線を越える時の躊躇する 演技は人間臭く情けないほど共感する 銃声に掻き消されるの魂の叫び 走り去る車を見送った妻の最後の姿 うなだれる後ろ姿で幕を閉じる 知られざる英雄譚

  • 鑑賞日 2016/6/18

    残念

    熱演しても、トム・クルーズがドイツ貴族の将校に見えない。こればかりは演技では出せないんだろうか。

  • 鑑賞日

    見応えがあった… ヒトラー物は数あれど 緊迫感と絶望感が同時に味わえた。トムクルーズがgoodでした。

  • 鑑賞日

    「ワルキューレ」2008年アメリカ、ドイツ映画

    「ワルキューレ」ヒトラー暗殺計画の実話をトムクルーズ主演で描く http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2016-02-16

  • 鑑賞日

    怪物感

    トム・クルーズの名前で持っている作品。ヒットラーの怪物感が見えてこない。ちょっと残念。

  • 鑑賞日 2015/12/25

    ドイツ版二・二六事件だな。

    【ギンレイ・クリスマス・オールナイト】★★★トム・クルーズ特集★★★ ヒトラー総統率いるナチス帝国の転覆を企てたクーデターの史実を映画化した作品。 クーデターの首謀者が『シュタウフェンベルク大佐』で、トム・クルーズが演じている。まあ、史実に基づいて映し出されているにせよ、何だか直線的な仕上げ。要は、サスペンス系の作品としては、物足りない。更に、ドイツ国内がメイン場面なのに英語での会話をしている。極めて残念。 唯、規律に厳しいドイツ帝国の雰囲気は表現され、四肢に障害を有したトム・クルーズの軍人姿は、妙に素敵でした。

  • 鑑賞日 2015/12/5

    軍事クーデターもの

     「Xメン」や「スーパーマン」のブライアン・シンガーがメガホンを取るのだから最初から史実に忠実な戦争秘話は期待薄だった。でも実際にドイツでのロケを敢行しての仕上がりやヒトラー暗殺へ向けてのサスペンスの盛り上げ方など中々どうして見ごたえがあり、スパイもの、内紛ものらしい娯楽サスペンス映画になっていると思う。  計画を実行に移すまでのヒリヒリした緊張感が時間を忘れさせる。この計画が失敗に終わったという歴史をすでに知っている観客にとってはだからこの過程が見どころとなる。演ずる俳優は英米の役者たちだし、セリフも英語で統一されているけどドイツロケの効果もあって雰囲気を充分醸し出していると思う。主人公のトム・クルーズがドイツ将校役という不似合いさも気になるが、思い込みの激しい男という人物像は彼らしい役どころではあった。男臭い映画の中にあって大佐(トム)の妻役としてオランダの名花カリス・ファン・ハウテンが華を添えているところも見どころ。

  • 鑑賞日 2009/4/11

    マニアによるマニアの為の大戦秘話・力作なれど後味悪し

    監督ブライアン・シンガーがマニアックにこだわりまくった映像は、皮肉なことに、知識が伴わないと楽しめない仕上り。連合軍の爆撃下、外出禁止令の引かれたベルリン市街が、精密に再現されているが、田舎の廃墟にしか見えない。同じく絢爛豪華な貴族宅の内装は、灯火管制下の薄暗さでは識別できない。  肝心の、ヒトラー爆殺計画も同様。当時の起爆装置は細かい時間指定ができず、その不安感がスリルを生み出す演出だが、現代劇を見慣れていると、単に「ぼろい爆弾」と思うだけでは。ヒトラーは悪運だけで生き延びてるし。  (実はこれも史実どおり。ヒトラーは少なくとも3回にわたり、爆殺されかけながら生還している。となり座っていた人物が爆死したのに、ヒトラーはかすり傷ひとつおわなかったことも。この強運がカリスマのカリスマたるゆえんであるのだが、サスペンスドラマとしては困ってしまう。)  主演のトムくんにも問題有。自ら企画制作に取り組み、主演も兼ねての熱演だが、典型的ユダヤ顔の彼に、ドイツ貴族を演じさせるのはどうか?実はこれ結構ストーリーの根幹にかかわる。     大戦末期に頻発したヒトラー暗殺計画の背景には、新興勢力であるナチス・親衛隊と、旧体制であるドイツ貴族・国防軍の対立がある。2大勢力の争いは大戦初期から存在し、有名なところでは、「砂漠の狐」ロンメル将軍がドイツ貴族・国防軍の代表的キャラクターなのだが、あれだけの武勲を挙げながら、ロンメル自身は左遷の上、謀殺された。  つまりヒトラー暗殺は、政治的且つなまなましい権力闘争なのだが、ドイツ貴族らしからぬトム君を主演にすえたため、理想に燃える青年将校というキャラクターを創造せざるを得なかった。結果、(有名な史実でネタバレにはならないだろうからいってしまうが)失敗に終わる暗殺計画とクーデターの物語は、きわめて後味の悪いものになった。  いっそ権力の海を泳ぐしぶといマキャべリストといった性格設定なら、また違ったカタルシスが生じただろうに。  ネガティブなことばかりいったが、知らなければ楽しめないということは、知っていれば楽しいということであり、個人的には評価が高い。(つっこみどころ有がこれまた楽しい。)しかし誰もが私のようにへそ曲がりなわけではない。  特別この時代に興味のない人には、ぬるいサスペンスに見えるし、逆に詳しい人には、意外な展開がほとんどない。ドキュメンタリーとしてはトム君のキャラクターが邪魔をする。力作ではあるが、残念ながら客を選ぶ作品。

  • 鑑賞日 2015/8/25

    第2次世界大戦下、ナチスの支配するドイツでヒトラーの暗殺が幾度か企てられた。当時のドイツにおいてすべての人がナチスに加担していたのではないと言う証し。実話を基にしているので結果は明らかなのだが、暗殺計画の経緯から実行までのサスペンスは見応えがある。愚かな指導者を暗殺する計画は失敗に終わるが、あらためて戦争の愚かさを考えさせてくれる傑作だと思う。

  • 鑑賞日 2015/7/14

    強運、悪運、それでも最期はお陀仏。

    ヒトラー暗殺計画の実話から映画化された。 元々ドイツ国防軍の上にナチス戦争指導部およびSSが乗っかっている組織構図がある。 シュタウフェンベルク大佐のクーデター計画は、反ナチス勢力でのベルリン制圧が企図されている。 そのあたりの描き分けが出来ていないので、 単に戦況が悪化してきたので、早期講和のための暗殺計画になってしまった。 クーデター加担組の心情の描き方が不十分で、ラストの悲劇が軽くなってしまった。 難しいところに手を入れて映画化するのだから、 単に娯楽戦争映画というスタンスでなく、ドイツ側に配慮が必要ではなかったか。 もう一つ、不思議なことだが、あの爆破で、ヒトラーが軽い火傷と負傷で済むのか。 第三者の視点で、描かれた映像なのだから、観客は史実を知っていても混乱する。 例えばマシンガンでハチの巣にされた主人公が生き返るには、 防弾チョッキを外しながら、ホッと一息つく描写が必要だ。 観客はシュタウフェンベルク大佐(T・クルーズ)に感情移入するので、これでは立派に暗殺成功ではないか。 ミス・リードを招きかねない描写。

  • 鑑賞日 2015/8/22

    ユダヤ系監督の勇気

    フォン・シュタウフェンベルク大佐が企てたヒトラー暗殺とクーデター計画を描く実録映画。 計画に加わった人達の多さに驚く。日本軍ではこんなには集まらなかっただろう。逆に「日本のいちばん長い日」のように戦争継続派の方がたくさん集まっていた。 日本の方が精神主義による支配が強かったということか。 トム・クルーズが暗殺とクーデター計画を密かに進めていく様子は敵地に潜入したスパイみたい。 ユダヤ系のシンガー監督がナチスドイツの軍人にも反ヒトラーの人達がいたと描いている。これもユダヤ社会の中では中々勇気があることだったのではないだろうか。

  • 鑑賞日 2015/7/6

    史実だが

    主演のトム・クルーズ大佐が、ドイツ人らしくないのが今一。

  • 鑑賞日 2015/7/30

    実際にあったヒトラー暗殺とクーデーター計画を映画化した作品なので、歴史の教科書で習った通りヒトラーは暗殺ではなく自殺で亡くなるので、結末は分かっている。 つまりこの映画は、どうして主人公がこの無謀とも言える計画に参加し、そして失敗したのかが描かれることになる。暗殺計画というある種の王道のサスペンスの他にも、反ヒトラー陣営内の政治的な駆け引きというポリティカルな要素を描いているのも良い。 しかしこの映画で最も魅力的な部分は主人公を演じるトム・クルーズの佇まいで、常に背筋を伸ばして、常に真正面を見つめ、これぞ軍人の鏡と言って良い佇まいは、国民を守ることが軍人の役目である以上は、国民を危険に晒すヒトラーは排除しなければならない。という信念に説得力を持たせている。つまりこれだけの信念の持ち主が何故暗殺に失敗したのか?という疑問を抱かせるので、結果は分かっていても緊張感が途切れず、サスペンス映画として非常に良い出来となっている。 もちろん史実を基にしている、というだけでフィクションなので、序盤の展開が前後していたりする。また何故暗殺に失敗したのかが若干ぼやけていて、これは爆弾を準備している時に、邪魔が入り焦って2つ必要な所を1つにしてしまったのが原因だったが、その辺の説明が無いので、映画の冒頭で同型の爆弾が不発に終わり、暗殺に失敗したという描写あるせいで、主人公たちのミスではなく爆弾がヘボかったという印象を受けてしまう。 純粋にサスペンスとして出来が良く、トム・クルーズの演技も非常に良いので、史実を知っている知らないに関わらず、良いサスペンス映画になっている。

  • 鑑賞日 2015/7/25

    史実とは知りませんでした

    不勉強ながら、こんなヒトラー暗殺計画があったこと知りませんでした。日本同様、敗戦間際は人心が離れていたということですね。ただ、映画の題材としてはちと暗過ぎるような‥‥。ユダヤ資本を意識したつくりでした。

  • 鑑賞日 2015/7/6

    もし、暗殺計画が成功していたら

     今回、改めて観て感じたことは、意外にも暗殺計画が大胆に勧められたということだ。ヒトラーの側近とも思える人物にまで計画の概要を明かし、味方に引き入れようとする。計画を知った以上は、共犯者だから協力せよというやり方だ。裏を返せば、それだけヒトラーに人望がなく、祖国が滅びる前に、連合国側に停戦協定を持ち込みたいと考えている良識派が多かったということだ。  ヒトラー暗殺後、ナチス政権を壊滅させる計画が、「ワルキューレ作戦」で、その推進役と実行責任者役となるのが、トム・クルーズ演じる青年将校だ。階級は大佐だが、将軍までもが彼に従う。  暗殺計画が未遂に終わったことは、史実が示すところだが、この計画の1年も経たないうちに、ヒトラーは自害し、ドイツは敗戦国となるのだから、歴史に「もしも」はないとはいえ、計画が成功していたらどうなっていたのかという疑問は残る。  ひるがえって、日本では東条英機の暗殺計画はなかったのだろうかと、頭によぎった。そして、独裁者が三代続き、国民が貧苦にあえぐ金王朝ではどうなのだろうか? 

  • 鑑賞日 2015/7/16

    あんなに眼帯似合うのトムかスネークか

    重厚 アクションさえも重厚 全体的に静寂なシーンが多いが緊張感の連続 ヒトラーにサインをもらうシーンはドキドキもの

  • 鑑賞日 2015/7/12

    妻や子が助かってよかった

    ◎ トム・クルーズ演じるクーデターの首謀者は、大佐であるとともに伯爵でもあるようだ。高貴な家の出のエリート軍人なのだろう。これに対し、ヒトラーは成り上がり者である。映画の中の彼は、猫背の初老のおじさんといった風情で、カリスマ性は感じられない。どちらにしても、翻弄されるその他大勢の兵士たちはたまったものではない。 ◎ ワルキューレ大作戦はうまくいったかに見えたが頓挫する。通信基地がヒトラー側につき、ラジオからヒトラーの肉声が流れる。通信と放送、この2つをおさえることが不可欠なのは、古今東西変わらない。

  • 鑑賞日 2015/7/9

    歴史的事実を知っている物語がどう展開するか

    大概の戦争映画は歴史的事実がわかっているが、だいたい勝者の側から描いている。この映画は失敗した暗殺計画が描かれており、どのように始まり、どのように終わったかのプロセスと加担者の心理の展開が面白い。 ドイツの将軍はステレオタイプ的に阿呆という描き方がされているが、ここでは芯のある将軍達が描かれている。もっとも日和見だったり、いざというときに尻込みするという将軍もいる。 暗殺計画は周到に練られ、ヒットラーが死んだ後の収束の仕方まで長期的視野で練られていたことがわかる。 最終的には想定と違う場所での暗殺を強いられたり、いろいろな偶然が重なり失敗する。ヒットラーが死んだという前提で始まった計画もヒットラーが生きていたことで失敗する。このクーデターが始まるまでと政府側の反撃、保身を計る将軍の描き方など見所が一杯だ。 結果を知っているからこそのハラハラどきどきや、どう描いていくのかという期待感もあり面白い。 テレンス・スタンプという俳優はどこかで見たことのあると思っていたら日本の滝沢修によく似た俳優だった。滝沢にやらせても違和感のない将軍を演じただろう。

  • 鑑賞日 2009/3/21

    脇が超豪華

    スリリングでスピーディな展開の代償として説明不足は否めない。 当時のドイツ軍部組織についての知識がないとちょっと分かりにくいかも。 でも、私のごひいきケネス・ブラナーはじめ、ビル・ナイ、トム・ウィルキンソン、テレンス・スタンプ。。。 脇を固めるベテラン勢が超豪華でどきどきでした。 敗色が次第に濃くなっていくドイツで、クーデター側の焦りが胸に痛い。 一日延びることに戦死者は激増する。 連合国が来る前に、少しでもドイツに有利な状況で停戦交渉を行わなければならない。 結局は、その焦りが失敗につながってしまうのだけど。 ラスト、シュタウフェンベルク大佐の脳裏に映るもの。 これ、妙に“今”っぽくて、ちょっと違和感があったかな。 [2009.3_鑑賞記録より転載]

  • 鑑賞日 2009/3/25

    数多くあったヒトラー暗殺作戦のひとつで、最後の暗殺未遂だったワルキューレ作戦。  この暗殺作戦の失敗で、関係した多くの将校が処刑になったが、そのことによってナチスドイツが弱体化して、ドイツの敗戦につながったのか、それとも弱体化していたから、こんな作戦が起きてしまうのか。  最初は、小さなほころびだったのが、大きなうねりになってしまう。それは、反逆をしたシュタウフェンベルクも通信兵がヒトラー側へついたという小さなほころびから、作戦が失敗に終わってしまう。 大きな組織になってくればくるほど、その小さなほころびを見つけるのは、また、それを防ぐのは難しくなってくるんだろう。

  • 鑑賞日 2014/10/13

    ヒトラー暗殺計画の挫折と悲惨

     第二次世界大戦時、ドイツ軍のシュタウフェンベルク大佐(トム・クルーズ)は、ヒトラー総統率いるナチスは必ずや祖国を亡ぼすとの危機感を抱いていた。大佐は北アフリカ戦線で敵機の爆撃に会い、左目を失い右手首を切断し左手の薬指、小指を切断するという重傷を負うが、帰国すると反ヒトラーの将校たちが結集したグループに迎え入れられる。そして、反乱などが起こった際に鎮圧するために設けられた予備軍の参謀長に就任すると、予備軍動員の実行プランであるワルキューレ作戦を活用し、ヒトラー暗殺、政権奪取の計画を立て実行に移そうと図る。  1944年7月20日、シュタウフェンベルク大佐は、東プロイセンにあるナチスの参謀本部「狼の巣」で、ヒトラーはじめ幹部たちが作戦会議を行う部屋のテーブルの下に、ひそかに時限爆弾が入った革製のカバンを置いてその場を退出する。その直後、爆発音が聞こえ建物が崩壊する。シュタウフェンベルク大佐は作戦が成功しヒトラーが死亡したものと信じこみ、さっそく各方面に、ナチス親衛隊(SS)の反乱によってヒトラーが暗殺されたので治安維持を図る、という連絡を流し、予備軍を招集し政権を転覆しようとする。  しかし、実はヒトラーは軽傷だけで奇跡的に助かっていた。ヒトラー側から、総統は無事だという情報が流されると、逆にSSによってシュタウフェン大佐はじめワルキューレ作戦に関わった将校たちは次々に捉えられ、銃殺刑に処せられる。  世に言う、ヒトラー暗殺計画とその挫折を描いた「ワルキュール作戦」の映画化である。  この作戦名は、有事に際して予備軍を動かすための作戦プログラムのことであり、ヒトラー暗殺を企てた将校たちが、この作戦を反ナチズムのための謀略・権力統制・政権掌握に利用しようとしたことがこの映画でよくわかった。  今日、ベルリンには、この作戦で犠牲になった将校たちを称え、「自由、正義、名誉のために命を捨てた」人々の記念碑が建てられているのだそうだ。  ナチズムのしでかしたこと、恐ろしさ、罪を我々はよく学習し決して忘れるべきではないのは言うまでもないが、一方、当時のドイツ軍内部には、「成り上がり者のナチ」対「旧プロイセンからの誇り高き軍人」という、ドイツ国内における階層的な権力闘争の一面もあったというように聞く。そこは冷静に押さえておかなければならない点だ。  つまり、シュタウフェンベルク大佐が主役であることは間違いないが、その他この事件に関わった上級将校たちの置かれた立場、そのような彼らのヒトラーに対する反感、憎悪、おののき、ためらい、悩み、動揺などの心理的描写もこの映画の見逃せない魅力である。それらの困難に満ちた情況を、将官役を演じる名優たちが見事に演じ切っているところもこの映画の見どころの一つであると思う。  映画と現実との乖離は当然あるにしても、過去の出来事にどのようなリアリティがあったのかを想像する上で、映画はさまざまなヒント、含意、示唆を我々に与えてくれる。

  • 鑑賞日 2014/8/15

    重厚で脂汗をかくような圧力

    ちゃんとヒトラー(と、あとゲッペルス)に極道の恐怖と圧力を感じさせてくれるので、結末を知っているのに最後までハラハラした 怖いよ、あの独裁者たち

  • 鑑賞日 2009/3/25

    ナチス党やゲシュタポを封じ込めるクーデター

    ドイツ軍将校によるヒトラー暗殺計画を描いたサスペンス・アクションで、単なる暗殺ではなく、かなり位の高い将校が有志となってナチス党やゲシュタポを封じ込めて政府掌握まで考えられたクーデターというのが驚きで、だからこそ土壇場の些細な変更に対処できないまま作戦を推し進めるしかなくなる状況が描かれるのが面白いですね。トム・クルーズも頑張っていますが、周りの重厚で厚みのあるキャストがいいですね。

  • 鑑賞日 2009/3/13

    これらの人物の中には主役のシェタウフェンベルク大佐のように良心に従い世界を変えようと協力する者、または独裁者の権力に屈する者、またその狭間においてそれぞれの思惑が交錯しているところが生々しく面白い。 10分間で作戦をやり遂げなくてはならないというところや、実行したら後戻りはできないこと、いろいろな想定外のことが起こったりしてハラハラ。 というサスペンス仕立てであるのに「どうなるのか!?」というところがもう歴史的にわかってしまっているのでハラハラするのだけど手に汗握るとまでいかないので非常に残念。 結局は悲しい話なので、これはサスペンス仕立てより登場人物がナチス派と反ナチス派のどちらをとるかの葛藤だとか、 失敗した場合に家族はどうなるのかだとかの心の揺れを中心にした人間ドラマで観てみたかったと思いました。

  • 鑑賞日 2014/3/29

    正義の人

    トム・クルーズがとても良いね。実話に基づく話で、歴史の勉強にもなった。ヒトラー暗殺は叶わなかったけど、あの時代にこんな正義の人がいたなんてすごいですね。

  • 鑑賞日 2009/4/5

    ナチスを題材にした映画でも、これは比較的取っ付き易いのでは。結末が分かっているのにスリルを失わせないのは凄い。

  • 鑑賞日 2013/12/8

    正義!!

    トムクルーズが好きなので観ました。昔から観よう観ようと思っていましたがやっと観れました。 あまり実話を元にしたものは観ないのですが、面白かったです。歴史の勉強にもなったし。昇進よりも信念、正義を取った人の物語です。ドイツでは英雄として称えられているらしい。

  • 鑑賞日 2010/5/23

    なかなか見せるサスペンス映画

    実話に基づく映画。「ヒットラーの暗殺に失敗する」ということが分かっているのに、最後までなかなか見せるサスペンス・アクション映画。トム・クルーズは、ドイツ人に見えないけど。

  • 鑑賞日

    「将軍たちの夜」を思い出した

    「ワルキューレ」ではイギリス俳優が見事にナチ将校に なりきっていたが、この作品のようにドイツ俳優以外が ナチ軍人を演じた事例として最も印象に残るのは「バル ジ大作戦」におけるロバート・ショーの戦車隊隊長であ ろう。 これ以外の作品では「将軍たちの夜」をあげておきたい。 ここでは、すごい俳優たちがナチの軍人を演じている。 ピーター・オトゥール、オマー・シャリフ、ドナルド・ プリーゼンス、チャールス・グレイ、クリストファー・ プラマーである。 「アラビアのロレンス」の二人、後に「007」の悪役 を演じる二人が顔をあわせ、クリストファー・プラマー はロンメルを演じているのである。 ここでは、ワルシャワでの女性殺人事件をナチ憲兵が捜 査し、容疑者としてナチ将校があげられるという内容。 ナチの内幕を描いたものとしては大変に迫力があり、ここ でもヒトラー暗殺が描かれる。 この映画ではピーター・オトゥールの変質者的キャラクタ ーが大変な迫力であり、おそらく彼の演技としては「アラ ビアのロレンス」に並ぶものだと思う。 この映画、リバイバル公開を熱望する作品である。

  • 鑑賞日 2009/4/4

    まあまあやな

     まあまあ楽しめた。題材的にはもう少しうまくやれば、もっと観客に感情の起伏を与えることができる作品にできたかも。その点でちょっと惜しいかな。『ブラック・ブック』のカリス・ファン・ハウテンがトム・クルーズ演じる主人公の妻役で出ていたが、全くと言ってよいほど存在感がなかった。この監督、どうも女優を活かしきれない人なんだなと。

  • 鑑賞日 2009/4/4

    ヒトラー暗殺計画

    ヒトラー暗殺計画は、確認されたものだけで43回も企てられているそうだ。 なかでも最大のものは、クラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐による暗殺計画「ワルキューレ作戦」である。 その事実をもとに映画化したのが、映画「ワルキューレ」である。 クラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐を演じるのは、トム・クルーズ、監督は「ユージュアル・サスペクツ」のブライアン・シンガー、と、こうくると掘り下げた人間ドラマというよりも、娯楽サスペンスの匂いがしてくるが、じっさいその通りで、緊迫感あふれる娯楽サスペンス・アクションだった。 「ワルキューレ作戦」とはナチスが、もしもの際のクーデターへの対応のために考えられた作戦のことで、フォン・シュタウフェンベルク大佐たちのクーデター組織がヒトラー暗殺後に、その作戦を発動してクーデターを完成させようとした。 この作戦に使われている名前の「ワルキューレ」とは、ヒトラーが愛した作曲家、ワグナーのオペラ「ニーベルングの指環」四部作のうちの二作目、北欧神話の死の女神ワルキューレを題材にした「ワルキューレの騎行」から名づけられたものである。 ちなみに、この曲を効果的に使った映画に「地獄の黙示録」があるが、勇壮なこの曲をバックにヘリコプターが飛んでいくシーンは、「地獄の黙示録」のなかでも名シーンのひとつになっている。 映画を観る前は、トム・クルーズがドイツ人将校を演じるのは違和感があるのでは、といった予感があったが、実際に見てみるとなかなかよく似合っている。 アフリカの戦場で負傷して片目と両手の指のほとんどを失った、名門貴族出身のフォン・シュタウフェンベルク大佐を、重量感ある演技で演じている。 トム・クルーズの生真面目で不器用さを感じさせるキャラクターが、愛国心に駆られて一途に作戦を実行していくクラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐の人物造型にうまく重なっている。 撮影の多くを、実際に事件の起こった現場や史跡でロケを行っているそうだが、そうしたこだわりが映画の緊張感を高める効果につながっているように思う。 脇を支えるクーデター組織のメンバーたち、とくにビル・ナイ、テレンス・スタンプ、ケネス・ブラナー、トム・ウィルキンソンといった俳優たちの重厚な演技にも魅せられた。 今回この映画を見たことで、初めてヒトラー暗殺計画のことを知ったが、こうした事実を知ることができるのも映画がもつ大きな魅力のひとつにちがいない。 ちなみに昨年は「ヒトラー 最期の12日間」「ヒトラーの贋札」「ドレスデン、運命の日」といったナチス関連の映画3本を見たが、そのいずれの映画にも、そうしたことを感じた。

  • 鑑賞日 2012/1/1

    おじさん名優だらけが良い!!

    ワルキューレ(Valkyrie) 2008年 アメリカ  ★★★★★★★☆☆☆ 7点  おじさん名優だらけが良い!!  そして作戦遂行時のドキドキ!! http://ameblo.jp/katsuyahadaoka/entry-11406622786.html スタッフキャスト  監督:ブライアン・シンガー  音楽/編集:ジョン・オットマン  出演:トム・クルーズ    ケネス・ブラナー    カリス・ファン・ハウテ    ビル・ナイ    クリスチャン・ベルケル    テレンス・スタンプ    ケヴィン・マクナリー    エディ・イザード    トム・ウィルキンソン    トーマス・クレッチマン あらすじ  第二次世界大戦時、  実際にあったヒトラー暗殺計画、  ワルキューレ作戦。  その中心人物で、今では  ドイツの英雄として讃えられる  シュタウフェンべルク大佐の物語。  ドイツの敗色が濃くなった第二次世界大戦末期、  大佐は、国に忠誠を誓っていたが、  ヒトラー総統の独裁政権に失望していた。  このままでは愛する祖国に未来はないと…。  彼は北アフリカ戦線で爆撃を受け、  左目、右手、左手薬指小指を失う重傷を負い帰国。  そこでドイツ再建のため、  ヒトラー暗殺計画を企てる秘密会議に参加するが、  そこでの計画は彼には物足りないものだった。  ヒトラーの独裁政権に屈する者、  世界を変えようとする者、  両者の裏で陰謀をたくらむ者。  それぞれの思惑が戦争の混乱の中で駆け巡る。 台詞  あんまりかなー。と思いつつも  気になったので借りた。結構良かった。  ですが、個人的に好き!!という部分は大きいと思う。  隻眼トム・クルーズ超かっこいい。  それと、名優のおじさんがたくさん出てて良い。  それがたまらない!!  ビル・ナイが特に良かった。  ヒトラー暗殺計画中はかなりドキドキした。  実際にあった話はやっぱり良い。  第二次世界大戦時の  ドイツ関連の作品を良く観てるなー。  そして、良い作品がとても多い!!  ヒトラーは人類史上歴史的な大虐殺者であって、  ユダヤ人の大量殺戮、軍人はもちろん、  非戦闘員(女性、子供)の殺戮も多かったみたいです。  なので、あの時のドイツは酷い。  みたいな考え方になるかもしれませんが、  その事に疑問を持ち戦ったドイツ人がいた!?  という事かな?  ヒトラーは少なくとも  42回暗殺計画を企てられたらしい。  英語でヴァルキリー(Valkyrie)  ドイツ語でワルキューレ(Walküre)  ん~響きが両方ともカッコ良いww 台詞  総統の為に戦っておりません。  私はドイツの為に戦う。 コピー  ワルキューレ  それは女神の名を冠した作戦。

  • 鑑賞日 2009/3/31

    どうせならドイツ語でやってほしかった。

  • 鑑賞日 2009/10/4

    いつの時代にも覚えのある行為だ

    つい最近、アメリカと日本で政権交代が実行されましたが、いつの時代にも同じような変化があるんですね。 これはドイツの『226』事件だったんですね。もちろん日本の歴史でも、戦国時代を含む色々な政権交代が行われました。 この映画で象徴的なシーンをひとつ選べといわれれば、迷うことなく、通信部のリーダーに部下が詰め寄るシーンですね。総統(ヒットラー)と改革を望む軍部とが混在するとき、果たしてどちらを選ぶか一瞬で選択しなくてはいけない場面がありますね。ここは緊張しました。 これはもしかしたら、会社とか役所とか組織でどうしても起こりうることだと思いました。自らの信念を貫かないと、戦時中だと命に関わります。結局このクーデターを幇助した将軍も、戦後処刑されるわけですから、命を賭して自らの行く末を瞬時に決めないといけないとなった極限のとき、人間は果たして正常でいられるのでしょうか。 この映画の主人公(トム・クルーズ)には、自ら戦争で失った眼球と腕と指、この狂気の中で自らの行く末を決断するんですね。その決断があらゆる意思として全編を覆います。 実話であるという驚きと、ヒットラーは15回も暗殺計画に晒されていたという点がエポックでした。 ブライアン・シンガーとトム・クルーズの初タッグとなったこの映画ですが、『Xメン』シリーズよりも、ブライアン・シンガーの演出力は素晴らしかった。この監督が見せ方が上手です。見せ方という意味では、今何でもVFXのおかげでできてしまう時代ですが、彼の魅力は『Xメン』のようなSFではなくて、こうした事実に基づく映画で本領が発揮されますね。 とても素晴らしい映画でした。

  • 鑑賞日 2009/10/9

     「ワルキューレ」。トム・クルーズ主演。ヒトラー暗殺をねらうドイツ将校を演じる。全編ドイツが舞台でナチを演じるのだが、会話が英語なのでなんだか変。

  • 鑑賞日 2009/3/20

     1944年7月20日。  東部ドイツのナチス・ドイツの総統大本営「狼の巣」で、アドルフ・ヒトラー総統の暗殺が企てられた。  ヒトラーが出席する会議室のテーブルの下に爆弾入りの鞄を仕掛け、会議室にいる全員を爆殺するという大胆な計画だ。  この計画の首謀者であり、爆弾を仕掛けた張本人でもあった人物が、この映画の主人公クラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐。  名門貴族出身だった彼は、アフリカ戦線で片目と片手を失う重傷を負い、その後は予備軍司令部の参謀長を務めながら秘かにレジスタンス活動に参加していたのだ。  映画はこのヒトラー暗殺計画の発端から結末までを、計画の中心にいたシュタウフェンベルクの視点から描いた実録サスペンスです。  シュタウフェンベルクを演じるのはトム・クルーズ。  他にもケネス・ブラナー、ビル・ナイ、テレンス・スタンプ、トム・ウィルキンソン、トーマス・クレッチマンなど、実力派の俳優により、歴史的事件を再現していきます。  監督は「X-MEN」シリーズのブライアン・シンガー。  これは、歴史の中の決定的瞬間を再現したものとして、相当、力の入った作品です。  確かに、このヒトラー暗殺計画が失敗することは知っているだけに、危惧する部分はありましたが、それでも、これほど大胆、かつ大がかりな作戦が計画され、実行された事実には驚かされます。  また、作戦の中で、迷い、悩み、決断する人々の葛藤もきっちり描かれ、史実の重みを別にしても、見応えのある人間ドラマとして成立しているのもさすが、と言えるでしょう。  ただ、やはり、この映画でも、全部英語台詞と言うのは・・・さすがに違和感がありました。  しかし、ナチス・ドイツの軍服と言うのは格好いいですねぇ。  この映画を観ると、あらためてそう思います。  (多くの映像作品で、格好いい軍服のモチーフとして引用されるのが納得できます)  とは言え、ナチス・ドイツ軍人をヒーローに描く事は難しい・・・特に、ユダヤ人であり、ゲイである事を公にしているブライアン・シンガー監督であれば尚更のこと。  でも、(ゲイで、恐らく制服フェチの)ブライアン・シンガー監督が、格好いいドイツ軍人を描きたい、と言う気持ちで作ったのがこの映画じゃないかなぁ、と思います。  また、いかにもゲイのブライアン・シンガー監督らしく、男同士のセクシャルな描写がそこここに見られたりします。 

  • 鑑賞日 2013/2/23

    迫力。へえっの新事実

    公開当時、話題になったのだろうが、その頃、なぜか、わたし興味がなかったのか、知らなかった。 この映画を知らなかったと言うよりも、このトムクルーズ演じる大佐を中心としたヒトラー暗殺計画があって、それが実施され、未遂に終わっていたという事実を今初めて知りました。 うーん、不勉強。 戦時中、ヒトラーのおかしさを感じ、排除しようと考えた人間がいて、実行までしたことに敬意を表したいです。 日本には、そんな「中心的な悪」の人間がいなかったからそういう動きがなかったのかもしれないけれど、戦争をやめる続けるの動き、そのあたりでの水面下での動きがあったのかも知りたいところ。 失敗に終わり、結局はヒトラーが自殺するまでヒトラーに反対できずにドイツは戦争を突き進むわけだけど、軍の中に反逆計画があったのがドイツの良心として受け止められるかな。 ただ、この失敗の結果、もうどうしようもないと石が転がり続けた形になったのかもしれないと思うと、微妙だけどどうなのかな。 ヒトラーの暗殺が成功したと思って動き出し、一端はドイツ軍を掌握しかけた大佐が実は失敗とわかり転げ落ちる瞬間がなんともいえなかった。 うーん、人生をかけた戦い。 実行したことに悔いはなかっただろうけど、やはり成功しなかったことには残念だったろうな。 「志」 尊敬します。

  • 鑑賞日 2009/3/20

    ワルキューレ

    実話を基にしたヒトラー暗殺計画という題材は興味深いものではあるが、シナリオほどのサスペンスが盛り上がらないのは残念。B・シンガー監督ということでユージュアル・サスペクツ的な緊迫感と意表をつく展開を期待したが、その点でもいまひとつの切れ味。結論(暗殺計画は成功しない)は歴史が証明しているだけに仕方ないかもしれないが、フィクションとしての失敗の理由にもう一ひねり欲しかった。 良くも悪くも人間ドラマに主眼が置かれてしまったところが、サスペンス、スリラー映画としてはインパクトを弱めている。

  • 鑑賞日 2009/3/23

    揺れ動く「忠誠心」と「良心」

    ナチス政権下のドイツで43回あったとされるヒトラー暗殺計画。 その中のひとつ「ワルキューレ」計画を題材にした映画。 実話に基づいているだけに、重厚なストーリーがじっくりと展開されます。 計画が成功するか失敗するかは、史実が語ってしまっていますので、 「この計画は成功するのか?」というよりは、「どこまでこの計画は成功に近づいたのか?」目線で鑑賞すると楽しさ倍増だと思います。 実際、ドキドキハラハラ目が離せませんでした。 主役はトム・クルーズ。 個人的な好みですが、彼はこのような切れ者をやらせるとかっこいい。 (まあ、もとからかっこいいですが) 他の俳優さんも、ケネス・ブラナーくらいしか知りませんでしたが、みなさん熱演。 男の生きざまを見せてもらいました。 強大な権力をもつ独裁者に反旗を翻す、口で言うほど簡単なことではありません。 一時は忠誠を誓っているわけだしね。 この計画に携わった男たちの思いも、無念もスクリーンから伝わりました。 きっと実際の彼らの行いも、ドイツ国民に何かを伝えたんでしょう。 ただ、外側にいる連合国軍と結託すれば、もっと上手くいったと思うんですが。 「自分たちの手で…」ってやつですかね、さすが誇り高きドイツ国民。 夜にじっくりと鑑賞するにはピッタリの映画です。けっこうおススメ。

  • 鑑賞日 2009/3/23

    ブライアン・シンガーだが

    2009年3月23日に鑑賞。割引券1000円。MGM=ユナイト映画。 クライマックス・シーンのサスペンスが全然盛り上がらない。

  • 鑑賞日 2009/3/27

    暗殺の失敗を描く切ない映画

     帰趨が分かっている事件のドラマは、例外なく切ないものです。この「ワルキューレ作戦」も、計画自体は周到に練り上げられていた(?)にも関わらず、ヒトラーを暗殺することはできませんでした。その意味では、この作品も非常に切ない作品だったと言えるでしょう。  物語は、「ヒトラーを小型爆弾で爆死させる」という計画の実行を担ったシュタウフェンベルグ大佐の視点から描かれます。この作品でのトム・クルーズの存在感は見事です。奥さんだったニコール・キッドマンと同様に、彼も離婚以後一皮むけたという印象を受けます。やはり彼にはスターのオーラがあります。これからも、出演する作品を選びながら、「遅咲きの演技の花」を咲かせてもらいたいものです。  敗戦を迎える前年とは言え、ヒトラーの独裁に反旗を翻そうとしていた人々が、ドイツの国内にもこんなに大勢いたのだなあと、戦時中の歴史を見る眼に新しい視座を与えられた、意義深い作品でした。

  • 鑑賞日 2013/1/2

    空気、

    色彩、音の3拍子揃った良い映画でした。

  • 鑑賞日 2009/4/4

    ちょっとイタイ感じのT・クルーズ

    監督と脚本が”ユージュアル・サスペクツ” のコムビだからひと捻り、ふた捻りあるお造りになっているのでは思いきや、これは意外にストレートなサスペンス、いやストレートなスターワンマンムービーとなってしまっている。トム・クルーズが製作も兼ねているので当然の仕儀だけど、スター役者としての魅力が発揮されているかと云えばそれほどでもない。だいたいが、大事の結果をキチンと確認もせずに思い込みで大作戦を頓挫させ、それでも最後の最後までハレバレとした憂国の志士ぶりは、演ずる主人公の人物像をこえてクルーズ自身に少しばかりのイタサを感じてしまう。ともかくヒットラーの暗殺劇と云う輪郭のはっきりとした題材を前に作り手達が映画製作のヘゲモニーを譲り合ってしまった感じがしないでもない。なにやら皆の腰が引けてる間に、とりあえずの映画だけが勝手に事実として知られたドラマのプロットをなぞって終ってしまったとさ、みたいな味気なさが残った。

  • 鑑賞日 2010/9/3

    ヒトラー暗殺計画

    悪名高いヒトラーの暗殺計画の映画です。 私は恥ずかしながらヒトラー暗殺計画があったことなどまったく知りませんでした。なので調べてみるとどこのサイトで書いてあったのか忘れてしまいましたが、45回あったそうな・・・。 その45回を全部乗り切ったヒトラーがすごいのか、45回の計画がすべてだめだったのかは今となっては分かりませんが。この映画を見てこの事実を知りましたが、今ヒトラーが生きていたらとふと考えてしまいました。自分がやったことと、今現在ユダヤ人がやっていることはどこが違うのか?同じではないかといいそうだなぁ~、って。 歴史の勉強にもなるいい映画だったと思います。 トム・クルーズはこういう高官だけどちょっと違うという役がいいかも。

  • 鑑賞日 2012/9/25

    疲れた

  • 鑑賞日 2012/6/4

    まず、ドイツが舞台なのに英語という時点で星5つは消えた(申し訳程度に、冒頭ドイツ語表記やドイツ語台詞をいれたのがむなしい)。 トム・クルーズやケネス・ブラナーの配役と引き換えにドイツ語を捨てるというのは興行的にはプラスでも、映画の質的にはマイナスだろうな。もちろん彼らの演技の質が低いといいたいわけではない。言語を安易に扱うことは時代考証を台無しにしてるように思う。 実話の映画化にしてはそれなりに引き込まれたし、退屈もほとんどなかった。

  • 鑑賞日 2012/8/17

    ヒトラー

    タイトルの映画[このデータベースに無かった]を観たあとに、続けて視聴したが、ヒトラー[戦争に入る直前まで]を観て、次にシンドラーのリストを観て、その後に、ワルキューレという順番で観るといいかな? 私の評価はひくいけれど、退屈な映画ではなかった(^O^)

  • 鑑賞日 2009/3/21

    「たら」、「れば」を考える

    「ウィキペディア」によると ヒトラーの政権奪取後、 企てられた暗殺計画は少なくとも43回にも のぼるそうです。 1944年7月20日にドイツ軍将校らにより 決行されたヒトラー総統の暗殺、クーデター計画。 作戦名「ワルキューレ」。 映画は史実に基づき淡々としたタッチで、 「ワルキューレ作戦」の顛末を描き まずまずのできではないでしょうか。 テンポは良いと思いますが その分、ヒトラー暗殺をもくろむグループの成り立ちや 人物関係には、やや説明不足に感じました。 主人公のシュタウフェンベルク将校を演じた トム・クルーズは ドイツの批評家からは酷評だったそうですが それほど、悪く言われるものでもないという印象です。 歴史に「たら」「れば」は禁物ではありますが あの日、天気がもし悪かったら・・・ 爆弾を仕掛けた鞄の位置があと少しずれていれば・・・ ある人物の決断が違ったものだったら・・・ その後のドイツはどうなっていたのだろうか などと考えた次第です。

  • 鑑賞日 2010/5/3

    映画としてよりも事実として見る映画

    何も考えずに楽しみながら見るものではなく、 映画の背景を一通り知ってから鑑賞するべきなのかもしれない。 基礎知識なしに見たところで、ヒトラーが云々、親衛隊が云々といわれても「?」となるだろう。 史実に忠実に沿っている内容なので、繰り返しになるがエンターテイメント的なものではない。 逆に言えば、その忠実さ(映画としての誇張はあるとしても、少しだけ)ゆえに、当時の「実際のヒトラー暗殺計画」の内容を見ていると思えば楽しめる。 娯楽映画の楽しさというよりも、ドキュメンタリー映画のように、現実の面白さを追体験するというスタンスで見るといいだろう。

  • 鑑賞日 2009/4/9

    凄い!

    最高に面白い!

  • 鑑賞日 2009/3/25

    天皇暗殺計画。

    なぜ、大東亜戦争中の日本で戦争指導者トップの天皇暗殺計画がなかったのか。

  • 鑑賞日

    ドイツ人もなんなくこなすトム

    やはりトムはスクリーンに映える。 アウトサイダーな時代から空軍きってのエリートパイロット、はたまた国防総省に侵入するスパイや最後の侍を見届ける教官に至るまで、トムは着実に観客を魅了し続けてきた。 さすがに宇宙人相手に戦う港湾労働者を演じた時は、いくらなんでも大スターのトムがブルーワーカーを演じても説得力ないだろうと思ったもんだが、それでもまだトムは輝いていたのだ。 それがどうしたことか。2009年現在から遡ると、ここ数年の彼の動向はどうも怪しかった。 テレビ番組のトークショーではソファの上に立ってケイティ・ホームズとの結婚の喜びを語ったり、産後のブルック・シールズの行動にいろいろと難癖つけたり、いたずら番組で引っかかるとマジ切れしたり、果ては映画会社との契約が打ち切りになったり……。 しかしそこはトム。作品で結果を出せば、過去の奇行などあっと言う間に吹き飛んでしまうのだ。 断言しよう。本作は実話だから凄いのではなく、トムだから凄いのだ。俺がトムだと言わんばかりの圧倒的な存在感は観る者を釘付けにする。 正直、トムがドイツ人を演じることに少なからず抵抗がある人もいるだろう(特にドイツ人だと思うが)。 しかし、「ラスト・エンペラー」でジョン・ローンが流暢な英語を喋るよりはまだマシだ。そんなことは気にする暇もなく、冒頭からグイグイと引き込まれることになるのだから。

  • 鑑賞日 2010/10/9

    史実としては良い題材だが…

    ”ワルキューレ作戦”……この作戦の失敗と、ヒトラーはここでは死なないと言うことは周知のことなので、勝負所はいかにスリルとリアリティを追求出来るかで作品の良さが決まるんじゃないかなあって思いながら見始めたんだけど……最初の1分でショボン。 まあ、キャストを見れば一目瞭然の事だけど、英語劇。やはり、帝国ドイツの映画をやるならドイツ語じゃなきゃ。どのみち、英語でもドイツ語でもフランス語で も字幕を読むのはかわりはないのだけど「音」でその雰囲気はまるで違う。ましてのドイツ人となると独特なアクセントがある。どうせなら、ドイツ人俳優やドイツ 語が話せる役者で固めて欲しかったな、と言うのが本音。日本人が日本語で西洋劇やるのとなんら変わりがない。何度か観ているキャスリン・ビグロー監督の 『K-19』も同じだ。 とにかく、言語のことをぼやいても仕様がないとして……それでも俳優陣は良かったね。メインの方はほとんど知った顔が多かったけど、どれも我が強く出ていないお陰で自然と見れた。後半出番がまったくなかったケネス・ブラナーが良かった。正直「ブラナーなの?」と確信が持て なかったほど、抑えた演技をしていたのはさすがだ。 それとタコ男から吸血鬼、イカれたロックンローラーまで何でも演じてしまうビル・ナイは良かった。だんだん気弱に変化して行く姿がなんとも……。 トム・ウィルキンソンの悪どさ振りも。最近は何かを見る度にこの人が出ているような気がするよ。 ここまではイギリス人が演じるドイツ人。まあ、戦争を終わらせようと反逆を企ている人たちだから、英語でも円やかめ(?)。 どちらかと言うと、私は トーマス・クレッチマンが演じるシュタウフェンベルク大佐を観たかったんだけど、その彼を押しのけてまでその役を演じたトム・クルーズはやっぱりアメリカ人にしか見えなかったよ。ドイツ人になりきろうとして、ちょっと力が入り過ぎのような気がしたけどね。 この作品を歴史劇として見るか、エンタテイメントとして見るかだったら……エンタメかな? (記:2010.10.10.の加筆修正)

  • 鑑賞日

    もっとB級サスペンスに徹していれば・・・

    トム・クルーズをアイドル・スターというのは適切ではない かもしれないが、その彼が主演して、「Xメン」や「スーパ ーマン」の監督の組み合わせといえば、やや軽量級の作品を 連想するかもしれないが、ここでは、トム・クルーズは一人 の演技者として、渋めで重量感のある共演者たちと対等にわ たり合っている。 サスペンスにも、重厚な歴史ドラマにも、人間ドラマにも力 を注いだことが、どれにも効果をあげることなくやや散漫な 内容になったのが残念である。いっそのことサスペンス・ド ラマとしてその点のみに力点を置いた方が良かったのではな かろうか。 それでも、見終わった後に不満かというと決してそうではな く、結果は判っていながらも、それなりに楽しめたのは、ブ ライアン・シンガー監督の手腕といえよう。