PROGRAM

放送作品情報

眺めのいい部屋

A ROOM WITH A VIEW 1986年 イギリス / 117分 ドラマ ラブロマンス

[R15+]ラグジュアリーな時代を描くと当代一の監督ジェームズ・アイヴォリーによる貴族令嬢の成長物語
放送日時
2019年09月05日(木) 06:00 - 08:15
2019年09月10日(火) 08:00 - 10:30
解説

厳密に区分された階級が人々の間に浸透している社会、そこに生きる若い女性が自分と向き合う過程を描く。プッチーニの楽曲、アカデミー賞を受賞した衣装デザイン・美術による、優雅で上品な雰囲気が漂う。

ストーリー

20世紀初頭、英国の良家の子女ルーシーは、階級意識の凝り固まったような歳の離れた従姉シャーロットと共にフィレンツェを旅行中、エマソン父子と知り合う。シャーロットは、社会通念を気にせず、ざっくばらんで馴れ馴れしい彼らに馴染めないが、ルーシーは息子のジョージに淡い恋心を抱く。しかしやはり階級の違う男性とは結婚できないと諦め、ジョージとの熱いキスも旅先の思い出として胸にしまいこむのだが…。

出演

ヘレナ・ボナム=カーター
デンホルム・エリオット
マギー・スミス
ジュリアン・サンズ
ほか

字幕/吹替
字幕
掲載制限
R15+
カラー/白黒
カラー
画面サイズ
ワイド画面
HD
※【ザ・シネマHD】にご加入の方は、
HD画質でご覧頂けます。

オススメキーワード

  • 鑑賞日

    穏やかな余情

    異国の地へ旅するブルジョワ娘の階級間格差の相克を軸にしたラブロマンスよりは、英国のシットリとした田園風景や、フィレンツェのシックな街並みをはじめ、衣装や家具調度や人々の暮らしぶりなど、画面上に見事に再現された当時の世相風俗に目を引かれる映画だった。

  • 鑑賞日 2019/3/16

    初対面の弟と牧師さん含めて裸ではしゃぎあうシーンは声をたてて笑った。なんやかんやいってもベタな笑いが好きなんだと再発見。 ストーリーはハッピーエンドなラブストーリー、でも婚約者の不器用なので男はなかなか人間ができてると思う

  • 鑑賞日

    当時の旅の楽しみ方

    良家のお嬢様はああいう風に旅を楽しんでいたのが映画を見て感じ取れる。眺めの良い部屋を楽しみたいというのはもちろん嘘ではないのだが、朝食のテーブルで呟くように喋ると気の利いた若い男性が助けてくれる。 そして、少し遠出をしたら一転にわかにかき曇り、雷とともに電撃キス。 良き時代の良き時、今はもう同じことが出来ない。現代ならばスマホを使いこなしツィッターで呟く感じかな。 う~ん、情緒ないね。

  • 鑑賞日 2019/3/1

    キス一つで

    眺めのいい部屋から始まった恋は眺めのいい部屋で実る。 キス一つが大きな騒ぎになるとはこの時代の人たちのモラルは高いなあ。それだけに恋愛に対する熱量も高かったんだろうなあ。 田舎の景色になごむ。

  • 鑑賞日 2019/2/27

    イギリスの良家の娘の恋のお話。20世紀初頭のヨーロッパの雰囲気が美しい。ゆったりとした流れが上流家庭の様子を興味深く描いていく。チャプター構成で小説をめくっていく感覚も面白い。

  • 鑑賞日 2019/1/20

    コミカルで時代描写豊かな恋愛ドラマ

    1900年代のイギリスの田舎で暮らす箱入り娘ルーシー(ヘレナ・ボナム=カーター)の恋の大冒険と言ったらいいだろう。 ある時ルーシーは叔母のシャーロット(マギー・スミス)と共にフィレンチェへ、宿泊予定のホテルでは「眺めのいい部屋」を予約してあったのだが、何かの手違いで眺めの悪い部屋になってしまう。そこで出会った破天荒なジョージ(ジュリアン・サンズ)そして地元の真面目で優秀なシシルとの2人の男性を相手にコミカルで時代描写豊かな恋愛ドラマとなっている。 エンディング間近に、また訪れるフィレンチェでのホテルの演出に「そう来たか!」と思わずニヤッとしてしまう。

  • 鑑賞日 2013/8/7

    ジェームズ・アイヴォリー監督の初期のラブストーリー。『日の名残り』みたいな切ない作品かなぁって想像してたんですが、いい意味でベタなストーリーだったかな♪私の好きなエッセンスがいっぱいでした。イタリア、イギリスの風景も美しかったです。登場人物が皆茶目っ気たっぷり。特にあの神父さんがツボでした(笑)

  • 鑑賞日 2018/8/14

    本当の愛に目覚めるまで

    イタリアで知り合った男女が、イギリスへ戻って再会するも、女は別の男性と婚約したいた。 知り合うきっかけが、予約したはずの部屋が、眺めの悪い部屋で約束が違うとぼやいていたところ、親切そうなおじさんが部屋を変わってくれたこと。 彼女のイギリスでの婚約者はイメージ通りの芸術、音楽、本という気取ったインテリで、こんな男だとこちらも取っつきにくい。但し、婚約解消時にはそのことを指摘した彼女に感謝して分かれるというスマートなところもある。 軽やかな愛の物語で、肩がこらない。 音楽がクラシックベースで、冒頭の「私のお父さん」はキリ・テ・カナワが歌っていた。

  • 鑑賞日

    登場人物がみんないい人

    冒頭、プッチーニのオペラ「ジャンニ・スキッキ」から「私のお父さん」が流れるが、まさにこの映画にぴったりの曲という感じだ。それもそのはず、「ジャンニ・スキッキ」の舞台はこのシーンと同じフィレンツェだった。 フィレンツェやイギリスの田舎が実に美しく描かれており、まるで印象派の絵画のようであるし、クイーンズイングリッシュの響きも綺麗だ。デビュー間もないヘレンボナムカーターも新鮮でいい演技をしている。 物語は、簡単に言えば三角関係であるが、深刻さはなくどことなくユーモラスでさえあるともいえる。多分ハッピーエンドになると想像できるので、安心して見ていられる。なので、あとは映像の綺麗さ、音楽、登場人物の台詞をじっくり味わえる。 最初と最後が同じホテルの食事のシーンというのも心憎い演出だ。しかも、ある親子の会話が、窓からの眺めが良くないということで、最初の主人公の会話と同じだったのが笑える。ただ、今度は部屋はチェンジしてやらなかった。新婚旅行だったし、彼女の思い出の部屋だったので当然かな。 登場人物がみんないい人だったので、そんなの嘘っぽいという人にはお勧めできないが、見終わったあと、幸せな気分になれる映画です。 一つ気になった点、 みんなでフィレンツェから郊外へ馬車で行くエピソード、牧師が御者(馬車の運転手)の隣に乗っている金髪美人の恋人を途中で下ろさせるシーン、一緒に乗せているくらいならいいが、イチャイチャしてきたので下ろさせたのかもしれないが、ちょっとかわいそうな気がした。もと来た道を歩いて戻りながら、去っていく馬車を悲しそうに一回振り返る。なくても特にストーリーには何ら影響のないシーンだったが、何か意味があったのか?このシーンの冒頭に「御者はイタリア人」という字幕がでる。多分、このような公私混同の行為はイギリス人にとっては考えられないことという意味だったのかな。

  • 鑑賞日 2018/5/21

    悪魔的な長いくせ毛

    ◎ ヘレナ・ボナム・カーターが英国の良家の令嬢役だというから笑ってしまう。今では彼女は人間以外の役の方が多い。実際、この映画の中でもとても良家のお嬢様に見えない独特の動きをする。長くて癖の強そうな髪の毛も悪魔的だ。フォースターの原作ではどのように描かれているのだろう。いつか読んでみたい。キーラ・ナイトレイがお嬢様役をしても面白そうだ。 ◎ 脇を固めるダニエル・ルイ・ルイスとマギー・スミスも印象的だ。いかにもうまいと唸らせるような前者もいいが、マギー・スミスの天然おとぼけには大拍手だ。

  • 鑑賞日 2018/5/18

    久しぶりの再見

    あやふやだったこの映画に対する印象がはっきりした。 映画はたいして面白くない。特に第1部のフィレンツェがつまらない。映画全体は小説のように章立てして描かれ、各シークエンスの前に文章で主人公ルーシー(ヘレナ・ボナム・カーター)がどこで何をしているかが表される。 このやり方、悪くはないけどそれほど良くもない。フィレンツェではリズムが悪くなって眠くなる。映画的面白さに欠けるのだ。 ルーシーと従姉のシャーロットの関係がちょっと不快だし、シャーロットって何?なんであんな性格なの?と思うのだが、それは第2部でおかしく、ほんの少し感動的に明かされる。フィレンツェのペンションで知り合う人々。ジュディ・デンチまで三流小説家で登場するが、エマーソン父子が重要な存在になる。父親(デンホルム・エリオット)の開けっ広げなキャラクターがいいし、息子ジョージ(ジュリアン・サンズ)も魅力的なのだが、シャーロットは距離をとりたがる。ルーシーとシャーロットの部屋からアルノー川が見えないと不満を漏らすと、エマーソン氏は自分たちは眺めなんかどうでもいいから交換しようと言うが、シャーロットは断る。偶然同じペンションに泊まっていた知人のビーブ牧師(サイモン・キャロウ)のとりなしで眺めのいい部屋に入れるのだが。フィレンツェの麦畑でルーシーはジョージとキスしてしまい、シャーロットに見られてしまう。 第2部、イギリスにもどってルーシーはセシル(ダニエル・デイ=ルイス)と婚約するのだが、近所にエマーソン父子が引っ越してきてからが俄然面白くなってくる。セシルとルーシーは、婚約はしたが家の格が違うようでセシルはルーシーの家、ハニーチャーチ家を見下しているのが母親には不満だ。ルーシーもセシルは芸術を心から愛してはいるが、自分を本当に愛しているのか疑問に思ってくる。 そんな時、シャーロットとジョージがやって来る。シャーロットは母親や弟フレディ(ルパート・グレイヴス)から常に“Poor Charlotte!”と呼ばれているオールドミス。ハニーチャーチ家に馬車でやって来たときの料金の支払い方で、彼女の人となりがわかるし、牧師の姪、小さな女の子からも明らかに「変な女」と思われ見下される。ジョージはあからさまにルーシーに接近し、セシルに見えないところで再び熱烈なキスをする。ここでルーシーはジョージを心ならずも家から追い出す。セシルの読んでいる小説が、フィレンツェで会ったジュディ・デンチ作だと知ったルーシーはそれを読み、自分とジョージのキスが小説に描かれていることを知り、激しくシャーロットをなじる。ルーシーはセシルに婚約破棄を伝え傷心のジョージはロンドンに戻ってしまう。終盤、シャーロットはエマーソン氏に二人は愛し合っていると述べる。この場面によってシャーロットは救われる。ただ愚かなオールドミスじゃなかった。マギー・スミスが演じる意味がある。そして一人でベッドに入っているシャーロット、フィレンツェのあの部屋の窓際、アルノー川が、ドゥオモが見える部屋でキスしているルーシーとジョージの姿で終わる。 ただこの映画の最大の見所は3人の男(牧師、ジョージ、フレディ)が全裸で池で戯れるシーンである。NHKなのですごく丁寧にぼかしが入っているのではあるが。ジェームズ・アイヴォリーは未見だけど最近の《君の名前で僕を呼んで》の脚本を書いたそうで、自分の好みをこのシーンにぶち込んだのだろう。母親、姉と婚約者と遭遇して牧師がうろたえるとこなど笑えるのもすごくいい。

  • 鑑賞日 2014/8/11

    ホテルで部屋を交換する。

    ヘレナ・ボナム=カーター主演による、ラブストーリー。 良家の令嬢ルーシー(ヘレナ・ボナム=カーター)は、旅先で、青年ジョージと出会う。数ヵ月後彼女は、他の男と婚約する。が、彼女は、偶然ジョージと再会し・・・・。

  • 鑑賞日

    つまらない話でも映画的にはよく出来ている

     原題"A Room with a View"で、邦題の意。E.M.フォースターの同名小説が原作。  よく出来ているがつまらない映画というのがあるが、本作はまさにその典型。  時代は20世紀初頭。イギリスの良家の子女がフィレンツェに旅行に行き、そこで出会ったやはりイギリス青年と恋に落ちるが、自由恋愛ははしたないということか、キスしてしまったという恥辱をひたすら隠してイギリスに帰り、教養あるジェントルマンと婚約する。ところが、そのジェントルマンが偶然にもフィレンツェでキスした青年父子に家を貸してしまい、良家の子女と青年との燻った恋に火を点けてしまう。  結果、良家の子女は婚約を解消して青年と結婚。新婚旅行は二人が出会ったフィレンツェというメデタシメデタシの恋愛映画。  二人が出会うきっかけが、良家の子女のフィレンツェでの宿屋の窓がアルノ川に面していなかったため、同行の行かず後家の従姉が文句を言っていると、それを聞いた青年の父が部屋の交換を申し出たというもの。いささかストレートな物言いで礼儀に適っていないと感じた行かず後家の従姉が一度は断るものの、居合わせた牧師のとりなしで部屋を交換する。  これがタイトルに繋がっているが、要はリベラルな父子と保守的な行かず後家の時代的相克がテーマになっていて、主人公の良家の子女は始めは保守的なルールを受け入れているが、自由民権の魅力には抗えず、旧習を捨ててリベラルな恋を選ぶというもの。その自由民権の風景が眺めのいい部屋から見える景色であって、眺めの悪い部屋で我慢せずに、はしたなくても勇気を出して眺めのいい部屋と交換しようというのが本作のテーマ。  原作はもちろん20世紀初頭に書かれたもので、当時としては意味のある作品だったに違いないが、リベラルが当たり前の時代に見せられても相当にどうでもいい。  しかし、両家の子女をヘレナ・ボナム=カーター、行かず後家の従姉をマギー・スミスが演じ、とりわけマギー・スミスが上手く、自然の情景も美しいので、つまらない話でも映画的にはよく出来ている。  ほかにジュディ・デンチ、ダニエル・デイ=ルイス。(キネ旬6位)

  • 鑑賞日 2017/3/7

    遠回りの恋

     風光明媚、歴史を感じさせる街並みが若い男女の出会いを華麗に演出したのだろう。旅先で人は普段以上に魅力的に見えるものとよく言われるけど、この二人の恋も旅先の眺めのいい部屋がきっかけとなって一気に燃え上がることになる。従姉のシャーロット(マギー・スミス)がしかし二人の間に割って入ることで恋愛は成就することなくくすぶり続けることになる。上流階級と庶民との間に立ちはだかる壁に時代(20世紀初頭)を感じる。  映画はしかしその実りそうでなかなか実らない恋をまるで喜歌劇のような上品さと繊細さをもって演出していく。バックに流れるオペラのアリアやルーシー(ヘレナ・ボナム=カーター)が弾くベートーヴェンなどのピアノ曲が雰囲気を高めていく。上流階級の夫人らしいとっつきにくさはマギー・スミスにもってこいの役どころだし、彼女に仕切られ弾けたくとも弾けることができずに悶々とするルーシーを演じたH・B=カーターの演技も見どころである。  女の扱い方も知らず、今なら発達障害の疑いがありそうなほど他人とのコミュニュケーション力に欠ける婚約相手のセシルが、演じたダニエル・デイ=ルイスの作りこんだ芝居もあってちょっと哀れさを感じてしまった。格別劇的なことが起こることもないが、登場人物それぞれの内面を浮き上がらせる巧みな演出が効いていて彫りの深い恋愛ドラマになっていた。人間がしっかりと描かれないまま恋愛物語がスタートしてしまう映画が多い中、地味だけれども人間の揺れる感情を映像で見せるということは極めて高等なテクニックだと思う。  ラストの眺めのいい部屋での熱い抱擁シーンはそんなアンサンブル喜劇のフィナーレにふさわしいハッピーエンドだった。

  • 鑑賞日 2017/3/6

    自分の気持ちに正直な愛の物語

     イギリス人でフィレンツェを旅する従妹同士のシャ―ロットとルーシーは予約したホテルの部屋に窓がなく、景色が眺められないと食事の時に愚痴をもらしていると、同席していたエマソン父子が窓のある自分たちの部屋と交換してくれた。  若いルーシーは息子のジョージ・エマソンから好意を寄せられるが、それは旅先のほんのエピソードに過ぎないはずだった。  イギリスに帰ったルーシーは堅物で読書や音楽好きのセシルと婚約する。ところが偶然にも近くの空き家をエマソン父子が借りることになったことから波乱が起こり始める。  時代は20世紀初頭あたりか。フィレンツェの街並みやイギリスの田園風景を描くクラシックでな色調が美しい。ルーシーが正直な自分に目覚めていくプロセスが清新に感じられる愛の物語で、観る側の私も素直に思い入れが出来た。  冒頭流れるプッチーニの「私のお父さん」(ジャンニ・スキッキ)のアリアが印象深く耳に残る。

  • 鑑賞日 2017/2/6

    美しい情景にシンプルなラブストーリー

    マッパで水浴びをする男3人、この映画の中で一番美しいシーンだと思って観てたら笑ってるレビューがたくさんでびっくり。まあ確かに間抜けだけど原始的な魅力もあり光の差し具合や緑と青のコントラストがめちゃくちゃ美しかったです。 そのシーンだけじゃなく全ての映像がまるで西洋絵画のように美しいです。構成も洒落てて、ピアノの調べも心地よく、汚いものが一切ないラブストーリーでした。 でもストーリー自体はそんなに惹かれなかったです。人物も同じく。あくまで規定枠内に収まった中での良作だと思いました。

  • 鑑賞日 2016/6/28

    優雅で耽美で美しい

    ちゃんと愛を選ぼう!好きって気持ちに忠実に生きよう! そんな映画。 ホントは好きなのに、素直になれない乙女心… わたしに相応しいのはあなたぢゃない… ダメよ、ダメダメ… プッチーニのオペラが優雅さに拍車をかける。今後、これを聴くとこの映画を思い出してしまうだろう。 『唯一不可能な事とは…、愛していながら別れることだ。』 このセリフがいいのだ。 マギー・スミスとジュディ・デンチが若い。

  • 鑑賞日

    O, mio babbino caro!

    美しいのだけれどちょっとかったるい。

  • 鑑賞日

    輝きが大事

    1986年イギリス映画。英文学E・M・フォスターの原作を映画化♪ヘレナ・ボナム=カーター可愛い~(*^_^*)

  • 鑑賞日 2015/5/4

    眺めのいい部屋

    一人の女性が大人の魅力ある女性へと変わっていく姿を描いているが、イギリス良家の貴族同士の恋愛はどこか遠い存在に感じられいつまでも見慣れない恋模様が描かれる。

  • 鑑賞日 2015/3/12

    ハーレクインロマンスみたいな映画です

    日本では明治40年頃が舞台の映画でイギリスの良家の娘がフィレンツェに保養?に来ているという設定で、先ずは、時代背景を理解していないため何とも言い難い気分にさせられるのである。年嵩の従兄弟が付添婦なのも少々判らない(本家筋と分家筋とかで身分の差があるのかも) 単純に筋をおっていくならハーレクイン小説をそのまま映画にした感じである。すこし時代背景を勉強しておけば、それなりに興味がますのかも。 絵は綺麗に撮られているので飽きることはないのだが。

  • 鑑賞日 2015/1/20

    キスシーンの珠玉の美しさ!!

    原作は未読です。オースティンの小説もそうですし、この時代の英国貴族の女性を主人公にしたラブストーリーは本当に似たような展開が多いなーと思いつつ(ただ音楽と情景の美しさはこの作品は別格です)ぼーっと観ていたんですが、あまりにも美しすぎる「眺めのいい部屋」でのラストシーンでは思わず涙が溢れてしまい自分でも驚きました。

  • 鑑賞日 2015/1/18

    1900年代初頭の英国貴族階級に生まれ育った若き女性が大人の女として自立していく過程が美しい風景を背景に描かれる。大英帝国の威光を残す時代に旧習と古い常識を当然と考えていた人達が大半の中で新しい時代に向けて新しい発想で目を開いていこうとする若者達の思考錯誤と戸惑い、苛立ちが格調高い英文学調で映し出されていく。「眺めのいい部屋」から見えるものは若き男女の幸せな心象風景そのものなのだろう。

  • 鑑賞日

    初めて出会ったベルトリーニ

    ストーリー的にはイギリス人のヒロインが旅先のイタリアで出会った青年と恋に落ちるという単純なもの。しかしイギリス貴族社会のしきたりや育ち方などで、自分の気持ちに素直になれないヒロインの心の動きがプッチーニのオペラの名曲をバックに清々しく描かれている。

  • 鑑賞日 2014/11/24

    絵画のような映画

    1900年初頭のイタリア・フィレンツェの宿から始まるこの映画、絵画のような映像と語り口のユニークさによって、なかなか見ごたえある佳作であった。 「イタリアへ来ると堅物もロマンティックになるから不思議ね」というセリフが印象的。 舞台をイタリアからイギリスに移して、物語が展開する。 主演女優が「モネの絵画に出てくるような服装」をしていたのも良かった。 しかし、何と言っても、田舎の風景・森の中の風景などが鮮やかであった。 物語も安心感のあるイイ感じであり、美しい映画だった。

  • 鑑賞日 2014/8/10

    時は1907年、明治40年。

    時は1907年、明治40年。漱石が『虞美人草』を書きルブランが『ルパン』を発表。翌年は堺利彦や社会主義者が逮捕された赤旗事件、村岡ハナさんのお父さんが姿を隠し、満州国皇帝にラストエンペラー溥儀が即位した頃。数年前に飛び立った飛行機はまだ赤ちゃんだが機関銃や戦車の開発が始まった頃。フィレンツェで出会った男女の恋物語。この時代より数十年前のジェーン・オースティンの頃と女性の不自由さはあまり変わらないみたいだが、鼻持ちならない気取り屋の男との婚約解消を自分からいいだすほどには自立し始めているんだろう。結婚相手について財産や家の問題が顔を出さないのも時代の移り変わりを感じさせます。お父さん役デンホルム・エリオットさんの真情あふれる言葉には泣かされました。

  • 鑑賞日 2010/7/28

    映像美

    建物や風景、衣装などの映像や音楽のとてもきれいな作品。 セシルは上流階級で教育を受け、趣味は読書に音楽、 あまり感情を表に出さないジェントルマン。 自分の家柄を鼻にかけてるところもあり、 そこが滑稽でダニエル・デイ=サンズがコミカルに演じ、 保守的で生真面目な従姉のシャーロットもマギー・スミスがコミカルに演じていて このふたりが面白い。 ジョージはルーシーよりも下の階級でスポーツを楽しみ、感情表現豊かで、 良家のルーシーから見ると少し風変わりな青年。 そんなジョージと惹かれ合うのに階級意識のためなのか、 自分自身が惹かれていることに気がつかないのか いけすかないセシルと婚約するルーシーが見ていてじれったくなって仕方ない。 当時のイギリスの偽善的な因習に囚われた生活に慣れていたルーシーが 自由で新しい世界に旅立とうとする 作品でそのあたりがとてもうまく描かれていたと思います。 ただラブストーリーとしてはルーシーの気持ちが良く伝わってこないので、 浸りきれなかったなぁ。 ちょっとトキメキたくて選んで見たラブストーリーだったのでちょっと残念。 あともっと残念なのはジョージとルーシーの弟、牧師の3人が森の中の池で真っ裸になって水浴びしはしゃぐシーンがあり、けっこう重要なシーンであると思うのだが、その間ずーっと大きなぼかしが入っていたので興ざめだった。 映像のきれいな作品であるだけにこのぼかしは作品自体に失礼だよなぁ。

  • 鑑賞日

    原作を忠実に映画化している。しかし珠玉の映像だ。

    映画は物語を追うことだけがすべてではない。 この映像を見れば、映画そのものがわかる。 そして音楽。 映画は総合芸術であることを認識させられる。

  • 鑑賞日 2014/1/10

    みんな若くて、みんないい

    もはや妖女と言ってよい感じになってしまったヘレナ・ボナム・カーターの若き日の愛らしさとともに、美しい映像と20世紀初頭を再現した美術衣装の素晴らしさを楽しめる作品。 登場人物が皆ちょっとヘンだけど憎めない絶妙な脚本も素敵。特にエマーソン氏を演じたデンホルム・エリオットが実に味わい深くてよいです。ボナム・カーターとの司祭館でのやり取りは絶妙すぎます。 公開当時はキラキラのジョージを演じたジュリアン・サンズの印象が強かったのでその後彼が悪役やホラー専門になっていったのと演技派として地位を確立していったダニエル・デイ・ルイスが対照的です。 前髪が長すぎるけどかわいい少年だった弟フレディのルパート・グレイヴスも好きでした。シャーロックでかわいいおじさんになった彼に会えて、自分も年を取ったことを実感。

  • 鑑賞日 2013/7/14

    美しい田園風景と多彩な登場人物

     ジェームス・アイヴォリーの1985年作。  20世紀初頭のイギリスの名家の娘ルーシーの結婚話しを軸に、一緒にフィレンツェに旅した、おしゃべりで口うるさいオールドミスの従姉シャーロット、旅先で出会った、感情のままストレートに行動する青年ジョージ、お調子者の弟フレディ、物分りの良い牧師、婚約者で上流階級であり教養もあるが行動力が伴わないヴァイス等、美しい田園風景をバックに多彩な人物をじっくり品格を持って描き出す。  お話しは自分に正直に真っ直ぐ生きようという主題のラブ・ロマンスで、ゆったりしながらも軽妙なタッチで展開する。ダニエル・デイ=ルイスは、ここぞとばかりの怪演であるが、階段に座って靴をゆっくりと履くショットは得も言えぬ味わいを出していた。また、HDニューマスター版ということで、初公開時には修正されていた男三人の水浴びシーンが無修正で、愉快な場面ではあるが、なんだか長い。概ね出演者は適役好演の中でルーシー役のヘレナ・ボナム・カーターにやや疑問を感じたのは、次作「モーリス」で納得した通り、監督が若い女性に余り興味がないからかもしれない。

  • 鑑賞日 1987/9/4

    傑作

    1987年9月4日に鑑賞。大阪・梅田サンケイホールにて。 ジェームズ・アイヴォリーの文学的香りの漂う傑作である。ヘレナ・ボナム・カーターがすばらしい。

  • 鑑賞日 2012/2/24

    フィレンツェとへレム・ボナム・カーターの美しさ

     前半は少し眠かったが、ラストで一気に盛り上がり、希望を感じられる。

  • 鑑賞日 2013/1/26

    英国貴族のいやらしさってこういうことね・・・って感じ 特に面白いとは思わない

  • 鑑賞日 2012/6/7

    映像が美しい

    文芸ラブロマンスモノには珍しくユーモラスな雰囲気。 まだ若くてあどけないヘレナ・ボナム・カーターが良い。

  • 鑑賞日 1988/7/17

    文芸坐?

    美術品のようなフィレンツェを舞台にイギリス人の若い女性の心情・成長を極めて正攻法に描くジェームスアイボリーはこの当時かえって新鮮な印象をもったものでした。ふられるのはダニエルDルイスで恋が成就する相手がジュリアンサンズなのも面白い。