PROGRAM

放送作品情報

プリズナーズ

PRISONERS 2013年 アメリカ / 154分 サスペンス ドラマ

[PG12]誘拐された娘のため一線を越える…ヒュー・ジャックマン主演の衝撃サスペンス
放送日時
2019年04月05日(金) 18:00 - 21:00
2019年04月08日(月) 15:00 - 17:45
2019年04月08日(月) 23:00 - 深夜 02:00
2019年04月17日(水) 13:00 - 15:45
2019年04月23日(火) 21:00 - 23:45
解説

『灼熱の魂』でアカデミー賞外国語映画賞候補となったドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が、少女誘拐事件を通じて人間の闇を照らし出す問題作。愛娘のため法を破って暴走していく父親役ヒュー・ジャックマンの熱演が圧巻。

ストーリー

ペンシルヴェニア州の閑静な住宅街で工務店を営むケラーの娘が、友人夫婦の娘と共に突然失踪。敏腕刑事ロキは現場付近に車を停めていた知的障害者アレックスを誘拐容疑で拘束するが、有力な証言を得られず証拠不十分で釈放する。進展しない捜査に苛立ちを募らせたケラーは、ある言動からアレックスが真犯人だと断定。警察に頼らず独断でアレックスを拉致監禁し、同じく娘を捜す友人と共に犯行を自白させようとする。

出演

ヒュー・ジャックマン
ジェイク・ギレンホール
ヴィオラ・デイヴィス
マリア・ベロ
ほか

字幕/吹替
字幕
掲載制限
PG12
カラー/白黒
カラー
画面サイズ
ワイド画面
HD
※【ザ・シネマHD】にご加入の方は、
HD画質でご覧頂けます。

オススメキーワード

  • 鑑賞日 2019/2/27

    疲れた、の巻

    画像ソフトで色彩やコントラスト、 明暗を増幅するように、 心のありようを最大限に増幅させた、 神が絡むあたり、スッキリと飲み込めないながら、 良く出来た脚本に思える。 サスペンスに慣れてないこともあるが、 充分疲れた。 ハマっていた証だろう。 「怖いのが好き」って味覚が無いせいか、 楽しむ以上に遊ばれてしまった。 映画の勝ち、ワタシの負け。

  • 鑑賞日 2019/2/6

    執念

    子供を誘拐された父親の執念が、滲み出ている作品でした。 刑事役のギレンホールもいい味をだしており、サスペンス作品として見応えがありました。 最後まで犯人が見えず、犯人に近づいてそうでたどりつかない過程が面白かった。 もうちょっと短くてもよかったかなと思いました。

  • 鑑賞日 2019/1/18

    真犯人は確かに意外でした…

    衝撃の結末で注目を集めた『灼熱の魂』同様、今作もかなり凝った脚本になっていますが、肝心の結末が今ひとつ解り辛かったです。私の洋画偏差値の低さも原因なのでしょうが説明不足の感は否めません。 尺も長過ぎますし、緩慢な前半と畳み掛けるような後半が上手く噛み合っておらず別の作品のようです。また、無宗教の日本人故に当然ですが宗教的なメッセージが体感覚で伝わらないのも理解を妨げました。宗教的な要素が私には単にミスリードを誘う小道具に思えたのです。 良く言えば『ボーダーライン』の習作という感じでしょうか。勿論、復讐に燃えるヒュー・ジャックマンを巡る人間ドラマとしても、真犯人を探すサスペンスとしても一級品であることは間違いなくドゥニ・ヴィルヌーヴの非凡さは確実に伝わって来ました。

  • 鑑賞日 2019/1/4

    よくできたサスペンス。 脚本がよく練られている。登場人物もそこまで多くなく、正直誰が犯人か全然わからなかった。 斜め上をいく結末には驚かされた。 ただ、犯人が子供を誘拐していた理由が宗教的なもので結構弱く、そこがもっと強固なものになっていたら尚よかったと思う。 ラストシーンは、あーたぶんあの音が聞こえてくるんだろうなー、結構都合が良すぎるんじゃないの?と思った瞬間、素晴らしい終わり方だったと思う。 この尺でもって丁寧かつ分かりやすい脚本にひきこまれた。

  • 鑑賞日 2018/11/21

    幼女誘拐事件の顛末を描くミステリー・サスペンス。

    被害者家族が有力容疑者を拉致監禁して話がややこしくなる。地道な捜査で浮かび上がる他の容疑者も容疑が晴れていき、終盤まで真犯人の見当は付けられない。最後の最後まで、大団円を迎えないサスペンスの持続力には驚く。 人物造形がよく作り込まれ、リアリティの高い人間ドラマにもなっている。佳作といいたいところだが、文芸臭が鼻についてちょっと減点。

  • 鑑賞日 2014/5/5

    囚われる人たち…

    一度何かのきっかけで、どうしようもなく囚われてしまう。 そんな人々の業の深さというか、罪深さを否応なく感じてしまう作品。 もし親なら、失踪してしまった自分の子供を捜すために ここまでになってしまうだろうか?という父親をヒュー・ジャックマンが熱演。 1日、1日と過ぎていく時間と 見つけられないという焦り、無力感 一度怪しいと思ってしまった思考に囚われて 越えてはいけないはずの一線を飛び越えてしまう。 もちろんその気持ち、わからないではない。 ………思い込んでしまう事が、1人の男を変えてしまう……… 彼の他にもさまざまな事に囚われてしまった人たちが次々と現れていく。 出てきたときには、それとわからない人たちばかりだけど 物語が進んでいくごとに… 張り巡らされた伏線が、やがて1本に繋がっていき、クライマックスへ向かって行くと 『あぁ、この人は囚われていたんだな』『この人も…』『この人も…』 そんな風に感じていきます。 正義感に… 罪悪感に… 欲望に… 恐怖に… 絶望に… 事件が解決をみた時に、どれだけのものが解放されたのでしょう。 同時に別の何かに囚われてしまっているかもしれません。 一つのきっかけで、人が簡単に変わってしまう事を、潜在意識の中に記憶してしまったかも… それでも欲しい、完全なる幸せ。 私がいて、あなたがいて、子供たちがいて、そして笑顔があるという完全なる幸せ。 人はいつでも『幸せになりたい』という思いに囚われている…

  • 鑑賞日 2017/6/3

          自宅にて鑑賞。木乃伊取りが木乃伊と云えばそれ迄だが、タイトルが誰を指すのかと考えると感慨深く、二人の行方不明事件を発端に斯くも沢山の失踪・監禁が発生するのかと三思してしまう。序盤のゆったりしたペースとは裏腹に、真相に迫る後半以降が駆け足気味でややちぐはぐな印象を持ったが、然程多くない登場人物乍ら、ツイストも利いている。演者達も上手な人が集められており、演技も申し分無い。事件のきっかけになる笛がラストにも繋がり、活かされているのが小気味良く、153分と云う長めの尺も気にならず、後味もすっきりサッパり。70/100点。 ・曇り空が多く登場するが、真冬の感謝祭と云う季節に片田舎の地方都市と云う舞台設定が、D.フィンチャーの鬱然とした空気感とは違ったドライな心象風景を映している。会話が成立し辛いミステリーとしては禁じ手で卑怯にさえ思える容疑者達とぶっきらぼうな田舎町の住人達と云う登場人物達の巧妙な設定も心憎い。 ・脚本のA.グジコウスキーによると、オリジナル版は三時間を越えていたと云う。劇中、登場する新聞記事の一つはこの脚本家の署名が見てとれる。 ・本作で謎を追い掛け解決する捜査官は“ロキ”だが、スクリミルと云う名の巨人の子を守ろうとするが、オーディンとヘーニル同様、諦め断念してしまうロキと云う神が、ノルウェー神話『ロキ・タトゥール』に登場する。 ・M.レオが演じた“ホリー・ジョーンズ”と云う名は、カナダのトロントで'03年に発生した誘拐後、殺害された10歳の少女の名と同じである。 ・本作は'09年から製作が続けられていたが、当初はB.シンガーがメガホンを取り、“ケラー・ドーヴァー”にM.ウォールバーグ、“ロキ”にC.ベイルを据えて製作が進行していたが、M.ウォールバーグが(共同)製作総指揮に留まるのみで降板した。C.ベイルとM.ウォールバーグは降板後、『ザ・ファイター('10)』にて共演した。その後、“ロキ”役は監督の推薦でオーディション無しでJ.ギレンホールに決まったが、R.ゴスリングもこの役の候補に挙がっていた。尚、L.ディカプリオも本作に長らく関係していたが、降板した。 ・H.ジャックマンは『ラブリーボーン('09)』の“ジャック・サーモン”役に決まっていたが、降板し本作に参加した。その後、“ジャック・サーモン”役を継いだのはM.ウォールバーグで、丁度この二人が役を交換した形となった。 ・終盤、M.レオの“ホリー・ジョーンズ”がH.ジャックマンの“ケラー・ドーヴァー”にもう少し呑みなさいと迫るが、このシーンは呑む量が少ないと判断したM.レオのアドリブで、H.ジャックマンがこれに応じた。  

  • 鑑賞日 2018/8/29

    めっちゃ奥深い

    キリスト教には詳しくないが、宗教に関連したネタ、仕掛けが満載ですな。例えば、最後のホイッスルが意味するところ。作者の狙いがわかれば、なるほどそういうことかとなる訳ですよ。まいった。

  • 鑑賞日 2018/8/23

    家を一歩出ればそこは荒野

    キリスト教の祈りの言葉から始まる本作は、強い信仰に支えらえた強い人間が守るべき家族のためにしゃにむに突き進む物語だ。誰が犯人なのかという謎解きの部分ももちろん見どころなのだが、それ以上に二人の主人公の強烈な生き様が、観ているものにびしびし伝わってきて圧倒される。しかしこういう誘拐ものを観るたびに、アメリカ社会って今でも家を一歩出れば、そこは何が起こるかわからない荒野なんだなあって思う。日本人にはなかなかわからない感覚ですね。逆に言えば、アメリカ人には日本のような濃密なKY社会ってピンとこないとなるのでしょうけど。

  • 鑑賞日 2018/4/11

    神に闘いを挑んだ……

    誘拐された娘を捜すため暴走するヒュージャックマン演じるケラー。そしてタイトル通り次々と囚われていく登場人物そして本人も……。 先に犯人を言っておくが犯人は、ホリー。もともとは敬虔なキリスト教徒だったが癌で息子を亡くし信仰を、失い神を憎み反抗するために子供を誘拐していた。そして娘を捜すケラーはキリスト教徒である。神を憎む人と神を信じる人の闘いになっている。 ケラーの父親の意味が良く分からない。父親は、看守で自殺したらしいがこれ以上の説明がない。父親が刑務所の看守で息子(ケラー)も望まない形では、あるが看守に…。もっとケラーから父親との話が出てくればわかるのだが…… 先の読めない展開で面白いと思うがちょっとスッキリしない。

  • 鑑賞日 2018/1/30

    やっと観たけど、重いよな〜 しっかりとサスペンスなんだけど、やっぱりドゥニヴィルヌーヴだ。 どこか変人チックな作りだ。 この監督の映画は、本当にやっぱり人を選ぶし、ラストカットはとても印象的。

  • 鑑賞日 2018/1/28

    最後はケラーが囚人か。

     最後の最後までハラハラし、なかなか良かった。誰が犯人か分からず、疑わしいものが次々変わってく展開がハラハラした。ケラーをやったヒュー・ジャックマンの切れて拷問迄してしまうのは怖いが、娘を何としてでも取り戻すのだという気持ちはよく分かる。ロキ刑事(ジェイク・ギレンホール)の宗教的な刺青が気になったり、もう少し容疑者のアレックスをもっと調べていたら良かったのに、とは思った。また、子供を持つ身としては、誘拐されて子供が殺されるのはどうしても見たくないので、アンナとジョイが助かったのはほっとした。153分は長いので、観るのに2日に渡ってしまい、最後が気になって仕方なかったが、終ってみると、あっけなく、後に残るものがない。  アメリカ北東部の平和だけれども何が起こるか分からない、一旦事が起こると、とんでもないことに、というのがよく出ていたのではないだろうか。  これで、「メッセージ」「ボーダーライン」「灼熱の魂」に加えてドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のものを観る。「ボーダーライン」が最も良かったし、「メッセージ」はいろいろ思ったが、いいのだろう。

  • 鑑賞日 2018/1/21

    ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品で、本格ミステリーの傑作である。 完成度が高いだけに細かいところが気になってしまう。失踪した二人の内、黒人の女の子は何故脱走できたのか。ヒュー・ジャックマンを見て何故「あなたもいた」と発言したのか。失踪時の様子の再現映像が省略されたので、何が起こったのか今イチ分からない。拳銃自殺した男がトランクで蛇を沢山飼っていたのも不要な演出ではないか。 そしてジェイク・ギレンホールの刑事は何故一人で行動するのか。現実では単独捜査はありえないので、2~3名で動いていればあっさり事件解決しそうな場面が数か所あった。 キレた父親を演じたジャックマンはなかなかの好演。ホイッスルが最後に繋がる伏線になっている等、見事な脚本である。 ただし、知的障害者を拷問する場面は不快だった。

  • 鑑賞日 2018/1/17

    囚われた人たち

    かなりよかった。 緊張を観客に伝えるのがうまいと感じた。ジェイクギレンホール演じる刑事が典型的な例だが、演者にあまりしゃべらさず表情などから感情を読み取らせる演出が非常によい。 ストーリーに関しても文句はない。犯人に関しては、最後まで謎が多いと感じたが、犯人もまたプリズナーなのであろう。こういった一つの要素に2重3重の意味を見出せるのではないかとつい考えさせられてしまう。こういった楽しみを提供してくれる本作は、間違いなく名作である。 余談だが、ジェイクギレンホールはまたしてもかっこよかった。

  • 鑑賞日 2018/1/2

    複雑さが引き込まれる

    子供が失踪した場合、どこに居るのかがテーマになるが、この映画はそこを最後の最後まで引っ張る映画。 誘拐されたものの親族がどんな気持ちになるのか、どんな行動をするのか当事者で無ければ分からない部分だが、映画を通して考えさせられた。

  • 鑑賞日 2017/12/2

    サスペンス映画の傑作

    2017年12月2日に鑑賞。DVDにて。ビスタサイズ。サミット・エンタテインメント=ALCON エンタテインメント。 オリジナル脚本が素晴らしい。伏線が張りめぐらされている。演出・演技、そして撮影:ロジャー・A・ディーキンズ、音楽:ヨハン・ヨハンソンが素晴らしい。 ドゥニ・ヴィルヌーヴの映画は完璧である。「プリズナーズ」(2013)、「ボーダーライン」(2015)、「メッセージ」(2016)、そして「ブレードランナー 2049」(2017)の4作品は必見である。 『愛(神)を信じる者と、愛(神)を信じない者の戦い』がテーマである。 白人ケリー・ドーヴァー(ヒュー・ジャックマン)とグレイス(マリア・ベロ)の6歳の娘アンと、黒人フランクリン・バーチとナンシー(ヴィオラ・デイヴィス)の7歳の娘ジョイが白昼誘拐された。アナは自宅に戻り「赤いホイッスル」を捜しに行った。 中華レストランのロキ刑事(ジェイク・ギレンホール)にウェイトレス「フォーチュンクッキーは、警官が嫌がるって」 RV車に乗っていた男アレックス・ジョーンズ(ポール・ダノ)が捕まるが、IQが10歳並みで、叔母ホリーと一緒に住んでいた。叔母「6歳の時に両親が死んでアレックスを養子にした。亭主が5年前に消えた」 ロキ「16km以内に性犯罪者が9人いる」神父の家の地下室に椅子に縛られた男のミイラが。「下の奴は誰だ?」神父「6年間に16人の子供を殺したと懺悔に来た」 アレックスが釈放された。駐車場で詰め寄ったケラーに「僕がいる間は泣かなかった」と言った。 3日目。妻グレイス「あなたといれば安全だったのに」 ケラー、アレックスの叔母の家を見張る。犬の散歩に出たアレックスが少女2人が歌っていたジングルベル(の替え歌)を歌っている。ケラー「その歌をどこで聞いた?」アレックスを拉致し祖父の家に監禁する。ケラー、フランクリンに「奴は馬鹿のふりをしている。痛めつけて吐かせないと、2人は死ぬ。俺はそう決めた。奴は人間じゃない。手を貸せ」 ロキ、26年前に行方不明になった少年バリーの母親に会う。「RV車の近くで遊んでいた。今度も迷宮(これは迷路の隠喩か)入りよ。2人は消えたのよ」 神父がミイラ男について話す。「神に挑戦していた。昼間子供を攫う。時には複数の子供を。彼には家族がいる」と。 ケラー、アレックスを殴る「お前が去ったら、泣いたと言ったな」 4日経つ。夜の黒人一家の家の前にキャンドルが。人々祈る。ロキいる。若い男がヌイグルミを置き、ロキを見る。ロキ追うが見失う。似顔絵がTVで流れる。ケラー「共犯だ」ロキへ情報「毎週子供服を買いに来る男よ」 ケラー「5日間水も飲んでいないなら、明日死ぬかもしれない」黒人夫、妻に問い詰められてケラーが監禁していることを告げる。ナンシー、写真を見せてアレックスに「どうか助けて、娘を見つけたいの」腕のヒモを解くと、アレックスは逃げようとして、ガラスで切り付けた。ケラー「もう5日だ。時間がない」黒人夫「彼が犯人かどうか」ケラー「娘を取り戻したい。君と同じだ。娘のためなら死ぬ」 例の若い男が、黒人とケラーの家に侵入する。子供の服を確認するためだ。 6日目。ケラーをつけるロキ。ケラー「9年半俺は酒を飲まなかった」ロキ「使いかけのアルカリ剤が地下室に。娘さんが戻った時にあなたが必要だ。自分と奥さんを大切に」ケラー「娘は俺を待っているんだ」PC「ケラーの父親。ペンエル刑務所の看守自殺。キャンベロ通りの家」 アレックスの悲鳴「俺はアレックスじゃない」ケラー「神よ、我が罪を赦したまえ」そこへ、ロキ来る。「あの男が来たけど逃げた」ロキ「車のNo.は?」ロキ、若い男の家へ。「Vモールでお前は子供服を買った。子供はいない」台所に肉の塊(これは子供服につける血をとるため)9個くらいの大きな工具入箱(これが座間事件の死体が入った箱と同じだ)中には血の付いた少女服と多数のヘビが。ノート「迷宮を全部解いたら帰ってよい」 血のついた少女服の写真を確認する黒人夫婦。ケラー「殺したと言ったのか」ウサギのついたピンクの靴下を「娘のだ。時間を無駄にしたな俺の尾行で」 アナの兄「2人は死んだって」ケラー「No.母さんには言うな。TVを見せるな。新聞は捨てろ。必ず連れ戻す」 若い男ボグ・テイラー、地図を書いている。迷路だ。ロキ「地図を書くと言っただろ、テイラー」テイラー、警官の銃を奪って自殺する。 ケラー「俺にはもう分からない」アレックス「2人は迷路にいるよ」 ケラー、アレックスの叔母の家へ「失踪したことに責任を感じている」叔母「昔は、亭主も私もとても信心深かった。息子がガンで死んで、アレックスを養子に。考えが変わったわ。迷路で迷う夢ばかり。アレックスは子供の頃事故にあって。亭主が飼っていたヘビを怖がった」新聞「容疑者自殺」叔母「死刑監房で特別待遇を受けるより」 テイラーが書いた迷路。ロキ、ミイラ死体の写真。胸に同じ迷路のペンダント。 テイラーの家。庭に埋められた2体の子供のマネキン。鑑識「豚の血だ。迷路の本は奴が書いた。テイラーも子供の頃3週間誘拐されていた。FBI員が書いた本「透明人間」。これがミイラ男の子供誘拐未解決事件を書いた本だ。鑑識「奴は薬で記憶がなく、本のマネをした」ロキ「遺体への地図だと」「本に載ってる迷路と同じだ」「奴はどうやって少女たちと同じ服を?」ケラーの妻「家の窓が開いていた」ロキ、ケラーの家の窓の下で少女の靴下を見つける。 ジョイが保護された。「迷路を全部解いたら帰っていい」2人の少女猿ぐつわ。ジョイ、ケラーに「あなたもいた」 ロキ、アレックスを保護。ケラー叔母の家へ。「ドアを直そうと工具を」「痛めつけたくない。2人はここにいた」叔母銃を出す。ケラーに冷蔵庫の液体を飲ませる「私を甘く見るんじゃないよ。愛する亭主のレシピさ」車の鍵と携帯を出させる。庭の車を移動させると下に穴が。「大勢攫った。ボブ・テイラーの事は新聞で思い出した。アレックスは最初に誘拐した子だ。ジミーかバリーという名前。子供を攫うのは神への挑戦だ。人々に信仰心を失くさせ、あんたのような魔物を作る。亭主が消えて勢いは衰えたが戦いを続けている。アレックスは2人に指一本触れていない」ケラー、穴へ落下。「脚を止血するんだ。24時間生きられる。娘の死体を入れるまで生きていておくれ」ケラー、ライトで照らす。人骨、子供の靴と赤いホイッスル。「全能の神よ、娘を守りたまえ」 ロキ、叔母の家へ。夫の写真の迷路ペンダント。叔母アナに薬を注射する。ロキ叔母を撃つ。ロキ頭から血。アナをパトカーに「眠るな!死ぬなよ」「バリー26年ぶりに家へ。ドーヴァー行方不明」グレイスとアナ「ヒーローにお礼を」アナの首に赤いホイッスル「誘拐される前に見つけたと言っているけど、買ったの」「神様夫に会いたい。夫がしたことはアナを見つけるためよ。私は感謝している。彼は善人よ」ロキ叔母の家へ。庭から蛇の死体。ピーというホイッスル音が微かに聞こえる。

  • 鑑賞日 2017/5/28

    ヴィルヌーブ監督のエンターテインメント

    『メッセージ』『灼熱の魂』に続いて観たドゥニ・ヴィルヌーブ監督の作品。 娘への深い愛情から被疑者への憎悪を拷問の形にする父親。愛する息子を病気によよって奪われ、信仰を捨てるどころか、神への報復を繰り返す一組の夫婦。ここでも、『灼熱の魂』に通じるシンプルなメッセージが込められている。 ヒュー・ジャックマンも、ジェイク・ギレンホールも素晴らしい演技を見せる。 Alexという第一容疑者が口を割らない理由や、いかにもストーリーのトラップとしてしかけられた第二容疑者の位置付け等、いささかのご都合主義感は拭えないが、そこはエンターテインメント作品として片目を瞑って楽しむべきだろう。

  • 鑑賞日 2017/5/23

    怖かった

    暗闇に懐中電灯の明かりのみの映像って怖くて苦手。 2時間半もある映画は長くて苦手。 分割してみようと思ってたけど、一気に見れた。 怖くて苦手なところも、少し目をそらしたら見れた。 苦手な人間でも引き込ませたって事は、相当見応えがあるって事だな。 明日は寝不足だ…

  • 鑑賞日 2017/2/27

    囚われるべきか否か

    胸の辺りを終始不快な不安なざわつきが纏わり付く。愛する娘の為に行動する2人の父親。今まで当然としてきた人としてのあるべき姿を守るべきか捨てるべきか。ヒュージャックマンの迫る演技に逸らしたい視線は固定される。

  • 鑑賞日

    原作が小説ではなく、オリジナル脚本なのに驚く。

    傑作推理小説を読んでいる気分だ。堅牢に組み立てられた物語。伏線もしっかりしている。キャッチコピー‘娘を誘拐された父親の云々’という視点もあるが、主人公は刑事で、彼が事件を解いていく物語と見れば、推理ファンにはたまらない作品だろう。  逸る父親の気持ちも分かるが、常に冷静なロキ刑事には好感が持てるのだ。 両主役の他、脇役にもメリッサ・レオ(伯母さん役)、ウェイン・デュバル(上司役)、レン・キャリオ(神父)と芸達者揃い。 監督の実力がはっきりと示された力作だ。

  • 鑑賞日 2014/12/8

    ジェイクギレインホールのロキに惚れた

    感想つけ忘れて2年経過。 その為、以下、印象のみの感想。 鬼気迫るヒューマン・ジャックと、ジェイク・ギレインホールのロキのカッコよさに見惚れ、とてもハラハラドキドキしました。 面白かったです。

  • 鑑賞日 2016/12/10

    専門家と当事者家族のねじれていく関係

    気鋭の監督ドゥニ・ヴィルヌーヴが専門家と当事者家族のねじれていく関係を陰影のある映像の積み重ねで見せていく。 ご近所同士が感謝祭の日を家族ぐるみで祝っている最中に二人の幼い娘が失踪する。すぐに誘拐の線が濃厚となる。娘の帰りを待ちわびる二つの家族は、当事者として動揺し憔悴していく。父親の一人をヒュー・ジャックマンが演じている。当たり前のことだが、親としてじっとしていられない。警察の捜査がじれったくて仕方がない。捜査を担当する神経質そうな刑事をジェイク・ギレンホールが好演している。これまで担当した全ての事件を解決しているという犯罪捜査の専門家。彼の捜査は、定石通りの手法で素人目にも観ていて説得力があるのだが、一刻も早い愛娘の帰宅を待ちわびる家族にはこのスピードに納得が行かない。当然のこと。挙げ句の果てにこの家族のとる私的捜査が事件を複雑なものにし、結末を悲惨なものにしていく。これは、専門家対当事者のいびつな関係性が生んだ悲劇とも言えなくもない。 ギレンホール演ずる専門家が専門家然としていて本来あるべき当事者との信頼関係を築いて行くことができない。それでも重い腰を上げて当事者の思いに寄り添おうとするが署長とのちょっとした捜査姿勢の違いがそれを邪魔したりする。当事者であるジャックマンも警察側が何を考えているのかが見えずついにはじっとしていられなくなっていく。 私的捜査が功を奏して解決にひと役買う作品は多いが、ここでは逆に悲劇として描かれている(私的捜査の犠牲となるポール・ダノの演技は特筆に値する)警察と被害者家族。協力して捜索に当たるべき立場同士がすれ違い、心理的にも距離ができていく。本来、その道のプロフェショナルとは課題を抱える当事者との信頼関係を土台にして力量が発揮できるものだがこの話ではそう簡単に進まない。これが現実とばかりに。もう少し広い目で見ると実際には世の中たとえば医療(医師と患者のように)でも教育(学校と家庭のように)でもむしろこのように専門家とねじれた関係にいるクライエントの方が多いのではないか?恐ろしくも考えさせらるドラマだった。

  • 鑑賞日 2016/11/2

    面白かったです。

     すごく面白いと感じました。なんでかというと犯人が最後の最後まで分からなかったからでかね?とにかくいつもなら途中で見れなくなっても、明日また続きから見ようと思えるのに、この作品は一気に鑑賞しました。  一つ難を付けるとすると長すぎる、ということかな?結構途中で別にこの話はいらないかな?というものがあったんですけど。ま、でも面白かったからいいんですけどね。  それと、最後の最後で途中で終わった感があるのですが…。そのラストが見たかったのに、なんで途中でいらないシーンがあるの?と文句を言いたくなりましたよ!ま、私が予想するラストはハッピーエンドですけどね。

  • 鑑賞日 2016/5/29

    重厚な感じがたまらない。見終わったあとの重みがなかなか!(コンディションの良いときに見た方がよい作品!笑)誘拐事件が思いもよらない展開で解けていくところが面白かった! ケラーの性格、間違っているよなあ。ポール・ダノ演じる容疑者は決して間違ったことも言ってないし、ただただ痛めつけられてしかもそのシーンが長く見ていてとっても苦しかった。彼の話を聞いてあげることができていたら、彼から娘を救出するヒントが絶対得られたはずだけど、それができず拷問という術でしか方法を見いだせないのが悲しい。子を持つ父親だからこそ、彼のお話を聞くというそういったことができたはずではなんて思ったり。というかまさか彼も被害者の一人であり、思考能力に関してもその影響でああなっていたなんて!

  • 鑑賞日

    ラストの音!!!!!

  • 鑑賞日

    感謝祭のその日、愛する娘が忽然と姿を消したー。

    ケラーとフランクリン。同じ被害者の父としてどちらの行動が正しいのか?そんな事を自分は考えてしまった…。 ヒュー・ジャックマン演じるケラーは頼りにならない警察に業を煮やし自らの独断による暴力的行動で事件解決に奔走する。もう一人の黒人父フランクリンは自らは何も行動できずただ事態を静観するのみ。ケラーの常軌を逸した行動にも窘めはするものの妻から進言もあり黙認してしまう…。 父としての本来あるべき姿は圧倒的にケラーなのかもしれないが、本当にもしこのような事が起こった場合自分はフランクリンのような行動を取るか若しくは取らざるを得ないのかもしれない…。人間としての狡さや卑怯さ、そして弱さや情けなさを自分に突き付けられたようでしばし自己嫌悪に陥る羽目に。 冒頭からの祈祷文等随所に出てくる宗教的側面はそういった素養のない自分には読み取れなかったが、それ抜きでも2時間半もありながらダレる事なく最後まで緊張感が持続する極上の傑作サイコサスペンス。

  • 鑑賞日 2016/5/25

    非常によく出来た複雑なストーリー。 主人公が愛する娘を取り戻したいと思うあまり、容疑者を拉致監禁して暴力をふるうが、その容疑者が何かを知っているのだが何も話さないという、この設定が秀逸で、主人公の異常な行動に説得力を与えている。 そして新たなる容疑者の出現。この者こそ真犯人と思いきや捕まえても事態が好転せず、観客は依然として宙ぶらりんの状態を強いられたままとなる。 このサスペンスの持続はすごい。 役者もよく、冷静にふるまいながらも時々怒りを表す刑事はとても人間的なヒーローとなっているし、娘を失った母親の壊れた感じもいい。 迷い、神に祈りつつ拷問を繰り返す主人公が、容疑者が語りはじめた時にふと流す涙。 真犯人の正体にはやられた。 最期に刑事の耳に届く音は、神の存在を感じさせる

  • 鑑賞日 2016/4/20

    ペンシルベニアの雪景色が美しい

    感謝祭での楽しい筈の家族の団欒 ケラー(ヒュー・ジャックマン)の家族は 近所の家で一緒に祝う為に外に出る 幼い娘は父親に肩車してとせがむ少し遅れて母親が駆け足で追いかける 青年に近い兄が父と並んで歩く 見るからに幸せそうなこの家族を襲った 誘拐事件 狙われるのは一番弱い妹 ひとつ上の感謝祭を一緒に過ごず家族の 妹と外へ出たまま帰らない 幸せだったふた家族が一瞬で不幸のどん底に叩き落される 感謝祭の夜を中華レストランでたったひとりで過ごす警官の名前はロキ 首にイシュタルの星の刺青をした一風変わった男がどこか不穏な空気を漂わせる ケラーとは対照的に家族のいない孤独な 刑事がこの事件を担当する事になる ケラーは時間が経てば娘の命が危ないと 一刻も早く犯人の口を割り娘の居場所を聞き出したい 容疑者として捕まったアレックスが釈放されると娘を取り戻したい一心で 越えてはならない一線を越える 険しい顔で肩を怒らせて娘の居所を捜すケラーに 狂気が宿る それが時間とともに焦りの色を濃くし 歯止めがきかなくなる様子が恐ろしい 娘を必ず見つけるという信念が 暴力という形で暴走する 冒頭で鹿を撃ち殺す息子を 満足そうに褒め讃えるケラー 保守的で雁字搦めな思想のせいで 物凄く偏った考えに凝り固まる ケラーと対照的な非常に柔軟な考えの ロキはその名前の通り知恵を働かせ 慎重に捜査を重ねる やがて割り出された容疑者は 警察の尋問に耐えきれず取り調べ室で 自殺を図る その時のケリーのそんな筈はないという 顔が秀逸 自分は間違っていないと 目が血走り 最早形相が変わりつつある 捜査が難航し、事態は最悪の状態に向かって行く ロキの性犯罪者の訪問で神父の家の 地下室から見つかったものは…… 新たな疑問を呼び 事件は想像も及ばない事実が隠されていた ポール・ダノ演じるアレックスが 憐れである 運命に翻弄され弄ばれそして傷つけられる 思考能力が無く事態を回避する事が出来ないので全て受け身である 彼が出来ることはただ、怯え、叫び 嘆願するだけであった 誘拐された幼い妹たちは生きているのか? この誘拐事件の真相に隠されている驚愕の真実は? ケラーの暴走が彼自ら窮地に立たされる ロキは真相を暴くことができるのか? 全く予想のつかない結末に身を委ね その後に考えてしまう 事件の後どうなったのか

  • 鑑賞日 2016/4/21

    拉致監禁。されたのは。

    拉致監禁。 精神の迷宮。 若い刑事と消えた娘を探す父を中心としたサスペンス。 雲がかかったように謎の積み重ね。 何があっても守ること。何があっても取り返すこと。何があっても究明すること。 結末に向かう流れはなかなか。

  • 鑑賞日 2016/3/20

    犯人も怖い、刑事も怖い、親も怖い。

    ペンシルベニア州の田舎町で女児二人の失踪事件が起きる。 誘拐も疑われ、現場近くに駐車していたRV車の青年が拘束されたが、 明らかに知恵おくれで、計画的な犯行は不能だ。捜査は暗礁に乗り上げる。 長尺のクライム映画だが、原作のクレジットはなく、力のこもったオリジナル脚本。 演出は「灼熱の魂」で驚愕のラストを仕掛けたヴィルヌーヴ監督。 誘拐された少女の父親にH・ジャックマン、独断で暴走する親を熱演。 事件を追いかける刑事がJ・ギレンホール、偏執的で強烈キャラを作り上げた。 物語は連続少年少女殺人事件に発展する。 かなり陰気で、長尺で重たいが、これもサイコキラーものの宿命。 その中でも、ギレンホールの刑事、犯人に負けず劣らず怖い。 ジャックマンも被害者の親にとどまらず、暴力事件の当事者ともなる。 三者三様の精神の闇にせまった力作となった。 いろいろな映画で、カーチェイスのシーンが作られたが、 雨の夜のハイウェイで、顔面負傷、片目暴走運転、これはけっこう怖い。

  • 鑑賞日

    豪腕監督のミステリー

    衝撃の「灼熱の魂」のヴィルヌーヴ監督作品。 この映画もまたかなり衝撃の展開でした。 しかし、数奇なシチュエーションだが 奇抜な語り口ではなく非常に巧妙でどっしりとしていて 落着いて見られる作品でした。 子供の失踪、容疑者、周辺の人々 親の気持ちの尺度、恐るべき真実・・・ ヒュージャックマンの父親の姿もデフォルメされているが 子供を持つ親なら分からないではない行動。 ギレンホールの刑事も描き方が良い。 身勝手な行動をとる父親にどこかでやってられないと 放りだすのではと、ありがちな展開を予想しながら見ていたが どこまでも冷静で真摯に捜査する姿がかえって斬新。 世界一困った顔の似合う男、ポール・ダノ! ラストのシークエンスのアレについては 薄々感づいてはいましたが 幕引きも秀逸。 やっぱり、この監督の腕力はすごいなぁと思う。 (編集かな?) さ、「複製された男」も楽しみに見よう。

  • 鑑賞日 2015/12/26

    エンタメに走らないこともできたのにそうはしなかった

    「灼熱の魂」の監督と聞けば観らずにはいられなかった。そして観て良かった! エンタメに走らないストーリーにもできたと思うけど監督はそうはせずに、観ている我々を最大限に楽しませようとしてくれた。 サスペンス映画好きにはぜひおすすめしたい。

  • 鑑賞日 2015/12/31

    重い

    ジェイクとヒューが見たくて鑑賞。 愛娘が失踪し、警察の捜査がもどかしく犯人らしき人を監禁拷問。お父さんのとった行動は行き過ぎで目を覆う部分が多い。辛く苦しい展開に観るのを止めたい気持ちと真犯人が知りたい気持ちのジレンマ。最後の方、犯人が判ってからは一気に。ラスト良かったと思うとこと、あそこに!!というとこで終わってヽ(´Д`;)ノ余韻が。

  • 鑑賞日 2015/12/26

    わかりにくい

    丸々と太ったポール・ダノ。 お腹が出ちゃってるジェイク・ギレンホール。こういう暗い役が似合うな。 テレンス・ハワードがこんなしょうもない役に。 ストーリーまったくわからず、ネットでネタ解説を読んで納得した始末。

  • 鑑賞日 2015/12/12

    素晴らしいではないか。

    とても素晴らしいではないか。 よく練られたストーリー、退屈させない演出、 どれをとっても秀逸である。 最後は・・・タイタニックかよっ!って思った(笑) まあその前から予想はしていたが・・・。 とてもいい作品だった。 (b^ー゚)!!(゚∇^d)~~ ベリーベリーグッド

  • 鑑賞日

    やりたいことは分かるが・・・

    幼い娘を誘拐された父親が倫理を飛び越え狂気にはしる物語といえばいいだろうか。誘拐モノである。長尺ということもあるが、大して面白くなかったのは、やはり観念的すぎるからだろう。誘拐する側は子供さらいの目的は「神への挑戦」というが、では父親は?一言だと「倫理に耐えらるか」といったところだ。倫理を破り容疑者を監禁し、痛めつける行為は常軌を逸している。確かに誘拐犯がこの父親のような狂気を求めたのは分かる。ただ映画としてどうなんだ? 結局、父親は倫理を破った。この映画はそれだけだ。狂気のプリズナーが父親だ。映画としては、父親が誘拐犯を捕まえるのに一枚噛んでないとサスペンスもといミステリーとして150分の尺に耐えられない。事実、この事件に関して父親は何もしていない。解決したのは刑事の力だ。その刑事はというと・・・。プリズナーではなく、ただ事件解決に奔走した刑事らしい刑事である。 表題から、意味するところは分かるものの、映画としての魅力に欠けた作品であった。ヒュー・ジャックマンの熱演は分かるが、これでは・・・、といった後味でしかない。

  • 鑑賞日 2015/9/1

    コワイ映画だなあ・・・。 個人的には全編通じた濡れた感じ(土砂降りの雨や泥濘や血液や体液や・・・)が生理的にダメだったけど。

  • 鑑賞日 2015/9/1

    怖いはなしですね

    子供の誘拐事件に端を発したストーリーですが、親御さんの気持ちを考えれば、ケラーのような行動に走ってしまうのも心情的には理解できるけど、やっぱそれはいかんでしょ。演者の力で最後まで鑑賞できた、そんな作品ですね。ジェイクがやっぱいいわー。

  • 鑑賞日 2015/7/11

    面白かったがミステリーサスペンスでこの尺はちょっと長すぎか。もったいぶった割りに最後はあっけなかったのが残念。ジェイク・ギレンホールの抑えた演技が良かった。

  • 鑑賞日 2014/5/8

    練りに練った映画をご堪能あれ

    二転三転する物語と、じっくり構えた演出が見もの。 米国ペンシルヴェイニアの田舎町。 工務店を営むヒュー・ジャックマンは、部下のテレンス・ハワード一家と家族総出で感謝祭を祝っていた。 ところが、ちょっと目を離したすきに、それぞれの幼い娘ふたりが行方不明となってしまう。 いなくなる直前に、ふたりの娘は兄姉とともに、近所に停車していた大型車両にまとわりついて遊んでいたことから、その自動車を運転していた青年ポール・ダノが参考人として警察により逮捕される。 しかし、もとより青年に対して確たる証拠がないために、そうそうに青年は釈放される。 物的証拠はないものの、青年に対しての疑惑を強めたヒュー・ジャックマンは、こともあろうか、青年を監禁して、娘たちの居場所を聞き出そうとする・・・ と、娘を愛する父親が暴走していくだけの話かと思いきや、その後、捜査を担当している刑事ジェイク・ギレンホールを通して、次々と新たな事実が判ってくる。 逮捕された青年が精神未発達だったこと。 酔いどれの神父と、神父が暮らす家の地下から発見される半ばミイラ化した死体。 独り身でありながら近所のショッピングモールで子供服を買う怪しげな男。 過去に連続して起こった未解決の少年少女失踪事件。 それらひとつひとつが事件に関係しており、それらがすべてタイトルの「プリズナー(囚われたひと)」であることなど。 これがオリジナル脚本ということだから驚きです。 脚本家のアーロン・グジコウスキの名は覚えておくこととしましょう。 エンディングも近年稀にみるキマった描写で、この幕切れもいい。 演技陣は、熱演のヒュー・ジャックマンよりも、抑えた役どころのジェイク・ギレンホールがいい。 役柄は異なるが、同じクライムムーヴィの『ゾディアック』の風刺漫画家役を思い出しました。 その他、ヴィオラ・デイヴィス、マリア・ベロ、メリッサ・レオと女優陣も一癖もふた癖もある面々。 いやぁ、真相にはビックリ、ホントわからなかったです。 練りに練った映画をご堪能あれ。

  • 鑑賞日 2015/6/17

    愛する者の為に法や道徳を超えてしまう行動は是か非か

    誘拐された愛娘を取り戻すために暴走とも思える行動を起こす父親と、誘拐事件を追う刑事の葛藤を描いたクライム・サスペンスです。 150分以上という上映時間の長い作品ですが、証拠不十分で釈放された容疑者を監禁してしまうヒュー・ジャックマン演じる被害者の父ケラーの暴走と並行して、ジェイク・ギレンホール演じる刑事ロキの捜査による真犯人らしい新たな容疑者の出現や、いわくありげな神父と教会の地下室のミイラ化した死体、過去に起こっていた幼児失踪事件等、様々な伏線が散りばめられていて、二転三転する先の読めないストーリーと緊張感に満ちた演出、観客をミスリードしながらこれらの伏線を回収し、クライマックスへとなだれ込んでいく展開に最後まで飽きることなく鑑賞できます。主演二人の魂のこもった演技も見応えがありますね。 ただちょっと宗教色が強く、“神への反抗”という犯人の動機等ピンとこない部分もあるんですが、それらを省いても一級のサスペンスに仕上がっていると思います。 愛する者の為に法や道徳を超えてしまう行動を是か非かと問われたなら当然非なんですが、自分が同じ境遇におかれた時果たして同じ答えになるだろうか・・・そんなことを考えさせられる作品でしたね。

  • 鑑賞日

    赤いホイッスル

    2013年アメリカ映画。推理サスペンス♪ジェイク・ギレンホールがカッコよかったね^^「少女誘拐事件」が中心なのですがヒュー・ジャックマン演じるお父さんの大暴れが事件解決を早めたのか?遅らせたのか?(笑)

  • 鑑賞日

    ドゥニ・ヴィルヌーヴ作品、初鑑賞。 めっちゃ面白いのだけれど、監禁するの怖いし、それが当然の様に裏切られたり、好きな映画では絶対にない。ただ、絶対にこれからも観て行く監督。複製された男も観ないと。

  • 鑑賞日 2015/4/27

    プリズナーズ

    第一級のサスペンス映画です!!

  • 鑑賞日 2015/4/11

    長い!

    長い。長過ぎる。 それも最終的解決まで映像化していないのだからなおさらである。 そのくせスピーディーな展開は無く、ジワジワと攻めてくるから息苦しい。 話は実に練り込まれた物で、上質サスペンスと言っていい物と思う。 チャチを入れさせてもらえば、スーパーばあちゃんに驚いたのと、顔面生え際を打たれた刑事が傷も癒えないままオールバックで最後に出てくる事••••••クシを通す時さぞや痛かったろうと思うと背筋が寒くなった。

  • 鑑賞日 2015/2/21

    水準はいってるサスペンスだが・・・。

     2時間半はたしかに長いし、真犯人も物語のなりゆきも、見事という出来ではない。しかし、それほどダレることもなく、見れたことも事実。  この監督も「灼熱の魂」のあと、題材で苦しんでるように思える。

  • 鑑賞日 2015/2/21

    まさしく迷路のようなサスペンス

    息を次ぐ暇を与えないほどの緊迫の連続。二時間半を超える長尺でありながら、最後まで目を離すことを許さない作品だった。 緻密に張り巡らされた伏線もさることながら、登場人物の行動にも舌を巻く。娘を助けたい一心に狂気に堕ちていくヒュー・ジャックマンと、掴んだ先から解けていく真実の糸に苦悩するジェイク・ギレンホール。主人公である二人が共に見せる鬼気迫った表情が物語の迫真性をより一層高めている。

  • 鑑賞日 2015/2/13

    もう一度見たいサスペンス

     途中いろいろと犯人を予想し、最終的には父親が犯人だと思っていたところで真犯人が登場。2回目は細かいところまで理解できるので、すぐにでも観なおしたいところではありますが、何せ2時間30分の作品です。少し時間をおいてから観ます。  多くの人が、自分の子供が誘拐され同じような状況におかれた場合、映画内の父親と同じような行動がとれるのかどうか考えるのではないでしょうか。疑わしい状況下での容疑者を監禁し、白状させるための拷問。私は絶対に無理です。  個人的には好きな部類に入る映画ではありましたが、2時間30分の長い映画なのに、ラストの父親の救出場面がなかったり、刑事のタトゥーであったりと、気になるところが多々あり、見終わった時にはモヤモヤした感覚に囚われてしまいました。

  • 鑑賞日 2015/1/25

    長い長い迷路

    まあとにかく長い長い迷路のような映画でしたね。参りました。 誘拐された娘を救うために罪を犯す父親。 罪とは確証のない知能指数の低い青年を軟禁して居所を吐かせようと拷問する行為ですね。言ってみれば究極の選択。罪か罰か。犯罪と許し。この二律背反の関係を大胆に描写しています。 『複製された男』のような、幻想とSFの混雑したお話ではなくて、この映画はより現実的により臨場感あふれた表現に終始していますね。恐ろしいお話でした。 ジェイク・ギンレイホールがまたまた見事な演技で惹きつけます。ロキ刑事。彼はある意味この映画の中で中立的な立場で捜査を続けます。ところが、その中立性があだになって、真犯人と思わせる人物の自殺を止めることができません。彼は、その表情が時に瞬きを繰り返す。これはトラウマか神経症をもつ人の兆候ですね。彼は彼自身の何かに囚われてます。そのことはこの映画ではっきり言及されませんが、首から見えるタトゥーとか拳に刻まれた文字、カフェで語る日本の干支についてなど、何かに囚われた人物であることを示します。 彼が語り部となって進むこの物語は、神と悪魔の中間にいて通訳しているかのような存在ですね。 しかしまあ、最後の犯人には驚かされました。まさかあのお袋さんがねえ。そこに至るまでの迷路はとてもとても長かったです。

  • 鑑賞日 2015/1/13

    緊張感のある展開

    終始緊張感のある展開で、久々に映画で鼓動が早くなった。真面目だが思いつめやすい父親をヒュージャックマンが好演

  • 鑑賞日 2014/12/29

    タイトルの意味

    ラストでタイトルの意味がずしんときた。『灼熱の魂』は個人的にオールタイムベストに入ってもおかしくない名作だと思っていて、その分『プリズナーズ』には、『灼熱の魂』のようなすさまじい現実が襲ってくるのではないかととても構えて観てしまった。 結論としては、『灼熱~』よりも多少救われる話ではあったけれども、登場人物の人間関係が悪魔のような皮肉な交錯をしていく様は何とも言えない。この監督にはもっともっとサスペンスをとってほしい。デヴィッド・フィンチャーよりも鬼才。

  • 鑑賞日 2014/11/15

    練られた脚本

     幼児失踪事件を発端とした猟奇犯罪ものの雰囲気を多分に漂わせたクライム・サスペンス映画でこの手のジャンルのものでは久しぶりに重厚な見ごたえを感じさせた作品だ。消えた娘たちを探し回る親たちが次第に希望を失い憔悴していく様子が克明に描かれる。特にヒステリックに過剰な反応をみせるケラー(ヒュー・ジャックマン)が容疑者を自ら拘束し拷問してしまうという暴走をしてしまう。この暴走シーンは彼だけではなく刑事のロキ(ジェイク・ギレンホール)もやはり同様に中々口を割らない容疑者に暴力をふるってしまいそれが元で容疑者が自殺してしまうという大失態を犯してしまう。  口を割らない、いや割れない彼ら、一見頑なに見える彼ら(つまりは無実である)と何とか彼らからありもしない真実を聞き出そうと躍起になる二人の葛藤が手に汗握る。しかし真実はそこにはないという仕掛けが心憎い。  舞台が都会ではなく地方のスモールタウンという設定であることでこの街全体の閉ざされた雰囲気がタイトルの意味を匂わせ、闇夜に降りしきる雨の描写などもフィルム・ノワール風な情感さえ漂わせる。  消えたホイッスル、謎の迷路の地図、過去に起きた幼児失踪事件、ケラーの父の死の謎などいった伏線や小道具の存在もしっかりと効いていて謎解きの楽しみもある。真犯人が予想を裏切る人物であったのもやられました、と降参。この手の犯罪ものでよくある無理な設定やこじつけ、ご都合主義は慎重に避けられているのも好印象。先に助け出されたイライザがケラーの顔を見て口走る言葉の意味が最初理解できなかったけど。あのシーンでえっ?ケラーが犯人だったの?と一瞬観客を戸惑わせるという仕掛けや、それを聞いたケラーが駆けつける場所とロキが追う場所が違うというのもなるほどと唸らせる。  一回の視聴だけでは辻褄が合わぬところがあるようにも感じられるけど、よく見るとしっかりと出来た脚本だとわかる。話の筋を再確認したくなるというのは脚本が練られているという証拠だと思うが、一見してその凄さがストレートに伝わった「羊たちの沈黙」などのようなわかりやすさがあればもっとヒットしたことだろう。

  • 鑑賞日 2014/11/8

    「一線を超える父、その行為は是か非か」

    どう考えるかは観客次第だが作品的には一線を超えてしまう父親を肯定している。結果的に父親のトンデモ行動がなければ事件は解決しなかったからだ。 物語は次々に謎や怪しい人物が出てくるので153分と長めの作品ながら飽きることなく楽しめる。実際に子どもがいるかどうかでまた見方が変わるのだろう。複数で見に行ってそれぞれがどう思うかを話してみたい作品だ。

  • 鑑賞日 2014/11/10

    『灼熱の魂』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作

    まず、長いです。 で、展開も、二転三転して、どんどん迷宮に入っていきます。お疲れモードの時は観ないほうがいい?不覚にもわたしは寝てしまった…(寝てしまっても、トイレに行っても、何度でも観れるのがDVDのいいところ) 今回は着地点が見えなかったです。ま、わたしが鈍感なだけかも、ですが… てか、犯人が意外な人、過ぎる? ま、みんな子供を思うあまり、ってことか。 日本でも流行っているが、ジェイク・ギレンホールのツーブロックが、気になったのと、ヒュー・ジャックマンの枯れ具合がなんともグッドでした。 あ、忘れてはいけない、ポール・ダノのクズっぷりも良かった。 『灼熱の魂』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品。

  • 鑑賞日 2014/11/9

    なかなか面白い誘拐ものだが…

    なかなか面白い誘拐ものだが、2時間30分超はちょいと長いかも。 それでも、全然退屈することなく観られたのは、やはり面白かったからであろう。 しかし、この映画、晴れのシーンが皆無であり、曇りか雨か夜という風景ばかりなので、スッキリした気分になる雰囲気なし。 まぁまぁの娯楽作だった。

  • 鑑賞日 2014/11/3

    プリズナーズ

    この作品の監督は何が起こるかわからない。ただ、非常に深くいつの間にか作品に夢中になる魅力があります。このプリズナーズは複数回鑑賞すればそれだけ色々な部分で謎が解け、細かい部分まで解いていくと解くだけ魅力が増すばかり。まだ一回しか鑑賞していないですが今後何回か観てみたいと観終わった瞬間に感じました。 ミステリー、サスペンス、更にはサイコ要素もありとジャンル分けしても色々な枠に当てはまる。冒頭から魅力的な怪奇事件が起こる所から始まり冒頭は何が起こったのかがわからないですが、段々と怪しい箇所がでてくるたびに引き込まれていく。その魅せ方も抜群でじわじわと魅せ鑑賞者を煽るような感じ。2時間以上ある作品ですがあっという間でした。ラストは特におすすめしたいです。詳細は語りませんがラストの締めで感動したのも久々の様な気がします。謎をよぶような、ただすっきりもするといったモヤモヤが残るが嫌な感じではない。作品の全てが魅力的です。

  • 鑑賞日 2014/4/23

    一風変わった誘拐映画

    誘拐映画としてはちょっと変わった作劇。じめっとした空気感はデビッド・フィンチャーで舞台はデビッド・リンチとゆーか。 解決にまっすぐ向かうストーリーラインではなく、意図的に寄り道に誘導されるので長く感じる。ひっかけというより偽情報を時間かけてつかまされてかったるい。伏線というか、ヒント的なものは提示されるので、どれを拾ってどれを信じるか。 ロキ刑事は優秀なんだけど、地元注目の大事件を1人で担当してる不思議。ヤリすぎオヤジのカーヴァーさんは拷問一筋。熱湯拷問も耐えたアレックス、ボクはアレックスじゃないー!アレックスのおばちゃんが萌えるな。替え歌と笛。

  • 鑑賞日 2014/10/14

    先が読めない展開に釘付け

    あらすじは以下の通り。 家族や友人が集まり食事を楽しむ感謝祭の日、ある田舎町で幼い少女が行方不明になる事件が発生。手がかりは乏しく捜査は難航。証拠不十分で釈放された第一容疑者の証言を聞いた父親は、犯人が誰なのか確信。娘の命を守るためには自らの手を汚すことも辞さないと決心し、救出に乗り出すが……。 152分と比較的長尺なのにストーリーの展開が読めなくて時間があっという間に過ぎた。 犯人探しというミステリー的な要素でも考えさせられるが、「備えあれば憂いなし」の精神で日頃から最悪の事態に備えて蓄えを欠かさないような頼り甲斐があるケラーのような男が、頼りにならない警察を当てにせず誘拐犯と思わしき男を自ら追い詰めて暴走していくケラーの行動が非常に考えさせられる。 主人公の行動は法律を破っているし社会的には悪とされてることなんだけど、彼の行動がなかったらロキ刑事はアナを保護できなかったのもまた事実なんだよね。 もし、こういう状況に陥り彼のように暴走する人物がいても「ケラーに手は貸さないが止めもしない。」というのが多数派の心理なんだろうな。 アレックスに自供させるためにケラーが拷問をするシーンもあるが顔の腫れ方といいリアルにできていると思う。まさかあのウルヴァリンがあんな拷問をするなんてね。 色んな映画の拷問シーンを見てきたけどやり方が一番普通。素人による拷問だから当然なんだけど、水責めみたいな地獄のような拷問は一切なし。 伏線をうまい具合に回収しているし緻密な脚本なんだけど、立ち止まって考えるとストーリーの都合に合わせたようなところもある。そもそもアレックスの家の敷地内に監禁されてたなら家宅捜索や周辺捜索で見つかっても良さそうなところ。 ラストはどうなったんだろう。ケラーは無事にロキ刑事に発見されたのかな。

  • 鑑賞日 2014/5/14

    ミステリ/サスペンス部門の年間ベスト級キタかもですよ。ある日突然失踪した二人の少女。最初に挙がった容疑者は証拠不十分で釈放されるが、彼が怪しいと思い込んだ少女の父親が暴走、その容疑者の男を略取・監禁し拷問を始めてしまう。その間にも警察は地道な捜査を続けるのだが…。果たしてこの男が本当に犯人なのか。最後までテンション張りっぱなしの2時間半でした。ネタバレ厳禁の作品だけど、過去の出演作でどんな役を演じてきたかを知っているなら、誰が怪しいかすぐ分かるかもしれません。すごい役者さんです。ぼくのトラウマ俳優。

  • 鑑賞日 2014/10/5

    今年観た映画100本目は、今春公開作『プリズナーズ』。娘を誘拐された父親が、自力で犯人を捕まえようと法を犯してゆく誘拐サスペンス。謎が解けそうでなかなか解けない秀逸な展開に、キャストもみな魅力的で、雨や影、服装などの状況に合わせた細かい演出も利いていてすんごい面白い。 #eiga

  • 鑑賞日 2014/8/9

    同情と共感は違う

    今の自分が主人公の行動を是か非かと問われれば非だけども・・・・

  • 鑑賞日

    囚われまくりの人々

    ●司会者「はい!それでは、ここで問題です。映画『プリズナー』で劇中、囚われてしまった人は、何人いるでしょう…かっ?」 [ピンポーン] ●司会者「はい!ヒューさん、さすが速い。どうぞ」 ●解答者ヒュー「決まってるだろうっ(怒)。うちとテレンスんとこの娘の2人だっ!!」 [ブッブーー] ●司会者「違います」 [ピンポーン] ●司会者「はい!ダノさん。顔色悪いですよ。大丈夫ですか~」 ●解答者ダノ「ぼ、ぼくを入れて…3人?」 [ブッブーー] ●司会者「あ~。残念。違います」 [ピンポーン] ●司会者「はい!ジェイクさん」 ●解答者ジェイク「書類上では2人なんだけど、この件、なんだか底知れない深い闇が…」 [ブッブーー] ●司会者「はい!時間切れです。それでは答です…答は、主要登場人物ほぼ全員です!」 ●解答者全員「『ほぼ』ってなんだよ!!」 (司会者に殴りかかるケラーさん、間にはいるロキさん、隅で泣きじゃくるダノさん。スタジオはカオス状態に) という、ようなシーンは、ありません。 すみません。わたしの妄想です。デタラメです。 ────────── 寒々とした風景、時折追い打ちをかけるように雨が降り注ぐ。 突然の娘の失踪。怪しげな車、その運転者アレックス(ポール・ダノ)。 父親ケラー(ヒュー・ジャックマン)はアレックスを犯人と確信し、 担当刑事ロキ(ジェイク・ギレンホール)に自白させるよう詰め寄るが、 証拠がなく釈放。 警察が頼りにならないなら、自分でやるしかないとケラーは、 アレックスを拉致、監禁し、尋常ではない暴力をもって 犯行を自白させようとするのだが… アレックスは無実なのか、犯人なのか? もし無実だったら、ケラーさん、あんたのしてることは… 一方、ロキは、冷静に、刑事として事件を解決すべく、 捜査を進めるのですが、これがまた何やら イヤ~な感じの闇が横たわっている気配プンプンで… と、いわゆる胃がキリキリと…という緊張感に目が離せません。 ────────── 物理的肉体的に囚われた娘たち、アレックスの他に、 思考やら精神が囚われた人が現れます。 「囚われた」人は、それを正当化あるいは回復しようと行動するのですが、 それが悲劇の連鎖を引き起こしてしまいます。 暗く沈痛な気分になる映画ですが、最後は救いがあります。 ですよね。ね。 アレ? (司会者。ケラーさんに殴られて気絶中)

  • 鑑賞日 2014/5/11

    これはかなり骨太で良質のサスペンス。映画の性格上あんまり書けないけど、狂っていくヒュージャックマン見るだけでも価値ある。誰が狂っているのか。かなりオモロイです。

  • 鑑賞日 2014/3/19

    緊迫感

    社長でもホームズでもない、ヒューの魅力たっぷりの映画。

  • 鑑賞日 2014/5/3

    ジェイク最高

    ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、名前がぐにゅぐにゅしている。

  • 鑑賞日 2014/6/22

    父親

    最後まで犯人がわからなく、サスペンスとしても面白かったし、娘のための戦う父親を描くヒューマンドラマとしても楽しめた。敬虔なクリスチャンであるヒュー・ジャックマン演じる父親が、娘のためとはいえ犯罪に手を染める。そしてストーリーは父親を裏切る形で警察の手で解決に導かれる…。 おもしろい作品だった。

  • 鑑賞日 2014/5/12

    棚ボタ刑事

    容疑者に拳銃を奪われた上、目の前で自殺されるし、真犯人に辿り着くのは棚ボタでしかないし(たまたまポール・ダノの身柄確保を叔母のメリッサ・レオに知らせに行ったところ、家の中の異常に気付くギレンホール)、「時間を浪費したお前のせいで、こんな事態を引き起こした」などと指摘した父親ヒュー・ジャックマンの正しさを証明したかに思える刑事ですが、必死に車を走らせて白人娘の一命を取り止めようとする行為によって、許してやっても良いかと思う、などと書くと、ネタバレが過ぎるでしょうか。

  • 鑑賞日 2014/5/15

    プリズナーズへの痛烈な批判

    娘をさらわれた男が、その奪還のためにモラルの一線を越えてしまうというクライムサスペンス。娘を取り戻したいあまり被疑者に凄惨なリンチを加え、暴走の果てに転落していく父の姿は、見ているこちらも涙が滲むほど苦しい。しかし、そうした父の奮闘も空しく、捜査は絶望的に遅々として進展しない。この捜査シーンはわざとか?と疑ってしまうほどモタモタと描かれ、非常にフラストレーションが溜まった(笑)。ここで物語的なスピード感にかけてしまった印象も否めないが、代わりにヒュー演じる父親にすっかり感情移入したから結果オーライといったところか。 と言いつつも、本作の一番の裏切りどころは、こうしてヒューの心情にどっぷり浸かりこんだ観客に対して突き付けられる最後のオチである。冷静沈着に捜査を継続してきた刑事が、真犯人に囚われてしまった父を救う(暗示として表現される)という構図は、理性あるものと理性を失ってしまったものの“優劣”をこれ見よがしに示唆している。物事に拘泥し理性を失ってしまった“囚われ人”=プリズナーズへの痛烈な批判―。それが本作の本旨なのだと思う。 これは余談だが、ジェイク演じる刑事の指に嵌められているのは「フリーメイソン」を象徴する指輪だという。かたや、敬虔なクリスチャンであるヒュー演じる父が拷問シーンでうわ言のように呟くのはカトリックの教義。日本人である私には、そこの微妙な宗教観の鬩ぎ合いを理解できないが、裏テーマとして鑑賞するのも一興かと思う。

  • 鑑賞日 2014/6/5

    子供の失踪、誘拐を扱った作品は多いが、本作の特徴は子供の父親が第一容疑者を拉致監禁して、子供の居所を吐かせようとする点である。しかし、自供させようとする暴力・拷問シーンが多いとさすがにゲロゲロな映画になってしまうので、その辺はかなり抑え目の描写になっている。 この監督は初見なのだが、サスペンスの盛り上げ方も意外とおとなしめな感じであった。 もっとエキセントリックな父親であってもいいはずのヒュー・ジャックマンも意外に抑え目な感じで印象は薄い感じであった。その分、担当刑事のギレンホールのダメダメ刑事振りが際立っており、どんだけダメ刑事なんだよ!!と呆れるほど。何か「志村、後ろ!後ろ!」みたいなトホホ振り。 ラストも必死で笛を吹いてるジャックマンには気の毒だが、こいつ絶対気が付かないだろうなあと思ってしまいました。 見終わって思ったのは、この作品って、ある意味「レベッカへの鍵」的な所がある感じって事かな。 長尺を感じさせないのは良かった。

  • 鑑賞日 2014/6/3

    ジェイク・ギレンホールがいい

     娘を誘拐された男が、容疑者の一人を犯人と思い込み、拉致監禁拷問によって娘の居所を白状させようとする。警察も優秀な刑事が、いくつもの証拠を突き合わせつつ真犯人に迫る。真犯人は、娘の父親を監禁し娘を殺そうとするが、刑事との銃撃戦で息絶える。  愛する娘のため、周りが見えなくなり犯罪を犯してしまう。ありそうだけど、実際アメリカだったらあるかもと思わせる内容でした。知的障害の青年をあそこまで追いつめるかとも思うし、そういったことをしても誰も気づかないというのもアメリカらしい。ヒュー・ジャックマンの思い込む父親は迫力があったけど、ジェイク・ギレンホール演じる刑事が日本人には親しみやすい。地道な捜査、直観と洞察力、ちょっと甘いマスク。刑事にするにはもったいないね。笛のオチは予想がついたけど、このあとの家族がどうなるのかちょっと心配になりました。おもしろかった。

  • 鑑賞日 2014/5/7

    暴走とダメダメ

    感謝祭の日、友人のバーチ家に家族と訪れていたドーヴァー一家だったが、それぞれの幼い娘が失踪した。父親のケラー(ヒュー・ジャックマン)は証拠不十分で釈放された容疑者、アレックス(ポール・ダノ)の言葉に犯行に関係あると確信し、自ら娘を救出しようと... 実力派の役者たちたくさんで見応えあり。ヒュー・ジャックマン、ジェイク・ギレンホール、ヴィオラ・デイヴィス、マリア・ベロ、テレンス・ハワード、メリッサ・レオ、そしてポール・ダノ。ワクワクするキャスト(* ̄∇ ̄*)内容はクライムサスペンスだけれど。 とりあえず、ダメダメな警察と暴走する父親という感じ。突っ込みどころ満載でもあった(o^-^o) 愛する娘がさらわれたら...というだけではなく、宗教色もかなり濃かった。単純にもし、だけではない内容。日本では全般にどういう受け止め方だろう。私自身は無宗教だから、神に反抗するとか信心するとかよく分からないけれど。 びっくりしたのは、「ザ・ファイター」ですごいテンションのお母さん役だったメリッサ・レオがなんだか小さくなっておばあちゃんみたいになってたこと。そして、刑事役のジェイク・ギレンホールはたくましく頼もしく見えた。ヒュー・ジャックマンは熱血暴走お父さん。 宗教を除いて単純に自分の子供が...って考えたら気が狂いそうだけれど、ヒュー・ジャックマンみたく強靭な体は持ってないからなぁと思った( ̄_ ̄ i)

  • 鑑賞日 2014/6/2

    よく出来ている。

    本当によく出来ている作品だ。 一見、怪物化する親父ものかなぁ〜と思っていたのだが、 それだけに留まらず。 ミステリーとしての、シナリオは最高。 多少、後だし感はあるが、 それでも、家族ものとミステリーのハイブリッドとしては最高級。 強いて言うなら、 親父の性格が最初からもっと保守的か、 それか物凄く優しいパパか、 どっちかに振っておけば、 あの変貌ぶりがより際立ったとは思う。 ただ、まぁそれはなしでも、傑作である事は間違いない。

  • 鑑賞日 2014/5/6

    期待通りの極上サスペンス。緻密な脚本による重層的な展開が緊迫感を途切れさせることなくエンディングまで一気に引っ張ります。疑惑と不安を煽る抑えたカメラワークもいい。ジャックマンよりギレンホールの好演が光る。ポール・ダノもいい味出してます。

  • 鑑賞日 2014/5/27

    やっぱりポール・ダノだね

    ポール・ダノの演技には脱帽モノですね。 あの演技は彼にしかできないのではないでしょうか 映画自体は久々に話の展開が読めず、次に何が来るか ワクワクしてたまらなかったですね。  まだまだ謎を残した部分が多い映画なので、 詳細設定がどうなっていたのかがかなり気になります。 例えば ・主人公の父親の自殺の原因 ・神父はなぜ、どうやってあの殺人鬼殺したのか ・模倣犯はどこで誘拐とその後の行動を知ったのか?  (逃げることのできたうちの一人?)

  • 鑑賞日 2014/5/27

    神への挑戦

    2時間33分にも及ぶ、ヒューマン・サスペンスの大作映画。2013年第86回のアカデミー賞撮影賞をロジャー・ディーキンスが獲得した今作は、サンクスギビンの日に二人の少女が失踪したことからなる家族の物語。 父親役のヒュー・ジャックマン、刑事のジェイク・ギレンホール、第一容疑者のポール・ダノが熱演を見せる。 そして、神への闘い、蛇、迷路とすべてが繋がった時の衝撃がびっくり。サイコパスの犯罪としても「羊たちの沈黙」(1991)に比肩するサスペンス映画だが、それだけじゃなく、娘のために父が法律を越えて、犯罪を犯すことも観客に問う映画となっている。 ラストで、失踪の発端となった娘が見つけた笛を、地下から吹いているであろうヒュー・ジャックマンの笛の音がジェイク・ギレンホールに微かに聞こえるのが終わる、余韻の終わりが好感が持てた。ここで、笛の伏線をも回収するのが、更に感動を呼ぶ。 それにしても、見つかった娘の二人の一人が、ジャックマンにあなたがいたと呟き、病院を飛び出すジャックマンをギレンホールが追い、まさかジャックマンが犯人!?と思った矢先の、まさかのポール・ダノの伯母役のメリッサ・レオが拳銃を持っていた衝撃ったらなかった!それも、神父の家の地下で見つかった男がレオの旦那で神への闘いをつぶやくなんて、びっくりでした!

  • 鑑賞日 2014/5/14

    重く、深く、素晴らしい

    観終わった後、言葉が出なかった。 観賞前はヒュージャックマンがスーパーヒーロー並みの活躍で自ら娘を救出するようなありがちなサスペンスだろうなんて、勝手に想像していたんだが・・・私の予想は完全に打ち砕かれた。 重苦しいトーンで描かれた、宗教観の非常に強い、それでいて宗教の知識がない人にはその人なりの解釈が出来る、極上のサスペンスだった。 私は宗教知識はほとんど持ち合わせていないので、大事なものを奪われた父親の狂気は是か非かというのが大きなテーマだと思っていたんだが、色々な方のレビューを読むと、宗教をモチーフにしたテーマがぎっしりと詰まっているらしい・・・深い・・・ また、主人公だけでなく、家族や刑事、はては真犯人に至るまで、登場人物それぞれの思惑やドラマ、バックストーリーが垣間見え、それぞれの演技も素晴らしく、観賞後もしばらくはこの映画の事ばかり考えてしまった。 今作は、今まではあまりなかった狂気と怒気を前面に押し出したヒュージャックマンも凄かったが、抑えた演技で常に冷静に、でも根は熱いんだろうなと思わせるジェイクギレンホールが素晴らしかった。 最後の救出シーンなんてもう最高にカッコ良かった。 真犯人もギリギリまで予想できなかったし、サスペンスとしても人間ドラマとしても一級品。 ぐったりと疲れるほどの重苦しさと、素晴らしい映画を観た満足感、両方を味わえる作品だった。

  • 鑑賞日 2014/5/3

    冒頭から備えよ。

    153分の長尺と聞いただけで、大概嫌な予感がするものだけど 今回はどうしても観たい作品だったので、一本(普段は二本)で 観に行った。観終えて…いや~お腹一杯^^;非常に面白かった。 まぁ題材からして、スッキリサッパリの爽やか系ではないうえ、 酷い拷問シーンやら蛇やらフリーメイソンやらロリコン?やら… キモイのがたーくさん出てくるんで…嫌いな方はご用心ください。 明るいのは冒頭のみ、あとは終始重く辛く寒い極限が広がります。 だけど本当に…恐ろしく感じるのは、 あったじゃないですか!日本にだって、こういう誘拐・失踪事件。 例えば犬の散歩途中に忽然と姿を消した少女。 何日か後に無事保護されたのは良かったけれど、見つかるまでの ご両親の憔悴、そして事件の真相に至るまで恐ろしいことばかり。 とても他人事とは思えないところが、まずはこの事件の肝。 厳格な父親ケラー(ヒュー)の一人娘が友人と共に忽然と姿を消し、 地元警察が怪しい青年を尋問するが一向に決め手が見つからない。 容疑者アレックス(ポール)は10歳程度の知能しか持っておらず、 証拠が掴めない警察は彼を釈放する。が、彼に疑いを抱くケラーは アレックスを逆誘拐し、拉致・監禁・拷問に踏み切る。その間も 担当刑事ロキ(ジェイク)は犯人探しを黙々と進めるのだったが… まぁとにかく(長いんだけど、その)長さを感じさせない巧い脚本。 観客をどんどん事件の闇に引き込み、謎を振りまいて蹴散らす。 真犯人はどいつだ?やっぱりこいつなのか?いや…違うのか?と 最後の最後まで掴みどころのない謎深さ。演じる俳優もさすがで、 どの場面のどの描写をとっても抜かりがない。憔悴していく家族と 血まみれになって闘う父親。もう正義もへったくれもありゃしない。 とにかく早く犯人を割り出してくれ!でないと誰かがまた死ぬぞ! 観客はもう冷や汗タラタラ。 そして後半。えーっ!!とビックリ仰天すること請け合いなのだが、 さぁ種明かし…冒頭からあちこちに撒かれてきた伏線の全体回収。 あーそうか。あーそうだったか。と頭の中はな~るほどザ・ワールド! この脚本、完全オリジナルというから大したものだ。 確かに後半で、エ、そんなことできるワケが?なんて思いもするが、 あの犯人だから、できたワケなんですよ。つまりここで、 「常に備えよ」←(冒頭でケラーが息子にいう言葉)が活きてくるのだ。 これ、今作では全ての人間に共通していた言葉だったんだな。 備えあれば憂いなし。なんて日本人もよく言うけど、漠然とそれを 遂行してたんじゃダメなのね。常に最悪の場合に備える万事態勢。 ほんのちょっとの見落としが、大惨事に繋がるといういい例だった。 最後の最後は予想できたけど、いやしかし、恐ろしいのに面白かった。 ところでふと考えた。いちばん可哀想だったのって…果たして誰だ? 私は間違いなくあの人だと思うんですけどねぇ^^; (しかしジェイクのお腹の出っ張り具合、良いんだわ~玄人っぽくて)

  • 鑑賞日 2014/5/20

    めちゃめちゃ面白かったですね。サスペンスとしてもミステリーとしても非常に丁寧に作ってあって、2時間半まったく飽きさせません。それでいて「信仰の対立」という裏テーマまで読み取れるように作ってあるので、こういうの僕は超好きです。終わり方もすげえセンスいい!

  • 鑑賞日 2014/5/20

    2時間30分という長さを全く感じさせないスリリングな展開。真犯人も最後までわからず、一体誰が犯人なのか自分の中で色々と詮索しながらの鑑賞だったのでどっぷりと映画の中に入り込むことが出来た。事件が解決した時のその陰に秘められた真実もショッキング。キャスティングも絶妙で、父親役のヒュー・ジャックマンが、容疑者を追い詰め常軌を逸した行動を取る姿や、10歳児程度の知能しか持たない容疑者役のポール・ダノの時折見せる残忍さなど素晴らしかった。

  • 鑑賞日 2014/5/16

    最高のポール・ダノと美しいエンディング。

     撮影がコーエン兄弟作や、スカイフォール で  お馴染みのロジャー・ディーキンスだし観ようかなー、  と思っていたら、犯人役?がポール・ダノ!!  ただでさえポール・ダノが出てたら観に行くのに、  ポール・ダノ得意のクズ役っぽいので観に行った。  結構良かった。  最初の荷台に乗せた鹿を  水滴&曇りガラス越しに見せるところで、  まずピンときた。  最初から画面に不穏感がいっぱいでした。  この映画一番の白眉映像の  暗闇に映るポール・ダノ最高でした。  そしてその後の顔も…。  エンディングも非常に良かった。  前の席のカップルの男は後味悪りぃ~  っゲンナリしてたけど、  あれはジェイク・ギレンホール気付いたよね!?  雨の中ヒュー・ジャックマンを尾行して  バレちゃうような奴だけど…。  そんなところに車停めたままならクラクション  鳴らされるに決まってるよ!!何やってんだよ!!  と思ったけど、根はしっかりした警官だから。  上映時間2間32分とは知らずに観ていたのですが、  全く長いと思わなかったです。  7点、8点かで迷ったけどポール・ダノが最高で、  エンディングも美しいので8点。  パンフレット買ってないけど、立ち読みしたら  かなりボリュームがあったのでオススメ。  ポール・ダノの変人とかクズ役は最高。  もうそれだけで100点。  とりあえず、ポール・ダノが出てる映画は間違いなし!!  リトル・ミス・サンシャイン 、  ゼア・ウィルビーブラッド、ルビー・スパークス  ルーパー 、それでも夜は明ける  (ルーパー自分は駄目だったけど…。)  ちなみに迷路書いてた異常者役の  デヴィッド・ダストマルチャンはダークナイト でも  精神異常者役やってた人。異常者が似合う俳優。 コピー  愛する娘を奪われた時、父が踏み越えた一線とは。

  • 鑑賞日 2014/5/18

    蛇と迷路

    何の前触れもなく忽然と愛娘が姿を消す。娘の身を案じて狂気に陥る男。この男の父親は生前刑務所の看守を務めていた。看視する者と囚われる者。看守と囚人の立場が幾度も交錯する。 「神である主が造られたあらゆる野の獣のうちで、蛇が一番狡猾であった」(創世記3:1)。蛇に惑わされて過ちを犯し、楽園を追われて出口の見えない地上の旅路を彷徨う人間のごとく、迷路に入り込んでしまったかのように行方の知れない幼き子どもたち。 「天にまします我らの父よ」 どう祈ってよいかわからない時にはこのように祈りなさいと、キリストが弟子たちに教えた「主の祈り」。「我らに罪を犯す者を我らが赦すごとく」、同じく出口が見えずに焦燥に駆られた父親が、口にしようとして言葉に詰まる。憎しみに満たされた時、人は幾度も繰り返してきたこの祈りすらも失ってしまうのだ。 それでも、囚われている牢獄から、迷い込んでしまった迷路から、脱するためには、絶望することなく助けを求め続けることだけが残された唯一の術である。 愛する我が子を喪うかもしれないと恐怖に駆られた父親の苦悩は、愛してやまない一人子を世に遣わされた御父の痛みを表しているのだろうか。 少女たちの行方を追う刑事の体に刻まれたタトゥとフリーメイソンの指輪。 犯人捜しもさることながら、満ち満ちたメタファーに懊悩させられる。見終わって呆然。速まった鼓動がなかなか静まらなかった。すごいなぁ、この監督。「複製された男」も必ず観たい。

  • 鑑賞日 2014/5/17

    身も凍る体験

    こんなに陰惨な脚本のサスペンスを見たのはどのくらいぶりだろう。「ノーカントリー」系列の、冷たくドライな映像と先の読めないストーリーから、目をそらしたくてもそらせなくなる。ヒュー・ジャックマンはこんな凄惨な訳をやるには向いていないんじゃないの、と思っていたんだけど、さにあらず。娘を奪われて凶器を心に宿した父親役を見事に演じきっている。いや、久々に見応えのあるサスペンス映画を観たな。

  • 鑑賞日 2014/5/13

    見ている間、ずっとどうなるのか予想がつかず、バッドエンドばかり思い浮かんで、じわじわと恐ろしい。 これだけの俳優を集めているだけあって、なかなかの作品でありました。 もう一度見直したら、気付かずに通り過ぎた伏線を拾えて、楽しめるんじゃないかしらん

  • 鑑賞日 2014/5/10

    先が読めない陰惨なサスペンス

    エンドロール直前まで先を読ませようとしないジリジリと展開する陰惨な登場人物と空気感に呑み込まれた。 微妙にツッコミどころがあったのでそこがうまく処理できたらもっと良かった。 閉塞した世界に閉じ込められていると感じているのはアメリカ人も同じとということなのだろうか。

  • 鑑賞日 2014/5/13

    全編を通して暗い!バイオレンス映画は見慣れているが、精神的にトラウマになりそうなシーンが多い。ラストは、同監督作品の『灼熱の魂』の衝撃度には及ばない。

  • 鑑賞日 2014/5/10

    重厚な緊迫感を持続させた演出力

    「灼熱の魂」のドゥニ・ヴィルヌーヴのハリウッド進出作品で、幼児誘拐を描いたサスペンス。隣人同士で感謝祭を祝っていたらそれぞれの家族の末娘が行方不明になり、身代金の要求もなく、怪しいRV車がいた、というので、運転していたらしい男が逮捕されるけど、責任能力が疑問視されて48時間で釈放されたので、娘の父親はその男を拉致監禁して居場所を聞き出そうとする、というところから、子供の為に親はどこまでやるのか、という話になっていって、そこに真犯人の真の目的と作品のテーマがある、というのはドゥニ・ヴィルヌーヴらしい観ていて重く痛いものがありますが、重厚な緊迫感を持続させた演出力はやはりスゴいですね。

  • 鑑賞日 2014/5/12

    もうホラーですやん

     備えあれば・・・ということでしたが、もう、あの完璧な地下室の備蓄がむなしくみえましたね。なんと、子供の残した笛が助けになるとは。後半はもうホラームービーのノリですよね。犯人怖すぎでしょ。

  • 鑑賞日 2014/5/5

    こわい

    たいへん見応えのあるサスペンスだが、ぐったり疲れた。 アメリカってこわい。。。アメリカに限らんのか。。。 登場する囚われた人々。 守ること。 法を守り、職務を全うすること。 植え付けられた呪縛に従順であること。 そして、神と戦うこと。 善人も罪人も彼らなりに真摯に生きている。 その境界線はどこにあるのか、どこで踏み越えていくのか。 しみじみおそろしい。 明確には語られないが何かを抱えている、刑事役のジェイク・ギレンホールの繊細な演技がとてもいい。 怒り狂えるヒュー・ジャックマン。 ヒュー・ジャックマンと形は違うが、守るためのしたたかさを滲ませるヴィオラ・デイヴィスもよかった。

  • 鑑賞日 2014/5/10

    精神異常者を利用した組織犯罪。 グレーな色調がよく似合うミステリー作品。

  • 鑑賞日 2014/5/8

    備えておくこと

    視野を遮るもの…曇天、豪雨、箪笥、扉、布袋、戸板、遺影、収納箱、車窓、祈り等々。迷路と父権の呪縛。靴下や首に下げるものといった小物の活用でも興味を繋ぐ。話さない者、話せない人。闇に落下して見つかるもの。先を見せないまま川面を滑空するカメラに引き摺り込まれる。

  • 鑑賞日 2014/5/10

    ポール・ダノの集大成

    ポール・ダノ、殴りたくなる俳優、ポール・ダノ。なんか、どの映画でも殴られてるような気がする。本人もそこを自覚していて、あえて殴られてるいるところにインテリジェンスでプロフェッショナルな俳優魂を感じる。 自らを俯瞰し、自らの立ち位置を客観視している。ポール・ダノという俳優は、囚われていない。

  • 鑑賞日 2014/5/9

    1年間の行方不明児童80万人て本当か

    「レ・ミゼラブル」や「X-メン」でいい役どころの多かったヒュー・ジャックマンがイメージをがらりと変え、娘を奪われた父親の苦しみと、そこから始まる暴走がエスカレートする様子を演ずる。母親も出ている事は出ているが存在感が薄く完全に父親主導になってしまっている。 全体に暗い色調と、雨や雪の降る冷たい雰囲気が多く、さっぱり進まない捜査に沈鬱した展開は時として信仰や神に対しての疑問が提示されるなど、必ずしもサスペンス一辺倒では無いところに不満も残るが、ノワール映画の暗さの魅力を切らさない演出は最期まで緊張が保たれる。 ロキ刑事が全編単独行動で、アメリカの地方警察はこれが当たり前なのか知らないが、追跡も、潜入もすべて不手際が目立ち、これで手柄をあげられるのは少しご都合主義ではなかろうかとも思う。

  • 鑑賞日 2014/5/5

    やればやるほど

    緻密でトーンのある面白い映画であったが、主人公がヒートアップすればするほど、冷ややかになり子供を想う心情から離れてしまうのは何故だろうか。神の存在を常に感じながら、いざという時に備えようと苦悩する姿に白けてしまう。悩みながら凶暴さは増幅するのだろうか。いっそ狂気に駆られ、殺人鬼化するほうが納得できるのだが。面白さを多く求めてはいけないのかな-。

  • 鑑賞日 2014/5/8

    ポール・ダノ熱演

    みんな熱演だが、ポール・ダノは特にすごかった。 これはサスペンスの体裁をもった、キリスト教的精神のもと人間の因縁や生き方について問いかける映画だと思いました。 ☆冒頭でヒュー親子が鹿を仕留める ☆容疑者の1人が蛇にとりつかれている ☆随所で聖書の一節が引用される ☆犯人の価値観「これは神に挑んだ戦いだ」ってセリフ 犯人は、子どもをさらうことで、親たちが本来守るべきモラルを越えるかを見たいのである。 要するに、人が罪を犯すような行動へと誘い出す、サタンだよ。 つまり、少女が助かるかどうかではなく、人は誰しも愛情と罪の檻の中でしか生きられないんじゃないかっていう問いにさらされていく。 ※娘に辿り着く手段=罪 罪>モラル=ヒュー・ジャックマン モラル>罪=ジェイク・ギレンホール 2人が真実に近づいていくにつれ、こういったテーマが観る側を振るいにかけてくるような感じ。 テンポの良さと合わせて、細かい部分は説明されない。 いろいろ掘り下げられる作りになっていて、何度も発見がある作品だと思う。

  • 鑑賞日 2014/5/5

    子供が誘拐された親の気持ちというのは、その立場になってみないとわからない

    ケラーがアレックスを捕らえますが、捕らえる理由がその場にいたからというだけで、その他の根拠が全くない。 ひたすら拷問にかけていきますが、拷問が厳しくなるほど、これで吐いたらサスペンスにならないと、アレックスは早々に私の中で犯人候補から消えてしまいました。 とは言いつつも、ケラーとロキがそれぞれ犯人にたどりつくのですが、強引だろうと親の執念の方が勝った感じです。 そんな力技だけでなく、サスペンスとしてもしっかり見せてくれたと思います。 その捜査段階で何の関係性のなさそうな人物達が、真犯人につながっていくところは想像がつきませんでした。 犯人の意図が伏線も含めさらっと説明されましたが、私の知識不足のせいでここは残念ながら理解できなかった。 しかし、サスペンスとして最後まで犯人がわからなかったし、面白かったです。

  • 鑑賞日 2014/5/7

     これは、「灼熱の魂」で知られるカナダの新進気鋭の映画監督、ドゥニ・ヴィルヌーヴによるサスペンス。  田舎町で工務店を営むケラーは、感謝祭の日に一家で友人のバーチ夫妻の家を訪れる。  ところが、少し目を離した隙に、ケラーの6歳になる娘アナがバーチ夫妻の娘ジョイとともに姿を消してしまう。付近を探しても見つからず、結局、警察に通報することになる。  警察で事件を担当するロキ刑事は一匹狼だが優秀な男で、失踪当時に現場で目撃された不審なキャンピングカーを怪しいと睨み、ドライバーのアレックスと言う青年を拘束する。  その後、証拠不十分でアレックスは釈放されてしまうのだが、ケラーは釈放時にアレックスが口にした言葉から、彼が犯行に関わっていることを確信していた。  ケラーはアレックスを誘拐して廃屋に閉じ込め、凄惨な拷問にかけて口を割らせようとするのだが……    タイトルの「プリズナーズ」(囚らわれ人の意)が意味するように、この映画は、様々な形で“囚われる”人々を描いています。  誘拐されたアナとジョイは勿論、アレックスもケラーに囚われて拷問されます。そのケラー自身(そもそもケラーとはセル(cell、細胞の意)からとられた名前であり、小部屋を意味します)も、娘を誘拐された焦りと憤りの感情に囚われています。  そして、やがて姿を現す真犯人も、かつて愛した子供を失い、その愛情を裏返した感情に囚われて、愛されている子供を奪うと言う犯罪を繰り返しているのです。  愛情、そして正義……それ自体は素晴らしい心の動きなのだけど、それが裏返しとなった時、それは時におぞましいものになる、と言う事をこの映画は描きます。  愛を守るため、或いはそれを正義と信じて行う時、人は時に如何なる残酷な事も是としてしまうのです。  ケラーを演じたヒュー・ジャックマンは熱演で、好人物と言うイメージのあるヒュー・ジャックマンだからこそ、アレックスを泣きながら拷問する描写に、追い込まれた切実さを感じさせます。  冒頭から一気にテンションを高めて、そんな心の陥穽に囚われた人々の姿をサスペンスフルに描くのも見事ですし、そうした“地獄絵図”の案内人として“第三者”としてロキ刑事を置く人物配置も上手い。  そして、最悪の事態もあるかも……と不安一杯に盛り上げておいて、巧みに収斂させた風呂敷のたたみ方も抜群。  ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の手腕、恐るべし、です。

  • 鑑賞日 2014/5/4

    囚われた人々

    まったくもって侮れない映画だ。 ヒュー・ジャックマン演じるケリーの、娘を誘拐した容疑者に対してのある行為に、思わず目を奪われてしまいがちだが、タイトルが示す通り、この映画には何人もの「囚われた人々」が登場する。 子供を奪われた者がケリー一人ではないように。 それぞれのキャラクターに目を配っていくと、奇妙な共通点のようなものが見え始める。 同じような境遇だったはずが、いつの間にか罪を犯す立場になる者、犯罪から守る立場になる者、そしてまさしくそのボーダーラインに立つ者と、分かれてしまう。 そのことこそが、この映画が描きたかった主題ではないだろうか。 刑事ロキ役のジェイク・ギレンホールがいい。 劇中、ロキのキャラクターは、明確なプロフィールが開示されていないが、ジェイクの繊細な演技により、過去にあった何かに囚われた複雑な人物であることが伝わってくる。 この世界に過去のない人間は一人とていない。 人はその過去と戦うことを強いられている。 その戦い方こそが、問題なのだ。

  • 鑑賞日 2014/5/5

    動機は神との対決

    娘を誘拐された父親が証拠不十分で釈放された容疑者を監禁、拷問し自白を強要するが最後に驚くべき真実が待ち受けていたという予測不能のミステリー作品。20数年前から続く幼児誘拐事件の真犯人は前述の容疑者の叔母であり、死んだ夫と共に犯行を繰り返していたのだがその動機が神との対決で、子供を失くした親たちを魔物に変えるという正直よく呑み込めない内容だった。大きな蛇が何かの守り神のように描写されていたがこれにも宗教的意味合いがあるのかもしれない。真相究明に全力を尽くす刑事役のジェイク・ギレンホールと娘の救出に文字どうり魔物となって容疑者を追い詰める父親役のヒュー・ジャックマンの二人が両輪となって作品を牽引していた。神父の家の地下に放置されていたミイラ化した遺体のペンダントの模様がまるで迷路を模したデザインだった点も本作のキーワードの一つ。一連の誘拐事件に関与していた二人の知的障害者のうちの一人がヒュー・ジャックマンの家に忍び込み窓を開け放して逃げていく場面があるが、これは窓を開けることによってメッセージを残そうとしたのだろうか。結果的に足跡と落ちていた靴下が手掛かりになるのだが、はっきりとした伏線にまでは成っていない。危険を冒して被害者宅に侵入した目的を知りたい。

  • 鑑賞日 2014/5/6

    囚われてしまった者たちの慟哭

    『灼熱の魂』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が失踪した少女たちの捜索を巡って対立していく刑事と父親の姿をスリリングに描き出していくサスペンスドラマ。 近年、稀に見る秀逸なミステリー映画である。予告編での情報以上に複雑なドラマが張り巡らされている。こんな映画だったかという驚きがまずある。 すべての謎が集約していくシナリオが見事であった。ロキ刑事(ジェイク・ギレンホール)の過去など描ききれていない箇所も残っているかもしれないが、これで上映時間153分もあるので、想像力で補うしかない。 タイトルのPRISONERSという意味が重く響く。自分たちに咎があろうとなかろうと、狙われてしまえば防ぎようがない。冒頭の鹿のハンティングシーンが象徴的である。 ある日、ある時、幸福が奪われる。そこから囚人の日々が始まるのだ。直接的にも間接的にも囚われてしまった者たちの慟哭が深く胸に突き刺さる。 主演二人もいいが、ヴィオラ・デイヴィス、テレンス・ハワード、メリッサ・レオという実力派俳優の存在感も圧巻であった。

  • 鑑賞日 2014/5/5

    後から知ったこと。これ『灼熱の魂』の監督やったんや!ポール・ダノ可哀相すぎ… マリア・ベロ、老けたなぁ… 参りました、メリッサ・レオ… ヒュー・ジャックマンとジェイク・ギレンホール、素晴らしい… 

  • 鑑賞日 2014/5/5

    ジレンマ

    幼い娘(5−6歳くらい)をさらわれた父親が、娘を捜し出すために一旦釈放された容疑者を捕らえて監禁する…。 作品の中にキリスト教の空気が漂っている。 捜査する刑事が発見したのは、神父の家の地下室の古い遺体。容疑者の家庭では、容疑者と共に済む叔母が、以前は夫と布教活動をしていたが夫が亡くなり、前ほど真剣ではなくなったという話をする。あるいは父親は監禁した容疑者の前で聖書の一節を唱える。 タイトルは「プリズナーズ」(prisoners)=「 囚人たち」と複数形になっている。監禁された容疑者ではなく、監禁した父親のほうも、何かの囚人(とらわれた/とりつかれた者)ということだろう。その父親には法律と自分の望みとの間にある矛盾・ジレンマへの苦悩に満ち、それもキリスト教的に思える。 ちなみに聖書には「イエスの囚人」(the prisoners of Jesus Christ)という言葉が出てくる。聖パウロが自分のことを称した言葉だそうだ。そこまで考えると、キリスト教を信じてその囚人となるとしても、作品に出てくる犯人のように誤った囚人となることへの警鐘までもタイトルの中に含めたかのようにも思える

  • 鑑賞日 2014/5/5

    作品紹介

    2010年に発表した「灼熱の魂」が第83回アカデミー外国語映画賞にノミネートされ、世界的にも注目を集めたカナダ人監督ドゥニ・ビルヌーブのハリウッドデビュー作。娘を取り戻すため法をも犯す決意を固めた父親の姿を描いたサスペンススリラー。家族で幸せなひと時を過ごすはずの感謝祭の日、平穏な田舎町でひとりの少女が失踪する。手がかりは少なく、警察の捜査も進展しないなか、少女の父親は証拠不十分で釈放された第一容疑者の証言から、彼が誘拐犯だと確信。自らの手で娘を助け出すため、一線を超える決意をする。父親役にヒュー・ジャックマン、事件を担当する警官役でジェイク・ギレンホールが主演。

  • 鑑賞日 2014/5/4

    宗教的な暗喩を含む

    @rightwide: #446 TOHOシネマズ六本木ヒルズ「プリズナーズ」。敬虔なクリスチャンながら我が子の誘拐事件の容疑者を拷問するなど法を越えて暴走する父親をヒュー・ジャックマン、理詰めで事件を捜査していくフリーメーソンの刑事をジェイク・ギレンホールが演じ、宗教的な暗喩を含んだミステリーである。

  • 鑑賞日 2014/5/4

    評価が難しい。 最終盤までほんとに素晴らしい映画だと感じさせたけど,真犯人が判明した瞬間,アメリカ映画にありがちな何か残念なものを感じてしまった。 端的にいえば,伏線が完全に回収しきれていないと思う。 ・蛇を飼っていた男が被害にあった女の子のそれぞれの家に侵入しているが,それはどういうことなのか,必然性があったのか。 ・10歳程度のIQのポール・ダノが,女の子らの替え歌をマスターしているが,完全に覚えるほど接触する時間があったのか,また女の子らが気味の悪い見知らぬ男の前で替え歌を歌ったのか。 ・性犯罪者リストをチェックする過程で神父宅を訪れているが,神父は性犯罪前科があったということなのか。 ・神父の家の地下の死体のアクセサリーを蛇の男が必死に書いていたが何か意味があるのか。 ・神父が地下の遺体を放置し続けたことの説明がなされているのか。 自分がわかっていないだけだと思いたいが,これらすべてについてきれいな説明がなされるとは考えにくい。 以上のような点が気になった反面,この映画の演出力,緊張感はとてつもなく素晴らしいものだった。すくなくとも途中までは“歴史に残る映画を観ているんじゃないか”と感じさせてくれた。そこにはもちろん,ヒュー・ジャックマンの葛藤・狂気や,ジェイク・ギレンホールの静かな熱意による魅力も含まれる。 あれこれ書いたが,途中までの素晴らしさからすれば,真犯人について捻りを入れたのは,あまり上策とはいえないように思う。蛇を飼う男あたりで手を打っておけば,伏線を回収しきれずまとまりを欠くようなことは避けられたのではないだろうか。

  • 鑑賞日 2014/5/4

    ただのサスペンスかと思いきや予想以上によく出来たミステリー。上映時間が約2時間半と長丁場だけど、開始からラストまで緊張感を保ったままストーリーが進んでいくせいか体感では上映時間の長さを感じさせない。短気な父親役のヒュー・ジャックマンも冷静な刑事役のジェイク・ギレンホールもいい演技してる。

  • 鑑賞日 2014/5/4

    撮影R・ディーキンスの技を堪能

    幼い娘を誘拐された父親が、証拠が無いために釈放された容疑者である知的障害を持つ青年から娘の行方を聞き出そうと違法な行動を起こす。普通の犯罪ものとは異なった重厚なスタイルで、父とその友人や家族、事件を追う刑事らの心理を丹念に描いていて、そこに生じる違和感の描出と展開のひねり方もなかなかうまくて、単純な設定のように見えるのに2時間30分を越える上映時間を最後までぐいぐいとひっぱっていく。ただ結末に至るとそうだったのか!と違和感を解消して納得できるところと、物語をすすめるために都合のいい人物設定にあれれ?と首をひねらされるところが両立する、割り切れない結果になってしまった。冬のペンシルヴァニア州を落ち着いた色調で描くロジャー・ディーキンスの撮影が出色で、登場人物の心理を象徴するかのような雨や雪、夜の闇を照らすろうそくや疾走する自動車のライトの光などの描き方が素晴らしい。

  • 鑑賞日 2014/5/4

    長い割にイマイチ

  • 鑑賞日 2014/5/3

    風に乗って微かに聞こえる音

    これは傑出したミステリー。観終わって2時間30分もの長尺であることを知ったが、長さを感じさせない面白さだ。消えた2人の子供。行方を捜す2人の親。瞬間湯沸かし器のヒュー・ジャックマン、ビビリ屋のテレンス・ハワード、刑事は唯我独尊オンリーゴッドのジェイク・ギレンホールで情報を開示しない。それぞれが容疑者を見つけるが口を割らない。容疑者のキャラも極端なくらい立っている。ラストの、風に乗って微かに聴こえる音。あとの展開は観客の想像に任せるという余韻のある終わり方。

  • 鑑賞日 2014/5/3

    プリズナーズ

    警察と、ジェイク・ギレンホールの描き方がまずいというか、アホに描き過ぎなのと、登場人物の誰にも感情移入が出来なかったのが原因なのか、凄くつまんなかったですね。 それに、風呂敷を広げ過ぎで、畳み方が下手というミステイク。 ヒュー・ジャックマンもジェイク・ギレンホールも、凄く空回りしてる印象でした。 つかさ、ヒュー・ジャックマンが爪出しとけば、一発で解決するお話じゃんか。

  • 鑑賞日 2014/5/3

    一気に最後まで

    時間を感じさせず、ひとつひとつ進んでははええーっ!? 子供たちは? アレックスは? 父親は? 推理小説を一気読みする感じでした。 父親は感情で動く。半面、ロキ刑事は冷静に。お二人の演技に引き込まれました。 こわい時代だからこそ、他人事ではない。 父親のとった行動は決しして悪いとは言えない。共感しながら見るととても怖い。

  • 鑑賞日 2014/5/2

    猟奇的事件のヘビーさ

    これは、なかなかつかれる映画。開巻後10分で誘拐発生。その後ずっと圧倒的な緊張感と重圧感を感じながら、物語は進んでいく。ネタバレになるので、内容は書けない。 サスペンスタッチにバイオレンスタッチを混ぜ、かつホラー的なショックタッチも十分な熟練の味付けをするものだから、疲れる。映画技法にたけている監督だろうが、全編緊張感を強いられる展開は息苦しい。 先の読めない展開である。後半、手持ちカードを全部切って、さあ結末へというエンターテインメントの語りではなく、最後の最後まで、怒涛のサスペンスと激情のほとばしる展開に徹する。 演出力のクオリティが高い分、疲れる。見終わった後の余韻も、満足感というよりも、ヘビーな体験の脱力感にとらわれる。 アングロサクソンの体力の強靭さをしみじみ感じる佳作。

  • 鑑賞日 2014/4/30

    アメリカって怖い・・

    少女二人が行方不明になり、その父親が容疑者に対して焦りや怒りから常軌を逸した行動になっていく過程を描いた映画。日本でも少女が誘拐され残酷な結末を迎える事件のニュースを見るたびに、家族の気持ちを考えると胸が苦しく、自分の身に万が一起こってしまったら、私も法に任せられないと考えると思う。ほとんどの人がそういう気持ちだと思うので、父親の行動は正しいものではないが、同情してしまう。アメリカのよくある郊外の住宅地で起こる事件なのだが、刑事が「この周辺16キロの範囲に、性犯罪者が9人住んでる」とか言うのが恐ろしい。確かに、近所の容疑者を何人か問い詰めているうちに他の犯罪が明らかになったり。その犯罪が二人の少女の誘拐に結びつくわけだが、その結末もなんともやるせない。チラシに「セブンにも匹敵するような驚愕のラストシーン!」みたいなことが書いてあったのでもっと陰惨な残虐な内容かと思ったけど、そうではなくて一安心。とは言え、宗教って一体なんなんだろうと少し考えさせられる。上映時間が2時間半と長いが、狂気に満ちて行く父親と、事件の糸口が見つけられず苦難する刑事の心理を丁寧に表現するためには仕方ないかも。個人的には行方不明になるアナの兄も丁寧に描いて欲しかったけどそんなことやってたら5時間くらいになっているかな。。

  • 鑑賞日 2014/4/23

    緊迫の153分

    ハードな女性の一生を描いた傑作「灼熱の魂」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のハリウッドデビュー作(この監督はカナダ人か)。前作も激しい話だったが、本作も始めからラストまで異様な緊迫感あふれる作品。見終わると原題の「囚人たち」の意味がよくわかる。しかし、もう少しテンポがある展開だと良かった。このゆったりした映像のテンポは、この監督の持ち味なのだろうか。ヒュー・ジャックマンは、「レミゼ」から「X-MEN」、そして本作とどんな役でも見事に演じるものだと感心した。【一ツ橋ホール】