PROGRAM

放送作品情報

ガンマン大連合

VAMOS A MATAR, COMPANEROS 1970年 イタリア フランス 西ドイツ / 119分 西部劇

殺っちまおうぜ、同士たちよ!『続・荒野の用心棒』の黄金コンビが放つ痛快マカロニ・ウエスタン
解説

傑作マカロニ・ウエスタン『続・荒野の用心棒』のセルジオ・コルブッチ監督とフランコ・ネロが3度目のタッグ。コルブッチ監督の“革命三部作”第2作にあたり、痛快アクションとユーモラスな珍道中を魅せる。

ストーリー

革命の嵐が吹き荒れるメキシコで革命軍に銃を売るため、スウェーデンから武器商人ヨドがやって来る。ところが、その資金が隠された金庫を唯一開けられるサントス教授が、アメリカ政府軍に拘束されていた。そこでヨドは革命軍と取引を結び、副官バスコと共に教授を連れて帰ろうとアメリカ軍の砦を目指す。ヨドたちは砦に潜入して無事に教授を奪還するが、非暴力による革命を訴える教授に感化されていく。

監督・原案・脚本

セルジオ・コルブッチ

出演

フランコ・ネロ
トーマス・ミリアン
ジャック・パランス
フェルナンド・レイ
ほか

字幕/吹替
字幕
掲載制限
なし
カラー/白黒
カラー
画面サイズ
ワイド画面
HD
※【ザ・シネマHD】にご加入の方は、
HD画質でご覧頂けます。

オススメキーワード

  • 鑑賞日 2018/2/11

    Vamos a matar, compañerosが原題

     マカロニウェスタンのストーリーといえば、復讐モノのように「濃い」タイプものがおなじみだが、この作品のように、主人公たちが私欲で大金を巡って争うような「軽い」タイプのものもある。  前者に比べて、後者はストーリーの軸が弱く、いかに表層を面白おかしくするかにかかっていて、それで成功するのはかなり難しいことだと思うのだが、この作品も成功するには及ばなかった感じ。

  • 鑑賞日 2017/7/15

    マカロニ的三角関係

     「続・荒野の用心棒」のコルブッチ監督が再びF・ネロを主演に迎えて撮ったマカロニウェスタン。前作とは趣を変えてコミカルなタッチのアクション西部劇。3人の主要登場人物による駆け引きが物語をクライマックスまで引っ張っていくのは「荒野」とか「夕陽」でもおなじみのマカロニ特有の鼎立関係だ。二人の対決にもうひとり加わることでそこに可笑しさが生まれる。ヨド(F・ネロ)、バスコ(トーマス・ミリアン)二人は革命軍に加担することになるけども思惑はそれぞれに違う。そこにヨドに恨みを抱く武器商人ジョン(J・パランス)が絡む。  メキシコ革命という舞台を背景として利権に走るアメリカや政府軍の醜さを描き、一方では非暴力革命を貫くサントス教授(フェルディナンド・レイ)との対照を際立たせている。3人の対立を描きながらも革命を貫こうとする若者たちへの応援歌にもなっている。ラストショットの爽快さはそこから来ているのだろう。

  • 鑑賞日 2017/7/16

    何かをつかむ

    メキシコ内乱時の金儲けを企む男ヨド(フランコ・ネロ)と偶然革命戦士になってしまった男チャト(トマス・ミリアン)の冒険を描く。過去にヨドに裏切られ復讐を企てるジョン(ジャック・パランス)が加わり物語を複雑にする。 最後のヨドとチャトの決闘の原因が笑わせる。いかにも金のためには仲間も裏切る非情な男らしい原因。 無抵抗主義の革命家サントス教授によって二人とも何かをつかむ。

  • 鑑賞日 2017/7/15

    楽しめる

    ラストの金庫のオチは予測できるが、主な登場人物3人の性格付けがはっきりしていて、途中からの騙しだまされのロードムービ風の展開は楽しめる。しかし人を簡単に殺しすぎる。

  • 鑑賞日 2016/4/27

    ガンマン大連合だが、見どころはズバリ三人。

    マカロニウェスタンは総じて底の浅いストーリーを派手な銃撃戦でカバーする。 しかし本作はメキシコ革命を素材とし、イタリアンならではの脂っこいキャラを配し、 コルブッチ監督のケレンミたっぷりの演出が、動乱期の群像を活写した。 特にF・ネロ、T・ミリアン、J・パランスの三つ巴は、 S・レオーネの「The Good, the Bad and the Ugly」の三人に匹敵する。 娯楽西部劇はキャラクターの衝突だけでも、十分盛り上がる。 その証明としても本作の価値がある。 さすがはレオーネより早くウェスタンを撮ったセルジオ・コルブッチだけはある。

  • 鑑賞日

    何もかもが上手く行ってる傑作マカロニ

    フランコ・ネロ トーマス・ミリアン ジャック・パランス の豪華共演 メキシコ革命時代、革命で一儲けを企むモンゴ将軍(ホセ・ボダロ)、非暴力による革命を訴えるサントス教授(フェルナンド・レイ)、そして政府軍の三派が争うメキシコのサンベルナルディーノの町に、スウェーデン人の武器商人ヨド(フランコ・ネロ)がやって来る。 モンゴ将軍はヨドに“メキシコの富が眠る金庫”の鍵を開けるよう依頼。鍵のナンバーを知っているのは、アメリカ軍の要塞に幽閉されているサントス教授だけ。ヨドはモンゴの副官バスコ(トーマス・ミリアン)と共に、教授を連れ戻す旅に出る。 途中、政府軍との撃ち合いでお尋ね者になった二人を、ヨドの昔なじみジョン(ジャック・パランス)が執拗に狙う。彼はかつて商売でヨドに裏切られ、右手を失った男。ジョンのペットの鷹(名前はマーシャ)が大活躍! 二人は何とか教授を救い出して帰途に付くが、帰途がまたまた困難の連続。米軍にジョン一味にメキシコ政府軍にサントス派の学生闘士たち…。次から次へと現れる追撃や待ち伏せをかわしながら 怒涛のクライマックスへ。 “殺っちまえ、殺っちまえ、同志たちよ”と繰り返し流れる主題曲(モリコーネ。作詞は監督のコルブッチ)が映画を盛り上げます! この作品は何もかもが上手く行っていて、完璧な感じがしました。そのスピード感、緊張と脱力の絶妙のバランス、コミカルさ、残酷さ、画面の構図、人物の立ち位置、音楽の入り方、場面展開のタイミング、突破力。そして、作品の底に流れるアナーキーな反骨精神。観る人を酔わせ夢中にさせる見事な娯楽活劇です。 セルジオ・コルブッチ監督はこれまでに『続荒野の用心棒』『さすらいのガンマン』『殺しは静かにやって来る』を見て、残酷でヘビーな作風という印象を持っていましたが、この作品で大ファンになってしまいました! そして、役者さんたちがまた素晴らしいです フランコ・ネロって本当にカッコよくて上手い役者さんですね~。本作のようなコミカルや役は初めて見ましたが、文句なしに素晴らしいです。 そして、ちょっとバカで粗野で男らしくてカッコいい役どころの、トーマス・ミリアン!バスク人との混血でいつもバスク帽をかぶっているので(似合ってます!)バスコというニックネームのネロの相棒。若き日のジャック・パランスにも似て、タイプです~ この二人、ネロとトーマス・ミリアンのコンビが絶妙です! しかーし!(笑)。私の大好きなジャック・パランスは70年にはこんなお姿になっていたのですね。あの「シェーン」の悪役ガンマンや、「攻撃」「悪徳」の精悍な男前のパランスが、本作ではネロに執拗につきまとう異様な悪役(髪型は変な横わけ。やや薄い)、まさに怪演と言える熱演です。もちろん、印象深いキャラクターで、作品にはなくてはならない存在ですけれど。 そしてフェルナンド・レイ。私はこの方はブニュエルの常連さんとして覚えましたが、「フレンチ・コネクション」の麻薬組織のボス役に惚れ惚れ。以来、出演していると嬉しい役者さんの一人になりました。本作でも非暴力で革命を成し遂げようとする教授役を静かな存在感で好演しています また教授を支持する女性闘士で、バスコ(トーマス・ミリアン)と恋に落ちるヒロイン役のイリス・ベルベンも素敵です それにしても。モリコーネってスゴイですね。見る映画、見る映画、モリコーネの音楽ですが、どれもこれも素晴らしいです。 流れるように、そして要所要所を印象付けながら手錬のアレハンドロ・ウロアのカメラも見事です とても面白いので、ぜひぜひご覧ください!

  • 鑑賞日 2016/7/25

    ビバ・メキシコ

    再鑑賞。しっかり憶えていたのはミドリガメ。 メキシコ革命がらみの明朗西部劇。 金庫の中のお宝を発端として次々とシーンが変わっていく。 行き当たりばったりの主人公。作戦も何もあったものじゃない。 プログラムピクチャーだろうが、爽快感たっぷり。 キャストの起用も安定している。

  • 鑑賞日 2016/7/9

    コルブッチと遊ぼう

     作品の構成はコルブッチ監督がこの映画の2年前に撮った「豹/ジャガー」によく似ています。冒頭のシーンから遡って話が進められ、冒頭のシーンに戻るところ、メキシコ革命に目ざめていく男とよそ者に友情が芽生えていくところなど風味は同じです。似ているというか、これまでの自分の作品や他の監督の映画の1シーンを思わせる絵も随所に使っています。やりたいことは大体やり尽くし、後は遊び心の向くままにといった感じです。例えば、フランコ・ネロがマシンガンを撃ちまくるところは「続・荒野の用心棒」、トーマス・ミリアンが銀貨で命拾いをするところは「荒野の1ドル銀貨」、追跡者が爆破した橋から馬ごと川に落ちるところは「ワイルド・バンチ」など。  あとは、やはりエンニオ・モリコーネの音楽が楽しませてくれます。テーマ曲はしっかりしつつ、場面に応じてアレンジを利かせています。テーマ曲を延々と繰り返す映画と比べるとモリコーネの才を感じます。ラストで流れるテーマ曲も実に効果的です。  総じて、セルジオ。コルブッチ監督の遊び心につきあうことができれば楽しい映画です。