PROGRAM

放送作品情報

獣人

LA BETE HUMAINE 1938年 フランス / 98分 サスペンス ドラマ ラブロマンス

突然涌き上がる暴力の衝動に悩み、禁断の愛に苦しむ…ジャン・ギャバンの哀愁が光る犯罪サスペンス
放送日時
2019年04月03日(水) 06:30 - 08:15
2019年04月09日(火) 11:15 - 13:00
2019年04月14日(日) 08:00 - 10:00
2019年04月25日(木) 深夜 04:00 - 06:00
解説

『大いなる幻影』のジャン・ルノワール監督がエミール・ゾラの小説を映像化。罪を犯した人妻に運命を狂わされる男をジャン・ギャバンが哀愁たっぷりに魅せ、人妻役シモーヌ・シモンがファム・ファタール役を好演。

ストーリー

機関士ジャックは遺伝性の脳の障害を持ち、発作を起こすと女性を殺したくなる暴力衝動を抱えていた。そんなある日、彼は駅の助役ルポーと妻セヴリーヌが車室から出ていく姿を目撃。その後、セヴリーヌの養父が車内で殺害されたことが判明し、ジャックは2人による犯行を疑い始める。ジャックに疑われていると気づいた夫婦は彼の買収を図るが、ひょんなことからジャックとセヴリーヌが惹かれ合う様になり…。

監督・脚本

ジャン・ルノワール

出演

ジャン・ギャバン
フェルナン・ルドー
シモーヌ・シモン
ジュリアン・カレット
ほか

字幕/吹替
字幕
掲載制限
なし
カラー/白黒
白黒
画面サイズ
スタンダード画面
HD
※【ザ・シネマHD】にご加入の方は、
HD画質でご覧頂けます。

オススメキーワード

  • 鑑賞日 2019/2/11

    少し消化不良

    機関士と駅長の妻の恋愛。 戦前のフランスだし、日本とシステムが違うので人間関係についてはこんなものかと納得するしかない。 最初のコメントが仰々しいので、なにかアルコール中毒か精神疾患の映画かと思っていたが、その辺りの因果関係が明快ではない。姪からの求婚を病気があるからと断りながら、駅長の妻に求婚するのもおかしい。脚本自体がゾラの原作を消化していないのではないかと思う。

  • 鑑賞日 2019/2/3

    ジャン・ギャバンが何とサイコパス役のサスペンス。 突然殺人衝動が起き、目の前の人は愛していようが誰でも殺したくなる男の話。 三角関係による殺人や不倫など恋愛要素もあるが、30年代にこの題材を扱ったというのは興味深い。 ギャバンは貨物列車の鉄道機関士役なので、鉄ヲタの皆さんにはたまらないシーンが盛り沢山。

  • 鑑賞日

    シモーヌ・シモンとフェルナン・ルドゥーが顔まで似た者夫婦

     原題"La Bête humaine"で、人の姿をした獣の意。エミール・ゾラの同名小説が原作。  主人公の機関士ジャック(ジャン・ギャバン)は女を殺したくなる性衝動を持っていて、そのために恋人とも結婚しないでいる。  ル・アーヴルからパリへ帰る列車で助役夫婦が富豪を殺害したのを知るが、警察には証言せず妻(シモーヌ・シモン)と懇ろになる。妻から駆け落ちを迫られたジャックは夫(フェルナン・ルドゥー)殺害を果たせず二人は疎遠になるが、年末の機関区のパーティで再会し、忘れられずに助役の家へ。妻と抱き合ったところで殺害衝動が起きて刺殺。自分の性癖に耐えきれなくなったジャックは勤務中に列車から飛び降りて自殺してしまう。  ルノアールらしい美しい映像も見られるが、最大の見どころは疾走するSLのシーンにあって、しかもたっぷり見せてくれる。運転席からのスピード感あふれる映像、踏切を通過する汽車の映像、とりわけ機関区での車両基地の様子が機関士を主人公とする映画の臨場感を盛り上げる。  序盤の主人公の病気については説明不足で、関連するシーンもわかりにくいのがやや残念なところ。富豪殺害の警察の取り調べも、一番怪しいのはジャックだろうと思うが夫妻にしか疑惑が向かないのがシナリオとしては甘く、ジャン・ギャバンを見せるための映画になっている。  ヒロインのシモーヌ・シモンが大して美人ではなく、夫役のフェルナン・ルドゥーと顔まで似た者夫婦なのがちょっと笑える。

  • 鑑賞日 2018/7/13

    獣人となる時を推理する映画

    ジャン・ルノワール監督による、ミステリー・サスペンス。 蒸気機関車の機関士ジャック(ジャン・ギャバン)は、発作を起こすと、 暴力的狂人となってしまう病をもっていた。 ジャックは、ある時、駅長のルボーとその妻セヴリーヌの殺人事件を目撃してしまう。 その後、セヴリーヌは、ジャックと不倫関係となり、ルボーの殺人を計画するが・・・。 (蒸気機関車を走らせる機関士が、よく描かれている、・・・ハンマーで叩いて緩みを点検するところなど。)

  • 鑑賞日 2017/1/9

    マニアではありませんが、鉄道映画として白眉。

     とにかく、スクリーン・プロセスもほとんどなく、1930年代の蒸気機関車の迫力映像がタップリ見れ、それだけでもやわな映画ではない事が判る。  演技的にもギャバンの繊細な演技が楽しめる。ギャバンに限れば先日の「大いなる幻影」よりも堪能できた。  キャット・ウーマンことシモーヌ・シモンも魔性を感じさせる。ギャバン相手に猫を気どるカットがあり、「やっぱり猫女だ。」と感じ入ってしまった。  「悪魔が夜来る」でユーグ男爵を演じたフェルナンド・ルドウも、シモンの夫役で堅実な演技。  不倫サスペンス系の話だが、ゾラの原作通りの終盤がどつらく、世間的には話題にのぼらないのか。  冒頭の字幕の説明がなければ、皆、当惑するだけかもしれぬ終盤だ。  しかし、全体としてはルノワールの充実した映像・演出を堪能した。   私が見たジュネス企画のDVDは92分で(注意:アマゾンでの表記109分)、他のパイオニアやパブリック・ドメイン盤の100分より短い。パル廻しにしても短すぎるなぁ、失敗した。画質は悪くないんだが。   クライテリオン盤をチェックしたら、96分表記だった・・・。どれが正しいのやら。

  • 鑑賞日 2016/1/13

    1938年 ジャン・ルノワール監督作品 エミール・ゾラ原作 フランスのサイコもの。しかし根ざしているものは深く、文学的です。堕ちていく人々に見る、人生の無常感。ジャン・ルノワール本人もご出演。

  • 鑑賞日 2015/12/19

    まるで猫

    シネマヴェーラの恒例企画・映画史上の名作特集2015。ルノワール「獣人」を観るのは5回目くらいですし、この前は2008年の文化村でのルノワール特集で観ていますので、気が弛んで寝落ちしましたが、まるで猫を思わせるシモーヌ・シモンがギャバンにキスしようとした瞬間、ギャバンに噛み付くような素振りを見せ、ギャバンがそれをかわす場面は、きちんと起きてチェックしました。

  • 鑑賞日 2015/12/22

    犬派は権力、猫派は愛情

    4度目の鑑賞。観るたびに印象が違うのは、多様性のある表現方法だからか。ジャック・ランチェの立場で観るか、セヴリーヌで観るか、ルポに重きを置くか。今回発見したのは、犬と猫の使い方だ。犬派は権力を振りかざす下種野郎、猫派は愛情に飢える弱者という使い方をしている。

  • 鑑賞日 2015/12/22

    歪なる疾走

    発車待機中の蒸気機関車の横腹に接近してゆっくりと舐める様に横移動するカメラアングルがどこか艶かしく素晴らしい。列車を撮ってこんなアングルはこれ迄みた事がなかった。全編にわたる過剰とも云える鉄道描写は原作小説の記述に合わせたのだろうが、映画ではこれがのっぴきならぬ病癖を抱えて不義の愛にのめり込む主人公の恐れと官能により有機的に結びつく。もともとの「映画の中で機関車を運転したい」と云うジャン・ギャバンの稚気めいた願望を真に受けたルノワールは、そこに発するだろうイビツさを何とも魅力的な映画の推進力に置換えて見せるのだ。

  • 鑑賞日 2008/10/27

    本当の獣人は誰?

    出だしの10分近くの蒸気機関車の運転台からの走行シーンはスピード感あふれ迫力十分で、その後も全体の四分の一は折につけて列車のシーンが用いられ、まるで鉄道映画かと見まがうばかりである。 主人公のジャンは鉄道機関士を仕事としているので、ジャンの荒ぶる発作と、爆走シーンとを、リンクさせているのかもしれないが、やや多用しすぎたきらいがある。 だが、対する人妻との関係描写になると、意外ともたついた描写で、不倫関係とはいえ、フランスらしい洒脱感が見られないのは第2次大戦が迫る世情が影響しているのだろうか。 個々人の野獣性をはるかに超える、得体の知れない怪物の到来を予見した上でのルノワールのメッセージが込められているのかもしれない。

  • 鑑賞日 1997/12/10

    観るたびに面白くなる

    観るたびに面白くなるのは、ワンカットごとの表現が豊かで、ルノワールにしては遊びがない作品である。

  • 鑑賞日 1995/5/27

    列車走行が心理表現に

    列車の走行の荒々しさが、ランチェの心理表現になっている。ミステリー仕立てにもなる物語だが、悲劇仕立てにしたのが感動的な作品になった。

  • 鑑賞日 1975/11/15

    TVカット、吹き替え版。

     当時は、ジャン・ルノワールの真価を解ってなかった。     2017年、DVDで再見。        ルノワールの映画タッチが見事。

  • 鑑賞日 1995/4/16

    設定は無茶だが

    ゾラの原作は未読だが、発作を起こすと女を殺したくなるという設定が無茶だけど、そういう設定を理解しないと話に溶け込めない。一回目はちょっと抵抗があったが、二回目から本作の面白さに魅了された。