PROGRAM

放送作品情報

カリフォルニア〜ジェンマの復讐の用心棒

LO CHIAMAVANO CALIFORNIA 1977年 イタリア スペイン / 101分 西部劇

貴公子ジェンマがまるで高倉健?堅気になろうとする元ガンマンの男気がジワる異色のマカロニ西部劇
放送日時
2020年03月29日(日) 10:00 - 12:00
2020年04月01日(水) 10:30 - 12:30
2020年04月28日(火) 06:15 - 08:15
解説

『新・さすらいの用心棒』のミケーレ・ルーポ監督とジュリアーノ・ジェンマが再タッグ。仁侠映画に相通じる人間ドラマに仕上がっていて、ラストの決闘シーンでも銃を使わない異色のマカロニウエスタン。

ストーリー

南北戦争直後のミズーリ。敗北し故郷へ戻っていく南軍兵たちは賞金首に仕立て上げられ、賞金稼ぎの標的となっていた。伝説の早撃ちガンマンだった南軍兵カリフォルニアも、旅を共にする少年兵ウイリーを賞金稼ぎの一味に殺されてしまう。カリフォルニアはウイリーの死を知らせるため遺族の元を訪れ、農場仕事を手伝いながら居候することに。やがて姉ヘレンと心を通わせるが、ならず者と化した北軍兵に彼女をさらわれてしまう。

出演

ジュリアーノ・ジェンマ
ウィリアム・バーガー
ライムンド・ハームストロフ
パオラ・ボゼ
ほか

字幕/吹替
字幕
掲載制限
なし
カラー/白黒
カラー
画面サイズ
ワイド画面
HD
※【ザ・シネマHD】にご加入の方は、
HD画質でご覧頂けます。

オススメキーワード

  • 鑑賞日 2019/5/5

    薄いマカロニ風味

     制作年が77年ということなのでマカロニブームはとっくに去っていた頃。地元イタリアではいまだ制作が続けられていたらしい。もちろん日本では未公開。  ただセリフが英語で統一されているせいもあって、マカロニらしさも薄く、普通にウエスタンを観る感覚で見ることができた。 ストーリーも副題の通り、賞金稼ぎに殺された相棒(青年)の仇討ちというシンプルな構図でわかりやすい。ただ復讐にいたる過程はそれなりに凝っているが。  ジェンマ演じるマイケルもすぐに銃を振り回さない。足を洗っているせいかおとなしめ。それが終盤で爆発するという設定もよい。 殺された青年の姉と結婚。二人馬車に乗って街に買い出しに出かけるシーンが良い。  カメラは行き交う馬車を交互に見せつつ街を俯瞰。最後に二人の乗った馬車に焦点を合わせるという凝り方。そんな落ち着いた演出もマカロニらしさから遠い。

  • 鑑賞日 2018/1/23

    賞金稼ぎを追う

    南北戦争終結時の南軍兵士の物語から始まり、連れ去られた妻を取り戻すべく、無法な集金稼ぎを探す。 ガンプレイよりも、元南軍兵士(ジュリアーノ・ジェンマ)の友情と愛情を描く西部劇。音楽もどちらかと言えば現代劇ロマンス風の哀愁を帯びたメロディー。 南軍の捕虜解放時に、道連れの若い少尉と仲良くなる。彼は田舎へ帰るのを楽しみにしており、姉の話などして彼を田舎に連れて行こうとしていた。途中賞金稼ぎが南軍の兵士達を賞金稼ぎの名目で次々と殺していくのを目撃。少尉はちょっとしたいさかいで殺されてしまう。彼は遺品を届けるために彼の実家へ。そして姉と仲良くなり、農家の息子として暮らすが、違法な賞金稼ぎの逮捕騒ぎで妻を連れ去られてしまう。 彼は昔カリフォルニアと呼ばれたガンマンだったが、再び銃を手に取り、賞金稼ぎ達を追う。 ガンプレイが少ないのが残念だが、ジェンマの心の動きをしっかりと描写しており、アクションとしてではなく、ドラマとして楽しめる。

  • 鑑賞日 2017/5/18

    陰りのあるジェンマ

    マカロニウェスタン傑作映画DVDコレクションで観た。 マカロニウェスタン末期だけど、残酷味が薄い。ジェンマが主演なので脂っこくない。本場西部劇風味で好感持てる。 でもそれだとマカロニウェスタンらしさが無くなって物足りないのにも確か。 ジェンマは何かの理由から銃を使わないが、それがはっきりしない。 終盤で、戦争に行って死んだのだ、というせりふがあるのだが、もっと明確に描いていれば、哀愁があるジェンマの演技が立っただろう。 ラストで傷ついたヒロインに手を繋ぐ場面なんかは、彼なら彼女を癒してくれるだろうし、主人公の心の安定も得るだろうと思わせるだけに残念。

  • 鑑賞日 2017/2/2

    ラス前の一作

     ジュリアーノ・ジェンマのマカロニ・ウエスタン出演は、この作品の翌年の「シルバー・サドル~新・復讐の用心棒」でおしまいです。それでも、初期の初々しさは失われていません。本作では伝説のガンマンという役を演じていますが、ガン・アクションはあまり披露していません。また、カリフォルニアという名前は劇中では封印し、たまたま駅馬車に積まれていたたばこの名前マイケル・ランダムを名乗ります。最後のボスとの闘いは意外な形で決着をつけますが、なぜかガン・ファイトは封印。  ちょっと拍子抜けだったり、肩すかしだったり、意外だったりするところもありますが、がっかりすることはありません。

  • 鑑賞日 2016/12/24

    南軍の敗残兵

    良質なマカロニウェスタン。 敗れた南軍兵は北軍の指示の下で解散し、故郷へ戻っていく。 ある者はジョージアへ。 過酷な旅路。 ウィリー。マイケル・ランダム。 遺された家族。 殺伐とした描写が少なくウェットな演出。 ストーリーも新鮮味がある。

  • 鑑賞日

    一匹狼のクールなジェンマ

    南北戦争直後のミズーリ。南軍の軍服を着た敗残兵たちが大勢、帰郷の途についていた。そんな彼らを冷酷な賞金稼ぎが狙っている。弟分の相棒ウィリー(ウィリアム・バーガー)を殺された“カリフォルニア”(ジェンマ)は、彼の死を告げるためジョージア州の実家を訪ねる。ウィリーの代わりに農場を手伝ううちに、姉のヘレンと心を通わせるカリフォルニアだったが、無法の賞金稼ぎたちが彼女を誘拐して逃亡。カリフォルニアは賞金稼ぎ一味に潜入して、ヘレンを奪い返すチャンスをねらう! マカロニ・ウェスタンの貴公子と呼ばれたジュリアーノ・ジェンマ。マカロニ後期のこの作品ではもう若手ではありませんが、でも、この作品のジェンマは特別カッコいいです。無駄をそぎ落としたようなストイックな清々しさ。一匹狼のクールな“カリフォルニア”(ジェンマ)は、親しげに話しかけてくる素直で気のいい若者ウィリーと次第に心を通わせていく…。2人の会話や交流が、エピソードの積み重ねでユーモアを交えて描かれ、心が近づいていくのがよくわかります。それだけに、ウィリーを殺されたカリフォルニアの悲しみも切々と心に迫って来るのです。 ウィリーの実家の農場を手伝い、姉のヘレンと愛し合うようになったカリフォルニアは、再び賞金稼ぎに大切な人を奪われ、彼女を取り返すために命を賭けます。ここで初めて彼が名うてのガンマン“カリフォルニア”だったことが観客に知らされるわけですが、強くて、四の五の言わず、彼女の奪還のため次々と行動していくジェンマは本当にカッコイイです。 ラストシーンでヘレンに「さぁ帰ろう」と手を差し伸べるカリフォルニア。大きな手が、彼の心の大きさも現わしているようで、清々しく温かいエンディングでした。 ヘレン役のパオラ・ボゼの愛くるしい魅力も心に残ります。 いい作品です。 ぜひご覧ください。