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PROGRAM/放送作品
ハミング・バード
[PG12]心に傷を持つ脱走兵の生き様をジェイソン・ステイサムが熱演したハードボイルドアクション
『イースタン・プロミス』の脚本家スティーヴン・ナイトの監督デビュー作。人気アクション俳優ジェイソン・ステイサムが、PTSDに苦しむ脱走兵の心の傷や弱者との交流を熱演し、ハードボイルドな魅力を醸し出す。
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COLUMN/コラム2019.12.27
遅れてきたアクション映画界の大型ルーキー、快進撃を続けるジェイソン・ステイ サム!
今、最も旬なアクションスターは誰か? アクション映画界は長らくシルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー、ジャッキー・チェン、スティーヴン・セガール、チャック・ノリスといったメンバーが、寡占ともいえるほ業界を牛耳ってきた。しかし、スタローンは73歳、シュワルツェネッガーは72歳、ジャッキー65歳、セガールは67歳で、ノリスに至っては79歳なのである。人類の平均寿命が延び、年金の支給開始がどんどん後ろ倒しになり、定年後も再雇用やセカンドキャリアが当たり前になっている昨今だとしても、いくらなんでも70代の後期高齢者にアクション映画界をいつまで背負わせているのかと怒られても致し方なしの状況は非常に問題だ。アクションスターの後継者問題は非常に深刻なレベルにあり、特に欧米のアクションスターの人材枯渇っぷりはみていて心配になるレベル。アクションスターという存在が、絶滅危惧種と言われても否定できない状態になっている。 しかしぼくのように年がら年中アクション映画ばかり観ている輩からすると、「心配ご無用!」と太鼓判を押したくなる新進気鋭の若手アクションスターがここにいる。ジェイソン・ステイサムである。 1967年、イングランド中部ダービーシャーで生まれたステイサムは、地元の露店で働きながら、カンフー、キックボクシング、空手といった武道を習得。またサッカー選手としても活躍し、のちに映画で共演することになる元プロサッカー選手ヴィニー・ジョーンズと共にフィールドを駆け回っていた時期もあった。しかし何と言ってもステイサムの才能が開花したのは、水泳の飛び込み競技。イギリス代表候補になるほど卓越した成績を残していたが、ステイサムはアスリートの道ではなくファッションモデルとしてキャリアを積み始める。トミー・ヒルフィガー、グリフィン、リーバイスといった有名ブランドのモデルを務めるだけでなく、シェイメンやイレイジャーといったバンドのミュージックビデオにも出演。そしてステイサムがモデルとして契約していたブランドのフレンチ・コネクションがある映画のスポンサーとなっており、その宣伝もかねてステイサムはその映画に出演することになる。新人監督ガイ・リッチーの長編監督デビュー作であり、ステイサムの映画デビュー作でもある『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(98年)は、その年のイギリス映画のナンバー1ヒット作となり、主人公グループの一人を演じたステイサムも映画俳優として注目を集めるようになっていく。さらに続くガイ・リッチー監督作『スナッチ』(00年)にも引き続き出演。本作では狂言回しの主人公を演じ、俳優としてのステータスは一気に上がったのであった。 ステイサムの転機となったのは2001年に公開された『ザ・ワン』(01年)。ジェット・リーという稀代のアクションスターと共演したこの映画を皮切りに、ステイサムは本格的にアクション俳優としての活動を開始。リュック・ベッソン率いるヨーロッパ・コープ社制作の『トランスポーター』シリーズ(02年~)では、無敵の運び屋フランク・マーティンに扮し、ステイサムの身体能力をフルに発揮したアクションとド派手なカースタンを披露。ステイサム主演で第3作まで作られる人気シリーズとなり、興行収入もうなぎ上りで『トランスポーター3 アンリミテッド』(08年)ではついに世界興収が1億ドルを突破することになる。他にも、アドレナリンを出し続けないと死んでしまう劇薬を投与された殺し屋の活躍を描く『アドレナリン』シリーズ(06年~)、シルベスター・スタローンが消耗品扱いをされてきたかつてのアクションスターを結集して制作した大傑作『エクスペンダブルズ』シリーズ(10年~)、チャールズ・ブロンソン主演作のリメイクとなる『メカニック』シリーズ(11年~)といった人気シリーズに次々と出演。確実に数字を見込めるアクションスターとしてその方向性は確定していくことになる。 しかし興収が1億ドルを突破するようなアクション大作にだけ出演する、単なるアクション俳優で終わらないのがステイサム。『バンク・ジョブ』(08年)や『ブリッツ』(11年)といった渋めのスリラーでもその存在感をアピールし、『SAFE/セイフ』『キラー・エリート』(共に11年)、『PARKER/パーカー』『バトルフロント』(共に13年)のような単発の佳作アクション映画にも主演。まさに八面六臂の大活躍で、アクション映画俳優としての地位を確立したのだった。 ステイサムのアクションの魅力は、幼少期に経験した様々な格闘技をベースにしたガチンコのファイトコレオグラフィと、抜群の身体能力を活かしたスタント。さらに水泳競技で鍛え上げた無駄のない肉体美の躍動だ。大先輩のスタローンやシュワルツェネッガーのように巨大な筋肉の鎧ではなく、最盛期の総合格闘家ヴァンダレイ・シウバのように発達した広背筋と強くしなやかな筋肉がステイサムの強さの説得力となっているのだ。 閑話休題。ここでアクション映画界に存在する“もう一つの頂”、『ワイルド・スピード』シリーズ(01年~)に話を移そう。元々ヴィン・ディーゼルと故ポール・ウォーカーのコンビが繰り出すド派手なカーアクションで人気になったこのシリーズだが、シリーズ第5弾『ワイルド・スピード MEGA MAX』(11年)からDSS捜査官ルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)が参戦した辺りから肉弾アクションも増量。それに伴って興行収入も倍々ゲーム状態で増加している人気シリーズである。 そんな人気シリーズの第6弾『ワイルド・スピード EURO MISSION』(13年)では、これまでアメリカ、日本、ブラジルといった世界をまたにかけて活躍するワイスピ一家が、ついにヨーロッパに乗り込んだ作品で、イギリス特殊部隊出身のオーウェン・ショウ率いる犯罪集団との激闘を描くアクション大作だ。ハイウェイで戦車とのカーチェイスや、巨大輸送機とのカーチェイスなどド派手なアクションが続く本作は、ワイスピ一家がオーウェンを逮捕して終わるのだったが、エンドクレジット後に流れた映像は、まさに世界を震撼させるものであった。そこでは東京で瀕死の重傷を負ったワイスピ一家の主要メンバーであるハンの姿が。シリーズ第3弾『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(06年)で事故死したとされていたハンは、謎の人物によって殺されていたのだった。その人物こそオーウェンの実兄であり元SAS最強の男デッカード・ショウ、演じるのはジェイソン・ステイサムその人であったのだ! ステイサムのワイスピシリーズ参戦のニュースは衝撃をもって世界で迎えられた。続く『ワイルド・スピード SKY MISSION』(15年)では、ステイサム演じるデッカードが本格的に参戦。タイマンでホブスをボコり、カーチェイスでもワイスピ一家の強豪を上回る腕前を披露。たった一人でこれまでの主要登場人物全員を出し抜くチート状態で、ワイスピ一家はシリーズ最大の危機を迎えることになる。 主演陣のひとりであるポール・ウォーカーが撮影中に事故死するという悲劇を乗り越えて制作された『SKY MISSION』は、世界興収15億ドルを突破するというシリーズ最大の興収を記録。殺されずに逮捕されて刑務所に収監されたデッカードは、必ずや後続のシリーズでふたたび最強の敵としてワイスピ一家の前に立ちふさがるに違いない……映画を観たすべての観客がそう思ったはずだ。 しかし続く『ワイルド・スピード ICE BREAK』(17年)ではいきなりデッカードは弟のオーウェンと共にワイスピ一家側として参戦。さらにデッカード兄弟の母親であるマグダレーン(オスカー女優ヘレン・ミレン!)まで登場し、ショウ家は家族総出で謎のハッカー・サイファー(オスカー女優シャーリーズ・セロン!)と激戦を繰り広げることになる。この前作最強の敵が、次作では強力な味方となって、さらにコメディ的な役割も担う展開を、ぼくは勝手に“魁!男塾システム”と呼んでいるのだが、このシステムによってステイサムは前述の人気シリーズに加えてワイスピシリーズにもレギュラー参戦することになったのだ。 そしてワイスピシリーズ初の長編スピンオフ『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』では、デッカードはいきなり主役に昇格。ホブスとともに無敵の改造人間ブリクストン(イドリス・エルバ!)と激闘を展開するデッカードには、さらに強力な助っ人MI6エージェントのハッティ(ヴァネッサ・カービー)が登場。しかも何とハッティはデッカードの妹ということで、ワイスピ一家の増殖スピード以上にショウ家の増殖スピードが早すぎて、ますますステイサムはワイスピに必要不可欠な人材になっているのである。 という感じで、自身のシリーズ物を何作も抱えつつ、『エクスペンダブルズ』『ワイルド・スピード』という世界的なメガヒットシリーズでも重要な登場人物を演じ、さらに小粋なサスペンスや小品アクション映画にも多数出演。つまり今のアクション映画界はステイサム抜きでは語れない状態なのである。52歳にして意気軒高なステイサム。あと20年はその活躍から目が離せないぞ。■ 『ワイルド・スピード EURO MISSION』©2013 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED. 『ワイルド・スピード SKY MISSION』© 2015 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED. 『ワイルド・スピード ICE BREAK』© 2017 Universal City Studios Productions LLLP. All Rights Reserved
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PROGRAM/放送作品
バトルフロント
[PG12]愛する娘を守るため男が命を懸ける!ジェイソン・ステイサムの死闘に手に汗握る壮絶アクション
シルヴェスター・スタローンが自分の映画のために執筆した脚本を、『エクスペンダブルズ』で競演したジェイソン・ステイサムを主演に起用し映画化。銃撃戦から挌闘バトルまで激しいアクションをクールに魅せる。
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COLUMN/コラム2016.04.18
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年5月】うず潮
大人気アクションスター、ジェイソン・ステイサムがPTSDに苦しむ脱走兵を寡黙に熱演しております。ジェイソン・ステイサムの安定感は素晴らしい。ワイルド・スピード SKY MISSIONで見せた無敵の悪役もいいですが、影のある寡黙な役柄もまた味わいがあります。 場所はロンドンの裏街、小さな段ボールハウスに心身共に落ちた状態で少女と身を寄せ合うホームレスのステイサム。そんな中、二人は街のチンピラたちに襲われチリジリに。偶然ステイサムが忍び込んだ高級マンションは、家主が当分帰ってこない部屋(Wow!)。さらにまさかのキャッシュカード更新レターを見つけて、キャッシュカードをゲット(日本なら郵便書留で本人確認なのに…)!スタイサムは汚れた身をきれいにし、その部屋で暮らし始めます。 やがて中国マフィアの用心棒の職を得たスタイサムは、高級スーツに身を包みバリバリと稼ぎまくります。さすが元ファッションモデルだけあって、スーツ姿は男が見てもマジかっこいいです(こんな着こなしをしてみたい…)。そんな折、いい仲になった修道女から、ホームレス時代に身を寄せていた少女が殺され、川に捨てられていたことを知らされます。ステイサムは中国マフィアと取引し、犯人の情報を得るかわりに、汚い仕事に手を染めていきます。 そんな中、今後もう会えないだろう娘のために、修道女に写真をとってもらうシーンがあるのですが、ちょっとほっこりクスッとするシーンです。ロンドンのオシャレなカフェで、いけてるリーマン風とか、いい人風とかポーズをとって写真に納まるステイサム。ちょっと違った一面が見れますので、是非ご注目を! (C) 2012 Hummingbird Film Investments LLC
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PROGRAM/放送作品
エクスペンダブルズ3 ワールドミッション
今度の敵ボスはメル・ギブソン!アクション界のオールスターが三たび集結した超豪華シリーズ第3弾
アクション界のオールスター豪華競演シリーズに、メル・ギブソンやハリソン・フォードら超大物が参戦。イキのいい若手スターたちも加入し、肉弾戦あり銃撃戦ありのド迫力アクションにキレ味鋭い見ごたえが加わる。
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COLUMN/コラム2016.04.16
男たちのシネマ愛⑥愛すべき、クレイグ・ボンド。そして、愛すべき洋画の未来。(4)
飯森:さて、ここからはざっくばらんにと申しますか、最終回ですので洋画チャンネルに今後要望することなどを忌憚なく提言としてお聞かせいただければ。もしかすると、あれは出来ない、これも出来ないという話になっちゃうかもしれませんが(笑)。 なかざわ:逆に、今の一般視聴者が洋画チャンネルに求めているものって何でしょうかね? 僕なんか完全にマニアなので少数意見にしかならないと思うんですが。 飯森:よく視聴率って問題になりますよね。恐らく、多くの方が視聴率というものに対してあまり良いイメージを持っていないと思うんですけど。どんなにいい映画を放送しても、視聴率が低いということは見られていないということであり、求められていないということを意味します。逆に、視聴率が取れているというのはニーズが満たされている証拠ですよね。だから、視聴率狙いというのは決して悪いことではない。ただ、視聴率を取れる映画というとほぼ決まっていて、うちの場合ですとアクション映画だけなんですよ。せいぜい遡って’70年代くらいまでの。圧倒的に数字を持っているのはジェイソン・ステイサム(注79)とスティーブン・セガール(注80)の二強。あとはスタローンとかシュワルツェネッガーですね。そういうものさえ放送していれば視聴率は取れてしまいます。チャンネルの収入は視聴率にかかっている部分もかなり大きいので、収益を上げようとするとそういう映画は欠かせない。でも同時に、本当にそれが視聴者が求めているものなの?満足してもらえてるのか?という疑問も頭をもたげてくるわけです。 なかざわ:もっと潜在的なポテンシャルのあるターゲット層もいるかもしれませんよ? 飯森:僕もステイサムはヘアスタイルを真似るぐらいリスペクトしてますから(笑)、ステイサム映画やセガール映画を低級とか低俗とか思う気持ちは微塵もない。むしろ、そういうことを言っては娯楽映画を見下す映画ブルジョワたちには反感を覚えるぐらいで、いつか革命起こして打倒してやるぞと思っている闘争的映画プロレタリアなんですが(笑)、それでもステイサム映画などの視聴率が取れる映画イコールみんなが本当に愛している映画、というわけではないんじゃないの!?とも疑っているんです。おそらく、ステイサムは“安心感”じゃないですかね。美味い店を開拓するのは、不味いリスクもあるし何より億劫ですけど、いつも行くファミレス全国チェーンのメニューなら、どれ頼んでも大ハズレはないだろ、的な発想。 ザ・シネマ編成 飯森盛良「あなたのハートには、何が残りましたか? それではみなさん、また会いましょうね、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。」 なかざわ:暇つぶしに丁度いいということもある。ザ・シネマさんだと中高年の男性視聴者が多いですよね? だいたい人間ってみんなそうだと思うんですが、年を取ってくると小難しい映画は見たくなくなるんですよ。ただでさえ日常や社会の煩わしさに追われて、仕事だなんだと1日疲れきって家に帰ってテレビをつけたとき、さらに疲れるような映画は御免被りたいと思ってしまう。 飯森:良いこと仰った!それこそが善良なる勤労映画プロレタリアートの心情です!僕も商売柄なかなか本音をカミングアウトしづらいんですが、ここだけの話「勘弁してくれよ…難解なアートフィルムなんて見たくねえよ!」というのが、公人としてでなく私人としての偽らざる本心です(笑)。それに比べたらステイサムは本当に一億倍好きですよ。そういうレベルの奴がやっているチャンネルなんだということで、逆に信頼していただきたい(笑)。 なかざわ:年をとるとそれこそステイサムやセガールのように、勧善懲悪でドンパチがあって、綺麗なオネエちゃんが出てきて、大して実のある中身ではないかもしれないけど、楽しく1時間半ないし2時間を過ごせました。あー面白かった!という映画を求めるようになっていきますよね。 飯森:高校・大学の頃は小難しい映画を見てめんどくさい議論を人に吹っ掛けるのがオシャレで知的でカッコイイと思っていましたし、映画ファンの端くれとして退屈でも我慢して勉強する義務があるとも思っていましたけど、今はとてもじゃないけどそんな余裕はない。あれは良くも悪くも“若さ”でしたね。今や僕はまごうかたなき中年のオッサンですから、ひたすらエンターテインメントを希求切望してやまない。しがない疲れたサラリーマンのこの俺のことを腹の底から楽しませてくれ!と。でも、エンターテインメントだからといって必ずしもステイサムである必要はないんじゃないかとも思ったりもします。様々な選択肢を用意していかねばとは思っています。 なかざわ:視聴率という分かりやすい数字だけを拠り所にして、偏ったジャンルの映画ばかりを提供していくと、どんどんと尻すぼみになっていくと思いますよ。結果的に自分で自分の首を絞めることになってしまう。チャンネルの将来的な展望を考えても、多種多様な選択肢を提示していくことは必要不可欠だと思います。 飯森:まさにそれが深夜帯に放送している「シネマ解放区」(注81)です。未ソフト化映画とか激レア映画とか、いろいろと提供することで尻すぼみを回避しようと努力していて、そこの枠で映画好きな方々とのコミュニケーションはちゃんと取れていると思うんですよ。「ザ・キープ」(注82)をやるといえば大喜びしてくれる人はいますし、野沢那智版「ゴッドファーザー」三部作(注83)も反響が大きかった。でも、そこまで映画が大好きで詳しいわけじゃない、という視聴者の方が、実は圧倒的多数なんです。コア層というのは文字どおりコアですからね、決してマスじゃない。そうしたマス層にザ・シネマを便利に使ってもらおうとすると、現状どうしてもステイサムやセガールだらけになっちゃう。こうした悩みは、どこのチャンネルも抱えていると思いますよ。実に難しい! なかざわ:まさにジレンマですね。理想としては、そういう方々にも幅広い選択肢を認知してもらえればいいんでしょうけど。 注79:1967年生まれ。イギリスの俳優。代表作は「トランスポーター」(’02)シリーズ、「アドレナリン」(’06)、「エクスペンダブルズ」(’10)シリーズなど。注80:1952年生まれ。アメリカの俳優。日本で武道を学んだ親日家としても知られる。代表作は「刑事ニコ/法の死角」(’88)、「沈黙の戦艦」(’92)、「暴走特急」(’95)など。主演作の多くに「沈黙の~」という邦題が付けられる。注81:激レアなお宝映画や懐かしの日本語吹き替え、エロティック映画などを放送するザ・シネマの平日深夜枠。注82:1983年制作。アメリカ映画。東欧の古城に幽閉された悪霊をナチス軍が解放してしまう。熱烈なファンの多い作品だが、現在はソフト化などされていない。完成版に不満を持つマイケル・マン監督の意向だとされる。注83:ニューヨークのマフィア、コルレオーネ・ファミリーの軌跡を描くフランシス・フォード・コッポラ監督作品。「ゴッドファーザー」(’72)、「ゴッドファーザー PARTⅡ」(’74)、「ゴッドファーザー PARTⅢ」(’90)の3本が作られた。声優の野沢那智がアル・パチーノの声を担当した日本語吹替えバージョンが人気。 次ページ >> かつてのように人々がハリウッド映画だからといって興味を持たないような状況になってしまっている。(飯森) 『007/カジノ・ロワイヤル(2006)』CASINO ROYALE (2006) © 2006 DANJAQ, LLC, UNITED ARTISTS CORPORATION AND COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC.. All Rights Reserved. 『007/慰めの報酬』QUANTUM OF SOLACE © 2008 DANJAQ, LLC, UNITED ARTISTS CORPORATION AND COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC.. All Rights Reserved. 『007/スカイフォール 』Skyfall © 2012 Danjaq, LLC, United Artists Corporation, Columbia Pictures Industries, Inc. Skyfall, 007 Gun Logo andrelated James Bond Trademarks © 1962-2013 Danjaq, LLC and United Artists Corporation. Skyfall, 007 and related James Bond Trademarks are trademarks of Danjaq, LLC. All Rights Reserved.
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PROGRAM/放送作品
エクスペンダブルズ2
[PG12]シュワ、ブルース本格参戦!さらにヴァン・ダム、チャック・ノリスも!80’sアクション・スター大進撃
前作で豪華競演した新旧アクション・スターが再集結し、さらに悪役としてジャン=クロード・ヴァン・ダムが新参戦。前作では顔見せ程度だったブルース・ウィリスとアーノルド・シュワルツェネッガーが大活躍する。
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COLUMN/コラム2013.05.25
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2013年6月】山田
ガイ・リッチー周辺のスタッフ&キャストでおくる、1974年の痛快スポーツムービー「ロンゲスト・ヤード」のリメイク(?)もの。アメフトがサッカーに置き換わっている以外、ストーリーとしてはほぼ一緒ではあるが、キャラクターの濃さ(と分かり易さ)、スタイリッシュかつスピード感溢れる映像に選曲の良さも光り、サッカー好きはもちろん、そうでなくても大興奮!どんな時でも悪人面、主演のヴィニー・ジョーンズはというと、プレミアリーグでも活躍した元・プロサッカー選手。時々見せる愛嬌のある笑顔に、「もしかしたら普段は大人しくて優しい人なのでは?」と勝手に思っていたのですが、何やら選手時代にもかなり凶暴で恐れられていたらしく、東京へのフライト途中のケンカが原因でヴァージンアトランティック航空に搭乗禁止とか、イエローカード最速記録(キックオフして3秒後!)保持者だとか。やはりそのままのようだ。ザ・シネマではもちろん、「ロンゲスト・ヤード」1974年版、リメイクの2005年版もあわせて放送いたします! COPYRIGHT © 2013 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED
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PROGRAM/放送作品
エクスペンダブルズ
[R15+]スタローンが同時代に活躍したアクション・スターたちを呼び集めた、史上最強のアクション映画!
スタローンがエクスペンダブル(消耗品)と思われていた時代の往年のアクション・スター達を呼び集め、“筋肉ばかアクション”という過去のジャンルを現代に復活させた、映画史上最強のアクション映画。
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NEWS/ニュース2012.07.11
アクションスター列伝【アジア人対決】結果発表!
今回の対決は、【アジア人対決】! 『ザ・ワン』ジェット・リー無敵の存在になるため戦う男に扮するジェット・リー。パラレル・ワールドの自分自身と対決し最強を目指す。 VS 『アクシデンタル・スパイ』ジャッキー・チェン天性の予知能力を持つ健康器具セールスマンに扮するジャッキー・チェン。 アジア最強のスターはどっちだ!?いざ、対決! 世界が認めたアジアのアクション・スターとして肩を並べている、ジェット・リーとジャッキー・チェン。卓越した身体能力を活かし、これまで多くのアクション映画を送り出してきた彼らは、中国圏だけでなくハリウッドでも精力的に出演をこなしている。『ドラゴン・キングダム』で、念願のガチ・カンフー対決を果たしたのはご存じのとおりだが、ここでは両者それぞれのピンの主演作をぶつけてみよう! ジェット・リーはハリウッドで主演を務め、ひとりで複数の役をこなした『ザ・ワン』。125のパラレル・ワールドが存在するというSF設定の下、平行世界の自分を殺してはそのスキルを吸収して最強の存在になろうとする悪党。すでに123人を倒した、この犯罪者の陰謀を阻止すべく、残るひとりとなった最後の世界の保安官が立ち上がる。ジェットはこの主人公と、どんどん手ごわくなる悪役を演じ分けているのだが、クライマックスはもちろん自分対自分! 卓越した武術の素養を映画に活かしてきたジェットのアクションに、ハリウッドの共演者からは“速過ぎて、ついていけない”との声も上がった。しかし共演相手が同等に動ける“自分”なのだから、格闘の見せ場としてはハッキリ言って無敵。視覚効果やスタントなどのトリックを駆使して生み出されたジェットVSジェットの、スピード感たっぷりの死闘から目が離せない。 ■ 一方のジャッキーは、おひざ元の香港で主演した『アクシデンタル・スパイ』を放つ。天性の直観と子どもの頃から習っていたカンフーだけが取り柄の、孤児出身のサエないセールスマンが自身の出生の秘密を探るうちに、細菌兵器をめぐる謎の組織との戦いに巻き込まれる。そんな主人公の受難を、ジャッキーはいつもながらの体当たりのスタントで演じてみせる。離陸寸前の飛行機にバイクで突っ込み、手近なモノを引っつかんで格闘し、疾走するタンクローリーにしがみついて陸橋からダイブ! ハリウッドでは制約が多くて自分でスタントができないと常々こぼしていたジャッキーだが、そういう意味では水を得た魚というべき奮闘。全裸でイスタンブールの街を駆け回るハメに…という、ジャッキーらしいコミカルな見せ場も嬉しい。 どちらも2001年の作品で、当時のジェットは38歳、ジャッキーは47歳。この歳で過酷なスタントに挑んだジャッキーは確かに立派だし、その意欲的な姿勢は賞賛せざるをえない。しかし、『プロジェクトA』や『ポリス・ストーリー/香港国際警察』といった快作を送り続けた全盛期と比べると見劣るのも事実。その点、ジェットは脂の乗った年齢での出演作で、ハードな格闘を見せたばかりか、この一本で、設定上125人の“自分”を見せるという離れ業をやってのけた。ここは、まさしく“ザ・ワン(=唯一無二)であるジェットの勝ちとしておこう。 以上のように、【アジア人対決】を制したのは、「ザ・ワン」のジェット・リー! 来週7/16(祝・月)は24時間アクションスター列伝!これまでの【救出対決】【対テロリスト対決】【復讐対決】【逃避行対決】【ヴァンパイア対決】【アジア人対決】全6対決を振り返ります。アクションスターたちの熱きシチュエーションバトルを、もう一度ご堪能ください!■ Copyright © 2001 Revolution Studios Distribution Company, LLC. All Rights Reserved.©2001 GH PICTURES(CHINA) LIMITED ALL RIGHTS RESERVED.