離婚寸前の夫婦が漁村で愛の対話を重ねる…ヌーヴェルヴァーグの先駆となったアニエス・ヴァルダの記念碑作「ラ・ポワント・クールト」

配信作品・解説 STAFF: YK
離婚寸前の夫婦が漁村で愛の対話を重ねる…ヌーヴェルヴァーグの先駆となったアニエス・ヴァルダの記念碑作「ラ・ポワント・クールト」

目次[非表示]

  1. ラ・ポワント・クールト(アニエス・ヴァルダ 1955年 フランス)

ラ・ポワント・クールト(アニエス・ヴァルダ 1955年 フランス)

結婚生活の危機に瀕した若い夫婦が交わす観念的な会話と、彼らが訪れた漁村の村人たちの日常を、審美的な映像で交錯させる。

「ラ・ポワント・クールト/LA POINTE-COURTE」

ある漁村で生まれた一人の若い男が、バカンスのため12年ぶりにパリから故郷へ戻る。その数日後、男の妻が後を追ってくる。結婚して4年目を迎えた2人は倦怠期に陥っていて、妻は夫婦関係に終止符を打つため漁村へ訪れたのだった。夫婦が村を散歩し対話を重ねる一方、村では漁民たちが衛生検査官の目を盗んで禁漁区へ繰り出すなどいつもの日常を過ごす。そして、夫の故郷を知ることによって妻の心境に少しずつ変化が芽生える。

■出演
フィリップ・ノワレ、シルヴィア・モンフォールほか

「ラ・ポワント・クールト」(C) 1954 succession varda

この記事をシェアする

関連する記事

注目のキーワード

バックナンバー